ぷかぷか日記

持続可能な社会

  • ゆるっと持続可能
    「これなんですか?」 「キリンです」 「え?これ、キリン?」 「そうです。キリンです」 以前、下のような絵を描いた人がいて、やっぱりキリンだと言ってました。  いずれも私たちが持っているキリンのイメージとは大きくかけ離れています。発想がすばらしく自由なんだと思います。  こういうキリンもありか、と思えれば、そういう人たちのいる社会の方が、持続可能な社会のように思います。キリンはこれだ!と決めつけ、イメージの広がりのない社会は、窮屈で、息苦しい。こんなガチガチの社会はどこかで行き詰まってしまいます。  ぷかぷかさん達といっしょに生きることで社会はゆるっと持続可能になる、ということです。効率優先で彼等を排除してきた社会が、彼等によって救われるのです。  こんな素敵な笑顔の人たちといっしょに生きていくこと、それが持続可能な社会を作っていきます。
  • 心が安らぐこと。そのことが人が生きていく上でとても大事なこと。
    サステナブル・ブランド国際会議2020横浜のプロデューサーと企画推進室の方が取材にきました。 www.benesse.co.jp  持続可能な社会は、やっぱりぷかぷかさん達といっしょに生きていくことで初めて本当に可能になると思います、といいました。二酸化炭素削減のテクノロジーの問題はとても大事です。でもそれ以上に、私たち自身が人として生きることが大事じゃないか、という提案です。ぷかぷかさん達といっしょに生きていく時、私たちは人として生きることができます。  たくさんの人たちがぷかぷかに来るとホッとする、といいます。自分が人であることを思い出すからだと思います。息苦しい社会の中で忘れてしまっている人としての感覚を思い出すのだと思います。その感覚こそが、社会を持続させていく鍵になるように思うのです。  窮屈で息苦しく思う社会が、このまま持続するとは思えません。その窮屈さをどうやって解消すればいいのか。そのヒントをぷかぷかさんは教えてくれます。  昔養護学校で働き始めて最初に受け持った重度障害の子どもたちは、おしゃべりすることも、一人で着替えすることも、トイレの後始末をすることもできませんでした。でも、そばにいるだけで心が安らぐような、そんな不思議なチカラを彼らは持っていました。  それまで普通のサラリーマンをやっていた私は、誰かのそばにいて心が安らぐ、といった経験は皆無でした。そういうものをほとんど忘れていました。重度障害の子どもたちとおつきあいする中で、人としての大切な感覚を思い出したのです。  心が安らぐこと。そのことが人が生きていく上でとても大事なこと。そのことを重度障害の子どもたちは思い出させてくれたのです。そしてそのことこそ、持続可能な社会の中心に置くべきだと思います。  ぷかぷかさんとのおつきあいも、そのことを思い出させてくれます。それが心地よくて、みんなぷかぷかにやってくるのだと思います。  2020年、横浜で開かれる国際会議でも、ぷかぷかさんが登場し、参加者と何らかの関わりが生まれる場面を作った方がいいと思います、と提案しました。彼らと短い時間でもいい、とにかくおつきあいすること。その経験は、大事なことに気づかせてくれるはずです。  聞こえのいい言葉だけを並べても、持続可能な社会は実現できません。ぷかぷかさんと泥臭くおつきあいすること、そういったところにこそ、持続可能な社会への可能性があるように思うのです。
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