ぷかぷかの近くの東洋英和女学院大学でぷかぷかの映画『Secret of Pukapuka』を上映したあと、私がぷかぷかの話をしました。上映会のあとは学生さんからほとんど話が出てこなくて、ぷかぷかのメッセージが届かなかったのかなぁ、と心配していました。でも、感想にはすばらしいものがありました。ちゃんと見ててくれたんだ!とうれしくなるような感想でした。学生さん達の新鮮な目でぷかぷかを受け止めてくれました。その一部を紹介します。
●時々ぷかぷかにいる障がい者の方と同じバスに乗ることがある。「近くの施設の人かな」程度にしか気にしていなかったが、今日映画を見て、あんなにたくさんすばらしい活動をされていると知って驚いた。映画にはよくふだんバスで見かける人も写っていて、ステージでも前の方で活躍していて、本当にすごいと思った。
(高崎コメント:ぷかぷかさんはあんな風にして地域社会を耕し、地域社会を豊かにしています。ぜひあそびに来て下さい。映画よりも、もっとすばらしいものが見つかります。)
●今まで障がいのある人はできることは限られていると思っていました。しかし、映画を見て、ぞれできることや、幸せを感じることに違いがあることがわかりました。また、たくさんの人とふれあい、みんなが笑顔で活動していて、何事も楽しんでやっている姿に私も笑顔になりました。人を笑顔にして、自分も笑顔になれる活動はとてもすばらしいことだと思います。
(高崎コメント:みんなが笑顔になれるのは、毎日がすごく楽しいからです。仕事が楽しいからです。ぜひぷかぷかさんの笑顔に会いに来て下さい。きっとあなたも笑顔になりますよ)
●私たちは日常生活を送っている中で、障がいを持った方と関わる機会はほとんどないと思います。だから障がいを持っている人に対して、よいイメージをもっていない人が多いのだと思います。しかし実際に関わってみると、ぷかぷかさんにいる人たちは、何に対しても、とても一生懸命で、とたとえば計算がとても得意だったり、劇での演技がうまかったり、人に対して元気を与えられる方がとても多いのだと思いました。
ぷかぷかでは小さい子どもから、高齢者の方、いろいろな地域の方とふれあう場面があって、障がいがあってもなくても、一緒に生活できる環境が整っているのだと思いました。
障がいを持っている、持っていないで分けられて生活することが多いけど、みんな一緒に生きていける場がたくさん増えていって欲しいと思いました。
(高崎コメント:ぷかぷかには外の世界と分ける敷居がありません。出入り自由です。いろんな人がやってきます。いろんな人が来るから、ぷかぷかは豊かになれます。ぜひあそびに来て,その豊かさにふれて下さい。)
●ぷかぷかさんというネーミング、とてもチャーミングでかわいいと思いました。映画を見て一生懸命がんばっている姿や、自由に楽しそうに生きている姿を美しいと感じた。障がい者の方々とふれあうことができたら、自分自身の度量が広がっていくのではないだろうかと思います。
(高崎コメント:ぷかぷかさんとおつきあいすると、自分の人間としての幅が広がり、豊かになります。ぜひぷかぷかに来て彼らとおつきあいしてみて下さい。いいものがたくさん見つかります。)
●こんな学校の近くに障がい者の方と健常者が交流できる場があるとは知らなかった。子ども達もその親も、映画から伝わってくる楽しさがすごくて、パン作りの雰囲気がとてもよかった。
(高崎コメント:パン教室、時々やっていますから、ぜひ来て下さい。すごく楽しいです)
●自閉症のことはよく知らないが、他人と関わることを避けるイメージがあって、でも販売をしたり、みんなの前で何かをする、というのを見て、イメージが変わりました。ぷかぷかにいることによって、そのように変われるのかなと思います。とても素敵だと思いました。
(高崎コメント:自閉症の方は、おつきあいするととても楽しいです。ぷかぷかに来て、ぜひおつきあいしてみて下さい)
●ぷかぷかさんのファンの方がおっしゃっていましたが、彼らと接することで自分はすごい存在ではなく、彼らと同じ目線で見ることができる、という言葉が印象的でした。彼らと接することで、自分たちの認識も変わるし、自由な気持ちになれるのだと感じました。ぷかぷかさんのファンが増える気持ちがとてもわかるような気がします。
(高崎コメント:ぷかぷかにあそびに来て、ぜひファンになって下さい。世界の見方が、きっと変わります。)
