ぷかぷか日記

ぷかぷか旅行に行ってきました。

 8月29日(土)、30日(日)、第4回ぷかぷか旅行に行きました。昨年までは旅行代理店が立てた企画に乗っかるだけの観光旅行でしたが、なんかつまらないので、もっとおもしろいことを自分たちで企画していこう、ということになりました。

 私としてはキャンプがおもしろいんじゃないかと思ったのですが、総勢45名ほどのキャンプというと、それはそれでかなり大変なことになり、キャンプは見送り。自分たちで企画する、いろいろ体験できる、旅行に行く楽しみが味わえる、の三つを合わせ、河口湖方面でバーベキューをし、温泉ホテルに泊まり、牧場でアイスクリーム作りをしに行くことになりました。

 バーベキューも45名分の材料、炭などを全部持って行くことになり、前日、パン屋の厨房が荷物でいっぱいになるほどでした。買い出しもみんなでやりました。こういう事前の準備も旅行の楽しみの一つです。わくわくしながら準備を進める日々が仕事の合間にあるということ。それがすごくいいなと思います。

 まーさんはまた落ち込む日々が続いていて、旅行には行きません、ぷかぷかにも行きません、としばらく休んでいたのですが、ひょっこり顔を出したときに、いろいろ話をし、仕事を続けることになり、旅行の実行委員会もやることになり、まーさん復活の大きな手がかりになりました。

 まーさんだけでなく、ぷかぷかのメンバーさん全員にとって、旅行は1年間の最大の楽しみになっているようです。

 バスの中はいつものようにカラオケ大会。かなり前からみなさん何を歌うかいろいろ考えていたようです。これも旅行の楽しみの一つ。

 歌を聴いていると、ふだんは見せないそれぞれの姿が見えてきます。そうか、こんなことを考えてるんだ、とメンバーさんとの新しい出会いにもなります。みんなの人生が少しまた見えてくるというか…。タカノブさんは「男酒」なんて歌を歌っていましたが、ふだんのおつきあいからは、こんな世界は絶対に見えません。そういう世界との接点はどこにあったのかなぁ、なんて考えるのが楽しいですね。

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河口湖畔のバーベキュー場に着き、みんなで準備に取りかかります。大量の野菜を切り、大量の炭に火をつけます。

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みんなが調理している側で、まーさんは昔の彼女となんだかすごく楽しそうでした。

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かわいいモグラ発見!

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さて、いただきまーす

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食後に「だるまさん転んだ!」

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ぷかぷか旅行は子どもの参加自由です。子どもたちに親がどんな仕事をしているか知って欲しい、と思っているからです。こうやっていろんなチャンネルからぷかぷかでやっていること、ぷかぷかが作り上げてきたことを次の世代へ引きついて行きたいと思っています。

 

サッカーのボールを蹴る人たちもいました。

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ホテルについて温泉に入り、豪華な夕食です。

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恒例のビンゴゲームをやりました。

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何が入ってるんだろう。

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ようやくビンゴ!

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こんなのもらっちゃった!

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ねぇ、ちょっとこれ交換してくれない?

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当たった賞品がうれしくてこんなことをやる人も。 

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カラオケ大会もありました

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部屋ではトランプゲーム

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なんだか修学旅行の旅館のような部屋です。

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朝ご飯

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出発前のロビー。朝から雨で気が重い出発です。

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まかいの牧場は動物たちとふれあえる場所があちこちにあって、なかなかいいところでした。

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雨に煙るこんな風景もいいものでした。

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いよいよアイスクリーム作り。お姉さんの説明を熱心に聞き、セノーさんは質問したりしていました。

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容器に氷を入れます。

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塩を入れます。

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氷と塩を入れた容器にアイスクリームの元(牛乳、生クリーム、練乳)を入れ、回りに布を巻きます。

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その容器を転がします。

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転がすこと15分。ようやくアイスクリームのできあがり。

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こうやって今年も楽しいぷかぷか旅行が終わりました。

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あ、ぷかぷかさんがいる!

