太鼓の達人、ナベさんが不思議な絵を描きました。
ひょっとしたらピカソじゃないかと思うような絵です。ナベさん、何考えてるのかなぁ、と思いました。
仮面ライダー1号のベルト、と書いてあるのですが、これもなんだかおもしろい絵です。目がしっかりこっちを見ていて、一つ目小僧に見つめられるとこんな気分かと思いました。
なんだかこれからが楽しみな方です。
先日、通勤のバスでとても迷惑している、という苦情の電話が入りました。社会人も学生も、毎日一刻を争って通勤している。それなのにお宅に通っている人たちは、平気で横入りして、並んで待っている人たちはみんな迷惑している。始まりの時間を少し遅くするとかできないのですか?という電話でした。
迷惑をかけていることについては謝罪しました。時々横入りしている利用者さんにはあらためて厳重注意しました。ご家庭にも連絡し、注意していただくようお願いしました。これでも改善が見られない場合は、ゆっくり出勤するのではなく、いつもより30分くらい早く出勤してもらうことも検討しています。
ただ、いくらこういうことをやっても、絶対大丈夫、ということはあり得ません。ここから先はやはり社会に任せるしかありません。つまり、社会が彼らとおつきあいしていくしかないと思うのです。
彼らは社会から隔離されているのではなく、社会の中で生きています。ですから、いつだって彼らと遭遇する機会はあります。遭遇したとき、彼らのことを少しでも知っていると、対応が多分違ってきます。今回も、順番を無視して横入りする彼らをその場で注意すれば済んだ話です。全く相手を知らないと、注意することも躊躇してしまいます。それでぷかぷかに電話してきたのだろうと思います。
ただそれで問題が解決するか、というと、どうもそうではない気がします。
バスに乗るときは列に並んで待つ、というルールを守らなかった彼ら自身の問題は確かにあります。ただ「彼らだけが問題」とする限り、今回のような「不幸な遭遇」は、どこまで行ってもなくなりません。今のこの社会の中でいっしょに生きているわけですから。
「不幸な遭遇」は、お互い知り合う機会あれば、避けることができたと思います。そうであれば、お互い知り合う機会を作ることは、お互い気持ちよくこの社会の中で生きていく上で、とても大事なことになります。
彼らとのいい出会いから始まった素敵な物語を紹介します。
ある区役所での外販の売り上げが4年で10倍に伸びました。パンがおいしいことはもちろんあるのですが、スタッフだけで売りに行ったのではとてもこんなには伸びません。売り上げの底上げをしたのは、やはり利用者さんたちの、なんともいえない魅力でした。
外販のある木曜日をとても楽しみにしているお客さんがたくさんいます。彼らのにぎやかな声を聞いただけで、「あっ! きたきた!」とわくわくするそうです。彼らと会って、何か話をするわけでもなく、ただひとことふたこと言葉を交わしたり、「やぁ〜!」って楽しそうにハイタッチしたり、リエさんに今日のおすすめを聞いたり、計算王子ことtuji-kunに値段を暗算で計算してもらったり、たったそれだけのおつきあいを、みんなとても楽しんでいるのです。
どちらかといえば社会から疎外されている彼らと、毎週会うのを楽しみにしている人がいるって、なんかすごいことだな、と思うのです。しかも、そういう関係をスタッフではなく、彼ら自身が自然に作った、というところが、ほんとうにすごいと思うのです。
こういう関係が広がっていけば、社会はお互いが生きやすい方向へ少しずつ変わっていきます。彼らがパンの販売をすることで、少しずつでも社会が変わっていくなら、これほどすばらしいことはありません。
ある区役所でのパン販売は、そんな希望の物語を私たちに見せてくれたように思うのです。
12月15日、馬頭琴の演奏がありました。
[http://]
アート屋わんどのおもしろワークショップ第1弾です。近くの森へ出かけ、枯れ枝を集めてみんなでクリスマスツリーを作るワークショップです。参加したのは、小学生3人、幼稚園2人、保護者2人、アートメンバー2人、スタッフ2人でした。
まずは新治市民の森に材料を拾いに。参加してくれた小学生が森までの裏道を教えてくれました。森へ着いて、みんなでわいわい言いながら材料を集めました。
パン屋に戻ってからは、さっそくツリーの組み立てです。
寒い中、あーでもない、こーでもない、とみんなで製作しました。
当初は2台だけ作る予定でしたが、みなさんのおかげでなんとツリーが3台もできました!!!
3台、それぞれ個性があって、とっても素敵です。
参加してくださったみなさんと楽しい時間を共有することができ、本当にいい一日となりました。
ありがとうございました!
3台はそれぞれパン屋、カフェ、おひさまの台所に飾っています。
みなさん、ぜひお店に見に来てください。
冬のキラキラ光る日差しの中、森で材料さがし。
拾い集めた材料を合わせてみる。
だんだん夢中になって…
この真剣な目つきがいい!
