ぷかぷか日記

かぐやびより

  • 『かぐやびより』上映会、あたたかい気持ちになれました。
    『かぐやびより』の上映会をやりました。  いちばんよかったことは映画に登場する大王さんが参加してくれてダイオウダンスを踊ってくれたことです。 www.youtube.com  さんわーくかぐやの前理事長藤田慶子さん、大王さんをゲストにお迎えし、いろんな話をしました。藤田さん、津村監督からは映像に出ていない話とかも聞けて、とても有意義な話ができたかと思います。ダイオウダンスの歌は「ここは寝るところじゃない」と自分に言い聞かせてるのですね。こんな風に思いを表現するところが大王さんのすごいところだなと思いました。 参加した方の感想 ●生きること、暮らすことについて色々考えさせられました。 ●人がその人として生きていくこと、それぞれいろんなことを抱えながらも自分のまわりの人と関わり合いながら生きていくことの大切さを感じました。 ●これだけ素晴らしい場であっても、様々な事情で来れなくなってしまう人もいる、と聞き、そういうことも踏まえながらの運営、すばらしいと思いました。 ●支援する、される、というよりは、様々な立場の人たちがお互いに支え合って生きていける場があることが大事だと思いました。 ●先日、かぐやに伺ったので、あーあそこだー、あー前田さんだー、あの階段、急なんだよなー等、点と点が線になった気がしました。「一人の人としての暮らし」がそこにあり、でも、それを継続することには並々ならぬ想いと努力があるのだと思います。藤沢市民として感謝すると共に、私も微力ながらお力添えができたらとあらためて思いました。「人が人として当たり前に幸せに生きるとは」これからも考えて、行動していきたいです。 ●大王さんが本名だということを知れたのが嬉しかったです!!ダンスも! ●参加されたみなさんの感想にも共感しました。高崎さんのお話もうなずくばかりでした。クレームの話、続けることで見てくれる人は見てくれる、と励まされました。(ぷかぷかを始めた当初、声がうるさいだの、目障りだのとクレームがたくさん来ました。それでもこの人たちといっしょに生きていくことが大事、彼らは社会を豊かにしてくれる、とずっと言い続けました。結果、ぷかぷかしんぶんを配布中団地の中で迷子になった人がいた時も、「私が見ててあげるから迎えに来て下さい」と電話をくれた人がいました。) ●かぐやのみなさんの日常が自然に映し出されていて、あたたかい気持ちになりました。どんな生き方をしても、人は人として生きていく。そして生がある限り続く。様々な体験をして人は寛容になり、成長していく。利用者さんの言葉もじーんと心に響く純粋な言葉でした。ユーモアあり、ぷっと笑ったりで、楽しく考える映画でした。 ●いろいろな生き方があるなぁ、と感じました。自分も、もうすこしゆるく生きた方が、関わる人も幸せにできるのかなと考えながら見ました。 ●あったかい気持ちになれました。映画に登場する人達と、今まで出会った人達が重なって、初めて見る人達には思えませんでした。特にドラマもないのですが、心が奮えるよい映画でした。 ●大王さん、当事者さんたちのダンス、よかったです。楽しかったぁー。交流があってよかったです。 ●ひとりひとりをそのまま受け入れているかぐやの空間のあたたかさ、ほっと感が映像を通して伝わってきました。 ●みんなでいい一日を作っていこう、という高崎さんの言葉、一人ではなくて、みんなで、という空間。今の社会で必要だなと感じました。 ●親御さんが疲弊されているという話、一人の親として想像以上の大変さが伝わりました。 ●かぐやは素敵な場所で、行ってみたくなりました。本当の家族だと思いました。 ●ひとりひとりが一生懸命生きているのが伝わりました。 ●ひとりひとりの方と向き合って、居場所を大切にされている様子に心をうたれました。それぞれが持っている「魅力」が引き出されていて、よかったです。 ●あまり知らない世界でしたが、映画を通して知ることができてよかった。 ●かぐやの場や人の温度感まで伝わってくる映画でした。かぐやに行ってみたくなったし、大学に行ってコミュニティについて学びたいと思っていた気持ちがより強まりました。 ●お金のことを考えなくてよければ、いろんな人が集まり、仕事をして、食べて、歌って、踊って、幸せな暮らしに見えました。 ●映像を操作しないで、素材だけ提供して、見る人に考えてもらう、という監督の制作意図がいいと思いました。 ●みなが尊重される、こうしたゆるやかな場がもっとあるといいと思います。大王さんにお会いできて嬉しかったです。 ●かぐやのみなさんのありのままの様子を拝見できて、とても感動しました。ぜひ今度はお伺いしたい、何かボランティアとしてお手伝いできたらと思いました。 ●とても素敵は映画イベントに参加させていただき、感謝感激です。 いい映画見ました、で終わるのではなく、今日の気づきをぜひそれぞれの暮らしの場で生かして欲しいと思います。色々大変なことはあります。でも大変なことは、あなたを磨きます。ぜひトライして下さい。 「今日はいいかぐやびよりでしたね」そんな会話が交わされるような社会にしていきたいですね。