 パン教室やぷかぷかのお店によく来ているさらちゃんが、田舎に里帰りした際、家の近くの地区センターでお祭りがあり、障がいのある人たちがお店を出していたそうです。それを見たさらちゃんが

「あ、ぷかぷかさんがいる!」

って言ったとお母さんがとても喜んでいました。

 さらちゃんは4歳。障がい者という言葉も多分まだ知らないのだろうと思います。ただ障がいのある人たちの雰囲気というか感じは「ぷかぷか」とのおつきあいの中で、なんとなくあったようで、似たような雰囲気を持った人たちのお店を見て

「あ、ぷかぷかさんがいる」

って言ったのだと思います。

 映画『ぷかぷか』を作った宮沢さんは、「障害者」といういい方はおかしいので「ぷかぷかさん」って呼んだらどうかって、提案しています。手話で「ぷかぷか」っていう映像作品も作りました。

 

www.youtube.com

 

 さらちゃんはでも、多分宮沢さんの提案は知りません。お母さんも私も教えていません。ただ自然に

「あ、ぷかぷかさんがいる」

って言ったんだと思います。いつも親しんでいる人たちに似た人たちがいて、なんとなく親しみを感じ、なんとかその気持ちを表現しようとして口に出たのがこの言葉だったのだと思います。

 なんかすごくいいなと思いました。誰からいわれたのでもなく、自然に口に出た「ぷかぷかさん」という親しみを込めたやさしい言葉。おそらく日本で初めて障がいのある人たちのことを親しみを込めて「ぷかぷかさん」て言ってくれたさらちゃんに拍手!です。

 

 以前「ぷかぷか日記」の中で

「この子どもたちにこそ、未来を託したいと思うのです。」

と書いています。

pukapuka-pan.hatenablog.com

 別の日記では

「こんなにたくさん子どもたちが集まって、パン教室はパンといっしょに希望のある未来を作っているんだと思います。」

と書いています。

pukapuka-pan.hatenablog.com

 

 

さらちゃんのような子どもこそ、未来を担う子どもたちであり、希望のある未来を作ってくれるんだと思いました。

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★「障害者」という言葉では「親しみ」は込められません。さらちゃんが見た光景を

「あ、障害者がいる」とは普通言いません。相手に対してこの言葉はやっぱり失礼だと思います。それを思うと、さらちゃんが言った「あ、ぷかぷかさんがいる!」っていう言葉は、この時代の中で本当に光っているように思います。

 

 

 

 

 

 

親子二人で「自営業」

 障がいのある子どものいるお母さんたちが見学に来ました。「ぷかぷか」のことをいろいろお話ししたのですが、やはり子どもが社会人になったとき、どういったところで働くのか、といったことが一番心配なようでした。

 あちこち見学に行って、子どもの働く場所を捜す、というのが一般的ですが、そうじゃない方もいます。 以前、決められたレールの上を行くだけの安全な人生なんてつまらないじゃないですか、と重度の障がいを持った子どもと「自営業」をやるんだ、と言っていた元気なお母さんがいました。

pukapuka-pan.hatenablog.com

 子どもの働く場所を作るというと、なんだか大変そうですが、こうやって親子二人での「自営業」なら、なんとかなりそうな気がします。

 料理が好きなお母さん、あるいはお父さんなら、子どもと一緒に働く小さなお弁当屋ができます。

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 素材に気を使った安心して食べられるおいしいお弁当なら、この時代、必ず売れます。障がいのある子どもの存在感をうまく生かせば、ほかの弁当屋では絶対にまねできない付加価値がつきます。商売をする上で、この、ほかにはない付加価値はとても重要です。

 二人分の給料を稼ぎ出すだけなら、背伸びして売り上げを伸ばすこともないし、家にある調理道具で十分やっていけます。弁当の受け渡し口を作るだけなら、設備投資もそれほどかかりません。

 Facebookなら宣伝にお金はかかりません。毎朝弁当の写真を撮って、説明を加えてアップするだけ。こつこつ毎日やっていれば、自然にファンはつきます。

 「子どもと一緒に・弁当屋日記」をブログに書きましょう。子どもの将来に漠然と不安を抱いているお母さんやお父さんに、こんな道もあるんだよ、っていうメッセージになります。

 いや、なによりも二人の人生を、二人で切り拓いていく、というところがなんともわくわくします。人生すっごく楽しくなること間違いなしです。

 実現可能な小さな夢を持ちたいものです。

 

 

ワークショップ「おしゃべりな森をつくろう」

8月20日(木)は、「フェースofワンダー」の金子光史さんを講師にお呼びして、「おしゃべりな森をつくろう」というワークショップをおこないました。

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グループに分かれて、模造紙に森の絵を描いていきます。

 

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下地を塗った上から型紙を使って描いています。

 

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森の中に道をつくったり、木や生き物たちのセリフを書きました。

これだけでも、おもしろい物語のある絵になりますね。

中には手に絵の具を付けて描いているアーティスティックな子も…。

 

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最後は、グループごとに絵の中で宝物を一つ決め、森たちがおしゃべりしているセリフのヒントをもとに宝物を当てっこするゲームにまで展開しました。

 

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できあがった絵を囲んで記念撮影!

