ぷかぷか日記

世の中のぷかぷかさん達がみんな あんな風に安心していきいきと過ごせたらいいなぁ

 先日たまプラーザで上映した映画『ぷかぷか』の感想が送られてきましたので紹介します。

 

主役はもちろんぷかぷかの皆さんですが、彼らを取り巻くミュージカルを指導する
方々が、スタッフたちが、生き生きと楽しんでいる姿。私もいま、養護学校にて給食
介助の非常勤をしており、身近に子供らと接していて私が彼らから影響をうけて変
わっていくことを体感しています。この障がいの人らといることに慣れたときの、
いっしょにいることの安心感やら、発見やら。私も、社会に伝えていくお手伝いをし
なくてはいけない、と思いました。

死にたい口癖のお兄さん、すぐに答えられない女の子、気になるぷかぷかさんたち
の、時間をかけたからのうれしい成長の記録、高崎先生の暖かい見守りを貫く姿。
上映会を主催された方が、もっといろいろな人にみてほしい、とここまで企画を立ち上げた気持ちがわかります。

今回、チケット販売にはたまプラーザ近隣の特別支援級や、子育て支援関連、社会福
祉関連の知人らにお声かけし、見に来て頂きました。障がい児のお母さんらも結構来
ていただいたのですが、皆さんそれぞれに、子供の進路先への情報収集に必死な日々
です。この映画を見ていたそのお母さんたち、ミュージカルの練習風景や、パン屋販
売のシーンやあらゆる映像をみていて、みんな自分の子供たちにも、明るい明日があ
るという安心感やら、希望を感じたのではないかな、と思います。帰り際、皆さんの
一言一言と、その笑顔に、そう感じた。
…一方で、先日お亡くなりになったメンバーの方が映像に写ったとき、少し寂しい気
持ちにもなりました。それぞれの、寿命もあるんだな…、と。

○ ぷかぷかさんたちの持つある種のスピードのゆるやかさが心地よかったんだろう
と、解釈しています。高崎先生のお人柄というか、パーソナリティーに支えられてい
る部分が大きいのでしょうが
みなさんのひとりひとりの個性もやっぱり素晴らしく、自分って何ができているんだ
ろうと、(子ども達の)幼稚園時代からの疑問にまたぶつかってしまったデス。

○ どうしたらあの作品をお金をかけずにキャラバン上映できるか、全く興味も理解
も接点もない人たちにどうしたら見てもらえるか、を考えています。2部目のメイキ
ング(ワークショップ)を追った作品の方が、知らない人に伝える力があるように思
いました。本番の舞台映像も出てくるしね。私の職場もケアプラザですし、学校やP
TAの講座に食い込む方法はないものかな?とも思いました。
単純に役者さんに会いに行きたいな!パン食べたいなぁ〜〓とも思ったし、デフパ
ペットは私のあこがれでもあるので、ぷかぷかとパペットの化学反応起こしてるワー
クショップに私も身を浸してほぐしてもらいたいぃ〜〓とも切実に感じた。

そのままでいいんだよ、というメッセージは、北海道浦河のべてるの家(精神障がい
の方が地域に溶け込んだコミュニティーを作っている)につながるものがあります
ね。すごく豊かでおもしろいので、機会があったら本など見てみてください。という
わけでこちらこそ、映画お声かけいただいて感謝です。 

○ 一日お疲れ様でした。かなりの長時間。見応えありましたね。辻くんは、我が家
の坊主にも通じるところがあり、なんだか他人事でない懐かしさを感じたよ。

○ 娘は、感想について。心に伝わって、感じることでことばにできない。辻くん良
かった。ミュージカルのワークショップでやったことをたくさんやっていた。表現
ワークがなつかしい。それぞれの人の個性が光っていた。とか話していました。

○ 映画は感動したし、色々考えさせられました。世の中のぷかぷかさん達がみんな
あんな風に安心していきいきと過ごせたらいいなぁと思います。

○ こちらこそ、楽しかったです。 ありがとうございました。障害者と関わりを持っ
たことのない人が、あのような映像で障害者に少しでも親近感をもってもらえるとい
いな、と思います。関係者の方々の熱意もかんじられ、障害者のかたたちの生き生き
とした表情にも感動しました。ありがとうございました!・

