ぷかぷか日記

子どもたちにオペラを・ゆめ基金

  • オペラのお金が足りません
     「子どもたちにオペラを・ゆめ基金」の打ち合わせがありました。  現在集まっている寄付金は3万円弱。今回の企画にかかる費用の内訳はオペラの公演が80万円、うたのワークショップの費用が2日で16万円、これに会場費、チラシ、チケットの印刷代を含めると約114万円ほどになります。チケット代収入が3000円×150席(ホールの定員300人の半分は子どもたちにプレゼント)=450,000円。ワークショップ参加費収入1,000円×80人=80,000円 差し引き610,000円となります。つまり61万円の寄付を、あと2ヶ月でなんとしても集める必要がある、というわけです。  え〜!、そんなの無理無理、といってここで引き下がらないのが「ゆめ基金」です。  この企画は地域の子どもたちのために何かをしてやりたいと思う大人たちが集まり、わいわいいろんな話をする、子どもたちへの思いを語る、地域の夢を語る、といったことが大きな目的です。たまたま横浜の北、霧ヶ丘で「ぷかぷか」というパン屋をやっている高崎から「子どもたちにオペラをプレゼントしたい」というとんでもない提案があり、「え?オペラ?」「なんでパン屋がオペラを?」「でも、なんだか夢があっておもしろそう、やろう、やろう」といって大人たちが何人か集まりました。それが「子どもたちにオペラを・ゆめ基金」です。        必要経費61万円に対し、3万円しか集まってないのはかなり大変。これじゃ無理だよ、やめよう、と投げ出してしまうのではおもしろくありません。こういう困難なことを抱え込むところにこそ人生のおもしろさがある、なんていいながら、いや、そんなこといわなくても、いろいろ前向きの意見が出るのが「ゆめ基金」のいいところ。だからこそこの企画は「ゆめ」なのです。私たちを支えてくれる「ゆめ」なのです。で、どういう意見が出たかというと、 ・引き続き寄付の呼びかけ。 ・呼びかけのチラシは絵の入った楽しいものにする。オペラのチラシといっしょに配布する。配布してくれる人を募る。 ・寄付箱にも絵を入れて楽しいものにする。 ・寄付箱は外販にも持って行って呼びかける。 ・寄付箱を預かってくれる人を募る。 ・寄付金付き1,000円コーヒーの宣伝をもっともっとする。ぷかぷかカフェ、パン屋で販売中です。おいしいコーヒーです。子どもたちの笑顔を思い浮かべながら飲むと更においしくなります。 ・チケットは5月18日(月)より販売します。大人3,000円ですが、なるべく寄付金付きの4,000円のチケットを購入してもらう。お子さんといっしょに来る方は、できれば子どもの分を寄付してもらう。                     ・5月21日 みどりアートパークでの映画「ぷかぷか」上映会で宣伝する。寄付も呼びかける。 ・手作りのポスターを作って、パン屋、カフェなどに貼る。人がたくさん集まるところに貼らせてもらう。 ・ライオンズクラブ、ロータリークラブにお願いに行く。 ・アートフォーラム、ラフール、ポポラ、そらまめなど、拠点にポスター、チラシのお願いに行く。 ・マスコミに情報を流す。   などなど、いろいろな意見が出ました。ぜひご協力ください。 オペラのチラシは5月18日(月)から配布します。配布に協力してくださる方はパン屋までお越しください。 寄付金は郵便振替口座へお願いします。 口座記号 00260-4 口座番号 97844 加入者名 NPO法人ぷかぷか  郵便局へ足を運ぶのが面倒くさい方はパン屋、カフェ、惣菜屋店頭においてある寄付箱へ。パンの外販に行くところには寄付箱を持って行きますので、そのときに。   問い合わせなどは 045-453-8511 ぷかぷか事務所高崎まで   ・
  • 『ロはロボットのロ』稽古場見学に行きました。
     オペラ『ロはロボットのロ』の稽古場見学に行ってきました。ファンクラブのサービスの一つで、公演の前に稽古の様子を見せてくれます。  昔はこんなに立派な稽古場はなく、世田谷の小さなマンションの一室でやってたことを覚えています。『セロ弾きのゴーシュ』の初演の頃ですから、もう30年くらい前のことですね。あの頃小学生だった子どもが、今はこんにゃく座の制作のチーフをやっているのですから、時代が進むというのはこういうことなんだとつくづく思います。  稽古場に入ると、『ロはロボットのロ』の原作者であり、演出家の鄭義信(ちょんういしん)さんがいました。鄭さんは昔養護学校の生徒と地域の人たちでワークショップをやっていた時、ファシリテーター(進行役)として黒テントから来ていました。その後劇作家、演出家として独立し、こんにゃく座の作品もいくつか手がけています。  なんとも優しい心の持ち主で、『ロはロボットのロ』でもほろっとしてしまうところがあります。  オペラの曲を書いた萩京子さんもいらっしゃいました。萩さんも昔ワークショップに来ていただき、みんなで歌作りをしたことがあります。