ぷかぷか日記

映画「ぷかぷか」物語

  • 一緒に生きることで生まれた新しい価値を、たくさんの人たちと共有したい
     8月3日(土)の上映会のチラシができました。   わんどの若いスタッフに作ってもらったのですが、すごく楽しいチラシです。ぷかぷかさんたち(障がいのある人たち)と一緒に生きると生まれる楽しい世界がストレートに伝わってきます。  8月3日(土)の上映会は、相模原障害者殺傷事件を超える手がかりをつかもう、という上映会です。  事件を超える、というのは犯人の言った「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」という障がいのある人たちに対する否定的な見方と、それを支えてしまう社会の雰囲気をどう超えていくのか、ということです。障がいのある人たちとおつきあいがなければ、手のかかる人たち、社会の負担になるような人たちは、やっぱりいない方がいいか、ということになりがちです。  そういった社会の中で私たちはどんなメッセージを出していったらいいのか、ということです。ぷかぷかは「障がいのある人たちはいた方がいい」「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい」「その方がトク!」「障がいのある人たちはまわりの人たちを幸せな気持ちにする」というメッセージをホームページ、Facebook、ぷかぷかしんぶんなどで日々発信し続けています。何よりもそんな風に思える事実を作り続けています。  そこから生まれた新しい価値を、たくさんの人たちと共有したい。それが今回の上映会の目的です。  上映する作品は、ぷかぷかさんたちと一緒に生きることで、何を生み出したのかが見える記録映像です。  午前の部(10時〜12時半)で上映するのは『ぷかぷかさんカナダをゆく』(50分)と『Secret of Pukapuka』(27分)です。  『ぷかぷかさんカナダをゆく』は一昨年の秋、カナダのバンクーバーで開かれた「世界自閉症フェスティバル」に参加したぷかぷかさんたち4人の記録映画です。ぷかぷかがついに世界に飛び出し、「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい」というメッセージを世界に向けて発信したのです。『Secret of Pukapuka』の上映がそれです。  世界はどう反応したのか、『ぷかぷかさんカナダをゆく』をぜひご覧ください。  ただ、この映画はどこまでもぷかぷかさんたちのカナダ珍道中です。全く予定通りに進まなかったハラハラドキドキの旅の記録です。ここがすごくおもしろい!  エンディング、ぷかぷかさんがいることの幸せ感が、わぁ〜っと押し寄せてきます。タカサキは試写会で涙ぼろぼろでした。「障害者はいない方がいい」ではなく「絶対にいた方がいい」のです。  映画のあとは映画の編集をした信田さん、カナダに行ったぷかぷかさん、親御さん、それに高崎のトークセッションをやります。どんなお話が飛び出すか、どうかお楽しみに。  午後の部(13時半〜16時半)で上映するのは『第5期演劇ワークショップの記録映画ーほら熊学校を卒業した三人・ぷかぷか版』(60分)、『青葉区役所人権研修会の記録ーぷかぷかさんとすごろくワークショップ』(17分)、『ぷかぷかさんがいる町』(9分)。  『第5期演劇ワークショップの記録映画ーほら熊学校を卒業した三人・ぷかぷか版』は、ぷかぷかさんと地域の人たちが一緒になって芝居作りをし、最後にみどりアートパークホールの舞台で発表するまでの6ヶ月の記録です。ぷかぷかさんと一緒に生き、彼らとクリエイティブな関係を作ると、何が生まれるかが端的に見えます。彼らと一緒に生きる理由がストレートに伝わってきます。  『青葉区役所人権研修会の記録ーぷかぷかさんとすごろくワークショップ』はわずか30分くらいで区役所の職員とぷかぷかさんたちとのいい関係を作ってしまいました。人権問題の当事者といい関係を作り、彼らとしっかり向き合うこと、それが本当の人権研修会だろうと思います。   『ともに生きる社会を作ろう』とか『共生社会を作ろう』などといつまでも抽象的な言葉をもてあそぶのではなく、こうやって彼らと一緒に生きて、そこから具体的な何か、新しい価値を作り出すべきだと思います。何かにつけ、その言葉を口にする人たちの本気度が問われていると思います。  『ぷかぷかさんがいる町』は相模原障害者殺傷事件に深い憤りを覚えた上智大の学生さん(映像を勉強中)が、ぷかぷかに何度も通い、映像を撮り、自分の思いを映像で表現したものです。ほっこりあたたかな気持ちの中で、「ぷかぷかさんがいる町はいいよね」って思える作品です。   映画のあとは桜美林大学の学生さんたちに何人か登場してもらい、ぷかぷかさんたちとの出会いの話をしてもらいます。ぷかぷかさんと一緒に演劇ワークショップ、すごろくワークショップをやり、その体験を詩にまとめるワークショップをやり、その詩を元にぷかぷかさんたちが絵巻物を描き、最後に一緒に絵巻物の仕上げをしました。 その体験を語ってもらいます。相模原障害者殺傷事件について突っ込んだ論説を書き続けてこられた神奈川新聞の成田記者にコーディネーターとして入ってもらい、学生さんたちの話が相模原障害者殺傷事件を超えるためにどのように位置づけられるのか、といった話をしてもらいます。  映像の中で見えるように、ぷかぷかは事件を超える社会をすでに実現しています。あとはこれをもっともっと社会の中に広げていくことだと思います。事件を超える社会を作るのは、それほどむつかしいことではありません。 「彼らと一緒に生きていきたい!」「その方がトク!」 って思う。ただそれだけです。それだけで、あの映像から見える社会が実現できるのです。  そのためには彼らといい出会いをすることです。上映会のあと、ロビーでぷかぷかさんとの握手会をやります。 「あっ、ぷかぷかさんの手、あったかい!」 っていう、素敵な出会いがあるかも知れません。スマホ持ってる人は、ぜひテラちゃんに持たせてください。すぐにFacebookの友達になれます。  