ぷかぷか日記

閉鎖的空間で生まれていくかも知れない思考

 添付のビデオに出てくるチアキさん、相模原障害者殺傷事件の時、気持ちをうまく言葉で表現できなくて絵を描いたそうです。

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 事件の本質を言い当ててる気がします。そしてこの思考は、閉鎖空間になっているあちこちで生まれていること。子どもを親が殺してしまうやりきれない事件が続いていますが、まさにチアキさんが指摘している思考です。

 風通しをよくしよう! それが一番。

 ぷかぷかはいつも開けっぴろげ。だからこんな思考は生まれない。

 

チアキさんの登場する、ぜひ見てほしいビデオ

https://www.youtube.com/watch?v=O7fj3HGu8to&feature=youtu.be

 

一緒に生きることで生まれた新しい価値を、たくさんの人たちと共有したい

 8月3日(土)の上映会のチラシができました。

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  わんどの若いスタッフに作ってもらったのですが、すごく楽しいチラシです。ぷかぷかさんたち(障がいのある人たち)と一緒に生きると生まれる楽しい世界がストレートに伝わってきます。

 8月3日(土)の上映会は、相模原障害者殺傷事件を超える手がかりをつかもう、という上映会です。

 事件を超える、というのは犯人の言った「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」という障がいのある人たちに対する否定的な見方と、それを支えてしまう社会の雰囲気をどう超えていくのか、ということです。障がいのある人たちとおつきあいがなければ、手のかかる人たち、社会の負担になるような人たちは、やっぱりいない方がいいか、ということになりがちです。

 そういった社会の中で私たちはどんなメッセージを出していったらいいのか、ということです。ぷかぷかは「障がいのある人たちはいた方がいい」「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい」「その方がトク!」「障がいのある人たちはまわりの人たちを幸せな気持ちにする」というメッセージをホームページ、Facebook、ぷかぷかしんぶんなどで日々発信し続けています。何よりもそんな風に思える事実を作り続けています。

 そこから生まれた新しい価値を、たくさんの人たちと共有したい。それが今回の上映会の目的です。

 

 上映する作品は、ぷかぷかさんたちと一緒に生きることで、何を生み出したのかが見える記録映像です。

 午前の部(10時〜12時半)で上映するのは『ぷかぷかさんカナダをゆく』(50分)と『Secret of Pukapuka』(27分)です。

 『ぷかぷかさんカナダをゆく』は一昨年の秋、カナダのバンクーバーで開かれた「世界自閉症フェスティバル」に参加したぷかぷかさんたち4人の記録映画です。ぷかぷかがついに世界に飛び出し、「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい」というメッセージを世界に向けて発信したのです。『Secret of Pukapuka』の上映がそれです。

 世界はどう反応したのか、『ぷかぷかさんカナダをゆく』をぜひご覧ください。

 ただ、この映画はどこまでもぷかぷかさんたちのカナダ珍道中です。全く予定通りに進まなかったハラハラドキドキの旅の記録です。ここがすごくおもしろい!

 エンディング、ぷかぷかさんがいることの幸せ感が、わぁ〜っと押し寄せてきます。タカサキは試写会で涙ぼろぼろでした。「障害者はいない方がいい」ではなく「絶対にいた方がいい」のです。

 映画のあとは映画の編集をした信田さん、カナダに行ったぷかぷかさん、親御さん、それに高崎のトークセッションをやります。どんなお話が飛び出すか、どうかお楽しみに。

 

 午後の部(13時半〜16時半)で上映するのは『第5期演劇ワークショップの記録映画ーほら熊学校を卒業した三人・ぷかぷか版』(60分)、『青葉区役所人権研修会の記録ーぷかぷかさんとすごろくワークショップ』(17分)、『ぷかぷかさんがいる町』(9分)。

 『第5期演劇ワークショップの記録映画ーほら熊学校を卒業した三人・ぷかぷか版』は、ぷかぷかさんと地域の人たちが一緒になって芝居作りをし、最後にみどりアートパークホールの舞台で発表するまでの6ヶ月の記録です。ぷかぷかさんと一緒に生き、彼らとクリエイティブな関係を作ると、何が生まれるかが端的に見えます。彼らと一緒に生きる理由がストレートに伝わってきます。

 『青葉区役所人権研修会の記録ーぷかぷかさんとすごろくワークショップ』はわずか30分くらいで区役所の職員とぷかぷかさんたちとのいい関係を作ってしまいました。人権問題の当事者といい関係を作り、彼らとしっかり向き合うこと、それが本当の人権研修会だろうと思います。 

