ぷかぷか日記

「ま、いっか🎶っていう感じ」がいい

このサイトをFacebookで紹介したところ、

www.turtlewiz.jp

 シェアした人がこんなことを書いていました。

●●●

今朝、通勤中に父から電話があって
「Rがいなくなった!」。
Rとは私の甥っ子の言葉を話さない自閉BOYのことだ。
さぁ、言語での意思疎通が難しいRが住宅街をひとりで歩いているのを見かけたら、近所の人はどう対応するだろう?商店街の人は?車道出たらどう止めたらいい?(大声で制止するのはアウトだし)
…いろいろ頭をかけめぐる。そして自分自身、あの子とふたりっきりになったことがないことにも気付く。自閉くんとの言語以外のコミュニケーション、考えて見たらぜんぜん分かってないじゃん>わたしorz。
 
やや焦りつつ、乗り換え駅で母(Rの近所に向かっていた)に連絡してみたら、Rは無事見つかっていた。あーよかった。
 
小学校で日本語と英語を学ぶように、非言語で意志を伝え合う方法、みんなで身につけられたら…なんて考えた。TDLってこういうスキルないのかなあ。

●●●

 で、こういう書き込みをしました。

 

あまりむつかしく考えず、普通に話しかければ、そのうち通じますよ。通じるまで少し時間はかかりますが…。そうやって時間をかけて仲良くなればいいのです。いずれにしても、言葉を話さない子どもが街をうろうろすることは、みんなにとって、とてもいいことだと思いますよ。遭遇した人は「ラッキー!」って思いましょう。

 

 これに対し

 

ありがとうございますー。聞いてるのか聞いてないのか分からないけど、いつも楽しそうにしているので、ま、いっか🎶っていう感じになりますw

 

 と、きたので

 

そう、「ま、いっか🎶っていう感じ」がいいんですよ。

●●●

 言葉を話さない人と、あまりおつきあいがなければ、やっぱり心配で、最初の書き込みのようになるのだと思います。でも、ちょっと考え方を変えれば、

「オー、これは街が耕されるビッグチャンス!」

となります。

 言葉を話さない人が街を歩けば、行く先々で、多分いろんな問題が起こります。問題が起こった数だけ、いろんな人がその人と出会います。

「え〜!、この人、気持ちが全然わからない」

 という出会いです。これは社会にはそういう人がいるんだ、という発見。そういう発見をする人が、問題の数だけ現れます。それだけ、街が豊かになった、ということ。

 人は言葉がなくても、いろいろ話しかけているうちに、なんとなく通じるものです。そこが人間のいいところです。

「そうか、この人はこんなこと考えてるんだ」

とわかったときはうれしいものです。うれしい出会いです。

 こういう人とたまたま遭遇し、困ってしまった人はラッキー!と思いましょう。困ることで、心が耕されるわけですから。これは、どう考えてもトク!です。

 言葉が通じても通じなくても、相手がにこっと笑えば、もうそれでよし。「ま、いっか🎶っていう感じ」で行きましょう。これで結構通じ合ってるものです。

 

 障害者雇用も、障がいのある人を雇用することで、会社はいろいろ困る方がいいのです。困ることで会社は磨かれます。ばりばり仕事のできる障害者を雇用すれば、なんのトラブルもない代わり、会社は磨かれません。進化がないのです。せっかく障がいのある人を雇用したのに、もったいない話です。 

やかましい! (第6期演劇ワークショップ第3回目)

第6期演劇ワークショップ第3回目。

このお兄さん「くとうちんいち」さんだそうです。

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 こういうところがなんとも楽しいです。

 

 キノコの馬車をシェイプで作りました。

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ドングリの帽子を入れてきた段ボール箱が、狭いお風呂に?

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 『ドングリと山猫』のいちばんのクライマックスは、なんといってもドングリたちが「頭のとがったのがいちばんえらい!」「大きいのがいちばん!」とわいわいと言い合いして収拾がつかなくなり、山猫が

 「やかましい!」
 と怒鳴るところ。この「やかましい!」という怒鳴り声を引き出す言い合いの場面をどうやって作るかが、むつかしいところでした。

 

 それぞれドングリの帽子をかぶり、

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四つのグループに分かれて、まずそのグループの中で自分がいちばんえらいことをアピール。グループの中でいちばんを選び、それをグループで共有し、自分たちがいちばんえらい!とアピール。

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 前回も似たようなことやったのですが、ドングリの帽子をかぶってやったので、アピールの声が前回よりずっとうるさかったです。

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そのうるささの中で山猫が

「やかましい!」

と叫びます。

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 舞台監督のなるさんが叫びます。

https://www.youtube.com/watch?v=NSbeMReRmPk&feature=youtu.be

 

 というわけで、こんな感じで

「やかましい!」

を叫ぶことにしました。

 

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人権啓発講演会

12月7日(土)の午後、愛川町文化会館で人権についてお話しします。

 

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                       (★チラシ作成はぷかぷかです)

 

「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」というお話ですが、私が一方的に話してもおもしろくないので、みなさんと対話しながら話を進められたら、と思っています。

 「自分の家のすぐ隣に、障がいのある人たちのグループホーム建設計画が持ち上がったらどうしますか?」

という問いから始めます。

 この問いから始まって、みなさんと対話しながら「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいね」ってみんなが思えるような講演会にしたいと思っています。

 

 人権啓発講演会に来る人たちですから、グループホーム建設に真っ正面から「反対!」という人はいないと思います。といって「賛成!」という人もいないと思います。多分、「反対ではないけれど、なんとなく不安」と思う人がほとんどなのではないかと思いいます。

 どうして不安なのか、自分の思いを語ってもらい、何が問題なのかをみんなで考えていきます。

 多分、「障がいのある人たちのこと、よく知らないことが不安を生む」といったことが出てきます。

 どうして知らないのか。それはおつきあいの機会がないからです。

 どうしてその機会がないのか。それは子どもの頃から、障がいのある子どもたちは「個別支援学校」「個別支援級」にふり分けられているからです。

 障がいのある子どもたちと日常的におつきあいしないなんて「もったいない」と思っています。

 

 どうして「もったいないのか」

 そこをみんなで考えていきます。それは障がいのある子どもとおつきあいする意味を考えることになります。

 ぷかぷかには「ぷかぷかさんが好き!」というファンがたくさんいます。

 どうして「障がいのある人たちが好き!」というファンが現れたのか。

 その理由を考えてみます。障がいのある人たちの、どこがそんなに好きなのか。

 障がいのある人たちは、私たちに何をもたらしたのか。

 ぷかぷかさんが作った作品や、演劇ワークショップで創り出したものを紹介しながら、それを伝えていきます。

 

 ぷかぷかさんが生み出す価値を1,スタッフが生み出す価値を1としたとき、

 ぷかぷかでは1+1=5になり、支援という関係の中では1+1=1になります。

 なぜか、をみんなで考えます。

 いっしょに生きることは、新しい価値を一緒に生み出すことです。「5」の数値にはそんな思いを込めています。

 