今回の上映会には、相模原障害者殺傷事件について全く関心のない方にこそ来てほしいと思っていますので、入場料は思い切って無料にします。事件に関心のある方は、まわりで、「私には関係ない」と思っている人たちにぜひ声をかけてください。  映像の制作費、ホールの会場費などは実際にお金がかかりますので、会場でカンパをいただけるとすごくうれしいです。でないと、ぷかぷかがつぶれます。ぜひご協力ください。  当日来られないけど、企画には賛同するのでカンパだけしたいという方はぜひ下記口座へお願いします。 ●郵便振替口座 口座記号 00260-4  口座番号 97844         加入者名 NPO法人ぷかぷか ●ゆうちょ銀行 NPO法人ぷかぷか 記号:10230  番号:19645501  ●横浜銀行 NPO法人ぷかぷか 理事長高崎明         支店名 中山   口座番号 1866298
  • ぷかぷか上映会
    明日、8月4日(土)はぷかぷか上映会です。 当日ふらっとお立ち寄りになっても大丈夫です。 こんな4本の映像を上映します。 第一部 「第一期演劇ワークショップ記録映画」 芝居作りを通して人と人との新しい関係を築いていくワークショップです。ぷかぷかでは四期に渡って行なってきましたが、これはその第一回目です。オペラシアターこんにゃく座のオペラ「森は生きている」をオマージュし、ぷかぷか風にお芝居を作り上げました。こんにゃく座の素朴で美しい歌と物語と、ぷかぷかさんたちの愉快な表現が合わさってできた「森は生きている〜ぷかぷか版〜」の記録です。 第二部 「第四期演劇ワークショップ記録映画」 最新の演劇ワークショップの記録です。四期目に挑戦したのは宮沢賢治の「注文の多い料理店」。シンプルな構成のお話ですが、実際に演劇の形にしてみると小道具がたくさん必要で、場面の切り替えも多く、一筋縄にはいかない作品でした。本番の舞台裏でドタバタしながらなんとかつなぎとめた演劇。初公開の記録映像です。 「プロモーションビデオカナダ版」 ぷかぷかを紹介、宣伝するために作っていただいた映像です。文字だけで語るよりも立体的にぷかぷかの良さが伝わってきます。「カナダ版」というのは、カナダのイベントで上映する機会があったため、もともと日本語だった映像に英語の字幕をつけたものです。日本で上映するには日本語でも十分ですが、英訳するにあたってぷかぷかを語る言葉の一つ一つがより磨かれ、国境を越えて伝わるのはどんな感じかな?とわくわくするような映像です。 「ぷかぷかさんのいる町」 新聞記事でぷかぷかを知った大学生の石井さんが作ってくださった映像です。相模原障害者殺傷事件を受け、事件への思いを形にしようとぷかぷかを撮影してくださいました。大学生の目に、ぷかぷかがどのように映ったのでしょう。 映像をもとに、相模原障害者殺傷事件を超えるにはどうしていけばよいのかを考えるのが今回の上映会の大きなテーマです。事件の原因は、被告の特異性、施設の環境、社会の優生思想など様々な意見を耳にしますが、福祉の仕事に携わってまだ数年の私にはそのどれもが模範解答に聞こえ、自論を展開するに至れずにいます。ただ一つ言えるのは、障がいのある人もない人も同じ人間であること。 私が初めて障がいのある人と本格的に関わったのは4年前の第一回の演劇ワークショップでした。 一見不可解に思えた言動も、耳を澄ますと案外おもしろいことをしゃべっているなぁということが分かりました。 うまくお話しができるか不安でしたが、向こうからいろいろ話しかけてきてくれました。 恥ずかしがらずにのびのび演技する人、素晴らしい才能だなと思いました。 少し恥ずかしいけど頑張っている人、私と一緒かなと思いました。 どんな人なのかが分かればいつの間にか打ち解けている。私と一緒でした。 映画を見ると、障がいのある人たちがどんな日常を送っているのかが分かります。 この上映会は、ぷかぷかを大切にしてくださっている方々はもちろん、ぷかぷかを知らなくても福祉に興味のある人、事件を受けて一歩踏み出したい人、そんな方々の背中を押す機会になるのではと思います。
  • ぷかぷかの映画の自主上映をお願いします
     ぷかぷかの映画の自主上映をお願いします。上映をお願いしたいのは以下の3本です。 プロモーションビデオ第1弾(5分) www.youtube.com プロモーションビデオ第2弾(15分) www.youtube.com   第3期演劇ワークショップの記録映画(38分) ここに貼り付けてあるのは映画の宣伝ビデオ(3分) www.youtube.com   みんなが心ぷかぷかになると…  この映画を見ると、ぷかぷかの自由な空気感がどういうものか、よくわかります。ぷかぷかの空気感は社会を心地よくします。この自由で心地よい空気感こそ、障がいのある人たちと一緒に生きる理由です。   「彼らと一緒に生きていきたい」と思ってぷかぷかを立ち上げたのですが、そういうスタンスが、このなんとも心地よい空気感を自然に生み出したのだと思います。「彼らと一緒に生きる」という関係性、ただそれだけでこの空気感が生まれています。ですからむつかしいことでもなんでもないのです。「彼らと一緒に生きよう」と思うかどうかだけです。  障がいのある人たちの存在を真っ向から否定した相模原障害者殺傷事件。そして、それを生み出した社会。  それに対して、プロモーションビデオ第2弾は「あの事件はけしからん」と議論をふっかけるのではなく、「ぷかぷかの空気感」を黙って差し出しています。演劇ワークショップの記録映画は、彼らと一緒に生きていくことで生まれる楽しさ、豊かさをしっかり見せてくれます。プロモーションビデオ第1弾は「一緒にいると心ぷかぷか」といっています。   みんなが心ぷかぷかになると、社会はそこから少しずつ変わっていきます。みんなが生きやすい社会に変わっていきます。障がいのある人たちを否定しないような社会に変わっていきます。  みんなが心ぷかぷかになるために、ぜひぷかぷかの映画の自主上映(高崎のお話付き)をやってみて下さい。    