去年参加した共生社会実現フォーラム、私から見ると何も新しいものを生み出さない、ただやりましたよ、というアリバイ作りのようなイベントだったにもかかわらず、又今年もやるというので質問状を書きました。今年は何を生み出すのか、去年は何を生み出したのか、という質問です。くわしくはこちらのサイトご覧ください。
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この質問状に回答が来ました。
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(1) 今年の共生社会実現フォーラムについて
今年の共生社会実現フォーラムは、「ともに生きる社会かながわ憲章」がめざす、障がいの有無にかかわらず、誰もが自分らしく活躍できる社会の実現に向けて、「誰もが行動する社会へ」をテーマに、12月15日(日曜日)に、神奈川県庁本庁舎にて開催します。
フォーラムでは、プロサッカーチームと連携して障がい者の就労体験に取り組んでいる方など、ともに生きる社会の実現に向けて行動している方によるプレゼンテーションや、分身ロボット、ドローンとVRを活用したバーチャルツアーほか最新の福祉機器の体験会などを実施し、参加者がそれぞれに現在ご自身が置かれている環境において、どのような行動ができるかを考えるヒントが多く得られるようなフォーラムを目指しております。
(2) 昨年の共生社会実現フォーラムについて
(1.について)
昨年度の共生社会実現フォーラムは、高崎様にもご参加いただいたパネルディスカッションのほか、4つの大学による事例報告会やNPO法人ピープルデザイン研究所の代表理事である須藤シンジ氏による基調講演などを実施し、288名の方々にご来場いただきました。来場者へのアンケート結果では、95%の方々が「満足した」と答えるとともに、96%の方々が今後の行動において、「共生社会や障害者差別解消に向けて自ら行動したい」と答えており、ともに生きる社会の実現に向けて、参加者それぞれが行動する意識を高めていただいたと考えております。
また、高崎様や六ツ見様の発言も含めて当日の様子が朝日新聞や読売新聞に取り上げられ、波及効果もあったと考えております。
(2.について)
昨年度のフォーラムでは、2,355,000円(税込)を支出しております。
このうち、宣伝費(広報費)に803,299円、会場費に631,135円、人件費に745,182円、その他の経費として175,384円を支出しております。
(3.について)
(1.)の回答のとおり、費用に見合う効果があったと考えております。
(4.について)
(1.)の回答のとおり、アンケート結果からともに生きる社会の実現に向けて、参加者それぞれが行動する意識を高めていただいたと考えております。
(5.について)
(1.)の回答のとおり、アンケート結果からともに生きる社会の実現に向けて、参加者それぞれが行動する意識を高めていただいたと考えております。
(3) 税金の使い道に係るご提案について
ヨコハマアートサイトの取組みについてご提案いただきありがとうございました。ホームページを拝見し、横浜が魅力的な街になることを目指し、地域と共に活動する芸術文化の発展と成長をサポートする場として活動を展開された取組みであり、参考とさせていただきます。
なお、県では、「ともに生きる社会かながわ」の実現に寄与するため、文化芸術の分野においても、「ともに生きる ともに創る」を目標に、年齢や障がいなどにかかわらず、子どもから大人まで全ての人が、舞台芸術に参加し楽しめる「共生共創事業」に取り組んでいます。
ご参考までにURLを次に記載いたしますのでご参照ください。
共生共創事業 https://kyosei-kyoso.jp/
引き続き、共生社会の実現を目指して県としての取組を進めてまいりますので、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いします。
令和元年11月11日
神奈川県福祉子どもみらい局共生社会推進課長 一柳 和美
神奈川県国際文化観光局マグカル担当課長 赤池 玲子
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一応丁寧に答えてくれているのですが、実現したものの実態がさっぱり見えません。
「かかった費用に見合うものは実現できましたか?」
の質問に対し
「費用に見合う効果があったと考えております。」
なんて回答が来て、「なんじゃこれ」って思いました。「実現フォーラム」と名付けているわけですから、何を実現したかを答えるべきなのです。
かかった費用総額は2,355,000円。ぷかぷかがやっている演劇ワークショップとほぼ同じ額です。演劇ワークショップは半年かけてこんな舞台を作りました。
ここはすでに共生社会が実現しているのです。いつになるかわからない遠い未来の話ではないのです。
その気になれば、同じ金額のお金を使って、これだけのものを創り出せるのです。
どこまで本気でやるか、です。
同じお金を使って
「来場者へのアンケート結果では、95%の方々が「満足した」と答えるとともに、96%の方々が今後の行動において、「共生社会や障害者差別解消に向けて自ら行動したい」と答えており、ともに生きる社会の実現に向けて、参加者それぞれが行動する意識を高めていただいたと考えております。」
などとしか言えないにもかかわらず、
「費用に見合う効果があったと考えております。」
などといってくるのですから、もう頭がくらくらしてきます。
朝日新聞の経済欄に「経済気象台」という小さいコラムがあるのですが、今朝はとても大事なことを書いていました。
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共生社会実現フォーラムが目指す共生社会も、このコラムで指摘しているように、いつまでたっても実現できず、その反省もせず、そのうち「共生社会という亡霊」になるのではないかと思いましたね。
なによりもこういう無責任な体質が、あの相模原障害者殺傷事件を生み出した現場の検証をきちんとせず、事件の温床が残されたままになるのではないかと危惧しています。