ぷかぷか日記

みんなでワークショップ

  • 「表現の市場」見に来た人たちの感想
     昨年やった「表現の市場」を見に来た人たちの感想を載せるのを忘れていました。今年は9月からワークショップをスタートさせ、来年2月14日(日)に「表現の市場」をやります。場所はみどりアートパークホールです。   ・全員が一生懸命やっていてよかったです。涙が出ました。 ・ちょっと見て帰ろうと思ったのですが、おもしろくて、楽しくて席が立てなくなりました。今日の舞台を見てたくさんの人たちが「おもしろい」「楽しい」と思うようになったら、世の中、もう少し生きやすくなると思います。 ・みなさん一生懸命取り組んでいて、感動しました。ダンスでは車いすの方が立ち上がって踊り出し、胸が熱くなりました。 ・笑顔いっぱいの表現力は素敵でした。 ・涙が出ました。ありがとう! ・また家族で見に来たいと思いました。 ・表現することを楽しまれ、見ている私もうれしくなりました。今後もこの活動を続けていって欲しいです。 ・大変おもしろかった。みなさんすごい出来でした。ありがとう。 ・様々な表現がすばらしかったです。 ・楽しませていただき、ありがとうございます。みなさまの努力が心に残ります。 ・楽しかった。感動しました。 ・みなさん、生き生きと表現されていて、すばらしかったです。また来てみたいと思いました。楽しい時間をありがとうございました。 ・とてもすばらしい内容で、楽しく拝見させていただきました。今後ともこの市場が長く続くことを楽しみにしております。 ・素敵な企画をありがとうございました。 ・第1部から第3部まで大変すばらしかったです。どのパフォーマンスも、とっても元気をもらえました。誰もが明るく、明日を生きていこうと思える演技でした。次回も楽しみにしています。 ・とてもすばらしい演劇でした。 ・どのグループも精一杯さが伝わる演技でした。デフパペットさんはすばらしかったです。 ・とっても楽しくて笑いがいっぱいのステージでした。自由に表現する出演者のみなさんを見ていたらいっしょにやりたくなりました。第2回、第3回と続いて行くといいなと思います。 ・みんな明るくて、とてもよかった。どんどん発展して欲しい。 ・みなさん、レベルが高く、驚きました。元気と笑顔をもらいました。 ・多くの人に見て欲しいです。 ・みんな頑張って、キラキラしていました。 ・こういうことができる街はすばらしいと思う。 ・みなさんの努力、表現力、すばらしい! ・デフパペットシアターのすばらしい表現力に魅せられました。 ・心あたたまる演目ばかりで、すごくよかったです。 ・心から楽しませていただきました。今後がとても楽しみです。 ・まさに表現の市場でした。どの舞台も、障がいのあるなしに関わらず、それぞれの人が一生懸命舞台に立っている姿に感動しました。ありがとうございました。 ・よかったです。また見せていただきたいです。 ・心がほっこりしました。演劇としてとか、メッセージとか関係なく、みんなといるだけで、そのままで、なんだか癒やされる感じがしました。 ・「森は生きている」を見に来ました。地域の人たちといっしょに作っている雰囲気がとてもよかったです。感動して涙が出ました。 ・テキトー版「赤ずきん」超おもしろかった。ぷかぷかの「森は生きている」超おもしろかった。たくさん練習したのですね。すばらしかったです。 ・とてもおもしろかったです。自由でありながら、全体としてステージが成立しており、ユーモアにあふれ、いい時間でした。個性と多様性あふれるパフォーマンスに、こちらも元気になりました。他者への壁(バリア)が少ない彼らの存在に、現代社会が学ぶことも多いなと思いました。 ・みなさんのパワーあふれるパフォーマンスに心打たれました。みんなの楽しそうな笑顔が最高でした。それぞれのすばらしい表現に感動しました。 ・照明、音楽、演出、小道具、とっても垢抜けていました。 ・どのグループの発表もすばらしかったです。ぜひ続けていただきたいです。みなさんはいろいろ可能性を持っていることをあらためて感じさせていただきました。 ・どれもすばらしかったです。来てよかったです。  
