ぷかぷか日記

大学

  • 毎週木曜日の授業が楽しみでした。
     昨年の12月15日、4回にわたる授業の振り返りをしました。ただ感想を言うのではなく、「詩のワークショップ」をやりました。「詩のワークショップ」は、授業の中で印象に残ったことを短い詩にまとめます。その詩をグループの中で共有し、そのあと詩の言葉をバラバラにし、グループの詩として編集し直します。言葉を並べ替える過程で、お互いの思いを共有します。でき上がったグループの詩をほかのグループの人に向かって朗読します。朗読は言葉に丁寧にふれることです。  障がいのある人達とどんな風につきあえばいいのかよくわからなくて不安だった学生さん達でしたが、ぷかぷかさんと一緒にすごろくワークショップ、演劇ワークショップ、絵を描くワークショップ、作品を鑑賞するワークショップなどをやる中で、ぷかぷかさんと出会い、たくさんの新しい気づきがあったようでした。  《障がい者という言葉でくくって偏見を持っているのがどれだけ間違っているかに気がつきました。》とか《障害をもった方々は「一人じゃ何もできない」、「普通の人より劣っている」とどこがで思っている自分がいたが、今回の授業を通してそれが間違いであることに気付いた。》《ぷかぷかさん達は私より自由な世界でのびのびと生きているのだと気が付きました。》《私たち以上にすごいことをやる人がたくさんいました。》といった感想がありましたが、ぷかぷかさん達とおつきあいして初めて気がついた貴重な気づきです。  パンを作っている様子を撮った映画を見て、「涙が出ました」と感想を書いた方がいましたが、ぷかぷかさんとの出会いは、学生さん達を深いところで揺さぶったようでした。  講義の授業では多分こういった言葉は出てきません。ぷかぷかさん達と人として出会うことの大事さをあらためて思いました。出会うことは人を豊かにします。ぷかぷかさん達は講義以上のものを学生さん達に伝えたようでした。  将来子どもたちを相手に仕事をする学生さん達です。子どもたちの中には障がいのある子どもたちもいます。彼等に何かやってあげるのではなく、一緒に何かをやるような関係で仕事して欲しいですね。そうすれば、今回の授業のように相手と楽しく出会えます。障がいのある子どもたちと楽しく出会えると、人生が楽しくなります。私自身、養護学校で障がいのある子どもたちと出会い、人生が変わりましたね。おしゃべりも、着替えも、トイレの始末もできない重度障がいの子どもたちでしたが、人間にとって何が大事か、といういちばんのキモを教わった気がしています。子どもたちと、ぜひそんな出会いをして下さい。 学生さん達の感想 ・最初はどう関わっていいのかわからなかったですが、すぐに打ち解けられてたくさんのお話ができるようになりました。すごろくワークショップの時に大丈夫だよ。と言ってくれた方がいました。とっても嬉しかったです。とても心温かい人達だなと感動しました。ヨッシーさんが作っていた作品全てがとても素敵でした。細かなところまで再現されていてその努力を私は見習いたいなと思いました。ぷかぷかさんを通して元気を沢山貰えたと思います。毎週木曜の授業が楽しみでした。 ・最初は不安、恐怖心、どう接していいか分からないし、よく分からなくてちんぷんかんぷんだった。だけども、演劇ワークショップ、絵のワークショップ、造形ワークショップをなど全体を通して、みなさん一人ひとりの個性がとても強くて、個性豊かだった。いつでも、元気いっぱいで、明るくて、笑顔いっぱいで、感情豊かで、集中力凄くて、私たちとなにも変わらない人、むしろ私たちよりも優れている才能があることがわかったし、凄いと思った。 ・障がいを持つ方への見方が変わった。今までならうるさい、何を考えているか分からないなど相手を否定する考えを持っていた。しかし、実際に「言葉」を交わし関わるうちに考えを改めた。とても楽しそうに生きている、「障がい」のことを気にしてなんかいない。本人たちが楽しく生きているのに自分の都合で相手を否定し、知ることを恐れてしまっていた。悪いのは相手を知ろうとしない自分自身なのだと痛感した。 ・私はぷかぷかさんたちとふれあい、会う前と会ったあとでの印象が大きく変わりました。ぷかぷかさんと会う前までは「障がい者」というグループでひと括りに分けていましたが、障がい者の人たちもそれぞれ違う特徴があり、個性豊かだということが分かりました。 ・最初は不安だった。接したことがあまりなく、雰囲気も分からなかった。小学校の頃に少し怖い思いをしたから、授業まですごくドキドキした。しかし、いざ授業が始まって関わってみると、いろんなお話をしてくれたり、握手をしてくれたりしてくれたりすごくフレンドリーだった。いっしょに劇をした時も積極的にこうしようなど提案をしてくれた。 ・ぷかぷかさんの発言はネガティブなことがなくて、ポジティブな言葉しかなかった。そんなところが素敵だと思った。表現豊かでいっしょにいると周りが笑顔になる。 ・最初に関わった時は、子どもではなく大人の方だったので余計に怖いなあとか大丈夫かなあと不安だらけでした。回数を重ねていくうちに、ぷかぷかさん方の一生懸命に取組む姿勢や個性豊かな素敵な部分もみえて、すごいなあと思うようになってきました。今までこういった関わりは一切と言っていい程ないので、とてもよい経験をさせていただきました。5回の交流は長い様で短く感じ、あっという間でした。 ・授業を受ける前は、障がいのある人達に対し、自分の中で少し一線を引いていたが、授業の中で一緒に活動するうちに、その一線がなくなった気もした。 ・ぷかぷかさん達と交流して、彼らは私たちとは違った見方や考え方をしていたり、ひとつの事を真剣に取り組んでいたり、想像力も豊かで見習うところが多いなと思いました。 ・色々な関わりの中でぷかぶかさんの事をたくさん知ることができました。それは多彩な表現力や想像力、そして素敵な笑顔です。名前を呼んでくれたり色々な話をしてくれたことがすごく嬉しかったです。 ・ぷかぷかさんと活動したことにより、みなさん個性的で、明るく、前向きで、一生懸命な素敵な人だとわかりました。 ・ぷかぷかさんと出会うまでは、障害者はこういう人と決めつけていたような気がします。 ・本当に楽しい時間だったし、いろんなところで私が助けていただきました。 ・自分の気持ちが伝わらないのではないかと不安でしたが、表現を一緒に考えたり、一緒に絵を制作していく中でひもが解けたように心を開いて笑顔でお話をしてくださりました。 ・ぷかぷかさん達は私より自由な世界でのびのびと生きているのだと気が付きました。このことがいちばん大きな気づきでした。 ・元々障害を持っている人に対して「可哀想だ」という感情が少なからずあったと思います。可哀想と感じているから何をしても許す、優遇する、そういう風に感じていました。しかし、一緒にいろんな活動をし、楽しそうにしているぷかぷかの皆さんを見て「可哀想」という感情は違うのだということがわかりました。 ・これまで僕は、少しでも障害者を助けようと思っていたけれど、手伝いなんて必要ないなと思うくらい、何でも一人でしていたことに驚かせられました。 ・ぷかぷかさんの映画や作品を見たとき、感動がすごかったです。とてもいい5回の授業でした。 ・関わっていく中で障害の方だから出来ないみたいな偏見が少しずつ変わっていきました。私たち以上にすごいことをやる人がたくさんいました。 ・ぷかぷかさんの作品をみて、すごいと素直におどろきました。 ・ぷかぷかさんとの交流で一番心に残ったのは、平本さんの作品鑑賞の回でした。初めは、複数の人が作ったものだと思って見ていたので、ひとりで作ったと聞いてとっても驚きました。頭の中のものを表現することは難しいし、誰でも出来るわけではないのでとても感動しました。 ・最初は一緒に活動することは無理だと思っていました。でも、絵を描く活動では、僕たちにない表現を持っていたり、体を使う活動は表現が豊かだったり、僕たちよりもすごい面をたくさん発見することができました。 ・私は分け隔てなく関わる素晴らしさを学べた気がしました。 ・障がい者との関わり方を学ぶだけでなく、障がい者に対しての思いもいい方向に変わることが出来たと思います。 ・演劇ワークショップやアートワークショップを通して、ぷかぷかさんの方たちの表現力や想像力に驚きました。 ・一緒に何かを作り上げる時に私たちの方が支えられてるのではないかと思う部分もありました。 ・「障がい者は誰かの支えがないと社会に出ることは難しい。健常者はひとりでも社会で生きていける。」今までは無意識にそう思っていましたが、そうではないことに気がつきました。今は、障がい者だから、健常者だから、と分けることにも違和感を感じます ・最初は障害のある方に対して、「怖い」とか「話が通じなさそう」と思っていましたが、関わっていく中でそれは私の勝手な偏見だということがわかりました。ぷかぷかさんとの交流で、今までの自分の偏った考えが誰かを傷つけているかもしれないと思うようになり、勝手な決めつけや偏った考えはやめようと思えるようになりました。 ・ぷかぷかさんとの交流を通して、「障がい者」という言葉がどれだけ似合わないか、近くで感じることが出来る素敵な機会でした。 ・みんなと何も変わらないのに「障がい者」という言葉でくくって偏見を持っているのがどれだけ間違っていることか認識できる機会でした。 ・障害がある方に対して怖いというイメージしか抱いていませんでした。街中で見かけると無意識のうちに距離をとったりしていました。しかし、今回当事者の方と直接交流したり意見を交わしたりした中で、必要のない先入観を私たちが抱いていたのだと思いました。 ・彼等のことを知ろうとしなかった、考えた事がなかったというのがどれ程もったいない事であるかを知れた貴重な体験でした。 ・最初はあまりいい気がしてなかったです。何話していいかわからないし、話したとしても内容を理解してくれるか分からないと思っていました。今回の経験を通して自分が持っていたそんな思い込みがガラリと変わりました。 ・障害をもった方々は「一人じゃ何もできない」、「普通の人より劣っている」とどこがで思っている自分がいたが、今回の授業を通してそれが間違いであることに気付いた。 ・障害を持つ人達を見かける事は昔からあったし、学校にも居たが、今回のような深く何時間も関わる機会は初めてだった。実際話してみると、ちょっと変な人達ではあったけど面白い人達だった。誰かの大ファンだったり、創作にとても意欲があったりと本気で真っ直ぐだった。 www.youtube.com ぷかぷかさん達へ ・何度も大学に来てくださってありがとうございました。ゲームやワークショップはとても楽しかったです。また一緒に遊びたいです。機会があれば劇を観に行きたいと思います。 ・毎回楽しく、学ぶことがたくさんありました。 ・何よりもうれしかったのは私の名前を呼んでくれたり、自分の話をたくさんしてくれたことです。 ・ぷかぷかの皆さん、貴重な経験のできる時間を私たちにくださりありがとうございました。素敵な思い出が出来ました。 ・授業は毎回、とても楽しい時間でした。いちばん印象に残ったのは、テーマに沿ってみんなで絵を描くワークショップでした。ひとりひとりの個性が見られてとても楽しかったです。ぷかぷかさん達も楽しかったと思ってくれてたらうれしいです。 ・パンもお弁当も食べたことがありますが、本当に美味しかったです。また、映画を見た際に裏側をみれて、一生懸命作っていただけている様子をみて涙がでました。これからもたくさん食べていきます。 ・私も、自分のやりたいことを一生懸命頑張ってみようと思えました。数回でしたが、交流ありがとうございました。 ・素敵な時間をどうもありがとうございました。 ・たくさんのことを学ぶことができました。 ・貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。この経験を今後に生かしたいと思います。 www.youtube.com 今までの授業 www.pukapuka.or.jp
  • 4回の授業だけだとは思えないくらい、充実した時間を過ごすことができました。
    桜美林大学、4回目の授業は学生さんの書いた詩を元にぷかぷかさんが絵巻物を描き、それの仕上げを学生さんとぷかぷかさんが共同作業でやりました。 拡大してみると、結構おもしろい 目の見えない学生さんは絵が描けないので、「もやもや」した気持ちを点字で打ってもらい、それをほかの学生さんが絵巻物に入れました。  タカノブさんの手前のマルが「もやもや」を表現する点字 できあがった絵巻物を発表 学生さんたちの感想 (全盲の学生さんの感想、点字を打つと自動的に変換してくれるようです) ●ぷかぷかさんが描いてきてくれた絵には、私達が詩に込めた思いがうまく表現されていて、表現の方法は色々あるんだなと思った。絵を描くことが今回の授業のメインだったので、自分が参加できるのか心配だったが、たくさんの人のフォローのおかげで楽しく参加することができた。作品作りにも加われたことがうれしかった。 ぷかぷかさんが名前を聞いてくれたり、名前を呼んでくれたりしたので、最初の時よりもぷかぷかさんに近づけた気がした。クラスの人が声をかけてくれたり、絵の説明をしてくれて、この授業を通してクラスの人とも近づけたと思った。 完成した絵には私達らしさ、ぷかぷかさんらしさ、ぷかぷかさんとの時間、全てが詰まっていて、とてもいい作品になった。ぷかぷかさんに会いに行きたいと思った。 ●高崎さんが授業の前に言っていたように目の見えない学生に絵をどう伝えられるのからワクワクした気持ちで行きました。その学生さんにできた絵を可能な限り伝えてみましたが、ちゃんと伝えることができたかはわかりません。私にとって初めてのことでした。目で見ることが当たり前になっていた私は当たり前ではないことを教えてもらえた気がしました。ぷかぷかさん、GCの学生、目の見えない学生、様々な人たちが同じ人であり、みんなが同じことを思い、共感し合えたことが今回得たことです。4回の授業だけだとは思えないくらい、充実した時間を過ごすことができました。ぷかぷかさんとの出会いをここで終わらせることなく、今後も関わりを持っていきたいと思ってます。 ●社会のコミュニケーションは言葉や文字を基本にしていて、それをとても窮屈に思っていました。演劇ワークショップから始まったぷかぷかさんとの時間は、芸術のコミュニケーションツールとしての良さをとても感じました。正解のない芸術の包容力の上で、共通の体験を形にしていくことは、小さい頃以来味わっていない共有感の様なものを感じました。コミュニケーションは時間をかけず即時性を求める様になっていますが、もっと丁寧にするべきなのだと思いました。その方が心はずっと楽になるのではないかと今回感じました。この授業に参加して良かったです。 ●授業前は、ぷかぷかさん達は独創的な考え方や表現力があるのでどんな絵が出来るのかなと楽しみにしてました。自分たちの考えた詩がぷかぷかさん達というフィルターを通して出来た絵を見てとてもびっくりしました。なぜなら自分では考えつかない様な作品だったからです。例えば、色の使い方、筆のこすり具合、図形の使い方などです。いろんな方法で感情は絵に表現できるんだなと感じました。そして「枠に当てはまった考えではなくてもいい」「自由に表現してもいいのだな」ということを知りました。その絵は完成に近くて何を加えればいいかわからなかったので難しかったです。