ぷかぷか日記

桜美林大学

  • 4回の授業だけだとは思えないくらい、充実した時間を過ごすことができました。
    桜美林大学、4回目の授業は学生さんの書いた詩を元にぷかぷかさんが絵巻物を描き、それの仕上げを学生さんとぷかぷかさんが共同作業でやりました。 拡大してみると、結構おもしろい 目の見えない学生さんは絵が描けないので、「もやもや」した気持ちを点字で打ってもらい、それをほかの学生さんが絵巻物に入れました。  タカノブさんの手前のマルが「もやもや」を表現する点字 できあがった絵巻物を発表 学生さんたちの感想 (全盲の学生さんの感想、点字を打つと自動的に変換してくれるようです) ●ぷかぷかさんが描いてきてくれた絵には、私達が詩に込めた思いがうまく表現されていて、表現の方法は色々あるんだなと思った。絵を描くことが今回の授業のメインだったので、自分が参加できるのか心配だったが、たくさんの人のフォローのおかげで楽しく参加することができた。作品作りにも加われたことがうれしかった。 ぷかぷかさんが名前を聞いてくれたり、名前を呼んでくれたりしたので、最初の時よりもぷかぷかさんに近づけた気がした。クラスの人が声をかけてくれたり、絵の説明をしてくれて、この授業を通してクラスの人とも近づけたと思った。 完成した絵には私達らしさ、ぷかぷかさんらしさ、ぷかぷかさんとの時間、全てが詰まっていて、とてもいい作品になった。ぷかぷかさんに会いに行きたいと思った。 ●高崎さんが授業の前に言っていたように目の見えない学生に絵をどう伝えられるのからワクワクした気持ちで行きました。その学生さんにできた絵を可能な限り伝えてみましたが、ちゃんと伝えることができたかはわかりません。私にとって初めてのことでした。目で見ることが当たり前になっていた私は当たり前ではないことを教えてもらえた気がしました。ぷかぷかさん、GCの学生、目の見えない学生、様々な人たちが同じ人であり、みんなが同じことを思い、共感し合えたことが今回得たことです。4回の授業だけだとは思えないくらい、充実した時間を過ごすことができました。ぷかぷかさんとの出会いをここで終わらせることなく、今後も関わりを持っていきたいと思ってます。 ●社会のコミュニケーションは言葉や文字を基本にしていて、それをとても窮屈に思っていました。演劇ワークショップから始まったぷかぷかさんとの時間は、芸術のコミュニケーションツールとしての良さをとても感じました。正解のない芸術の包容力の上で、共通の体験を形にしていくことは、小さい頃以来味わっていない共有感の様なものを感じました。コミュニケーションは時間をかけず即時性を求める様になっていますが、もっと丁寧にするべきなのだと思いました。その方が心はずっと楽になるのではないかと今回感じました。この授業に参加して良かったです。 ●授業前は、ぷかぷかさん達は独創的な考え方や表現力があるのでどんな絵が出来るのかなと楽しみにしてました。自分たちの考えた詩がぷかぷかさん達というフィルターを通して出来た絵を見てとてもびっくりしました。なぜなら自分では考えつかない様な作品だったからです。例えば、色の使い方、筆のこすり具合、図形の使い方などです。いろんな方法で感情は絵に表現できるんだなと感じました。そして「枠に当てはまった考えではなくてもいい」「自由に表現してもいいのだな」ということを知りました。その絵は完成に近くて何を加えればいいかわからなかったので難しかったです。どういう経緯でこの作品になったのか聞いてみると自分なりの思いを込めていたので、気持ちをこめて書くと描きやすかったです。 交流した時間が短かったにもかかわらず、とても手の込んだ作品になったと思いました。   ●今まで詩を作成するのも1人やその現場にいる人でしか行えないって思っていましたが、ぷかぷかさんとの詩を合わせて1つの大きな詩ができた事にびっくりしました。 ぷかぷかさんと何かすることによって、今までにない新しいことを発見できたり、学べて凄く楽しかったです。 また、この社会で私は冷酷な人をニュースや間近で見てきたことが多かったのですが、人間とはこうあるべきだなと感じました。 ●ぷかぷかさんたちとのワークショップ、ほんとに心に残る経験になりました。 私は去年も授業で会っていたので、ぷかぷかさんと会うのは2回目ですが、前回とは違う形のワークショップを通して出会えたぷかぷかさんとの経験は大切な思い出です。 何もないまっさらな白い紙からみんなで個々に気持ちを書いてそれがあんなに大きな作品になってみんなと1つの作品を作れたこと、完成したときは感動しました。 授業でのスゴロク。いろんなことがあり、個人的にすごく元気なくて落ち込んでた私は、不思議とそんなこと忘れられたくらい気づいたらたくさん笑っていて、幸せな気持ちになりました。ぷかぷかさんが笑えばみんな笑うし、みんな笑えばぷかぷかさんも笑うし、そうやってみんな楽しい時間を過ごすことができて素直に元気がでました。 英語ばかりやってきた私にとってこの授業は新鮮でした。