 「障害者はあかん」「生産性が低い」等とマイナス評価の文化は障害のある人たちを排除します。

 ぷかぷかが生み出したものは、障がいのある人たちをプラスに評価する文化です。いっしょに生きていった方がいい、と思える文化です。

 その具体例をいろいろ紹介します。

 そうして最後には

「やっぱりいっしょに生きていった方がいいね」「その方がトク!」

ってみんなが思えるような人権啓発講演会にできれば、と思っています。

 対話しながら進めていくので、筋書き通りに進んでいくかどうか、よくわからないのですが、ま、予定通り物事が進まない方がおもしろいし、こういうときこそ腕の見せ所。なんとか

「やっぱりトク!」

って、みんなに思ってもらえたら、と思っています。

 

 いっしょに生きていった方がいいね、って思えるこの舞台は、ぷかぷかさんたちといっしょに作り出した新しい文化です。障がいのある人たちをプラスに評価する文化、社会から排除しない文化です。

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 ああ、こんな感じなら自分の街でもやってほしい!って思った方は、ぜひお問い合わせください。

 ぷかぷかお問い合わせ窓口 info@pukapuka.or.jp

 

ぷかぷかさんたちの明るいパワーに圧倒されました。

 11月4日、ぷかぷか作り隊のイベントがありました。

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 50人ほど入る会場が、ほぼ満席でした。つるみにぷかぷかみたいな居心地のいい場所をつくろう、という呼びかけに、こんなにも関心を寄せる人たちがいたことがうれしかったですね。何かやりたいことがあるときは、とにかくその一歩を具体的に踏み出すことが大事ですね。そうすれば、こんなにも共感する人が現れるのですから。これから先の展開が楽しみです。

 

 『Secret of Pukapuka』の上映のあと、ぷかぷか三人組の忍者ダンス。これはすごくよかったですね。一気にあたたかい雰囲気にしてくれました。ぷかぷかさんたちのチカラですね。

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 ぷかぷかで打ち合わせ中に、ボルトさんが高崎さんに突然「僕の忍者ダンス見てもらえますか?」と踊ってくれたダンスがあまりに素敵だったので、つい出演依頼をしてしまったのが始まりでした。
ボルトさん、実は最初あまり乗り気じゃないのかなぁっていう反応だったんです。「あー三連休はちょっと…」なんて言いながら。でもスマホのカレンダーに予定をちゃんと入れてくれて😆
そしたら相棒の大ちゃんやふたみんと人数が増え、今日のメインイベントになってしまったくらい楽しいダンスを披露してくれました。しかもリハなし一発勝負‼️
最後のボルトさんのコメントなんて、素晴らしすぎて、私の話なんて足元にも及ばなかった😭
ほっこりしたり、爆笑したり鶴見公会堂がぷかぷかになった一日でした。

ちょっと裏話。
出待ちの待機中、緊張しながらも3人で励まし合っていたそうです。3人の友情にも感激です。
忍者のみなさん、今日はありがとうございました。  (浅川)

 

ボルトさんのカッコいいあいさつ

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参加した方の感想。

○ぷかぷかさんがそれぞれのまなざしの純粋さを今日身近にふれあえて感じました。そしてそれぞれの声、ことばから発せられるパワー、明るいパワーに圧倒されました。もっと彼らと触れ合いたいと強く思った。それが社会を明朗にやさしくしてくれると思う。今、私の心は喜び、幸せ感でドキドキしていま〜す。ありがとう‼︎

 

○2年前に港北公会堂でぷかぷかの上映会の実行委員の一人です。ぷかぷかさんといっしょに生きた方がトク が、ジワジワと伝染してらゆたかな街があちこちにつくられていったらうれしいですね。

 

○自宅を小さいですがコミュニティスペースにしています。もし、必要な時があればお使いください。

コミュニティ&シェアスペースKOTOBUKI(潮田町)

 

○11/16 障害のある人・ない人ごちゃまぜ交流会「いい加減な呑み会」開催します。

 

○Lemonを歌ってくれたことに感謝

 

○画面がもう少し上だったらうれしいです。

……考えつづけてみます……

 

○身近な方にPRして活動が広がりますよう。

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○今度ぷかぷかにランチを食べに行きます。今日はありがとうございました。

 

○全国に必要ですよね。1月たくさんの方に知ってもらえますように‼︎

 

○型にはまらない面白さを日々感じてすごしていけたらと思います。

 

○こういったぷかぷかに関心がある方たちが集まれる繋がれる場を作って頂けると楽しいと思います。協力できることはしていきたいです。

 

◎当日お手伝いしてくれた山口さんの奥さんから

「昨日、主人は帰宅してからずーっと、会の話をしていました。

浅川さんが頑張ってきたこと

そらくんやたからくんが自分らしくすくすく育ってきたこと

「ぷかぷか」で働く人の話がとても魅力的だったこと

ワークショップでこんな話をした、こんな話が出た

「耕す」っていう言葉が胸に響いたこと

などなど、おじさん(もう66歳)なのに、目をキラキラさせて語ってくれました。

 

きっとすごく、ものすごく、心が動かされたのだと思います。

それは主人にとって、貴重な機会だし、これからの人生をより豊かにしていくような

出会いがいっぱいあったのでしょう。

 

浅川さんの、そらくん、たからくんの、ぷかぷかの皆さんのおかげだと感謝します。

本当にありがとうございました。」

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○お子さん3人連れて参加してくれたママさん

「お友達申請送らせて頂きました。昨日ぷかぷかに初めて参加しました。子連れ5才、2才、0才づれであまり参加は出来ませんでしたがとても楽しいひとときでした。」

 

◎蒼良の同級生のお母さん

「昨日はお疲れ様でした。

挨拶もせずに途中で帰ってしまいました。

トイレ休憩ではやとが帰るといい出し💦

また、いろいろ計画しているようで、楽しみです💕」

 

◎養護学校の先輩母

「温かい雰囲気いっぱいのイベント、すばらしいですね!

楽しかったです😊🎵

デイが4時までで途中退席失礼しました💦残念😢

 

またゆっくりぜひ!🥰」

 

◎職場の同僚

「素子先生 お疲れさまー。  イベントの成功おめでとうございます🎉

 

暖かい素敵な会でしたね🍀。

 

遅刻でごめんなさい。忍者のパフォーマンス見られず、残念でした。でも、遅刻がわかっていたので、you tube でぷかぷかの映画を昨晩、観てから参加しましたよ~😉。

 

ぷかぷかは社会に開かれたほんとに素敵なところですね~✴️。いつか、行ってみようと思いました。高崎さんの感性も信念も魅了的!

 

そらくんも、たからくんも愉しそうだったね~💕」

 

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◎ママ友

「暖かくってステキな時間だったね💓

急遽、友だちも行きたいということになりちょっとしか参加できなかったけれど行けて良かった✨

プカプカの見学ツアー?にもぜひ参加したいな😊

もっちゃん、今日は本当にお疲れ様。

どんどんイケメンになっていくそらくんとたからくんに会えて嬉しかった✨✨」

 

◎志村鈴代さん

お疲れ様でした。温かくて、楽しくていい会でしたね、

私にとっては、教員生活を始めた様々な思い出の詰まった鶴見で、ぷかぷか作り隊の動きを、若い現役世代の方々が始められていること、とても嬉しいです。

私達のグループホーム、オブラディオブラダは、諸岡町384-5.

