日本フィルのチェロ奏者江原さんと、ダイちゃんの演奏(「まっすぐ」と「インドの虎狩り」)に車椅子ダンサー神原健太さんが加わるコラボを新治市民の森にあるブルーベリー畑でやりました。
神原さんはこの炎天下、なんと十日市場の駅から車椅子を自分で動かしてブルーベリー畑まで来ました。腕は筋肉の塊でした。
畑の中のコラボは気持ちのいいコラボでした。
正式な映像ができましたら、またアップします。
コラボの出前します。映像見て、おもしろいな、と思ったら連絡下さい。
日本フィルのチェロ奏者江原さんと、ダイちゃんの演奏(「まっすぐ」と「インドの虎狩り」)に車椅子ダンサー神原健太さんが加わるコラボを新治市民の森にあるブルーベリー畑でやりました。
神原さんはこの炎天下、なんと十日市場の駅から車椅子を自分で動かしてブルーベリー畑まで来ました。腕は筋肉の塊でした。
畑の中のコラボは気持ちのいいコラボでした。
正式な映像ができましたら、またアップします。
コラボの出前します。映像見て、おもしろいな、と思ったら連絡下さい。
「ねぇ、ぼくのこと好きですか?」と何度も迫ってきたコンちゃんが卒業した。
来週から就労移行の施設に変わり、企業就労を目指す。ぷかぷかは給料が安いので、ま、しょうがないのだが……
たくさんのお客さんがお別れに来た。スタッフも泣いている。
愛されキャラ。こんなにおもしろい人はそうそういない。
スタッフのFB
裏にはみんなの写真とメッセージ」
こんな豊かな関係がコンちゃんのまわりにはいっぱいあった。コンちゃんも、まわりの人たちもみんな幸せだった。
こんな幸せな時間を毎日プレゼントしてくれたコンちゃんがいなくなるなんて、ほんとうに寂しい。
こういう関係がたくさんできたのも、ぷかぷかに自由な雰囲気があったからだと思う。ぷかぷかさんたちは、毎日ありのままの自分で仕事をしている。コンちゃんはパン屋の厨房で働いているが、気になるお客さんが来ると、いきなり厨房から飛び出し、
「兄弟いますか?」「お兄さんですか?お姉さんですか?」「お父さんはネクタイしていますか?」…
といった質問が延々と続く。お客さんは最初ドギマギしながらも、だんだんコンちゃんのペースに巻き込まれ、笑顔になっていく。
こういったことがアリの職場なのだ。
メンバーさんとお客さんが自由につきあうなんて、多分なかなかない。禁止にするか、間にスタッフが割り込むかのどっちかだ。だから
「ああ、やっぱりぷかぷかに来るとほっとする」
というお客さんが現れる。
この自由な雰囲気の中で、コンちゃんのまわりに豊かな関係がどんどん広がっていった。コンちゃんはたった一人で街を耕し、豊かにしていったのだ。
人と人とのおつきあいで何が大切なのかをコンちゃんは毎日教えてくれた。
コンちゃん ありがとう!
「コロナ禍の変化10年分」というユニクロ会長の話はおもしろかったです。
「生活様式が変わり、ドレスやスーツはほとんどの人の生活に関係しなくなった。紳士服売り場は、極論すると、ほとんどなくなるかもしれない。」
――ユニクロはどうしますか?
