ぷかぷか日記

表情豊かなお地蔵さん

 かわいいお地蔵さんを紹介します。

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 シンプルな造形で、こんなにも豊かな表情をしたお地蔵さん。見る人に深い安らぎを与えてくれます。

 いろいろ計算の上に作ったのではなく、ほんの2,3分で、チャッチャッと作ってしまいました。にもかかわらず、この微妙なバランス。体の傾け方、手の添え方、偶然にできたとは思えないのです。

 

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手の添え方と口の表情が絶妙です。

 

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何をおしゃべりしているのでしょうか、ちょっと角度を変えてみると、また表情の違ったお地蔵さんになります。

 

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すくめた首がお地蔵さんの表情を作っています。

 

 

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 この口と大きな鼻は何を語っているのでしょう。それと目。

 

 

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なんだか貫禄のあるお地蔵さん

 

 

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三人して何をおしゃべりしているのでしょうね。

 

 こんなすてきなお地蔵さんを作る人は、ほんとうに地域の「宝」だと思います。「宝」は埋もれたままにしていると、全く意味がありません。洞窟に眠ったままです。掘り起こして、みんなが大事にして初めて「宝」になります。「宝」を見つけ出す「目」が大事ですね。

人間に、社会に「希望」を抱くということ

 地域の方からうれしいメールが来ました。

 

「来年は、アートのお店も完成されるようですし、更にワークショップ第二弾などなど、どんどんぷかぷかの活動が広がっていきますね。

ぷかぷかのような存在は、これからの社会の希望ですね。

ぷかぷかのお店があるような地域は、必ず豊かな地域になっていくと確信しています。」

 

 ぷかぷかは「今日よりもいい明日」を作っていこう、という「希望」を抱いていろんなことをやってきました。ぷかぷかをはじめたのも、街の中に障がいのある人たちの働くお店を作り、街の人たちとのいい出会いを作れば、彼らが社会の中でもう少し生きやすくなるだろうと考えたからです。彼らが生きやすくなるだけではなく、彼らが生きやすい社会は、誰もが生きやすくなる社会です。

 社会の中に彼らの働く場所ができ、そのことで社会が少しでもいい方向へ変わっていくなら、これほどいいことはありません。

 今年、地域の方たちといっしょにワークショップをやったのも、障がいのある人たちとふだんよりももっと楽しい出会いをしたかったからであり、「あなたがいないと困る」「あなたにいて欲しい」と心底思えるような関係を作りたかったからです。そこから今までにない新しいもの(具体的には芝居)を創りだし、それを大きなホールで上演することで、それをたくさんの人たちと共有したかったからです。

 みどりアートパークでやった「表現の市場」はすごいエネルギーを爆発させた気がしました。あのエネルギーこそが街を、社会を変えていくのだと思います。「街が豊かになっていく」ってこういうことなんだと、彼らの強烈なエネルギーを全身に浴びながら思いました。もう、ほんとうに、感動して、涙がこぼれました。

 「表現の市場」はあらかじめ綿密に計画されてできたものではありません。あったのは、こんなことやりたい、こんなことが実現できたらいいなという「希望」に支えられた漠然としたプランだけでした。それがあんなにもすさまじい舞台を生み出したのですから、言い出しっぺの私自身が驚いています。

 「希望」の持てる物語を創り続けること、そのことがすごく大事だとあらためて思います。

 

 未来に「希望」を感じることのできる絵があります。

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こんなふうに鶏たちがにこにこしながら歩いていたら楽しいだろうなと思います。つくづく「平和」だな、と思うのです。「平和」な世界は、私たちの「希望」そのものです。ですから、この絵は私たちの「希望」を先取りしている気がするのです。

 

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 以前にも紹介した絵ですが、にこにこ笑っているおひさま、雲、Tシャツは、こんな笑顔で毎日すごそうよ、っていうケンさんのメッセージだと思うのです。この絵を見ると、心がじんわりあたたかくなります。そして、ああ、今日も元気に生きていこうって思うのです。どんなに辛いことがあっても、また生きていこうって思わせる「力」がこの絵にはあります。それを明日への「希望」と呼んでいいと思うのです。

 ケンさんは毎日この絵を描きます。毎日同じパターンの絵ですが、それでもおひさま、雲、Tシャツの笑顔には励まされるのです。そこに「希望」を感じるからだと思います。そんな「希望」を毎日描き続けるケンさんて、ほんとうにすごい人だと思うのです。毎日「希望」を語り続けること、それが明日への希望に向かって社会を変えていくんだと思います。