  • みんなでワークショップ第2期企画書
    みんなでワークショップ第2期企画書  1)社会的な課題  口にはしないものの、障がいのある人たちのことを「何となくいやだな」と思っている人は多いと思う。障害者施設を建てようとすると、地元住民から反対運動が起きることさえある。とても悲しいことだが、これが障がいのある人たちの置かれた状況だと思う。  これは障がいのある人たちに問題があるのではなく、彼らのことを知らないことによって生じる問題だと思う。何となく怖いとか、不気味、といった印象は、彼らのことを知らないことから生まれる。“知らない”ということが、彼らを地域から排除してしまう。  彼らの生きにくい社会、異質なものを排除してしまう社会、他人の痛みを想像できない社会は、誰にとっても生きにくい社会だろうと思う。誰かを排除する意識は、許容できる人間の巾を減らすことにつながる。社会の中で許容できる人間の巾が減ると、お互い、生きることが窮屈になる。これは同じ地域に暮らす人たちにとって、とても不幸なことだと思う。  逆に、彼らが生きやすい社会、社会的弱者が生きやすい社会は、誰にとっても生きやすい社会になる。  そういう社会はどうやったらできるのか。   2)課題の解決のために  上記のような社会的な課題を解決するには、やはり障がいのある人たちを知る機会、出会う機会を作ることだと思う。そのために「ぷかぷか」は街の中に障がいのある人たちの働く場を作り、街の人たちが彼らを知る機会、出会う機会を作ってきた。そして今回はワークショップという日常よりもお互いが自由になれる場で、お互いが新しく出会い直し、そこから新しい文化を創り出すところまでやってみたいと思っている。   2−1)「ぷかぷか」がやっていること (ぷかぷかは就労継続支援B型事業所で、パン屋、カフェ、お惣菜屋を運営)  「ぷかぷか」は「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい」という理念の元に、街の中に障がいのある人たちの働くお店を作った。お店にパンを買いに来たり、カフェに食事をしに来たりする中で、街の人たちに障がいのある人たちのことを知って欲しいと思ったからだ。  彼らが働くことで、お店にはにぎやかで、あたたかな、ホッとする雰囲気が漂っている。たくさんのお客さんがそういった心安まる雰囲気に気がついたようだった。  カフェで子どもの誕生会やったあと、利用者さんといっしょに写真撮らせて下さい、とリクエストしたお客さんがいた。利用者さんの接客にいつも心を癒やされるとおっしゃるお客さんも多い。利用者さんたちといい出会いをした結果だろうと思う。  月一回発行している「ぷかぷかしんぶん」を地域に配布中、広い団地の中で利用者さんが迷子になったことがあった。地域の方がすぐに見つけ、「ああ、ぷかぷかさんね」と声をかけ、「利用者さんが迷子になっているようなので迎えに来てあげてください」と、パン屋に電話をかけてきてくれたことがあった。地域社会で「ああ、ぷかぷかさんね」とやさしく声をかけてもらえるような存在に「ぷかぷか」の利用者さんはなっている。カフェやパン屋で彼らとのいい出会いがあったからこそ、地域の方がこういう対応をしてくださったのだと思う。  外販先の区役所では、利用者さんの人柄に惚れ込んだお客さんが多く、そのおかげで、この5年で売り上げが10倍も伸びたりしている。パンのおいしさだけではこんなにも売り上げは伸びない。これも外販を通して彼らといい出会いをした結果だろうと思う。   2−2)演劇ワークショップの試み  今回の企画はワークショップというお互いがふだんより自由になれる場で、地域の人たちに障がいのある人たちと、いつもよりもっと楽しい出会いをして欲しいという思いで企画した。お互いの出会いから更に踏み込んで、障がいのある人たちといっしょに芝居を作ってみようと思っている。これは今までにない新しい文化を創り出す試みと言っていい。  障がいのある人たちといっしょにやるワークショップはほんとうに楽しい。