まーさんの中で何か変わるものがあったことだけは確か
死にたい病のまーさん。発表会の一週間前のやりとり。 「発表会のあとは二日代休とります」 「え?なんで代休なの?ワークショップは仕事じゃないよ」 「いや、疲れるので休みます」 と、言い張っていました。 結局ワークショップやっても、それほど変わらなかったのかなぁ、とちょっとがっかりしていました。 本番二日前、 「これ終わったら、しばらく休みます」 と、いいだし、 「ええ?なんで?」 「もう疲れました。」 「楽しいことやってるのに、どうして疲れるの?」 「いや、もうだめです。ぷかぷかも辞めます」 また死にたい病が復活した感じでした。それを乗り越えるべく、ワークショップに誘い、飯田まででかけ、デフパペットシアターの本番舞台に立ったりしたのですが、結局何も変わってなかったのかなぁ、とちょっとがっかりしたのでした。 でも、ここまで来たらもう本番の舞台に任せるしかないと思っていました。本番のぴりぴりした舞台でまーさんが何を感じるか、ということです。それでだめだったら、もうあきらめようと思っていました。 本番舞台ではマッキーとの掛け合いを結構楽しんでる風でした。そうなるように台詞を組み立てておいたのですが、いい感じで二人はやっていました。途中、台詞が飛んでしまったときも、 「あれ?なんだっけ?」 と、ぼそんとマッキーに聞き、割と落ち着いて舞台に立っているようでした。 熱気むんむんの舞台のあとの反省会。 「楽しかったけど、疲れました」 なんていってたので、こりゃ、やっぱりだめかも、と思っていました。 ところが次の日、にんまりしながら私の机の横に立っていました。 「あれ、どうしたの?今日から休むんじゃなかったの?」 「いや、あの〜」 と、頭かいていましたが、とにかくこんなふうににやにやしながら来るんなら大丈夫、と思いました。 まーさんの中で何が起こったのか、よくわかりません。でも発表会の舞台を挟んで、まーさんの中で何か変わるものがあったことだけは確かなようです。