 『ともに生きる社会を作ろう』とか『共生社会を作ろう』などといつまでも抽象的な言葉をもてあそぶのではなく、こうやって彼らと一緒に生きて、そこから具体的な何か、新しい価値を作り出すべきだと思います。何かにつけ、その言葉を口にする人たちの本気度が問われていると思います。

 『ぷかぷかさんがいる町』は相模原障害者殺傷事件に深い憤りを覚えた上智大の学生さん(映像を勉強中)が、ぷかぷかに何度も通い、映像を撮り、自分の思いを映像で表現したものです。ほっこりあたたかな気持ちの中で、「ぷかぷかさんがいる町はいいよね」って思える作品です。 

 映画のあとは桜美林大学の学生さんたちに何人か登場してもらい、ぷかぷかさんたちとの出会いの話をしてもらいます。ぷかぷかさんと一緒に演劇ワークショップ、すごろくワークショップをやり、その体験を詩にまとめるワークショップをやり、その詩を元にぷかぷかさんたちが絵巻物を描き、最後に一緒に絵巻物の仕上げをしました。

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その体験を語ってもらいます。相模原障害者殺傷事件について突っ込んだ論説を書き続けてこられた神奈川新聞の成田記者にコーディネーターとして入ってもらい、学生さんたちの話が相模原障害者殺傷事件を超えるためにどのように位置づけられるのか、といった話をしてもらいます。

 

 映像の中で見えるように、ぷかぷかは事件を超える社会をすでに実現しています。あとはこれをもっともっと社会の中に広げていくことだと思います。事件を超える社会を作るのは、それほどむつかしいことではありません。

「彼らと一緒に生きていきたい!」「その方がトク!」

って思う。ただそれだけです。それだけで、あの映像から見える社会が実現できるのです。

 そのためには彼らといい出会いをすることです。上映会のあと、ロビーでぷかぷかさんとの握手会をやります。

「あっ、ぷかぷかさんの手、あったかい!」

っていう、素敵な出会いがあるかも知れません。スマホ持ってる人は、ぜひテラちゃんに持たせてください。すぐにFacebookの友達になれます。

 

 今回の上映会には、相模原障害者殺傷事件について全く関心のない方にこそ来てほしいと思っていますので、入場料は思い切って無料にします。事件に関心のある方は、まわりで、「私には関係ない」と思っている人たちにぜひ声をかけてください。

 映像の制作費、ホールの会場費などは実際にお金がかかりますので、会場でカンパをいただけるとすごくうれしいです。でないと、ぷかぷかがつぶれます。ぜひご協力ください。

 当日来られないけど、企画には賛同するのでカンパだけしたいという方はぜひ下記口座へお願いします。

 

●郵便振替口座 口座記号 00260-4  口座番号 97844

        加入者名 NPO法人ぷかぷか

●ゆうちょ銀行 NPO法人ぷかぷか 記号:10230  番号:19645501 

●横浜銀行 NPO法人ぷかぷか 理事長高崎明  

      支店名 中山   口座番号 1866298

オペラを見た子どもたち、ちょっぴり大人になれるかな

ちょっぴり大人になれるかな、という話をもうひとつ。

 

 オペラの終盤、金貸しのマニーがココの家に火をつけます。テトはココを助けに行きます。

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 ドリトル博士には聞こえないココの叫びがテトには聞こえます。

 ココを助けにテトは燃えさかる炎の中に飛び込みます。

 ココを見つけ、助け出そうとすると、金貸しのマニーもけがをしていて、「助けてくれ!」と頼みます。

 テトは「火をつけたのはお前じゃないか、自分でつけた火に焼かれるといい」と拒否します。

 そんなテトに、ココはきっぱりと言います。

 

「助けてあげて、こいつは悪いやつだけれど、助けなければ、私たちはもっと悪いやつになる。」

 

 ハッとするような言葉です。

 子ども向けのオペラでありながら、大人だってなかなか受け止めきれないような、大切な言葉を作者鄭義信(チョン・ウイシン)さんは子どもたちに差し出します。子どもたちへの真剣な、深い思いを見る気がします。

 

 燃えさかる炎の中での、いちばんエキサイトする、いちばんのクライマックスの場面です。

 