ワークショップをやっていると、彼らの存在がとても大切であることが見えてくる。「あなたにいっしょにいて欲しい」「あなたがいないと困る」と彼らに向かってはっきり言えるほどの関係が、ワークショップの中では自然にできあがる。  「あなたにいっしょにいて欲しい」と素直に思えるような関係は、地域社会では考えられないような関係だと思う。  そういう関係の中で作った芝居をみどりアートパークのホール(300人入る大きなホール)で上演する。障がいのある人たちがいっしょだからこそできる楽しい芝居だ。それをたくさんの地域の人たちが見る。舞台の芝居は、彼らといっしょに作った方がおもしろいもの、豊かなものができる、というメッセージだ。「いっしょにやると、こんなに楽しい芝居ができるんだね」「いっしょにやった方がいいね」「いっしょに生きていった方がいいね」といったことを、芝居を見に来たたくさんの人たちが思ってくれれば、と思う。  また発表会は、せっかく大きなホールを借りるので、「表現の市場」という名前で、さまざまな表現活動を行っているほかの団体も交代で舞台に立つ。和太鼓、ダンス、人形劇など。表現を通して障がいのある人たちと地域の人たちとの新しい出会いが期待できる。   ワークショップの内容  ワークショップの具体的な内容については、まだ検討中だが、谷川俊太郎の「生きる」という詩をモデルにした、参加者一人ひとりの「生きる」(みんなが生きていることをいちばん感じるのはどんなときか)を詩に書き、それを組み合わせて集団詩を作り、そこから芝居を起こしていくことも考えている。参加者の一人ひとりの人生が見えてくるかも知れない。これから進行役と話し合いを重ね、内容を詰めていく予定。   進行役  進行役には「演劇デザインギルド」「デフパペットシアターひとみ」を考えている。  「演劇デザインギルド」は、さまざまなワークショップの企画、運営、進行を専門とするグループで、ワークショップを積み重ねて舞台発表につなげている。ホームページには「演劇は人々があらたな認識を獲得するための道具です。楽しみながら、おもしろがりながら、からだを動かし、頭を働かせて、現実や自分たち自身を見直して
そこで発見されたことを表現して、他の人に伝えます。」とある。  「デフパペットシアターひとみ」は聾者(耳が聞こえない人)と聴者(聞こえる人)が協力して公演活動を行っているプロの人形劇団。人形劇が持つ「視覚的」な魅力に着目し、新しい表現の可能性に挑戦し続けている。ワークショップの中で人形を作り、それを手がかりに物語を進めていく予定。聾者の方たちとどうやってコミュニケーションをとっていくかも課題になる。   ワークショップスケジュール  2015年9月から2016年2月まで月一回、土曜日もしくは日曜日にみどりアートパークリハーサルルームで行う。2月にはホールで発表会をやるため、その月だけは前日のリハーサルを含め2回行う。  仮の日程は2015年9月19日(土)、10月17日(土)、11月21日(土)、12月19日(土)、2016年1月16日(土)、2月6日(土)、2月13日(土)計7回 2月14日(日)には、できあがった芝居を「表現の市場」の中で発表する。 (正式な日程は、演劇デザインギルド、デフパペットシアター、みどりアートパーク、それにピアニストで調整した上でホームページに載せます。)   参加者  1回のワークショップに参加するのは、障がいのある人たち20名、地域の人たち(健常者)20名。7回のワークショップと発表会で延べ320名が参加。お客さんは約300名。合計で600名を超える人たちがこの企画に関わることになる。   情報発信  ワークショップは企画の段階からホームページ(「ぷかぷかパン」で「検索」 http://pukapuka-pan.xsrv.jp)、Facebookページ(ホームページ左側のメニュー欄「Facebookページ」のタグをクリック。https://www.facebook.com/pages/ぷかぷか/320074611512763)で情報発信していく。毎回どんなことをやったのか、参加者はどうだったのかを写真をたくさん使ってホームページ、Facebookページで報告する。ホームページもFacebookページも現在一日100人を超える人たちがアクセスしてくるので、今回の試みはものすごいたくさんの人たちに情報が届くことになる。    