「衣・食・住と言うように、服はもともと生存に必要なものなのに、あこがれのような特別な商品になっていった。当社は生活に必要で生活を豊かにする服をつくって売っていく」
「生活を豊かにする服を作って売っていく」というのがいいですね。
今日もミーちゃんがかわいいTシャツ作っていました。
アヤさんも作っていました。
生活を豊かにする服です。
おひさまの台所にはこんな字が
生活を豊かにする字です。
彼らといっしょに生きていくと、生活が豊かになるのです。
いつもいうことですが、彼らとはやっぱりいっしょに生きていった方がトク!なのです。
好評わらび餅のパッケージをプラスチックから紙に変えました。「わらび餅」という字も添えました。ミズキさんの字ですが、これが素晴らしくいいです。
これがもし活字だったらどうでしょう。おもしろくもなんともありません。
でも、ミズキさんの字は商品としてのわらび餅の情報だけでなく、心がきゅんとなるような、人が生きる上で大事なことを伝えてくれます。
何よりもそういったことが暮らしを豊かなものにしてくれます。この「わらび餅」というあたたかな字が作り出す豊かさ。それを大事にしたいと思うのです。
いつもいうことですが、この豊かさことが、彼らが社会にいることの意味だろうと思うのです。
★お求めはぷかぷかの「おひさまの台所」で。問い合わせは045-923-0277 石神
障がいのある人たちは、一般的には「あれができないこれができない」「生産性が低いからだめ」とかいわれていますが、そういったマイナス評価は絶対的なものではなく、彼らとの関係ひとつでマイナス評価からプラス評価に変えられる、ということをぷかぷかは事業を展開する中で示してきました。
彼らとの関係は「何かやってあげる」とか「支援する」といった「上から目線の関係」が多いのですが、ぷかぷかは「いっしょに生きていく」という「フラットな関係」です。
そういう関係でぷかぷかは事業を展開してきたのですが、そこで見えてきたのが、彼らは「あれができないこれができない」人たちではなく、「社会を耕し、社会を豊かにする存在」人たちであるということです。マイナスの価値ではなく、プラスの価値を生み出す人たちであるということです。
つまり彼らとどういう関係でやっていくかによって、全く正反対のものが出てくるのです。社会を豊かにする新しい文化といっていいほどのものをぷかぷかはたくさん創り出してきました。
社会に豊かさをもたらす彼らをマイナス評価することは、社会の大きな損失だと思います。豊かさの喪失です。それはぷかぷかが今まで創り出してきたものを見ればすぐにわかります。
パン屋では彼らとスタッフの共働作業で素敵なポスターを作ってお店に張り出しています。
ぷかぷかさんと地域の人たちで6ヶ月かけて作った芝居の舞台は、いっしょに生きることで生まれる豊かな文化そのものです。
舞台の背景画はどこに出しても恥ずかしくないほど作品。いっしょに生きると、こんな素晴らしい背景画が生まれます。
パン屋の大きな窓に描かれた絵。いっしょに生きていると、こういうものが次々に生まれます。
毎月発行している「ぷかぷかしんぶん」。いっしょに生きると、こんなに楽しいしんぶんができます。この楽しさは、彼らといっしょに生きる楽しさです。
近くの大学でやったワークショップ。いっしょに生きていると、こんな関係がどんどん広がっていきます。
「セロ弾きのゴーシュ」の舞台で作った小道具や背景画。いっしょに生きると、こんな素晴らしい作品が生まれます。
新しい事業所「でんぱた」の看板。いっしょに生きるとこんな素敵な看板ができます。
お弁当にぷかぷかさんの作ったアートをかぶせると、お弁当が何倍にも楽しくなります。これがいっしょに生きることの意味です。暮らしが豊かになります。
こんな字が書いてあったら、つい買いたくなってしまいます。この字は、わらび餅の価値を何倍にもしています。生活を豊かにします。
2019年7月のニューヨークで開かれたSDGsの世界大会に参加した日本の企業が発表するレポートの表紙にぷかぷかさんの絵を使ってくれました。いっしょに生きるとこんな素敵な絵が生まれることを世界中に伝えてくれました。
ぷかぷかさんたちといっしょに生きることで生まれた物語。いっしょに生きることで、みんなが豊かになる物語です。
ヤマト福祉財団より
と連絡があり、賞金に100万円もくれるなら、これは応募しなきゃソン!と、保護者の方にお願いして、推薦文を書いてもらいました。ぷかぷかがやっていることのオリジナリティーをどうやって伝えるかで、保護者と何度もあーだこーだとやりとりしてようやく完成。最後に高崎の経歴、実績を書く必要があって、ここは私が書きました。
