先日、虐待のあった「中井やまゆり園」の運営はかながわ共同会ではなく、神奈川県だそうです。「津久井やまゆり園」と「愛名やまゆり園」はかながわ共同会が運営しているそうです。ただ虐待の実態を見ると、かながわ共同会も神奈川県も体質的には同じだと思いました。
社会的な責任が大きい社会福祉法人が、事件について一切説明しない、犯人が元従業員だったにもかかわらず謝罪もしない、そういったことについて監督庁として指導すべきではないのかと指摘しましたが、すべて法人に任せている、となんの指導もしませんでした。
そんな無責任な神奈川県が運営している施設で虐待事件が発覚したのです。
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記事には職員の暴力で入所者が骨折したにもかかわらず、それを管理職が隠蔽した疑いがあるそうで、これが「ともに生きる社会」を掲げる神奈川県がやることかと驚きました。「ともに生きる社会かながわ憲章」なんて、嘘っぱちじゃないかと思いました。
腹が立ってしょうがないので、神奈川県のホームページの「私の提案」を使って質問状を出しました。
神奈川県では津久井やまゆり園事件をきっかけに「ともに生きる社会かながわ憲章」を定め、ともに生きる社会を目指したはずです。にもかかわらず、県立の障害者施設でどうしてこのような虐待が起こったのでしょうか?
①職員が骨折するほどの暴力を入所者に振るうという信じがたい事件が、「友に生きる社会」を目指す神奈川県の施設でなぜ起こったのでしょうか?何が問題だと考えますか?
②それを隠蔽しようとしたのはなぜですか?
③職員にどのような人権研修をおこなっていますか。人権研修をやったにもかかわらず、どうしてこのような暴力事件が起こったのですか。研修の内容、研修のあり方に問題があったのではないですか。
④管理職にどのような研修をおこなっていますか。事件を隠蔽するのはモラルの問題だと思いますが、管理職のモラルについてどのように考えていますか?
⑤暴力事件を起こした職員、隠蔽しようとした管理職は「ともに生きる社会かながわ憲章」を知っていたのですか。憲章についてどのような研修をおこないましたか?
⑥県としては今回の事件に対しどのような調査、検証をおこないましたか。その結果、どうだったのですか。
⑦被害者および県民に対してどのような説明、謝罪をするのですか。
⑧今後このような事件を起こさないために、県として、どのような防止策を考えていますか。
⑨暴力事件を起こした職員、隠蔽しようとした管理職に対し、どのような研修をおこないますか、どのような処分を考えていますか。
⑩暴力事件を起こしたり、それを隠蔽したりするのは、運営組織としてもう腐っているのではありませんか。今後どうしますか。
どういう回答が来るのかわかりませんが、回答が来次第お知らせします。
まともな回答が来るとは思えませんが、それでもおかしいと思うことはどんどん言っていかないと何も変わりません。