  • 今日よりもいい明日を創り出す舞台
     11月24日(月)、『表現の市場』がありました。企画段階では、障がいのある人たちの表現に出会うことで、また新しい関係が広がっていくといいな、ぐらいしか考えていませんでした。ところが実際に市場が開くと、表現の持つすさまじいパワーにぶちのめされたというか、圧倒され、もう涙すら出てくる始末でした。表現というものの持つパワーを見くびっていた気すらします。  ぷかぷかで働いているダイチさんが舞台で和太鼓をたたきました。会場のみんなを圧倒する雰囲気で太鼓をたたきました。  ダイチさんは、朝出勤するなり、今日は腰が痛いの、具合が悪いのと、ごろっと横になり、仕事場に行くまで1時間はかかっていました。毎日にそんなことをやっていたので、ダイチさんはそんな人だとみんな思っていました。  ところが昨日、舞台で太鼓をたたくダイチさんはまるで別人でした。え〜!ダイチさんてこんな人だったの?とぷかぷかのスタッフはみんなびっくりでした。  「表現」というものがこんなにも人の持つ力を引き出すのかと、本当に驚きました。このかっこいい姿、見てやってください。  「分教室はっぱ隊」の舞台は、彼らの持つ生きるエネルギーがワンワンと渦巻いていました。養護学校を卒業したあと、社会の中で辛いことやいやなことは、普通の社会人以上にあったことは容易に想像できます。でも、不平不満は一言も口にせず、「俺たちは元気だぜ!」って、ひたすら元気に歌い、踊っていました。障がいのある人にとっては、ほんとうに生きづらい社会の中で、それでもけなげに生きる彼らの生きる姿勢のようなものが伝わってきて、なんだか涙がこぼれてしまいました。  残念だったのは、彼らが卒業した学校の教員が一人も来ていなかったことです。集まったお客さんたちを感動させた彼らのパワーをしっかり見て欲しかったと思います。彼らのあのパワーこそが世の中を変えていくんだと思います。「支援」されているのは、むしろ私たちの方であることを、この「表現の市場」の舞台はしっかり教えてくれたように思います。  STEP IN THE LIFEのダンスもすばらしかったですね。会場のみんなを巻き込んだこのパワー。  彼らのこのパワーはどこから出てくるんでしょう。 みんなが一つになれたこの舞台の熱気こそが、今日よりもいい明日を創るんだと思います。 『森は生きているーぷかぷか版』の舞台 本番直前。みんなドキドキです。 直前まで音の打ち合わせ。 もっともっとパンをちょうだい! 年に一度の神さまたちのおまつり。 神さまたちのお祭りに迷い込んだ娘たち。 真冬に1時間だけ時間をゆずってもらった4月の神さまがマツユキソウを咲かせます。  娘たちの持った来たマツユキソウを見て、もっともっと欲しいとわめく王様と王女。 自分勝手なことを言い続け、神さまたちに懲らしめられる。 自分勝手な人間たちも入れ、みんなで「森は生きている」を歌う。  ワークショップの発表会が終わってなんだかふぬけ状態になり、1週間たってようやくワークショップのことを振り返ることができました。まだまだ書き切れてないことがたくさんあります。気がついたらまた書きます。  写真では残念ながらあの舞台の熱気は伝えられませんね。ごめんなさい。  来年3月くらいにワークショップの記録映画ができあがるかも知れません。ドキュメンタリー映像作家の宮沢あけみさんが膨大な記録を撮っていました。本番は夫のNHKのカメラマンまで動員して撮っていました。楽しみにしていてください。  できれば来年もこんな舞台を作りたいと思っています。 計画が固まりしたいホームページでお知らせします。時々チェックしてください。  ワークショップの記録写真集を作る予定でいます。これもホームページでお知らせします。
  • そういった人たちも含めていっしょに舞台に立とう!