きっとまたぷかぷかさんたちと同じことをやっても絶対また同じく幸せな気持ちになれるって自信があります。普段ふつうに生活していたらできない経験をさせてくれて、私を笑顔にさせてくれて、幸せな気持ちにさせてくれて、こういう気持ちにさせてくれる機会をくれて、出会ってくれて、ありがとうございました、という気持ちに尽きます。これからもずっと忘れられない大切な思い出です。 ●はじめに、ぷかぷかさんとの交流の場を設けていただき感謝しています。正直、ぷかぷかさんと出会う前は どう接したら良いのだろうと不安ばかりで会うのも少し気を張っていました。しかし、授業での体を使った劇、サイコロゲーム、詩の作成、大きな巻物を描くのを経て、もっともっと知りたい、関わりたいと思う自分がいました。 ぷかぷかさん一人一人の発言が純粋で素直で予想外でいつの間にか、ぷかぷかさんの周りにはいつも笑顔が咲いていました。そして、私も笑顔になっていた一員でもあります。 負けじと、私達もぷかぷかさんを笑顔にさせられる事は出来ないかと模索しました。 あっという間な4回。ぷかぷかさん有難う御座いました。本当に楽しい時間でした。 この授業を履修して正解でした。 ●ぷかぷかさんと4回の授業を通してとても楽しかったです。初めて日本人と一緒にゲームをして絵を描いてとても素晴らしい経験だと思います。ぷかぷかさんは私が思っている障害者とは違います。昔は障害者は自分の行動をコントロールできないと他人に危険を及ぼすと思っていましたが、ぷかぷかさんと接触後すべての人がとても親切で、自分の夢を持っていることに気づきました。特にぷかぷかさんが絵を描いた時、私はぷかぷかさんが子供のように優しくて可愛いと感じました。この授業を通じて、障害者に対して異なる理解ができました。彼らは社会から排斥されるべきではないと思います。 ●前に私は、障碍者と交流することがなくて、見たことだけです。私は、障碍者がちょっと怖いと思いました。でも、今私は、この授業を選んだことがよかったと思っています。障碍者に対して、私の印象も変わりました。最初にぷかぷかさんと会ったとき、とても緊張でした。そして、みんなは、自己紹介をした後に、ぷかぷかさんのみんなのいろいろな性格を見つけました。ぷかぷかさんのみんなは、優しくて、明るくて、面白い人達です。前のちょっと怖い印象と全然違います。みんな組を分かれて、ゲームをやりました。一日目は、とても楽しかったです。二日目に、私は、もう緊張しなかったです。みんなは自分の趣味や、好きな食べ物や、好きな歌などを交流していました。ぷかぷかさんのみんなは、自分の仕事と目標も話しました。みんなは、素晴らしい人だと思います。三日目、私が体調不良ですから。参加していませんでした。残念でした。四日目、絵をかきました。ぷかぷかさんのみんなの想像力が素晴らしいと思いました。絵も上手です。私がびっくりしました。この四日間に楽しかったです。わたしは、障碍者と普通の人の違いがないと思います。彼らも、自分目標や趣味が持っています。とても純粋な人達です。私は、みんながそのままで楽しく毎日を過ごすことを望んでいます。この四回の授業で、珍しい思い出を作りました。いろいろな経験を積んで、感謝の気持ちを持っています。  ふり返りの授業で出た意見 <授業を受ける前の障がい者に対するイメージや自分の気持ち> ・怖い ・自分の安全を心配して近寄りたくない ・自分をコントロールできない人たち ・他人に危険を及ぼす ・自分と異なる存在 ・特に気にしていなかった(無関心) ・中国では、障がい者は自分で自立して生活できない、家族が世話をしている、家に引きこもっている、孤独な存在である。   <ぷかぷかさんの授業を受けた後のイメージと自分の気持ち> ・一生懸命な人たち。 ・とても珍しい経験をして、もっと関心をもつべきと思った。 ・とても親切でかわいい。 ・とても純粋でやさしい人たち。 ・自分の目標を持って生活や仕事をがんばっている人たち。 ・もっとこのような機会をつくるべき。   <障がい/障がい者に対するたくさんの法律があるのに、なぜ相模原事件のようなものが起きてしまうのか> ・障がい者のことをよく知らないから自分のイメージで障害者はこういうもの、こうあるべきだと決めつけているから。 ・効率の悪さや時間がかかることなど、障がいのない人と同じようにできないことが許せないと思ってしまうから。 ・法律があると知っていてもそういうことが起きてしまう。 ・メディアが障がい者を「弱い」「助けが必要」というふうに伝えて、そのような印象をつけている。 ・出会うチャンスがない。 ・障がい者に対して関心をもっていないから。   <ぷかぷかさんからもらったメッセージ、ぷかぷかさんが社会に発信しているメッセージ> ・自分らしさや個性を大事にしていいんだよ、というメッセージ。みんな違ってみんないい。 ・「効率性」「生産性」が低くてもわたしたちは楽しく生きていくことができる。一般人ができることはわたしたちにもできる。どんな世界でもわたしたちは自分たちの力で生きていくことができる。 ・障がいのない人たちの中には自分の生活を大切にしていない人もいるが、ぷかぷかさんたちは自分の生活を大事にしている。とっても前向きなメッセージをもらった。 ・自分たちのやり方でわたしたちは社会貢献できる。前向きなメッセージ。  ●●●  わずか4回の授業でこれだけのものが引き出せました。私一人で授業をやっても、これだけのものは引き出せません。やはりぷかぷかさんがいたからこそ、これだけの言葉や絵が引き出せたのだと思います。  ここにぷかぷかさんが社会にいることの意味があります。  社会にはぷかぷかさんがいた方がいい、彼らがいれば社会がこんなにも豊かになる、ということが今回の授業でも明確に示せたと思います。  「障害者はいない方がいい」といった相模原障害者殺傷事件の犯人は、結局こういう豊かな関係を目の前の障がいのある人たちと築いてなかったのだと思います。それは犯人の特異性、というより、津久井やまゆり園の障がいのある人たちへの姿勢、おつきあいがそのまま反映したものだと思います。  この授業に参加した学生さんの何名かに8月3日(土)の上映会の午後の部でそれぞれの体験を話してもらう予定です。彼らの体験こそが、相模原障害者殺傷事件を超える社会を作る上で、大きな力になります。 今までの授業の記録 www.pukapuka.or.jp ぷかぷかさんの絵巻物づくり www.pukapuka.or.jp
  • 7月1日(月)、桜美林大学で、学生さんとぷかぷかさんが一緒になって絵巻物を完成させます。
     桜美林大学の学生さんが作った詩(ぷかぷかさんとの出会いの物語)を元にぷかぷかさんが絵巻物を作りました。まだ完成ではなく、7月1日(月)の授業で、学生さんと一緒に完成させます。  絵の元になった詩  絵巻物は別の詩を元にしたもう一枚があります。  7月1日(月)はもう一度詩を振り返り、ぷかぷかさんの描いた絵巻物をしっかり見て、更に必要な絵、言葉を描き込みます。  全盲の学生さんも参加しますので、その方へ、どのように伝えるのかが、大きな課題です。ぷかぷかさんがどのような言葉で説明するのか、すごく楽しみにしています。目の見える学生さんが目の見えない学生さんにどのように説明するのか、ものすごくいろんなチカラが問われると思います。  でも、ここでみんなが、目の見えない人にどうやって伝えようかと一生懸命考えることがすごく大事だと思います。そのことが、このワークショップの場を更に豊かにします。  今回は演劇ワークショップ、すごろくワークショップの2回のワークショップで、学生さんとぷかぷかさんがすごくいい出会いをしました。その出会いを元に学生さんたちが、まずそれぞれで詩を書き、その個人の詩を一旦ばらばらにし、みんなの詩として構成し直しました。みんなの詩には、みんなのエネルギーが集まり、一つのチカラを持ちます。 詩を作るところまでの記録 https://www.pukapuka.or.jp/2019/06/27/3134/  みんなの詩を元にぷかぷかさんが絵巻物を作りました。学生さんのエネルギーにぷかぷかさんのエネルギーが加わって、完成した暁にはどんなチカラを発揮するのだろうと、すごく楽しみです。  更に今回は全盲の学生さんがいることで、新しいエネルギーが加わります。  今回の授業に参加した学生さんのうち何名かは8月3日(土)みどりアートパークホールで開かれる相模原障害者殺傷事件をテーマにした上映会に参加し、壇上で、ぷかぷかさんとの出会い、今回の絵巻物作りのワークショップの話をします。  相模原障害者殺傷事件の犯人は「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」といいました。本当にそうか、学生さんたちに聞いてみたいと思います。
  • 全盲の学生さんに、絵巻物をどうやって伝えたらいいんだろう
     桜美林大学で4回の連続授業。1回目は6月10日(月)演劇ワークショップ、2回目は6月17日(月)すごろくワークショップ、3回目は6月24日(月)詩を作るワークショップ、4回目は詩を元にぷかぷかさんの描いた絵巻物のブラッシュアップ。  1回目6月10日(月) 簡単な演劇ワークショップ  台湾、中国からの留学生、全盲の学生さん、学部外からの参加者等、いかにも桜美林大学らしい雰囲気でした。 「まるまるまる」の歌 左から三番目の女性は全盲の方ですが、ちゃんと参加しています。 アクションじゃんけん「サムソンとデライラ」 「笑いの階段」 全盲の学生さんも小さな笑いを隣に送ります。 椅子のシェイプ(形作り) ヨットを作ります。 2回目6月17日(月) すごろくワークショップ グループの中でさいころを転がし、さいころの止まったコマのことをみんなでやります。自分のことを語ったり、アクションをしたり。知らない間にお互いのことがわかってきます。 すごろくワークショップ映像 https://www.youtube.com/watch?v=OtphKt4pSYY&feature=youtu.be 感想(6月10日) ・こんなに深く関わったのは初めてで、みんな素直で、思ったよりたくさん話してくれて、いろいろ知ることができました。