実績はまさにぷかぷかがやってきたこと。で、書きながらあらためて気がついたのですが、障がいのある人たちは、一般的には「あれができないこれができない」「生産性がないからだめ」とかいわれていますが、その評価は絶対的なものではなく、彼らとの関係ひとつでマイナスからプラスに大転換する、ということがぷかぷかを10年やってきてわかりました。
彼らとの関係は「何かやってあげる」とか「支援する」といった「上から目線の関係」が多いのですが、ぷかぷかはいつも書いているとおり「いっしょに生きていく」「フラットな関係」です。
そういう関係でぷかぷかは事業を展開してきたのですが、そこで見えてきたのが、彼らは「社会を耕し、社会を豊かにする存在」であるということです。
つまり彼らとどういう関係でやっていくかによって、全く正反対のものが出てくるのです。社会を豊かにする新しい文化といっていいほどのものをぷかぷかはたくさん創り出してきました。
社会に豊かさをもたらす彼らをマイナス評価することは、社会の大きな損失だと思います。豊かさの喪失です。それはぷかぷかが今まで創り出してきたものを見ればすぐにわかります。
日本フィルのチェロ奏者江原さんと、ダイちゃんの演奏(「まっすぐ」と「インドの虎狩り」)に車椅子ダンサー神原健太さんが加わるコラボを新治市民の森にあるブルーベリー畑のそばでやります。8月9日(日)10時からです。雨天延期です。Facebookでお知らせします。
「まっすぐ」
ブルーベリー畑は下の地図の真ん中あたり「池ぶち」というところにあります。
高崎は当日9時半にぷかぷかのパン屋から出発します。よかったらいっしょに行きましょう。参加希望の方は takasaki@pukapuka.or.jp にメール下さい。
ブルーベリー畑まで歩いて15分弱です。
コラボのあとはブルーベリー狩りを楽しんで下さい。
障がいのある人のところへ自治会の班長の番が回ってきて、自分にはできないことがいろいろあるので、断りたいと申し出たところ、みんなの合意を得るために障害の記載を強要され、それを苦にして自殺してしまった事件。
自殺した男性が書かされたとされる書面(一部)
しょうがいか(が)あります
○2500えんは ふうとうにいれれます
×おかねのけいさんはできません
○1たい1ではおはなしできます
×ひとがたくさんいるとこわくてにげたくなります
○となりにかいらんをまわすことはできます
○ひととあったらあたまをさげることはできます
×いぬとかねこはにがてです
×ごみのぶんべつができません
○自てんしゃにはのれます
○せんたくはできます ほすこともできます
○どこでもすーぱーこんびにはかいものできます
○くやくしょびょういんにはいけます
×かんじやかたかなはにがてです
私がもしその場にいたら、
「どうしてもできないとおっしゃるのであれば、それはかまいません。ただできないことがあれば、その都度私たちがお手伝いしますから、この機会に班長をやってみるのもいいと思います。班長をやると自治会の中でいろんな人と知り合えます。人のつながりができることは自分の財産になります。何か困ったとき、家族以外で相談できる人が近くにいると、とても心強いです。
障害があるのなら、それを隠して生きるより、オープンにして生きる方が、まわりの人にとってもいいことだと思います。オープンにすることで、あなたの障害を理解し、いろいろサポートしてくれる人が現れるかも知れません。誰かに助けて欲しいとき、「助けて!」って言える環境が自分のまわりにあることはとても大事なことです。家族しか頼れない環境はとても心細いです。」
といったことを話します。
対応した自治会役員の感覚を疑ってしまいますが、裁判所に訴えられたとなれば、「障がいのある人への対応に問題はなかったのかどうか」、当然自治会の中で問題になります。
「障がいのある人への偏見、思い込み」、それと元々あった「許容量の狭さ」が重なって今回の事件につながったのだと思います。
自治会の話し合いがどんな風になっていくのかわかりません。
新聞報道では「31日に第1回口頭弁論があり、役員らは争う姿勢を示した。」とあるので、そういう声の大きい人たちがイニシアチブを握ると、自治会はだんだん息苦しくなって、やめていく人が増え、自治会は崩壊状態になるでしょうね。
いずれにしても社会が含んでいるいろんな問題を、今回の事件はあぶり出しました。
そういう意味でも、障がいのある人たちの存在は、社会が抱えている問題を顕在化し、それを契機に社会を救ってくれる存在なのかも、と今回も思いました。
「彼らとはいっしょに生きていった方がいい、その方がトク!」とあらためて思ったのでした。
NHK Eテレ 先ほどの放送が、もうアップされていました。「映像」「文字と画像」が見られます。