♪ それはまるで奇跡のようだった

  猛り狂う火の中から

  崩れ落ちんとする家の中から

  ロボットが少女と男を抱え

  ゆっくりと姿を現した

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♪ 街の人たちは水をかけるのも忘れ

 しばらく三人を見つめた

 それから歓声が沸き上がり

 街の人たちは抱き合った

 生きていることの喜びを確かめ合った

 ……

 

 

 人間、生きているといろんなことがあります。

「こいつは悪いやつだけれど、助けなければ、私たちはもっと悪いやつになる。」

といった場面に遭遇し、とっさの判断をしなければならない時もあります。そういう苦しい経験をいくつも積み重ね、私たちは大人になっていきます。

 

 オペラを見た子どもたち、ちょっぴり大人になれるかな

 

 

チケットの申し込みはこちらから

メール info@pukapuka.or.jp 

もしくは電話で申し込んでも大丈夫です。045-923-0282(担当:魚住、近藤)

代金は当日受付でお支払いください。

お店でも購入できます。「アート屋わんど」にお越しください。

 

子どもたちにオペラをプレゼントする企画実現のための寄付も受け付けています。お店に寄付箱をもうけていますので、よろしくお願いします。

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振り込みもできます。

●郵便振替口座 口座記号 00260-4  口座番号 97844

        加入者名 NPO法人ぷかぷか

●ゆうちょ銀行 NPO法人ぷかぷか 記号:10230  番号:19645501 

●横浜銀行 NPO法人ぷかぷか 理事長高崎明  

      支店名 中山   口座番号 1866298

子どもたちは将来、リョースケさんとどんなおつきあいをするんだろう

『道草』に出てくるリョースケさんの介護をやっている方は、もう18年のおつきあい、と映画のテロップにありました。

 

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 お父さんの岡部さん(早稲田大学で「障害学」の講義をやっている先生)の話によれば、リョースケさんが11歳の時からヘルパーをやっているそうで、自分の当番の時は自分の家に連れて行って遊んでたそうです。

 介護する方にとって、リョースケさんは家に連れて行きたいくらい魅力ある人なんだと思います。

 その後結婚し、子どもができてからも、時々家に連れて行っていたのだと思います。家族ぐるみのおつきあいですね。そういったことが映画の中の誕生会のアットホームな雰囲気を生み出したのだと思います。子どもたちがリョースケさんによく慣れている理由がわかりました。

 重度障害のある人との特別な関係ではなく、暮らしの中でのふつうのおつきあい、という感じがすごくよかったと思います。地域の人(介護の方も地域の人です)のふだんの暮らしの中に、当たり前のようにリョースケさんがいる、というのが、すばらしくいいですね。

 子どもたちにとって、リョースケさんは重度障害のある人ではなく、どこまでもリョースケさんというちょっとおもしろい、魅力あるお兄さんなんだと思います。

「リョースケさん、誕生日おめでとう!」

っていう子どもたちのはずんだ声からは、そんな関係が見えました。

 子どもたちは将来、リョースケさんとどんなおつきあいをするんだろうって思います。ここにこそ希望があるような気がします。新しい歴史が、こういうところから始まります。

彼らとおつきあいする楽しさを、地域の人たちにも分けてあげる

 早稲田大学であった『道草』の上映会に行ってきました。映画を見るのは2回目でしたが、何度見ても、ほっこりあたたかな気持ちになるいい映画ですね。

 重度の知的障害のある人たちの地域での一人暮らしを支えるのは、それなりに大変だと思います。でも、この映画は彼らの暮らしぶりを追いかけながら、どこかユーモラスで、見ていると心があたたまります。

 そんな気持ちになれるのは、やっぱり映画に出てくる重い障害を持った人たちが自然に醸し出すあたたかで、楽しい空気感のせいだろうと思います。その空気感を映画はうまく伝えてくれます。

 その空気感は、この社会の中で、彼らと一緒に生きていった方がいい理由を、リアルに伝えてくれます。

 

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 介護者の家でリョースケさんの誕生会をやるシーンがありました。とてもアットホームな雰囲気の中での誕生会。介護者の子どもたちが

「リョースケさん、誕生日おめでとう!」

っていうところが、すごくいいですね。

 ああ、こういう関係ができてるんだ、って思いました。地域の子どもが、重い知的障害のリョースケさんに「誕生日おめでとう!」って言える関係があるって、なんかいいなと思います。