 そのケンさんに、昨日の帰りがけ、突然

「来年もよろしくお願いします」

なんていわれ、いや〜、うれしかったですね。今年いただいた、いちばんうれしい言葉でした。

 

 来年2月には「おひさまの台所」の隣にアートのお店「アート屋わんど」が開店するのですが、アートを通して、メンバーさんたちのあたたかなメッセージをお届けしたいと思っています。

 人と人との関係がどんどん薄らいでいく世の中にあって、人間ていいな、って思えるようなあたたかなメッセージ、人間に「希望」を抱けるような、そんなメッセージをお届けできたら、と思っています。

 

 

ささやかな打ち上げをやりました

 今年最後の日。大掃除のあと、みんなでささやかな打ち上げをしました。ささやかとはいえ、メンバーさん、スタッフを合わせると50人以上もいて、なかなか大変でした。

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雑誌『コトノネ』の取材がありました。

 『 コトノネ』という雑誌の取材がありました。

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 福祉の業界にあってはすばらしくセンスのいい雑誌です。表紙を開くとこんな言葉がありました。

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 新しい福祉の世界を切り開いていこう、という熱い志が伝わってくる雑誌です。会社の名前が「はたらくよろこびデザイン室」となっていて、思いがストレートに出ています。

 ぷかぷかのホームページを見て、先日取材にきてくれました。私の話だけでなく、瀬谷区役所の外販の様子を取材したあと、障害支援課の係長の話も、外から見たぷかぷかの評価として取材していました。

 昨日はカメラマン、アートディレクター、編集者の3名が見え、写真をバチバチ撮っていました。

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ちょっと緊張しています。

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ようやく気持ちがほぐれました。

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二人とも違う方向を向いて、なかなかカメラの方を向いてくれません。

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肝心なときに大あくび

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自分たちの作ったクッキーを食べながら

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2月号に載ります。4ページの取材記事とグラビアに写真が載るそうです。どんなふうに紹介されるのか、楽しみです。

 

 

今日の仕事人 12月26日

 給食の数をチェックするももこさん

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この真剣な目が「おひさまの台所」の厨房を支えています。

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しょうへいさんは今日もこんないい顔して働いていました。

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メランジェにクープを入れるまーさん

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緊張感みなぎるこの手元

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世の中、希望が持てる、って子どもたちが教えてくれた。

  昨日、養護学校のとびきり楽しい子どもたちを養護学校の中に閉じ込めておくのはもったいないと、武蔵野の原っぱまで連れて行った話を書きました。

 原っぱはこんな感じです。7万平方メートル。とにかく何にもない、本当に開放感に満ちあふれた原っぱでした。

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 そこで遊んでいた子どもたちといきなり野球をやりました。4年生のみさえの記録によると、(昔私の書いた『街角のパフォーマンス』より引用)

 

 気がついたら、けんいち君がバットを持って構えているので、ゆるい球を投げていっしょに野球をやることにしました。でも、けんいち君は球をじぃっと見ていて、キャッチャーが球を捕ってからバットを振っていました。だんだんタイミングが合うようになりました。でも、打っても走らないので、お兄さんが手を引いて1塁まで走りました。バットを離さないのでおにいさんたちが「かして」と言ったのですが、離しませんでした。でも私が言うと、かしてくれました。だからけんいち君が打ったら、バットを持って行っちゃうので、私が追いかけていって、バットをかしてもらい、みんなに渡して順番に打ちました。

 てき、みかたなし、チームなしの変な野球。アウトなし、打てるまでバットふれる。ほんとうはね、けんいち君が入るまでスコアつけていたんだけど、けんいち君が入ってからは三振なし、てきみかたなし、チームなしになったの。

 

 子どもたちで一生懸命工夫しながらけんいち君といっしょに野球をやったことがとてもよくわかります。ルールをすっかり変えて、とにかくみんなが楽しめるようにしたことが、すごいなぁと思います。

 数日後、1年生のクンクンから手紙が来ました。

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  うれしくてうれしくて、ちょっと涙が出ました。養護学校の子どもたちと恐らく初めて出会った街の子どもたちが、ここまでやってくれたことに、なんか感動してしまったのです。

 世の中、希望が持てる、って子どもたちが教えてくれたのでした。

 

 

 

 

  

 

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