●来週はぷかぷかの人たちとワークショップをやるそうだが、正直不安だし、怖いなと思う。以前に知的障がい者の人にボディタッチされたことがあって、若干トラウマだから不安がある。
映画の中に、よくバスの中であう人たちも出演していた。バスの中で話しかけられて,いやな思いとかしていたが、このような活動をしているのを知って、少しだけ優しい?受け入れる?という気持ちになった。やられたことは嫌だけど、障がい者の方々も様々な個性があり、行動にそれが強く表れているなと感じた。
フォローしすぎず、彼らにいろいろやらせてみるという活動に感動したし、なるほどと感じた。障がい者の方々って、何から何まで他の人々にフォローされがちな場合が多いと感じていたが、彼ら自身にまかせ、我慢させないというのはとても人間らしいなと感じた。
(高崎コメント:昔いやな思いをしたのに、ぷかぷかの映画を見て、少しやさしい気持ちになれたんですね。すごくうれしいです。ぷかぷかに来て、ぷかぷかさん達と一緒に楽しいことやれば、もっとやさしい気持ちになれますよ。)
●話が面白くて、自分が知らない世界が見れてよかったです。
(高崎コメント:ぷかぷかにふれることで、世界が広がったんですね。ぷかぷかに遊びに来ると、もっと世界が広がりますよ)
●障がいのある人と共に生きていくことはとても難しいことだと思う。障がいのある人への偏見をなくすことは,私たちが障がいのある人のことを“知る”ことが必ず必要だと思う。私は正直今も障がいのある人が同じバスや電車に乗っていると,遠くに行き、距離をとってしまいます。それは小さい頃、バスに乗っていたときに、同年代の全く知らない男の子が抱きついてきて、泣いても泣いても離してくれなかったというトラウマがあるからです。そのときは「障害」というものを知らなかったので、より怖かったのです。その体験があったからこそ、今になって、彼らと私たちがどうともに生きていくか考えなければいけないと思いました。
(高崎コメント:ぷかぷかさん達と楽しくつきあってみてください。きっといろんなことが見えてきます。「どう共に生きていくか」なんて硬い話ではなく、一緒に楽しいことやるだけです。12月17日(月)の午後、創英でぷかぷかさんを呼んで楽しいクリスマス会をやるそうです。都合がつくようでしたら、ぜひ来て下さい)
●私の身近な人に自閉症スペクトラムの人がいます。正直、今までふれたことのない領域で、最初はどのように接したらよいのかわからないこともありました。でも一緒にいる時間が長くなっていくうちに,やっぱり一人の人であることには変わりはないし、なぜ接し方を悩んでしまったのだろうと感じました。今では本当に大切で大好きな存在です。
今回の映画を見て、話を聞いて、このような場所があるだけでたくさんの方が救われていると思うし、ここで働いている人にとって大切な居場所になっていることがとても大きなことだろうと感じました。
(高崎コメント:一緒にいる時間が長くなっていくうちに、大切で大好きな存在になったという話、すばらしいですね。やはりおつきあいすることで相手のことが見えてきて、そのことであなた自身が豊かになったんだと思います。)
●障がい者の方とつきあうことで「自由になれた」という高崎先生の言葉がとても印象的でした。障がい者の方との交流を一般的には避けがちな印象がある日本の社会の中で、私自身も障がい者の方と交流をした経験がありません。交流することは「難しい」ことだと思っていましたが、交流の中でそのような新たな発見があることは初めて知りました。避けず、難しいと思わず、一度交流してみたいなと思いました。そこから新しい発見を見つけたいです。
(高崎コメント:ぷかぷかにあそびに来て、私の言った「自由になれた」という言葉がどこから生まれたのか、ぜひ確かめて下さい。「新しい発見をしたい」という前向きの言葉がすばらしいですね。彼らには学ぶことがたくさんあります。)
●たとえ障がいを持つ人であっても、人がトラウマを持つかも知れない行為を許すことはあってはならないと思う。それを許すことそれ自体はその人のためにはならない。
(高崎コメント:おっしゃるとおりです。ただ障がいのある人は、人とのおつきあいの仕方がよくわからない方もたくさんいます。特に自閉症と言われる方は、人との関係の取り方が、あまり上手ではありません。映画に出てきた計算の得意なツジさんは、そのあたりが顕著です。それでも彼にはすばらしい魅力があって、外販の売り上げの多くの部分を彼の魅力が作り出しています。おつきあいの仕方がヘタであっても、それを超える魅力を持っている方はたくさんいます。それを私たちが見つけられるかどうかということだろうと思います。そのことで私たちは豊かになっていきます。私たちの価値観で一方的に障がい者はだめ、と思い込むことは、すごく「損」をしている気がします。ぜひぷかぷかに来て、ツジさんたちとおつきあいしてみて下さい。いろんな新しい発見があると思います。)