海老名でオペラの公演をした際、お客さんの中に、昔私がやっていたワークショップに参加した人がいて、その時の記録写真集を持ってきてくれたそうで、その中には私が写っていたんですよ、と萩さんがお話ししてくれました。30年も前にやっていたことが、今、こうやって人と人を結びつけていることに、なんだか感動してしまいました。    ココの家が火事になるシーンの稽古をしていました。金貸しのマニーがお金を返せなくなったココのお父さんのパン工場に火をつけたのです。燃えさかる火の中にロボットのテトが飛び込んでいく、ものすごくエキサイトするシーンです。  この燃えさかる炎をピアノ一つで表現するこんにゃく座のオペラを「すごいなぁ」と昔感心したことを今でも覚えています。こんにゃく座のオペラと出会った頃ですね。  炎の中でテトがココを見つけ出すシーンを何度も何度も繰り返し練習していました。プロの役者とは言え、演技を途中で止め、演出家の指示を聞き、また途中から演技をはじめる、というのは、いきなりテンションを自分で上げるわけですから、すごい大変だろうな、と思いました。  金貸しのマニーは火事の中で足をひねり、テトに助けを求めます。 「自分で火をつけたんだから、巻き込まれてしまえばいい」 と、テトは突き放します。そのとき、テトの背中に負ぶわれていたココは 「助けてあげて!」 と叫びます。 演出家が 「だめ、もっと力強く」 と、だめ出しをします。またマニーが助けを求めるところからやり直し。 「助けてあげて!」 力強い叫びに変わりました。 「こいつは悪いやつだけど、ここで助けないと、私たちはもっと悪いやつになる」 ここが作者鄭さんの優しいところです。  ココの言葉に促され、テトはココといっしょに金貸しのマニーもいっしょに助け出します。  炎が収まり、テトがココとマニーを抱えてよろよろと階段を降りてきます。  ここで歌われる歌が私は好きです。つい先ほどまでの燃えさかる火事の歌から、がらっと変わって、心からホッとするような歌です。 ♪…雨が上がると、空には七色の虹がかかり、  街の人たちは、もう一度抱き合った  希望が失われていないことを  確かめ合った ♪    こういうシーンを歌で表現するところがオペラの一番すばらしいところだと思います。      7月19日(日) 午後2時からみどりアートパークで『ロはロボットのロ』の公演をやります。ぜひ見に来てください。   チラシはホームページの「横浜公演のチラシができました」のお知らせの下にあるダウンロードボタンをクリックしていただけると鮮明なものがご覧になれます。 http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?FrontPage      公演に向けての寄付をぜひお願いします。 わくわくするような街はここから - ぷかぷか日記pukapuka-pan.hatenablog.com          
  • わくわくするような街はここから
    地域の大人たちで、  子どもたちにオペラをプレゼントしませんか?  お菓子とかおもちゃではなく、オペラをプレゼントしようと思うのです。『ロはロボットのロ』という子ども向けのわくわくするような楽しいオペラです。オペラはひとときの夢の世界。その夢の世界を子どもたちにプレゼントしようという企画です。多分こんなことは誰も思いつきません。  「え〜!霧ヶ丘の人たちって、子どもたちにオペラをプレゼントするんですか? すご〜い!」 って、多分、評判になります。  こんな夢のような話に大人たちが一生懸命になること、そんな大人たちのいる街はきっとわくわくすることがいっぱい生まれそうな気がします。地域の子どもたちのために、地域の大人たちが汗を流す。楽しい、わくわくするような街、未来に希望の持てる街は、こういうところから始まるように思うのです。  「おもしろい、のった!」と思われた方は《子どもたちにオペラを・ゆめ基金》に力を貸してください。力の貸し方は、打ち合わせ作戦会議に参加する、チラシを知り合いに配布する、チケット販売に協力する、寄付をする、寄付を集める、寄付金付き1,000円コーヒーを飲む、ゆめ基金の企画をFacebookなどで広げる、などいろいろな形があります。   次回作戦会議は5月10日(日)午後1時から「アート屋わんど」で行います。   費用内訳 費用の内訳は オペラ公演費用864,000円(公演料800,000円、消費税64,000円)、 歌のワークショップ費用2回分172,800円(歌役者二人、ピアニスト一人 80,000円×2回=160,000円、消費税12,800円)、 チラシ印刷代45,000円、チケット印刷代9,000円、 オペラ公演会場費50,000円(ホール使用料、みどりアートパークとの共催事業のため、会場費は割引。