ぷかぷか日記

絵巻物

 しんごっち展が11日(土)からぷかぷかカフェで始まります。注目はなんと言っても銀河鉄道の絵巻物。

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 1.2メートルくらいの絵巻物です。全体を撮ると絵が小さくなってしまうので、2枚に分けて撮っていますが、上の絵が下の絵の右側につながります。

 

   絵巻物をそのまま額装したものがこちら。

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 これをしんごっちは中学生の時に描いたというのですから、ほんとうに驚きです。彼が空想した世界のなんという豊かさ。

 現実世界のリアルな列車の先に、宇宙を走る青い銀河鉄道が、うねるように走っています。

 彼が生きていた世界、生きようとした世界、生きたかった世界がここにあるように思います。

 

 脳腫瘍が再発するちょっと前に描いた絵があります。

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 クレヨンの使い方がすごくうまいです。列車の周りの風景はシンプルに、透明になっています。どこまでもどこまでも彼は宇宙にロマンを求め、つき進んでいたのだと思います。

 この絵を描いた数週間後、頭が痛いと絵も描かずに横になった頃から調子が悪くなり、脳腫瘍の再発がわかりました。

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鮮明に見るにはこちら

http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?しんごっち展

 

歌役者さんといっしょに盛り上がる

   2回目の歌のワークショップ。今回は1歳1ヶ月の子どもも参加。2時間、楽しめるかな、とちょっと心配していましたが、いい歌には敏感に反応してしっかり楽しんでいたようです。

 ココ役の飯野薫さんの歌を一番いい場所で真剣に聞いていました。こんにゃく座の歌役者さんの歌は、こんな小さな子どもにもしっかり届くんですね。

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  オペラの案内をすると必ず聞かれるのが、「小さな子どもでも楽しめますか?」という質問。「多分大丈夫です」としか答えられなかったのですが、今後は自信を持って答えられそうです。

 

 ウォーミングアップで普通の会話をオペラ風にやる、というのをやりました。紺野さん、木下さん、さらちゃん、麻野さんグループでは、紺野さんが「♪ちびまる子ちゃんがこうしたらどうなるの?」と聞き、木下さんが麻野さんに「♪どうなるの?」と聞き、麻野さんが、「♪こうなるの」と答えるのですが、紺野さんの質問がいつものように「こうしたらどうなるの?」「ああしたらどうなるの?」と永遠に終わらない感じで、麻野さんもその質問になんとか答え続け、みんないつ終わるんだろうかとハラハラ心配しました。

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 参加者の方からの感想

《創作オペラのワークでは、即興で何が起こるか分からない中、人前に堂々と立てる皆さんの勇気と、自由な創造力が素晴らしいと思いました。
 私は人前に立つのも、即興で何かするのも苦手で、昨日は内容がまとまらない中、寺澤さんが「やる!」と言って前に出ていくと、もう頭が真っ白でした。
 自分はまだまだだと思い知らされつつ、この固い頭がもっと自由になれるよう、このようなワークショップに今後も挑戦したいと思いました。》
 結局こういう場では、彼らの表現力が圧倒的に力を持っていることがよくわかります。その表現力と謙虚に向き合うところから彼らとのおつきあいが始まるのだと思います。彼らはできない人たち、だとか、自分の方ができる、と思っている限り、私たちは救われないし、「損!」です。いつも言うように、彼らとのおつきあいしたほうが、絶対に「得」なのです。「得」というのは、人生が豊かになる、ということです。

 

普通の会話がオペラになると、こんなふうになります。 

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 こんにゃく座のオペラは、こんなふうに歌で物語を豊かに膨らませていきます。

参加者の一人はこんな感想を寄せてくれました。

《プロの生の歌声を間近で聴いたのは初めてでした。
生の声は、普段の会話やコンサートホールなど、日常から特別な機会まであらゆる場面で耳にしていますが、
あの空間で聴いた歌には、そのどれとも違う、耳ではなく全身で聴いているような?そんな知覚のしかたをしていたような気がします。
また、体の動きや顔の表情、声の出し方の変化でお話の世界が広がり、舞台のセ ットがなくても引き込まれてしまいました。》
 