  • ダイオウさんの奥深い言葉
     さんわーくかぐやに遊びに行った時、お土産にもらった買い物袋にダイオウさんのメッセージが入っていました。  A mountain hut is not a place to sleep.  「やまごやはねるところじゃない」  う〜ん、と考え込んでしまうような言葉。ダイオウさんて、こういう言葉をさらっと書く人なんだと思いました。 なかなか奥深い方です。12日の上映会に来る予定です。 うまくすればダンス踊ってくれます。 www.youtube.com まだ席はありますので、どうぞお越し下さい。 参加希望の方は高崎までメール下さい。 takasaki@pukapuka.or.jp
  • みんなでダイオウダンス踊るかも。
     映画『かぐやびより』の中でダンスを踊っていたダイオウさんが、ひょっとしたら12日の上映会に来てくれるかも知れません。この映像は先日、かぐやに遊びに行った時に、ごはんを食べている私の前で踊ってくれた時のものです。 www.youtube.com  ダイオウさんがきてくれたら、映画を見たあと、みんなでこのダイオウダンスを踊りましょう。  今、あちこちで『かぐやびより』の上映会が行われていますが、映画を見たあとみんなでダイオウダンスを踊る、なんてのは多分初めてです。ダンスを踊って、ちょっと体が温まって、そんな中で映画の話ができたらと思います。  体がちょっと緩んだところで話をするのがいい映画です。私は今回でこの映画を見るのは4回目。いつも冒頭から体がゆるっとゆるんで、心地いいです。これはなんなんでしょうね。やはりこれはかぐやの人達がそこにいることで生まれるエネルギーなんだと思います。人を心地よくするようなエネルギー。  ダイオウダンス、楽しみにしてきて下さい。   来られる方は高崎までメール下さい。takasaki@pukapuka.or.jp
  • その人らしさを大切にすること
      昨日上白根地域ケアプラザで『Secret of Pukapuka』の上映会をやったのですが、その時、障がいのある子どもを抱えたお母さんが 「できないことをできるようにする、という考え方がまん延していますが、私はどうもすっきりしません。どう考えたらいいでしょうか」 という話が出ました。  ぷかぷかを始めた時、接客について講師を呼んで研修会をやったことがありました。その時ぷかぷかさんに接客マニュアルどおりやってもらったら、接客がうまくできるどころか、その姿がなんとも気色悪かったのです。ああ、これはイカンと、接客マニュアルはやめることにしました。毎日気色悪い思いをしたくなかったからです。  で、どうしたかというと、 「そのままのあなたでいいよ」 ということにしました。接客マニュアルをやめた結果、お客さんが激減したかというと、全くその逆で、「ぷかぷかさんが好き!」というファンが現れ、そのファンの人達にぷかぷかは支えられている、という話をしました。  そのままのあなたがいちばん魅力的、ということです。できないことをできるようにするのではなく、できないままでいいじゃん!というわけです。  かぐやびよりの舞台「さんわーくかぐや」もそんな雰囲気です。その人がその人らしくいられることを大事にしています。  働いている人もいれば、寝ている人もいます。  どこまでもその人らしさを大切にしています。  ところが福祉事業所によくある「支援」という関係は、到達目標があり、それに向けて「支援」することになります。上映会で意見のでた 「できないことをできるようにする」 ことを大事にしているのだと思います。あの忌まわしい事件を起こした津久井やまゆり園が、その人らしさを大切にするようなところであれば、あのような事件は決して起こらなかっただろうと思います。  『かぐやびより』を見ながら、そんなこともちょっと考えていただければ、と思います。  「お、それなら行ってみようかな」と思った方はメール下さい。     takasaki@pukapuka.or.jp  
  • 8月12日(土) みどりアートパークリハーサル室で映画『かぐやびより』やります。