すばらしいアート!
こうやって大人が夢中になれる「時」がいいですね。
お疲れ様でした!
参加した保護者の方の感想。
新治市民の森で拾った木々や葉っぱが、どのようなツリーになるのか、全くわからない中での材料集めでしたが、作り始めると、木々をひもで結んだり、松ぼっくりや葉っぱをつけたりして、久しぶりのものつくりで、夢中になりました。
子どもたちも、とても楽しそうに作っていて、家族で楽しむことができました。
こんな楽しい企画を、また、当日はツリーをサポートしてくれて、ありがとうございました。 (T.O)
ぷかぷかのみなさんや、いっしょに参加した小学生のみなさんとおしゃべりしながら、新治市民の森に向かい、木や葉っぱ拾いを。お天気の中、心地よい散歩のようで、まずはそれだけで大満足!
お店に戻り、スタッフの方の見よう見まねでツリー製作へ。
最初、戸惑いながらも子どもたちも必死になってひもを結んだり、葉っぱやドングリをつけたりしていました。
気がつくと、私自身寒さも忘れて子ども以上に夢中になり、製作にはまってしまいました。
そして最後に食べたクッキーのおいしかったこと!
楽しい時間を本当にありがとうございました。
これからも子どもたちとイベントに参加できるのを楽しみにしています。
(K.O)
★★
ふとした思いつきでやってみたワークショップでしたが、参加した保護者の方の感想を読むと、予想を遙かに超えた「いい時間」を過ごされたようですね。子どもも大人も夢中になれる時間を作り出せたこと、そのことをみんなで共有できたこと、それがすごくよかったなと思います。
ぷかぷかはこれからもこういう時間をいろいろ作っていきたいと思っています。近々完成する「ぷかぷか三軒長屋」(パン屋、おひさまの台所、アート屋わんど)の前の小さな広場は、みんなが集まって、わくわくするような時間を過ごすような場所にしたいと思っています。その広場に来ると、なんだか楽しくなって、みんなが元気になるような、まるで宮澤賢治の「ポラーノの広場」のような場所です。楽しみにしていてください。(たかさき)
ぷかぷかしんぶんの配布に行きました。
今日もカフェの前のケヤキがきれいです。そのケヤキの下を通って、いざ出陣。
広い団地です。迷わないように「あなたはこちら」「あなたはあっちの棟」と、てきぱきと指示を出します。手に提げた袋にはしんぶんがいっぱい。
一軒一軒のポストに入れていきます。5年前、初めてしんぶんを配布した頃は、「何?これ」という感じでしたが、今ではすっかり定着して「ああ、ぷかぷかさんね」と受け止めてくれます。毎月毎月メッセージをきちんと届けてきた甲斐があったとつくづく思います。ざっと数えて56号です。
配り終えての帰り道、冬の日差しがきれいでした。
十六穀を練り込んだ食パンを1月から販売します。昨日試食したのですが、すばらしくおいしいです。ようやくぷかぷからしいパンができたかな、という思いです。
十六穀は「発芽玄米、もち玄米、丸麦、胚芽押麦、もち麦、青大豆、もち黒米、もちきび、もち赤米、もちあわ、黄大豆、小豆、ひえ、ハト麦、黒大豆、とうもろこし」で、健康にいいものがたくさん入っています。
食感もいいです。ぜひお試しください。
1月6日(火)から販売をします。
十六穀がしっかり入っています。
ももこさんがすばらしいバッグを作ってくれました。
この誇らしげな顔。仕事に誇りが持てるっていいですね。
まーさんの死にたい病がまたぶり返したのか、先週、突然
「今度アメリカに行きます」
といい出しました。なんで?と聞くと、
「アメリカに行って安楽死します」
アメリカは安楽死が認められているからだそうです。
「表現の市場でマッキーといっしょに舞台に立ったときのあの熱い時間はどこへ行っちゃったの?」
「あれは楽しかったけど、やっぱり死にます」
落差を埋める言葉が一切ないので、説得の言葉が見つかりません。
自分のホームページには最近明るい話ばかりだったのですが、どうしたのかなぁとちょっと心配しています。
http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?まーさんのページ
http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?まーさんの物語
金曜日、おひさまの台所のショーウインドウにこんな絵が貼ってあって、思わず笑ってしまいました。
「よく食べました」って、どういう意味?って考えること自体がなんだか恥ずかしいというか、そんな気がするすばらしいコピーだと思いました。
こんな絵が勝手にどんどん貼られるのがぷかぷかのお店のいいところです。
「ぷかぷか」は利用者さんたちが支えていることがよくわかります。彼らがいることが「ぷかぷか」の魅力です。その魅力は「彼らとはいっしょに生きていた方がいいよ」というメッセージそのものだと思います。
障がいがある人と一緒に暮らす社会について掘り下げて考えるためのトピックス集です。