ぷかぷか日記

創英大学

  • 授業を受けている時の表情よりもずっと素敵です
     創英でクリスマス会をやったときの写真を授業を担当している平野先生に送ったところ、  「学生さんたちの笑顔が、授業を受けている時の表情よりもずっと素敵です」 とメールがありました。  これって、なんなんだろう、と思いました。ぷかぷかさんが何かやったわけではありません。ただ普通に接しただけで、こんな笑顔にみんななったのです。  やっぱりこれは、ぷかぷかさんたちの「魔法のチカラ」としかいいようがありません。  笑顔は、幸せな人生そのものです。ですから、みんなをこんなふうに笑顔にするぷかぷかさんは、やっぱり社会に必要な存在なんだと思います。  共生社会を作ろうとか、共に生きよう、とか、ごちゃごちゃ言わなくても、こうやって一緒に楽しいことをやれば、みんなが笑顔になれるのです。そういう機会をこちらがお膳立てするのではなく、学生さんたちが自主的にやった、ということが、今回すごくよかったと思います。自主的にやりたくなるようないい関係ができていたことが大事です。
  • 創英でクリスマス会
     ぷかぷかの近くの創英大学でぷかぷかさんを招いてクリスマス会がありました。今まで障がいのある人たちとほとんどおつきあいのなかった学生さんたちが、ぷかぷかさんたちを招いてクリスマス会をやる、というのはすごいことだと思います。  創英大学では講義のコマを3コマいただき、上映会と私の話、双六ワークショップ、演劇ワークショップを行い、それと平行して学生さんそれぞれの都合のいい日に3日、ぷかぷかに体験実習をしに来てもらいました。その流れの中でぷかぷかさんととてもいい出会いをして、クリスマス会の企画が持ち上がりました。ぷかぷかさんたちと楽しい時間を一緒に過ごそう、という企画です。  よくある、彼らのためにクリスマス会をやるのではなく、一緒にやると楽しいから、という理由がすごくいいと思います。ほんのまだ一ヶ月ちょっとのおつきあいですが、ぷかぷかさんておつきあいするとすごく楽しい、という思いがみんなで共有できていたのだと思います。  「今日はイエスキリストの2018回目の誕生日をお祝いする会です」 という辻さんの開会宣言とUSAの歌で、いきなり盛り上がりました。 学生さんたちの考えた双六ゲームをやりました。 クリスマスカードの交換をしました。  こんなすばらしい関係ができたので、この関係の中で新しいものを作り出せたら、と思っています。たとえばぷかぷかマルシェで、学生さんとぷかぷかさんが一緒にお店を出すとか、創英の文化祭に学生さんとぷかぷかさんで一緒に何かを作って出すとか、クリエイティブな関係ができたら、と思っています。  来年1月半ばには、ぷかぷかさんと出会ってからの学生さんそれぞれの思いを一本にまとめるようなワークショップをやる予定です。みんなの思いをうまくまとめられたら、絵本の手がかりが見つかります。  いずれにしても、今後が楽しみです。
  • 障がいのある人とおつきあいすると「得する」って、こういうことかなとも思いました
     ぷかぷかの近くの創英大学で簡単な演劇ワークショップをやりました。三回連続の講座で、1回目は映画『Secret of Pukapuka』の上映と私の話、2回目はすごろくワークショップ、そして今回の演劇ワークショップです。回を重ねるにつれて、ぷかぷかさんのおかげで、学生さんの心と身体がどんどん自由になってきました。  学生さん達の顔を見てください。障がいのある人たちとの関係の中で、こんなにいい顔のできるのが演劇ワークショップです。今回やったのは「ネーム&アクション」「早並び競争」「ドラゴンテイル」「笑いの階段」「マルマルマル」「ギブミーシェイプからお話作り」などです。  全部で1時間くらいでしたが、そのわずかな時間で、こんな笑顔でつきあえる関係が演劇ワークショップではできるのです。  創英の学生さん達は、この連続講座と平行して三日間ぷかぷかに来て体験実習を行っています。今まで障がいのある人たちとほとんどつきあったことがなかった人たちが、みんなぷかぷかさんたちととてもいい出会いをしています。  ぷかぷかさんとおつきあいするとすごく楽しいので、今度創英でぷかぷかさんを呼んでクリスマス会をやろうという話も持ち上がり、今準備が進んでいます。学生さんとぷかぷかさんで打ち合わせもします。クリスマス会では学生さんとぷかぷかさんが一緒にクリスマスにまつわる簡単な芝居をやるかも知れません。  