 

 林光さん作曲の『雨の音楽』をやりました。雨が乾いた大地をドラムのようにたたき続け、それが新しい命を呼び起こす、という、なんだかすごく元気になれる歌です。私自身カメラを持ったまま「立って、立って」なんていいながら走り回っています。

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 昔三ツ境養護にいた時は、文化祭で体育館のフロアに全校生が輪になって座り、この歌を200人くらいで歌って盛り上がりました。来年2月みどりアートパークのホールでやる予定の「表現の市場」でこの歌を集まった300人くらいのお客さんみんなで歌っちゃおうかな、と今、これを書きながら思いつきました。思いついたことは大概なんだかんだいいながらやっちゃう方なので、来年2月14日(日)の「表現の市場」楽しみにしていてください。

  

 はじまりのパン工場の場面で歌われる歌をみんなで楽しみました。 ここから『ロはロボットのロ』の物語が始まります。

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 去年『森は生きている』の中で歌った「もっともっとパンをちょうだい」の「もっともっと」のところを二手に分かれて、掛け合いのように歌うと盛り上がります、カエルの「ゲロゲロ」役も誰かにやらせてください、と歌役者さんに提案。予想通り、みんなノリノリでした。カエル役の中さん、紺野さんがいい感じで「ゲロゲロ」と合いの手を入れています。

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歌うパートを入れ替えると、もっと盛り上がりました。

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 『ロはロボットのロ』のテーマソング。(途中でiphoneの容量がなくなり途切れてしまいました。ごめんなさい)

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参加した方の感想 

《 歌のワークショップでは、こんにゃく座の役者さんたちの迫力ある生歌にとにかくとにかく感動しました!
 2時間程の短い時間ではありましたが、こんな近くでプロの方の歌や表現に触れ、まるで魔法にかかったかのように、参加した幅広ーい年齢層のみんなが歌でひとつになる!
 そんな、なんとも不思議な感覚に、ドキドキし、ワクワクし、とってもありがたーい気持ちになりました。
 ワークショップに参加して、こんにゃく座のオペラをとても近くに感じることができましたし、7月19日の「ロはロボットのロ」の上演がもっともっと楽しみになりました。》

《 プロの歌声は迫力があり、リハーサル室だとバリバリと響く感じでした。

間近で聞いたココさんの高音が、本番にホールでどのように響きわたるのか楽しみです。
 中さんのゲロゲロの合いの手が妙にピッタリで印象的でした。
大人しそうな方が意外な声で「おーーい!」と叫んだり、逆に大きな体なのに控え目の「おーい…」だったりして、内に秘めたものが声色になって出てくるみたいで、いつもと違う一面を見た感じがしました。
 紺野さん、木下さん、麻野さんのオペラ調会話も楽しかったです。紺野さんの納得いく答えが出るまで「どうなるのー?」が続いて…こっちも「最後はどうなるのー?」と思いながら笑っていました。》

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《 今日は貴重な体験をすることができて、とても楽しかったです。

今までステージ上でしか見たことがなかった歌役者さんをこんな至近距離で見て、歌声を聞けて、一緒の空間で歌ったり盛り上がったりできて、私にとっては大興奮の、あっという間の時間でした。 なんてお得な企画!公演当日が何倍も楽しめること間違いなしですね。
タカオさんもカオルさんも素晴らしくって、もっともっといつまでも歌を聴いていたいと思いました。「もっと、もっと歌を聴きたい〜もっと、もっと〜ゲーロゲロ〜」って感じです。