     いよいよ24日、「表現の市場」(みどりアートパークのホール)の本番です。 http://www.m-artpark.com/event/20141021142453.html    プログラムは 【第一部】午後2時〜  ①和太鼓《あらじん》、  ②パフォーマンス《分教室はっぱ隊》  ③ダンス  《STEP IN THE LIFE & せや福祉ホーム》    休憩中に《ライアー(竪琴)演奏》 【第二部】午後3時20分〜  ④人形劇団《ふもっふっ二代目》      『テキトー版 赤ずきん ~赤ずきんちゃんと玉手箱~』  ⑤《デフ・パペットシアターひとみ》「雨ニモマケズ」「野原うた」 【第三部 】午後4時20分  ⑥みんなでワークショップ 歌劇「森は生きている-ぷかぷか版」    みんなでワークショップの発表会でもあるのですが、仕上がりはどこまでも不安状態。台本はあるものの、その通りに動くとはとうてい思えないし、そこがワークショップのおもしろいところとはいえ、300人も入るホールの舞台に立つので、いい加減なことはできません。台詞のタイミングで照明を変えたり、舞台装置が変わったりするのですが、その台詞がうまく出るのかも、その場になってみないとわからないという頼りなさ。いや、そもそもその台詞が読めない人もいるので、タイミング以前の問題なのですが、そういった人たちの含めていっしょに舞台に立とう!というのですから、大胆というのか、表現する言葉がありません。  まぁ、24日、楽しみにしていてください。  台本に興味のある方は下記アドレスをクリックしてください。多分この通りには行かないのですが、お話の筋道はわかると思います。 http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?ワークショップ発表会・台本  
  • 表現の市場の参加団体プロフィールがまとまりました。
     11月24日(月,祝)の表現の市場に参加する団体のプロフィールが出そろいました。 表現の市場参加団体プロフィール 和太鼓あらじん 和太鼓あらじんは、鶴見区知的障害児者親の会(地域訓練会)「ひよこ会」の余暇グループです。11歳から26歳までの14人で活動しています。 私達は言葉では上手く伝えられない事もあるけれど、太鼓なら気持ちを伝えることができます。大好きな太鼓を大好きな仲間と叩きあい、一体となって響きあう演奏をお楽しみください。12月に横浜ラポールにて初単独コンサートを開催します。 あらじんホームページ http://www.arajin2003.jimdo.com STEP IN THE LIFE&せや福祉ホーム 横浜を拠点に活動するダンススクールと瀬谷福祉ホームのコラボ。代表はダウン症児の母。本格的なダンススクールでありながら、スペシャルな(障がいのある)方の受け入れている。また、「ダンスは誰でも楽しめるもの!」「ダンスを通じて人生を楽しむ」をモットーに、スペシャルな方達も楽しめるイベントの企画等を行い、障がいと健常の壁を無くすことを目標に活動。 今回は「見るダンス」ではなく、「参加するダンス」を行います! ホームページ http://stepinthelife.seesaa.net/ 分教室はっぱ隊 2008年秋に、瀬谷養護学校大和東分教室で結成されたパフォーマンスグループです。現在メンバーは12名で、全員社会人です。分教室はっぱ隊のモットーは、グループ結成のきっかけとなった名曲「Yatta!」の一節「君が変われば世界も変わる 丸腰だから最強だ!」です。つまり自分の殻を破り、自分を変えれば、必ず生きる力がわいてくる!分教室はっぱ隊は、夢や希望を見い出しにくい現在の社会、その一隅にでも、自分たちの若さ、元気を通じて希望を与えられたらと考え、日々活動しています。レパートリーはラップ、演歌、盆踊り、そしてパワフルダンスと、「なんでもあり!」が売り物です。どうぞよろしくお願いします。 当日の内容:①ラップ「すげぇぜ!大和の境川」②演歌「境川慕情」③盆踊り「境川恋太郎音頭」④バラード「ひとつぶの雨」⑤ダンス「Yatta!」 HPアドレス:http://happatai.jimdo.com 人形劇団ふもっふっ二代目 平塚市にあるアートする福祉施設studio COOCAの人形劇団です。誰もが知っている昔話をへんてこにアレンジ!クーカメンバーが脚本・監督・声の出演を行うブラックユーモアあふれる大人が楽しめる人形劇です。この日のために書き下ろした『テキトー版 赤ずきん ~赤ずきんちゃんと玉手箱~』では初のパペットに挑戦。わら~。 