映画『そういうわけで』の上映会
4月29日(火)午後1時から緑公会堂ホールで映画『そういうわけで』の上映会をします。第8期演劇ワークショップの記録映画です。 www.youtube.com ぷかぷかさんたちと地域の人達でいっしょに芝居作りをした記録です。障がいのある人、ない人、いろんな人がいることで、とても居心地のいい場が自然にできあがっています。社会全体がそんな風になればいいなと思っています。 いろんな人がいること、そのことがとても大事。トランプのように、世の中には男と女しかいない、などといいきってしまうと、社会はとても窮屈になります。居心地が悪くなります。 ですからぷかぷかさんたちが社会にいることは、ある意味、みんなを窮屈な社会から救っていることになります。ぷかぷかさんたちにあらためて感謝!です。やっぱり彼らとはいっしょに生きていった方がトク! 更に彼らがいることで、とんでもなく面白いお話ができあがります。第8期演劇ワークショップは「フレデリック」という作品を手がかりに芝居を作ったのですが、彼らがいてこそできた芝居です。 たとえばこんな具合 そうめんネズミがしっぽでのどごし最高なそうめんを干す→ネズミそうめんができあがる。 チーズを見つけるネズミ チキンレッグを見つけるネズミ パーティーをしよう!と食べ物を運んでいる途中でわしに襲われる セレン姫がさらわれそうになり、みんな必死で守ろうとする 絶対に離さないと、お互いのしっぽに捕まってわしにつられて空に浮かぶ 地面に落ちる チキンレッグ、チーズは食べられたがそうめんが残ったのでこれでパーティー開始! こういうことを繰り返しながらできあがったのが、第8期演劇ワークショップの発表会で上演した芝居。映画『そういうわけで』は、その芝居ができあがるまでの記録です。障がいのある人たちといっしょに生きると何が生まれるのかを具体的に見せてくれます。どうしていっしょに生きていった方がトクなのか、その答えがここにあります。 www.youtube.com 映画の後、映画『そういうわけで』の監督内田英恵さん、『Secret of Pukapuka』をまとめた信田眞宏さん、それに高崎を加えてトークセッションをおこないます。お二人のプロフィールです。 内田英恵(うちだはなえ)さん(映像作家) ドキュメンタリーを中心に活動。監督作品に『あした生きるという旅』(SKIPシティアワード他受賞)、『世界は布思議~布のおはなし』(WOWOW)、『絨毯の成る果樹の庭先 トルコある村の手仕事』、『こども哲学-アーダコーダのじかん-』他、短編ドキュメンタリー配信(Yahoo! Japan)など。東京とロサンゼルスで映像制作を学んだのち、2011年まで映画企画制作会社に勤務。現在は世界の子ども達に移動映画館で映画を届けるNPO法人ワールドシアタープロジェクトの理事も務める。 ★内田さんは2017年カナダバンクーバーで開かれた世界自閉症フェスティバルに参加するきっかけを作ってくれた方です。2015年にぷかぷかのプロモーションビデオができ、それを世界自閉症フェスティバルの主催者レオノーラさんに紹介してくれました。ビデオを見たレオノーラさんは2017年の世界自閉症フェスティバルで上映することを決めました。その連絡を受けて作ったのが『Secret of Pukapuka』です。そのカナダ上映の話の前に、あの「やまゆり園障害者殺傷事件」があり、「障害者はいない方がいい」という犯人のメッセージが拡散されました。これはまずいと思い、「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい」というメッセージを込めた映画を作ってほしいと依頼していました。何度か打ち合わせを重ねているときに、カナダ上映の話が飛び込んできて、急遽あのような映画にまとまりました。映画の冒頭にやまゆり園事件へのメッセージがあるのはそのためです。 www.pukapuka.or.jp 信田眞宏(しだまさひろ)さん(映像クリエイター) 映像業界で仕事を始めて42年目、経験を活かしたプロボノによる映像制作で社会貢献を目指す。 主な経歴 ソニーPCL(ポストプロダクション)統括部長 日本ポストプロダクション協会 業務委員会 委員長 マザース(CM制作会社)取締役/プロデューサー その後フリーランスのプロデューサー/ディレクターとして活動 現在は銀座サクラヤで後進の指導にあたる ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 主な作品 映画:「金田一少年の事件簿」(テクニカルコーディネート) コンサートビデオ:「中島みゆき/夜会」(テクニカルコーディネート) コンサートビデオ:「原田知世 / Melting Sun & Ice Moon」(プロデュース) ドキュメンタリー映画:「高木正勝 / 或る音楽」(プロデュース) CD:高木正勝「Private/Public」「Tai Rei Tei Rio」(プロデュース) iPadアプリ:「ダライ・ラマの般若心経」(プロデュース) PRビデオ:国連大学「浦戸諸島/震災をともに乗り越える人々」(ディレクション) 番組:BS朝日 「しあわせロハス」(ディレクション) 番組:BS朝日「Game Changers」(ディレクション) 番組:NHK「AI美空ひばり あなたはどう思いますか」(取材・収録) プロボノ作品 実績(全てディレクション) NPO法人ぷかぷか「The Secret of Puka Puka」「ぷかぷかさんカナダを行く」 国立市公民館(外国人支援)、梅島うたの会(介護予防)みんなのことば(幼児教育)、 パラキャン(障害者スポーツ)、たまプラ一座(地域活性) むすびえ(こども食堂)、ユースコミュニティー(学習支援)など 上映会についてのお問い合わせは高崎まで takasaki@pukapuka.or.jp