ピアノ使用料、ピアノ調律代)、 歌のワークショップ会場費8,000円(リハーサルルーム2回分、みどりアートパークとの共催事業のため、会場費は割引) 合計1,148,800円    収入 チケット 3,000円×150枚=450,000円、 ワークショップ参加費 1,000円×40人=40,000円、 助成金 400,000円(申請中、これが出ないとかなり厳しくなります。今まで2本申請して2本ともだめでした。)、  寄付 258,800円   合計1,148,800円   寄付受付中  寄付箱はぷかぷかの各店舗に置いてあります。郵便振替口座もあります。 口座記号 00260-4 口座番号 97844 加入者名 NPO法人ぷかぷか         オペラ内容 オペラ『ロはロボットのロ』はこんなオペラです。 公演情報 || 主催公演 || オペラシアターこんにゃく座www.konnyakuza.com          オペラ公演  7月19日(日) みどりアートパークホールで午後2時開演です。  300席のうち、半分くらいを子どもたちにプレゼントします。残りの半分は付き添いの保護者、地域の大人たちの席です。       チケット  チケット、子ども用整理券は5月18日(月)より、パン屋、ぷかぷかカフェで販売、お渡しします。  大人3,000円(寄付金付きは4,000円、できれば寄付金付きをお買い求めください。ちなみに東京公演は前売り5,500円、当日6,000円です。)  中学生、高校生:2,000円  小学生、保育園、幼稚園:無料招待     寄付金付き1,000円コーヒー  「子どもたちにオペラを・ゆめ基金」への寄付金付きのコーヒーです。コーヒーの代金を差し引いた額が「子どもたちにオペラを・ゆめ基金」への寄付に回ります。ぷかぷかカフェ、およびパン屋で販売中です。  みなさまからの寄付はオペラ「ロはロボットのロ」の公演費用に使われます。子どもたちにオペラをプレゼントするお金は、下記のような新しい価値を生み出します。  ・オペラを楽しむという素敵な時間を子どもたちにプレゼントします。  ・オペラを楽しんだ子どもたちが笑顔になります。  ・子どもたちが笑顔になると社会が幸せになります。  ・子どもたちが、「オペラって楽しい!」っていう発見をします。  ・子どもたちの心が豊かになります。  ・子どもたちの心が豊かになると、彼らが将来作り出す未来も豊かになります。     ・豊かな未来はみんなを幸せにします。   コーヒーはおいしいです                    マンデリンをベースにして「珈琲工場」で作っていただいている「ぷかぷかオリジナルブレンドコーヒー」です。パン屋はコーヒーミルで挽いています。  子どもたちの笑顔、わくわくするような未来を想像しながら飲む珈琲は、格別な味です。     歌のワークショップ  オペラの公演を見る前に、歌役者といっしょに、オペラの中の歌をいっしょに歌います。歌ってこんなに楽しいのかって思うくらい楽しいワークショップです。オペラを見る予定の親子でご参加ください。オペラが何倍も楽しくなります。  オペラシアター「こんにゃく座」から、オペラに出演する歌役者二人、ピアニスト一人が来ます。  日時:6月13日(土)、7月4日(土)、13:00〜15:00  場所:みどりアートパークリハーサルルーム  参加費:大人1,000円、中、高生500円、子ども無料  定員:40名  申し込みは5月18日(月)より、パン屋、カフェで。  電話、メールは  045-453-8511 高崎    pukapuka@ked.biglobe.ne.jp  オペラのチケットといっしょに申し込んでください。             問い合わせ:453−8511             pukapuka@ked.biglobe.ne.jp      「子どもたちにオペラを・ゆめ基金」高崎、浜谷          
  • 地域の大人たちの力だけで、子どもたちにオペラをプレゼントできたら…
     希望のある明日を創る作戦会議をやりました。集まったのは私を入れて5名。「子どもたちにオペラを・ゆめ基金」にほとんど寄付が集まっていない現状をそのまま反映しているようでした。  もっとおもしろい仕掛け、というか、わくわくするような仕掛けが必要なんだと思いました。「よし、わかった、1万円出そう!」って気前よくいってくれるような仕掛けがあるといいのですが、それでもこれは、やはりお金にゆとりのある方向け。  やはり今必要なのは、お金にゆとりがあるわけではないけれど、なんか夢があるし、ちょっと協力するわ、って1,000円寄付してくれる方がたくさん集まってくれるような仕掛けです。1,000人集まれば100万円。オペラ公演費用、歌のワークショップ費用、会場費、チラシ印刷代がなんとかまかなえます。  1,000人というとすごい数のようですが、5人友だちのいる方が10人集まって友だちに宣伝してくれれば、その友だちが友だちに宣伝してくれ、そのまた友だちが友だちに、という具合に、あっという間に1,000人の友だちに情報が伝わることになります。