ホームページ http://www.studiocooca.com/ デフパペットシアターひとみ デフ・パペットシアター・ひとみは、耳の聴こえない人と聴こえる人が、協同して公演活動を行うプロの人形劇団として結成し、今年で34年目をむかえました。 私たちは、障がいの有無に関わらず、子どもから大人まで楽しめる人形劇創りを目指しています。 お互いの感性を活かし合い新しい人形劇の表現に挑戦し、今までに無言劇・手話・音声・生演奏・文字スライド・プラカードを駆使してセリフを表現したもの…など様々な表現方法に試みてきました。 これからも私たちの活動が地域の「福祉」と「文化」をつなぎ、広くたくさんの方の心に届くことを願い、意欲的な作品創りを続けていきます。 ホームページ http://deaf.puppet.or.jp/index.html みんなでワークショップ ぷかぷかで働いている障がいのある人たちと地域の人たちのグループです。6月から月一回みんなで演劇ワークショップをやり、そこで作ったものを発表します。オペラ「森は生きている」をベースにした元気あふれる「歌劇」です。 ホームページ https://www.pukapuka.or.jp  それぞれの場所で表現を磨いてきた個性あるグループが参加します。みんなの思いが舞台の上でわっと花開いて、会場に熱く広がっていけばいいなと思っています。  障がいがあるが故に個性あふれる表現がぽんぽん飛び出します。私たちには絶対にできない表現です。ですからそれは今までにない新しい文化と言っていいと思います。それをしっかり受け止めることで、私たちの社会はより豊かになっていきます。  表現の市場は、文化という面から街を耕します。
  • そらちゃんのおかげで
     人生に困難はつきものです。なんの困難さもない人生なんて、あり得ないし、困難さがあるから人生はおもしろいとも言えます。そして、その困難さにどう向き合うかで、人生の豊かさも変わってくるように思います。  みんなでワークショップの記録映画を撮りに来ている映像作家宮沢あけみさんの『ミラクルBaby』(彩流社刊)を読ませていただきました。  620グラムの超低出生体重児のそらちゃんと出会った宮沢さんの物語です。そらちゃんは宮沢さんが産んだ子どもですが、「出会った」としか言いようのない二人の関係が紡ぎ出す人生の豊かさがこの本にはいっぱい詰まっていました。「出会う」という新鮮な関係は、やはり宮沢さんのそらちゃんへの向き合い方だと思います。  出産した次の日、重症部屋の保育器のそらちゃんに会いに行きます。 「…口には大きな人工呼吸器の太い管が入り、それを支えるためにテープのバツがあごや頬まで伸びている。両手は点滴のため、ギブスのようなものをしてがんじがらめに包帯で巻かれ、足には普通よりは小さいサイズでも大きすぎるモニターがテープで固定されていた。」  そんなそらちゃんに 「そら、お母さん、来たよ」 と、声をかけます。そらちゃんはもぞもぞと動きました。宮沢さんは保育器の小さな窓から手を入れて、そらちゃんのぬくもりにふれます。 「そのぬくもりが語るそらのコトバを、私ははっきり感じ取った。そら、あなたは、母胎が保たないことを知って、自分から出てきてしまったんだね。おなかにいればなんの苦労もせずにできた呼吸を、こんな大げさな機械に頼って、痛い思いを全部ひっかぶって、自ら選んで生まれてきたんだね。強いね。エラいね。ゴメンね…そら。それでも、そんな思いをしてまで、お母さんのところに生まれてきてくれたんだね。ありがとう」  そらちゃんのおかげで宮沢さんは本当にすばらしいお母さんになれたんだと思いました。もちろんそれは、宮沢さんの人生の困難さへの向き合い方の結果ではあるのですが…。小さなそらちゃんが持っている大きな力を感じました。  一つだけ。「10日に一度帰ってくるか来ないかのオットが、家で一日中寝てられた日には、ブチ切れた。そらを2キログラムまで育ててくれた4ヶ月の入院は、私を母に育てたが、オットを父には育ててくれなかったようだ。」とありましたが、そのオットはでも、宮沢さんに「子どもをあやしといて」と頼まれ、「前から聞きたかったんだけれど、『あやす』ってどういうこと?」って聞いたというのですから、一生懸命で、まじめで、えらいお父さんだと思いました。なんといっても父は母ほど痛い思いをしないので、どうがんばっても、母には追いつけないのだと思います。     本の最後に「そらのおかげで、私たち家族も空を見上げて生きていける」とありましたが、心にしみることばでした。  ぜひ読んでみて下さい。   http://www.amazon.co.jp/ミラクルBaby-宮沢あけみ/dp/4779110386    
