ぷかぷか日記

セミナーの出前やります。

 「社会に合わせなくてもやっていけるよ」セミナーの出前やります。

 12月8日(日)は田園都市線あざみ野駅より徒歩6分の「スペースナナ」、来年1月12日(日)はJR根岸線本郷台駅から徒歩3分の「あーすぷらざ」、2月2日(日)は地下鉄中川駅駅から徒歩3分の「シェアリーカフェ」でやります。

 

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 障害者は社会に合わせないとやっていけない、といわれ、当事者も親御さんも大変な努力を強いられています。ぷかぷかでは社会に合わせていないぷかぷかさんたちが、たくさんのファンを作り出し、売り上げを作り出しています。それを見ていると

 「なんだ、そのままでいいじゃん」

というわけです。その発見は、生きることを楽にします。生きることを楽しくします。 

 「ぷかぷかは笑顔が多いですね」と見学に来た人たちからよくいわれるのですが、毎日が楽しいから笑顔が多いのです。

 セミナーでは、みんなが笑顔で過ごせる日々をどうやって作り出したのか、どうしてファンがたくさんできたのか、そのヒミツをお話しします。

 そのヒミツを聞いて、実際にやってみれば、あなたのまわりにも笑顔が増えること間違いなしです。

 ぜひセミナーの出前を注文してみてください。注文はinfo@pukapuka.or.jp

 

前代未聞の事業展開

 ぷかぷかでいちばん成功したことは、ありのままのぷかぷかさんで、商売が成り立ったことです。

 社会に合わせないとやっていけない、とさんざんうるさくいわれている障がいのある人たちが、素のままの自分をさらけ出しても、商売が成り立つ。いや、素の自分をさらけ出すことで、むしろ素のままの「ぷかぷかさんが好き!」というファンが現れ、そのファンの人たちが売り上げに貢献し、ぷかぷかを支えている、という、前代未聞の事業展開に、ぷかぷかを始めたタカサキ自身が驚いている始末。

 区役所の外販に至っては、仕事しながらべちゃくちゃおしゃべりし、顔見知りのお客さんが来れば、「やぁ!」とハイタッチしたりして、素のままのぷかぷかさん丸出し。普通に考えれば、接客の常識から大幅にはずれているにもかかわらず、なぜか行列ができるほどの繁盛ぶり。ほかのお店はきちんと礼儀正しくやっているのに、お客さんたちがなぜかぷかぷかのお店にやってくるのです。

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 接客は礼儀正しくきちんとやる、障害者は社会に合わせないとやっていけない、という常識が、ぷかぷかのお店ではひっくり返っているのです。タカサキがひっくり返したわけではありません。ぷかぷかさんたちの持っている魅力と、そのチカラが、静かにひっくり返したのです。

 なぜなのか、それをみんなで検証しよう、というセミナーです。

 そうか、だから常識がひっくり返ったんだ、ってみんなが納得できるようなものが見つかれば、お互い、生きることがもっともっと楽になります。

 

 12月8日(日)は田園都市線あざみ野駅近くのスペースナナで、年明けの2月2日(日)は地下鉄中川駅近くのシェアリーカフェで、いずれも午後2時からセミナーを開催します。

 日々、すごく我慢してる人、もっと自分らしく生きたいと思っている人、ぜひお越しください。

 

会場が狭いので、メールで予約してください。info@pukapuka.or.jp 

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ぷかぷかさんたちは命の選別をしません。

神奈川新聞成田さんの先月のデスクノート。

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東京都台東区が台風19号に備えて設けた避難所で、ホームレスの人は「区民ではない」として利用を拒否された。暴風雨被害が出る恐れが強まっていたにもかかわらず、職員に命への想像力はなかったのか。
 ツイッターでは区の対応への批判が少なくなかったが、「納税者でない人に避難所を使う権利はない」と区を擁護する意見も。「かつては働いて社会貢献していただろうから受け入れるべき」との声もあった。
 障害者19人が犠牲になった津久井やまゆり園事件から3年余。無条件に生を肯定するのではなく、社会に役に立つか否かで命を選別する風潮が根強いことにがく然とせざるを得ない。

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 「…がく然とせざるを得ない」というのはよくわかります。大事なことは、そこでどうするのか、です。 

