ぷかぷか日記

仕事観

仕事のエンジンがかからないのか、こんな感じで寝ている人がいました。

 

 こうやって寝てられる雰囲気がぷかぷかにはあります。私自身すぐそばで仕事をやっていたのですが、特に注意するわけでもなく、こうやって写真撮ったりしていました。

 これが

「仕事中寝てたらだめじゃないか」

って叱られる雰囲気だと、お互いが疲れます。

 

 そういえば養護学校で教員をやっている頃は、実習に行く生徒に

「仕事中寝たりしてはいけない」

なんて教えていました。今思うと、そういう「仕事観」でやっていたのですね。

 ところがぷかぷかを始めてから写真のような人がいても、何も言わなくなりました。何も言わないどころか、こうやっていられる雰囲気こそ大事、と思うようになりました。

 ひょっとしたら私自身、学校という管理組織から自由になれたからかも知れません。同時に彼らにあわせた方が、お互いが楽なる、ということが彼らとの日々の暮らしの中でわかってきたからだろうと思います。

 いずれにしても、彼らから教わったことです。

「障がいのある彼らから教わる」

というところがポイントです。彼らを支援する、という発想から自由になれないところでは、彼らから何か教わる、といったことはないのでしょうね。ステキな人達がそばにいながらもったいない話だと思います。 

ぷかぷかに来るとやっぱりホッとしますよ

映画『Secret of Pukapuka』の中で、毎日こどもと一緒にクリームパンを買いに来ていた近所のオーヤさんがこんなことを語っています。ぷかぷかさん達とお友達になって色々見えてきたことです。

 今まで障がいのある人たちに対して

 「ちょっと上から目線で見ていた自分がいたかも知れない」

でも、ぷかぷかさんとおつきあいするようになって

 「別に自分がすごいと思わないようになりました」

 『共生社会』とか『ともに生きる社会』とかについて、あーだこーだ小難しいことをいわなくても、ぷかぷかさん達との日々のおつきあいが、こんな風に街の人を変えたのです。障がいのある人達といっしょに生きていくことの意味がよく見えます。彼らが社会を豊かにする、というすばらしい仕事をしていることがよく見えます。

 ポイントは、彼らとふつうにおつきあいすることです。何かやってあげるとか支援するといった上から目線ではなく、フラットにふつうにおつきあいすることです。

 オーヤさんはお店にクリームパンを買いに来て、店員さんとしてふつうにおつきあいしていました。これがよかったと思います。そして何よりも彼らとふつうにおつきあいできる環境がぷかぷかにはあったこと。支援することに熱心な福祉事業所では、なかなかそうはいきません。

 以前、利用者さん達がお客さんに対して間違いを起こさないようにと利用者さん達のそばにスタッフがピタッと張り付いてピリピリした雰囲気のお店に行ったお客さんが、

「いやぁ、ぷかぷかに来るとやっぱりホッとしますよ」

とおっしゃったことがありますが、お客さんは敏感に雰囲気を感じ取っています。「ぷかぷかに来るとホッとする」という言葉が、本質を言い当てています。

 どうして彼らに任せないのだろうか、と思います。ちょっとくらい間違えたっていいじゃん、そんな風に思えばお互いがもっと楽になるのに、と思います。

 

 映画『Secret of Pukapuka』は障がいのある人達が街を耕している様子がよく見えます。ぜひ地域で上映会をやってみて下さい。いろんな気づきが生まれます。その気づきは自分を、そして地域社会を豊かにします。

 問い合わせは高崎まで。takasaki@pukapuka.or.jpにメール下さい。

福祉事業所が、地域の希望を生み出してる

静岡からなんと15人もの人が見学に来ます。大きな社会福祉法人の人達です。

 ぷかぷかの見学を提案した人は

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 現在の「何となくどんよりした感じ」(こんなもんだと諦めた境地?=「社会適応」)を変え、「いつでも、どこでも、その人らしく」生き生きと生活する場にするには、考え(理念)だけでなく、「しかけ」(環境創造)が必要ではないかと感じています。

 この映画(『Secret of Pukapuka』)を観て、私が思うぷかぷかの「しかけ」は次の2つです。

 1つ目は「地域に開く。積極的に地域と関わること」その結果、地域から必要・有意な存在として認められ、好かれてファンが増え、そのことで、ぷかぷかさんも職員もはりあいをもって生き生きしている(地域との好循環)。

 2つ目は「不特定の人の前に立ち、承認・達成感を得る機会」です。

 販売(事業所・出張)、パン教室などの交流ワークショップ、演劇発表(舞台)など

地域での活動は名前で呼び合う継続的な関係を通じた安心・楽しみ・喜びを、大舞台での発表は緊張をともないスポットライトを浴びてやりとげる達成感を生んでいると思います。

 この「しかけ」は真似したいがすぐには真似できないでしょう。

自分たちができる「しかけ」を見つけたい、考えたいです。

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 見学に来る理由に中に、地域との関わりをどうやってつくるか知りたい、というのがありました。

 ぷかぷかは、障がいのある人達の社会的生きにくさを少しでも解消したい、というところからスタートしています。地域との関わりは、そういった思いから始まっています。

 ぷかぷかが始まった当初は、うるさいとか目障りだとか、散々言われました。そのたびに謝ったり、お詫びしたりしていましたが、苦情の根本的な解決にはなりません。じゃあどうすればいいのか。

 あーだこーだ言葉で説得するのではなく、やっぱり障がいのある人達といい出会いをするしかないんじゃないかと思いました。そこで考えたのがパン教室です。彼らといっしょに楽しくパンを作ろうよ、という提案です。

 

  で、やってみたらこんな楽しい場ができました。

パン教室の中で歌を歌う人がいました。何でもありのパン教室なのです。

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 第3回目のパン教室をやったときの日記

 今日は地域の方が6名参加、そのうち二人が小学生でした。子ども達が楽しく参加してくれたことがすごくよかったと思います。ここに希望があります。子ども達は地域の未来を作ります。パン教室に参加した子ども達が、社会を担う年齢になったとき、地域社会はきっと変わってくると思っています。ぷかぷかができてから、パン教室に参加した子ども達は軽く100人を超えます。100人は大きいと思います。

 パン教室はですから、地域の希望を生み出しているのです。たかがパン教室、されどパン教室、なのです。

 地域の福祉事業所が、地域の希望を生み出してるなんて、ステキじゃないですか。

 

 