104系統のバス停南谷戸のすぐそばですので、ぜひ遊びにいらしてください。地域で自立して暮らす方法の一つとしてご参考になるかとおもいます。私が入る日は、木曜土曜日曜です。

神奈川県から回答が来ました。

先日神奈川県に出した質問状について回答がありました。
pukapuka-pan.xsrv.jp

●●● 

このたびいただきました、津久井やまゆり園で起きた事件に関するご質問については、以下のとおりお答えします。

 

 1−1、1−2について

  事件発生後、県は津久井やまゆり園の設置管理者として、指定管理者である(福)かながわ共同会(以下「共同会」という。)に対して、危機管理の観点から是正すべき業務があ り、誠実に対応すべきとして改善勧告を行い、危機管理対策本部の設置、緊急時の報告連絡体制の再構築などを含んだ改善計画が提出され、県ではその進捗状況について改善を確 認しました。

  なお、運営法人による謝罪や、説明責任の有無については、法人として判断すべきものであると考えています。

 

 2−1、2−3、3−3について

  共同会の人材育成、人権教育及び現場の支援状況が被疑者に与えた影響については、今後の刑事裁判の行方を注視していきます。

 

 2−2、3−1、3−2について

  県は、定例的な情報交換に加え、指定管理施設のモニタリングや実地指導等を通じて、運営状況を把握しています。

  なお、個別の事案についてのお答えは差し控えさせていただきます。

 

  県は、共同会が運営する各指定管理施設につきまして、引き続きしっかりと指導していきます。

  このような事件が二度と繰り返されないよう、徹底した再発防止に取り組んでまいります。

 

  令和元年10月31日

 

  高崎 明 様

 

  神奈川県福祉子どもみらい局福祉部障害サービス課長  大澤 靖史

 

                        問合せ先

                         施設指導グループ 岩下

                         電話 045-210-4724(直通)

 

●●●

1−1、1−2について

 運営法人による謝罪や、説明責任の有無については、法人として判断すべきものであると考えています。」

 社会福祉法人の監督責任者としてどう思うのか、の質問だったのですが、これでは謝罪も説明も一切しない法人の判断をそのまま認めることになります。あらためてこの点については質問していきたいと思っています。

 

2−1、2−3、3−3について

 共同会の人材育成、人権教育及び現場の支援状況が被疑者に与えた影響については、今後の刑事裁判の行方を注視していきます。」

 神奈川県の検証が必要ではないか、という質問なのですが、自ら検証しようという気が全くないですね。これもあらためて質問したいと思います。

 

「2−2、3−1、3−2について

  県は、定例的な情報交換に加え、指定管理施設のモニタリングや実地指導等を通じて、運営状況を把握しています。

  なお、個別の事案についてのお答えは差し控えさせていただきます。」

 どうして個別の事案についての答えは差し控えるのか、あらためて質問します。

 

 

この回答を見た友人はこんなことを書いてきました。

《 謝罪や説明責任は、法人判断とのことですが、まず、指定をした県は、謝罪しているのでしょうか?

指定管理制度上、指定管理事業の最終責任は、県にあります

 

県は、何故危機管理の観点のみ是正の必要があるとしているのか?

指定事業者として平成26年度に共同会を選定していますが、その評価や共同会の事業計画書には、運営や人材育成について書いてありますので、そういった観点を踏まえての回答なのか?

実施指導等を通して、運営状況を確認しているとありますので、当然、運営の観点も含めての判断と考えられます》

 

このサイトにかながわ共同会の事業計画が載っています。すばらしく立派な事業計画です。どうしてこんな立派な事業計画の中で、あのような事件が起こったのか、この事業計画をもとに指定管理者として選定した神奈川県には検証する責任があります。

 

 次回は少し切り口を変えて質問しようと思っています。

 アドバイスなど寄せていただけるとうれしいです。

 takasaki@pukapuka.or.jpまでお願いします。

 

牛丼屋頑張っている君がいて君の頑張り時給以上だ

毎日新聞夕刊のコラム

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 みーちゃんは仕事が楽しくなってきた頃、ケースワーカーさんに

「最近、仕事はどうですか?」

と聞かれ、

「以前はいつもうつむいていましたが、今はまっすぐ前を向いて生きています」

とぽろっと言いました。みーちゃんに言葉に、私の中にあった仕事のイメージがひっくり返った時のことを『ぷかぷかな物語』に書きました。

 就労支援の事業所は、ただ仕事を提供すればいい、というのではなく、その人の人生を支えるほどのものでなければならない、という気づきです。「まっすぐ前を向いて生きています」といえるほどの日々を作り出すような仕事を提供しないとだめなんだということに、みーちゃんのひとことで気がついたのです。

 ぷかぷかさんたちの日々の笑顔は、彼らの仕事が作り出しているのだと思います。

 

 それを毎日新聞の論説委員の方が、非正規雇用の若者たちの求めているものと結びつけて書いてくれたのです。

 

 《牛丼屋頑張っている君がいて君の頑張り時給以上だ》

 ぷかぷかは給料が安いです。その給料以上の笑顔をぷかぷかさんたちは作ってくれています。それに応える努力をせねば、と思った次第です。

共に生きるって楽しいこと、気持ちいいこと、心地いいことなんじゃないかって気づいたのではないかと思います。

早稲田大学で「すごろくワークショップ」をやってきました。ぷかぷかさんたちと一緒に楽しいすごろくゲームをやる授業です。わずか30分程度の「すごろくワークショップ」でしたが、学生さんの雰囲気がどんどん変わっていって、ものすごくいい授業でした。授業の担当教員は、学生さんがこんなにも明るく自分のことを語ったのは初めて、とびっくりしていました。

 「すごろくワークショップ」のすぐあとに、前回の映画を見た体験も含めて「ぷかぷかさんに出会う前の自分、ぷかぷかさんに出会ってからの自分」をテーマにした詩を書くワークショップをしました。5行程度の短い詩を書き、その詩をグループの詩としてまとめていきます。

 それぞれの詩を書くときは、結構大変そうでしたが、個人の詩を一行ずつばらし、グループの詩としてまとめるあたりから場のテンションがぐんぐん上がってきて、それをみんなの前で発表するときはすごい盛り上がりでした。

 ただ感じたことを一人一人話すようなふり返りではなく、体験をお互い共有することと、体験をそれぞれの中で更に深める、ということを目的として詩のワークショップをやったのですが、思っていた以上の盛り上がりがあり、すごくよかったと思います。

 いずれにしても最初のきっかけを作ってくれたぷかぷかさんたちの存在のチカラに感謝!です。

 

 正面の建物の16階のすばらしく眺めのいい会議室でやりました。

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ぷかぷかさんの話を聞いているうちにだんだん笑顔に。

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手を繋いでぐるぐる回る

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ぷかぷかさんと腕相撲

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好きな歌を歌う

www.youtube.com

 

個人詩を書いて、グループの中で発表

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個人詩の言葉を切り離し、グループの詩にまとめる。この作業がすごく大変。でも、お互いの感じていることがわかり、だんだん盛り上がってくる。

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グループの詩をみんなの前で朗読。誰かの前で詩を朗読する体験は、ほとんどの人はおそらくはじめて。

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www.youtube.com

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www.youtube.com

 