     8月12日(土)みどりアートパークリハーサル室で『かぐやびより』上映します。『かぐやびより』は「さんわーくかぐや」という福祉事業所の日々を追った映画です。なぜか心がふっと自由になるような映画で、私は3回も見てしまいました。  福祉事業所などという枠を大きくはみ出し、いろんな人がいっしょに生きるには何が大切なのかが画面から伝わってきます。いや何よりもこの映画を見ると、なんだか元気が出てきます。「おーし、明日もみんなと楽しくやろう!」って気持ちになります。これはやっぱりかぐやの人達のパワーなんだと思います。  映画の冒頭、いきなり鶏小屋が出てきます。鶏小屋の匂いを感じるようなこの場面が私は大好きです。もう一目惚れしてしまいましたね。      先日遊びに行った時は、朝から寝ている人がいました。こういう風景はホッとします。       もちろんしっかり働いている人たちもいます。  こんな風にいろんな人が、お互い無理なく自分らしくいられるところがすごくいいです。映画からはそういったことがビリビリ伝わってきます。 『かぐやびより』を見た方の感想。  『かぐやびより』は全く「期待外れ」な映画であり、鑑賞要注意な作品です。    私は、友人の誘いで基礎知識ゼロ、期待満々で上映会に参加しました。3ヶ月前に仲間とともに障がい者支援施設を立ち上げたものの噴出する難題にかなり疲れを覚えていた。  そんな私の期待は、映画でも観て気分転換になればいいな、饒舌なナレーション、エモーショナルなBGM、御涙頂戴的なストーリー展開にどっぷり浸かって泣いたらスッキリできるかも、成功した障がい者施設の運営のヒントでも見つかればめっけものだ、といったものでした。  ところが、映画を見終わった私はぐうの音も出ないくらいの放心状態、まさに私の期待はことごとく裏切られたのでした。  ナレーションもなければBGMもない、一人称視点で淡々と『さんわーくかぐや』を取り巻く自然の営みとそこに集う人々の何気ない日常が映し出され、自分もそこにいるかのような錯覚に囚われました。  そして、障がい者支援に関わっている自分が大事だと思っていた福祉に関する知識や支援スキル、施設の運営術などよりはるかに大事なものがあることに気づかされ、私の福祉に対する考え方が根底から覆る、そんなパラダイムシフトを体験した次第です。  私にとって『かぐやびより』は、そういう意味で「期待外れ」であり、一生忘れることのできない映画となりました。  まだご覧でない方々、くれぐれもご注意ください。この映画は、あなたの人生を変えてしまうかもしれません。 ぜひご参加下さい。参加希望の方は takasaki@pukapuka.or.jp までメール下さい。
  • 『かぐやびより』の上映会をやります。
    8月12日(土)みどりアートパークリハーサル室で『かぐやびより』の上映会をやります。  この映画の舞台『さんわーくかぐや』に先日行ってきました。 朝から寝ている人達と、よく働く人達が混在しているところがいいなと思いました。  お互い無理がない。そのせいか、ずっと今まで家で引きこもっていた人が、毎日かぐやに通ってきたりするそうです。さんわーくかぐやという場のチカラですね。なんか安心できるというか….実際に行ってみると、それをすごく感じます。心も体もゆるっと緩むのです。  さんわーくかぐやには鶏小屋があります。もうそれだけでなんかホッとした雰囲気があります。映画はこの鶏小屋から始まります。 鶏が一羽外を歩き回っていました。ぷかぷかでこんなことがあったら大騒ぎになるところですが、ここではこんなこと当たり前って雰囲気。  映画の中でも踊っているダイオウさんが目の前で踊ってくれました。 www.youtube.com  ダイオウさんには8月12日に『かぐやびより』の上映会やるので、このダンス踊ってくれませんか、とリクエストしておきました。ダイオウさんがきてくれれば、映画見たあと、このダンスを一緒に踊りましょう。今回はダンスつき上映会です。  いずれにしても、心がふっと解きほぐされるような映画です。ぜひお越し下さい。 www.pukapuka.or.jp 参加申し込みは高崎まで   takasaki@pukapuka.or.jp
  • 今日は素敵な「かぐやびより」でしたね。
    また「かぐやびより」見てきました。3回目です。      何度見てもいい映画です。心がゆったりとほぐれていきます。あたたかな気持ちになれます。いっしょに生きていくことに希望が持てます。  冒頭、いきなり鶏小屋が出てきます。餌をやったり、鶏が小屋から飛び出して、コッココッコと走り回ったり、この泥臭い雰囲気、大好きです。鶏小屋の匂いまで感じます。この匂い、体の芯がムグムグとうごめきます。  いつも寝っ転がっていたり、歌を歌いながら踊ってたりする青年が登場します。その人のたたずまいがいい。いい人生やってるなぁ、となんだか嬉しくなります。こんな風にありのままの自分でいられる場所は、誰にとっても居心地のいい場所。   みんなでごはんを食べる場面がすばらしくいい。大家族、といった感じのあたたかな雰囲気。障がいのある人達に何かをやってあげるとかっていう雰囲気がないところがいい。上から目線を感じないごく普通のおつきあい。  今度、ごはんを食べに行こう。見学、とかじゃなくて。  「かぐやびより」は障がいのある人達がいれば、どこでも実現できる心地いい日です。実現するためのコツは、彼らに何かやってあげるという上から目線を捨て、ふつうにつきあうことです。彼らと一緒に心地いい「かぐやびより」を楽しむことです。  日本のあちこちで「今日は素敵な『かぐやびより』でしたね」ってあいさつがかわせるようになるといいな。 www.youtube.com 映画『かぐやびより』、あなたの街でもぜひ上映してみてください。 映画の内容、問い合わせはこちら tsumura-eiga.com