子どもたちも二人それぞれの反応で、興味深かったです。上の息子は、かなり緊張していました。
日頃、保育園で習った歌を楽しそうに歌って披露したり、お遊戯会では元気にオペレッタの発表に取り組んだりしているので、ワークショップもノリノリで楽しむのかと思っていました。でも、昨日くらいから「なんだかドキドキしてきちゃった…」と初めてのワークショップに不安もあったようです。はしゃぐ私とは違い、なかなか自分を開放して楽しむところまではいかなかったようですが、プロの歌声やピアノ演奏には引き込まれていました。特にピアノが一番印象に残ったようで、「すっごく上手だったよね!どうやったらあんな風に弾けるんだろうね!?」と感心しきりでした。確かに、まるで魔法〜な生演奏でしたよね!軽やかだったり力強かったり…。
あとは「ゲロゲ〜ロ」も気に入ったようです。

下の娘はまだ小さいので、二時間もつか心配していましたが、予想外に場を楽しんでいて驚きでした。皆さんが順番に「お〜い!」と呼びかけあっているのを見ると自分も「あ〜!!」と声を出したり、「雨の音楽」やパン作りの歌では一緒に楽器を吹きならしたり、のびのびと参加していました。 室内をぐるぐる歩き回ったり、皆さんに近寄ったり、終始笑顔でテンション高く、ご機嫌に過ごしていて、「オペラなんて難しいかな…」なんてちょっとでも思った私の予想を軽々と飛び越え、場の空気にすっと溶け込んで、全身で自由に楽しんでいました。 子どもにはかなわないな〜という思いを改めて感じました。
エネルギーを使い果たしたようで、「テトのパンはあ」の頃にはスヤスヤとお昼寝…贅沢〜!最高のBGMだったことでしょう。

歌役者さんだけでなく、ぷかぷかさんとも関われたことも、私にとってはとても楽しかったです。「センターオブジアース」の彼女や「夜中の23時にジャイアンが」の彼をはじめ、役者がそろってますね〜》

 

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オペラのチケット、残り少なくなってきました。お早めにお買い求めください。お問い合わせは、ぷかぷか事務所045ー453ー8511 もしくはみどりアートパーク045ー986ー2441

パパパパパンパン

 魔女は箒にまたがって空を飛び回ります。オペラ「ロはロボットのロ」に登場する魔女は、歌の中で思いっきり宇宙を飛び回ります。なんて自由な魔女なんだ、って感心するくらいに自由です。

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魔女の左に座っている、魔女の娘ジーンが蛙たちと元気に歌います。

ジーンはパンが大好き。ロボットの作るパンが大好きになります。ロボットの嫌いな魔女とぶつかることになります。

 

♪ パパパパパンパン

 まるで魔法

 パパパパパンパン

 

 ヒバリより高く空を舞う

 マウント富士に はしごをかけて

 自由の女神と インド象をのせて

 青い地球をひとまたぎ

 

 パパパパパンパン

 まるで魔法

 パパパパパンパン

 

 ロケットより高く空を舞う

 月の兎を頭に乗せて

 土星の輪っかを浮き輪に変えて

 青い銀河をひと泳ぎ 

 

 パパパパパンパン

 

 もっともっとパンをちょうだい

 もっともっと

 もっともっともっとパンをちょうだい

 もっともっともっと

 もっともっともっともっとパンをちょうだい

 もっともっともっともっと

 もっともっともっともっともっと…

 

 

 後半は昨年のワークショップで作った『森は生きている』の中で、わがままな王様がもっとぷかぷかのパンが食べたい!といって歌いました。

 魔女が宇宙を手玉に取るような勢いのある歌からなだれ込むように後半のパンの歌に入るところが実に鮮やかです。明日の歌のワークショップではこの歌をみんなで歌います。

 

ぷかぷかが好き!