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すごろくについて  こんなに早く友達になれるのだなと思った。名前も歳もお互いにわからない状態なのに、lineを交換しよといわれたり(結局しなかった)サンリオピューロランドのお誘いがあって驚いた。すごろくの質問とは全然違う答えを言ったりしていたけど、ルールに縛られない自由な様子に、これでいいのだと思えてよかった。意思疎通がうまくいかず、何度も聞き返してしまって、話が進まなかったり、伝えたいのであろうことが伝わってないことがあり、もっとお話しして慣れて、もっとぷかぷかさんの人たちのことを知りたかったなと思った。 ・詩について  5行の詩を切って新しくみんなで詩をつくろうという試みは初めてで、自分でつくるとなったときは皆戸惑ってなかなか書き出せずにいたけれど、それぞれ素敵な詩を作っていた。詩は緊張や不安があったが、出会ってすがすがしい気持ちになったというだいたい同じ感じだったけれど、表現の仕方は全く違って、一つの詩にまとめていく段階でそれぞれの詩的表現が混ぜ合わさって新しい美しい詩になっている様子がおもしろかった。

 

本日ぷかぷかさん達とのワークショップを行い、最初はどう接すればいいのだろうかという不安を抱えながら教室に向かったのですが、グループのぷかぷかさん2人は非常に気さくに話してくれたり、話や歌やダンスで場を盛り上げてくれたりとすぐに打ち解ける事が出来ました。また彼らの純粋さ、素直さに触れ自然体で話すことができ、笑顔になり、暖かい気持ちになりました。今まで障がいを持つ人に対して、どこか近寄りがたい気持ちを持ってしまっていましたが、実際に接してみるとなんてことなくコミュニケーションが取れてしまったので、それまでの自分が恥ずかしく思えてきました。僕達があの教室ですごろくゲームを通して作り上げることの出来たあの場の雰囲気から共生に近いものを感じ取ることができました。今回は限られた時間の中の交流でしたが、また機会があればもっと長い時間を共有できたらと思います。ありがとうございました。

 

(授業の担当者は)

ぷかぷかさんのおかげで、学生さんの、いい顔をみることができました。はじめは、学生さんたち、もの凄~く緊張していて、ちょっと心配しましたが、そんな心配ご無用でした。 ここまでの4回の授業で、学生さんは共に生きるってなんだろうってモヤモヤしていたなか、共に生きるって楽しいこと、気持ちいいこと、心地いいことなんじゃないかって気づいたのではないかと思います。 もともと、私は授業で話しやすい雰囲気をつくることを心がけてますし、学生さんからもそういう授業だと評価してもらっているという自負がありました。 が、ぷかぷかさんにはかなわないですね!これからの授業の雰囲気も変わると思います。 活発に話し合ってしてくれるようになるのではと思ってます。私もすっかり得しちゃいました。本当に、ありがとうございました。(宮野)

 

 

「新しい価値」を創り続けてきた10年

ぷかぷかは、なんと来年で10年!

 

 頼りないことこの上ないぷかぷか、右に左によろけつつも、気がつけば来年でなんと10年になります。いつこけるのか、ハラハラしながらの10年でしたが、何とか持ちこたえました。

 就労支援の事業を、ただ10年続けてきただけではありません。「ぷかぷかさん(=障がいのある人たち)と一緒に生きることの意味」=「新しい価値」を創り続けてきた10年だったこと、これが大きいと思います。そこにこそぷかぷかが街にできた意味があります。

 その新しい価値は『pukapukaな時間 Ⅰ』『pukapukaな時間 Ⅱ』『ぷかぷかな物語』という三冊の本を生み出しました。『pukapukaな時間 Ⅰ、Ⅱ』はぷかぷかが創り出した価値をビジュアルに表現したものです。

 6年目になる演劇ワークショップも毎年のようにぷかぷかさんと地域の人たちで作った新しい芝居を「表現の市場」で発表し続けてきました。ぷかぷかさんたちといっしょに創り出した新しい価値の発表、といっていいと思います。

 

 3年前の相模原障害者殺傷事件。容疑者は「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」といい、殺したことはともかく、その主張を否定しきれない多くの人たちがいました。

 そんな中にあって、ぷかぷかは「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい」「その方がトク!」とひたすら言い続けました。言うだけでなく、リアルにその「トク」を実感できるものを作り続けてきました。

 ぷかぷかのお店が街にあること、そこでぷかぷかさんが働いていること、人を癒やすほっこりあたたかな空気感、そのリアルにたくさんの人たちがファンになりました。

 「表現の市場」でぷかぷかさんたちが舞台に立つこと、大学でぷかぷかさんたちといろんなワークショップをやること、区役所でぷかぷかさんたちと一緒に人権研修会をやること、それらすべてが彼らといっしょに生きる「トク」をリアルに感じられるものになっています。

 そのリアルこそが、あの忌まわしい事件を超える社会を実際に作っていくのだと思います。

 いや、ぷかぷかのまわりには実際にそういう社会ができあがっているのです。

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「ベーカリーぷかぷか」設立までのまとめ(2008-2010)

2008年

6月半ば 「カフェベーカリーぷかぷか」設立計画案発表 

7月半ば 第1回打ち合わせ。7名参加。仕事の厳しさが話題になる。計画で行くと1日8万円程度の売り上げが必要。具体的な試算をやる必要がある。

7月末 八王子にある“ゆいまーる生活館”で1日研修。のんびりした仕事ぶりに、助成金をもらいながらやるのも悪くないなと思う。場所が悪いので仕方がないが、もう少しお客さんが入ればもっと活気が出るだろうと思う。

8月半ば 第1回ぷかぷかパン教室。12名参加。ソフトフランスパン、グリッシーニ、メランジェ、アンチョビとズッキーニのピザ、動物パン、カボチャのポタージュスープ。たくさんのメニューだったが、なんとかこなす。ぷかぷかをめぐってのお母さんたちの議論が白熱した。こういう議論が毎回出てくるといいと思った。

8月半ば過ぎ 念願のホームページを立ち上げる。ソフトの使い方が全くわからないというか、ヘルプに出てくる言葉の意味がわからなくて本当に苦労した。誰にでもわかるような説明がどうしてできないのだろうと思った。

8月末 障害者自立支援センターに助成金について相談に行く。ハンディのある人が10人集まって、場所の確保ができれば、“地域活動支援センター障害者地域作業所型”にあたるそうで年間1200円くらいの助成金が出るという。人件費は二人分なので、あと3人分はパンの売り上げから出すことになる。

 

8月末 オーブンメーカー“キューハン”主催のパン教室に参加。新宿の東京ガスショールームにある業務用キッチン設備の中での講習会。でき上がった生地を成形するだけなので自分でパンを作った実感がなかったが、“あこ酵母”を使った食パンはおいしかった。オーブンの見積もりを聞いたが、オーブン、ドーコン、冷蔵庫で700万円くらいかかるだろうという話。調理台などを入れるとパン工房で1000万円、喫茶店の改装で500万円、合計1500万円が初期設備として必要。

9月初め ホームページ作成ソフトを少し高いものに買え、全面リニューアル。ホームページの仕組みがだんだんわかってきた。

9月初め 横浜市経済観光局コミュニティビジネス振興課に空き店舗を利用した商店街活性化事業について相談に行く。カフェベーカリーぷかぷかの企画にとても興味を持ってくれたようで、いろいろ協力したいという話をいただいた。