 命を選別する風潮が根強いのは、どこまでも私たちの社会。ぷかぷかさんたちは「命の選別」をしません。

 なぜか。そういう発想がないからです。

 私たちが、つい、社会に役に立つか否かで命を選別してしまう発想そのものがないのです。

 私たちは理屈っぽく、命の選別をするのはおかしい、だからやめよう、と考えるのですが、彼らにははじめからそういう発想がないのです。

 

 そんなふうに考えると、「命を選別する」といった発想そのものがない、言い換えれば、そういった発想から自由なところで生きているぷかぷかさんたちの生き方が、なんだか光って見えるのです。

 彼らの生き方にこそ、社会を救うヒントがあるのではないか、と思ったりするのです。

 謙虚に彼らに学ぶ。そのことが今すごく大事な気がするのです。

 

彼らにもっともっといろんなこと教わらなくちゃ、と思うのです。そして私たちがどこまで変われるか、です。

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費用に見合う効果があったんだって?

去年参加した共生社会実現フォーラム、私から見ると何も新しいものを生み出さない、ただやりましたよ、というアリバイ作りのようなイベントだったにもかかわらず、又今年もやるというので質問状を書きました。今年は何を生み出すのか、去年は何を生み出したのか、という質問です。くわしくはこちらのサイトご覧ください。 

pukapuka-pan.xsrv.jp

 この質問状に回答が来ました。

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 (1) 今年の共生社会実現フォーラムについて

    今年の共生社会実現フォーラムは、「ともに生きる社会かながわ憲章」がめざす、障がいの有無にかかわらず、誰もが自分らしく活躍できる社会の実現に向けて、「誰もが行動する社会へ」をテーマに、12月15日(日曜日)に、神奈川県庁本庁舎にて開催します。

    フォーラムでは、プロサッカーチームと連携して障がい者の就労体験に取り組んでいる方など、ともに生きる社会の実現に向けて行動している方によるプレゼンテーションや、分身ロボット、ドローンとVRを活用したバーチャルツアーほか最新の福祉機器の体験会などを実施し、参加者がそれぞれに現在ご自身が置かれている環境において、どのような行動ができるかを考えるヒントが多く得られるようなフォーラムを目指しております。

  

(2) 昨年の共生社会実現フォーラムについて

  (1.について)

    昨年度の共生社会実現フォーラムは、高崎様にもご参加いただいたパネルディスカッションのほか、4つの大学による事例報告会やNPO法人ピープルデザイン研究所の代表理事である須藤シンジ氏による基調講演などを実施し、288名の方々にご来場いただきました。来場者へのアンケート結果では、95%の方々が「満足した」と答えるとともに、96%の方々が今後の行動において、「共生社会や障害者差別解消に向けて自ら行動したい」と答えており、ともに生きる社会の実現に向けて、参加者それぞれが行動する意識を高めていただいたと考えております。

   また、高崎様や六ツ見様の発言も含めて当日の様子が朝日新聞や読売新聞に取り上げられ、波及効果もあったと考えております。

 

  (2.について)

   昨年度のフォーラムでは、2,355,000円(税込)を支出しております。

   このうち、宣伝費(広報費)に803,299円、会場費に631,135円、人件費に745,182円、その他の経費として175,384円を支出しております。

 

  (3.について)

   (1.)の回答のとおり、費用に見合う効果があったと考えております。

 

  (4.について)

   (1.)の回答のとおり、アンケート結果からともに生きる社会の実現に向けて、参加者それぞれが行動する意識を高めていただいたと考えております。

 

  (5.について)

   (1.)の回答のとおり、アンケート結果からともに生きる社会の実現に向けて、参加者それぞれが行動する意識を高めていただいたと考えております。

 

(3) 税金の使い道に係るご提案について

    ヨコハマアートサイトの取組みについてご提案いただきありがとうございました。ホームページを拝見し、横浜が魅力的な街になることを目指し、地域と共に活動する芸術文化の発展と成長をサポートする場として活動を展開された取組みであり、参考とさせていただきます。

    なお、県では、「ともに生きる社会かながわ」の実現に寄与するため、文化芸術の分野においても、「ともに生きる ともに創る」を目標に、年齢や障がいなどにかかわらず、子どもから大人まで全ての人が、舞台芸術に参加し楽しめる「共生共創事業」に取り組んでいます。

    ご参考までにURLを次に記載いたしますのでご参照ください。

   共生共創事業 https://kyosei-kyoso.jp/

 