 今年4月に美大を卒業した方をスタッフとして迎えました。それを聞いたある福祉事業所の所長が

「すごいですね。今どこの事業所でも、求人を出してもまず人は来ません。そんな中で、大学の新卒の方が来てくれるなんて、すごいです」

 給料は安いのですが、それを超える魅力をどこかで感じてくれたのだろうと思います。時々ホームページを見て、働きたいという方から連絡をいただきます。

 働きたいではなく、ただただ

「ぷかぷかが好き!」

という方も最近増えています。

 最初の所長の話ですが、求人を出しても人が来ないのは、やはり魅力ある情報を発信していないのだと思います。ぷかぷかは特にそれを意識しているわけではないのですが、元々私が障がいのある人たちに惚れ込んだところから出発しているので、どうやってもそういう切り口でぷかぷかを語ることになります。

 たとえば今日のFacebookページ。カメラを持って事務所からパン屋へ向かっている途中、信号のところで、弁当を運んでいるダイちゃんを見かけました。その姿が単純に

「ああ、いい、いい!」

と思い、シャッターを切りました。その写真がこれです。

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 この写真の説明は

「ダイちゃんが雨の中、お弁当を運んでいました。一日に何度もこの道を往復します。往復するたびに街は少しずつ耕されていきます。」

 ダイちゃんの歩く姿に、うっとりし、こんなことを書いたのですが、日々アップする記事はすべてこういう視点で情景を切り取っているので、自然に私が感じた彼らの魅力を語ることになり、それがぷかぷかの魅力として読む人に伝わって、

「ぷかぷかが好き!」

という人まで現れたのではないかと、勝手に分析しています。

 もちろん一番の魅力は彼ら自身です。彼らがこうやって街を歩くこと、毎日笑顔で働くこと、にぎやかで、楽しい雰囲気のお店を作っていること、ステキな絵を描くこと、すばらしい芝居を演ずること、などが積み重なって

「ぷかぷかが好き!」

となるのだと思います。

 

 

魔女の歌

 オペラ「ロはロボットのロ」の主人公テトは、ロボットとしては性能の悪い、でも、きわめて人間くさいロボットです。最初の自己紹介の歌で

 ♪   僕はロボットです

   でも空は飛べません

   走るのは苦手です

   泳ぐのも苦手です

   ケンカは苦手です

   算数は苦手です

   鉄棒は苦手です

   跳び箱も苦手です

   犬も苦手です

   お化けも苦手です

   ピーマンも苦手です

   苦手なものを数えると

   両手の指と足の指を足しても、足りません

   僕が得意なもの

   たった一つだけ得意なもの

   それはパンを作ることです

 

   僕はパン製造ロボットRKJ502A001

          名前はテトです

 

 オペラ「ロはロボットのロ」は、この性能の悪い、人間くさいロボット「テト」の冒険の物語です。

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 テトが対決する魔女も、歌をよ〜く聴いていると、結構いいこと言っているのです。

 魔女はロボットが大嫌いです。でも、それなりにまっとうな理由があるのです。

 かつてお化けや精霊、妖精やらは人間の仲間だった。この世界には不思議なことがたくさんあり、そこにお化けや精霊、妖精がいた。ところが科学はその不思議な世界を隅に追いやってしまった。私たち魔女はそのせいでこの世界から居場所を失った、というわけです。ロボットは科学の象徴です。

 すごい問題提起だと思いました。

 ぷかぷかカフェの前に大きなケヤキがあり、そこにはトトロが住んでいる、と信じている子どもが何人かいます。時々その子どもたちとわくわくしながらトトロの話をしながらケヤキを見上げます。トトロなんているわけがない、と思う大人たちよりも、はるかに豊かな、楽しい世界を子どもたちは生きています。そしてその子どもたちとトトロの話をして盛り上がる時は、私自身とても楽しい、幸せな時間を過ごすことができます。

 オペラ「ロはロボットのロ」に登場する魔女は、私たち自身が見失っている不思議な世界を生きているのです。魔女の歌が子どもたちに届くといいな、と思っています。

 魔女の歌、しっかり聞いてください。

 