9月14日 第2回ぷかぷかパン教室。20名参加。食パン、カンパーニュ、プチパン、ズッキーニとアンチョビのピザ、ドライカレー。今日もたくさんのメニューだったが、夏休みのパン教室で鍛えたので、それほど苦にならず。あこ酵母を使った食パンが大好評。緑区の市会議員も試食に来て、このまま商売に使えるんじゃないか、といっていた。空き店舗を探すための不動産屋を当たってみるという話だった。横浜市のコミュニティビジネス振興課の方も参加し、ハンディのある人たちとパン作りを楽しんだようだった。こちらは中山商店街の理事長さんに紹介しますとのこと。少し話が具体的に進むかも。

 

10月9日 市会議員の紹介で不動産屋に空き店舗の相談に行く。中山で一番古くからある不動産屋で、社長は近くの入所更生施設偕恵学園の理事もやったことがあるので「ぷかぷか」の理念などもよく伝わったようだった。2年後に中山駅南口が再開発されるのでその時に建てる新しいビルの入ったらどうかとアドバイスされた。 手続きなどは全部不動産屋の方でするという。力強い味方が現れた気がした。店舗20坪、厨房20坪でだいたい40万円から50万円くらい。障害者支援センターから助成金をもらえば、まぁなんとかなる額だ。

 

10月26日 第3回ぷかぷかパン教室。20名参加。みどり養護、麻生養護からも2組4名が参加。食パン、あんパン、プチパン、肉まんを作った。不動産屋と陶芸作品を置いている花屋さんに焼き立てのパンを届ける。

 

11月17日 中山商店街の理事長さんのところへ挨拶に行く。とても親切な方で、カフェベーカリーぷかぷかの趣旨もよくわかっていただき、空き店舗のことも適当な物件があればすぐ連絡してくれるという話だった。近くの入所更生施設の理事もやってるそうで、とても理解のある方だった。お子さんも福祉の道をめざしているとかでいろいろ接点ができそうだ。いずれにしても中山商店街にお店を構えるための具体的な1歩を踏み出した感じだ。

 

11月23日 第4回ぷかぷかパン教室。25名参加。メニューはフランスパン、クロワッサン、お焼き風あんパン、肉まん、カボチャのポタージュ。クロワッサンのごつごつした歯触りが良かったという話が光っていた。みんなの手作りの味だ。

 

12月7日 陶芸教室 8名参加。白いお皿、コーヒーカップ、花瓶を作った。

 

12月21日 第5回ぷかぷかパン教室 メニューはアップルパイ、いちごのショートケーキ、プチパン、ライフルーツ。パンは成形して焼くだけてみんなかなり手慣れた様子。アップルパイに生地をフードプロセッサーで作り、冷蔵庫へ。リンゴのフィリングをみんなで作る。リンゴの皮をむき、16等分に切り、砂糖で煮る。スポンジケーキの卵をハンドミキサーで泡立てる。この作業はみんな楽しそう。粉を入れ、そうっと混ぜてオーブンへ。30分焼く。アップルパイの生地を延ばし、型にはめ、ふリングを載せ、更に生地をかぶせてオーブンへ。スポンジケーキが焼き上がり、生クリームをハンドミキサーで泡立てる。いちごを薄くスライス。飾り付け。丁寧に並べる人、適当に並べる人。三つのクリスマスケーキの出来上がり。アップルパイ、パンも焼き上がる。お皿にアップルパイ。いちごのショートケーキ、プチパン、ライフルーツが並ぶとすごい豪華。お腹いっぱい食べたのでした。

 

12月31日 NPO法人立ち上げのための申請書を書き始める。何から書き始めていいのかよくわからなかったのだが、八王子のゆいまーる生活館の土居さんのアドバイスで定款にある法人の目的をまず思いを込めて書いた。法人の目的がかけるとあとはそれをもとに事業内容、計画など割と楽に書けた。

 

2009年

1月11日 第6回ぷかぷかパン教室。メニューは3月の市民活動支援センター主催の祭りに出す田舎パンとドライカレー、お焼き風あんパン、カレーパン。ナンブコムギを使った田舎パンは大好評だった。ドライカレーとよく合う。カレーパンは昨日会った櫛澤電気の澤畠さんの提案で作ってみたのだが、成形がうまくいかなくてちょっと心配したが、油で揚げると見違えるようにきれいなカレーパンができ上がり、味も良く、これは絶対に売れるとみんな確信した。当日はフライヤーを持ち込んでお客さんの目の前で揚げながら販売する予定。

 

2月20日 NPO法人ぷかぷかの申請書完成!

2月24日 神奈川県庁のNPO推進課に申請書を持って行って、こんな感じでいいかどうか相談。

3月2日 NPO法人ぷかぷかの件で障がい者支援センターに相談に行く。自立支援法の中の地域活動支援センター作業所型ということで、支援センターが作ったモデル通りに書いて申請すればなんの問題もないといわれた。この福祉の制度を使えば、法人税もかからないそうだ。

 制度上、お店の売り上げはすべてメンバーさんの工賃(給料)としてメンバーさんに払うことになっているのだが、そうなるとスタッフ(助成金の想定では2人だが、ぷかぷかは商品としてのパンを作り、喫茶店にもしっかりお客さんを入れるためにスタッフ5人を予定している。)の給料が払えないので、売り上げからスタッフの人件費に回しても多分OKでしょうと言われた。

 700万円の借入金からスタートだが、返済プランは大丈夫かと聞かれ、多分大丈夫としかいえず、説得力あるプランが必要だと思った。

 

3月14日、15日、29日、4月11日 

福祉ベンチャーパートナーズの「福祉起業家経営塾」に参加。お店を立ち上げるためのビジネスプランを作った。ビジネスの世界は全くふれたことがなかったので、とても新鮮なセミナーだった。計画の甘さもよくわかった。

 このセミナーの影響もあって、福祉の制度によりかかるのはやめることにした。障がい者支援センターにもその旨連絡した。

 

4月8日 神奈川県庁NPO推進課に申請書を持っていくが、手直し。

4月17日 神奈川県庁NPO推進課。また手直し。

4 月18日 NPO法人ぷかぷかの設立総会。11名の参加で定款、事業ケ書く、予算書などを確認した。「カフェべーカリーぷかぷか」のウリをどこに持ってくるかでいろんな意見が出た。ここにしかないものをどうやって作り出すか、時間をかけてみんなで考えていきたいと思った。

  夜、櫛澤電気の『小麦塾』に参加。食パンを山ほど焼いた。

5月10日 第9回ぷかぷかパン教室。カレーパン、ベーグル、肉まん。ベーグルのできがいまいちで、がっかりでした。

5月16日 『小麦塾』参加。黒和讃、デニッシュをたくさん焼いた。デニッシュはやはり華やかさがあっていいなと思う。

5月24日 ID-WORKS小林さんよりお店のイメージの提案。夢のある素晴らしい提案。これが実現できたら素晴らしいと思う。

 

5月29日 横浜市コミュニティビジネス課の商店街活性化のための空き店舗活用ビジネスプラン募集の説明会。6月末までのビジネスプランを仕上げるというかなり大変な試練。

 

6月27日 都市機構の団地の空き店舗が6ヶ月無料というので物件を見てきた。広さ的にはまずマスだったが、人通りが全くなく、ゴーストタウン。チャレンジスペースとして6ヶ月ただというのもうなずける話だ。外販を主にするといってもお店に全くひとがこないのはさびしい気がした。

 