どういう経緯でこの作品になったのか聞いてみると自分なりの思いを込めていたので、気持ちをこめて書くと描きやすかったです。 交流した時間が短かったにもかかわらず、とても手の込んだ作品になったと思いました。   ●今まで詩を作成するのも1人やその現場にいる人でしか行えないって思っていましたが、ぷかぷかさんとの詩を合わせて1つの大きな詩ができた事にびっくりしました。 ぷかぷかさんと何かすることによって、今までにない新しいことを発見できたり、学べて凄く楽しかったです。 また、この社会で私は冷酷な人をニュースや間近で見てきたことが多かったのですが、人間とはこうあるべきだなと感じました。 ●ぷかぷかさんたちとのワークショップ、ほんとに心に残る経験になりました。 私は去年も授業で会っていたので、ぷかぷかさんと会うのは2回目ですが、前回とは違う形のワークショップを通して出会えたぷかぷかさんとの経験は大切な思い出です。 何もないまっさらな白い紙からみんなで個々に気持ちを書いてそれがあんなに大きな作品になってみんなと1つの作品を作れたこと、完成したときは感動しました。 授業でのスゴロク。いろんなことがあり、個人的にすごく元気なくて落ち込んでた私は、不思議とそんなこと忘れられたくらい気づいたらたくさん笑っていて、幸せな気持ちになりました。ぷかぷかさんが笑えばみんな笑うし、みんな笑えばぷかぷかさんも笑うし、そうやってみんな楽しい時間を過ごすことができて素直に元気がでました。 英語ばかりやってきた私にとってこの授業は新鮮でした。きっとまたぷかぷかさんたちと同じことをやっても絶対また同じく幸せな気持ちになれるって自信があります。普段ふつうに生活していたらできない経験をさせてくれて、私を笑顔にさせてくれて、幸せな気持ちにさせてくれて、こういう気持ちにさせてくれる機会をくれて、出会ってくれて、ありがとうございました、という気持ちに尽きます。これからもずっと忘れられない大切な思い出です。 ●はじめに、ぷかぷかさんとの交流の場を設けていただき感謝しています。正直、ぷかぷかさんと出会う前は どう接したら良いのだろうと不安ばかりで会うのも少し気を張っていました。しかし、授業での体を使った劇、サイコロゲーム、詩の作成、大きな巻物を描くのを経て、もっともっと知りたい、関わりたいと思う自分がいました。 ぷかぷかさん一人一人の発言が純粋で素直で予想外でいつの間にか、ぷかぷかさんの周りにはいつも笑顔が咲いていました。そして、私も笑顔になっていた一員でもあります。 負けじと、私達もぷかぷかさんを笑顔にさせられる事は出来ないかと模索しました。 あっという間な4回。ぷかぷかさん有難う御座いました。本当に楽しい時間でした。 この授業を履修して正解でした。 ●ぷかぷかさんと4回の授業を通してとても楽しかったです。初めて日本人と一緒にゲームをして絵を描いてとても素晴らしい経験だと思います。ぷかぷかさんは私が思っている障害者とは違います。昔は障害者は自分の行動をコントロールできないと他人に危険を及ぼすと思っていましたが、ぷかぷかさんと接触後すべての人がとても親切で、自分の夢を持っていることに気づきました。特にぷかぷかさんが絵を描いた時、私はぷかぷかさんが子供のように優しくて可愛いと感じました。この授業を通じて、障害者に対して異なる理解ができました。彼らは社会から排斥されるべきではないと思います。 ●前に私は、障碍者と交流することがなくて、見たことだけです。私は、障碍者がちょっと怖いと思いました。でも、今私は、この授業を選んだことがよかったと思っています。障碍者に対して、私の印象も変わりました。最初にぷかぷかさんと会ったとき、とても緊張でした。そして、みんなは、自己紹介をした後に、ぷかぷかさんのみんなのいろいろな性格を見つけました。ぷかぷかさんのみんなは、優しくて、明るくて、面白い人達です。前のちょっと怖い印象と全然違います。みんな組を分かれて、ゲームをやりました。一日目は、とても楽しかったです。二日目に、私は、もう緊張しなかったです。みんなは自分の趣味や、好きな食べ物や、好きな歌などを交流していました。ぷかぷかさんのみんなは、自分の仕事と目標も話しました。みんなは、素晴らしい人だと思います。三日目、私が体調不良ですから。参加していませんでした。残念でした。四日目、絵をかきました。ぷかぷかさんのみんなの想像力が素晴らしいと思いました。絵も上手です。私がびっくりしました。この四日間に楽しかったです。わたしは、障碍者と普通の人の違いがないと思います。彼らも、自分目標や趣味が持っています。とても純粋な人達です。私は、みんながそのままで楽しく毎日を過ごすことを望んでいます。この四回の授業で、珍しい思い出を作りました。いろいろな経験を積んで、感謝の気持ちを持っています。  ふり返りの授業で出た意見 <授業を受ける前の障がい者に対するイメージや自分の気持ち> ・怖い ・自分の安全を心配して近寄りたくない ・自分をコントロールできない人たち ・他人に危険を及ぼす ・自分と異なる存在 ・特に気にしていなかった(無関心) ・中国では、障がい者は自分で自立して生活できない、家族が世話をしている、家に引きこもっている、孤独な存在である。   <ぷかぷかさんの授業を受けた後のイメージと自分の気持ち> ・一生懸命な人たち。 ・とても珍しい経験をして、もっと関心をもつべきと思った。 ・とても親切でかわいい。 ・とても純粋でやさしい人たち。 ・自分の目標を持って生活や仕事をがんばっている人たち。 ・もっとこのような機会をつくるべき。   <障がい/障がい者に対するたくさんの法律があるのに、なぜ相模原事件のようなものが起きてしまうのか> ・障がい者のことをよく知らないから自分のイメージで障害者はこういうもの、こうあるべきだと決めつけているから。 ・効率の悪さや時間がかかることなど、障がいのない人と同じようにできないことが許せないと思ってしまうから。 ・法律があると知っていてもそういうことが起きてしまう。 ・メディアが障がい者を「弱い」「助けが必要」というふうに伝えて、そのような印象をつけている。 ・出会うチャンスがない。 ・障がい者に対して関心をもっていないから。   <ぷかぷかさんからもらったメッセージ、ぷかぷかさんが社会に発信しているメッセージ> ・自分らしさや個性を大事にしていいんだよ、というメッセージ。みんな違ってみんないい。 ・「効率性」「生産性」が低くてもわたしたちは楽しく生きていくことができる。一般人ができることはわたしたちにもできる。どんな世界でもわたしたちは自分たちの力で生きていくことができる。 ・障がいのない人たちの中には自分の生活を大切にしていない人もいるが、ぷかぷかさんたちは自分の生活を大事にしている。とっても前向きなメッセージをもらった。 ・自分たちのやり方でわたしたちは社会貢献できる。前向きなメッセージ。  ●●●  わずか4回の授業でこれだけのものが引き出せました。私一人で授業をやっても、これだけのものは引き出せません。やはりぷかぷかさんがいたからこそ、これだけの言葉や絵が引き出せたのだと思います。  ここにぷかぷかさんが社会にいることの意味があります。  社会にはぷかぷかさんがいた方がいい、彼らがいれば社会がこんなにも豊かになる、ということが今回の授業でも明確に示せたと思います。  「障害者はいない方がいい」といった相模原障害者殺傷事件の犯人は、結局こういう豊かな関係を目の前の障がいのある人たちと築いてなかったのだと思います。それは犯人の特異性、というより、津久井やまゆり園の障がいのある人たちへの姿勢、おつきあいがそのまま反映したものだと思います。  この授業に参加した学生さんの何名かに8月3日(土)の上映会の午後の部でそれぞれの体験を話してもらう予定です。彼らの体験こそが、相模原障害者殺傷事件を超える社会を作る上で、大きな力になります。 今までの授業の記録 www.pukapuka.or.jp ぷかぷかさんの絵巻物づくり www.pukapuka.or.jp