取材でインタビューを受けている時、突然フタミンがやってきました。
「明日からキャンプに行きます」
「え?いつ決まったの?」
「え〜と、さっき」
「誰と行くの?」
「みんなで」
「みんなでいったらお店はどうするの?」
「お店は、ふわふわって消えちゃうの。」
「え?消える?…そうか、このお店は魔法なのね」
「そう、だから消えちゃうの」
…と、突然始まるこういう話につきあうのが、すごく楽しいです。
「なにバカなこと言ってんの。さ、仕事仕事」
といってしまうのは、なんだか寂しいです。せっかくの話がもったいないです。ぷかぷかのお店が魔法のように消えちゃう話につきあう方が、人生、ずっと楽しくなる気がします。
「共に生きる」って、彼らの生きる世界を「リアルに」いっしょに生き、いっしょに楽しむことだと思います。
彼らの生きる世界を一緒に楽しめる感覚を持っているかどうか、ですね。その感覚は、私たちを自由にし、生きる世界を広げてくれます。何よりも人生が楽しくなります。「そうか、お店は魔法で、ふわふわって消えちゃうんだ」って、フタミンの世界に入り込んだ方が、絶対に楽しいです。
次の日になって、フタミン捕まえて
「あれ、お店消えてないじゃん」
「魔法使いがどっかに行っちゃったのかも」
という話が延々続きます。
フタミン。彼の生きている世界は、こんなに色鮮やか。
フタミンに描いてもらった絵を大事にしているスタッフもいます。
Eテレの記者の取材を受けるフタミン。絵の説明を受けるが、多分半分くらいはわからない。わからないまま、そのわからなさを楽しむのがコツ。
第6期演劇ワークショップ記録映画を見ての感想をいくつか紹介します。
●映画観させていただきました。ありがとうございました。いいなぁ、私も仲間に入れてもらって舞台に立てたら、私の中の「わたし」はどんなに楽しく、ドキドキわくわくを味わうことができただろうって思いました。/ 台本があって演じるのではなく、やりながらみんなで作り上げていくスタイル、怖さもありますが、「ねばならない」空気が流れないから、初めて参加した人や、大勢が苦手な人も安心して参加できるのかなあと思いました。皆さんの姿がそれを感じさせてくれました。/誰が一番?・・・みんなそれぞれが一番にたどり着いて納得していく過程もよかったです。/ああ、やっぱり生で体験。舞台を見に行けたらなぁって思いました。どんな命もみんな大事、ぷかぷかさんの存在がどれだけ、とりわけ今の社会に大事か改めて感じさせられました。
●あっという間の一時間でした!
参加者みんなで、ゼロからつくるのが演劇の楽しいところだと思います。
(私はかつて演劇部でした)
その楽しいところが爆発していました。元気をもらいました。
ぷかぷかさんたちの自由な発想力、ぷかぷかさんがいてこそのお芝居でとても良かったです。
もっと自由になりたいなーと思いました。
ふたみんが、小さい男の子をギューっとして元気をもらうシーンが良かったです。
こういう場をつくり、見る機会を提供してくださるスタッフのみなさんにも感謝です。
●ありのまま、自分らしく生きていく。 そんなことができている人はいないと思いますが…ぷかぷかさんたちは、そこに近いように感じます。 そこがぷかぷかさんたちの力なのでしょうか。 ぷかぷかさんに出逢ったひとたちの しあわせの物差しがぐっと伸びて、 生きることの感触がふわっと柔らかくなる。わたしもぷかぷかさんたちの魅力に気づいた1人なので、改めてそんなふうに感じました。 また、みんなに会いたいです。
●毎回の練習が作品造りですね(笑)最後までわからないのが面白いですね。
今、結果出さなければいけない日々が続いているのですが、そんな日々がイヤになりました😁でも結果を求めてるのは自分だ😣と気がつきました❗️
●初めに、「どんぐりと山猫」を原作にしているということで期待は高まっていました。宮沢賢治は大好きですが、またぷかぷかさんが演じるのに合っているだろうな、と。
ワークショップ本番は見ていませんが、記録映画を見て、果たして楽しい演劇が出来上がったのだと確認することができました。
ぷかぷか版ならではの結末は、福祉に携わる自分としては、一見オーソドックスに思えましたが、記録映画によれば、周りの大人がお仕着せたのではなく、参加者の中から自然に生まれたものだということがわかり、納得できました。
ワークショップを通じて参加者が成長したように、視聴する私たちも少し成長できたのではないでしょうか。
またこのような機会があることを期待しつつ、私自身も何か「耕す」ことを続けていきたいと勇気をいただけました。
●演劇ができる過程がおもしろかったです。
彼らの楽しそうな顔も。
障がいがある人と一緒に暮らす社会について掘り下げて考えるためのトピックス集です。