Facebookはとても有効です。  そうやって地域の大人たちの力だけで、子どもたちにオペラをプレゼントできたら、すばらしいことだと思います。そういうことができる力が、今、大人たちに求められている気がします。それは未来につながる力です。地域社会の未来をどう作っていくかにつながる力です。  自分の子どもだけでなく、地域の子どもたちみんなのことを考える大人たちが増えることが、今の社会、すごく大事な気がします。  自分が生きる未来、子どもたちが生きる未来は、誰かが作ってくれるわけではありません。私たち自身が、自分の思いを込めて作る未来こそが、私たちを、子どもたちをしあわせにするのだと思います。    ああ、そうだね、って思われた方はぜひ「子どもたちにオペラを・ゆめ基金」へご寄付ください。  寄付金箱はパン屋、カフェ、お惣菜屋店頭にあります。  振り込みもできます。  振替口座は 口座記号 00260-4  口座番号 97844        加入者名 NPO法人ぷかぷか    オペラ『ロはロボットのロ』の公演は5月にこんにゃく座の主催であります。    公演情報 || 主催公演 || オペラシアターこんにゃく座www.konnyakuza.com      
  • 寄付金付き1000円コーヒー
     「オペラを子どもたちに・ゆめ基金」のためにカフェ、パン屋で「寄付金付き1000円コーヒー」を始めます。おいしいコーヒーを飲むと、ゆめ基金への寄付と、ぷかぷかの運営への貢献が同時にできるというすばらしい企画です。  寄付は未来への投資であり、これからこんな未来を作りたい、という思いを込めたお金です。  カフェでコーヒー飲むとコーヒー代金300円との差額700円が、パン屋で飲むとコーヒー代金100円との差額900円がゆめ基金に寄付されます。それぞれ700円、900円が何倍もの価値に変わります。 1,000円を何倍もの価値に変える方法 - ぷかぷか日記pukapuka-pan.hatenablog.com    コーヒーを飲んでいただくと、それはぷかぷかの収益になります。ぷかぷかの運営に貢献することになり、それはぷかぷかが創り出している様々なあたらしい価値に貢献することになります。それを少し紹介します。   ①利用者さんたちの人生を支えるような本物の仕事を創り出すことに貢献します。 ソーシャルビジネス - ぷかぷか日記pukapuka-pan.hatenablog.com     ②その仕事は利用者さんたちの笑顔を作り出します。   ③利用者さんたちの笑顔は地域の人たちを幸せな気持ちにさせます。 利用者さんたちの笑顔が地域を元気に - ぷかぷか日記pukapuka-pan.hatenablog.com ④その気持ちは、障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいね、という気持ちになり、お互い気持ちよく生きていける社会を作っていくことになります。  一杯のコーヒーが新しい社会を作っていくことに貢献するというわけです。   ⑤仕事は利用者さんの給料を生みます。給料は働くことの意味を彼らに教えます。休日に誰かとお出かけしたり、好きなものを買ったりして、人生が充実します。一杯のコーヒーが彼らの人生の充実に貢献することになります。   ⑥街のみんながホッとできるような、ちょっとだけ元気になれるような小さな街=ぷかぷか三軒長屋を今、ぷかぷかは作っています。街の中にこういう場所があることは、街の人たちにとってはとても大事なことだと思います。一杯のコーヒーはそんな小さな街の実現に貢献します。   ここに来るとなんだかホッとしたり… - ぷかぷか日記pukapuka-pan.hatenablog.com   ⑦パン屋の前にあるような椅子とテーブルをもう2セットくらい置きます。いつ来ても誰かがお茶を飲んでいたり、おしゃべりしていたり、ぼんやり空を眺めていたりします。そばで誰かが絵を描いていたり、楽器を鳴らしたりしています。小さな子どもたちが歓声を上げながら走り回っています。椅子にもテーブルにもお金がかかります。コーヒーの売り上げがこの椅子とテーブルになります。   ⑧ひとり暮らしのお年寄りの方に「歌付き弁当」「お話付き弁当」をぷかぷかの利用者さんが配達します。弁当を配達したついでに利用者さんが昔の歌を歌ったり、楽しいおしゃべりをしてきます。楽しい時間のプレゼントです。「ああ、楽しかった。また来て欲しい」といった関係がそこから生まれます。どちらかといえば地域社会から締め出されてきた障がいのある人たちに「また来て欲しい」と思うような関係を「歌付き弁当」「お話付き弁当」は作ります。そういう関係がひろがっていけば、地域社会はお互いがもっともっと生きやすくなります。お互いがもっと生きやすい地域社会の実現に一杯のコーヒーが貢献します。   ⑨パンの外販に行く瀬谷区役所では、毎週木曜の外販の日、彼らに会うのを楽しみにしている人たちがたくさんいます。