北九州の西山さんから『ぷかぷかな物語』の感想が届きました(これは出版直後にFacebookにアップしたそうですが、見落としていました)。西山さんには障がいのある息子さんがいて、子育てに疲れ切っていた頃、私のブログに出会い、救われたといいます。「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい」というメッセージに目が覚めた思いがして、北九州からわざわざ会いに来られました。しかも一家で。
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『ぷかぷかな物語』読みました!!! 横浜市緑区にある障害のある人達が働くパン屋さん「ぷかぷか」。ぷかぷかさん達(障害のある人達をぷかぷかではそう呼ぶ)が、ぷかぷかと街に出て、ぷかぷかの種を蒔いて地域の人たちの心を耕していきます。
むっつりに感染しない人たちって表現!すごくわかる!親と同じレベルでヒヤヒヤしたり、ぷかぷかさんと一緒にいい時間を作っている高崎さんの姿がみえるのがいい。
6年前、私も心を耕されたひとり。 子育てにぼろぼろだった頃、高崎さんのブログに出会いました。「60才にして、こんなに楽しい日が来るとは思わなかった」と。障害のある息子と居てこんなに楽しいと言える日が来るのか、という衝撃。
高崎さんってどんな人?ぷかぷかってどんな所?って、そんな思いで出かけていった。
「生きてていいんだ、そのままでいいんだ」と思えたのもぷかぷかさんに出会えたから。
私が「ぷかぷかフェスタ」を始めたのも、ぷかぷかさんのように地域を耕したいとの思いから。ぷかぷかな世界はいくつあってもいいからね。
以前読んだ高崎さんの著書『街かどのパフォーマンス』に、養護学校の子ども達は卒業してもほとんど行くところがないってくだりがあって、そこに出てくる「香蘭」のオヤジの話、「たとえば、自分ちの玄関先をちょっと改造してですね、テーブルを二つぐらい入れますね。台所にもちょっと手を入れて、、お母さんと子どもが二人して働けるラーメン屋くらい、その気になればすぐできるんですよ。ただ、その気になるのがなかなかムズカシイようですね。」
それを読んだ時、退職金をはたいて子ども達の居場所をつくった高崎さんと、たまらない笑顔で働くぷかぷかさんから希望をもらって、私達親が何もしないではいられないでしょう!って。 この『ぷかぷかな物語』は、また誰かの人生を変えちゃうくらいの一冊になるんじゃないかな笑。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして今、香蘭のオヤジの言葉に動かされて、自宅を改装して「つなぐmi:ruかふぇ」をつくっちゃいました。 『つなぐmi:ruかふぇ』 自宅にcafeを作るという話をした時、支援学校に通う息子のsouが「そしたらボク、働けるやん!」と声をあげました。ならば母ちゃんがんばる!と。 mi:ruかふぇのmi:ruはやってみるのミール。これからいろんなmi:ruに出逢いたいと思います。
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西山さんに呼ばれ、北九州で『Secret of Pukapuka』の上映会をやった時、
「映画、おもしろかったね」
で終わるのではなく、
「北九州にもぷかぷかみたいなところを作ろう」
という声が上がり、
「そうだそうだ」
と何人もの賛成の声が上がって、「ぷかぷかフェスタ」が始まりました。
それだけでなく、西山さんの自宅を改装して、近々『つなぐmi:ruかふぇ』がオープンするそうです。支援学校に通う息子さんが働くとか。
こんな風にぷかぷかと出会ったことがきっかけで人が動き出し、新しい物語がどんどん始まっていくところが素晴らしいですね。西山さん、人生が変わったみたいです。コロナが収まったら『つなぐmi:ruかふぇ』にコーヒーのみに行こうかな。
『ぷかぷかな物語』はこちらから
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