 遠く静岡から見学に来て、たくさんの気づきがあればいいなと思っています。

第8回表現の市場のまとめ  前を向く元気をもらいました。

第8回表現の市場をやりました。

        

 

 今年も障がいのある人達のエネルギーが爆発した感じでした。すごいなぁ、すごいなぁ、とただただ圧倒されました。多くの人が思っている「障がいのある人達に何かやってあげる」なんて考え方がはずかしくなるほどでした。そういう考え方はおかしい、と彼らは全身で表現していると思いました。社会がね、少しずつ変わっていく予感がしました。それを彼ら自身がやっている、というところがおもしろいですね。自分らしく生きられる社会を自分でつくる。彼らが社会を引っ張っていく。なんか素敵じゃないですか。

 あんなにもエネルギッシュで楽しい彼らとは、やっぱりいっしょに生きていった方がトク!としみじみ思ったのでした。

 そして何よりも、彼らがこんなにも生き生きと自分を表現できる「表現の市場」の大切さを思うのです。新しい「文化」です。社会を豊かにする文化、それを障がいのある人達が生み出しています。

 

★このすばらしい舞台を裏で支えて下さった方々に感謝!ほんとうにありがとうございました。

 

いつものことながらアラジンの力強い太鼓 

      

   

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パワーあふれるはっぱオールスターズ

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シーホース工房 紙芝居ミュージカル「竹の里ものがたり」。途中でねずみさんがひとり乱入(?)したが、そのまま何の問題もなく進んでいく雰囲気が表現の市場らしく好き、という感想が上がっていたが、表現の市場の大事な部分を言い当てている気がしました。

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クラリネットとピアノの演奏

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 ぷかぷかは半年かけて作った芝居『フレデリックぷかぷか版 地球はあと90秒』を発表。台本にないセリフが時々飛び出し、その言葉がなんともおかしかった。ぷかぷかさんここにあり、という感じ。

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そらくんとこうちゃんが途中で舞台に入ってきましたが、何の問題もなく進行するところがぷかぷかの舞台。この限りない自由度はいったい何なんだろう。

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表現の市場を見た人達の感想

●紙芝居は内容もよかったが、途中でねずみさんがひとり乱入(?)してもすんなりと進んでいく雰囲気が表現の市場らしくて好き。

●悲しいことが多い中、希望が持てる。心があたたかくなりました。

●どのプログラムも味があってステキでした。台本どおりではない余白を楽しむ、ちょっと待つ間も舞台と観客、この空間にいるすべての人と共有できた不思議であたたかみのある市場だなと思いました。

●フレデリックぷかぷか版、表現や演技に奥深さがあり、クオリティが高く、練習の成果が出ていました。また音楽も独創的でよかったことと、独特の間合いがなんともいえずよかったです。

●毎回すばらしい時間。あしたも生きていこうと思える表現の市場。ありがとう!

●あらじんからは力をもらい、はっぱオールスターズからは愛をもらい、シーホース工房からは人間というものを考えさせられ、ぷかぷかさんからは優しさをもらいました。

●たからくんの「春になったら高校に行きたい」確かに聞きました。

●ぷかぷかさん、私は、舞台にじっとしてられない数名が良い意味で気になり、楽しかったな。彼らばかり見ていたくらい。舞台を自由に動き、でもいい場所を見つけて空気みたいに存在してた長身の少年たちや、舞台から勝手に降りてまた上がった少年とか。 ストーリーをゆっくり追いながら彼らをずっと見ていた。あの場をああして生きて、しかも自分は見られてる意識は強く、楽しんでる。

●初回から参加している人達の成長を感じました。新しい人達の参加もあり、広がりを感じました。

●シーホース工房、お話しと音楽が合っていて、とてもすばらしかったです。

●去年よりパワーアップして、とても楽しくて、なんだか笑ってしまうそんな時間でした。

●和太鼓すごい!圧倒される。はっぱオールスターズ、歌うまい、ダンスうまい、なんだか懐かしいメロディ。最高!シーホース工房、しっとりととても引き込まれる作品で、音楽、絵ともによかったです。ぷかぷかさん、みんながとても楽しんでいて、素敵でした。

●たからくん、だれでも学びの場はあってこそ。応援しています。

●それぞれのパフォーマンス、すべてよく練習されており、とてもよかったです。企画もよく考えられており、考えさせられることも多かったです。何よりもみなさんが楽しんでパフォーマンスされているのが伝わってきました。来年も楽しみにしております。

●すごく元気をもらえる内容でよかったと思います。

●フレデリックのクラリネットの演奏、すてきでした。

●どの演目も見応え、聴き応えがあって,すばらしかったです。

●小さな〔あるいは大きな〕ハプニングも楽しかったです。

●今まで注がれたみなさまのエネルギーに敬意を表します。

●フレデリックは昔から〔50年以上〕好きな絵本でしたし,ぷかぷかしんぶんを読んでいたので楽しみでした。後半はかなりストーリーがハチャメチャでしたが、演じている人達が楽しそうでよかったです。大道具も素敵で楽しい。ほんとうに人は人とともに生きていくのですね。そして光と熱が必要。

●すばらしいパフォーマンスでした。表現するパワー、表現の自由、表現し続けること、それを今回もたっぷりと味わっています。どれもが真実。普段、自分が見失いがちなものを,心の底から感じることができました。すばらしい時間をありがとう。

●ぷかぷかのフレデリック、セリフもあり、表現がむつかしい中、アドリブもあり、自然な姿が見られてすばらしかった。あれだけの場面転換があって、演じるのは大変だったと思います。スタッフのみなさま、お疲れ様でした。

●笑える場面、ほっこりする場面があって、楽しかったです。

●太鼓の演奏では鍛えられて身体から力強い青がすばらしかった。

●はっぱオールスターズはすばらしいエンターテイナー集団と感じた。境川の歌の数々、作詞、作曲、パフォーマンス、すべておもしろかった。

●クッキー、ドリンクがとてもおいしい、かわいい。

●大根・柚子ドリンクが,あたたかく甘く体にしみました。

●「光のおにぎり」受け取りました。来てよかったです。すべての人が楽しそうに輝いていて、うれしくなりました。

●また来年も開催をお願いします。

●テーマがしっかりあって、とてもよかった。

●ひとりひとりが楽しそうに参加していて、ステキでした。

●ぷかぷかの芝居、マイクが十分入ってなかったかな。ストーリーはわかるけど、つぶやきも聞きたかった。

●たからくん、「春になったら高校に行きたい!」行こう!