おいしいパンと彼らの魅力で、毎週外販のテーブルの前に写真のような行列ができます。  「なんとなくいやだ」とか「怖い」とか「何するかわからない」と社会から締め出されている彼らに「今週も会いたい!」と思う人たちがこんなにもいるということ。これはほとんど奇跡に近いと言っていい気がします。ここには社会の希望があるように思います。一杯のコーヒーの売り上げが、ここで見えた希望を更に膨らませることに貢献します。   ⑩去年やったぷかぷかの利用者さんと地域の人たちの演劇ワークショップは、予想をはるかに超える新しい関係、芝居を創り出しました。「表現の市場」のステージで発表した芝居は、まさに新しい価値と呼ぶにふさわしいものでした。その芝居作りにも大変なお金がかかります。一杯のコーヒーが、そういった新しい価値の創造に貢献します。 みんなでワークショップ - ぷかぷかパンの店『カフェベーカリーぷかぷか』pukapuka-pan.xsrv.jp     ⑪パン教室には小さな子どもたちがたくさん参加します。子どもたちはなんの偏見もなく、利用者さんたちといっしょにパンを作ります。こんな子どもたちが大きくなった時、彼らの作り出す社会は今よりもお互いがもっと生きやすい社会だと思います。パン教室はパンといっしょにそういう希望をも作り出しています。一杯のコーヒーがそんな希望を作り出すことにも貢献します。   パン教室はパンといっしょに希望のある未来を - ぷかぷか日記pukapuka-pan.hatenablog.com   ⑫ぷかぷかは障がいのある人たちが生きやすい社会を目指しています。彼ら、つまり社会的弱者が生きやすい社会は、誰にとっても生きやすい社会であり、大きな社会的ニーズといっていいと思います。そんな誰もが望むような社会の実現に、一杯のコーヒーが貢献することになります。   一杯のコーヒーが貢献する物語は、まだまだ続きます。      
  • 1,000円を何倍もの価値に変える方法
     1,000円を銀行に預けると、1,000円は1,000円のままです。そこからは何も生まれません。その1,000円を、子どもたちにオペラをプレゼントする「ゆめ基金」に寄付したらどうなるでしょうか?そのお金は何を生み出すでしょうか?   ・ほとんどの子どもたちはオペラを見たことがないので、今まで体験したことのない楽しい時間を持つことができます。 ・子どもたちが笑顔になります。 ・子どもたちの笑顔が増えると、社会は幸せになります。 ・子どもたちの心がわくわくします。 ・「わくわく」を体験した心は、わくわくするような未来を作ります。 ・わくわくするような未来は、未来への希望を生みます。 ・未来へ希望を持てる時、人はしっかり前を向いて生きることができます。人生が充実します。   ・オペラって楽しいなって思うようになります。 ・人生の楽しみが増えます。人生が楽しくなります。 ・自分で歌ってみようかな、って思います。 ・自分で歌ってみると、歌うっていいな、って思うようになります。 ・歌うことが自分を生き生きとさせることがわかります。歌が自分にとって大切なものになります。 ・子どもの心がとっても豊かになります。 ・子どもの心が豊かになると、彼らが作り出す未来も豊かになります。 ・豊かな未来は人を幸せにします。   ・子どもたちにオペラをプレゼントするために、大人たちが汗を流します。 ・自分の子どものためではなく、地域の子どものために汗を流します。 ・地域の子どもたちのため、という思いは、地域社会のため、になります。 ・地域社会の未来のために汗を流す、というわけです。 ・それは地域社会の未来のために小さな種を蒔くことです。 ・この小さな種からはたくさんの芽が吹いて、芽が大きくなって、私たちの思いがようやく形になります。 ・それはどんな形をしているのでしょう?   1000円は、何倍の価値を生み出したでしょうか? お金はこんなふうに使ってはじめて「お金を生かす」ことができるのだと思います。    希望のある明日をみんなで創っていきたいと思います。  希望のある明日を創る作戦会議をやろうと思います。  4月4日(土) 午後1時からぷかぷか三軒長屋の「アート屋わんど」でやります。  あ、おもしろそう!って思った方はぜひおいでください。問い合わせはpukapuka@ked.biglobe.ne.jp   電話453-8511(当日は080-4109-6258)高崎まで    子どもたちにオペラをゆめ基金、寄付を募集中です。  振替口座は 口座記号 00260-4  口座番号 97844        加入者名 NPO法人ぷかぷか    「子どもたちにオペラを・ゆめ基金」 についてはこちらを 子どもたちにオペラを・ゆめ基金 - ぷかぷかパンの店『カフェベーカリーぷかぷか』pukapuka-pan.xsrv.jp  
  • 新しい朝の あ