5月30日 小麦塾。フランスパンをたくさん焼いた。イーストで焼くフランスパンも美味しいと思った。

6月14日 第10回ぷかぷかパン教室

6月17日 神奈川県庁NPO推進課。申請

6月20日 小麦塾 美味しそうな菓子パンをいろいろ焼いた。

6月23日 神奈川県庁NPO推進課。申請

7月1日 NPO法人の申請を神奈川県に対して行なった。というか、ようやく申請書が受理された。実に長かったというか、やっぱり大変だった。2ヶ月縦覧のあと本格的な審査があり、10月はじめ頃認証される予定。

空き店舗を使った商店街活性化のためのビジネスプランを横浜市のコミュニティビジネス課に提出した。うまくすれば300万円ゲット。

 

7月22日 ビジネスプランの1次審査に通り、ヒアリング。1時間くらいぷかぷかの構想について聞かれる。

 

7月30日 横浜市コミュニティビジネス課でビジネスプランのプレゼンテーション。審査員に食べてもらおうと前日焼いておいたパンを忘れたことに駅で気がつき、取りに行っている間に時間がどんどん経って、電車で会場に向かっている途中でコミュニティビジネス課の担当者から『今どこにいますか』と電話。結局10分くらい遅刻して、ようやくプレゼンテーション。まずパンを食べてもらい、おもむろにパンの話からはじめたが、ついつい障がいのある人たちへの思いを語りすぎ、予定の半分も行かないうちに時間がきてしまった。これは落選だなと確信。

 

8 月2日 ぷかぷかパン教室 フランスパン、ベーコンエピが好評。地区センター事務室に試食のパンを持っていったら『ずいぶんうまくなりましたねぇ』と褒められた。

8月10日 コミュニティビジネス課に出したビジネスプランがなんと審査に通ったというメールが入った。横浜市と神奈川県合わせて650万円の改修費、家賃補助をゲット!やったぁ!

8月18日 UR都市機構に霧ケ丘の空き店舗を申し込む。書類を審査し、2週間後に返事。

 

8月23日 霧ケ丘のお店を見に行き、ついでに商店会会長さんにあいさつ。

 

8月27日 霧ケ丘商店街のみなさんにあいさつ。隣のケーキ屋さんがいろいろ心配してくれて、オーブンのこととか、全体のレイアウト、 改修工事で気をつけることな祖、丁寧に1時間以上も説明してくれました。

 

8月28日 保健所、消防署、雇用開発協会に行ってきました。保健所では、とにかくカウンター〔イスが4〜5個〕だけでも飲食店になり、手洗い、トイレが必要だそうで、トイレは従業員の使う裏口にあるものを兼用するには調理場をきっちりわける間仕切り〔天井まで届くもの〕が必要だそうです。避難ルートが閉ざされる感じになるので消防署で確認。ドアの向きを外向きにし、表示板をつければOKでした。雇用開発協会に設備費の助成をお願いしてきましたが、とにかく役人の対応で、さっぱり話が進みませんでした。検討して後日返事をする、で終わり。ちょっと不安。

 

9月13日 第13回ぷかぷかパン教室。19名の参加で久しぶりににぎやか。フランスパン、ベーコンエピ、きんぴらエピ、和梨のデニッシュ、カレーパン、肉まんを作った。パン作り始めての人も何人かいたが、それでもわいわいと4種類のパンを焼き上げた。カレーパンの味についてはいろいろな意見が出て、とてもいい勉強になった。そろそろぷかぷかの味を決めたいので、いろいろ意見が出ることはいいことだと思う。IDワークスの小林さんがお見せのイメージを絵に描いて持ってきてくれた。メルヘンのようなお店で、商店街活性化のきっかけになりそうな雰囲気。パン教室の後、何人かで焼き立てのパンを持って霧ケ丘商店街間であいさつに行った。

 

9月16日 神奈川県よりNPO法人の認証がおり、認証書を受け取りにいった。

 

9月1 9日 改修工事を行うナスク、装飾を行う小林さんと現地で打ち合わせ。ナスクさんの方で図面を描いてくれていて、店舗スペースは奥行き3.5メートル取れそうだ。二人掛けのテーブル4個はいるスペースだが、カウンター席4つにすることにした。隣のケーキ屋の奥さんがお店の絵を見て、夢のあるわくわくするようなお店になりそうね、といってくれた。

 

9月21日 日本政策金融公庫に融資の相談に行く。横浜市コミュニティビジネス課の審査に通ったビジネスプランは応援してくれるようなので、資金繰りがもう少し煮詰まってから来るようにいわれた。

 

9月28日 神奈川県雇用開発協会に助成金の申請に行くが、雇用予定者がまだ決まってないので、まだ申請できず。横浜法務局に行くが、書類がそろってなくて、出直し。

 

9月30日 横浜法務局に法人の登記手続きに行く。そのあと神奈川県障害福祉課に就労継続A型の指定申請について相談に行く。事業所としての基準が満たしているので、3月に申請するようにいわれた。横浜市コミュニティビジネス課に行き、資金面の相談。

 

10月9日 横浜地 方法務務局に行き、登記手続き完了の書面をもらう。それを持って銀行に行き、NP法人ぷかぷかの口座を開く。郵便局では振込口座を開いた。

 夕方、長野県の小諸まで出かけ、おむすび長屋の田中さんに今後の運営について相談した。30年ほど前、おむすび長屋を立ち上げたとき、債券を発行して500万円も集めたというから驚く。そのお金の集め方、借金の仕方について、田中さんの経験談を聞き、とてもいい勉強になった。

 

10月12日 第14回ぷかぷかパン教室。わずか6名の参加でちょっと寂しい雰囲気だが、落ち着いてパンを作ることが出来た。港北授産から1名、就職希望者が参加。カレーパンは前回よりもおいしかった。肉まんも。オレンジピールとクリームチーズのエピと黒ゴマ、ラムレーズンのフランスパンも好評。

 

10月22日 ぷかぷか協力債10万円が振り込まれた。ありがとう!

 

10月24日 横浜アートフォーラムで仮面のワークショップ。一緒に進行役をやった庄崎さんが、なんと5000円のカンパをくれた。感謝、感謝!

 

10月25日 話し合い 6名参加。改修工事の進捗状況、資金繰り、利用者さん集め、スタッフ、パンのメニューなどについて話し合った。

 

11月2日 緑税務署に法人設立の届け出。

11月7日 横浜市コミュニティビジネス課に紹介された西山税理士事務所に会計処理について相談に行く。現場での日々の会計処理は会計担当がやり、時々チェックを入れてもらうことにもらうことにした。プロの目が入るととても心強い。

 

11月12日 横浜市健康福祉局障害福祉課事業支援係に行く。事業所としての届け出と、グループホームに関する補助金要項をもらう。

 

11月13日 中山みどりの家の施設長に会い、グループホーム立ち上げの手順などについてお話を聞く。近々三つ目のグループホームを立ち上げるとか。

 

11月15日 お店の図面ができ上がり、ID-WORKSの小林さんと打ち合わせしました。

 店舗のカウンター部分が、スタッフ、メンバーさんの二人が働くにはちょっと狭いのと、コーヒーメーカーなどを置くスペースがないので、壁の位置を少しずらして対応することにしました。保健所の方でカウンターに洗い場を付けるようにいわれているので、ぎりぎりのスペースの中でいろんな条件を満たして行くのはなかなか大変ですが、壁を店舗側に10cmくらいずらすことで、何とか対応できそうです。カウンターのそばにあったコールとテーブルはなくし、製氷器は厨房に移すことにしました。