●竹の楽器を使った芝居がすばらしかった。

●いろんなジャンルがあり、思っていた以上です。みなさんが普段から取り組まれていることが知れてよかったです。

●年々内容が充実しており、みなさんの一生懸命演技する姿を見て元気をもらいました。来年も楽しみにしています。

●同じ表現でも様々な形があるのがよいなと思っています。

●「フレデリックぷかぷか版」明るい希望が持てる終わり方でした。

●みなさんの日頃の練習の成果が、楽しさといっしょに伝わってきました。ひとりひとりの命のエネルギーを感じられるパフォーマンス、

●「表現の市場」の名前のとおり,それぞれが表現できていたと思います。自由な発想と自分の思いを表現する場。すばらしいと思います。

●ぷかぷかのお芝居はフレデリックのお話に付け加えられたお話。おもしろかったです。私が何に感動したのか、多分ひとことでは書けないです。光や色を表現する方法がすばらしく、感動しました。 みんなが集まってくるところ、助け合うところ,こどもに見せられてよかったです。フレデリックを知っていたうちの子は食い入るように見ていました。 こうやって人はあたたかくなるのだな。フレデリック、ありがとう!

●あらじん、聞き応えがあり、すばらしかった。はっぱオールスターズも楽しかったです。フレデリックのお芝居は、ぷかぷかさんらしい舞台でした。

●舞台に立つ方達の楽しい気持ちが見ている私にまで伝わってきました。「表現の市場」のぷかぷかさんのねずみの絵が、何度見てもおもしろいです。ぷかぷかさんのお芝居は個性豊かなねずみたちが,とてもかわいかったです。

●和太鼓のパワー、愛のある歌、竹の独特の世界、音色に癒やされました。ぷかぷかさんのお芝居、たくさんのセリフ、すばらしいですね。

●あらじんでは感動を、はっぱオールスターズは楽しさと愛を感じました。どちらもこのパフォーマンスをするのに,すごく練習したり工夫したのだと思うと、拍手にも力が入りました。両方とももっと見ていたいと思いました。 シーホース工房は音楽、イラストがステキでした。ぷかぷかの舞台はアドリブ?セリフ?いろんなアクシデントありでしたが、進行チームの方達のおかげで、またみなさんの個性もあり、楽しめました。販売されていたパンがおいしくて、係の方の対応もよかったです。〔東京目黒区から来ました〕

●あらじんに圧倒され、はっぱオールスターズに大笑いしながらいっしょに歌い、シーホース工房の言葉語りと竹の音に目を閉じて想いをはせ、ぷかぷかさんのフレデリックのみんなと空を見上げました。冬の間のために、私も色をとっておこう。

●いつもあたたかい空間をありがとうございます。入ったとたん、パーッと明るい気持ちになりました。

●虹色お菓子さんの柚子ドリンクとシフォンケーキも抜群においしかったです。

●毎回すばらしい時間。あしたも生きていこうと思える「表現の市場」。ありがとう!

●たくさん笑って幸せな気持ちになりました。

●こんなに立派な発表会が拝見できて、とてもうれしいです。彼らの可能性を広げて下さって、周りの方々の大変な努力に感謝しています。

●出演されたみなさまのひたむきさ、丁寧さ、緊張しつつ楽しんでいらっしゃる様子、すばらしかったです。

●「表現の市場」というだけあって、みんなそれぞれ好きに表現していて、思いが伝わってきました。その人その人のよさがでていると感じました。とてもよかったです。

●ロビーは広くて販売も見やすく感じがよかったです。売っている方達の対応もよく、買いやすかったです。

●和太鼓グループにいた小さな子、音が苦手なのか耳を押さえての参加がなんとも愛らしかった。これこそインクルージョンですね。

●アナウンスがとてもステキでした。アラジンの和太鼓は迫力と楽しさの両方があり、かっこよかったです。はっぱオールスターズの「なんでもOK!」と境川への愛、すばらしいステージでした。シーホース工房の紙芝居、音楽劇では、様々な音が印象的でした。フレデリック、ぷかぷかさん達のチームワークがよかったです。バラを植えよう!すばらしい歌でした。

●あらじん、たくさん練習したんですね!活気がありよかったです。 はっぱオールスターズ、毎年おもしろく、又社会問題も取り入れてすばらしい! シーホース工房、音楽は心地よく、絵もあたたかく優しい、語りもとても上手でした。 ぷかぷかさん、はじまりの生演奏、ステキですね〜,音楽ってほんとうにいい。舞台の道具も毎回すごいです。いろんなねずみさんがいて楽しかった。ねずみさんの四季がおもしろかった。和やかな時間でした。

●大根・ゆず茶、とてもおいしかったです。どうやってつくるのかしら。

●ひとりひとりの自由な発想を楽しむことができました。

●竹細工もステキでした。販売エリア値展示エリアをそれぞれまとめてもらった方がわかりやすかったです。

●フレデリックのクラリネットの音楽が感動的でした。

●初めて見ましたが、すばらしかったです。また来たいです。

●色々売っていて、見ていても楽しかったです。

●みなさん、とっても頑張っていることが伝わって、元気をもらいました。

●境川、地元愛がうかがえた。青葉区にも来て欲しい。

●あらじん、迫力がすごくてかっこよかったです。和太鼓は誰もがかっこよく演奏でした、とてもいいですね。 はっぱオールスターズの「相鉄線の歌」なかなかかっこよかったです。みんなで歌えたら一体感が出るのかなと思いました。

●あらじんの和太鼓、4歳と8歳の子が真剣に見ていました。 はっぱオールスターズ、とても楽しそうで元気をもらえます。 シーホース工房、紙芝居効果音楽がすばらしかった。 この企画をしていただいてありがとうございます。

●演者の方々の一生懸命のパフォーマンスに心をうたれた。すばらしい作品をありがとうございました。

●「表現の市場」というだけあって、すべての出演者が全力で楽しみ、場を盛り上げ、表現していたと感じています。私としても、楽しい時間を過ごすことができたので、今日という一日が大変価値あるものに感じられました。ありがとうございました。

●舞台に上がる出演者のみなさん、みんな生き生きとしているので、見ているだけでうれしい気がしてきます。

●あらじん、みんな一生懸命で迫力がありました。 はっぱオールスターズ、大和を、境川をどれだけ愛しているかがよく伝わってきました。 シーホース工房、竹林を再生しよう、放置竹林をなくそう、映像、音楽でたくさん伝わってきました。 ぷかぷかさん、ねずみが主人公の音楽劇、個性が輝いていました。 3時間があっとという間でした。