ぷかぷかさんたちが地域の人たちといっしょにやっている演劇ワークショップの大道具作り、小道具作りが本格化するので、学生さん達に手伝ってもらう予定でいます。ぷかぷかさんたちと一緒に作ります。自分が制作に関わった大道具、小道具が、来年1月27日(日)みどりアートパークホールの舞台で活躍します。  更に、今回のぷかぷかさん達とのすばらしい出会いを絵本にまとめよう、という話もあります。今回見つけた宝物のような出会いを絵本という形で子ども達に伝えようというのです。学生さんは子ども教育学部。将来相手にする子ども達を頭に浮かべながら絵本を作ります。内容、構成は学生さん、絵はぷかぷかさんが描きます。学生さんとぷかぷかさんとのコラボで絵本ができるのです。  クリスマス会も、大道具、小道具作りも、絵本作りも、ここはもう小さな「ともに生きる社会」です。  今回の出会いを小さな子ども達に絵本を通してどうやって伝えればいいのか、学生さん達は一生懸命考えます。ぷかぷかさんとの出会いを、そういう形で振り返ります。出会いの意味を考えます。考えることが、絵本という形になります。絵本はともに生きる社会を作る手がかりになります。  そもそもどうして今回の出会いを子ども達に伝えるのか、といったことも考えます。それを考えることは、今の社会を考えることです。社会の中で障がいのある人たちはどのように位置づけられているのか、彼らと私たちの関係はどうなっているのか、を考えることです。2年前の相模原障害者殺傷事件は単なる犯人の特異性だけで済ませていい事件なのか、といった問題も、これを機会に学生さん達と一緒に考えていきたいと思っています。  絵本作りは、ですから、ただ単に絵本を作るだけではなく、学生さんにとっては、社会を、その中での自分の生き方を考える、すばらしい機会になると思います。  最近おつきあいのある協進印刷さんは、学生さんとコラボしながら絵本を作っています。そこに相談しながら、しっかり読んでもらえる本物の絵本を作りたいと思っています。 www.kyoshin-print.co.jp  製作の資金面では、内容的に「ともに生きる社会」を作っていく上での手がかりになるような絵本なので、共生社会を作るべく活動をしている県の共生社会推進課に相談しようと思っています。もしお金を出してもらえれば、今回制作する絵本はたくさんの保育園、幼稚園などに配布することができます。「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」というメッセージが、小さな子ども達にもわかりやすいやさしい言葉と絵でたくさんの子ども達に伝わるのです。「ともに生きる社会」に向けての、大事な種まきになります。  県民のこういう活動を支えてこそ、「ともに生きる社会」はみんなで作っていくもの、になるのだと思います。「ともに生きる社会かながわ憲章」のサイトには「私たちは、この憲章の実現に向けて、県民総ぐるみで取り組みます」とあります。今回の企画は、憲章の実現を本気でやろうというものです。   何よりも、相模原障害者殺傷事件を超える社会は、アーダコーダの議論の果てにあるのではなく、こうした小さな実践を積み重ねてこそできあがっていくものだと思います。  絵本制作は創英の学生さんと話しながら唐突に持ち上がった企画ですが、いろいろ考えていくと、こんなふうにいろんな意味を持っていて、「ともに生きる社会」に向けて、ちょっとわくわくするような企画です。ここから新しい物語が始まります。時々進捗状況を報告します。 学生さん達の演劇ワークショップの感想 ●ぷかぷかさんと交流してみて体全体を使ってコミュニケーションをとることができました。波の動きや城などグループになり、1つの絵になってとても思い出となりました。それぞれ波の音の表し方や城などの形のイメージを学ぶことになったのでとてもよかったです。 ●身体全体を使ってコミュニケーションを取り合うことができたのでとてもよかったと思います。私はまだぷかぷかさんの体験をしていないのでとても楽しみになりました。体験を通じて学べることはまだまだあると思うので意識したいです。   ●今回、体で表現する中でぷかぷかさんの様々な表情を見ることができ、楽しむことができました。3つのグループに分かれて、みんな個々のイメージを持ってその表現している姿を見て楽しむことができ、グループで一緒になって考えることで1人ひとりの考えている事の違い、また学生とぷかぷかさんが考えていることの違いがあり、面白いと感じました。