●少し人と違うからと言って差別するのは違うと思います。
(高崎コメント:おっしゃるとおりですね。社会にはいろいろ違う人がいるから,社会は豊かになります。違う人を差別し、社会から排除してしまうと、社会はやせこけていきます。社会の幅が狭くなり、お互いが窮屈になります。)
●子どもと接しているぷかぷかさんや、働いているところを見て、あらためてすごいパワーだと思いました。一人ひとり個性があって、バラバラで、素敵だと感じました。ふつうの人ができることができて、「すごい」という評価になりがちだけど、障がいのない人よりも優れているところも多いということがわかった。
高崎先生のお話の中で、(障がいのある人たちを)支援しているのではなく「支援されている」という言葉を聞いて、同じ目線どころか、(彼らに)すごく感謝している感じが伝わってきました。
ぷかぷかで働いている人や、ぷかぷかに出会えた障がいの方はとても幸せだなと思います。私も一度行ってみたいと心から思いました。
(高崎コメント:ぷかぷかに出会えて幸せを感じているのは障がいのある方だけでなく、健常者といわれている人たちもみんな幸せを感じています。だからファンが増えるのです。ぜひぷかぷかに来て、その「幸せ感」を感じてみて下さい)
●たまにバスでぷかぷかの方たちを見かけるのだが、最初は私も好奇の目で見てしまっていた。しかし今日の映画を見て、自然と自分もあたたかい気持ちになった。またパン作りできた人みんなが笑顔になれたことはとてもすごいことなのだと感じた。
私もバイト先で接客をしているのだが、マニュアル通りの接客をしていて、お客様を怒らせてしまったことがある。ぷかぷかの方たちの枠にはまらない接客は、様々な人たちの心をわしづかみにするのだと感じ、私もお客様を不快にさせない接客を考えてみようと感じた。
(高崎コメント:ぜひぷかぷかに来て、ぷかぷかさん達の接客を味わって下さい。ほっこりあたたかな気持ちになります)
●みんなで一緒にひとつのことに打ち込むことで、生きることを楽しんでいるのだなと思いました。ふつうに生活して生きている自分たちより、障がいを持っていても何かに打ち込んだり、楽しく働いている姿を見て、すごく見習わなければいけないなと思う部分が多くありました。
私が思っていた障がいのある方の生活のイメージが、ぷかぷかさんの映画を見て、イメージが180度変わりました。
高崎先生が言っていたように、接客をマニュアル通りにするよりも,ぷかぷかさんらしい接客をして、お客さんの気持ちをつかむというやり方は、他のパン屋さんではあり得ないと思うので、本当にフレンドリーでファミリー感のあるお店で、一度ぜひ行ってみたいなと思いました。
(高崎コメント:ぷかぷかはいつも帰りの会で、「いい一日でしたか?」という質問をします。いい一日を生きることが、いい人生につながると思うからです。ですから、ぷかぷかさんはみんないい人生を生きています。生きることを楽しんでいます。ぜひぷかぷかさんたちの人生を見に来て下さい。)
●私もバス、電車の中で障がい者の方がいると、目で追ってしまうことがある。人は人と違うところがあると、一緒になろうとしている部分がある。しかし、ぷかぷかの障がい者の方を見ると、一人ひとりに個性を生かし、それが魅力となり、みんな同じじゃなくてよいのだとあらためて思った。大学で障がいについての勉強を通してぷかぷかさんの活動を新しく知り、応援したいと思うようになった。
私もバイトで接客の仕事をしている。 働いても接客は難しく、正解はないと思う。そんな難しい中でお客様(ファン)を増やしているぷかぷかはすばらしいと思った。
(高崎コメント:ぜひぷかぷかに来て、ぷかぷかさん達の魅力に直にふれてみて下さい。多分また新しい発見がありますよ)
ぷかぷかの映画『Secret of Pukapuka』を見ると、こんなにもたくさんの新しい発見があります。ぜひあなたの所で上映会を開いて下さい。上映に関するお問い合わせは
045−453−8511 高崎まで
メールは info@pukapuka.or.jp