ゲームを通して楽しみながら知るのが一番よかった。教科書じゃないのがよかった。 ・一番印象的な答えはハヤちゃんのです。一番の宝物やほしいものに対して、物ではなく、思い出だったことです。とても心があたたまった。 ・ぷかぷかさんのお話は、記憶や感情を含んで、豊かで、知らないことも多かった。特にお弁当と共に歌を送る仕事というのはおもしろいと思った(★歌付き弁当は、弁当を配達し、歌を歌ってくる)。そして歌が上手だった。 ・自分から自己紹介するだけでは伝わらないその人らしさがすごろくを通してたくさん感じられました。また、今日は人の思いやりや優しさを感じました。特に私がぷかぷかさんのオリタさんと腕相撲をしたときに、私に勝たせてくれたときにオリタさんの優しさを感じました。 ・ハヤちゃんの回答がすごくロマンティックで、家族や妹をすごく大切にしているんだなと感じたし、スティッチに会いたいからハワイに行きたいのもすごくかわいいな。リエちゃんも渋滞が好きな理由が「渋滞」。最初はなんだろうと思ったけど、話せば話すうち、新たな一面やおもしろい一面が知れてうれしかったです。ぷかぷかさんとの授業は毎回元気をもらっています! ・ぷかぷかさんはみな夢があります。この授業から彼らに対して新しい認識を持ちました。 ・はじめでぷかぷかさんと交流して、みんなが自分の本音をアピールしていた雰囲気がとても好き。・ ・ぷかぷかさんたちはみんなとてもやさしくておもしろい人たちです。時間が過ぎるのが早く感じました。もう一度会いたいです。 ・みなさんのこと、やさしいと思ってます。それぞれ目標や宝物を持って、とても前向きな感じでした。  3回目6月24日(月)詩を作るワークショップ  谷川俊太郎の詩を朗読。誰かに向かって言葉を届ける、ということを体験。 ぷかぷかさんとの出会いを4〜5行の詩にする。 個人の詩を一行ずつ切り離し、グループの中でシャッフル。はじめに来る言葉、中程に来る言葉、終わりの方に来る言葉、等に分ける。 できあがった詩を発表。全盲の学生さんも一緒に朗読。 感想(6月24日) ・詩を作って思ったことは、自分と同じ気持ちだった人もいれば、全く違う気持ちを持っていた人もいて、同じ経験をしても、人それぞれ違うように感じていたことがわかった。 ・「詩」っていつも言葉にできないことを表現できると思った。ふだんから言葉というかたちで相手に伝える機会が少ないと思うので、人として言葉にして伝えるという時間はあらためて素敵だと感じた。 ・詩の文章は自分が書かなかった言葉を、他の人が書いてくれたりしていて、不思議な感じだった。また詩の言葉をばらばらにして再構成することで、方向性の違う言葉がメリハリになって詩のおもしろみを強くしていたし、詩の朗読は、感覚の再認識につながったよかった。 ・今回4人一組でそれぞれ個人の詩を一つにしました。みんなの意見をもう少し聞いて制作したかったな、と感じます。こういった詩を作ったのは初めてで、言葉だけでは足りない感情。その感情をどう言葉に乗せて伝えるのかすごくむつかしかったです。 ・ふだん、自分の気持ちを言葉にしたり、言葉に感情を乗せたりしたことがないので、とてもむつかしかった。淡々に読むのではなく、音楽のリズムに乗せたり、声のトーンや間をあけることによって、詩はより味わい深いものになって行くことを感じた。自分の当時の気持ちを言葉にすることで、再確認だったり、思い出せてよかったです。次週、ぷかぷかさんたちが絵にしてくれるのを見るのが楽しみです。 ・今日、この授業を受けて、私はこのような授業を一回もやったことがなかったので、とても新鮮な気持ちでした。私たち個々に思ったことや感じたことが、あんなに違うのに、こんなにひとつになるなんて、思ってもみませんでした。読んで、聞いて、みんなの感じたこと、思ったことが伝わって、伝えられて、あんなに素敵な詩ができるとは正直思っていませんでした。これからこの詩がぷかぷかさんたちと一緒にどんどん素敵なものになっていきますように。 ・最初は気持ちをこめて読むことが少しはずかしかったが、クラスのみんなとやっていくうちに、どうやったら相手に伝わるかを考えることに集中していた。 ・ばらばらだった詩を一つにまとめることで、より私達が感じたことをリアルに、具体的に表すことができた。 ・声のトーンや間野あけ方によって、どんな気持ちだったか伝わるということを朗読を通してわかった。この部分は、どんな風に読めばいいかグループの人と話し合うのが楽しかった。 ・ぷかぷかさんがどんな絵を描いてくれるのかが楽しみになった。 