  • 7月1日(月)、桜美林大学で、学生さんとぷかぷかさんが一緒になって絵巻物を完成させます。
     桜美林大学の学生さんが作った詩(ぷかぷかさんとの出会いの物語)を元にぷかぷかさんが絵巻物を作りました。まだ完成ではなく、7月1日(月)の授業で、学生さんと一緒に完成させます。  絵の元になった詩  絵巻物は別の詩を元にしたもう一枚があります。  7月1日(月)はもう一度詩を振り返り、ぷかぷかさんの描いた絵巻物をしっかり見て、更に必要な絵、言葉を描き込みます。  全盲の学生さんも参加しますので、その方へ、どのように伝えるのかが、大きな課題です。ぷかぷかさんがどのような言葉で説明するのか、すごく楽しみにしています。目の見える学生さんが目の見えない学生さんにどのように説明するのか、ものすごくいろんなチカラが問われると思います。  でも、ここでみんなが、目の見えない人にどうやって伝えようかと一生懸命考えることがすごく大事だと思います。そのことが、このワークショップの場を更に豊かにします。  今回は演劇ワークショップ、すごろくワークショップの2回のワークショップで、学生さんとぷかぷかさんがすごくいい出会いをしました。その出会いを元に学生さんたちが、まずそれぞれで詩を書き、その個人の詩を一旦ばらばらにし、みんなの詩として構成し直しました。みんなの詩には、みんなのエネルギーが集まり、一つのチカラを持ちます。 詩を作るところまでの記録 https://www.pukapuka.or.jp/2019/06/27/3134/  みんなの詩を元にぷかぷかさんが絵巻物を作りました。学生さんのエネルギーにぷかぷかさんのエネルギーが加わって、完成した暁にはどんなチカラを発揮するのだろうと、すごく楽しみです。  更に今回は全盲の学生さんがいることで、新しいエネルギーが加わります。  今回の授業に参加した学生さんのうち何名かは8月3日(土)みどりアートパークホールで開かれる相模原障害者殺傷事件をテーマにした上映会に参加し、壇上で、ぷかぷかさんとの出会い、今回の絵巻物作りのワークショップの話をします。  相模原障害者殺傷事件の犯人は「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」といいました。本当にそうか、学生さんたちに聞いてみたいと思います。
  • 詩を書くとき、頭に浮かぶのは、ぷかぷかさんたちの笑顔
     先日、ぷかぷかの近くの東洋英和女学院大学でぷかぷかさんと出会う前と、出会ったあとの自分の中の変化をテーマにそれぞれ短い詩を書き、それをみんなの詩にまとめるワークショップをやりました。 pukapuka-pan.hatenablog.com  それぞれの詩を、一度ばらばらの言葉にし、それをみんなの詩にまとめるという作業は、すごく大変です。でも、その大変な作業の中で、言葉を吟味したり、人と話をする中で、自分の体験が更に深まり、幅を広げます。そうやってできあがった詩は、みんなの体験、思いを表現していて、ひとつの「新しい価値」といっていいと思います。ぷかぷかさんとの出会いが、一つの「新しい価値」=詩を生み出したのです。来年1月27日の「表現の市場」の舞台で発表してもいいくらいの価値ある詩です。  詩を書いたり、それをまとめたり、できあがったみんなの詩をみんなで朗読したり、といったことは、おそらく初めての経験で、しかもそこにぷかぷかさんとの出会いの物語が絡み、すごく新鮮で、おもしろかったのではないかと思います。  できあがった詩を見てみると、ぷかぷかさんに出会う前は、障がいのある人たちに対して、「怖い」「近寄りたくない」といったとてもネガティブなイメージの言葉が並んでいます。ぷかぷかさんに出会ってからは、「心が穏やかになった」「あたたかい気持ちになった」など、ポジティブなイメージの言葉が並びます。ぷかぷかさんと出会うということが、どういうことなのか、一目でわかります。今回のワークショップは、ぷかぷかさんと出会うことの意味を、あらためてみんなで共有できたと思います。  学生さんたちの言葉を見ると、ぷかぷかさんに「何かやってあげる的」な、上から目線の言葉はありません。どこまでもフラットな関係の言葉です。一緒にいることで私たちが豊かになるような言葉です。こういう言葉こそが、ぷかぷかさんと一緒に新しい時代を作っていくのだと思います。  「共生社会」「共に生きる社会」は、こういう関係から始まるのだと思います。あーだこーだの議論ではなく、こういう関係を丁寧に作っていくことこそ大事だと思います。  ちなみに学生さんたちは石渡教授の「共生教育論」という授業を受けていた人たちです。その授業の4枠をもらって、こういう関係を作りました。第1回目は『Secret of Pukkapuka』(カナダで上映した映画)の上映と私の話、第2回目は『すごろくワークショップ』、第3回目は『演劇ワークショップ』、第4回目は『みんなの思いをまとめる一本の詩を作るワークショップ』です。  そのときの学生さんたちの感想が上がってきましたので、紹介します。 ・今回の授業では一人一人がぷかぷかさんとの出会いを詩に書き、それをいったんばらしたあと、一つの詩にするという内容でした。このような詩作は初めてで、本当にまとまるのか、最初は想像できませんでした。ですが、できあがってみると、自分の詩には考えられない広がりのある詩になり、とても感動しました。詩を朗読したときは、とても神秘的でなんとも言えない空間になって、心がほっこりしました。 ・みんなで詩を読んだり、作ったりするのは初めての体験でした。またみんなが作った詩を聞くのも楽しかったです。同じ体験をしていても、それぞれ思っていることがちがっていて、みんなの意見を聞くことができてよかったです。 ・初めて詩を書くのは、とてもむつかしかったけど、みんなが一人一人書いた詩がばらばらになって、一つの詩になるのがすごくステキなことだと思いました。 ・障害を持つ方と関わる機会はほぼ初めてだったので、この授業が始まる前は緊張していた。でも、ぷかぷかさんはとても心を開いて私たちに接してくれた。その人のことを詩にすることができてよかったと感じた。 ・一人一人が書いた詩をつなげて、こんな大きな詩になるんだと驚いた。このつなげた詩を見直すと、ぷかぷかさんとふれあった体験がよみがえってきた。 ・ぷかぷかさんたちとの思い出を、みんなで一つの詩にすることはとても楽しかったし、達成感がありました。ぷかぷかさんと出会えて、本当によかったとあらためて思うことができました。 ・最初にみんなで順に詩を読んでみて、心を込めて読んだり、音楽をかけて読んでみると、詩の印象が大きく変わることがわかりました。実際に自分で4〜5行の詩を書いてみて、一人一人ちがった詩だったけど、とてもきれいにまとまり、驚きました。どのグループも、はじめは障がいのある人のこと怖かったけど、ぷかぷかさんと会ってから、元気をもらえた、考え方が変わったなど、マイナスのイメージがプラスに変わったものが多かったです。みんなで一つの詩を作るのは初めてでしたが、楽しかったです。よい詩ができたと思います。 ・本日のワークショップ、みなさんと言葉を交わすことで、たくさんの思いにふれることができて、非常に勉強になりました。他のグループの詩もとても素敵でした。もっと時間をかけて、みなさんと詩を作りたいと思いました。