  • 人を幸せな気持ちにさせるチカラー相模原障害者殺傷事件から6年目(その6)
     映画『かぐやびより』、また見てきました。  何度見ても幸せな気持ちになります。なんなんだろう、これは、と思うのです。  やっぱりあそこで働いている障がいのある人達のチカラではないかと思ったりするのです。人を幸せな気持ちにさせるチカラです。   彼らの周りにいる人達の幸せもビリビリ伝わってきます。いろんなイベントに集まった人達みんなが幸せそう。  映画を作った監督も、はじめてかぐやを訪れた時、やっぱりこのなんともいえない幸せを感じたのかも知れないと思いました。だから映画を撮り始めたのではないかと。幸せに説明はいりません。だからナレーションもなし。幸せがストレートに伝わってきます。  そんなチカラを存分に発揮できる環境があること、それが大きなキーポイントだと思います。その環境がないから、全国に障がいのある人達はたくさんいても、幸せを感じられる場所はなかなかありません。環境は、彼らとのおつきあい、関係が生み出します。彼らとフラットにつきあう、という当たり前のことがなかなかできない人、やっぱり彼らのこと、上から目線で見てしまう人が圧倒的に多い。そこからは、かぐやが生み出すような幸せは生まれません。   かぐやでは理事長さんがみんなからお母さん、お母さんと呼ばれ、親しまれています。「理事長さん、愛してますよ」というお兄さんもいました。そんな言葉をさらっと言える関係がすばらしいと思いました。そういう関係の中で、みんなが幸せを感じる環境が生まれているのだと思います。  あの津久井やまゆり園は、そんな幸せを感じる場所じゃなかったのではないか。だから「障害者は不幸しか生まない」などといって、あのような悲惨極まりない事件が起きた。  幸せを感じる場所じゃなかったことが事件を生む要因であったのなら、犯人を死刑にしてすむ話ではありません。むしろどうして幸せを感じるような場所ではなかったのか、を考える方が問題の本質に迫ることができるように思います。 『かぐやびより』は鵠沼海岸駅近くのシネコヤで上映中 cinekoya.com  ぷかぷかは事件以来毎年映画を手がかりに事件を超えるにはどうしたらいいのかを考える集まりをやっています。今年は8月27日(土)に『梅切らぬバカ』を上映し、事件を考える話し合いをやります。あのような事件を二度と産まないために。桜木町駅前の横浜市健康福祉総合センターの4階ホールです。  『梅切らぬバカ』のオフィシャルサイトはこちら happinet-phantom.com                          8月27日(土)の上映会のチラシはこちら www.pukapuka.or.jp 参加希望の方は下記サイトの「チケットのお求めはPeatix」のところをクリックして下さい。 www.facebook.com
  • いい映画を見てきました
     いい映画を見てきました。『かぐやびより』という映画です。  障がいのある人達がいっぱい登場するのですが、福祉の匂いが全くしません。ただただ人への愛おしさがあふれています。愛がてんこ盛り!って感じ。だからみんな幸せ。みんなの日々が輝いてる。  その幸せ感がビリビリ伝わってきて、こういうことこそ大事だよな、とあらためて思う。  それと、あたりに漂うなんともいえない泥臭い雰囲気。これがものすごくいい。気持ちがふわっと安らいで心地いい。今、社会に必要なのは、この雰囲気だよな、と思う。  私たちが見落としてきたもの、福祉が取りこぼしてきたものが、この映画にはいっぱいある。ぜひ見て下さい。小田急鵠沼海岸駅近くの「シネコヤ」という小さな映画館で19日までやっています。  虐待で騒がれている施設の職員はこの映画をしっかり見た方がいい。虐待をする施設と何が違うのか、何が施設で抜け落ちているのか、映画を見ながら自問して欲しいと思う。 www.youtube.com さんわーくかぐやのホームページ www.sunwork-kaguya.com 小田急鵠沼海岸駅近くの「シネコヤ」という小さな映画館で上映中。19日まで cinekoya.com
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