 引き続き、共生社会の実現を目指して県としての取組を進めてまいりますので、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いします。

 

 令和元年11月11日

 

神奈川県福祉子どもみらい局共生社会推進課長  一柳 和美

神奈川県国際文化観光局マグカル担当課長    赤池 玲子

 ●●● 

 

 一応丁寧に答えてくれているのですが、実現したものの実態がさっぱり見えません。

「かかった費用に見合うものは実現できましたか?」

の質問に対し

費用に見合う効果があったと考えております。」

なんて回答が来て、「なんじゃこれ」って思いました。「実現フォーラム」と名付けているわけですから、何を実現したかを答えるべきなのです。

 

 かかった費用総額は2,355,000円。ぷかぷかがやっている演劇ワークショップとほぼ同じ額です。演劇ワークショップは半年かけてこんな舞台を作りました。

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 ここはすでに共生社会が実現しているのです。いつになるかわからない遠い未来の話ではないのです。

 その気になれば、同じ金額のお金を使って、これだけのものを創り出せるのです。

 どこまで本気でやるか、です。

 同じお金を使って

来場者へのアンケート結果では、95%の方々が「満足した」と答えるとともに、96%の方々が今後の行動において、「共生社会や障害者差別解消に向けて自ら行動したい」と答えており、ともに生きる社会の実現に向けて、参加者それぞれが行動する意識を高めていただいたと考えております。」

などとしか言えないにもかかわらず、

費用に見合う効果があったと考えております。」

などといってくるのですから、もう頭がくらくらしてきます。

 

  朝日新聞の経済欄に「経済気象台」という小さいコラムがあるのですが、今朝はとても大事なことを書いていました。

pukapuka-pan.xsrv.jp

 

 共生社会実現フォーラムが目指す共生社会も、このコラムで指摘しているように、いつまでたっても実現できず、その反省もせず、そのうち「共生社会という亡霊」になるのではないかと思いましたね。

 

 なによりもこういう無責任な体質が、あの相模原障害者殺傷事件を生み出した現場の検証をきちんとせず、事件の温床が残されたままになるのではないかと危惧しています。 

「ま、いっか🎶っていう感じ」がいい

このサイトをFacebookで紹介したところ、

www.turtlewiz.jp

 シェアした人がこんなことを書いていました。

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今朝、通勤中に父から電話があって
「Rがいなくなった!」。
Rとは私の甥っ子の言葉を話さない自閉BOYのことだ。
さぁ、言語での意思疎通が難しいRが住宅街をひとりで歩いているのを見かけたら、近所の人はどう対応するだろう?商店街の人は?車道出たらどう止めたらいい?(大声で制止するのはアウトだし)
…いろいろ頭をかけめぐる。そして自分自身、あの子とふたりっきりになったことがないことにも気付く。自閉くんとの言語以外のコミュニケーション、考えて見たらぜんぜん分かってないじゃん>わたしorz。
 
やや焦りつつ、乗り換え駅で母(Rの近所に向かっていた)に連絡してみたら、Rは無事見つかっていた。あーよかった。
 
小学校で日本語と英語を学ぶように、非言語で意志を伝え合う方法、みんなで身につけられたら…なんて考えた。TDLってこういうスキルないのかなあ。

●●●

 で、こういう書き込みをしました。

 

あまりむつかしく考えず、普通に話しかければ、そのうち通じますよ。通じるまで少し時間はかかりますが…。そうやって時間をかけて仲良くなればいいのです。いずれにしても、言葉を話さない子どもが街をうろうろすることは、みんなにとって、とてもいいことだと思いますよ。遭遇した人は「ラッキー!」って思いましょう。

 

 これに対し

 

ありがとうございますー。聞いてるのか聞いてないのか分からないけど、いつも楽しそうにしているので、ま、いっか🎶っていう感じになりますw

 

 と、きたので

 

そう、「ま、いっか🎶っていう感じ」がいいんですよ。

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 言葉を話さない人と、あまりおつきあいがなければ、やっぱり心配で、最初の書き込みのようになるのだと思います。でも、ちょっと考え方を変えれば、