ぷかぷかの活動に行ってからの2度目の授業だったので、ぷかぷかさんと関わりやすく楽しい時間、環境だと感じました。   ●今日ぷかぷかさんと体を使って大きな声で交流することができ、リラックスして行うことができました。みんな楽しそうにしていて心の底から笑うことができました。すでに2回実習させていただきぷかぷかさんと一緒に過ごすことが楽しくて、もっともっと 関わりを持っていきたいと思いました。絵本の話もとてもわくわくしました。私は絵本が大好きでそれを一からぷかぷかさんと作れるのが本当に楽しみで幸せだと思いました。   ●2回目の交流でコミュニケーションだけではなく体を使ってコミュニケーションをとり、難しい面、楽しい面もあり、とても良い経験でした。今回のワークショップをやってみてとても楽しかったです。演劇はやったことがあるので、とても興味があり今後のワークショップもいってみたいなと思いました。 ●今回のこのワークショップをしてみて感じたことは体を一緒に動かすことで仲が深まったと思い、またいろいろな事で触れ合いたいと思った。   ●今日の活動は私自身心から楽しんで取り組むことができました。その心があってか、ぷかぷかさんと素の心で関わることができ、ぷかぷかさんの本質を感じながらふれあう事ができました。「得する」ってこういうことかなとも思いました。私の中であたらしい感覚に出会えて、本当に良い経験になりました。ぷかぷかさんの体験はこれからなので、次ぷかぷかさんと会えるのが楽しみになりました。   ●前回のすごろくワークショップと違って体等を使って動かしたりしたためとても楽しかったです。学生の方が動きがかたく、ぷかぷかさんの方が、良い動きをしていたので見習いたいと思いました。
  • ファンになりつつある自分がいて
     近くの創英大学に「すごろくワークショップ」をやりに行きました。ぷかぷかさん7名が参加しました。   15人の学生さんは先週ぷかぷかの映画を見たり、私の話を聞いてぷかぷかにとても興味を持ってくれました。その後、3人の学生さんがぷかぷかに来て一日体験実習をしていたこともあって、お互い顔を知っていて、とてもいい雰囲気で始まりました。  学生さんとぷかぷかさんで交代でサイコロを振ってすごろくが始まりました。日曜日に何をしたか発表したり、好きな歌を歌ったり、ぷかぷかさんと腕相撲をしたり,すごく楽しい時間を過ごしました。 www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com 別れ際にはハイタッチ。   ●●● ●1回目ぷかぷかに行って、とても緊張していたけれども、覚えてくれた人や一緒に活動してくださった人ともたくさん関われて、とても仲良く過ごせて良かったです。 好きな曲で盛り上がったり、日曜日に何をしたのかというのもたくさん話せたので楽しく過ごせました。来週も関われるのでとても楽しみです! ●障がいのある方と関わることはあまりなかったのでとても緊張しました。でもぷかぷかさんが積極的に話しかけてくれたのでたくさん話すことができて楽しく交流することができました。来週も楽しみです。  ●今回、初めてぷかぷかの方々と関わりました。関わる前は、私たちが話す話題をつくってコミュニケーションをとったほうが良いのかと思っていました。しかし、ぷかぷかの方々は自由に思ったことや、伝えたいこと聞きたいことなどを話しかけてくれたので、多くのコミュニケーションをとることができて嬉しかったです。 前に聞いた話で「ぷかぷかさんが雰囲気をつくってくれる」ということを今回の交流を通じて知ることができました。体験でぷかぷかさんと関わり楽しい話ができたら良いなと感じました。   ●どんな風に関われば良いのか分からず緊張していましたが、皆さん様々な話をしてくれたので、すぐに緊張がとけて楽しい時間を過ごすことができました。体験も緊張せず楽しめたら良いなと思います。   ●以前、横浜市内のケアプラザで障がい者向けのイベントが行われた際にボランティアとして参加しました。それもあって障がい者と関わることは慣れているつもりでしたが、やはりいざ目の前にすると戸惑ってしまいました。しかしそこで障がい者の人をひとくくりに見ていたんだと気づきました。それは相手に対し失礼だと感じました。ひとりの人間として接していると、相手も対等に接してくださり、最後まで楽しく過ごすことができました。   ●ぷかぷかさんと一緒にすごろくをして、ぷかぷかさんや友だちの知らなかったことも知れたのでとても楽しかったです。