  • 楽しい躍動感に満ちていて
    ワークショップに参加した方から感想が届きましたので紹介します。 土曜日は、ワークショップに参加させていただきまして、ありがとうございました。 部屋に入った瞬間、楽しい躍動感のある気に満ち満ちていて、一緒に気分が高揚しました。 短時間の参加でしたが、帰宅後、高崎さんが意図されていることをもう一度感じたくなり、ワークショップの企画書を再読いたしました。 私自身は、はじめての場所、すでに形となりつつある空間に入ることで、多少の緊張感や、自分自身を監視する自分の視線に、まだまだ、ぎくしゃくしていました。そして、高崎さんと、みなさんが創り出そうとしている「何か」をキャッチして、それに沿いたい、という思いでいました。   企画書を再読して、私自身が意図しようと感じたことは、 一人ひとりが自然体で、豊かな素のままでいること、そして、どんな表現もジャッジしないことです。まずは、自分から。 とても、当たり前なことですが、 こちらが開いていなければ、共に居る人も開かない、個性あふれるみなさんの、自由な表現、発想力を、十分に待ち、一緒に楽しんでいきたいと思います。 高崎さんが、おっしゃていた、ぷかぷかさんのテーマ。命との向き合い方。 まさに、様々な個性を持った命が集い、どのような化学反応が起こるのか、今から楽しみです。   また、舞台監督の方が、おっしゃっていたこと、 「障がいのある人たちを支えているが、その方たちこそが、舞台をつくり、スタッフを支えている場面が見えているといい」 という言葉に共感します。 そして、ぷかぷかスタッフの小田さんが、メンバーさんが職場とまた異なる姿を見せていて驚いた、とありますが、 誰しもが、今ある姿は、その人の一部であり、すべてではない、無限の可能性を秘めていることを改めて感じ、みなさんの一部をもっともっと感じていきたい、と思いました。
  • 人形に魂を入れて 第2回ワークショップ
     第2回、「みんなでワークショップ」をやりました。今回は12月(月)の神さまの人形を作りました。こういうものつくりは場がものすごく集中して、ワークショップらしい、とてもいい雰囲気でした。  直径15ミリの丸棒に新聞紙を丸めて芯にした頭にじぶんの好きな布を巻き付けて人形を作っていきます。いろんな布があって、その中から自分の好きな色、柄の布を選んで人形を作る作業は、ふだんの仕事にはない楽しさがあって、ぷかぷかの利用者さんにとっては、新鮮な体験だったようです。  人形に魂を入れるのがむつかしかった、と言った方がいましたが、それでも一生懸命思いを込めて作ると自然に魂がこもるのか、人形を横たえるとき、まるで赤ん坊を横たえるように、丁寧に丁寧に横たえていました。  できあがった人形を手に持ってお披露目するとき、デフパペットシアターのスタッフの方が、人形の口から息を吸い込むように息をしましょう、とおっしゃっていましたが、人形と一体化するというのはそういうことかと思いました。  人形と一緒に楽しそうに歩いたり、悲しそうに歩いたり、怒って歩いたり、ジュンベの音で支えてもらいました。   春、夏、秋、冬の四つのグループに分かれ、それぞれの季節の「はじまり」「中程」「終わり」を入れたお話を作り、発表しました。     次回は今回作った季節のお話に、マツユキソウやわがままな王女様のお話を入れていく予定です。  次回は8月16日(土)です。いっしょにやってみたい方、連絡下さい。   電話453-8511(NPO法人ぷかぷか 高崎)もしくは   メール pukapuka@ked.biglobe.ne.jp でお問い合わせ下さい。            
  • マキノさんがかっこよかったです
     まーさんは仕事がとてもよくできる方で、戦力としてとても期待をしているのですが、いまいちモチベーションが上がらないというか、仕事がおもしろいと感じてないようです。言われたことはよくやるのですが、そこから先を自分で考えて前へ進むと言うことがありません。  パンの「焼きの仕事」は焼き上がったパンを見る楽しさがあり、一番おもしろい仕事なのですが、それを任されながら、もっとやってみよう、という気持ちがなかなか出てきません。  仕事に前向きになる気持ちは、自分でおもしろい仕事をたくさん経験し、その中で培っていくしかないと思うのですが、そのおもしろい仕事を経験しながら、なおもそういう気持ちが出てこない方はどうすればいいんだろうと思います。  朝になると、毎日のようにまーさんは暗い顔して 「もうぷかぷかをやめます」 とか言ってきます。