●みなさんの表現、心とからだ全体を使っていて、見ていて楽しかったです。 好きなこと、夢中になれることがあるってステキだなと思いました。自然と笑顔になれた時間でした。

●会場の雰囲気があたたかく,いい空間だった。

●はっぱオールスターズ、自転車で境川を走ったことを思い出した。いつまでも清流であれ、と願う。

●どのプログラムもとてもわくわく楽しく、元気をもらいました。このような場をつくられたみなさんの努力に感謝します。

●はっぱオールスターズの歌、相鉄線の車両で流れるといいですね。

●前を向く元気をもらいました。

 

 

演劇ワークショップに参加した人達の感想

●8月から作ってきた『フレデリック』演劇大詰め

通し稽古が始まる
ザックリとした脚本も出来上がってきた

一つ一つの場面の確認作業を行いながら通して表現になって行く
メンバーの熱い想いが、熱量を伴ってひとつになっていく
この集中のプロセスがすごい!
それぞれのメンバーが自分らしく輝いている

「僕たちはふだん通りさ!」

エンディング、みんなで歌う『薔薇を植えよう』の場面ではで本当に薔薇のつぼみが開花する様子が目の前に思い描かれ、心が躍る思いにさせられた

1月28日の本番をワクワクと待つ

いざ本番
今までの練習の中に全てが宿り、最終場面の一輪の薔薇に思いが詰まっている
原本のフレデリック本から派生していく現状の地球環境の物語!

サブタイトルには地球はあと90秒とある
あまりその意味づけを考える事もなく場面ばめんに向き合ってきていたのだが
最終日のワークの場面で突然甦るかの如くその意味する深さに気付かされる

なんて大切なことに向き合っていたのだろう!

よし!
思いっきり表現しよう‼︎

チームが一丸となってひとつひとつの場面を作っていく
そんな中でもこのチームの持つおおらかさとユーモアがアクセントになって演じるものも、観るものもクスッとなってしまうのである

ともかく面白くて楽しい時間が過ぎていった今日の本番

皆さまお疲れさまでした
攝さんの応用演劇の手法、そしてプロの裏方に支えられ極上の体験を味わうことができました。ありがとうございました。

 

●〈息子〉
だれがこおりをとかすの、ちょうちょうさん、ぱぴぷぺぼっつん、グランド電柱   ばらをうえよう、さいごにうたったね!すずめうたったね!
ぶたいママはどうだった?こーちゃんはぶたいたのしかった!
またぶたいやる!

〈母)
理事長の高崎さんから、「演劇ワークショップどうする?」とお誘いいただいて、ちょうどバタバタしている時期ではありましたが、「Secret of pukapuka」の映画を数年前に見て、いつかは参加したい!と思ってたこと、今年ならいける気がする…!と、タイミングと勢いで参加しました。

演劇ワークショップは、ただの発表会ではなく色々なものが詰まっていました。
中に入ってみたら、楽しい仕掛けにドキドキワクワク。

ワークショップ中に、息子と離れた方がいいよ、と言われて、
けれど息子がくっつくときの理由は多々あって、わたしのコンディション不良のときと 
あとは周りの参加者と息子のやきもちのせめぎ合いとか。
そんな模様もありながら。色々な風景があって面白かったです。

毎回、最後には全員輪になって一言振り返り。
もちろん息子も。自分で言う!と発表する姿はキラキラしてました。

私はすぐに言葉にならなくて、いつも本当に伝えたいはずの感想は奥底にいて、しょうもない事しか言えないな、とガッカリして、数日経ってから言葉になることもあったり。情報量が多いと消化するのに時間がかかったり、そんな自分自身の発見もありました。

参加者、運営の皆さんの感想を聞くことも毎回楽しみでした。視点が面白かったり、まるで詩のような感想を言う方もいたり。

参加者の皆さんと関係性が深まって、みんなで作るのって楽しいな、と思いました。

ありのままと自分らしくは違う、ということも聞きますが、私の見えてる世界では多分一緒かもしれないなと。いま私たちに本当に必要なことが、ここにはあると思います。

愉快な楽しいことをしようとする先輩方、みんながお互いを尊敬し合っているのも伝わり、そんな皆さんに出会えるのは最高でした。

一人一人がその人らしく(自分自身も)、
それでいて舞台を成立させる運営陣の懐の深さと人間性と技術力と…みんなの見えない糸のようなものがつながった、とピアニストのあみちゃんが仰っていましたが、そんな空間にいられることがなんて贅沢な幸せな人生だろうと。

一言二言では言い表せなくて、数日、数ヶ月、数年後に出てくるものもあるとは思いますが、それでも一言でまとめるなら、
最高!で楽しかった!!です。

おつかれ様でした。自由にできるのは運営の皆さん、ぷかぷかさんのおかげでした。
ありがとうございました。

表現の市場がどうか、続きますように。
機会とタイミングが合えば、是非参加してみることをお勧めします。

 

●とうとう発表会(表現の市場)が終わった。というより終わってしまったという感じだろうか。 昨年8月からこの1月まで、短い時間ではありましたがその間にお会いできた人たち全ての方々に感謝と出会えてよかったという気持ちでいっぱいです。 こんな充実感を味わえて幸せだと思います。 これまで、長いようで短い時間でしたが、ぷかぷかさんたちと同じ時間を共有し、ぷかぷかさんたちのおかげで「何事も何とかなるさ」と思えるようになり、本当に「何とかなった」ことを体で感じることができた充実感! スタッフの方々には本当に頭が下がります。見えないところでどれだけのご苦労をされていたことか。 ぷかぷかさんたちと一緒に場面を考えたり歌ったり、小道具を作ったりした時間、また何気ないおしゃべりができたことが私にとってはかけがえのない心の栄養となりました。 そして素晴らしいと思ったのは、ルーティンである始まりの挨拶と、最後にみんなで輪になって右手を上に交差して手を繋いで行うお疲れ様の挨拶です。これはみんなの絆を作るのに役立っていたのだと思います。 短い時間ではあったけれども、いつも自然体のぷかぷかさんたちに癒され、笑い、優しいスタッフさんたちに包まれて、本当に幸せな経験でした。 「こうしなくちゃいけない」とか「こんなことをしたらおかしい」という、大人になるに従って作られてきた窮屈な既成概念に縛られている狭い心が、ぷかぷかさんたちと接したことで少し解れたような気がします。 そして、特に私がこのワークショップを通していちばん感じていたことは「誰も排除しない」「どんな意見も否定しない」「最後まで待つ」「何事も受け入れる」というスタッフやぷかぷかさんたちの広い心と、そのことの大切さです。そんな中にいれば、誰でも安心してどんな自分であっても否定せず受け入れられるようになるし、自分と違うものも受け入れられるようになるのではないかと。 それは誰もが「ありのままの自分でいていいんだと思える」ということです。 私はたまたまこのような機会に恵まれましたが、 このような体験、あるいは状況が「限られた場所と人の特別なこと」として語られるのではなく、「それが当たり前」の社会になることを願います。

