8月12日(土) みどりアートパークリハーサル室で映画『かぐやびより』やります。
8月12日(土)みどりアートパークリハーサル室で『かぐやびより』上映します。『かぐやびより』は「さんわーくかぐや」という福祉事業所の日々を追った映画です。なぜか心がふっと自由になるような映画で、私は3回も見てしまいました。 福祉事業所などという枠を大きくはみ出し、いろんな人がいっしょに生きるには何が大切なのかが画面から伝わってきます。いや何よりもこの映画を見ると、なんだか元気が出てきます。「おーし、明日もみんなと楽しくやろう!」って気持ちになります。これはやっぱりかぐやの人達のパワーなんだと思います。 映画の冒頭、いきなり鶏小屋が出てきます。鶏小屋の匂いを感じるようなこの場面が私は大好きです。もう一目惚れしてしまいましたね。 先日遊びに行った時は、朝から寝ている人がいました。こういう風景はホッとします。 もちろんしっかり働いている人たちもいます。 こんな風にいろんな人が、お互い無理なく自分らしくいられるところがすごくいいです。映画からはそういったことがビリビリ伝わってきます。 『かぐやびより』を見た方の感想。 『かぐやびより』は全く「期待外れ」な映画であり、鑑賞要注意な作品です。 私は、友人の誘いで基礎知識ゼロ、期待満々で上映会に参加しました。3ヶ月前に仲間とともに障がい者支援施設を立ち上げたものの噴出する難題にかなり疲れを覚えていた。 そんな私の期待は、映画でも観て気分転換になればいいな、饒舌なナレーション、エモーショナルなBGM、御涙頂戴的なストーリー展開にどっぷり浸かって泣いたらスッキリできるかも、成功した障がい者施設の運営のヒントでも見つかればめっけものだ、といったものでした。 ところが、映画を見終わった私はぐうの音も出ないくらいの放心状態、まさに私の期待はことごとく裏切られたのでした。 ナレーションもなければBGMもない、一人称視点で淡々と『さんわーくかぐや』を取り巻く自然の営みとそこに集う人々の何気ない日常が映し出され、自分もそこにいるかのような錯覚に囚われました。 そして、障がい者支援に関わっている自分が大事だと思っていた福祉に関する知識や支援スキル、施設の運営術などよりはるかに大事なものがあることに気づかされ、私の福祉に対する考え方が根底から覆る、そんなパラダイムシフトを体験した次第です。 私にとって『かぐやびより』は、そういう意味で「期待外れ」であり、一生忘れることのできない映画となりました。 まだご覧でない方々、くれぐれもご注意ください。この映画は、あなたの人生を変えてしまうかもしれません。 ぜひご参加下さい。参加希望の方は takasaki@pukapuka.or.jp までメール下さい。