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 オペラ『ロはロボットのロ』の公演は7月19日(日)午後2時より「みどりアートパーク」ホール

 チケット、残り少なくなっています。ぷかぷかのパン屋(921−0506)、もしくはみどりアートパーク(986−2441)へお問い合わせください。

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「あっ! おいしい〜♪」

 オペラ『ロはロボットのロ』で、ロボットのテトが作ったパンをココとそのお父さんエドが食べます。びっくりするくらいおいしくて

「あっ! おいしい〜♪」

「あっ! うまい〜♪」

と、台詞を歌で表現します。歌で表現することで、

「あっ! おいしい」

という、たったこれだけの言葉が、場の雰囲気をとても潤いのある、楽しいものにします。

 

エドがココに「さぁ、たべてごらん」とパンを勧めます。

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 オペラシアターこんにゃく座の若手女子が「オペラの細道」にこんなことを書いていました。

 

 …ロボットの稽古が始まってからも、お茶場に出てくるお菓子を食べては

「あっ! おいしい〜♪」

と歌いあい、みんなで稽古用のパンを買い集め、今日のパンはおいしいだの、あのパンは好きだの話すのも楽しいです。

 テトのパンを食べて、思わず「あっ!」という。幸せになる。悪巧みをする。誰かを想う。この作品には人の生きるための大切なことが本当にたくさん詰まっています。舞台の上からそんないろいろなことが伝えられたらな、と思います。

 

 おいしいものを食べた時

「あっ! おいしい〜♪」

って歌えたら、ただ普通に言うより、はるかに幸せな気持ちになります。おいしさが倍になる気がします。

 7月4日(土)の「歌のワークショップ」ではここをやってもらう予定でいます。ただの台詞が歌になったらどんな感じになるのか、というところをみんなで体験しようというわけです。

 

「あっ! おいしい〜♪」

「あっ! うまい〜♪」

「思わず、あっ!」

「びっくりして、あっ!

「にんまりして、あっ!」

「ああああ、なんてうまいんだ〜♪

「ああああ、おいしいの〜♪

 

 毎日の暮らしの中で、おもわず「あっ!」て言う場面を大切にしたいなと思うのです。

 

 7月4日(土)歌のワークショップ、まだ若干名募集中です。参加希望の方はメールpukapuka@ked.biglobe.ne.jp   もしくは電話045-453-8511でお問い合わせください。

歌のワークショップは午後1時からみどりアートパークリハーサル室です。

 

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 「子どもたちにオペラを・ゆめ基金」についてはこちら

pukapuka-pan.xsrv.jp

 

私たちも心の底から笑顔でいられました。

 千葉の大学から2日間研修に来た方から感想が届きました。とても新鮮な目でぷかぷかを見ていて、たくさんのことを学ばれたようです。メンバーさんと同じ世代の目で見ると、こんな感じになるのかと思いました。

 

 

 2日目も、1日目と同じ気持ちを繰り返し言いたいくらい、ぷかぷかさんの仕事の楽しさが伝わってきました。
 私たちが、仕事は楽しいですか?と質問すると、楽しいよ、と返して下さって、ぷかぷかさんの様子を見たり聞いたりして、仕事が楽しいと感じることの大切さを学びました。 
 
 2日目は、1日目と違うお店に入りましたが、そこでもみなさんが暖かく出迎えてくれて安心しました。
 この二日間私たちは、パン屋さんとアート屋さんでお手伝いさせてもらいました。
 
 パン屋さんでは、パンの袋の裏に一枚ずつラベルを貼ったり、ありがとうカードに絵を描かせてもらったり、お買い上げして頂いたパンを、袋に入れることなどをさせてもらいました。
 
 朝から夕方までほとんど立ちながら、パンを作って袋詰めをして、外や店内に並べていたりしても元気な皆さんを見ていて、すごく体力があると思いました。
 パン作りも、焼いてみて満足がいかなかったものがあったら、お客さんに出さないようにしていたりして、本当に美味しいものしか売っていないのだと知りました。
 