どうして自主上映なのか  自主上映というのは、映画館に行ったり、どこかの上映会に行くのではなく、自分で上映会を企画し、会場を借り、宣伝チラシを作り、お客さんを集め、上映することです。お金がかかります。ぷかぷかの映画の場合は上記3本で3万円です。それに会場費、宣伝費などを入れるともう少しかかります。そんなにお金のかかる、面倒くさいことをどうしてやるのか。   ひとことで言うと、自主上映は自分を磨き、自分を豊かにするからです。   ぷかぷかの映画を人に見せたい、ということは、ぷかぷかのことをたくさんの人に知って欲しい、ということです。どうして知って欲しいのか、そのためにはまず、ぷかぷかって自分にとってなんなのか、それを一生懸命考えます。そうするとどうしてたくさんの人に見せたいのかが見えてきます。  どうしてぷかぷかが好きになってしまったのか、何がきっかけだったのか、それを一生懸命思い出して下さい。  ホームページやFacebookページを見ても楽しいよね、心癒やされるよね。どうして楽しいんだろう、どうして心癒やされるんだろう。それを考えてみて下さい。  いろいろ考えたことを、来てほしい人たちにしゃべります。宣伝のチラシに書きます。FacebookやTwitterで発信します。  そうやって考えたり、しゃべったり、書いたりすることが自分を磨き、豊かにします。   ぷかぷかのヒミツ   社会の中ではなんとなくいやだなぁ、と嫌われている障がいのある人たちが、ぷかぷかで働いていると、「彼らのこと好き!」とか「彼らのファンです」という人が次々に現れます。どうして障がいのある人たちのこと、好きになってしまうんだろう。ここにぷかぷかのヒミツがあります。  社会の多くの人は「障害者はいろんなことができない」「役に立たない」「社会のお荷物」などと否定的に考えています。でもぷかぷかで働いている障がいのある人たちを見ていると、とてもそんなふうには思えません。どうしてそんなふうに思えないんだろう。ここにもぷかぷかのヒミツがあります。  ぷかぷかのヒミツとは何か。それをぜひ映画を見ながら考えてみて下さい。  ぷかぷかのヒミツは障がいのある人たちと私たちの新しい関係を提案しています。その関係は、多分、私たちを救います。いつも「支援」の対象になっている彼らが、私たちを「救う」のです。   気づきの共有   自主上映は、ただ映画を上映して終わるのではありません。上映後、気がついたことをみんなで話し合います。いろんな人が気づいた、様々な異なる気づきをみんなで共有します。気づきの共有です。そうすることで、更に新しい気づきがあります。  上映会後の話し合いには高崎も参加しますので、ぷかぷかのヒミツなど、わからないことはなんでも聞いて下さい。ヒミツの共有ができます。   たくさんの人たちとの出会い  自主上映の準備をしていく中で、たくさんの人たちと出会います。同じ地域にこんなすてきな人がいた、こんなおもしろいことをやっている人がいた…地域がこんなにも豊かだったことの発見。地域で生きることが楽しくなります。たくさんの出会いは、自分の幅を広げ、豊かにします。そうして何よりも、誰かと出会うところから新しい物語がはじまります。   みんなで動き出すー新しい物語のはじまり  映画見て、高崎の話を聞いて、ああよかったよかった、では何も変わりません。みんなのエネルギーを注ぎ込んだ上映会が、もったいないです。  大事なことは、上映会をきっかけに社会が少しでも心地よくなるよう、障がいのある人もない人も、お互いが少しでも生きやすい社会になるよう「みんなで動き出す」ことです。  自主上映の中でいろんな人たちと出会い、今度はこれをいっしょにやってみよう、となれば、そこから新しい物語がはじまります。みんなが動き出せば、物語はどんどんふくらんでいきます。  物語を紡ぐこと、それは自由で、心地よい社会を作り出すための最初の一歩をみんなで踏み出すことです。    どんなわくわくが待っているか、さぁ、新しい物語の始まりです!       上映経費   上映するための経費は3万円です。このお金は演劇ワークショップの運営費と記録映画製作の経費になります。高崎はボランティアで話をしにいきます。もちろんお金に余裕のあるところは講演料を払っていただけるとうれしいです。遠いところは交通費をお願いします。   問合せ  NPO法人ぷかぷか事務所 045-453-8511        pukapuka@ked.biglobe.ne.jp 高崎まで   先日の上映会のチラシ。これを元に、近々自主上映で使えるチラシ作ります。日時、場所、チケットの値段、問合せ先などは空白にし、自主上映する人たちが自由に書き込めるようにします。チラシの裏は自分たちの思いをめいっぱい書いて下さい。        
  • 未来に向けて小さな希望が持てるような明るい話し合いができたら
     6月17日(土)みどりアートパークで演劇ワークショップの記録映画と新しいプロモーションビデオの上映会をやります。 ●鮮明なチラシは下記をクリックして下さい。サイトの中にあるダウンロードボタンをクリックすると鮮明な大きなチラシが出てきます。 6月17日上映会 - 「カフェベーカリーぷかぷか」「ぷかぷかカフェ」「おひさまの台所」「アート屋わんど」      午前中は第一期演劇ワークショップ(2015年6月〜11月)の記録映画『ぷかぷか』、午後は新しいプロモーションビデオ『いっしょにいると心ぷかぷかⅡ』と第三期演劇ワークショップ(2016年8月〜2017年1月)の記録映画『ぷかぷかⅡ』を上映します。  映画『ぷかぷか』はぷかぷかで働く障がいのある人たちと地域の人たちが月一回集まって6ヶ月かけて芝居作りをしたときの記録映画です。作った芝居はみどりアートパークのホールの舞台で発表しました。  第一期の演劇ワークショップに参加した地域の人の感想にこんな言葉がありました。    「あんなにも心の底から楽しい〜って思えたのは久しぶりです。」    「心の底から楽しい〜」って思えることなんて、なかなかないことです。演劇ワークショップは、障がいのある人たちと、そんなふうに思える関係を、一緒に芝居を作っていく中で作り出しました。