「オー、これは街が耕されるビッグチャンス!」

となります。

 言葉を話さない人が街を歩けば、行く先々で、多分いろんな問題が起こります。問題が起こった数だけ、いろんな人がその人と出会います。

「え〜!、この人、気持ちが全然わからない」

 という出会いです。これは社会にはそういう人がいるんだ、という発見。そういう発見をする人が、問題の数だけ現れます。それだけ、街が豊かになった、ということ。

 人は言葉がなくても、いろいろ話しかけているうちに、なんとなく通じるものです。そこが人間のいいところです。

「そうか、この人はこんなこと考えてるんだ」

とわかったときはうれしいものです。うれしい出会いです。

 こういう人とたまたま遭遇し、困ってしまった人はラッキー!と思いましょう。困ることで、心が耕されるわけですから。これは、どう考えてもトク!です。

 言葉が通じても通じなくても、相手がにこっと笑えば、もうそれでよし。「ま、いっか🎶っていう感じ」で行きましょう。これで結構通じ合ってるものです。

 

 障害者雇用も、障がいのある人を雇用することで、会社はいろいろ困る方がいいのです。困ることで会社は磨かれます。ばりばり仕事のできる障害者を雇用すれば、なんのトラブルもない代わり、会社は磨かれません。進化がないのです。せっかく障がいのある人を雇用したのに、もったいない話です。 

やかましい! (第6期演劇ワークショップ第3回目)

第6期演劇ワークショップ第3回目。

このお兄さん「くとうちんいち」さんだそうです。

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 こういうところがなんとも楽しいです。

 

 キノコの馬車をシェイプで作りました。

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ドングリの帽子を入れてきた段ボール箱が、狭いお風呂に?

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 『ドングリと山猫』のいちばんのクライマックスは、なんといってもドングリたちが「頭のとがったのがいちばんえらい!」「大きいのがいちばん!」とわいわいと言い合いして収拾がつかなくなり、山猫が

 「やかましい!」
 と怒鳴るところ。この「やかましい!」という怒鳴り声を引き出す言い合いの場面をどうやって作るかが、むつかしいところでした。

 

 それぞれドングリの帽子をかぶり、

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四つのグループに分かれて、まずそのグループの中で自分がいちばんえらいことをアピール。グループの中でいちばんを選び、それをグループで共有し、自分たちがいちばんえらい!とアピール。

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 前回も似たようなことやったのですが、ドングリの帽子をかぶってやったので、アピールの声が前回よりずっとうるさかったです。

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そのうるささの中で山猫が

「やかましい!」

と叫びます。

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 舞台監督のなるさんが叫びます。

https://www.youtube.com/watch?v=NSbeMReRmPk&feature=youtu.be

 

 というわけで、こんな感じで

「やかましい!」

を叫ぶことにしました。

 

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人権啓発講演会

12月7日(土)の午後、愛川町文化会館で人権についてお話しします。

 

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                       (★チラシ作成はぷかぷかです)

 

「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」というお話ですが、私が一方的に話してもおもしろくないので、みなさんと対話しながら話を進められたら、と思っています。

 「自分の家のすぐ隣に、障がいのある人たちのグループホーム建設計画が持ち上がったらどうしますか?」

という問いから始めます。

 この問いから始まって、みなさんと対話しながら「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいね」ってみんなが思えるような講演会にしたいと思っています。

 

 人権啓発講演会に来る人たちですから、グループホーム建設に真っ正面から「反対!」という人はいないと思います。といって「賛成!」という人もいないと思います。多分、「反対ではないけれど、なんとなく不安」と思う人がほとんどなのではないかと思いいます。

 どうして不安なのか、自分の思いを語ってもらい、何が問題なのかをみんなで考えていきます。

 多分、「障がいのある人たちのこと、よく知らないことが不安を生む」といったことが出てきます。

 どうして知らないのか。それはおつきあいの機会がないからです。

 どうしてその機会がないのか。それは子どもの頃から、障がいのある子どもたちは「個別支援学校」「個別支援級」にふり分けられているからです。

 障がいのある子どもたちと日常的におつきあいしないなんて「もったいない」と思っています。

 

 どうして「もったいないのか」

 そこをみんなで考えていきます。それは障がいのある子どもとおつきあいする意味を考えることになります。

 ぷかぷかには「ぷかぷかさんが好き!」というファンがたくさんいます。

 どうして「障がいのある人たちが好き!」というファンが現れたのか。

 その理由を考えてみます。障がいのある人たちの、どこがそんなに好きなのか。

 障がいのある人たちは、私たちに何をもたらしたのか。

 ぷかぷかさんが作った作品や、演劇ワークショップで創り出したものを紹介しながら、それを伝えていきます。

 