 

●この度は、ぷかぷか演劇ワークショップに参加させていただきありがとうございました。 娘の発熱で挨拶もままならず、本番前日までしか参加できず今までの練習はなんだったのかとハートブレイクな日々を過ごしておりました。 やっと回復してきていますが、初めて3日間発熱してました。 致し方無いとはいえ、参加できず申し訳ありませんでした。 そして先ほどYouTubeで本番のエンディング動画拝見しました。 みんな生き生きしていてとても楽しそうで、そこにご一緒できないことは本当に残念な気持ちでした。 でも、ふりかえると皆さんとの練習の日々は、心が耕される時間でした。 こうちゃんとセレンちゃんが自然に楽しく遊んでる姿に癒されたこと、ふたみさんの悩み相談を受けたこと、そらくんとタカラくんのお母様のどこまでの穏やかなエネルギーとずっと笑顔なところに度肝抜かれたところ、こうちゃんのお母様に学校に話など聞けたこと、pukapukaさんたちとあーでもないこーでもないと演技のアイディアを話し合ったこと。 本番のワクワクや達成感を味わえなかったのは本当に残念でしたが、かけがえのない体験をいただけました。 このような機会をいただき心より感謝いたします。 こうちゃん親子とも会えるかなぁと願いつつ、またpukapukaさんにお邪魔させていただきます。

 

●演劇など出来るわけが無いと、ずっと思い込んでいた。それが、高崎さんに誘われて、ぷかぷかさんの皆さんと一緒にやるんだったら、出来ない事もないか、と思い、夏からずっと一回も休まず参加出来た。これは自分にとっても凄い事。 最初から本番に向けての、練習かと思ったが、そうでもなかった。本当が近づいて来ると、流石にどんな流れになるかさっぱり分からないので、本当に出来るのか、心配になって来たが、いざ本番になって見て、なるほど今までの積み重ねで、一人一人の動きと発する言葉を上手く活かして、本番に向けての練習だったのかな、と納得したが、いざ本番になって、色んなハプニングが起きたが、それはそれでとても笑ってしまったが、逆にそのハプニングが面白かったな〜なんて感じてしまった。 多分観て下さる方も、きっとキチっとした演技を求めていない方も多いかと思い、此方もあまり緊張もしないで、挑戦させて頂いたので、終わった後の充実感が、とても爽やかな感じでした。 だけど、この準備に関わった方達の大変さを考えると、何とも贅沢な経験をさせて頂いたんだろうと、心の底から思ってしまった。 本当にありがとうございました。

 

●「春になったら」

4年前に参加して以来ずっと演劇ワークショップやりたいと言い続けて、すっかり舞台に魅了されたそらは、リハーサル前からステージをウロウロと。あまり主張するタイプではない彼だけどこんなにも好きなんだと改めて実感。
 まさか他の団体の舞台にまで上がってしまうとは💦💦というアクシデントもあったけれど、あれは伏線だったのか!!なんて前向きに捉えてくれた人多数…ありがたかった😅
「舞台と友だちなんだね」と言われるほど舞台好きになってしまったよう。
反対にたからは、前日からのリハーサルでクタクタで直前に大爆発💥ちょっとパニックになってしまったけれどお昼をしっかりと食べて、出番までぐっすり眠ってスッキリして本番に臨めた😮‍💨
何より印象的だったのは最後の「春になったら」の場面。
舞台で公私混同🤣いや、みんな自分のしたいことを発表する場面だったからいいのです!
「春になったら、高校に行きたい!」
たからの想い。
たくさんの人が聞いてくれた‼️
今回、「フレデリック ぷかぷか版」
あちこちで戦争が起き、環境破壊が進む中希望が見出せない世界。それでも私たちに希望はきっとある!そう思えるストーリー。
本当にたまたま、今、私たちが立ち向かっていることにも通じたストーリーになっていて、巡り合わせを感じました。
最後、「ばらを植えよう」を歌いながら泣きそうになりました。今、私たちはばらを植えている。それが希望になるように。
歌いながら前を向く気持ちになれました!!
うん!私たちはきっと大丈夫‼️
舞台終了後、私たちのグループを引っ張ってくれていたしおりんの話がまた泣けた。
「ぷかぷかさん、そらくんやたからくんが、疲れたー、やりたくないーって素直に言う言葉を聞いて、そりゃそうだよなぁって思えた。私たちは我慢することを覚えてきてしまったからそう簡単に言えないけど、そうした気持ちを抑え込んでいしまっているから、そうやって素直に表現してくれることにホッとできた。だから私たちは一緒にいた方がいいんだって思った。」
と。
聞きながら泣いてしまった。
学校に行けなくなりかけていた子どもたちが、そらやたからと出会い、そばにいるだけで元気を取り戻したという話は何度も聞いていた。大人がどんなに配慮しても通用しない子でも、そうした子たちが安心を得られるのは多分、そらやたからが躊躇わず自分を表現していたからだ。
そんなことを思い出した。
「ともに育つ」ことを大人はもっと信じた方がいい。そう確信させてくれた言葉でした。
障害があってもみんなと一緒に学び、学校生活を送りたい。
その想いを胸に2月14日、たからは受験します!!
どうぞ応援してください✨

明日「表現の市場」です。

第8期演劇ワークショップ6回目をやりました。

 

  ぷかぷかの芝居「「フレデリックぷかぷか版 地球はあと90秒」 フェイナーレで『バラを植えよう』を歌います。あちこちで戦火の止まない今、思いを込めてこの歌を歌おうと思うのです。

       

 

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 第一期演劇ワークショップでは『森は生きている』をやりました、冬のさなかに春に咲くマツユキソウが欲しいなどとわがままを言った女王をどうやって懲らしめるかをみんなで考えたのですが、なかなかアイデアが出てきません。その日の反省会でピアニストの安見ちゃんが「ぷかぷかさん達には誰かをやっつけるとか懲らしめるといった悪意がないんじゃないか」といったことを今も覚えています。