 ひょっとしたら時々介護者の家にごはんを食べに行ったり、一緒に公園に遊びに行ったり、どこかへ一緒にお出かけしたりしてるのかなって思いました。そういうおつきあいの積み重ねがあって、子どもたちの弾んだ声が出てきたんだろうと思います。

 子どもたちはリョースケさんとのおつきあいを楽しんでいましたね。子どもたちの弾んだ声に、それを感じました。

 次回誕生会やるときはぜひ子どもたちの友達も呼んでほしいと思いました。公園で遊ぶときも。もちろん知り合いの大人たちにも声かけるといいですよね。

 地域の人たちが集まる楽しい企画の中に、当たり前のようにリョースケさんがいる。集まったみんなが「リョースケさん、こんにちは!」「リョースケさん、元気?」って声をかけるような関係がそこに生まれます。そういった関係が少しずつ広がっていくこと、それが、重度障害の彼らが地域で暮らすことだと思います。

 

 彼らとおつきあいする楽しさを、地域の人たちにも分けてあげる、ということです。そうやって地域は豊かになっていくんだと思います。介護する人たちだけで味わうのはもったいないです。

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映画『道草』公式サイト

https://michikusa-movie.com

そういうことに気づけば、生きることがずっと楽になるのに

 テラちゃんに耕された人のブログです。 

note.mu

 いつも書いていることですが、なんだかんだいいながらも、私たちは彼らに救われているのだと思いますね。そういうことに気づけば、生きることがずっと楽になるのに、と思います。

 障がいのある人を差別し、排除して、結局損するのは、私たち自身です。そのことに気づかせてくれるのは、理屈っぽい話ではなく、テラちゃんたちとのフラットなおつきあいです。

 テラちゃんと一緒にサンリオピューロランドに遊びに行く。いろんなものを一緒に楽しむ。ただそれだけで、人が生きる上で大切なものに気づきます。

 

 前から書いているように、彼らとはおつきあいした方がトク!なのです。

 一番簡単なのはぷかぷかに来て、テラちゃんに自分のスマホを渡してください。そうすればすぐに友達になってくれて、メッセージがいっぱいきます。

 よくわからないメッセージが来たり、夜遅くに電話がかかってきたりもします。ま、そういう戸惑うことも含めてテラちゃんなのです。

 

 カナダバンクーバーで開かれた世界自閉症フェスティバルで『Secret of Pukapuka』を上映したとき、アメリカから来た女性が、

「映画の中で語られている《障がいのある人たちは街を耕し、豊かにしている》という言葉は、自分の中にあった障がいのある人たちのイメージをひっくり返しました。隣にいる人(テラちゃんが腕を組んでピッタリくっついていました)は、その障がいのある人たちとのおつきあいから生まれる豊かさを実感させてくれました。」

と映画の感想を言ってくれました。テラちゃんは何も言わずに、その女性と腕を組み、寄りかかっていただけなのですが、女性の心を癒やし、とても大事なことを教えていたのです。

 全く言葉が通じない世界で、こんなすごいことをさらっと伝えてしまうテラちゃんて、やっぱりすごい人なんだと思います。

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いつの間にかタクシーの運転手と仲良くなって

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こんな車が街を走ると楽しい

先日のセミナーを聞いた方の感想です。

 

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 先日のトークは目からウロコでした。 音楽療法士を目指していた20代の頃、いくつか作業所に通って音楽だけでなく、日常作業もお手伝いしていました。 どこに行っても「きちんと指導して」と言われました。 利用者さんが他の施設に移った時、社会に出た時、きちんと働けるように指導が必要なのだと思い込み、ガムシャラに指導し、支援とは何ぞや?を勉強しまくりました。 そして、どうして私の言うこと聞いてくれないんだろう?私の言い方が悪いのかしら?と悩む日々でした。

 でも、本当は違うんですね。 私たちの社会に合わせてもらうのではないのですね。

 今、私はNGOで寄付を集める企画などしています。 今の職場では現地の人たちとどうやって協働して良いものを作っていくかを考えているのに、昔の私は支援することばかり考えていました。

 それはぷかぷかさんたちを上から目線で見ていたんだなと反省しました。 (そして同時に子育てでも同じことをしていると猛省しました) そんな風に気づくきっかけをいただき、とても大切な時間となりました。ありがとうございます!