 ぷかぷかさんが生み出す価値を1,スタッフが生み出す価値を1としたとき、

 ぷかぷかでは1+1=5になり、支援という関係の中では1+1=1になります。

 なぜか、をみんなで考えます。

 いっしょに生きることは、新しい価値を一緒に生み出すことです。「5」の数値にはそんな思いを込めています。

 

 「障害者はあかん」「生産性が低い」等とマイナス評価の文化は障害のある人たちを排除します。

 ぷかぷかが生み出したものは、障がいのある人たちをプラスに評価する文化です。いっしょに生きていった方がいい、と思える文化です。

 その具体例をいろいろ紹介します。

 そうして最後には

「やっぱりいっしょに生きていった方がいいね」「その方がトク!」

ってみんなが思えるような人権啓発講演会にできれば、と思っています。

 対話しながら進めていくので、筋書き通りに進んでいくかどうか、よくわからないのですが、ま、予定通り物事が進まない方がおもしろいし、こういうときこそ腕の見せ所。なんとか

「やっぱりトク!」

って、みんなに思ってもらえたら、と思っています。

 

 いっしょに生きていった方がいいね、って思えるこの舞台は、ぷかぷかさんたちといっしょに作り出した新しい文化です。障がいのある人たちをプラスに評価する文化、社会から排除しない文化です。

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 ああ、こんな感じなら自分の街でもやってほしい!って思った方は、ぜひお問い合わせください。

 ぷかぷかお問い合わせ窓口 info@pukapuka.or.jp

 

ぷかぷかさんたちの明るいパワーに圧倒されました。

 11月4日、ぷかぷか作り隊のイベントがありました。

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 50人ほど入る会場が、ほぼ満席でした。つるみにぷかぷかみたいな居心地のいい場所をつくろう、という呼びかけに、こんなにも関心を寄せる人たちがいたことがうれしかったですね。何かやりたいことがあるときは、とにかくその一歩を具体的に踏み出すことが大事ですね。そうすれば、こんなにも共感する人が現れるのですから。これから先の展開が楽しみです。

 

 『Secret of Pukapuka』の上映のあと、ぷかぷか三人組の忍者ダンス。これはすごくよかったですね。一気にあたたかい雰囲気にしてくれました。ぷかぷかさんたちのチカラですね。

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 ぷかぷかで打ち合わせ中に、ボルトさんが高崎さんに突然「僕の忍者ダンス見てもらえますか?」と踊ってくれたダンスがあまりに素敵だったので、つい出演依頼をしてしまったのが始まりでした。
ボルトさん、実は最初あまり乗り気じゃないのかなぁっていう反応だったんです。「あー三連休はちょっと…」なんて言いながら。でもスマホのカレンダーに予定をちゃんと入れてくれて😆
そしたら相棒の大ちゃんやふたみんと人数が増え、今日のメインイベントになってしまったくらい楽しいダンスを披露してくれました。しかもリハなし一発勝負‼️
最後のボルトさんのコメントなんて、素晴らしすぎて、私の話なんて足元にも及ばなかった😭
ほっこりしたり、爆笑したり鶴見公会堂がぷかぷかになった一日でした。

ちょっと裏話。
出待ちの待機中、緊張しながらも3人で励まし合っていたそうです。3人の友情にも感激です。
忍者のみなさん、今日はありがとうございました。  (浅川)

 

ボルトさんのカッコいいあいさつ

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参加した方の感想。

○ぷかぷかさんがそれぞれのまなざしの純粋さを今日身近にふれあえて感じました。そしてそれぞれの声、ことばから発せられるパワー、明るいパワーに圧倒されました。もっと彼らと触れ合いたいと強く思った。それが社会を明朗にやさしくしてくれると思う。今、私の心は喜び、幸せ感でドキドキしていま〜す。ありがとう‼︎

 

○2年前に港北公会堂でぷかぷかの上映会の実行委員の一人です。ぷかぷかさんといっしょに生きた方がトク が、ジワジワと伝染してらゆたかな街があちこちにつくられていったらうれしいですね。

 

○自宅を小さいですがコミュニティスペースにしています。もし、必要な時があればお使いください。

コミュニティ&シェアスペースKOTOBUKI(潮田町)

 

