あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
「ぷかぷか」の年賀状を作るために、何人かの利用者さんに「あけましておめでとうございます」と書いてもらい、選んだのが上の文字。勢いがあって、ひと目でこれに決めたのですが、最後の方がよく読めなくて、目をこらすと「あけましておめでとごいます」とありましたが、ま、いいか、となって、これで年賀状作りました。
ま、いいか、という感じで行けてしまうところが、彼らといっしょに仕事をしている「ぷかぷか」のいいところだと思います。本人は大まじめに、一生懸命書いていたので、「ぷかぷか」の仕事始めは「あけましておめでとごいます」でいこうと思います。このあたり、どこまでも「ぷかぷか」なのです。
今年は「お総菜」「アート」「ワークショップ」が新しく始まります。どの企画もわくわくするものがあって、本当に楽しみです。
お総菜作りで使うスチームコンベクションオーブン(100万円)を買うために、ヤマト福祉財団に助成金の申請をしたのですが、その申請書作りに31日の夕方までかかりました(締め切りが31日の消印でした)。追い込まれたおかげで、お総菜の物語が更に広がりを持ったように思います。収益として期待できるだけでなく、お弁当を配達することで地域に新しい関係が広がっていくことに、企画書を書きながら気がつきました。
お弁当の配達にはお話好きの利用者さんを連れて行こうと思っています。配達ついでにお年寄りの方とお話ししてきます。他愛ない話であっても、利用者さんとお話しする時間はとても楽しいと思います。そのことでお年寄りの方が、ほんのちょっとでも元気になるなら、お弁当の配達は、ただお弁当を届けるだけでなく、とても大事なものを届けることになります。それは利用者さん(=障がいのある人)しかできない仕事です。そんな仕事を積み重ね、ぜひ彼らにお弁当を届けて欲しいというお年寄りの方が増えるなら、「ぷかぷか」が発信してきた「彼らとはいっしょに生きていった方がいいよ」というメッセージの回路が更に増えることになります。
「アート」も「ワークショップ」も新しい回路の開発です。どんなふうに広がっていくのか、本当に楽しみです。
そういえば昨日の朝、しんごっちから電話がありました。「地震だよ、大変だよ」と騒いでいるのですが、全く揺れを感じません。しんごっちの家は私の家から5キロぐらいしか離れていないので、変だなと思いながらテレビをつけたら茨城で震度5とテロップが流れていました。そのことを伝えたくてわざわざ電話までくれるところにしんごっちらしさがあって、ひとときその長い報告におつきあいしました。話の中で田園都市線は市が尾付近でカーブがきついので、地震の時は電車が止まるんだよ、なんてことも言っていて、よく調べているなぁと感心しました。とにかく元気な声で安心しました。そのしんごっちの絵画展、あたたかくなったらカフェで開催しようと思います。楽しみにしていて下さい。