 高崎さんが流暢に喋られて、背筋も良くてビックリしました。 とてもうちの代表と同年代とは思えませんでした。 ぷかぷかさんたちと毎日過ごしていると楽しくて刺激的で年を取らないんだろうなぁと思って見ておりました!

●●●

 

 「指導」とか「支援」から、人はなかなか自由になれないんですね。せっかく素敵な人が目の前にいるのにもったいないと思います。

 そこから自由になるにはどうしたらいいんだろうと思います。やっぱり相手と、いい出会いをする、それしかない気がします。

 ぷかぷかの車にはぷかぷかさんが描いた楽しい絵が貼り付けてあります。この絵はもちろん「支援」したり「指導」したりしていないからこそ生まれたものです。そのことに気がついてほしいですね。「NPO法人ぷかぷか」の文字もぷかぷかさんが描きました。

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 こんな車が街を走ると楽しいじゃないですか。

ココの歌、しっかり聞いてください。

  ちょっぴり大人になれるかな、という話。

 テトに助けられたココは、テトに恋をします。階段の上で歌う「ココのアリア」は、テトへの思いを込めたすばらしい歌です。

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♪ チョコレートの夜空に

  粉砂糖の星がまたたき始める…

  テト あんたも今頃 眠っているの?

  ロボットは眠るの?

  ロボットは夢見るの?

  寝ても覚めても

  あんたのことを思ってる

  … ロボットは誰かを思ったりするの?

  ……

 

 子どもたちに、こんなふうに誰かを思う経験を、心がキュンとなる経験をいっぱいしてほしい。もちろん悲しい経験も。それが大人になること。心が豊かになること。

 

 魔女との戦いが終わり、エネルギーを使い果たしたテトは、とうとう動かなくなります。

 ココが歌います。

 ♪ あんたロボットなんだろ  死んだりしないんだろ

   おきてよ もう一度立ってよ…

   テト…

 

 ココの歌、しっかり聞いてください。

 

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お金をまわすことの意味

 子どもたちにオペラをプレゼントするためのクラウドファンディング、今日が最終日です。

 

 お金をまわすことの意味を書きます。

 ぷかぷかを始めるとき、大変なお金がかかりました。でも、実績のない事業所は信用がなく、どこからも助成金は出ませんでした。やむなく自分の退職金をはたくことになりました。事業がうまくいくかどうかの確信もないまま、大金を差し出すことは、本当にきつい決断でした。

 

 でも、あれから10年たった今、あの時、退職金を銀行にあずけなくてよかった、としみじみ思います。お金が必要だったぷかぷかにまわしたからこそ、今のぷかぷかがあるからです。

 おいしいパンのお店「ベーカリーぷかぷか」、ぷかぷかさんと一緒にごはんを食べるお店「ぷかぷかさんのお昼ごはん」、おいしいお弁当、お惣菜のお店「おひさまの台所」、アート作品を作り出す「アート屋わんど」と、にぎやかな、楽しいお店が4軒もできました。畑を借りて野菜も作っています。最近はクラフト班もでき、草木染めをやったり、刺繍、織物をやったりしています。

 現在40人もの障がいのある人たちが楽しく働いています。40人もの障がいのある人たちの働く場が、この霧ヶ丘にできたことは、すごいことだと思います。全くのゼロから出発したのですから。

 

 ぷかぷかはただお店が4軒あるだけではありません。障がいのある人が40人働いているだけではありません。

 そこからたくさんの素敵な物語を生み出したこと、ここがぷかぷかのおもしろいところです。

 物語は街を豊かにしました。

 銀行にあずけていれば、何も生まなかったお金が、ぷかぷかにまわすことで、こんなにも素敵な物語を生み出したのです。どんな物語を生み出したか。その一部を写真で紹介します。

 

ここからぷかぷかの物語が始まりました。

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オーブンを運び込みます。

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地域の子ども達といっしょにパン教室をやりました。

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地域の人たちといっしょに運動会

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子どもの誕生会でいっしょに撮影

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クローバーまつりでバームクーヘンを焼きました。

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 クローバーまつりで恐竜の門を作りました。

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近所の子どもとお話

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区民まつりで地産地消のブースをデザイン

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地域の人たちと一緒に大きなクジラの絵を描きました。

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マルシェをやりました。

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日本フィルハーモニーのチェロ奏者江原さんと大ちゃんの太鼓のコラボ。相模原障害者殺傷事件で犠牲になった方々へ捧げる「レクエム」を演奏しました。この時はpvプロボノとNHKが取材に来ました。