できあがった詩①  わくわくする気持ち     出会う前に話す経験さえなくて  どんな人かな  新しい出会いにワクワク     自分が誤解をよばないか心配だった     いらない心配だった  自分はなんの中心でもない みんな気さくで良い人    会ったときゲームで雰囲気が盛り上がった  今まで知らない世界を教えてくれた     対話は一人では成り立たない 自分にないものを持っている    普通の友達みたいに遊んでいた    また一緒に遊んで欲しいと感じた できあがった詩②           わくわくする気持ち                 知らない人たち     守ってあげなきゃ 助けてあげなきゃ     でも、皆なにも自分達と変わらない 話してみたらとても楽しかった 気づいたらたくさん笑っていた 自然とずっと笑っていた      あたたかい気持ちにしてくれる           包み込まれている感じ 一緒に笑えられた  一緒に共感できた           いろんな表情をみれた 私達はなにも変わらない仲間だと思った お母さんに話すくらい心に残った思い出     もっと話してみたくなった           ぷかぷかさんは場作りのプロ 今はもう共に生きる仲間たち           今、私のほうが助けられている 3回の授業のまとめ  1回目、2回目はぷかぷかさんと出会うワークショップ。いずれも、何かやってあげる関係ではなく、フラットな関係で出会えたことがよかったと思います。  3回目はその出会いをまず一人一人4行ないし5行の詩に書きました。個人の詩の言葉をばらし、シャッフルし、グループの詩としてまとめ、それを朗読しました。  詩を作るワークショップは、ぷかぷかさんとの出会いのふり返りでもあったのですが、みんなの詩としてまとめる作業の中で、みんなで一歩前に踏み出したようなふり返りであったと思います。それはできあがった詩を見てもわかります。  この詩を元に、今ぷかぷかさんたちが絵巻物に取り組んでいます。詩①②とも幅1.2メートル長さ6メートルの大きな絵巻物。  7月1日(月)はこの絵巻物のブラッシュアップを学生さん、ぷかぷかさんが一緒になってやります。  おもしろいのは全盲の学生さんが、この絵巻物をものすごく楽しみにしていて、その方にどのように絵巻物を伝えるかが、大きな課題です。  絵をどんな風に語れば全盲の方に伝わるのか。色、かたち、大きさ、雰囲気など、どこまで言葉で表現できるのか。上の写真のネコの絵は言葉にするとどんな風になるのか。蜂の絵は?  でも、ここでみんながどうやって伝えるかを悩み抜くこと、それが第4回目の授業をものすごく豊かなものにするのではないかと思っています。障がいのある人と一緒に生きることで生まれる豊かさです。
  • 障害を持っているからと言って人間として劣っているなんてところは一つもない。
     桜美林大学の1年生の学生さんがサービスラーニングという授業の一環でぷかぷかにやって来ました。サービスラーニ ングとは、大学での授業とフィールドでの活動を両輪にして動く学習のことであり、教室での学びである学術的知識を 地域社会への貢献に活かし、地域が抱える課題を住民の方達と共に解決していくことを目標とする授業だそうです。  「課題を共に解決する」はともかく、ぷかぷかさんとの出会いは学生さんをずいぶんと揺さぶったようでした。その新鮮なレポートを紹介します。  ●● 1,支援を超える障害者との共生  私は小学生の時から地 元の手話サークルに参加をしたり、中学生になってからは積極的にボランティア活動も行ってきた。今までに参加した ボランティア活動は、老人ホームのお手伝い、児童保護施設訪問、障害者が働く工場のお手伝いなどさまざまである。 どのボランティア活動でも共通していたことは「支援」をしてあげている、ということだ。健常者である自分たちよりも劣 っている高齢者・障害者の方々のために何かをしてあげる=ボランティア活動だと思っていた。しかし、この授業でぷ かぷかさんたちと関わらせていただいたことにより、これまでの障害者に対する印象やボランティアについての考えが 変わってきたのだ。 2. 障害を持つ人の豊かな発想 この授業で障害者と社会の関連について学ぶ上で最もお世話になったぷかぷかさん。彼らと実際に交流してみる と、障害者だからと言って私たち健常者よりも劣っていないということがはっきりと分かった。そう気づいたきっかけは 2018 年 11 月 17 日に行われたぷかぷかの演劇ワークショップだ。このワークショップは、様々なテーマやお題をもとに、 グループごとにダンスや演技を創造していくというものだった。いきなり「ウサギとカメ」の物語で、カメがウサギに勝っ たのはなぜかを自分たちで考え、演技をするというお題が出された。私は元の物語を知ってしまっていて、他のストー リーがなかなか思い浮かばず、考え込んでしまった。だが、ぷかぷかさんたちは悩むことなく面白いストーリーを次々 と提案していた。中にはカメの甲羅を外すと足がとても速くなる、といった斬新な考えを持つ人もいた。  また、先日行った桜美林大学とぷかぷかの交流企画である書道アートワークショップ。言葉を考えてみたり、絵で 表現したり、とたくさん頭を使うようなことをした。しかしこの時もぷかぷかさんたちは話していたことをさらに想像して、 より素敵な絵を描いたり、文字の大きさまでもが自由で誰にも・何にも縛られていないことが改めて感じられた。