ばらばらな言葉が一つにまとめることが、とても難しかったですが、一つにまとめたとき、本当に楽しかったです。 ・詩にすることで初めて気づくこともあり、先生もいっていたが、障がい者の人々に介護したりすることだけではなく、自分たちもぷかぷかさんに与えられているということに気づいた。みんなの思っていることも自分と同じだったり、わかり合えることも多かったです。 ・最初は何をやるのか全くわからなくて、戸惑っていましたが、声に出して詩を読んで、とても気分がよくなりました。声に出して読むということはいいことだと感じました。淡々と読むのではなく、気持ちを入れて読むことが大事だと思いました。 ・他の人の詩を組み合わせることで、一人の詩よりも、更に深い詩になった気がする。 ・詩なんて自分に書けるだろうかと不安だったけど、思ったこと、感じたことをそのまま書いてみた。グループでつなげてみると、似たような言葉や、気づかなかったことが書かれていた。一つの詩にまとめてみたら、なんと素敵な、すべての思いが入った詩ができて、心があたたかくなった。 ・今日は詩を作ると聞き、私は文才がないから書けないと思っていた。それぞれが書いた詩をグループで組み合わせた。みんなの作った言葉を組み合わせたことで、すばらしい詩ができあがった。 ・それぞれ感じた素直な感想を聞き、自分にはなかった感情などを共有することで、新たな気持ちを発見することができて、楽しかった。言葉をつなげることで、みんなの意見をより感じることができたので感動した。三つのチームそれぞれ全くちがった詩ができていて、自分にはなかった感情も共有できる作業だったので、おもしろかった。 ・詩を書いたことがなかったので、最初は戸惑いましたが、みんなの言葉を合わせるとよいポエムになったので、よかったなと思いました。詩の流れが変わる時に言い方を変えたり、気持ちを入れるのが大切だと感じました。 ・詩を作る(こんなに長い)のは初めてだったので、最初は不安だったけど、それぞれの思いがちがっていて、みんなの思いが聞けてよかったです。また、ぷかぷかさんとも一緒に詩を作りたいと思ったので、今度はぷかぷかさんを連れてきてください。 ・今回の授業は楽しみにしていた詩作りでした。詩を書いたり、みんなと言葉をつなげていくうちに、ぷかぷかさんとの思い出が浮かんできた。浮かぶ映像は笑顔や輝きだったので感動しました。素直に意見を述べてつなげることがどんなに重要なことか理解できた。  自分の言葉がばらばらになっても、一つにまとまることには驚いた。ポジティブな言葉、ネガティブな言葉、印象が変わる言葉など、それぞれでまとめていくのがおもしろかったです。  読むだけでも感動しましたが、音楽に合わせたり、個々の個性がつらなる音読で詩のイメージががらりと変わることがわかった。  中学校の時に詩にふれることが多く、懐かしく感じたのだが、大人になってあらためてふれてみると、より新鮮な印象でした。先生もおっしゃっていたのだが、集団詩の偉大さ、飾らずに正直にできあがったものが一番よいものになると感じた。 ・今日は一人一人作った詩を更にばらばらにして、それをまた集めて一つの詩にしたが、ふだんから詩を作ろうなんて思うことがないので、新鮮だった。ほかの人の言葉も使って一つの詩を作ると、一人では絶対にできない詩ができたと思う。 ・文章を考えることが元々好きだったので「4〜5行の詩を考えよう」となったとき、すぐ書くことができました。しかし自分の詩だけならまだしも、他の人の詩とつなげるとなった時、「人それぞれ考え方や文章の表現の仕方がちがうのに、一つの詩になるのだろうか?ちぐはぐになってしまうのではないか」と不安でした。でも、いざ作るとなって、みんなで提案し合いながら作り上げていくことで、みんなの気持ちのこもったとてもいいものになったと思います。 ・実際に思いを書き出してみると、みんなはこんな意見や思いを持っていたんだなと感じた。読み方や音楽が加わることで、またちがった印象で見えた。 ・グループで作る詩は、たとえ私の変な詩も、素敵な詩になり、みんなの心が一致した気分になった。 ・みんなの素直な感想がすべてつながって詩になるのがすごいと感じたし、とても思いのこもった詩に3組ともなっていて感動した。出会う前後で気持ちの変化があったことがわかった。また、音楽の効果が安らぎ感や思い出を振り返るような時間になっていると感じた。 ・詩をつなげるというのは初めての体験で、最初は戸惑いました。やっていくうちに友人の意見を聞くことができて、感じ方が様々でおもしろいなと思いました。場面が変わる瞬間の言葉など、感情を込めて読むことで、またいい味が出てきてよいなと思いました。個人で作るよりも、みんなで作った方が、よりよい意見が出てよかったです。素直な気持ちが出て、おもしろかったです。京都駅前の路上でやった劇の話を聞いて、驚きました。ワークショップで、そんなことができるなんてすごいと思いました。 ・みんなで詩を作るのは大変だった。並べ替えたり、間を置いて話すのも、簡単に見えて、意外と大変だった。詩を作るなんて十数年ぶりで、正直不安だったし、いやだったけど、人の詩を聞くのはおもしろく感じた。集団詩なんてものがあるとは知らなかった。「作らないことを意識しながら作る」という言葉がとても記憶に残った。 ・ポエマーになった気持ち。自分が「ぷかぷか浮く空にあるくもみたい」と書いたら、ほめられてうれしかった。  ・詩を作る体験も、読む体験もしたことがなかったから、とてもよい機会になった。更に個人の詩をばらばらにして、全員のものを合わせることはしたことがなかったので、楽しかった。 ・詩を朗読することは初めてだったが、自分が素直に感じたことをグループで話し合って、考えながらつなげていくというワークは、小学生の時以来、自分がやった記憶がなく、懐かしい気持ちになった。 ・「出会いとは必然」「出会いとは奇跡」とても素敵な詩が書けたと思う。 ・ぷかぷかさんがおっしゃっていた「飾らない自分」というのは大切だと思いました。今の自分に必要だと思いました。
  • ぷかぷかさんとの出会いを一本の詩にしました。
      東洋英和女学院大学でみんなの思いを一本の詩にするワークショップをやりました。  ウォーミングアップで谷川俊太郎の詩「生きる」をみんなで朗読しました。   生きているということ   今生きているということ   それはのどが渇くということ   木もれ陽がまぶしいということ   ……  を、一人一行ずつ声を出して読みました。声を出して読む。ただそれだけで、心と体が、ほんの少し自由になります。   少しからだがあたたかくなったところで、ぷかぷかさんとの出会いを4〜5行の詩に書いてもらいました。出会う前はどうだったのか、出会ってからはどうだったのかを短い詩で表現してもらいます。  机の上ではなく床の上でやったので、みんな初めての体験で、どうかと思ったのですが、やり始めるとみんな集中して取り組んでいました。  個人詩ができあがった段階で一人一人発表すればよかったのですが、これに時間をとられると、次の集団詩を作る時間がとれなくなるので、発表を飛ばして、個人詩をばらばらにし、ばらけた言葉たちを組み立て直す作業に入りました。  なんとなく似たような言葉を集めていくのですが、50個近い言葉が並んでいると、似たような言葉を探すにも大変です。それで、なんとなく始めにあるといい言葉、終わりにあるといい言葉をまず探しました。次に物語が始まりそうな言葉、物語の中身を語る言葉などを探しました。 www.youtube.com  この時間が一番大変だったようです。たくさんの言葉たちとにらめっこするように、言葉の場所を変えたり、入れ替えたりの試行錯誤が続きます。お互いいろんな話ができたと思います。