「なんとなくいや」とか「こわい」とか社会から排除されがちな障がいのある人たちと「心の底から楽しい〜」って思える関係を作ったことは、ワークショップの大きな成果といっていいと思います。これは障がいのある人たちの置かれている社会的状況に希望をもたらします。彼らだけでなく、時代の閉塞感の中で息苦しい思いをしている私たち自身をも救ってくれる気がしています。  どうしてそんな関係ができたのか、映画はそれを淡々と伝えてくれます。  演劇ワークショップというのは、みんなでお芝居を作っていく作業のことです。演出家が決めたとおりにやる芝居ではなく、みんなで「あーだ」「こーだ」といいながら作っていく芝居です。その「みんな」の中に、障がいのある人たちもいます。そして「みんな」はどこまでも「フェアな関係」です。  「フェアな関係」になると何が見えるのか。そして何ができるのか。   社会の中では、あれができない、これができない、と蔑まれている彼らが、一緒にワークショップをやってみると羨ましいほどの自由さと、とんでもない表現力を持っていることに気づきます。「フェアな関係」だからこそ、気づくのです。そうやって彼らとあらためて出会うのです。  そんな風に出会った彼らは、もう何かをやってあげるとか、支援するような対象ではありません。一緒に新しいものを創り出す、クリエイティブな仲間なのです。「フェアな関係」だからこそ、そういう新しいものを一緒に創り出す仲間になることができます。  そうしてみんなでみどりアートパークホールの舞台に立ちます。   これが演劇ワークショップが創り出した新しい「文化」です。障がいのある人たちを排除する「文化」に対する、新しい「文化」です。社会を豊かにする「文化」です。それを映画はきっちりと見せてくれます。      午後は新しいプロモーションビデオを上映します。ビデオを制作した信田さんの思いです。 pukapuka-pan.hatenablog.com    上映会のあと、相模原障害者殺傷事件のことを話題にしたいとは思いますが、優生思想云々とかいった大きな話ではなく、私たちに実際にできる小さな話をしたいと思っています。日々の暮らしの中でできることです。  ぷかぷかに子どもと一緒にいつもクリームパンを買いに来ていたオーヤさんは、バスや電車の中で知ってるぷかぷかさん達に会ったら、「おはよう、元気?」って声をかけるのだそうです。そうすることで、「バスや電車の中の雰囲気が変わるでしょ」って言います。  そういう小さなことを日々積み重ねていくことで、社会は少しずつ、お互いが気持ちよく生きていける社会に変わっていくのだと思うのです。  ですから上映会のあとは、相模原障害者殺傷事件に関する重い話をするのではなく、私たち一人ひとりができる小さなアイデアを出し合うような、未来に向けて小さな希望が持てるような明るい話し合いができたら、と思っています。ぜひお越し下さい。            
  • ゆうたくんと三人で素敵な人生を歩んでいるんだなと思いました。
     先日ぷかぷかの見学に来られた埼玉県戸田市の川島庸さんが映画『ぷかぷか』上映会のお知らせをFacebookでシェアしてくれました。こんなうれしいコメントがついていました。お二人が見たのは第3期演劇ワークショップの記録映画の試写版です。   ●●● 妻と二人で試作版を少しばかり拝見させて頂きましたが、それだけで涙が溢れて止まらないんです。 つまり感謝に他なりませんでした。 このような場を作ってくれて、ひととしての存在価値の証明をしてくれていて、本当にありがとう。 本当に愉しくて愉快なのです。 たくさんの方々にこの愉快な世界に関心をもってもらいたいのです。 彼らの突き抜けた表現は、はちゃめちゃで、時に私たちを果てしない宇宙へと連れていってくれるファンタジーになり得ます。 そのファンタジーを楽しむ心をみんなにおすそ分けしてくれるために、彼ら彼女らはこの地球に現れてくれたのかも知れない。 そしてそれを本当に楽しんでくれる大人たちが、本当に愉しい芝居を作られた。そしてそれをまたたくさんの方々に楽しんでもらい今また映像化されより、さらにたくさんの方々に今度は映画での観る体験をする機会をつくられた。 その事実に僕は嬉しくて涙が止まりません。観ないと、そしてこの愉しさを知らないと 人生損です。 pukapuka-pan.hatenablog.com ●●●   見学に来られたときの話をブログにアップされています。 ameblo.jp  お母さんのブログはこちら ameblo.jp   お二人ともいいセンスですね。  見学に来られたとき、息子さんのゆうたくんといっしょに食事されていましたが、ゆうたくん、ちっともじっとしていなくて、なかなかの大物でした。それでもお父さんとお母さん、ゆうたくんといいおつきあいをしながら、しっかり私と話をしました。ゆうたくんがそばにいて大変という話はひとこともありませんでした。  ゆうたくんと三人で素敵な人生を歩んでいるんだなと思いました。ゆうたくん、なかなかの大物で、多分いろいろ大変なことがあるのだと思いますが、お二人の雰囲気はその大変さをちっとも感じさせなくて、ゆうたくんとの日々が楽しくてしょうがないといった感じでした。ゆうたくんとの人生、楽しいよ、っていっぱい発信して欲しいですね。マイナスイメージの多い障がいのある子どもと、こんな楽しい人生を送ってるっていうメッセージは、みんなに希望をもたらします。    そういえば昔『うまれる』という映画の中で、重度の障がいを持ったお母さんが「おお、よく来たよく来たって、受け止めましたね」って子どもが生まれたときのことを話していて、トラちゃんを中心にした三人の人生は輝いていました。     目の前の子どもが好き! 障がいがあっても好き!という気持ちが大事なんだと思います。それが人生が素敵なものになるかどうかを決めるんだ、とゆうたくん一家やトラちゃん一家を見ていて思います。私も障がいのある子どもに惚れ込んだばっかりに人生が100倍くらい楽しくなったと思っています。  障がいのある人たちのことが好きになると、人生が素敵になる。いい話だと思いませんか?