自由 で豊かな発想を持っている。縛られることなく自由な発想を持っていてとても素敵だな、と感じた。また、彼らを尊敬し た。障害を持っているからと言って人間として劣っているなんてところは一つもない。 3. 障害者の魅力・ “一緒に生きていった方が得“という考えについて   ぷかぷかさんたちは 2 章でも述べたように、自由で豊かな発想を持った素敵な個性のある方々なのだ。計算の早 い人、絵が上手な人、いろいろな個性を持っている。この個性というのはその人の強みでもあるのだ。つまり魅力とい うことになる。  また、ぷかぷかのホームページにはこんな言葉が書かれていた。 『「ぷかぷか」では、障害のある人達が働いています。私は、彼らと一緒に生きていきたくてお店を立ち上げました。一 緒に働いていると、心がなごみます。楽しいです。元気になります。お店を始めてから、彼らとはやっぱり一緒に生き ていった方がいいなって素直に思えるようになりました。そういった思いを』たくさんの人たちと共有できたら、都思って います。そうして、たくさんの人たちが「彼らとは一緒に生きていった方がいいね」って、素直に思えるようになったら、 お互いが、もっと生きやすい社会が実現するように思うのです。』  正直、このメッセージを初めて読んだときになぜ障害者の方々と一緒に生きていった方がいいのかとただ単純に疑 問に思ってしまった。あまり障害のある人と関わったことがなかったり、ボランティア活動をしたことのない人なら私の この気持ちを理解してくれるだろう。しかし、ぷかぷかさんと実際に交流を深めていくと絶対に障害を持った人と一緒 に生きていくべきである、と強く思った。高崎さんの言葉を借りるならば、「障害者と一緒に生きていくほうが得である」 という意見に賛成だ。 自分なりに一緒に生きていったほうが得であるという言葉の意味を考えてみた。考えたというよりは感じたというべ きかもしれない。それは、障害を持つ人の創造力・行動力・自由さに触れることにより自分自身の考えや行動が奮い 立たせられる。関わったことで自分を今よりも高めることが出来て、成長していくことが出来る。それが得だと感じるの ではないかと思った。  ●●  この授業は桜美林大学の林先生が企画したものです。林先生は以前神奈川県が企画したNPOと大学、企業を結ぶマッチングの集まりで、私が「障がいのある人とは一緒に生きていった方がトク!」と何度もいっているのを聞いて、「何、そのトク!って」と疑問に思い、ぷかぷかまで見学に来ました。その後演劇ワークショップに参加し、ぷかぷかさんたちと一緒に芝居作りをすることの、とてつもない楽しさを知ります。そしてとうとうぷかぷかさんと一緒に舞台に立つところまで行ってしまいました。「何、そのトク!って」と思ったことがきっかけで、とうとうぷかぷかさんと一緒に、照明がバチッと当たるプロ仕様の舞台に立ってしまったのです。そうしてようやく「トク!」の意味を納得し、授業を企画したようです。ですから「トク!」に関してはスジガネ入りの先生なのです。  そういった思いが学生さんにもしっかり伝わっていたようで、学生さんもぷかぷかさんとの関わりの中で「トク!」の意味を納得したようです。   レポートを読むと、ぷかぷかさんが社会にいることの「新しい意味」「新しい価値」が見えます。何かをやってあげる対象であったり、あれができないこれができない、社会のお荷物、といったマイナスの価値を帯びた存在ではなく、出会う人を豊かにする存在であること。それが「新しい意味」であり「新しい価値」です。そのことを実感できる授業だったようです。  レポートに中に 「障害を持っているからと言って人間として劣っているなんてところは一つもない。」 ということばがありましたが、そこまで感じてくれたんだ、とすごくうれしく思いました。これがぷかぷかさんとの出会いです。  こういうことはことばでいくら言ってもなかなか伝わりません。彼らとのいい出会いこそが、実感としてそれを伝えます。学生さんがそれを感じ取ってくれたことは、ぷかぷかさんたちと本当にいい出会いをしたのだと思います。  こういう授業を組む大学がもっともっと出てくるといいと思います。福祉を単なる知識として教えるのではなく、障がいのある人たちのとの出会いを大事にするような授業です。学生さんたちの人生が豊かになること間違いなしです。  
  • 授業が終わったあと、終わったあとこんな顔になりました。