 とても大事な気づきでした。だからこそ悪意のない彼らといっしょに生きていくことは、今のきな臭い時代にあってものすごく大事な事ではないかと思うのです。

 

      

   

   

   

   舞台監督から色々指示が出ます。

   

   照明の位置、角度を打ち合わせ

   

 

明日「表現の市場」です。ぜひお出かけ下さい。

人間に希望がもてる

先日エプロンみどり主催の公開講座があり、ぷかぷかの映画『Secret of Pukapuka』の上映のあと、ぷかぷかのこと、色々お話ししました。  

                 

          

 

  感想の中に、戦争など、人間に希望がもてない中にあって、ぷかぷかの映画やお話しは,人間はまだまだすばらしいところがたくさんあると思わせていただきました、というのがありました。人間に希望がもてる、そう思わせてくれたのはぷかぷかさん達です。そのことをたくさんの人達と共有できたことがよかったと思います。

 

●ぷかぷかさん、スタッフさんの普段の様子、演劇を見て皆さんの幸せそうな表情、言葉がとても印象的でした。

 〇〇であるべき、〇〇でなければならない。は必要なく、一人一人がそのままで良いと思うと気持ちが軽くなりました。

 保護者として、もっと娘の自由や、ありのままで生きることについて考えさせられました。

 生きる事=笑顔で過ごせる1日を目指していきたいと思います。悩みの相談もさせていただき、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。

●ぷかぷかさんの本当に和やかな楽しい、それぞれの接し方にも感動しました。

●ぷかぷかさん達、そしてその周りにいる人達、笑顔がいっぱいだったことが印象的でした。自分の一回きりの人生、怒りながら生きるより笑いながら生きる方がお得ですよね。

 自分はこうなんだ、と思うのではなく、あの人はこうなのかもしれない、と思うことの大切さを感じました。

 ぷかぷかさん達の耕した耕地がどこまでもどこまでも広がっていくといいですね。

●皆さんのびのびとお仕事されている様子。ぷかぷかで作業できる方々は生き生きとされていて素晴らしいと思いました。

       

ただ、もっと重度な障害を持ったご本人の居場所がぷかぷかのようなところがあればいいなと思います。  

障害のある方が自宅に戻った時(ケアは一時的なものですが)ご家族はずっと一緒に過ごさなければなりません。少しでも負担が軽くなる方法があればいいのですが。

●高崎さんの話す内容や障がいのある方との接し方考え方、は長い間携わってきた経験からくるものだと思いました。

〇〇でなければならない。という型にはめず、その人が笑って過ごせるようにするには何をすべきかをきちんと考えていますし、1人の人間として尊重しているように感じました。

障がいのある方が生活する場所は、様々なところがあり、必ず希望する場所に行かれるとは限らないのが現状です。本人が安心して通えるところが増えるといいな、と思いました。それは家族の安心にもつながるので・・・。

●皆さんが笑顔でいる所が、とても印象的でした。ぷかぷかさんの様な場所がたくさん出来たら良いのに、と思いました。

●戦争や環境問題など、人間というものに対して希望がもてないことが苦痛として感じていました。今日の映画やお話は、人間はまだすばらしいところがたくさんあると思わせていただけて、かなり元気をいただきました。

●生きることに必要な事がらは沢山ある訳ではなく、シンプルであること、で自由であること。自由であることは自分勝手といういみではなく、意思決定である。意志をつらぬくには自信があること。自信は仲間から得られるのか、周りの方々からも得られるのか、考えさせられました。

●一人一人が自信をもって行動しているように思えてうらやましく思った。自己肯定感が下がってしまった人間が自信をもって生きていけるようになるにはどうしたら良いのだろう?

●『「支援」ということでは、1+1=1にしかならない』という言葉に「なるほど」と思いました。

●「ぷかぷか」の皆さんがいつも楽しそうなのは、高崎さんがおっしゃるように職場の自由度が高いからなんだ、と思いました。スタッフの方たちも。とても親切で温かいです。

「ぷかぷか」の雰囲気がとてもいいから?だと思います。

●ぷかぷかさんの映像を見て、みんなが笑顔でやっていることに、マニュアルどおりにやると本人のまんまでやっていく、問題は起きてもそのままで、自然体でやっていく。

「みんなが障害をもっている」と言った言葉が、ハッとしました。

笑顔が出るケアをしたいと思いました。障害の子も一日楽しかったと思える場を作る。

●横浜市の障害(自閉症)に対する早期発見、早期療育は素晴らしいものがあると思います。その後も小学校の個別支援級、養護学校・・・と専門の知識を持った先生方や、理解のあるヘルパーさん等の力も借り、これまで子育てをしてきました。本当に少しずつの成長ではありましたが、本人のペースで。どんな接し方が適しているのか模索しながら・・・。

全ては卒業後、社会に出た時になるべく周りに迷惑をかけないように一つでも多くの‘出来る事‘が増えれば・・・の想いで。

それも就労した途端、すべて水の泡となってしまった訳ですが・・・。

親である私の選択ミスでしかないのですが。

横浜市の障害児教育は、就労以降には繋がらないなぁというのが、今思っている事です。就労先では障害に対する知識・理解のある職員が少な過ぎるように思います。周りの声(他の作業所の話)を聞いても・・・です。知識・理解が乏しくてもコミュニケーションでカバー出来ると思うのですが、そこの部分も乏しく・・・。利用者は職員が働く為の道具でしかないように私には見えています。

間違った対応で利用者を崩し、もちろん職員はその意味(原因)を探る事も出来ない為、改善する事も出来ず・・・。そのうち利用者本人がその場に慣れていってしまう・・・というのが現状のような・・・。

そんな中、‘ぷかぷか‘の様子を知る事が出来、ある意味衝撃的でした。‘ぷかぷか‘が出来た頃?何度か伺った事があるのですが、以前持った印象とはまた違うなぁと。職員も利用者(ぷかぷかさん)も本当笑顔が多くて素敵でした。ぷかぷかさん達が本当羨ましかったです。

エプロンさん(ヘルパーさん)の感想の中で「ぷかぷかさんにお迎えに行くとみなさん笑顔で・・・」の言葉にすごく申し訳なさを感じてしまいました。うちが利用している作業所とは真逆なので・・・。

でも私自身も送迎に行くと毎回気持ちがどんよりするので・・・ね(苦笑)

高崎さんの事もかなり前から耳にしていて、どのような方なのか興味があったので、今回直接お話(考え方)を聞くことが出来、久々勉強になりました。『ありがとうございました』とお伝え下さい。