  • 映画の中の彼らは、もう、「あれができない、これができない、役に立たない人たち」ではありません。
     映画『ぷかぷか』を上映します。第一期と第三期みんなでワークショップの記録映画です。日時は6月17日(土) 10時は第一期みんなでワークショップの記録映画、13時半は第三期の記録映画と、新しいプロモーションビデオ。場所はみどりアートパークホールです。  どうしてこの映画を今上映するのかというと、相模原障害者殺傷事件を超える社会をどうやって作っていくかの手がかりをつかみたいからです。事件の容疑者は「障害者はいない方がいい」とか「生きている意味がない」などと言いました。「それはちがう」「間違ってる」と言葉で反論するだけでは、容疑者のような人間を生み出した社会は変わりません。社会を変えないと、また同じような事件が起きます。横浜市瀬谷区で障がいのある人たちのグループホームの建設計画が住民の反対でつぶされた事件がありましたが、「障害者はここに来るな」「ここに住むな」という主張は容疑者の言っていることと本質的には変わりません。障害者はなんとなくいや、理解力が低い、生産性が低い、社会の負担、と考える人は多いと思います。  そんな中で、社会をいい方向へ変えるにはどうしたらいいのか、ということです。  それはやはり「障がいのある人たちはこの社会にいた方がいい」「障がいのある人たちは生きてて意味がある」という言葉に共感する人を増やすことだろうと思います。そのためには「この社会にいた方がいい」「生きてて意味がある」と誰もが思えるような事実を作り出すことだと思います。  ぷかぷかは街の中に障がいのある人たちの働くお店を作り、「ぷかぷかが好き!」「ぷかぷかのファンです」という人たちをたくさん作り出してきました。それはお店で彼らと出会い「彼らはこの社会にいた方がいい」「彼らは生きてて意味がある」と思った人たちです。そういう人たちを増やすことで、ぷかぷかのまわりの地域社会を少しずつ変えてきました。  映画『ぷかぷか』は障がいのある人たちと地域の人たちがいっしょに芝居作り=演劇ワークショップをやった記録です。あれができない、これができないといわれている人たちと、いっしょに新しい芝居を作ったのです。彼らを「支援」するとか、「やってあげる」関係ではなく、どこまでもフェアに向き合い、いっしょに作りました。  彼らといっしょにやる芝居作りはほんとうに楽しいです。楽しいだけでなく、作り出す芝居の幅が彼らがいることでグ〜ンと広がり、彼らは本当になくてはならない存在です。  「障がいのある人たちは社会にいた方がいい」そのことがよく見える映画です。新しいものを創り出す活動の中で「障がいのある人たちがいた方がいい」と思えることは、障がいのある人たちとの関係に新しい希望、新しい可能性をもたらしたと思います。彼らといっしょにやった演劇ワークショップは、そういった新しい希望と可能性を生み出したと言っていいと思います。  映画の中の彼らは、もう、「あれができない、これができない、役に立たない人たち」ではありません。彼らがいなければ、芝居作りが成り立たないほどの存在なのです。              
  • こんな心があたたかくなることがあるから、ぷかぷかの人たちと舞台に出たいって思う
     表現の市場前日にhanaちゃんと一緒にワークショップに参加、なんの違和感もなく舞台に立った花岡さんの感想。 ameblo.jp  花岡さんは第一期のワークショップの記録映画『ぷかぷか』を見て感動し、以来何かとぷかぷかと関わり、第二期ワークショップではhanaちゃんと参加し、舞台にも一緒に立ちました。今期はなかなか都合がつかなくて参加できなかったのですが、前日にようやく参加。大丈夫かなと心配していたのですが、花岡さんもhanaちゃんもなんの違和感もなく入ってきて、当たり前のように本番の舞台に立ちました。  花岡さんもhanaちゃんも、ワークショップの場に慣れていたことと、ぷかぷかが当たり前のように二人を受け入れたことが大きかったと思います。  二人はトラグループに入ったのですが、何も教えないのにhanaちゃんは「アルゴリズム体操」のグールグルをすぐにやっていました。hanaちゃんは参加者の中ではいちばん重い障がいを持った子どもですが、グールグルをすぐに始めたhanaちゃんを見ていると、障がいが重いってなんなんだろうという気がします。この子にはわからないんじゃないかっていう雰囲気のhanaちゃんですが、その場で何をやっているかはちゃんと察知して、気がつくとこんなことやっていました。隅に置けない人だと思いました。    舞台の袖で出番を待っているhanaちゃん。緊張しています。    リハーサルの舞台。お母さんと一緒にちゃんと舞台に立っています。    重度の障がいを持った子どもと一緒に、こんなふうに楽しく立てる舞台がぷかぷかの舞台だと思います。 
  • ぶんぶんマルシェと映画『ぷかぷか』の上映会
