社会が変わるのを待つのではなく、自分の手で変える。
先日の麻生市民会館主催のセミナー、参加した人たちのの感想が集まりました。 ● ぷかぷかさんのように、楽しい!おいしい!など、大人が忘れてしまいがちな 感情を持って、ゆるやかなあたたかな世界観が広がっていけば、 社会も変わっていくんじゃないかなと思いました。 「社会も変わっていくんじゃないかな」と何かに期待するのではなく、「自分の手で社会は変えられる」「未来を自分で創っていくことができる」と考え、社会的課題を解決するNPO法人を立ち上げ、活動を始めました。「障がいのある人たちの社会的生きにくさを解消し、お互いが生きやすい社会を創っていく」という壮大な目標を法人の設立目的に掲げ、その目的達成のために様々なことをやってきました。 ぷかぷかを設立して5年目。カフェ(ぷかぷかさんのお昼ごはんは、その頃カフェでした)で子どもの誕生会をやったあと、「ぷかぷかさんたちといっしょに写真撮らせてください」とおっしゃったお客さんがいました。社会はこんな風にして変わっていくのだと思います。 社会が変わるのを待つのではなく、自分の手で変える。その結果がこの写真です。 ● ぷかぷかさんたちがいるから こそ、 いろいろな発見があり… いっしょに生きているからこそ生み出せるものをぷかぷかはたくさん作ってきました。お店の楽しさ然り、ぷかぷかしんぶんの面白さ然り、演劇ワークショップで作り上げる舞台のすばらしさ然り、ぷかぷかのまわりの社会の豊かさ然り、です。啓蒙活動ではなく、いっしょに生きることで生まれるものを具体的に示すことが大事です。いっしょに生きることで生まれる新しい文化です。 ● 近隣の方たちに、ぷかぷかさんのこと、ぷかぷかのことを発信することに 力を入れられた こともとても重要だと考えました。 ぷかぷかさんのことを知る、あるいは彼らとおつきあいすることは、自分の人間の幅を広げ、人生を豊かにします。それは地域社会の豊かさにつながります。そんな思いでぷかぷかのことを日々様々な形で発信しています。 ● 市役所へのパ ンの外販の話のなかで、市役所職員のほうが「自分らしくいられる、 ほっとした時間になっ ているのだろう」との話は印象的でした。 ぷかぷかのお店にお客さんがたくさん集まるのは、パンやお弁当がおいしいだけでなく、ぷかぷかさんたちとのちょっとしたやりとりが楽しいからです。ホッとした気分になるからです。障害者は社会にあわせないといけない、と思いながら、社会にあわせていないぷかぷかさんのお店に人は集まります。これは何を意味するのでしょう。 ● 高崎先生は気負わずにこの道に入られ、相手に蹴られ殴られながら 相手と通い合う何かを 大切にして来られたのだと感じました。 殴られ蹴られの日々も、ある意味、強烈な出会いの一つだったと思います。高等部で2年間担任したシノちゃんは毎日のように突然殴りかかってきました。肋骨にひびがはいり、1週間ほど唸ったこともあります。でもシノちゃんが時折窓から遠くを眺めながらニッと笑う横顔は、もう惚れ惚れするほどに素敵で、その横顔に私は参ってしまったのです。殴られても蹴られても私は毎日シノちゃんにくっついていました。 ● 気が付いたら退職金を使い果たしていた、とのことも凄いです。 ぷかぷかを立ち上げる時、嵐のような日々の中で、要するに家のことをすっかり忘れていたのです。一つのことにあそこまで夢中になれる日々は、そうそうやってきません。大変でしたが、幸せだったと思います。かみさんは驚き、あきれ、言葉がない状態でしたが… ★あなたのところでも、ぜひセミナー、講演会等の企画をしてみてください。たくさんの新しい気づきがあると思います。セミナー、講演会についての問い合わせは045-453-8511 担当:高崎 メール: takasaki@pukapuka.or.jp