     子どもたちにオペラをプレゼントしようという企画。公演費用、ワークショップ費用、チラシ印刷代などあわせると全部で100万円くらいかかります。どうやって100万円集めるか。  オペラはひとときの夢の世界。それを子どもたちにプレゼントするために、大人たちが必死になって動き回る。寄付を集めたり、チラシを作ったり、宣伝したり…。そんな一文の得にもならないことに一生懸命になることがすごくいいなと思うのです。なんか夢があるというか、そういうところが人間のいいところだと思うのですが、これだけではまだまだ人を巻き込めるほどの力がありません。どんな課題を解決するのか、も見つかりません。  オペラをプレゼントする子どもたちは未来そのものです。その未来のために大人たちがどれくらい汗を流せるか。それは大人たち一人ひとりが、子どもたちにオペラをプレゼントするという企画の中に、どれくらい夢を込められるか、言い換えれば、そこからどのような未来をイメージするのか、どのような物語をそこから紡ぎ出すのか、ということではないかと思います。その未来に向けての力のある物語があって、ようやく今、大人たちはそのために汗を流すことができるのではないかと思うのです。  あなたはこの地域社会でどのような未来を作ろうとしていますか、と問われても、なかなか答えは出てきません。でも、子どもたちにオペラをプレゼントする、という具体的な企画があって、それに協力するとすれば、そこにどのような夢を込めますか?という問いなら、なんとなく語ることができるような気がします。  それはこの企画に込める夢を通して、自分の中にある未来を語ることだと思います。  オペラ、芝居、コンサートなど、文化的な催しがひしめく地域社会にしよう、とか、子どもたちが自分でしっかり歌を歌うとか芝居をやるとかいった自由に自分を表現できる環境を整えてあげたい、とか、学校が息苦しいと感じる子どもがいれば、その子が生き生きと生きられる場を作ろう、とか、大人だって息苦しいんだから、大人の居場所も作ろう、とか、子どもの居場所と大人の居場所が一緒になるとすごくおもしろいことができるんじゃないか、とか、そんな夢をたくさん集めれば、地域の未来を語る壮大な物語ができあがることになるのではないかと思うのです。  役所が出すような、人の息づかいが感じられないようなプランではなく、地域の大人たちが、自分たちの頭で考え、自分たちの子どもの未来を見据えながらみんなで夢を語り、そこから生まれるような力強い物語です。大人たちはもちろん、なによりも子どもたちが未来に希望を持てるような、そんな物語です。それこそが地域のみんなが望むような未来を作っていくのではないかと思うのです。  そういう地域社会の未来を見据える物語が私たちにないこと、地域の未来をどのように作っていくのか、というビジョンが私たちにないこと、こういう仕事は行政がやるものだと私たちは思っていること、そういったことこそ地域社会の課題だと思うのです。  子どもたちにオペラをプレゼントする、という企画は、そういう課題に気がつき、みんなが自分の力で地域社会の未来を作っていくきっかけになるように思うのです。     オペラ「ロはロボットのロ」はもうひとりの主人公でもあるココ(女の子)が未来に向かって力強く歩み始めるところで終わります。主人公のテト(ロボット)はエネルギーが切れ、眠ったままです。でも希望は失いません。ドリトル博士がきっとテトを直してくれると信じています。テトが元気に戻ってくることを夢見て、それまで私がテトに負けないくらいおいしいパンを作り続ける、と歌います。    ♪ 晴れた日も 曇った日も 雨の日も   哀しい時も 苦しい時も 淋しい時も   やってくる 朝の あ   新しい希望と 新しい喜びと   新しい元気が窓たたく   朝の あ   ああああ   新しい朝の あ    そんな希望のある明日を創っていきたいと思うのです。  あ、おもしろそう!って思った方はぜひおいでください。問い合わせはpukapuka@ked.biglobe.ne.jp   電話453-8511 高崎まで    あ、それから、子どもたちにオペラをゆめ基金、寄付を募集中です。  郵便振替口座は 口座記号 00260-4  口座番号 97844        加入者名 NPO法人ぷかぷか     子どもたちにオペラをプレゼントする企画はこちら 子どもたちにオペラを・ゆめ基金 概要 - ぷかぷかパンの店『カフェベーカリーぷかぷか』pukapuka-pan.xsrv.jp   オペラの内容については ロはロボットのロ - ぷかぷかパンの店『カフェベーカリーぷかぷか』pukapuka-pan.xsrv.jp   東京公演のチラシ        
  • 「子どもたちにオペラを・ゆめ基金」立ち上げました。