     明日緑区役所で「ぶんぶんマルシェ」と映画「ぷかぷか」の上映会がおこなわれます。  「ぶんぶんマルシェ」は緑区内の福祉事業所の自主製品を売るのですが、みんなでぶんぶん元気に自主製品を売りまくろう、というイベントです。街の中で本当に売れるものを本気で作っていかないと、福祉事業所はどんどん社会から取り残されていく気がしています。  福祉事業所の自主製品を「障がいのある人が作ったものだから買ってあげる」から「いいものだから買う」というところへシフトしていこう、というわけです。  「いいものだから買う」というのは、「お客さん目線」で「いいもの」という評価を受けるところから生まれます。ですから何か商品を作るとき、それが「お客さん目線」でほんとにいいものと思っていただけるかどうか、というところを大事にしようというわけです。  「いや、うちはみんな障がいが重いから、そんなの無理」と言ってしまえば、話はそこで終わりです。それでも尚、彼らのいいところ、いい味が出せるような商品を目指すかどうかです。そんな「志」がどこかに見えれば、お客さんは敏感に反応します。「志」とはそういうものだろうと思います。  「うちは福祉だからそんなことが関係ない」という話もよく聞きます。いいものを作って、お客さんに喜ばれれば、それは商品を作る利用者さんの励みになります。利用者さんの日々が充実してきます。笑顔が増えます。職場が明るくなります。職場が明るくなれば、更にいいものが生まれます。  「お客さん目線でいいものをつくる」というのは、そういった好循環が生まれるということです。  「ぶんぶんマルシェ」がそういったことのきっかけになれば、と思っています。    映画「ぷかぷか」はぷかぷかのメンバーさんと地域の人たちがいっしょにやった演劇ワークショップの記録映画です。障がいのある人たちと一緒にやると、こんなに楽しい豊かなものが作り出せるということが伝わってくる映画です。地域社会に新しい文化をもたらしていることが評価され、昨年12月、読売福祉文化賞を受賞しました。  「読売福祉賞」ではなく、「文化賞」とつけたところに、この賞の意味があります。つまり、福祉は「施し」を受けるものではなく、新しい「文化」を生み出すものだ、という認識です。それは映画を見ればわかります。  区役所主催なので、入場料は無料です。来ないと損!です。 http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?ぶんぶんマルシェ    
  • 「ぷかぷか」困ったときに思い出 す、幸せのおまじないにしたいと思います。
     月2日(土)に松本神宮寺で、4月3日(日)に佐久市の市民創練センターで映画『ぷかぷか』の上映会がありました。佐久市ではなんと200名ものお客さんが来てくれました。佐久ライオンズクラブの主催で、入場料は無料。すばらしい社会貢献だと思いました。佐久ライオンズクラブはふだんから様々な形で障がいのある人の支援をやっていて、昨年は小海線の列車を貸し切って、障がいのある人たちに高原の旅をプレゼントしたそうで、スケール感がちがうなぁと思いました。  映画の感想がたくさん集まりました。佐久ではアンケートの回収率が59%もあったそうです。いろいろ伝わるものがあったのだろうと思います。 《松本上映会》 ◆出演している皆さんが明るい。充実した3時間でした。障がい者という枠を考えることがなかったです。 恥ずかしがり屋の人が表現する番に来た時も、あせらせないで待ってあげたのが良かったと思います。地域の人の優しさに 支えられているのですね。健常者と障がい者の違いって何かと感じました。 よい映画を見せていただき、ありがとうございました。ぷかぷかパンを食べてみたいです。 ◆「障害」はどっちなんだろう。自由に表現できるメンバーたちが世の中的には「障害者」と呼ばれ、表現に不自由な人たちが 普段は「健常者」と呼ばれ、「障害」も4「支援」も存在はしている。でも、それはその時その時で入れかわっている、と思います。 今日の映画でさらにその思いを強くしました。 高崎さんの「お金は使いよう」も心に残りました。 メガネをかけた小柄な女性メンバーの変化をていねいに追っているところ、彼女のゆっくりだが着実な変化に心打たれました。 辻くんのヨイトマケの唄、すごくよかった!! ◆ 一番心に残ったのは、辻くんです。トークショーのときの宮沢さんの「支援」という言葉がイヤ、というのが心に残りました。 ◆死にたい病を克服していく姿、ほんとに何の言葉もいらないと......ほんとに自然体で完成していた。 字幕が消えるのが早すぎて読むのが大変で間に合わなかった。私も知的障害者のCHにて支援しています。ぷかぷかのファ ンになりました。地域の理解は一番ありがたい事です。助けられています。 ◆ 障がい者の枠に入っていなくても、働かない者、ひきこもりの方が多い現代日本。私は障がい者とそうでない者の違いや 区別がよくわからないのですが、この映画が働けない社会に出てゆけない者達が生き続ける為のヒントになればと思ってい ます。緊張を取り除くワークショップと最後のお二人のトークが参考になりました。パン屋さん、是非訪れたい。「ぷかぷか」と いう音、響きもいいですね。 ◆すばらしいお仕事をされて感動しました。私も福祉の仕事をしてきたので、皆様(出演者・制作者・協力者)のご苦労に、本 当に尊敬の念が高まっています。 ◆楽しくて、おもしろかったです。やさしくなれます。 ◆ 今日の日は松本市内の多数の障がい者施設が春休み中と思われますので、もっと広く障がい者施設の方へPRのチラシ を配られるとよいかな~と思いました。障がい者本人達は休日の時間を退屈でもてあましていると思われますので。 共演者 の女性が「なんだかすごく楽しいんだよね」という言葉に私もほんとうにそうだなって、彼等彼女達と関わっていると自分の気 持ちが開放されてるのが嬉しくて、これからもずーっと続けていければと「ぷかぷか」を観て強く思いました。    《佐久上映会》  ◆みんなが明るく楽しみながら行動している姿に感動致しました。教育ではなく、みんなが個性を活かし、お互い成長してい る姿、すばらしい事です。私も参加したくなりました。感動をありがとう。 ◆ 自由に自分自身であることが認められていて、生きやすさを感じます。マイナスではなく、プラス方向はみんな元気にしてく れる。ぷかぷかのメンバーのみなさんが生き生きしていてすばらしい。 ◆自立と共生の映画に感動です。