 

 

ワークショップ後は、恒例のお茶会。

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工房で手作りした、黒糖とレーズンのクッキーをいただきました。工房のメンバーさんがクッキーの説明をしてくれました。

 

各グループの作品。

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色味も描いてある絵もそれぞれ違っておもしろいですね。

森の中にクジラが居たり、恐竜が居たり、手形が押してあったり…各々が個性を発揮し、自由に描いていた時間が詰まっています。

 

 

 

☆9月のワークショップのお知らせ☆

大きなくじらを描こう!

障がいを超えて表現を楽しむアートスペース「フェース of ワンダー」と

「くすくすミュージアム」を主宰している金子光史さんが、8月に続いてわんどへやってきます!今回はマス目で描くワークショップ。どんなくじらができるかな♪

 

【日 時】 9月12日(土)10:00~11:30

【参加費】 お一人 500円(親子で800円)

【定 員】 15名(要予約)

【場 所】 わんどアトリエ

【お申し込みはこちらへ】(担当:柿澤・近藤)

電 話:045‐923‐0282  メール:pukapuka@ked.biglobe.ne.jp

・小学生未満のお子様は保護者同伴でお申し込みください。

・持ち物はいりません。汚れても大丈夫な服装でお越しください。

・終了後には手作りお菓子とお茶を用意しています♪

 

 

ワークショップ「牛乳パックで作るカズー」

 

8月19日(水)に、牛乳パックを使って「カズー」という笛を作るワークショップをおこないました。

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牛乳パックを四角に切ったり、折ってテープで止めたりと、簡単に作ることができます。

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ひし形の穴を空けたところにポリ袋を貼り、音が鳴る仕組みを作っています。

模様を描いたり、テープの色で装飾すると素敵ですね!

 

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できあがったカズーを吹いて演奏会。

リエさんの音頭で『チューリップ』や『赤とんぼ』などを演奏しました。

カズーは、声を出しながら吹くのですが、その音が実にユニークで、参加した子どもたちも大喜びでした。

 

ワークショップの後はみんなでお茶会をしてお開きとなりました。

楽しいお土産ができてよかったですね!

生きているものたちの笑う声/話すことば

朝の会で旅行の時に歌う「森は生きている」の練習をしました。しみじみいい歌だなと思います。

 

♩ 森は生きている/風だって雲だって/小川のせせらぎだって/生きている
  森は生きている/ 氷に閉ざされた/まつゆきそうだって/生きている
  森と空を/ 私は見た/ 生きているものたちの笑う声/話すことば

  燃えている火よ/あふれる力よ/森は生きている/森は生きている 

 

この歌はオペラ『森は生きている』で歌われているものです。このオペラを昨年ワークショップで取り上げてみようと思ったのは、歌がすばらしいのと、生きているものへの姿勢に共感したからです。これを通して「ぷかぷか」の命への姿勢を伝えたいと思ったからです。

  生きているものたちの笑う声/話すことば

 この歌を初めて聞いたとき、まわりにいる子どもたちの笑う声、話す言葉と重なって、なんだか涙が出そうになりました。

 そういう気持ちがぷかぷかのメッセージを生みました。右側の部分です。

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健康な命を未来に引き継いでいきたい。

子どもたちの笑う声、話すことばがいつまでも元気に響いていて欲しい。

ただただそれを願っています。

 

 

 

 

眞由美さんとこんなおつきあいしてたよ

 毎日のように家族でぷかぷかに来てくれる方から、「眞由美さんとこんなおつきあいしてたよ」っていううれしいメールが来ました。
 
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眞由美さんのあまりにも突然の訃報に、ただただ信じられずにいます。
 
昨年12月の「クリスマスツリーを作ろう」ワークショップ参加をきっかけに
眞由美さんと急接近しました。
森に向かう道のりで、何処に住んでいて何時に出勤して等、普段の生活を話してくれて、メンバーさん達の日常を初めて知った瞬間でした。
 
それ以来、ぷかぷか三軒長屋で私達家族に会うと必ずといっていい程、声をかけてくれて、バスの中で偶然会うと挨拶するようになりました。
「このまえ、バスでパパに会ったよ」なんて、私に言ってきてくれることも。
 
でも、眞由美さんから娘達にアタックしてくれるものの、なかなか自分の殻をやぶれない娘たちとは、まだ眞由美さんと距離があるなと思っていた今年の6月頃だったか、貴代子が「まゆみさん、まゆみさん」と初めてメンバーさんの名前を口にするようになりました。凄く嬉しかった〜。
そして、ワークショップでは絵を書いてる眞由美さんに話しかけ、一枚の壁が取り払われたようで、すごく私自身喜んだことを覚えています。
「これから、もっともっと近づいていけるといいな」と思っていました。
 