映画をみた皆さん、さっそく郵便局前の「ぷかぷか」に、パンを買いに、お昼を食べに、あのキャストたちに、会いに行きたい!と思っているようです。
また、売り上げに貢献できますかね(^^♪ 
これからの時代は、ソーシャルビジネス 少子化、高齢化を鑑みて、イケイケどんど
ん勝ち組の時代は終わり、ぷかぷかコンセプトの街づくりのようなことが、意味をな
す社会にならないと、日本は自滅しますよ。なにが、地方創生でしょうか? 願わく
ば、これをきっかけに我が青葉区でも、ぷかぷか2号店のような仕事場が開設される
ことを! 今後もお付き合いのほどをよろしくお願いします。

 

●●● 

 映画『ぷかぷか』の自主上映をぜひやって下さい。2時間11分のちょっと長い映画ですが、障がいのある人たちと一緒に何ができるか、彼らと一緒に生きていくってどういうことか、ということについて具体的な提案をしています。何よりも未来に希望が持てるような映画です。

 映画監督の宮沢あけみさんと、ぷかぷか代表の高崎のトークショー込みで上映料は6万円になっていますが、価格は相談に乗ります。映画を見たあと、ちょっと元気をもらったり、ホッと気持ちが楽になったり、みんなの気持ちが前向きになって何か新しいことが始まったり、障がいのある人たちの未来に希望が持てたりするなら、それは6万円が生み出す『新しい価値』といっていいと思います。6万円が高いか安いかは、それが生み出す『新しい価値』をどのように評価するか、ということで決まるのだと思います。

  上映についてのお問い合わせは045−453−8511 ぷかぷか事務所 高崎まで

 

 映画『ぷかぷか』は来年1月7日(木)みどりアートパークホールでアンコール上映されます。

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むっつり大王は自分の中に

  第二期第三回ワークショップ。第一回は谷川俊太郎の詩『生きる』を読み、みんなの『生きる』を書きました。第二回はその詩に対立するものを書きました。でも対立の力が弱いというか、みんなの『生きる』世界を蹴散らすほどの対立がなかなか見えませんでした。

 そこで考えたのが『むっつり大王』。とにかく楽しいことやうれしいことが大嫌い。生まれてこの方、笑ったことが一度もないという暗い人生ひとすじの大王。

 その「むっつり顔」をやってみました。「むっつりの階段」というコミュニケーションゲームです。7人くらいが横に並び、最初の人は少しだけむっつりした顔を作ります。隣の人はそのむっつりした顔をよく見て、そのむっつり顔を少しふくらませて次の人に送ります。その次の人は更にふくらませて…というふうにだんだん「むっつり」をふくらませていきます。

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むっつりのお面を作りました。紙皿に自分のイメージするむっつり顔を描き、目に穴を開け、輪ゴムで耳に引っかかるようにしてお面を作りました。

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自分でむっつり顔をして、その自画像を描くヨッシー

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お面をつけてみます。

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ピアノに合わせて動き、むっつり顔をする理由を一つあげます。

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「うるさい!」とか「こっち見んなよ」とかいろんなことを言っていましたが、反省会で、「私がふだん思っていることと同じだわ」「これだけのことをふだん、みんな自分の中で押さえてるんだね」といった意見が出ました。要するに「むっつり大王」は外からやってくるのではなく、自分の中にいた、というわけです。

 「みんなの生きる」を蹴散らしてしまうものとして、わかりやすい「むっつり大王」を持ってきたのですが、それは実は自分の中にいた、という発見。

 「むっつり大王」を提案したとき、進行役をやっている演劇デザインギルドの代表のナルさんは

「むっつりは、悪ではなく、弱い状態を表していると思います。弱さというのは、単純じゃなくなるということです。外と、あるいは自分の内部とも葛藤を抱えて、なおかつその原因が見えていないからだと思います。」

と意見をくれました。

 今回、むっつりのお面をかぶって、むっつりの理由を言ってみたら、まさにそういったことが少し見えてきた、というわけです。

 

 私たちは日々の生活に追われる中で、谷川俊太郎の詩にある「生きる」の世界を、ともすれば忘れてしまいがちです。

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 大事にしなければならないことを忘れ、私たちはいったいどこに向かおうとしているのでしょう。

 