 裏の出入り口の靴置き場の位置が、厨房の中には入り込んでいるので、トイレのレイアウトも含めてその周辺を全面改良することにしました。ここは作業台の回りの作業空間との金合わせもあり、出入り口からわずか60cmの空間での勝負、現場で実際に体を動かし、打開策を考えました。結局既成のトイレ空間を全面的に改良して対応することにしました。 

 店舗と厨房の床の高さに差があるので(床下の配管の問題)、段差ができないように要請しました。メンバーさんがパンを載せたばんじゅうなどを持ったまま、厨房から店舗へ移動するとき、下が見えないため、段差があると危険なので、段差を無くしてもらうことにしました。店舗の床が上がる分、入り口の橋が少し長くなります。

 店舗部分だけでなく、厨房にも音楽が流れるようにスピーカーを付けてもらうことにしました。いい雰囲気の中で仕事をしたいためです。

 

11月18日 横浜市コミュニティビジネス課主催の「創業者交流会」に出席。昨年度の空き店舗活性化事業に通った「野毛山カレー」であったのだが、カレーのおいしさにびっくり。ここにしかないカレーというのはこういうものかと感心した。

 

11月21日 お店の近くのバオバブ保育園に挨拶に行きました。園庭に手作りの木のテーブルがおいてあったり、テラスの手すりを鉄パイプから木の手すりに変えたり(以前は横浜市が運営。今は法人が運営)、砂場の回りのコンクリートの縁を古タイヤに変えたり、保育園の子どもへの姿勢が見えました。障がいのある子どもの保育を引き受けていたり、食べ物にもこだわっていたり、意気投合して、これからが楽しみです。壁塗りするときは保育園の子どもたちもどうぞ、とお誘いしました。

 

11月23日 第15回ぷかぷかパン教室 。18名の参加で久しぶりににぎやか。メンバー候補の方も6名参加。とてもいいパン教室でした。

 

11月27日 西山税理士事務所に会計処理の業務委託の相談に行ってきました。今年度中は相談時間によって請求、来年度からは月3〜4万円でやってもらうことになりました。

12月5日 神奈川産業振興センター主催の「はじめての人の店舗戦略」というセミナーに参加。くわしくはブログを見てください。

 

12月6日 ぷかぷか陶芸教室。4名参加。白い粘土でお皿、コーヒーカップを作った。お皿の切り口の表情がなかなか難しい。

 

12月7日 緑税務署に収益事業届を提出。青色申告の届け出に一部不十分なところがあって、追加するようにいわれたのだが、専門用語でいうのでなんのことかわからず、紙に書いてもらい、その通りに写してOKとなった。

 神奈川雇用開発協会に重度判定について相談に行く。企業における障がいのある人たちの労働時間と「ぷかぷか」のような福祉サービスを行なう事業所での労働時間はカウントのし方が違うのではないかと聞いたのだが、重度判定を受けた短時間労働者の定義づけは企業も就労継続支援A型も同じであって、助成金はその人たちを対象にしているという。

 

12月13日 初のスタッフ会議。横田、井上、吉田、渡辺、藤田、高崎の6名。渡辺、藤田は最近加わったばかりなので自己紹介から。 今スケジュール、勤務時間、今問題になっていること、パンのメニュー等について話し合った。

 

12月14日 IDworksでお店の最終図面を受け取る。今週末には見積もりが上がってくる予定。年初めに着工予定。

12月15日 横浜市コミュニティビジネス課主催の空き店舗活性化のためのセミナーに参加。大口商店街の薬局を継承した方の話で、起業する上でのさまざまな問題を聞き、とてもいい勉強になった。

 

12月18日 西山税理士事務所にこれまでの会計報告とこれからの話をしに行く。税金関係の難しい仕事はすべてお任せしたのでが、それでもこれからやらねばならないことをいろいろ聞くと、事業を起こすことの大変さを今さらながら思った。

 

12月20日 記録ビデオのインタビュー。昔からの仲間の志村さんとの対談の形で行なったのだが、いろんな話ができて楽しかった。

 

12月22日 店舗改修工事の見積書ができ上がり、横浜市コミュニティビジネス課と神奈川県商業流通課に持っていく。日本政策金融公庫に融資の相談。初期投資と融資額が多いと指摘される。不動産を担保にすれば融資してもいいというが、家を担保にすることは、何かあったときに家族が家に住めなくなるという意味であり、これは退職金をかけて事業を始めるのとはかなり意味合いが異なる。

 

12月23日 第16回ぷかぷかパン教室。なんと24名の参加。あんパン、焼きピロシキ、肉まん、カレーパン、クリスマスケーキ。クリスマスケーキの飾りがとてもうまくできた。朝日新聞の記者が取材。取材の前に一緒にパンを作った。

 

12月25日 中央ろうきんに社会貢献基金の申込書をもらいに行く。ついでにNPOへの融資について聞くが、実績のないところはだめだった。神奈川県産業振興センターに初期投資の貸付などについて相談に行く。ビジネスプランがまだまだあいまいであることを指摘された。県民サポートセンター、神奈川県社会福祉協議会に助成金の相談に行く。いろいろ紹介してもらった。

 

12月28日 大和証券福祉財団から30万円、神奈川ネットから市民チャレンジ基金として40万円の助成金がもらえることになった。

  あこ庵で研修。朝2時半に起き、3時過ぎに車で出発。4時に到着し、生地の発酵具合を確かめながら分割。

 

12月31日 ヤマト福祉財団の助成金を100万円申請。工賃アップをはかる事業計画には積極的に助成しているのでかなり希望が持てそう。パイローラー、電動石臼、外販用車両を申請した。

 

2010年

1月4日 横浜地方法務局青葉出張所に登記簿謄本を取りに行く。日本政策金融公庫に融資を依頼するときと、就労継続支援A型の申請のため。その後新横浜のハローワークに行く。重度判定のことでぷかぷか希望の方が行って、求人票がでてないことを言われたからだ。でもいろいろ聞くと結局求人票は関係なかったのだが、それでも一人くらいは引き受けてもいいかなと思い、求人の係のところに行くと、せめてパン屋に電話が設置されてから来てください、といわれてしまった。

 

1月7日 喫茶コーナーで野菜スープを出してもいいことがわかったので、ろくろを回してスープ皿を作った。やや深めのお皿というより鉢という感じだが、実際に焼いてスープを飲んでみないとなんともわからない。久しぶりに夢中になってろくろを回した。

 

1月9日 あこ庵にパンの研修に行ってきました。カレーパン屋ピロシキなど、揚物がやはりよく売れるようなので(焼きカレーパンよりもあげたカレーパンの方が3倍以上売れている)うちもフライヤーを買うことにしました。

 

1月17日 陶芸教室。アートカレンに通っている安井くんが絵付けにきてくれた。始めはどんな絵を描いていいかわからず、なかなか筆が進まなかったのでが、お皿を1枚、2枚と描いているうちに、どんどん筆が進み始め、お皿、コーヒーカップなど50枚以上の絵を描いてくれた。1枚1枚全部違う絵だ。お店だけでは使い切れないので、展示販売もしようと思う。焼き上がりが楽しみ。

 