出しゃばりだとは思ったのですが、写真を撮った当初から「いい笑顔だな」と思っていた眞由美さんの写真があるので高崎さんに送ります。実は貴代子が撮ったものなんです。貴代子のカメラだったからこんないい笑顔してくれたのかな。なんて勝手思ってます。

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絵を描いている眞由美さんと貴代子が会話している動画もあって後日お渡しします。
眞由美さんと自然に会話ができていて、私達の大好きな動画で、高崎さんにもみてもらいたいと思ってます。
 
いつもみたいに「今日もメロンパン食べてるの!」「ごまっこパン全部食べたの!凄いね〜」とか言いながら、旅立った天国からも、笑いながら私達家族の事を眺めてくれていたら嬉しいなと思うばかりです。
 
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こんな関係を自分でしっかり作っていた眞由美さんてすごい人だったんだなぁとあらためて思いました。写真は眞由美さんと貴代ちゃんの関係がとてもよく見えます。私にはこんな表情の眞由美さんは一枚も撮れませんでした。
 
 眞由美さん、見てくれてますか? この写真、貴代ちゃんが撮ってくれたんですよ。まゆみさんの貴代ちゃんに向かうやさしい思いがそのまま出ていますね。
 
 
 

社会に目を向ける企業

 城南信用金庫の元理事長が理事長を辞めるとき、こんなことを言ってます。

《 企業の目的は、利益の拡大ではなく社会貢献です。会社の憲法である定款の目的には、利益の拡大とは書いてありません。企業は、定款に記された様々な事業を実施することにより世のため、人の幸せのために活動するという公的な使命があるのです。(城南信用金庫相談役=吉原毅)》

《「企業は社会に貢献するためにある」という観点から、「東日本大震災」「原発事故」などにも、逃げることなく、真剣に立ち向かいました。》

《社会貢献、社会福祉など、一般企業が目を向けない社会的な分野にあえて焦点をおいて、「みんなが仲良く安心して暮らせる社会」の実現に努めてきました。逆に、そうした社会的な視野や発想が、本業である金融分野でも、新たな事業や商品、人と人との強い絆を生み出しました。》

すばらしい理念を持った銀行だと思います。

企業というのは本来こうあるべきだと思います。社会あっての企業なのですから、社会が不健康だと、企業も不健康になります。

一方で社会に全く目を向けない企業も数え切れないくらいあります。

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 なんか悲しいですね。命を育むはずの食べ物が、命を傷つけています。となると、これって犯罪じゃないですか。

 

 そんな中でぷかぷかはどこまでも命を大事にしたいと思っています。

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ずっとずっと眞由美さんのこと忘れないよ

 眞由美さん、今、どのあたりを旅してますか?

 眞由美さんの突然の旅立ちに、みんなびっくりしました。でも、こういった悲しいことが突然やってくることも、人生。そんなことを一番年上の眞由美さんは、若いメンバーさんたちに教えてくれたのかな、とも思って自分を納得させています。

 すばらしい刺繍をたくさん残してくれましたね。ぷかぷかの大事な大事な財産です。眞由美さんがこうやって自分の人生を生きたこと、それが刺繍の形でしっかり残っています。

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 わんどが開店した2月から始めて、わずか5ヶ月でこんなにうまくなったの?と、7月のマルシェにやってきたマザーズの社長は絶賛してましたね。内輪のスタッフではなく、社会の中で厳しい商売をしている会社の社長の評価ですから、眞由美さんの腕は本物だと思います。

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 毎日のように眞由美さんの刺繍をやっている姿を写真に撮りましたが、刺繍に集中するまゆみさんの横顔は、近寄りがたいような気迫がありました。

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  きびしい仕事人の顔ですね。こんな顔してやった仕事だからこそ、マザーズの社長が絶賛するほどの刺繍ができたのだと思います。

 ほんとうに毎日が「いい一日」でしたね。そんなふうに輝く日々があったこと、それをぷかぷかの中で作り出したこと、それがなによりもすばらしかったと思います。

 

 眞由美さんは子どもが好きでしたね。その思いがいっぱい詰まった「アンパンマン」、カフェで子どもたちに大人気でした。子どもたちは眞由美さんの思いを素直に受け止めたんだと思います。子どもたちを動かすほどの、まゆみさんの「思い」を思いました。

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  カフェのコースターの刺繍もやってくれましたね。毎日お客さんの心を癒やしていますよ。