     オペラシアターこんにゃく座のオペラ「ロはロボットのロ」はパン作りの得意なロボットが主人公の、子ども向けの楽しいオペラです。  8年ほど前、パン屋の構想が持ち上がったとき、お金が儲かったら、そのお礼に、このオペラを地域の子どもたちにプレゼントできたらいいな、と漠然と思っていました。ところがこの作品はかなり昔の作品で、こんにゃく座に問い合わせしても、もう再演の予定はないという返事でした。ところが再演のリクエストがあちこちからあったのか、今年の5月から7月にかけて再演するという話を俳優座であったオペラの公演の際に聞き、すぐに申し込みました。  別にパン屋が儲かったからではありません。今はぷかぷか三軒長屋にお金がかかりすぎて、資金繰りはかなり厳しい状態です。  でも、このチャンスを逃したら,多分二度とチャンスは来ないと思い、もうその場で申し込んだのでした。ちなみに値段はいくら?と聞くと、1ステージ80万円ということでした。本来なら値段を聞いてから申し込むものですが、やりたい!という思いがもともとあったので、再演の話を聞いて即座に申し込みました。  オペラシアターこんにゃく座の舞台を考えると、1ステージ80万円というのは,まぁ、妥当な金額だと思います。それでも、80万円は安くない金額です。簡単に用意できる金額ではありません。仮にこれが1ステージ1,000万円だとすれば、はじめからこれはもう無理だとあきらめます。でも80万円なら、少し頑張って寄付を集めれば、まぁなんとかなるかなと思いました。  実現可能な小さな夢、といってもいいかもしれません。なんとかなりそうな範囲の,小さな夢です。  とてつもなく大きな夢だと、ゴールまであまりにも遠く、人はなかなか動きません。でもひょっとしたら実現できるかも知れない小さな夢なら「ちょっとやってみようか」と人はそれに向けて動き出します。  子どもたちにオペラをプレゼントする,というのは、おもちゃをプレゼントするのとは、全く意味合いが違います。何かこう、企画自体に夢があるというか、豊かなものを感じるのです。  オペラはひとときの夢の世界です。それを子どもたちに楽しんで欲しい。それをすると何かが変わるとか、何かリターンがある,というわけではありません。ほんのひととき、夢の世界を子どもたちが楽しむ、ただそれだけです。  ただそれだけのために、たくさんの大人たちが資金集めに汗を流す。そういうことがすごくいいなと思うのです。自分には一文の得にもならないことに夢中になるということが…。    会場はみどりアートパークのホール。7月19日(日)午後2時開演です。300人入るホールで、三分の二は子ども、三分の一は大人を考えています。子どもはプレゼントなので無料。大人は3,000円です。(このオペラ、東京の俳優座あたりでやれば6,000円くらいします)  本番前に、オペラシアターこんにゃく座から歌役者とピアニストに来ていただいて「歌のワークショップ」をやります。オペラ『ロはロボットのロ』で歌われる歌をみんなで歌います。6月13日(土)と7月4日(土)の2回やります。いずれも午後1時から3時までです。会場はみどりアートパークリハーサルルームです。  子どもたちにオペラをプレゼントする、という夢を実現するために『子どもたちにオペラを・ゆめ基金』を立ち上げます。NPO法人ぷかぷか理事長の高崎、バオバブ保育園園長の浜谷が中心になって準備を進めています。事務局はNPO法人に間借りします。  「よし、のった!」「おもしろそう!」「いっしょに夢を実現したい」と思われた方、パン屋、カフェ、お惣菜屋に「子どもたちにオペラを・ゆめ基金箱」をおいておきますので、ぜひご寄付をお願いします。  遠方の方は郵便振替口座をご利用ください。(「子どもたちにオペラを・ゆめ基金」は法人格を取得していないので、この名前では口座が開けないため、「NPO法人ぷかぷか」の口座を借ります。)  振替口座は 口座記号 00260-4  口座番号 97844        加入者名 NPO法人ぷかぷか    宣伝したり、寄付を集めたりするお手伝いの方、大募集!です。下記の問い合わせ先に連絡ください。   費用概算●オペラ公演費用  800,000円●ホール付帯設備費用 30,000円(ピアノ11,600円、照明12,000円、  音響3,500円、予備費2,900円、ホール利用料はアートパーク共催の  ため無料)●チラシ、ポスター等宣伝費70,000円(チラシA4両面印刷6,500部    31,700円、ポスターB2版100部38,300円)●歌のワークショップ費用 220,000円   歌役者40,000円×2回=80,000円、   ピアニスト40,000円×2回=80,000円   会場費(リハーサルルーム)30,000円×2回=60,000円●チケット売り上げ  大人3,000円×100枚=300,000円,総席数300のうち2/3は子ども、  1/3は保護者。子どもは無料) 支出1,090,000円ーチケット収入300,000円=790,000円この79万円を寄付、助成金などでまかないます。 ★チケットおよび子どものオペラプレゼント券は公演の一ヶ月前からパン屋でお渡しします。   オペラの内容は ロはロボットのロ - ぷかぷかパンの店『カフェベーカリーぷかぷか』 ロはロボットのロ - ぷかぷかパンの店『カフェベーカリーぷかぷか』   みんなでいっしょに夢を!   問い合わせ pukapuka@ked.biglobe.ne.jp       045-453-8511  NPO法人ぷかぷか   高崎