1月20日 昨日朝日新聞にぷかぷかのことが載ったので、それを持って日本政策金融公庫に融資の相談に行く。新聞記事は信頼を得る上で大きかったようだ。債券購入額は自己資金にならないことを指摘された。したがって全体の予算の中の自己資金の割合が小さいことも指摘され、出直すことに。コミュニティビジネス課の審査に通った坪倉さんから電話があり、紹介してもらった「市民セクターよこはま」に相談に行く。更にそこで横浜市中小企業支援センターを紹介され、そこに相談に行く。いずれも融資をしてくれるわけではなく、ちょっとがっかりしたが、金融公庫で融資の申込書をくれたことは信頼されているわけで、普通はなかなかくれないといわれた。

 

1月26日 日本政策金融公庫に融資の申し込みをする。融資額は700万円。昨年暮れに行ったときは2000万円も希望を出し、断られたので、設備費の支払いを4月末まで待ってもらったり、運転資金を1ヶ月分だけにしたりでいろいろ工夫し、700万円の融資で収まるようにした。自己資金は650万円。

  横浜市コミュニティビジネス課がえらく心配していたので、説明に行った。融資は多分大丈夫だろうって。

 

1月30日 朝4時から「あこ庵」で研修。国産小麦で作ったパンがいくつかあるが、どれも販売量が少ない。ぷかぷかで作るパンも国産小麦にこだわっていると、かなり厳しいものが有るなとあらためて思う。

 

2月4日 日本政策金融公庫に700万円の融資をお願いしてきました。家にある預金通帳など、お金になるものすべて持っていきました。それを審査した上での融資になるそうです。

 

2月9日 14日のパン教室でオーブンメーカーのデモンストレーション用のガスオーブンを使ってパンを焼いてみようと地区センターに駐車場使用を申し込んだところ、地区センターの駐車場を使用するのは難しいので、近くの中山みどり園と言う施設に緑区社会福祉協議会から依頼をしてくれ、OKの返事をいただいた。あたらめて地域の人たちの協力でパン教室ができていることを実感した。

 

2月14日 パン教室でデモンストレーション用のガスオーブンでパンを焼きました。フランスパンがびっくりするくらいうまく焼け、ちょっと感動しました。同じ生地でこんなにも焼き上がりが違うのかと、業務用オーブンの力をまざまざと見た思いがしました。

 

2月18日 金融公庫より、700万円融資の決定の連絡がありました。

3月11日 神奈川県保健福祉部障害福祉課に就労継続支援A型事業所としての指定申請を行ないました。

3月13日 利用者説明会を行ないました。

3月19日  UR都市機構に同じ商店街で近々撤退するレストランの賃借の申し込みをしました。居抜きで借りられそうです。

3月24日 霧ケ丘商店街の会議に出席。「はるまつり」のお知らせのチラシと一緒に「ぷかぷか」の開店のお知らせを一緒にまいてくれるという話を伺い、商店街あげて応援してくれそうです。

3月 25日 神奈川県保健福祉部障害福祉課より指定に関する審査が通った旨、連絡がありました。

3月30日 神奈川県保健福祉部障害福祉課より指定に関する正式な書類が届きました。

4月2日 メンバーさん、初出勤。オリエンテーションとパンを持ってのご近所あいさつ回り。近所のおばあさんとすぐに仲良しになってしまったりして、人に対して開けっ広げの彼らの姿勢がすごくよかった。こういう関係作りは彼らがいてこそだと思う。

4月10日 近くの霧ケ丘高校でパンの販売。数が少なかったせいか、あっという間に売り切れました。

共生社会実現フォーラムについて

 今年の「共生社会実現フォーラム」、神奈川県のホームページにはこんなことが書いてあります。

テーマ:誰もが行動する社会へ

コンセプト:カッコいい大人たちが魅せる

      カッコいい学生たちが魅せる

      誰もが行動する共生社会

プログラム一覧:

●フォーラムプログラム  

テーマやコンセプトに則して、共生社会の実現や障がい理解に係るプレゼンテーションやワークショップを行います。

●学生による活動報告ブース  

 県内の学生による共生社会の実現に向けた活動を発表します。

●障がい福祉サービス事業所による物販ブース

●福祉機器等の展示ブース

●パフォーマンス

  アーティストによるパフォーマンスや作品の展示を行います。

●障がい理解に係る表彰式 

「心の輪を広げる体験作文」「障がい者週間のポスター」表彰、障がい福祉サービス事業所等への発注に貢献した企業表彰を行います。

 

●●●

 こんなことやって、「誰もが行動する社会」に本当になるのでしょうか?

 この「コンセプト」に書かれた意味は、何なんですかね。意味がわかりません。

 これで何か新しいものが生まれるとは思えません。

 本気で共生社会を作ろうとしているんだろうかと思いました。

 数日前にも書きましたが、納税者として神奈川県に質問を書きます。

 

 (1)今年の共生社会実現フォーラムは共生社会に向けて何を実現しますか?実現するものを具体的に書いてください。

 

(2)昨年の共生社会実現フォーラムについて

  ①費用対効果の観点から、どのように評価しましたか?

  ②宣伝費、会場費、人件費など、何にどのくらいお金がかかりましたか?

  ③かかった費用に見合うものは実現できましたか?

  ④共生社会に向けて具体的に何が実現できましたか?

  ⑤社会が少しでも変わるものを創り出しましたか?

 

(3)税金の使い道についての提案です。

   横浜市がやっているヨコハマアートサイトではアートを使って社会を豊かにしようとしている団体から毎年、事業企画を募集し、審査の上、助成金を出しています。

  共生社会を作っていく上でも、そういうことをやった方が、お金の使い道としては曖昧なものに使うよりは、具体的な事業に使われ、意味のある使い方になると思います。

 

 助成金の申請書の中身はこんな具合です。(事業計画は単年度)

  • 共生社会という観点から、今の社会のどんなところが問題だと思うか。
  • その問題を解決するために、どのような事業を展開するのか。
  • その事業は社会にどのような波及効果があるか、どんなことが期待できるか、社会をどのように変えていくのか。
  • 事業を行うための予算はいくらぐらいか。

 

 この申請書を公平性が担保できる第三機関に審査を依頼し、予算によって上位10〜30チームを決めます。(ヨコハマアートサイトは約30チーム)

 

 審査の観点は、

 ・申請した事業が共生社会実現に向けて社会を変えるきっかけを作り出すことが

  できるか

 ・問題意識は明確か

 ・事業の実現性、継続性

 ・地域社会との連携

 ・収支バランス

 

 審査に通った事業計画はネット上にオープンにし、いつでも、誰でも事業の遂行を見学できるようにします。1年間の活動の報告会は誰でも参加できるようにオープンにし、活動成果はネット上でいつでも見られるようにします。

 活動の報告は、共生社会を目指して、私たちは何をしたのか、そのことでどんなことが実現できたか、という実践報告であり、本気で共生社会を作りたいと考えているグループにとってはすぐにでも役に立つものになると思います。

 

  私たちの払った税金はこんなふうに共生社会に向けて実際に社会を変えるような事業の企画に使ってほしいと思っています。共生社会実現フォーラムという何を生み出すのかはっきりしないものにお金を使うより、共生社会に向けて確実に何か新しいものを生み出し、社会を本気で変えていくような企画にこそお金を使うべきだと思います。

 税金の使い道についての提案、どのように考えますか?

 

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