  先日、映画「ぷかぷか」を久しぶりに見て、

「ワークショップの場には、なんて豊かな時間が流れているんだ」

と思い、

「障がいのある人たちの、できないところをできるようにしようとか、時間のかかるところを、時間がかからないようにしようとか、そんなふうなことをちっとも考えていないからこそ、この豊かな時間が生まれたのだと思います。」

と書きました。

 できることはいいことだ、時間のかからないことはいいことだ、みたいなことにずっと追いまくられる日々の中で、だんだん「むっつり顔」が私たち自身の中でふくらんできているのかも知れません。そして『生きる』の詩にあるような豊かな世界を、知らず知らずのうちに自分で押しつぶしているのかも。

 だとすれば、ワークショップが創り出しているものや、ぷかぷかが作り出しているものの中にこそ、この「むっつり顔」を超えるものがあるのかも知れません。

 

 それをどうやって芝居の形にするのか、ここからが勝負です。

 

 

 

秋のぷかぷかマルシェ

わんどのkonです。

11月14日(土)は、秋のぷかぷかマルシェが行われました。

今日はそのマルシェの様子をご紹介します。

 

当日の朝。

雨のため、カフェの販売もわんどの中に移動し、準備万端です。

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UVレジン小物づくりのワークショップ。

プラ板に好きな絵を描いて、オリジナルのキーホルダーやバッジを作ります。

親子連れに人気でおおいそがしでした。

わんどメンバーのタカノブさん、アシスタントを頑張っています。

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ギャラリーでは、ぷかぷか名画展を開催。

みんなで描いたモナ・リザを展示しました。

忠実に模写したり、好きな色味にアレンジしたり、それぞれの個性がおもしろいですね。

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お昼時にはお客さんで席がいっぱいになりました。

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ヨッシー画伯による似顔絵コーナー。

今回は、似顔絵をプラ板のバッジやキーホルダーに加工できるメニューを設け、そちらもお客さんに好評でした。

画伯とおしゃべりしながら、制作の過程を間近で見られるこの時間も、似顔絵コーナーの楽しみです。

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休憩時間にわんどへお絵描きに来たパン屋のショウヘイさん。

お客さんの中にすっかり溶け込んでしまいました^^

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ぷかぷかカフェでは、わんどメンバーのノボさんの個展『NOBO’S WORKS』を開催。

一日在廊したノボさんは、お客様から作品について生のコメントをたくさんもらうことができたようで、嬉しそうに報告をしてくださいました。

『NOBO’S WORKS』の展示は12月4日(金)まで続きます!

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当日はあいにくの雨でしたが、足元の悪い中、たくさんのお客様に来ていただきました。ありがとうございました!

来月もいろいろなイベントを用意して、みなさんをお待ちしています!

 

そんなふうなことをちっとも考えていないからこそ

 11月22日(日)たまプラーザの映画『ぷかぷか』の自主上映がありました。半年ぶりに見る映画はとても新鮮で、

「なんて豊かな時間が流れているんだ」

と素直に思いました。ぷかぷかのメンバーさんと地域の人たちが一緒になって、芝居を作っていく。月一回集まり、6ヶ月もかけて、少しずつ少しずつ作っていきます。

 芝居を作る作業は、普通の人だけでやっても大変な作業です。そこに障がいのある人たちが加われば、もっと大変です。ストーリーがなかなかみんなの中に入って行かなかったり、いろんなことにものすごく時間がかかったり……。でも、その大変さをむしろ楽しみながら芝居作りが少しずつ進むところが,場の豊かさを生んでいるんだと思いました。

  障がいのある人たちの、できないところをできるようにしようとか、時間のかかるところを、時間がかからないようにしようとか、そんなふうなことをちっとも考えていないからこそ、この豊かな時間が生まれたのだと思います。そのことの意味をもっともっと私たちは考えていいように思います。

 

  映画の終わりのほんの5分ほど、ワークショップに参加したぷかぷかのメンバーさんたちの働くシーンが出てきます。エプロン、三角巾、マスクをつけ、黙々と働いています。ふだん見慣れているはずの、その働く姿が映画の中ではほんとうに輝いて見えました。この黙々と働く彼らの姿があって、あの輝くような舞台があったのだとあらためて思いました。そんなことを考えていたら、また涙がぽろぽろ出てきてしまって、そのすぐあとにあったトークショーでなかなか言葉が出てこなくて困りました。

 

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来年1月7日、長津田駅前にある「みどりアートパークホール」で映画『ぷかぷか』の上映会があります。ぜひ見に来て下さい。