○11/16 障害のある人・ない人ごちゃまぜ交流会「いい加減な呑み会」開催します。

 

○Lemonを歌ってくれたことに感謝

 

○画面がもう少し上だったらうれしいです。

……考えつづけてみます……

 

○身近な方にPRして活動が広がりますよう。

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○今度ぷかぷかにランチを食べに行きます。今日はありがとうございました。

 

○全国に必要ですよね。1月たくさんの方に知ってもらえますように‼︎

 

○型にはまらない面白さを日々感じてすごしていけたらと思います。

 

○こういったぷかぷかに関心がある方たちが集まれる繋がれる場を作って頂けると楽しいと思います。協力できることはしていきたいです。

 

◎当日お手伝いしてくれた山口さんの奥さんから

「昨日、主人は帰宅してからずーっと、会の話をしていました。

浅川さんが頑張ってきたこと

そらくんやたからくんが自分らしくすくすく育ってきたこと

「ぷかぷか」で働く人の話がとても魅力的だったこと

ワークショップでこんな話をした、こんな話が出た

「耕す」っていう言葉が胸に響いたこと

などなど、おじさん(もう66歳)なのに、目をキラキラさせて語ってくれました。

 

きっとすごく、ものすごく、心が動かされたのだと思います。

それは主人にとって、貴重な機会だし、これからの人生をより豊かにしていくような

出会いがいっぱいあったのでしょう。

 

浅川さんの、そらくん、たからくんの、ぷかぷかの皆さんのおかげだと感謝します。

本当にありがとうございました。」

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○お子さん3人連れて参加してくれたママさん

「お友達申請送らせて頂きました。昨日ぷかぷかに初めて参加しました。子連れ5才、2才、0才づれであまり参加は出来ませんでしたがとても楽しいひとときでした。」

 

◎蒼良の同級生のお母さん

「昨日はお疲れ様でした。

挨拶もせずに途中で帰ってしまいました。

トイレ休憩ではやとが帰るといい出し💦

また、いろいろ計画しているようで、楽しみです💕」

 

◎養護学校の先輩母

「温かい雰囲気いっぱいのイベント、すばらしいですね!

楽しかったです😊🎵

デイが4時までで途中退席失礼しました💦残念😢

 

またゆっくりぜひ!🥰」

 

◎職場の同僚

「素子先生 お疲れさまー。  イベントの成功おめでとうございます🎉

 

暖かい素敵な会でしたね🍀。

 

遅刻でごめんなさい。忍者のパフォーマンス見られず、残念でした。でも、遅刻がわかっていたので、you tube でぷかぷかの映画を昨晩、観てから参加しましたよ~😉。

 

ぷかぷかは社会に開かれたほんとに素敵なところですね~✴️。いつか、行ってみようと思いました。高崎さんの感性も信念も魅了的!

 

そらくんも、たからくんも愉しそうだったね~💕」

 

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◎ママ友

「暖かくってステキな時間だったね💓

急遽、友だちも行きたいということになりちょっとしか参加できなかったけれど行けて良かった✨

プカプカの見学ツアー?にもぜひ参加したいな😊

もっちゃん、今日は本当にお疲れ様。

どんどんイケメンになっていくそらくんとたからくんに会えて嬉しかった✨✨」

 

◎志村鈴代さん

お疲れ様でした。温かくて、楽しくていい会でしたね、

私にとっては、教員生活を始めた様々な思い出の詰まった鶴見で、ぷかぷか作り隊の動きを、若い現役世代の方々が始められていること、とても嬉しいです。

私達のグループホーム、オブラディオブラダは、諸岡町384-5.

104系統のバス停南谷戸のすぐそばですので、ぜひ遊びにいらしてください。地域で自立して暮らす方法の一つとしてご参考になるかとおもいます。私が入る日は、木曜土曜日曜です。

神奈川県から回答が来ました。

先日神奈川県に出した質問状について回答がありました。
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このたびいただきました、津久井やまゆり園で起きた事件に関するご質問については、以下のとおりお答えします。

 

 1−1、1−2について

  事件発生後、県は津久井やまゆり園の設置管理者として、指定管理者である(福)かながわ共同会(以下「共同会」という。)に対して、危機管理の観点から是正すべき業務があ り、誠実に対応すべきとして改善勧告を行い、危機管理対策本部の設置、緊急時の報告連絡体制の再構築などを含んだ改善計画が提出され、県ではその進捗状況について改善を確 認しました。