ぷかぷかの皆さんの自立とそれ以外のみなさんの共生が無理なく違和感なく支え合って 生きていける自然体の社会が出来たら素晴らしいですね。 ◆ 障がい者が「ぷかぷか」と呼ばれる日が来ることを願っています。 トークでぷかぷかの皆さんの「一生懸命さに心打たれました」というフレーズにとても共感しました。 スーパー、コンビニで会話をしなくても買い物ができてしまう、という不思議な光景が当たり前になっているが、全く同感です。 人と人とのつながり、ご縁ですね。佐久での上映会、盛会でおめでとうございます。   ◆ホッとした気分です。 ◆すばらしかったです。考えさせられることが多くありました。 ◆宮沢先生の同級生のお母さんから誘われました。劇団四季のようなできあがりに驚きでした。楽屋裏の一人一人生き生き 捕らえられており、楽しく見させていただきました。地元に素晴らしくご活躍されている方、初めてお目にかかりましたが、誇り に思います。ご健闘をお祈りしています。今日はありがとうございました。 ◆みんなどんどん生き生きしてきて、ワークショップの力が偉大だと思いました。創造力の豊かさを感じます。  ◆感動しました!淡々とした映像から熱い思いが伝わってきました。ぷかぷかさんの生き生きとした姿が素晴らしい!あけみ さんのゆったりした目線、心が伝わってきて、私ももっとゆったりした心を!!と思いました。ありがとうございました。 ◆一人一人の笑顔、それぞれの役に取り組む姿、感動しました。共に生きる、そんな姿でした。大変良かったです。 ◆演じている方々の顔がとても明るく、私もミュージカル大道具をやっていた事があるので、とてもよい場がそこにあった事が わかります。ワークショップの手法もとても為になりました。ありがとうございました。 ◆すばらしい活動に頭が下がりました。何回ものワークショップを通して、障がい者の皆さんが生き生きと輝き、自らのおしば いを創り上げていく様子は感動的でした。まーさんが生きがいを見つけていく過程、ドラマのようなことが本当に起こるんだ! 人は基本的にリズムと音楽が好きなんだなあと再認識しました。ドキュメントのあと、ステージ発表を見たら、もっと感動したの にな、と思いました。 ◆とても楽しかったです。自分の表現をするには、心が自由でないと......。自分はなかなか自分のリミッターをはずせないな あと思いました。そして、ワクワクしながら待つことの楽しさを久しぶりに思い出しました。私はよくばりなので、今よりもっと幸 せになりたいと思っています。彼らは、私が幸せになるヒントをたくさん教えてくださってます。「ぷかぷか」困ったときに思い出 す、幸せのおまじないにしたいと思います。「ぷかぷか」にパンを食べに遊びに行きたいという小さな(大きな?)楽しみができ ました!! ◆心がホッとした時間ができました。毎日をゆっくり暮らしてゆきたいです。 ◆たくさん笑ってちょっぴり泣きました。やさしい気持ちを思い出しました。 ◆ 友人にさそわれ来てみました。とても楽しく見せてもらいました。障がいもあっても、すごくまわりを明るくさせてくれる何か あたたかなものを感じさせてもらいました。今、こんな時代、ゆっくりでいい、そのままでいい、合わせなくていいってことをおし えてもらっている気がします。 ◆すばらしいミュージカル有難うございました。スタッフの皆様と熱意でこんなにも生き生きと生活できること、ほんとうに感動 しました。今後も発展されますこと、心よりお祈りします。佐久市出身でこんなすばらしい方がおられた事、うれしく存じます。 がんばれ! ◆ぷかぷかさんの優しさが伝わってくる映像でした!おいしいパンと出演者にも会いたかったなあ。 ◆ほんとうによい映画をみさせて頂きました。ありがとうございます。「ぷかぷか」さんたちが一心にがんばる姿に心を打たれ ました。 ◆ 映画の中で誰が障害者なのかわからなかったです。それほど一体化していました。底抜けに明るい雰囲気でした。音声が 聞き取りにくいところがあり、残念でした。   ◆新聞で知り、上田から来ました。来てよかったです。 共生、すごいことですね。感激しました。ぷかぷかのパンを食べてみたくなりました。「もっとゆっくりすると......彼らが教えてく れた!」という監督の言葉が印象的でした。大事にかみしめていきたいと思いました。彼らを社会に合わせるじゃなくて、彼ら に合わせると私たちが豊かになる!社会の財産......何かすごいことをお聞きできました。ありがとう! 監督のトーク、楽しかったです。思い出して2倍楽しみました。 ◆ぷかぷかの出演者は、健常者である。明るくくったくなく、素晴らしい。作られた演技ではなく、全く自然だった。いい作品 だった。共生の輪がもっと広がることを祈る。 ◆ワークショップ、最初のころからみんなの表情がどんどんいきいきと楽しそうに変化していくのがよくわかった。みんなの表 現力の素晴らしさに感動。 芝居という実践を映像を通し広められる内容だと思います。ビデオ作品が現場音、インタビュー、 テロップにより構成されていますが、見る側とすれば、ナレーションが入るとよりわかりやすいのではないかと感じました。(現 場音、テロップだけの構成のむずかしさを感じます。)映像を通し、彼らの成長、社会参加、個性の伸長が感じ取れました。 ◆良かったです。障がい者の方々と一緒に暮らせる町づくりができるといいと思います。劇って、出演者を自由にする力があ るのかな。この劇、映画で発見したことがたくさんありそうです。トークもよかったです。高崎さんと監督の大らかさもとっても好 感が持てました。 ◆障がいがあってもなくても、人としての可能性、未だ見ぬ能力がたくさんありますが、ワークショップをやることでお店でも見 られなかった能力、才能が見いだされ、健常者も含めて心温かな映像を拝見しました。