     桜美林大学で「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がトク!」をテーマにした授業をやってきました。わずか1時間半の授業でしたが、終わったあとこんな顔になりました。  「トク!」という言葉が、しっかり届いた感じのする顔です。これは私が「トク!」についてお話ししたのではなく、上映会のあと、ぷかぷかさんと「すごろく」をやった結果です。やったのはこんな「すごろく」です。 担当の林先生の授業案 私がぷかぷかさんに惹かれているのは、話をしているとあったかい気持ちや楽しい気持ちになるからです。 「え!?そんな発想出てくる~!?」という驚きや、スキンシップのあったかさ、自分の世界に没頭している彼らを見ることでうまれるうらやましさ、自分のことや生活、社会をふりかえる時間ができること、とにかく彼らといると楽しいことです。 こういう驚きやあったかさ、楽しさ、自分を見つめることを「すごろく」を通してぷかぷかさんを知ることから感じてもらえたらと思いました。 「すごろく」には「お休みの日は何をしていますか」「お店で好きなパンは何ですか」「お仕事で一番すきなことは何ですか」のようなものをコマに書いておき、ぷかぷかさん→参加者1→ぷかぷかさん→参加者2→ぷかぷかさん→参加者3という形で各グループ進めていくのがよいと思います。  この「すごろく」というアイデアが見事にヒットしたのです。  こうやってぷかぷかさんと腕相撲をやったり、 お話を聞いたり みんなで手を繋いでぐるぐる3回まわったり、ハイタッチしたり、ただそんなことやっただけなのですが、帰り際にはこんな顔になりました。  共生社会を作ろうとか、共に生きようとか、そんなかっこいい言葉はいらないのです。「すごろく」という誰でも楽しめる遊びをいっしょにやっただけで、お互いこんないい顔のできる関係ができるのです。  「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がトク!」という言葉を理解したのではなく、もう全身で感じとった顔ですね。  「障害者は犯罪を犯すのではないか」と彼らに近寄りもしない大人達は、どう考えてもソン!しています。彼らとおつきあいしないなんて、もったいないです。  区役所の人権研修会でも、この「すごろく」を今度はやってみようと思います。人権研修会が終わって、みんなでこんな顔ができたら、人権研修会は大成功です。 学生さん達の感想 ・ 今日の授業を通して、ぷかぷかさんが実際にどういう活動を行っているのか、またそれに携わった周囲の関係者がどういう気持ちで接しているのか少し分かった気がする。また、すごろくを通してぷかぷかさんの趣味が高速道路の絵を描くことであることを知り、とても驚いた。高速道路というところに視点を向けられるのはすごい才能だと思った。今日の授業を通して、人と話すことの大切さに再び気づかされた。 ・ すごく楽しかったです。すごろくの勝ち負けよりも内容に夢中になれて、ぷかぷかさんを含め周りの方のことも知ることができました。ボランティアなどとは違って、一緒に遊ぶことができて、いつもと違う感じがしました。ビデオを見てお店に行ってみたいと思ったし、話を聞いて、大変だと感じることが同じだったり、趣味が同じことが発覚したり、話さないと分からないことがたくさんありました。今日は参加してよかったです! ・ 最初はぷかぷかさんに「笑顔が少ない」と言われてしまったのですが、ゲームを通して最後には「笑顔が増えた」と言ってもらえました。初対面が多い中で、がんばって自分の思いを伝えている姿に勇気をもらえました。 ・ この空気感がとても居心地の良い時間でした。これが人を耕す、豊かにする時間。場所を共にするだけで人をつなげていく。ことばを交わすと笑顔が生まれる。作業内容ももっと知りたいと思いました。今日はありがとうございました。 ・ 映像を見て、ぷかぷかさんがとても楽しそうに活動をしている様子が分かりました。アートやパン、お惣菜作りも想像していたよりも本格的に行っていて、ぜひ見学に行きたいと思いました。自分自身知的障がいのある方々と関わるボランティアをしているので、障がいがあってもなくてもその人がその人らしく生きられる環境というのはとても大切だと感じました。 ・ 冒頭の映像で、いわゆる「健常者」がぷかぷかさんたちと普通に過ごしてたくさん笑っている姿を見て感動しました。すごろくを通して、ぷかぷかさんや留学生、そして大学生みんなの思いを知れて楽しかったです。こうやってお互いに「同じ目線で楽しめる」というのが、みんなにとって生きやすい社会なのだと思います。 ・ 今日は本当にいい経験ができたなと思います。ぷかぷかさんの好きな食べ物や趣味などたくさん聞けました。お仕事をして、自分の好きなことをして、時間の使い方が上手だなと思いました。見習いたいことがたくさんありました。とても楽しい時間を過ごすことができました。 ・ 最初はお互いに緊張していましたが、ゲームなどを通してだんだん話せて、ゲームの中の質問に答えるだけでなく、そこから発展した会話もできました。また、ぷかぷかさんから「みなさんはどうですか?」と質問をしてくれたことがとてもうれしかったです!また、嵐が大好きでその話をしているときに本当にうれしそうで、目がキラキラしていて好きなことに夢中な姿がステキでした。このような機会があってよかったと思ったし、もっと話してみたいと思いました! ・ 今日の授業を受けて、ぷかぷかさんとみんなと話してすごくおもしろかった。