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社会の中で評価されてきて…

区役所から「冬のたからものづくり」という子ども向けイベントのチラシのデザインを依頼されました。

アート屋わんどはこんな提案をしました。

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 文字はすべて利用者さんです。下半分の絵も。

ミドリンの絵も利用者さんが区役所でいただいた名刺の絵を参考に利用者さんが描いたものです。好みですが、こっちの方があたたかい感じがします。

イベントに使う垂れ幕の文字も利用者さんが書きました。とてもあたたかな感じのする文字です。 

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利用者さんの文字や絵がこうやって社会の中で評価されてきたことはとてもうれしいです。

社会がこんなあたたかな文字や絵で埋まったら、みんなの心もあたたかくなるかなぁ、なんて考えています。

王子様が…

 ユリさんが一週間ぶりに出勤。

「一週間何してたの?」

「寝てました」

「寝てた?ずっと?」

「はい、寝てました」

「眠り姫だね。」

「そうです」

「そうか、ひょっとして今朝、白い馬に乗った王子様が現れて、チュってキスしたんじゃない。それで目が覚めたんだよ」

「そう、実は王子様ができたんですよ」

「すごいじゃん、お姫様の写真撮らしてよ」

「恥ずかしいです」

といいながらも、完全に後ろは向かず、ちらっとこっちを見てるあたりがうれしい証拠。

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スタッフにも「え?王子様が現れたんだって!」と喜ばれたりして…

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帰りの会。

「一週間ぶりにユリさんが来ました。ずっと寝ていたそうです。ここでクイズです。どうして今日目が覚めたのでしょうか?」

「………………

「ユリさんは一週間、眠れる森の美女のように眠っていたそうです。今朝、そこへ白い馬に乗った……」

なんて感じで帰りの会をみんなで楽しんだのでした。みんな真剣な顔して聞いていましたよ。

 

 

こういう目で世界を見てるんだ

 土曜日のぷかぷかマルシェ。小雨にもかかわらずたくさんの方に来ていただき、ほんとうにありがとうございました。hanaちゃんのお母さんが似顔絵を描いてもらったときの話をブログに書いていましたので、紹介します。

 似顔絵画伯ことヨッシーに

「かわいく描いてください」

とお願いしたら

「見て描くから」(そのまま描くから)

と応えたそうで、気を遣っているような遣ってないような、それでいてなんともおかしいこの答え方に、座布団5枚!って思わずいいたくなりました。

 

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 できあがった似顔絵といっしょにモデルさんたちの写真を私が撮ったのですが、お母さんの携帯で撮った写真にはhanaちゃん、カメラを見てしっかり写っています。でも、そのあと私の大きなカメラで撮ったときは、もう用は済んだと思ったのか、お母さんの後ろにさっさと隠れてしまいました。ですから土曜日にアップした写真にはhanaちゃんは写っていませんでした。

 お母さんのブログに載っている写真のhanaちゃん、まっすぐにこちらを向いていて、「そうか、hanaちゃんて、こういう目で世界を見てるんだ」

って思いました。うかつなことはできないなぁ、と思いました。

こんな街にいることが幸せ

 セノーさんは今日もバス停付近で立ち往生。声をかけて笑顔になってもなかなか前に進みません。

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ようやく近づいてきて、私の目の下まぶたを押さえ、

「あ、目が白いねぇ。どうしてですか?」

「マック行ってないからです」

「マツイくんの目はどうして白いんですか?」

「マック行ってないからです」

「トミナガさんの目はどうして白いんですか?」

「マック行ってないからです」

………

と、これが延々10人くらい続いて、

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こうやってセノーさんの目もチェック(養護学校時代、毎日のようにマックに通い、テリヤキバーガーを食べ過ぎてぶくぶくに太ってきたので、下のまぶたを見て「あ、赤い!これはテリヤキバーガーの食べ過ぎで、糖尿病になりつつある証拠だよ。うわ〜たいへん!これはマックに行きすぎでもうマッキですよ、マッキ的症状です」といい、それ以来毎日目の検査をしています。その効果があったのか、最近は一週間に一度くらいしかマックに行かなくなりました。マックの店員さんにも、健康のためにマックを減らします、といったらしく、店員さんも気を遣ってくれてるみたいです。)

 