今後の身の振り方を真剣に考えていかなければ・・・と改めて思いました。

●ビデオにて、ぷかぷかでの楽しく温かな様子を見ることができました。こちらまで楽しくなってきました。お互いを思いやって尊重していると思いました。社会の中でもそうやって生きていけるような世界になって欲しいです。また、どんな困難をどうやって解決したか克服したのかの体験談を聞いてみたかったです。

第8期演劇ワークショップ5回目

 1月20日(土)第8期演劇ワークショップ5回目がありました。

 今までのワークショップで生まれたお話をつなげて台本をつくり、何度も止めながら通し稽古をやりました。

 今回はクラリネットの橋爪さんが加わり、いつもと違う雰囲気の演奏。歌がいつも以上に豊かな時間に感じられました。仕事では決して得られない豊かな時間。そういった時間をみんなで生きるために演劇ワークショップはあるのだとあらためて思いました。

 歌いながら時々涙が出そうになったという方もいました。歌が心にしみたのだと思います。そういう時間をみんなで共有できたこと、それがよかったと思います。

      

カメラのマイクの性能のせいでクラリネットの音がかなり高く聞こえますが、もう少し低く柔らかい音です。

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『バラを植えよう』 ガザにしろ、ウクライナにしろ、世界の状況を見渡すと、まさに今こそバラを植えねば,と思ったりするのです。

                     

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 お話はフレデリックのおかげでなんとか冬を越した野ねずみたちが、次の年の春からどんな風に過ごしたかをみんなで考えたもの。

 決して平和な時を過ごすのではなく、大雨が降って野ねずみたちの巣穴に大量の水が押し寄せたり、暑い夏に山火事になったり、とピンチが次々に押し寄せます。

 2年目の冬、寒くて薄暗い穴の中で「鳥ねずみになって空を飛ぼう」という奇想天外なアイデアが飛び出しました。

 その時の映像

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お芝居のタイトルは『フレデリック・ぷかぷか版〜地球はあと90秒』。さてどんなお芝居になりますか,28日の「表現の市場」をお楽しみに。

 

参加した人達の感想

●なかなか都合がつかず、途中までの参加だったり、3ヶ月も参加できなかったりでした。 正直、このままで舞台に立つことができるのか?みなさんが毎月じっくりと積み上げ作り上げた作品の中に入って邪魔にならないか?と不安でもありましたが、しおりんはじめとしてワークショップを進めるみなさんやぷかぷかのみんな、地域の方々が久しぶりに会えたことを喜んでくれたり、声をかけてくださってとてもホッとしました。そして安心して、参加することができました。 特にぷかぷかさんたちが次々と声をかけてくれて、私の緊張を解いてくれました。ぷかぷかさんの存在はとても偉大だなぁと毎回思いますが、自分が不安を抱いている時ほど実感します。 ワークショップで「春になったら」自分のしたいことを発表する時、私はまず、「春は花粉が心配だ…」ととてもネガティブなことを考えてしまいました。が、みなさんが幸せそうに笑顔で語る「春になったら」を聞いて、そうだ!春はそういう季節だった!!ということを思い出しました。ついついネガティブな思考は幸せを見つけ方を忘れてしまいがちです。 今、この地球で起きている色々なことが不安を増幅させていますが、この劇を見た人たちが少しでも希望をもてるような前向きな気持ちになるような作品になっているのかもしれないと感じ、本番が、とても楽しみになりました。 実は、たからは「春になったら」で「高校に行きたい」とリアルな自分の願いを言葉にしましたみんなに聞こえなかったかもしれないですが せつさんが、フレデリックの世界のお話だけど、客席側にいる人間の世界にもつながることだとお話をされていましたが、たからが高校生になるためのチャレンジも、私は障害児者の問題だけではなく、社会全体の問題だと思っています。そうした意味でも今回このフレデリックに参加できたことはとても大きな意味があると感じます。わずかではありますが、参加できたことはとてもよかったです。 ありがとうございました。

 

●今日から本番に向けての練習が始まり、皆さんの意気込みが、変わって来た。 台本も渡され、それを見ながら話して見たら、自分の言葉になっていないので、上手く言えない その通りに言わなくても大丈夫ですよ、との事でしたが、俳優さんて、なんて大変な事をしているんだろう、こんな一言二言ですら難しいと思ってしまったが、どれだけ長い台詞も自分の言葉として話している。それが仕事だから当たり前とは言え、やっぱり凄いなと感じた1日でした。 そして歌の歌詞が、何だか切なくなってしまう様な言葉がいっぱいで、時々涙が出そうになってしまった。 ワクワクドキドキしながら本番に挑みます。

 

●舞台リハーサルと発表を1週間後に控えた最後の練習日。スタッフも舞台監督やカメラマン、クラリネット奏者も加わって、みんな力が入る! 台本をもらい、最初から最後までの通しを初めておこなったので、ああこうなるんだ、という全体の流れがやっとつかめた感じです。 そしてここへ来て改めて歌う歌の大切さと、みんなの力の凄さを感じています。 本番どうなるのかなーとずっと思っていましたが、みんなで力を合わせばかなる!という自信というか度胸のようなものが生まれています。これはいつも自然体のぷかぷかさんたちに助けられたおかげかも。 そして最後に歌う「ばらを植えよう」のように、諦めずに植え続ければ道は開ける、という歌の意味を、このワークショップを通しても実感しています。 このメッセージは今の世界の中でいろいろな意味を含んでおり聞いた人によっていろいろな捉え方をすると思うが、ぷかぷかさんたちが発する意味は重く、心に響く。 舞台を見てくれる方々に、このワークショップに関わった私たち全員からの希望のメッセージが伝わるといいなぁ!と思う。

第8回『表現の市場』をやります。

 1月28日(日)午後2時から横浜線長津田駅前のみどりアートパークホールにて、第8回『表現の市場』をやります。

 

 障がいのある人達が様々な思いを表現をする市場です。彼らのパワーあふれる表現を見ていると、障がいのある人達は私たちが何かやってあげないと何もできない、といった思い込みが、とんでもない間違いであることがよくわかります。

 何かやってあげるとか、支援するといった関係を取っ払ったとき、彼らの表現がこんな風に爆発します。

 

あらじん

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はっぱオールスターズ

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シーホース工房

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ぷかぷか

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 何よりも私たち自身、自分の思いをどういう形にせよ、あそこまでダイナミックに表現しているのだろうか、と思ったりします。表現は、生きることそのものです。生きるエネルギーが爆発するような場を、私たちはどれくらい持っているのだろうかと思うのです。