お互い話をする、というところがこのワークショップの大事なところです。話をすることで、できあがったみんなの詩が、チカラを持ちます。  みんなの詩ができあがったところで、壁に貼り、それを朗読します。 www.youtube.com www.youtube.com   最後の朗読は、もう少しゆっくりと言葉にふれながら読んでほしかったのですが、ま、初めてだったので、みんなの詩ができただけでもすばらしいことだったと思います。  いずれにしても、短い時間で自分たちの体験をまとめ、一本の詩に仕上げ、それを朗読するところまでいけたのはすばらしいことだったと思います。   「最初は怖かった」「近づきたくなかった」「不安だった」といったネガティブな言葉が並んでいるのですが、ぷかぷかさんたちと出会ってからは「我々にはないポジティブな世界」「ただただ自由なんだ」「楽しい気持ちになれた」といったポジティブな言葉に変わります。  学生さんたちは、ぷかぷかさんたちと本当にいい出会いをしたのだと思います。何かをやってあげる関係ではなく、自分の人生がもっと開いていくような関係ができたように思います。それが一本の詩から読み取れます。  いつもなら、このみんなの詩を元に芝居を作るのですが、今回は時間がなくて、詩を作るところで終わりました。機会があれば、ここから芝居を起こしたいと思っています。芝居にすると、詩にした世界がもっと自分のものになります。   この関係の中で、これからもっともっとおもしろいことができれば、と思っています。  創英大学では文化祭にぷかぷかさんが出かけていって一緒におもしろいことができればいいね、という話まで出ています。先日はクリスマス会をやりましたが、今度は文化祭で、よりクリエイティブなことをやりたいと思っています。    ★学生さんたちの感想は後日アップします。       
  • 授業を受けている時の表情よりもずっと素敵です
     創英でクリスマス会をやったときの写真を授業を担当している平野先生に送ったところ、  「学生さんたちの笑顔が、授業を受けている時の表情よりもずっと素敵です」 とメールがありました。  これって、なんなんだろう、と思いました。ぷかぷかさんが何かやったわけではありません。ただ普通に接しただけで、こんな笑顔にみんななったのです。  やっぱりこれは、ぷかぷかさんたちの「魔法のチカラ」としかいいようがありません。  笑顔は、幸せな人生そのものです。ですから、みんなをこんなふうに笑顔にするぷかぷかさんは、やっぱり社会に必要な存在なんだと思います。  共生社会を作ろうとか、共に生きよう、とか、ごちゃごちゃ言わなくても、こうやって一緒に楽しいことをやれば、みんなが笑顔になれるのです。そういう機会をこちらがお膳立てするのではなく、学生さんたちが自主的にやった、ということが、今回すごくよかったと思います。自主的にやりたくなるようないい関係ができていたことが大事です。
  • 創英でクリスマス会
     ぷかぷかの近くの創英大学でぷかぷかさんを招いてクリスマス会がありました。今まで障がいのある人たちとほとんどおつきあいのなかった学生さんたちが、ぷかぷかさんたちを招いてクリスマス会をやる、というのはすごいことだと思います。  創英大学では講義のコマを3コマいただき、上映会と私の話、双六ワークショップ、演劇ワークショップを行い、それと平行して学生さんそれぞれの都合のいい日に3日、ぷかぷかに体験実習をしに来てもらいました。その流れの中でぷかぷかさんととてもいい出会いをして、クリスマス会の企画が持ち上がりました。ぷかぷかさんたちと楽しい時間を一緒に過ごそう、という企画です。  よくある、彼らのためにクリスマス会をやるのではなく、一緒にやると楽しいから、という理由がすごくいいと思います。ほんのまだ一ヶ月ちょっとのおつきあいですが、ぷかぷかさんておつきあいするとすごく楽しい、という思いがみんなで共有できていたのだと思います。  「今日はイエスキリストの2018回目の誕生日をお祝いする会です」 という辻さんの開会宣言とUSAの歌で、いきなり盛り上がりました。 学生さんたちの考えた双六ゲームをやりました。 クリスマスカードの交換をしました。  こんなすばらしい関係ができたので、この関係の中で新しいものを作り出せたら、と思っています。たとえばぷかぷかマルシェで、学生さんとぷかぷかさんが一緒にお店を出すとか、創英の文化祭に学生さんとぷかぷかさんで一緒に何かを作って出すとか、クリエイティブな関係ができたら、と思っています。  来年1月半ばには、ぷかぷかさんと出会ってからの学生さんそれぞれの思いを一本にまとめるようなワークショップをやる予定です。みんなの思いをうまくまとめられたら、絵本の手がかりが見つかります。  いずれにしても、今後が楽しみです。
  • こんなに素直に生きてていいんだ、と気づくことができました。
     東洋英和女学院大学で学生さんとぷかぷかさんとで演劇ワークショップをやりました。1時間程度の簡単なワークショップでしたが、それでもとてもいい関係ができました。そのいい関係の中で学生さん達はすばらしい気づきがありました。 ●●● ・最初、自分を表現することも恥ずかしがっていた私は、ぷかぷかのみなさんと過ごしているうちに、あたたかい気持ちになり、こんなに素直に生きてていいんだ、と気づくことができました。ストレスや負担を抱える私たちの世界観とは異なり、生きやすい世界だと思えるようになりました。ハイタッチや手と手でつながる心のつながりで笑顔になれます。もっとぷかぷかの方々とふれあって素直な心を取り戻していきたいと思いました。いろんな発見があり、見習うことが多いので,また会う機会が欲しいです。 ・2週連続参加しましたが、どちらもとても楽しかったです。とても仲良くなれたので、別れるのが悲しいくらいです。障がいのある方たちはとても自由で,素直で、自分の気持ちに正直に生きていて、とても尊敬しました。タカサキさんもこの仕事をやっていて、自分自身が自由になれた、とおっしゃっていましたが、とても納得しました。また会いたいです! ・ワークショップを通して、心がとてもあたたかくなりました。ぷかぷかさん一人ひとりが、とても表現力が豊かで、素直に自分の気持ちを表していて、自分にはないものを多く持っているなと感じました。障がいのない自分よりも、心や考えが豊かで、見習いたいものがたくさんありました。障がいのある方とふれる機会がないので,とてもよい経験になりました。ぜひまたお会いできる日を楽しみにしています。 ・ずっと手を握ってもらっていて、すっかり冷え性の私も、手が温かくなりました。ありがとうございました。 ・今回もぷかぷかのみなさんは自由で、何にもしばられずに、いいな、見習いたいなと思いました。自分にはすぐにできないこと、恥ずかしがってしまうようなことを、自由に、積極的に、かざらない、そのままの姿で表現し、生きている姿は素敵で、見習いたいです。今回も面白く、ほっこりしました。 ・ぷかぷかのみなさんはとても自由奔放で、とても気さくに接してくれて嬉しかったです。 ●●●  「こんなに素直に生きてていいんだ、と気づくことができました。」という感想は、今までのよくある障害者観をひっくり返したように思いました。あれができない、これができない、に代表される、マイナス評価のかたまりのような貧しい障害者観が社会にはあります。そんな中で、彼らの素直な生き方にふれ、そんなふうに生きてていいんだ、という気づきは、自分の生き方そのものを問い直すものだったと思います。いろんな規範に縛られた、不自由きわまりない自分の生き方に気がついたのだと思います。ぷかぷかさんたち、つまりは障がいのある人たちが、自分のこれからの生き方を教えてくれるようなすばらしい存在だった、というわけです。  「障がいのない自分よりも、心や考えが豊かで、見習いたいものがたくさんありました。」という気づきもすばらしいですね。障がいのある人たちの心や考えが,自分よりも豊かだ、という気づきは、上から目線の障害者観をひっくり返します。  ここから障がいのある人たちとの新しい関係が始まります。その関係からは、新しい価値、新しい文化が生まれます。それが「ともに生きる」ことの意味だと思います。