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 頭を坊主にしたときはびっくりしました。しかも数日後には金髪に染めてきたので、よほどの決意があったのではないかと思いました。自分があんなふうに坊主になれるだろうかと考えたとき、ようやくまゆみさんの、新しい自分に生まれ変わろうとする決意の深さが見えた気がしました。機会見つけてそのあたりの話をしようと思っていたのですが、それができないまま眞由美さんは旅立ってしまいました。あのときの決意はなんだったのかなぁって、時々考えます。

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 眞由美さんが旅立ってしまったことはとても悲しいことですが、眞由美さんが残してくれたたくさんの刺繍、日々の思いでを手がかりに、私たちは前を向いて生きていきます。まゆみさんのことを思い出しながら…。8月末にあるぷかぷか旅行にも、眞由美さんの作った刺繍持って行こうと思っています。

 そうそう、旅の途中で「銀河鉄道」の停車場があったら、ぜひ立ち寄って下さい。去年旅立った「しんごっち」に会えるかも知れませんよ。「しんごっち展」大盛況だったよって伝えて下さい。

 

 いつまでも、ずっとずっと眞由美さんのこと忘れないよ。

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★8月16日夜、入院中だった新井眞由美さんは急性心不全で亡くなりました。享年41歳でした。オーダーメイドのTシャツの刺繍を毎日やっていました。彼女の仕事は若いメンバーさんが引き継ぎます。 

 

 

珠美さんに脱帽

 昔子どもの保育園でいっしょだった全盲の珠美さんがお母さんといっしょにぷかぷかへやってきました。昔私が撮ってパネルにしてプレゼントした写真を持ってきました。5歳の頃の写真です。保母さんに読んでもらった絵本を手でなぞっています。 

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 目のガンで、眼球を両眼とも摘出し、4歳で世界を見ることができなくなりました。摘出手術の前、お母さんは珠美さんに

 「私の顔をしっかり覚えてて!」

って泣きながらいうしかなかった、とお母さんはその頃の辛い話をいっぱいしてくれました。

 そんな辛い話をはねのけるように珠美さんは毎日元気いっぱいに保育園の中を走り回っていました。あちこち段差があったり、階段があったりで、なんの配慮もない保育園でしたが、まぁ、そんなの関係ない!って雰囲気でしたね。太鼓をたたいていた写真も持ってきました。 

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 あれから15年。今、大学附属視覚特別支援学校に通う元気なお姉さんになっていました。池袋にはしょっちゅう遊びに行くそうで、地下街なら車の心配がないので、一人で歩き回ってショッピングしたりして楽しんでるそうです。地下街で方向がわからなくなり、迷子になることの多い私は、目をつぶって一人で地下街を歩き回るという珠美さんがなんだかスパーマンのように見えました。

 もうすぐ学校も卒業で一人暮らしをするそうです。

 「え?目が見えないのに一人暮らし?大丈夫?」

 と、私なんかはつまらない心配をして、

 「区役所の障害支援課に行って、どういう支援が使えるのか相談した方がいいよ」

なんて言ったりしたのですが、

 「大丈夫、近くに友だちがいればなんとかなります。知らない人に来てもらうより、その方がずっといい」

 「料理は?」

 「なんとかなります」

と、なんの不安もないようでした。

 

 びっくりしたのはiPhoneを全く普通の人のように使いこなしていたことです。

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 文字を打つのは私の何倍も早く、新しいページをどんどん開いていきます。なんの引っかかりもない画面の上の文字を正確に、しかもものすごいスピードでタッチし、文字を選択していたので、本当にびっくりしました。私は両目があいていてもここまでできないので、いったいどうなってるの、という感じでした。

 iPhoneには音声で読み上げるするアプリが入っているので、それをONにすれば、なんの問題もないといってました。読み上げるスピードが速すぎて、わたしには何を読んでいるのかさっぱりわかりませんでした。

 ぷかぷかのホームページもあっという間に検索し、Facebookページに載っていた「今日のおすすめお惣菜」を調べ、

 「和菓子、おいしそうね」

なんて言ったりして、なんかね、もう負けた、って感じでした。

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アート屋わんどに立ち寄り、大きなガラスの窓にさわって

「あ、クレヨンで描いているのね」

と、自分でも描き始めました。世界をいとおしむように両手でさわる横顔がステキでした。

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おひさまの台所で

「あれ、チカちゃんじゃない」

とお母さんがいい、珠美さんと小学校でいっしょだったそうです。10年ぶりくらいの再会でした。

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 目が見えなくても、私以上にたくましく生きる珠美さんに脱帽でした。 

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