12月31日 NPO法人申請書を書き始めた。定款という堅苦しい規約のはじめに法人の目的を書くところがあって、ここが一番のポイントになるので、とにかく思いを込めて書いた。
「この法人は、障害のある人たちが地域の中で生き生きと働くお店《カフェベーカリーぷかぷか》を運営する事業を行う。美味しいパンを作り、売るお店だ。街の中に彼らの働くお店があることで、たくさんの人たちがパンを買いに来て、障害のある人たちと出会う。《カフェベーカリーぷかぷか》は美味しいパンを作って売るだけではなく、街の人たちが障害のある人たちといい出会いをする場でもある。
出会いを積み重ねることで、街の中に障害のある人がいて当たり前、更に進んで、街の中には障害のある人がいた方がいい、彼らが街にいることで街の人たちが優しい気持ちをもてる、といったところまで行くといいと考える。相手に対してお互い優しい気持ちを持てるなら、お互いがもっと暮らしやすい街になるだろう。そういう街こそ私たちが求める街であり、《カフェベーカリーぷかぷか》は街の中にお店を構えることで、そんなやさしさにあふれた街を作っていきたいと考える。
お店に来るお客さん、あるいは街の人たちを対象に障害のある人たちと一緒に楽しめる様々なイベントを企画する。イベントを通してお互いが出会い、かけがえのない仲間、同じ街に一緒に住んでいる楽しい仲間になることができれば、街は少しずつ変わっていくだろう。パンを作って売ることに加えて、そういった企画をたくさん打ち出していきたい。」
事業計画では、特定非営利活動に係る事業以外のほかの事業を書くところで何か楽しいことをやろうと書き始めたらやりたいことが次々に出てきて、お店やりながらこんなにできるんだろうかと心配になった。
陶芸教室、パン教室、演劇ワークショップ、音楽会、映画会、夏祭り、クリスマス会、もちつき、合同ハイキング、小旅行などだ。
陶芸教室、パン教室は現在月一回ずつのペースでやっているのだが、お店が始まってからはさすがにきついと思い、隔月にした。
演劇ワークショップは月一回のペースで半年くらいかけて簡単な芝居まで持っていけるとおもしろいのだが、とりあえずは遠慮して年1,2回とした。
音楽会はオペラシアターこんにゃく座のオペラ『ロはロボットのロ』をぜひやりたいと思っている。「テトのパン屋」から始まる感動的なオペラをぜひやりたいと思っている。稼いだお金でこんなオペラが街の中でできたら最高だと思う。
映画会は障害のある人たちをテーマにした映画を年1,2回はやりたいと思う。映画のテーマと《カフェベーカリーぷかぷか》が街の中にあることの意味を重ね合わせながらお客さんたちと討論会ができたらいいなと思う。
夏祭り、クリスマス会、もちつき、合同ハイキング、小旅行は季節の行事で街の人たちと一緒に大いに楽しみたいと思う。
お店の運営以上になんだか楽しいことになりそうだ。
定款、事業計画のファイル、ごらんになりたい方はメール下さい