 どうもね、日々小さく縮こまって生きてるような気がするのです。なんかもったいないですね。自分の中に渦巻いている生きるエネルギーを、どこかで思いっきり解放したいものです。

 

 

 2年前の『表現の市場』のとき書いたブログの一部です。

「障がいのある人たちとは、いっしょに生きていった方がいいね」

ってみんなが思える舞台を、ことしも作ります。

 彼らの舞台からは、たくさんの元気をもらえます。

 素直に生きる彼らの舞台を見ていると、

 「ああ、明日も生きていこう」

って思えます。明日に向かう「希望」をもらえます。

 そんなふうにして、彼らは新しい歴史を作っているのだと思います。

 「なんだ、助けられてるのは、私たちの方じゃん!」

て思えるような彼らの舞台は、お互いの関係が逆転し、新しい歴史を作ります。

 障がいのある人たちを排除してしまうような不寛容な時代を、小むつかしいことは一切いわず、彼らはさらっと塗り替えてしまうのです。

 

 「表現の市場」は、いっしょに生きていくことで生まれる新しい価値を表現します。その価値は、障がいのある人もない人も、お互い気持ちよく生きられる、新しい歴史を作ります。

 

 ご都合つく方はぜひお越し下さい。

「人の心」を取り戻す

 2年ほど前、朝日新聞の言論空間『論座』に投稿した記事です。大事な話なので、多少手を加えて再掲します。

 

 つい先日神奈川県立の福祉施設での虐待事件が報道されました。

・服薬用に水などに塩や砂糖が入れられた。
・利用者の肛門にナットが入っていた。
・利用者に数百回のスクワットをさせた。
・職員の粗暴行為で利用者が頭を打ち失神した。
・利用者の食事に多量のシロップをかけて食べさせた。

 いずれも気分が悪くなるような事案です。ふつう、人間はこんなことはしません。介護の現場にいるのは人間のはずですが、虐待の実態を見る限り、そこにはもう人間を感じることができません。

 厚生労働省が「障害者福祉施設等における障害者虐待の防止と対応の手引き(施設・事業所従事者向けマニュアル)」というのを出しています。人間が人間でなくなっている現場で、こんな教科書のようなマニュアルがどれだけ役に立つのだろうかと思います。現場の荒廃のレベルの認識が甘いのではないかと思います。虐待の現場になっている神奈川県でさえ、このマニュアルを県のホームページに揚げています。こんなことやって虐待がなくなると本気で思っているのでしょうか?

 重度障がいの人たちを相手にする現場がどうしてこんなにもすさんでしまったのか。そのことにきちんと向き合っていかない限り、虐待はいつまでたってもなくなりません。向き合ってないからこそ、あのやまゆり園事件以降も、一向に虐待がなくならないのだろうと思います。

 

相手を見下すところから出発している「支援」の問題性

 やまゆり園事件の直後から「支援」という上から目線こそが事件を引き起こしたのではないかと私は言い続けています。虐待の事件を受けて、あらためて、相手を見下すところから出発している「支援」という関係性の問題を思います。

 相手を見下すことは、見下す側の人間の荒廃を産みます。こいつらには何やっても許される…みたいな、そんな人間の心の荒廃。

 「利用者の肛門(こうもん)にナットが入っていた」などという事例は、その際たるものです。人間のすることではありません。これはもう「虐待」といったレベルではなく「犯罪」です。どうして「犯罪」として追求しないのでしょうか?ここにも社会の大きな問題があるように思います。

 福祉の現場で「人間を回復する」「人の心を取り戻す」、その当たり前のことをするためにはどうすればいいのか。

 いつも書いていることですが、障がいのある人達と「フラットにつきあう」「ふつうにつきあう」ことです。そうして相手と支援者としてではなく、ひとりの人としてつきあう、出会うことです。ここがむつかしいようですね。

 私が養護学校に勤めていた頃、障がいのある子どもたちに出会えたのは、教員という意識があまりなかったせいだと思います。「指導する」という、なんだかえらそうな言葉が、どうもしっくりきませんでした。いっしょにおもしろいこと、楽しいことをやると、その中で子どもたちは自然にいろんなことを学んでいきます。私も色々学ばせていただきました。いちばんの収穫は「なんて素敵な子どもたちなんだ」という気づきです。

 いっしょにいるとあたたかい気持ちになって、ずっとそばにいたいな、と思いました。教員になる前はふつうのサラリーマンをやっていたので、人の中にあってもそんな気持ちを忘れていました。障がいのある子どもたちは、あたたかな人の気持ちを思い出させてくれたのです。これが彼らとの出会いです。指導しなきゃ、という教員としての意識がほとんどなかったおかげです。

 指導とか、支援という関係をやめるとき、ようやく相手と人として出会えるのだと思います。

 

私には絶対にできない、彼らにしかできない笑顔

この写真は花巻に住んでいる青年達です。先日お母さんのFacebookにアップされていました。見ただけでキュンと幸せな気持ちになります。

     

      Facebookで公開されていた岩手・花巻に住む青年たちの写真(許可を得て転載)

 二人ともアンジェルマン症候群といって、重度障がいの青年達です。重度障がいなので、何もできないのかというと、そんなことはなくて、こんな素敵な顔をして、まわりの人たちを幸せな気持ちにさせてくれます。私たちには絶対にできないことです。彼らにしかできないことなのです。そのことを謙虚に認めるところから、彼らとの新しい関係が生まれます。

 こんな笑顔をする人は街の宝だと思います。社会の中で一番大切にしたい人たちです。

 施設にはこんな笑顔をする人はたくさんいるはずです。そんな笑顔を見つけた時、

 「あ、今日もいい笑顔だね。」

 って笑顔で言える関係を作ること。それが虐待をなくす、一番大事なことだと思います。そして楽しいことがあった時は、一緒にこんな笑顔になる。楽しいことを彼らと共有するのです。

 彼らと一緒に本心で笑えるようになった時、失った「人の心」が戻ってきます。重度障がいの人たちが、失った「人の心」を取り戻してくれるのです。

 「人の心」を失っているのは施設だけではありません。虐待、いじめは社会全体を覆っています。その社会を救うのはやっぱり障がいのある人達ではないかと思うのです。彼らのそばに謙虚に立つこと。そうすることで、私たちは「人の心」を取り戻すことができるのではないか。そんな風に思うのです。

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