包み込む社会、人として生まれて心豊 かに共に生きていきたいですね。 ◆ワークショップを通して徐々にみんなが感情を表出し、イキイキしてきて、見ている私も笑顔になったり、ホッとしたりしまし た。以前、近くに住んでいたのに「ぷかぷか」を知らなかったので、損しました。近くに今度行くことがあったら、是非行きたいと 思います。 ◆ 一人一人の得意なことと、役が合っていてとても楽しく見させていただきました。自分も含め、まだまだ地域が障がいの方 を知らないということを感じました。彼らの良いところを、活動につなげるアイディアを見つける人材も貴重だと感じました。い つかぷかぷかパンを買いに出かけたいです。 ◆一言で言えないくらいすばらしい物をいただきました。ワークショップに一緒に参加しているような気持ちになってみていま した。世の中せわしすぎますよね。ぷかぷかの人たちのペースでいけたら、もっともっとよくなると思います。パンのおいしさだ けではないという言葉、その通りと思うし、もっともっと障害者と言われている人たちとまじわらなくてはいけないことです。 私は約7年養護学校の生徒さんと電車で一緒になりましたが、いつも電車のなかでは、とても遠慮して乗っていて、他の高校 生がいばって関にすわっているのをみて残念でした。この映画、もっともっと上映の機会がつくれたらいいですね。本はない のでしょうか?高崎さんのこととか、ぷかぷかのこととか。私は重症心身障害者の施設で4年働き、この人たちを障がいで何 もできないと片付けてしまう状況にずっと疑問をもち、今もって答えはでていないのですが、お二人のトークもとてもよかったで す。残しておきたいです。 ◆ みんな自由な発想で楽しそうにやっていて非常に良かった。我々GENでも先日同じような事をやったばかりですが、GEN は知り合いばかり!でもぷかぷかのメンバーは初めて会う人も多い。まず友達になる事から始めたことは大変なことだと思い ました。スゴイ!それと、6ヶ月で完成したことは、もっとスゴイです。 自分も障がいをもった子供を育てているので、とてもよ かったです。ためになりました。 ◆大変心温まるひとときでした。「ぷかぷか」の意味、言葉、多くの方に広まるとよいですね。 ◆ 支えの層の厚さ(劇団・音楽などのプロ)がさすが都会だと思いました。私たちの地域でバリアフリー音楽サークルGENを 立ち上げ10年。障害があってもなくても、楽しく表現活動をというコンセプトで活動し、昨年は発表もしてきました。「ぷかぷか」 は、作業所を中心に個々の課題を把握した上で、ゆっくり、個の支援を位置づけているところ、すばらしい。様々な面でとても 参考になりました。 ◆よい指導者(専門性もあるのかな)が、彼等の持っている性格?個性?をゆっくり引き出しながらやっている。待っている姿 勢(時々いそぐ面もありましたが)が彼等のゆっくりとした行動では時間がかかっていると思う。実際、私も以前に取り組んだこ とがあったため、嬉しくもあり楽しさが伝わってきました。これからも続けてください。おつかれさまでした。 ◆「ぷかぷか」の有り様がとっても心に落ちました。管理しないことでの素直な接客が、人を呼ぶことにもなるほどな、と思いま した。 ◆ 大変心に残りました。これからの自分の心のありかたを考えさせられます。ありがとうございました。 ワークショップがとて も楽しそうでした。  
  • いのちの伝承
     映画『ぷかぷか』が4月2日(土)は松本に神宮寺で、4月3日(日)は佐久市で上映されます。 pukapuka-pan.xsrv.jp     神宮寺の和尚・高橋さんは1991年の全国ボランティア研究集会関西集会の分科会で「平和」をテーマにしたワークショップを企画し、その進行役として私と阿木幸夫さんを呼んでくれました。ボランティア研究集会という福祉だけが語られる集会に《平和》というテーマを持ち込んだことは、今考えてもすばらしい試みだったと思います。平和あっての福祉なのに、その福祉の世界で《平和》が語られないことは、とてもおかしい気がします。  あの頃、湾岸戦争の地上戦が始まるのではないかという不安感があり、緊張感あるワークショップになりました。二泊三日のワークショップで作った芝居は500人くらい入るホールの舞台で上演し、それでもまだ足りなくて、みんなで京都駅前まで出かけ、連休で混雑する街頭で芝居をしました。(Facebookページに時々「いいね」を押してくれている杉浦さんは、あの時警察が来ないように見張っていてくれました。)  25年前、遠い国で起こるかも知れない地上戦にあんなにもドキドキし、舞台の上の私たちも、芝居を見ていたお客さんも、戦争というものに対し、涙ボロボロになりながら必死になって抗議しました。    高橋さんは神宮寺のホームページに戦争のことをきっちりと書いています。 www.jinguuji.or.jp   3月29日 日本が戦争のできる国になる「安全保障関連法案」が施行されました。私たち一人ひとりが戦争とどう向き合うのかが問われる日々が始まりました。 《 あのとき死んでいった人々は、  あのときのことを語ってくれません。  もし、語ってくれれば、戦争は起きません。  あまりに悲惨だからです。  だから誰かが語り継いでいかなければならないのです。  真実を伝えること、判ること、  死者を悼むこと、黙っていないこと……  それが、いま必要です。    》 (神宮寺・高橋)    あなたのいのち、私のいのち、そして何よりも子ども達のいのちのために。      
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