先週の金曜日に体験し、その時、仲良くなった方もいてお話しする機会ができたので、また仲よくなれたし覚えてくれたのでとてもうれしかったです。 「支援」という言葉は、ある意味、私たちをしばりつける言葉だということをおっしゃっていたのですが、私もそうだと思いました。みんな一緒の「助け合い」が共生だと思った。   ●まず、とても楽しむことができました。絵を描くことが上手な男性がおり、どんな絵を描いているのかとても気になっています。そして妹思いの男性もいて、妹と一緒にご飯を食べる男性がいて、心優しい人がいるんだなと気づきました。一緒に活動できて良かったです。楽しかった!   ●初めてぷかぷかさんの方々とふれあい緊張しましたが、とても楽しくたくさんお話ができてよかったです。別のところで関わりをもった障害の方よりも、とてもふれあいやすかったです。最後にハイタッチができてよかった。   ●今日、ぷかぷかの方々と交流をしてみて思ったことは、関わってみてとても明るい方々だと感じ一人ひとりとより関わってみたいと思いました。   ●実際にぷかぷかさんに関わってみて、みなさん本当に自分が好きなものがあって、自分自身を認めてるような雰囲気があって、とても輝いていると思った。それでも私の目を見て話す姿、否定をすることなく笑顔でこちらの目を見て聞いてくれる姿から感じられるあたたかさがあって、高崎さんの言っているものはこのことかなと思った。次の交流が楽しみになりました。 ●ぷかぷかさんと一緒にすごろくをしましたが、私たちが抵抗してしまうようなことも自然体で堂々とやるぷかぷかさんの姿に、むしろ私の方が恥ずかしがって出来ないなんて損しているなと思うと共に、自由に遊ぶぷかぷかさんの楽しそうな姿に癒されたり、緊張をとかされたり・・・自然と私まで楽しく遊んでしまいました。まだぷかぷかさんと関わるようになって時間は短いですが、ファンになりつつある自分がいて面白く思っています。   ●初めて関わってみて、人見知りや全然話さない人とかが居なかったので関わりやすかったです。こちら側から何かやるというのはなかったので何もやらずに、話を聞いたり一人ひとりの特徴を少しですが知ることが出来たので良かったです。何も意識せず、自由に関わることが良いと分かったので楽しかったです。   ●今日初めてぷかぷかさんと関わってみて、映画をみた後ですけど少し関われるか不安だったのですが、全然そんなことなくて、ぷかぷかさんから話しかけてくれたり、すごく楽しくて今後ぷかぷかさんと関わるのが楽しみになりました。   ●今回、ぷかぷかさんと一緒に話をすることができ、たくさんの事を知ることができました。「最初は質問に対してちゃんと答えていないけど大丈夫かな?」と思うことが何度かありましたが、話している内容はとても楽しそうなお話だったので、話を止めることなく聞いていると質問以上の事を知ることができ、とても良かったです。関わる時に分かったつもりでいることもあるので、今回のお話はとても良い勉強になりました。   ●初めて交流しましたが、すごく楽しかったです。さいころを使いすごろくをしたらみんなが盛り上がりいろいろな話を聞くことが出来ました。 ●●●  学生さんもぷかぷかさんもすばらしい時間を一緒に過ごしました。一緒に笑顔で過ごせる時間を作ること、そこから「ともに生きる社会」が始まります。いや、もう始まっています。  今回学生さんに書いてもらった感想は、先週書いていただいたものよりも、更にぷかぷかさんとの距離が縮まっています。 pukapuka-pan.hatenablog.com  これから体験実習をされる方もいますので、学生さんはまだまだ変わっていきます。それがぷかぷかさんと一緒に生きる意味です。ぷかぷかさんが学生さん達を豊かにしているのです。ぷかぷかさんも学生さん達とおつきあいすることで、ふだんと違うことを学び、豊かになっています。  こうやってお互いが豊かになること、それが「ともに生きる社会」の意味だと思います。  「すごろくワークショップ」は障がいのある人たちと健常者の関係を作るきわめて簡単で有効なツールだと思います。今回、創英の学生さん達ととてもいい関係ができたので、その関係を生かし、ぷかぷかさん達と一緒に何か新しい価値を生み出すような、クリエイティブな活動ができたら、と思っています。  来週は一緒に簡単な演劇ワークショップを行います。学生さん達は更に変わっていきます。乞う、ご期待!です。
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