ぷかぷかを辞めて何かもっと楽しい仕事をする、というわけでもありません。ですからぷかぷかを辞めてほかのところへ行っても、何も変わりません。 「まーさんが今一番やりたいことは何?」 「なにもありません」 「最近おもしろいなって思ったことは?」 「4周年の記念イベントでやったデフパペットシアターのマキノさんのパフォーマンスです」 「あの聾唖の人のパフォーマンス?」 「そう、すごくかっこよかったです」 「ああいうのやってみたいんですか?」 「はい」 「じゃぁ、マキノさんに弟子入りしますか?」 「僕にできるかなぁ、多分だめですよ」 「そんなことやってみなきゃわからないよ。はじめからだめだ、なんて言ってたら何もはじまらないよ。電話して頼んでみるから、とにかく一緒にマキノさんの事務所に行ってみよう」 ということで、すぐにデフパペットシアターに電話。あいにくマキノさんは種子島に公演に出かけていて、今月末でないと帰ってきません。それでもデフパペの制作の方が取り次いでくれて、何とか会いに行けそう。  マキノさんに会って弟子入りを申し込むにしても、かなりハードルは高いのですが、それでもまーさんの心が少しでも前向きに動いてくれれば、と思っています。  そのマキノさんのパフォーマンスが22日(日)午後7時からNHK Eテレの「みんなの手話」で紹介されます。そのマキノさんは6月から始めた「みんなでワークショップ」で進行役の一人として活躍しています。 http://www.nhk.or.jp/heart-net/syuwa/calendar/20140622.html#contents
  • 第1回みんなでワークショップ
       ワークショップが始まりました。コミュニケーションゲームで体をあたためたあと、久しぶりに「マルマルマル」というアクションソングを歌いました。ぐるっと輪になって座り、隣の人の膝をたたいたり、肩に触れたり…。こういうおつきあいはふだんなかなかないので、ちょっと解放された気分になります。おまけに歌がびしっと決まって、最後にはすごい拍手でした。この盛り上がりがいいですね。ちょっと疲れて息が切れましたが…   『森は生きている』の概略を朗読と歌で説明してもらいました。歌はオペラシアターこんにゃく座のオペラ『森は生きている』で歌われているもので、ピアニストのあみちゃんに歌ってもらいました。  ♪ 森は生きている/風だって雲だって/小川のせせらぎだって/生きている…   森と空を/ 私は見た/ 生きているものたちの笑う声/話すことば…  ここが、ぷかぷかが命に関することでやっていることと、どこかつながるところがある気がして、今回のワークショップの軸みたいなところに置きたいと思いました。  あみちゃんの歌を聴いたあと、みんなでこの歌を歌いました。久しぶりに歌を歌って、とてもいい気持ちでした。歌は人を元気にしますね。    ギブミーシェイプをやりました。体を使っていろいろなものを作ります。4グループに分かれ、森と動物を作りました。これはグループの中での関係作りと、体の表現のトレーニングです。  下の写真、左側で走っているタケちゃんは森に住んでいるアイアイだそうです。    お昼を挟んで午後一番、『雨の音楽』を歌いました。乾ききった大地に、ドラムを打つばちのように雨が降り、新しい命を呼び覚ます、という元気の出る歌です。  ♪ ほこりっぽい大地のドラムに 降る雨が打ち付ける   はじめはささやく小声で それから だんだん大声の調子で…  途中に入る手拍子が歯切れよく、だんだん元気になります。この歌も「森は生きている」と並んで毎回歌うことにしています。    グループで1枚の写真を作るギブミーシェイプをやりました。まず一人が舞台に出てポーズを作ります。それにあったポーズを次の人が作ります。更に3人目、4人目と続き、1枚の写真ができあがります。      季節ごとに四つのグループに分かれ、簡単なお面を作りました。     できあがったお面をつけ、鏡の前に立って動いてみました。いつもと違う体になった気がします。ここがお面の持つ不思議な力ですね。     デフパペットシアターのメンバーに即興で音を入れてもらい、グループごとに舞台に出て、踊りました。    だんだんみんなのテンションが上がって、全員が真ん中に出て声を出しながら踊りまくりました。第1回目でこんなにテンションが上がるとは思ってもみませんでした。もう発表会のフィナーレのようでした。
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