  なお、運営法人による謝罪や、説明責任の有無については、法人として判断すべきものであると考えています。

 

 2−1、2−3、3−3について

  共同会の人材育成、人権教育及び現場の支援状況が被疑者に与えた影響については、今後の刑事裁判の行方を注視していきます。

 

 2−2、3−1、3−2について

  県は、定例的な情報交換に加え、指定管理施設のモニタリングや実地指導等を通じて、運営状況を把握しています。

  なお、個別の事案についてのお答えは差し控えさせていただきます。

 

  県は、共同会が運営する各指定管理施設につきまして、引き続きしっかりと指導していきます。

  このような事件が二度と繰り返されないよう、徹底した再発防止に取り組んでまいります。

 

  令和元年10月31日

 

  高崎 明 様

 

  神奈川県福祉子どもみらい局福祉部障害サービス課長  大澤 靖史

 

                        問合せ先

                         施設指導グループ 岩下

                         電話 045-210-4724(直通)

 

●●●

1−1、1−2について

 運営法人による謝罪や、説明責任の有無については、法人として判断すべきものであると考えています。」

 社会福祉法人の監督責任者としてどう思うのか、の質問だったのですが、これでは謝罪も説明も一切しない法人の判断をそのまま認めることになります。あらためてこの点については質問していきたいと思っています。

 

2−1、2−3、3−3について

 共同会の人材育成、人権教育及び現場の支援状況が被疑者に与えた影響については、今後の刑事裁判の行方を注視していきます。」

 神奈川県の検証が必要ではないか、という質問なのですが、自ら検証しようという気が全くないですね。これもあらためて質問したいと思います。

 

「2−2、3−1、3−2について

  県は、定例的な情報交換に加え、指定管理施設のモニタリングや実地指導等を通じて、運営状況を把握しています。

  なお、個別の事案についてのお答えは差し控えさせていただきます。」

 どうして個別の事案についての答えは差し控えるのか、あらためて質問します。

 

 

この回答を見た友人はこんなことを書いてきました。

《 謝罪や説明責任は、法人判断とのことですが、まず、指定をした県は、謝罪しているのでしょうか?

指定管理制度上、指定管理事業の最終責任は、県にあります

 

県は、何故危機管理の観点のみ是正の必要があるとしているのか?

指定事業者として平成26年度に共同会を選定していますが、その評価や共同会の事業計画書には、運営や人材育成について書いてありますので、そういった観点を踏まえての回答なのか?

実施指導等を通して、運営状況を確認しているとありますので、当然、運営の観点も含めての判断と考えられます》

 

このサイトにかながわ共同会の事業計画が載っています。すばらしく立派な事業計画です。どうしてこんな立派な事業計画の中で、あのような事件が起こったのか、この事業計画をもとに指定管理者として選定した神奈川県には検証する責任があります。

 

 次回は少し切り口を変えて質問しようと思っています。

 アドバイスなど寄せていただけるとうれしいです。

 takasaki@pukapuka.or.jpまでお願いします。

 

牛丼屋頑張っている君がいて君の頑張り時給以上だ

毎日新聞夕刊のコラム

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 みーちゃんは仕事が楽しくなってきた頃、ケースワーカーさんに

「最近、仕事はどうですか?」

と聞かれ、

「以前はいつもうつむいていましたが、今はまっすぐ前を向いて生きています」

とぽろっと言いました。みーちゃんに言葉に、私の中にあった仕事のイメージがひっくり返った時のことを『ぷかぷかな物語』に書きました。

 就労支援の事業所は、ただ仕事を提供すればいい、というのではなく、その人の人生を支えるほどのものでなければならない、という気づきです。「まっすぐ前を向いて生きています」といえるほどの日々を作り出すような仕事を提供しないとだめなんだということに、みーちゃんのひとことで気がついたのです。

 ぷかぷかさんたちの日々の笑顔は、彼らの仕事が作り出しているのだと思います。

 

 それを毎日新聞の論説委員の方が、非正規雇用の若者たちの求めているものと結びつけて書いてくれたのです。

 

 《牛丼屋頑張っている君がいて君の頑張り時給以上だ》

 ぷかぷかは給料が安いです。その給料以上の笑顔をぷかぷかさんたちは作ってくれています。それに応える努力をせねば、と思った次第です。

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