 アート屋さんでは、新聞折りをしたり、折り紙でトランスパレント(窓飾り)を作ったり、ポスターを描かせてもらえたり、私たちにとって新しいことをいくつもさせてもらえて勉強になりました。
 
 わんどで田貫湖電鉄展示の制作風景を近くで見て、とても丁寧に描いているから、ここまで素敵な絵になっているのかと思いました。朝見た時よりも絵が増えていって、展示の前から目が離せませんでした。
 新聞折りは、午前中たくさんしていたので、根気のいるお仕事だと思います。しかし、ぷかぷかさんの仕事に対して一生懸命な姿勢を見て、私たちも一生懸命やって、社会にいる皆さんに広報したい、という気持ちになりました。
 
 昼食の時には机を囲んで、皆さんと一緒に同じ給食を頂きました。たくさんの人が、私たちのことを知りたい!と思ってくれたようで、色々な質問をしてくれたりして嬉しかったです。本当にとても美味しい給食を食べながら話をしました。(特にお味噌汁が、何杯でも飲みたくなるくらい絶品でした)
 
 食べ終えてから外で、一緒にサッカーの練習をさせてもらいました。色々な趣味を楽しんでいる人がいて、お互い話が尽きませんでした。
帰りの報告会では、私たちと話せて良かった、と言ってくれた人がいたりして、私たちの方こそ、来て良かったと思います。
 とにかくぷかぷかさんには、笑顔の多い人ばかりで、私たちも心の底から笑顔でいられました。
 
 この二日間のおかげで、今までにないほどの良い社会経験をさせて頂きました。
短い間でしたが、大変お世話になりました。
 またぷかぷかの皆さんに会いに行きたいと思います。本当にありがとうございました。
 
 
 
  いつ行っても同じ仕事をやっていて、うつむいて暗い雰囲気の施設が多い、といわれる中で、ぷかぷかに来て「私たちも心の底から笑顔でいられました。」と感想にあるのは、奇跡に近いのかも知れません。
  今回の感想も、障がいのある人たちの施設で研修した、という感じが全くありません。そういう「匂い」がしないんだと思います。
 
 
 

ひだまりハンドメイドバザール

こんにちは、ゆっこです。

この前の日曜日、長津田みなみ台の「ひだまりハンドメイドマルシェ」に出店してきました。

第一回目の開催であいにくの空模様でしたが、ひとりひとりのお客様とゆっくりお話ししながら接客ができるくらいのちょうど良い賑わいでした。

 

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開始直後。初めての場所にやや緊張しているノボさんとまゆみさん。

まだまだ出店経験の少ないわんどはディスプレイを勉強中。

こういうイベントは他のお店のステキな商品の並べ方、見せ方を知る絶好のチャンスです。

 

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新作のトマトのルヴァンと定番のメランジェは完売!

テーブルクロスのパンはわんどのみんなで手描きしました☆

 

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わんどからも出来たての新作グッズを持っていきました!

折り紙作家momoさんの雨宿りかえるやRIEさんのアザラシはこどもたちに人気でした。

 

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お店の常連さんたちやぷかぷかメンバーやスタッフも遊びに来てくださって、緊張が解けてこの笑顔です(*^_^*)

 

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自分のグッズが売れて二人とも嬉しそう☆

 

「ひだまりハンドメイドバザール」は今後も定期的に開催予定だそうです。

長津田や霧が丘周辺で活動されている出店者の方とお知り合いになれたり、

初めましてのお客様と出会えたり、

ぷかぷかから近いのでお店の常連さんたちも来てくださったり。

そんな温かい交流がうまれたイベントでした。

ノボさん、まゆみさんとは楽しかったこと、誰々さんが来てくれたこと、自分の絵のグッズが何個売れたか、そんなことをいっぱい話しながら帰りました。

 