  • 初めてぷかぷかさんとふれあって、一緒に遊んでみて、すごくおだやかな、やさしい気持ちになりました。
     ぷかぷかの近くの東洋英和女学院大学でぷかぷかさん達と一緒に「すごろくワークショップ」を行いました。   腕相撲は、一気にいい関係を作ります。お互いが必死になって、こんなすてきな笑顔を引き出します。 こんなふうに見つめ合ったりも。 足を使ったじゃんけん www.youtube.com 参加した学生さん達の感想がすばらしいです。ぷかぷかさん達が、学生さん達を耕し,豊かにしていることがよくわかります。ぷかぷかさん達の生き方を見て、学生さんたち、自分自身の生き方について、いろいろ思うところがあったようです。福祉的な発想で彼らと見ないと、人はこんなにも豊かになれるということだと思います。 ●今日の授業はぷかぷかのみなさんが来て、明るい授業になったと思いました。一人ひとりが心からすごろくを楽しんでいて、無邪気な姿を見てとてもよい雰囲気だと感じました。日常生活を送っていると、あまり生き生きしている人を私は見ません。みんな、あれは嫌だ、これは嫌だ、面倒くさい、つまらない、だとかマイナスのことが多いと感じます。私もそういった面があります。  しかし、ぷかぷかのみなさんは、仕事が楽しい、好きな趣味がある、大好きな人がいる、得意なことがある、自分らしく、恥ずかしがらずに自由に生きているのだと思いました。私も自分らしく、一つ一つのことを楽しんで生活したいと思いました。社会も一人ひとりが明るく生き生きした、縛り付けられない世界になって欲しいです。 ●ぷかぷかさんと初めて交流しましたが、みなさん個性豊かでお話しが上手だなと思いました。自分が得意なことや好きなことを明確に言えるのがすごいなと思いましたし、才能があるのだなと感じました。私は得意なことは何かと聞かれてもすぐには答えられないと思います。彼らはとても自由に生き生きと日々を暮らしているのだと実感しました。 ●今日ぷかぷかさんが英和に来るのをとても楽しみにしていましたが、思った通り、とても楽しい時間を過ごせました。私は元々コミュニケーションをすぐとれる方ですが、ぷかぷかさん達は私の上をいっていました。自分の特技や趣味など積極的に話せていて、とても尊敬しました。また再来週ぷかぷかさん達に会えることを心から楽しみにしています。 ●話をしていてアイドルグループが好きな人が多いと感じました。特に嵐。そういったアイドルの人を見て歌やダンスを覚えるのが楽しいのだということが伝わってきました。恥ずかしいと思ったら恥ずかしいという感情を言葉や顔で表してくれるので、どう思っているかということが伝わりやすかったです。 ●今まで知らなかったことを一気に知ることができた気がして、非常に有意義な時間でした。とても楽しかったです。 ●「はい、ではやってみましょう」とお題を投げられたときに、私は他人の顔色をうかがってしまうのに対し、純粋に楽しむことができているぷかぷかさんの姿にはっとさせられた。ぷかぷかさん達の反応が新鮮に感じているけれども、実は人として基本的な「人の話を聞いてうなずく」出会ったり「質問をしてみる」といったことで、自然にできていたはずのことができていないのだな、と少し淋しい気持ちになった。 ●障害者の方と町ですれ違ったりすることはありますが、直接ふれあったことはなかったので、 とても新鮮でした。ぷかぷかさんはみなさんとても元気で明るく仲がよい印象を受けました。自分の気持ちに正直で、自分の思いをストレートに伝えることができるのは素敵なことだと思います。 ●学生と比べてぷかぷかの方々はとても積極的に話していたり、みな仲がよくてとてもすごいと思いました。人にものを伝えるのがとても上手で、話を聞いてて楽しかったです。 ●初めてふれあう方ばかりで最初は戸惑いましたが、最後の方は少し仲良くなれたかなと思いました。 ●すごく素直で、かわいかったです。すごろくでじゃんけんしたり、手をつないだり、腕相撲をしたり面白かった。腕相撲が強かったのは驚いた。歌とダンスを躊躇なく披露してくれるのはすごいと思った。上手だったし、見習いたい! ●一緒に遊んでみて、ぷかぷかさんはみんな一人ずつ個性があって、かわいいとさえ思った。障がいを持った子を産むとすごくかわいくて仕方がないよ、という話を聞いたことがあったけど、本当だなと今回の交流で知ることができた。私たちより恥ずかしがったり、他人の目を気にすることなく生き生きとしている姿に元気をもらえた。 ●隣の大学に通う私の友だちがぷかぷかさんとの授業はとても楽しいと聞いていたので、どのようなものか楽しみにしていた。昨日もその友だちと会い、ぷかぷかの方を連れてきていて、その友だちが笑顔になったのを見て、ぷかぷかの方たちとの時間が楽しかったのだと感じて、少し安心した。今日も裏表のないぷかぷかさんと過ごして私もとても楽しかった。 ●私は駅で障がいを持った人にバッグを開けられたりしたことがあったので,あまりいいイメージは持っていませんでした。でも、ちゃんと関わってみると、とてもよい人たちばかりで、みんなかわいくて,一緒にすごろくをしているだけで、発言の積極性がすごくて、自分から話してくれたり、いろいろなことを知ってもらおうとする姿勢を見て、とても楽しい気持ちになりました。いろいろな偏見や固定概念がなくなるいい機会だったなと思います。 ●障がいのある方は目立つことが嫌いだったり、人とコミュニケーションをとることを好まないと思っていたけど、以外とそうでもなく、みんなの前でダンスや歌を披露していて、すごいと思った。また、ポジティブに物事を考えていて、素敵だと感じた。プラスに考えることは簡単なようで難しいから,私も見習いたいと思う。障がいのある人は私たち以上に人生を楽しめていると感じた。私たちは「だるい」「面倒」と思いがちなことでも、彼らは楽しんで取り組めているので、見習わなければいけないと思う。今回のようにふれあう機会があると、マイナスのイメージとか固定概念を壊すことができると思う。 ●障害者の方は私たちとどこか違うと思って、偏見だとわかっていながらも、あまり関わってきませんでした。しかし、今日実際に関わってみて、あまり私たちと変わらないということがわかりました。見た目も、話し方も、私たちと変わらないのに、今まで関わらなかった自分がもったいなかったと感じました。来週も交流できるのが楽しみです。 ●ぷかぷかさん達は、やさしくて、面白くて、楽しかったです。「好きな歌を歌って」というすごろくの目も、私たちは少し恥ずかしさを持っていましたが、ぷかぷかさん達はそんなこと全くなく、上手に歌っていました。最高だなと思いました。そのようなまっすぐなところは素敵だなと思うし、見習いたいと思いました。ぷかぷかさんはみんな面白い人ばかりです。 ●今回、すごく歌も上手だったし、お話も楽しくて素敵な時間でした。ぜひまた一緒にワークショップをしたいと思いました。私は元々ぷかぷかさんに対してよい印象というか、楽しい印象があったけど、更にファンになれたと思いました。楽しく笑顔で過ごす大切さを再認識しました。
  • 障がいのある人とおつきあいすると「得する」って、こういうことかなとも思いました