  • ロはロボットのロ
       先日オペラシアターこんにゃく座のオペラ「アルレッキーノ」を観に行きました。どこかで聞いた声がするなぁ、と思っていたら、昔見た「ロはロボットのロ」のココの役で出た青木美佐さんの声でした。  火事の中でエネルギーを使い果たし、横たわるテトを抱きかかえ、  ♪ おまえ、ロボットなんだろ、死んだりなんかしないんだろ、起きてよ、テト! ♪  と、悲しみをこらえながら歌うココの声に、私は涙がこぼれました。オペラを見ながら泣いてしまったのは初めてでした。  CDを買い、子どもの保育園の送り迎えの車の中で、何度も何度も聞いたのですが、この場面に来るといつも涙が出そうになって困りました。  ほかの歌役者さんの時も見たのですが、同じオペラを見ながら、なかなかそういう気持ちにはなりませんでした。歌の奥深さというのか、歌い方のちょっとした差で、こんなにも印象が変わるのかと思いました。CDには青木さんが歌ったときのものが入っているので、青木さんの声には今でも敏感に反応してしまいます。  そんな思い出深いオペラ「ロはロボットのロ」を7月19日(日)午後2時からみどりアートパークホールで上演します。地域の子どもたちにプレゼントしたいと思っているのですが、なかなか資金が集まりません。ネット上で資金集めやっていますので、ぜひご協力ください。   夢はみんなで - ぷかぷか日記 夢はみんなで - ぷかぷか日記      
  • 「よ〜し、明日も元気に生きていこう」って思えるような物語が…
      朝日新聞の記者が、子どもたちにオペラをプレゼントする、という企画を取材に来ました。( http://pukapuka-pan.hatenablog.com/entry/2014/10/29/004544 )  「どうしてそんなこと思いついたんですか?」  と聞かれたのですが、「思いつく」というのは、大概はさして理由もなく、ぽこっと頭に浮かぶから「思いつく」というわけで、あらためて「どうして?」と聞かれても、うまく説明できません。  それは、あの〜、とか言いながら、ぷかぷかをはじめた理由とか、ぷかぷかが始まってからのことをいろいろ話し出したら、話題がどんどん出てきて、収拾がつかない感じでした。  話しながらあらためて気がついたのは、ぷかぷかは、メンバーさんがいるからいろんな物語が生まれたということです。ホームページにぎっしりといろんな物語が詰まっているのも、彼らがいたからこそできたのだと思います。  その物語たちが、ぷかぷかを前へ前へと引っ張ってくれました。心がすさみがちな世の中にあって、彼らの生み出す物語は、ホッと肩の力が抜けるような、心がぽっとあたたまるような、世の中捨てたもんじゃないと思えるような、何よりも未来に希望を見いだせるような、そんな物語でした。  物語は立ちすくむような現実を少しずつ変えていきました。ここがすごい、とあらためて思うのです。物語は現実を変え、今日よりもいい明日を創っていく力があるのだということ。そんなことを彼らの物語は教えてくれました。  「声がうるさい」とか、「ウロウロされると目障り」といった辛い言葉をたくさん浴びる中でぷかぷかはスタートしました。苦情の電話が入るたびに、私はもう前へ進めない気がしていました。そんな立ちすくんでしまうような現実を少しずつ変えてきたのは、彼らの作り出す物語でした。  辛い言葉の一方で、物語にふれたお客さんや地域の人たちが少しずつ変わりはじめたのです。買い物に行ったメンバーさんが、手に持った5000円札を風に飛ばされてしまったとき、近所の人たちがいっしょに探してくれました。カフェで子どもの1歳の誕生会をやったあと、いつも笑顔のメンバーさんたちといっしょに写真を撮らせてください、といったお客さんもいました。いつもにぎやかなパン屋に来て、「これがいい、これでいい」といったお客さんもいました。ぷかぷかしんぶんを配りに行ったメンバーさんが、迷子になってウロウロしていたとき、「ああ、ぷかぷかさんね」って優しく声をかけ、お店に電話してくれた人もいました。  障がいがあってもなくても、それぞれに生き難さを抱えた今、彼らの作り出す物語には、素直に「いいね」って思えるような、明日も元気に生きていこう、って思えるような,そんな希望があるように思うのです。  「いっしょに生きていった方がいいよ」の物語は、まだまだ続きます。    この絵には、「よ〜し、明日も元気に生きていこう」って思えるような物語があるように私は思うのです。こんな物語を作り出す人は「地域の宝」だと思います。                        
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