これからもぜひ出店させていただいて

ご近所のご縁をゆる~くつないでいきたいと思っています♪

悔しいけど、おいしい

 障がいのある人たちといっしょに弁当作りを長くやっている方が、先日ぷかぷかの弁当を食べる機会があり、

「悔しいけど、おいしい」

とおっしゃったそうです。

 ぷかぷかのお惣菜屋はまだできて1年。ま、たいしたことないだろう、と思って食べたのだと思います。ところが、思いのほかおいしかった、それをすなおに「悔しいけど、おいしい」と表現したのは、やはり長年やってきたキャリアがあってのことだと思います。

 福祉に関わる人たちがこんなふうに、相手の作るものに「悔しいけど、おいしい」と素直に負けを認め、「よ〜し、それなら」と相手に負けないものを作ることに意欲的になれば、この業界はもっともっといいものを生み出すように思います。

 

 以前、ある区役所でパンの外販をやった時、そこには福祉事業所が運営するパン屋がお店を開いていて、区役所の方は、同じ業種が入ることにずいぶん気を遣っているようでした。

「お互い相手に負けないくらいおいしいパンを作ればいいんじゃないですか?」

「競合した方がおいしいパンができますよ。」

といったことを区役所の担当者に何度も言ったのですが、そういう感覚が全く理解できないようでした。

 たまたまその区役所の地元の方が先日お店に来られ、あそこのパンはあまりおいしくないのよ、なんて言ってましたが、区役所の中にいて、全く競争にさらされてないと、そういうことになるのだろうと思います。

 

 「悔しいけど、おいしい」と、素直に負けを認める思いこそが、更においしいものを生み出し、新しい未来を切り開くのだと思います。

 

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「障害者」という言葉がひとこともない感想

 千葉の短大から実習生が来ました。そこの先生がぷかぷかの常連のお客さんで、すごくおいしいパンを作っていて、すごくたのしいところ、という話を学校でされたようで、興味を持った学生さんが、ぷかぷかのホームページを見たらすごくおもしろそうだと、お二人が2時間以上も電車に乗って体験実習をしに来たというわけです。その感想が送られてきましたので紹介します。

 

 今朝は訪れたことの無い場所で、頑張れるだろうかと緊張していましたが、朝の会で明るい挨拶をたくさんかけてもらえて、すごく安心しました。
ぷかぷかにいる皆さんが、ずっと笑顔だったので、初対面の私たちも接しやすくて、一緒にいると、楽しい気持ちになれました。
そういう場所があるおかげなのか、地域の方々の雰囲気がとても優しかったです。
隣の保育園の子たちが、ぷかぷかの前を通りかかる時に手を振ってきたと言う話を聞いた時には、私まで癒されました。
 
私たちは最初、素晴らしく美味しいものが食べられるというお店だということを知って、ぷかぷかへ来ました。
でもこれがきっかけで、たくさんの素敵な方々がいるこの場所と出会えることができました。
実際、美味しいほうじ茶から、昼食の出汁まで手作りな食事ばかりで、また食べたい!と何度も思うほどでした。
未来の健康な身体を考えていると聞いて、これだけ美味しい理由には、こういう考え方があるおかげなのかとも思いました。
 
そして今日は、個性を生かしながら楽しく、仕事に一生懸命取り組める姿を近くで見れたことに、とても感動しました。
色々な場所の人たちが協力し合って、全てのお店を運営していると知って驚いたり、新聞作りをしてパンを売りにいってポスターを書いていたり、一人ずつが1日の間に様々な仕事をしていて、本当に忙しそうだと思いました。
けれど、だからこそ、毎日楽しく仕事することができるのかもしれないと思えました。
 
私たちも、初日1日目でこんなに充実した時間を過ごせたので、明日もまた色々なことを見ていきたいと思っています。
 
 
 福祉施設に来ながら、「障害者」という言葉がひとこともないところがいいですね。それを感じさせない雰囲気があったのだと思います。
 
  
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