     ぷかぷかの近くの創英大学で簡単な演劇ワークショップをやりました。三回連続の講座で、1回目は映画『Secret of Pukapuka』の上映と私の話、2回目はすごろくワークショップ、そして今回の演劇ワークショップです。回を重ねるにつれて、ぷかぷかさんのおかげで、学生さんの心と身体がどんどん自由になってきました。  学生さん達の顔を見てください。障がいのある人たちとの関係の中で、こんなにいい顔のできるのが演劇ワークショップです。今回やったのは「ネーム&アクション」「早並び競争」「ドラゴンテイル」「笑いの階段」「マルマルマル」「ギブミーシェイプからお話作り」などです。  全部で1時間くらいでしたが、そのわずかな時間で、こんな笑顔でつきあえる関係が演劇ワークショップではできるのです。  創英の学生さん達は、この連続講座と平行して三日間ぷかぷかに来て体験実習を行っています。今まで障がいのある人たちとほとんどつきあったことがなかった人たちが、みんなぷかぷかさんたちととてもいい出会いをしています。  ぷかぷかさんとおつきあいするとすごく楽しいので、今度創英でぷかぷかさんを呼んでクリスマス会をやろうという話も持ち上がり、今準備が進んでいます。学生さんとぷかぷかさんで打ち合わせもします。クリスマス会では学生さんとぷかぷかさんが一緒にクリスマスにまつわる簡単な芝居をやるかも知れません。  ぷかぷかさんたちが地域の人たちといっしょにやっている演劇ワークショップの大道具作り、小道具作りが本格化するので、学生さん達に手伝ってもらう予定でいます。ぷかぷかさんたちと一緒に作ります。自分が制作に関わった大道具、小道具が、来年1月27日(日)みどりアートパークホールの舞台で活躍します。  更に、今回のぷかぷかさん達とのすばらしい出会いを絵本にまとめよう、という話もあります。今回見つけた宝物のような出会いを絵本という形で子ども達に伝えようというのです。学生さんは子ども教育学部。将来相手にする子ども達を頭に浮かべながら絵本を作ります。内容、構成は学生さん、絵はぷかぷかさんが描きます。学生さんとぷかぷかさんとのコラボで絵本ができるのです。  クリスマス会も、大道具、小道具作りも、絵本作りも、ここはもう小さな「ともに生きる社会」です。  今回の出会いを小さな子ども達に絵本を通してどうやって伝えればいいのか、学生さん達は一生懸命考えます。ぷかぷかさんとの出会いを、そういう形で振り返ります。出会いの意味を考えます。考えることが、絵本という形になります。絵本はともに生きる社会を作る手がかりになります。  そもそもどうして今回の出会いを子ども達に伝えるのか、といったことも考えます。それを考えることは、今の社会を考えることです。社会の中で障がいのある人たちはどのように位置づけられているのか、彼らと私たちの関係はどうなっているのか、を考えることです。2年前の相模原障害者殺傷事件は単なる犯人の特異性だけで済ませていい事件なのか、といった問題も、これを機会に学生さん達と一緒に考えていきたいと思っています。  絵本作りは、ですから、ただ単に絵本を作るだけではなく、学生さんにとっては、社会を、その中での自分の生き方を考える、すばらしい機会になると思います。  最近おつきあいのある協進印刷さんは、学生さんとコラボしながら絵本を作っています。そこに相談しながら、しっかり読んでもらえる本物の絵本を作りたいと思っています。 www.kyoshin-print.co.jp  製作の資金面では、内容的に「ともに生きる社会」を作っていく上での手がかりになるような絵本なので、共生社会を作るべく活動をしている県の共生社会推進課に相談しようと思っています。もしお金を出してもらえれば、今回制作する絵本はたくさんの保育園、幼稚園などに配布することができます。「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」というメッセージが、小さな子ども達にもわかりやすいやさしい言葉と絵でたくさんの子ども達に伝わるのです。「ともに生きる社会」に向けての、大事な種まきになります。  県民のこういう活動を支えてこそ、「ともに生きる社会」はみんなで作っていくもの、になるのだと思います。「ともに生きる社会かながわ憲章」のサイトには「私たちは、この憲章の実現に向けて、県民総ぐるみで取り組みます」とあります。今回の企画は、憲章の実現を本気でやろうというものです。   何よりも、相模原障害者殺傷事件を超える社会は、アーダコーダの議論の果てにあるのではなく、こうした小さな実践を積み重ねてこそできあがっていくものだと思います。  絵本制作は創英の学生さんと話しながら唐突に持ち上がった企画ですが、いろいろ考えていくと、こんなふうにいろんな意味を持っていて、「ともに生きる社会」に向けて、ちょっとわくわくするような企画です。ここから新しい物語が始まります。時々進捗状況を報告します。 学生さん達の演劇ワークショップの感想 ●ぷかぷかさんと交流してみて体全体を使ってコミュニケーションをとることができました。波の動きや城などグループになり、1つの絵になってとても思い出となりました。それぞれ波の音の表し方や城などの形のイメージを学ぶことになったのでとてもよかったです。 ●身体全体を使ってコミュニケーションを取り合うことができたのでとてもよかったと思います。私はまだぷかぷかさんの体験をしていないのでとても楽しみになりました。体験を通じて学べることはまだまだあると思うので意識したいです。   ●今回、体で表現する中でぷかぷかさんの様々な表情を見ることができ、楽しむことができました。3つのグループに分かれて、みんな個々のイメージを持ってその表現している姿を見て楽しむことができ、グループで一緒になって考えることで1人ひとりの考えている事の違い、また学生とぷかぷかさんが考えていることの違いがあり、面白いと感じました。ぷかぷかの活動に行ってからの2度目の授業だったので、ぷかぷかさんと関わりやすく楽しい時間、環境だと感じました。   ●今日ぷかぷかさんと体を使って大きな声で交流することができ、リラックスして行うことができました。みんな楽しそうにしていて心の底から笑うことができました。すでに2回実習させていただきぷかぷかさんと一緒に過ごすことが楽しくて、もっともっと 関わりを持っていきたいと思いました。絵本の話もとてもわくわくしました。私は絵本が大好きでそれを一からぷかぷかさんと作れるのが本当に楽しみで幸せだと思いました。   ●2回目の交流でコミュニケーションだけではなく体を使ってコミュニケーションをとり、難しい面、楽しい面もあり、とても良い経験でした。今回のワークショップをやってみてとても楽しかったです。演劇はやったことがあるので、とても興味があり今後のワークショップもいってみたいなと思いました。 ●今回のこのワークショップをしてみて感じたことは体を一緒に動かすことで仲が深まったと思い、またいろいろな事で触れ合いたいと思った。   ●今日の活動は私自身心から楽しんで取り組むことができました。その心があってか、ぷかぷかさんと素の心で関わることができ、ぷかぷかさんの本質を感じながらふれあう事ができました。「得する」ってこういうことかなとも思いました。私の中であたらしい感覚に出会えて、本当に良い経験になりました。ぷかぷかさんの体験はこれからなので、次ぷかぷかさんと会えるのが楽しみになりました。   ●前回のすごろくワークショップと違って体等を使って動かしたりしたためとても楽しかったです。学生の方が動きがかたく、ぷかぷかさんの方が、良い動きをしていたので見習いたいと思いました。
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