一番印象に残っているのは、ぷかぷかさんはユーモアがあり、自分が趣味あるものを学ぶことや積極的に生活していることです。 ・ 今回の授業ではじめてここまで障がいのある方と深く関わることができました。自分の考えていたことより色々な面で想像を超えていました。普段友達と話しているのと全く変わらないし、とても良い経験になりました。 ・ すごろくゲームがあったから話しやすかった。話してみると興味があることにはすごく熱心に話してくれてみんな和気藹々と話せてよかった。また、パン屋さんにも行ってみようかなと思った。大学に来てみんなと話すって、私がもしぷかぷかさんの立場だったらできないんじゃないかと思った。やさしくて強い方だなと思った。 ・ 最近は障がいのある人と接する機会はほとんどなく、小学生のとき以来だったので、とても懐かしかった。教職をとっており、これからも関わっていくので相手の考えを理解できるようになりたい。 ・ 今日はぷかぷかのみなさんと交流して楽しかった、というのが正直な感想です。話を聞いたりするだけが今回の授業だと思っていたので、交流できたことは貴重な体験だった。内向的な人が多いと思っていたが、自分の意見をしっかり述べていて驚いた。
  • 「トク!」の意味をちょっとだけ体感します
     6月4日(月)朝9時から桜美林大学でぷかぷかさんたちと一緒に、「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がトク!」をテーマにした授業をやります。プロモーションビデオカナダ版を見たあと、ぷかぷかさん達と、双六を使ったわかりやすい哲学対話のようなものをやり、「トク!」の意味をちょっとだけ体感します。  担当の林先生の授業案 私がぷかぷかさんに惹かれているのは、話をしているとあったかい気持ちや楽しい気持ちになるからです。 「え!?そんな発想出てくる~!?」という驚きや、スキンシップのあったかさ、自分の世界に没頭している彼らを見ることでうまれるうらやましさ、自分のことや生活、社会をふりかえる時間ができること、とにかく彼らといると楽しいことです。 こういう驚きやあったかさ、楽しさ、自分を見つめることを「すごろく」を通してぷかぷかさんを知ることから感じてもらえたらと思いました。 「すごろく」には「お休みの日は何をしていますか」「お店で好きなパンは何ですか」「お仕事で一番すきなことは何ですか」のようなものをコマに書いておき、ぷかぷかさん→参加者1→ぷかぷかさん→参加者2→ぷかぷかさん→参加者3という形で各グループ進めていくのがよいと思います。   まとめると、   高崎さんのお話(ORカナダ映像)(10分あるいは30分) カナダ映像(OR高崎さんのお話)(30分あるいは10分)   ↓ グループに分かれて「すごろく」(40分)   ↓ リアクションペーパー(感想)記入の時間(10分) 一般公開の授業ですので、参加してみたい方は担当の林先生までメールして下さい。  hayashik@obirin.ac.jp 桜美林大学はJR横浜線淵野辺駅よりバス7〜8分です。 pukapuka-pan.hatenablog.com
  • 桜美林大学で授業
     桜美林大学グローバルコミュニケーション学群というむつかしそうなところから授業を頼まれました。そこの先生とは神奈川県主催のNPOと企業、大学を結ぶ集まりで知り合いました。私のいう「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がトク!」の「トク!」の言葉に衝撃を受けたそうです。どうしてそんなことが言えるのか、それを確かめにお店に何度も来たり、演劇ワークショップに参加したりして、「トク!」の意味を実感し、今はぷかぷかの大ファンになっています。  今度授業の中で障害者問題を取り上げるので、「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がトク!」と言い続けているぷかぷかさんにぜひ来て欲しいという依頼でした。「トク!」を少しでも実感してもらうために、ぷかぷかさんを連れてきて欲しいということでした。プロモーションビデオカナダ版を上映したあと、ぷかぷかさんも交えたトークセッションをやろうかなと思っています。  もうすぐ相模原障害者殺傷事件から2年がたちますが、こういった試みをあちこちでやることで、犯人の言う「障害者はいない方がいい」のではなく、「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい」「その方がトク!」とみんなが自然に思えるような関係が広がっていくといいなと思っています。  「トク!」を実感できる授業の出前します。お問い合わせ下さい。045−453−8511    pukapuka@ked.biglobe.ne.jp  www.obirin.ac.jp
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