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秋コレ・ぷかぷかファッションショーのモデルさんたちを地域の人たちと一緒に作りました。

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街をパレード

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地域の人たちとぷかぷかさんが一緒に芝居作り(演劇ワークショップ)

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演劇ワークショップで作った芝居の発表「表現の市場」

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アート屋わんどでは『セロ弾きのゴーシュ・ぷかぷか版』の背景画、小道具を作りました。

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 『表現の市場』みどりアートパークホール。 今年の「表現の市場」は立ち見ができるほどの盛況ぶり

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 これはぷかぷかが生みだした物語のほんの一部です。

  これがお金が必要だったぷかぷかにお金をまわすことで作り出すことができた素敵な物語です。

 新しい歴史です。

 これが「お金を必要なところにまわす」ことの意味です。

 

 日本財団は助成金を出すとき、助成金の金額を超える「新しい価値」をどれだけ作り出せるかで審査するそうです。ぷかぷかは最初にまわしたお金の何倍もの「新しい価値」を作り出したように思うのです。

 お金をまわさず、銀行にあずけていれば、多分、何も生まれませんでした。物語を記録したたくさんの写真見ていると、こういったものが一切なかったとすれば、社会の大変な損失と言っていいくらいです。逆に言えば、お金をまわすことで、それくらい社会にとって大切なものを作り出した、ということです。

 

 

 子どもたちにオペラを見せて、すぐに何かが始まるわけではありません。でも、オペラを見る、というすごい体験は、言葉で語れないくらい子どもたちの心を豊かにします。

 前回、オペラを見た子どもたちが家で毎日のように

♪ テトのパンは あ … ♪

って、繰り返し繰り返し歌っていたと、何人もの方から聞きました。

 子どもたちが大きくなって、社会を担うようになったとき、多分素敵な物語をたくさん生み出してくれます。そのときに、オペラで体験した、思いっきり笑ったり、思いっきりハラハラドキドキしたり、すっごく怖い思いをしたり、すっごく悲しい思いをしたり、なによりもすっごくいい歌を聴いたりしたことを、思い出してほしいなと思うのです。あのときの熱くほてった気持ちを、社会のために役立ててほしいと思うのです。

 

 そんな思いを込めて、ぜひお金をまわしてください。お金はまわすことで、生きてきます。お金を、子どもたちのために生かしてください。

motion-gallery.net 

ちょっぴり大人になれるかな

オペラ『ロはロボットのロ』のラストシーン。

 テトはエネルギーが切れ、動かなくなります。ココはテトを作ったドリトル博士に直してくれるように頼みます。

「身勝手な人間のためにロボット作ったり直したりはもう二度としないんじゃ」

と博士は断るのですが、ココはどこまでも食い下がります。その中にぴかっと光る言葉がありました。

「テトのパンはみんなを幸せにするんだよ」

すごくいい言葉だなって思いました。だからテトはみんなに愛されるのです。

 

 ぷかぷかを始めるとき、テトのようにみんなを幸せにするようなパンが作れたらいいなと思っていました。ただおいしいパン、というのではなく、みんなを幸せにするパンです。それはパンの技術とか材料では作れません。

 それをやってくれたのはぷかぷかさんたちでした。ぷかぷかさんたちがファンを作り、みんなを幸せにするようなパンを作ってくれたのです。ぷかぷかさんがいなければ、おいしいパンは作れたかも知れませんが、みんなを幸せにするようなパンはできなかったと思います。

 ぷかぷかさんがいる、だからみんなを幸せにするようなパンができた。そのことを忘れないようにしたいと思うのです。

 写真の大きなパン、これがみんなを幸せにするパンです。

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 オペラはほんのひととき、みんなを幸せな時間に誘います。思いっきり笑ったり、ハラハラドキドキしたり、ちょっと怖い思いをしたり、ふだんよりもずっと密度の濃い時間です。

 オペラを作曲した萩京子さんは、見終わったあと、ちょっぴり大人になれるかな、とおっしゃってます。『ロはロボットのロ』は、そういうところのあるオペラです。

萩京子さんのひとことインタビュー

https://www.youtube.com/watch?v=8R5mt_JmWqU

 

子どもたちにちょっぴり大人になれるような素敵な時間をプレゼントしてあげてください。クラウドファンディングはあと2日です。

motion-gallery.net

 

 チケットの申し込みはこちらから

pukapukaopera.peatix.com

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