「ところでセノーさん、今どこに行くところですか?」

「あ、事務所です」

「だったら早く行ったら。」

「あ、そうですね、じゃ」

といいながら事務所に向かったものの、10メートルくらい進んでまた立ち往生。

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パフォーマンスが始まりました。

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こんなことができる人が街にいるとほんとうに楽しいです。そして、こんな街にいることに幸せを感じます。

 

 

無理しないで、そのままのあなたでいいんだよ。

 今週、養護学校のPTA主催の講演会があります。ぷかぷかがなにを目指し、どんなことをやってきて、何を作りだしたか、といったことをお話しする予定ですが、保護者の方たちが未来に向かって希望を持って前に進めるようなお話ができれば、と思っています。

 障がいのある子どもと一緒に、希望のある未来を切り開いていけるような,そのヒントになるようなお話…

 

 昨日の理事会で、社会に障がいのある人たちを適合させていくのか、それとも障がいのある人たちに社会を合わせていくのか、といったことが話題になったのですが、その話の中で、障がいのある子どもを抱えたお母さんで、厳しい訓練を希望する方が多いんですよ,という話を聞き、なんとも気が重くなりました。

 昔養護学校に勤めている頃、給食の時間、なかなかものを食べない子どもがいて、口から出そうとしている食べ物を無理矢理口に押し込んでいる教員が時々いました。これも大事な指導なんだといってましたが、私は見ているのも辛くて、そんなやり方はおかしいんじゃないか、といったのですが、いや自閉症の子どもにはこういう指導が必要なんだ、と言い張っていました。

 厳しい訓練というのは、そういう方向性を持っています。でも、そんなことで食べられるようになっても、そこにはおいしいものを食べる楽しさとか、幸せに思う気持ちなんかないような気がします。食べる、というのは、一つの「文化」だと思います。嫌なものを無理矢理食べさせるのは、その文化がどんどんやせ細っていくような気がします。

 心が寒くなります。

 そんな時代の中で、私たちはどうしたらいいのか、ということです。ものを食べない子どもがいたとき、無理矢理食べさせるような指導、あるいは訓練に任すのか、もう少し違う方法を私たち自身で考え出すのか、ということです。簡単に答えは見つかりません。でも、そこで私たちがほんとうに必死で考え、悩み抜くところにこそ、希望があり、答えがあるように思うのです。考え抜き、悩み抜くことで、私たち自身が変わること。そのことがとても大事だと思います。そうやって社会は少しずつ変わっていくのだと思います。

  hanaちゃんのお母さんも、昔はhanaちゃんを何とか社会に合わせていこうと必死になっていろいろやったそうです。でも、あるとき、hanaちゃん自身が今幸福に生きていることに気がつき、すごく楽になった、といっています。

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 もちろんこれですべて問題が解決したというわけではなく、昨日もhanaちゃんに髪の毛を引っぱられて、痛い思いをしながら似顔絵を描いてもらったり、プラバンをやったりしていました。そういう辛いことも引き受けながら、hanaちゃんのそのままを引き受けようとしているお母さんに私は拍手を送りたいのです。

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 《無理しないで、そのままのあなたでいいんだよ。》

 ぷかぷかが作ってきたものは、まさにそんなメッセージではないかと思うのです。そのままの彼らが、ぷかぷかを作っています。講演会では、そんなことが伝えられたら、と思っています。

 

 

 

第2回ぷかぷかマルシェ

 今日は第2回ぷかぷかマルシェ。雨にもかかわらずたくさんのお客さんが見え、うれしい限りでした。私はラジオ番組出演のため、午前中不在にしていたのですが、70本用意した揚げパンがあっという間に完売し、食べられなかったお子さんが泣いていたという話も聞きました。次回はもっとたくさん用意しておきますね。

 12時半過ぎにぷかぷかに戻ったのですが、まだたくさんのお客さんがいました。

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重度の障がいを持ったhanaちゃんは、お母さんの髪の毛を引っぱりながら似顔絵を描いてもらっていました。じっとしていないhanaちゃんを、文句一ついわずにヨッシーは黙々と似顔絵を描いていました。

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ようやく描き上がった似顔絵。左がhanaちゃんですが、肝心なhanaちゃんは後ろに隠れてしまいました。

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モナリザ展は文句なしにおもしろかったですね。

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こんなすてきな絵を描く人は地域社会の「宝」のような気がしています。

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