えりんぎさんが描いてくれた、ユニークな『ありがとうカード』!
どれもカワイイ💕
片栗こ おつかレンコン
れいぞうこ ごめんなさい

ぷかぷかのプロモーションビデオのプロデューサーが「ぷかぷか」についてこんなふうに語ってくれました。
大きな考え方として、「ぷかぷか」という団体は、他の就労支援施設では考えられないようなカタチで、物事を解決していますよね。
障がい者の存在価値や障がい者への偏見を、障がい者自身が勝負することで、地域社会の豊さへと変換させているのですよね。
ここには、これからの就労支援や福祉というものへの大きなヒントがあると思うのです。
物事を解決する、というのは、彼らの生きにくさ、社会における疎外を、今までにない新しいカタチで解決しようとしている、ということです。
一般的には「なんとなくいや」と思われている彼らも、よ〜くつきあってみると、人としての魅力に満ちあふれていて、その魅力で勝負するところから「ぷかぷか」は始まりました。
と書くと、なんだかかっこいいのですが、お店を開店する時、接客の仕方が全くわからなかったので、講師を呼んで、接客マニュアルの講習会をやりました。ところがマニュアル通りにやろうとする彼らが、なんだか気持ち悪い気がして(要するに彼らのいいところがちっとも見えなくて、無理してマニュアル通りにやろうとする彼らの姿が気持ち悪かったのです)、こんなことなら、そのままの彼らを出して方がずっといい、と接客マニュアルをやめて、彼らの好きなように接客してもらうことにしたのです。これが思いのほかお客さんに受けたんですね。「なんとなくいや」と思われている彼らが、「ぷかぷかが好き!」というほどのお客さんをたくさん作ってしまったのです。
これは何か「戦略」があったわけではなく、全く想定外の結果でした。
いろんな人がいることが地域の豊かさだとすれば、「ぷかぷかが好き!」という人が増えることは、彼らがいた方がいい、と思う人が地域で増えることであり、それは地域が豊かになっていく、ということになります。
ま、こんなことも、はじめからそう思ってやったことではなく、最初は「彼らの社会的生きにくさを解消する」ことを目的に「ぷかぷか」をはじめたのですが、「ぷかぷかが好き!」というお客さんが増え始めた頃から、これって、地域を豊かにしていることじゃん!て気がついたのです。
こういったこともすべて彼らのおかげなのです。彼らが毎日地域社会をせっせと耕し、少しずつ社会を豊かにしてきたのです。
これが「ぷかぷか流」の、新しいカタチのソーシャルイノベーションです。

新しいカタチのソーシャルイノベーター。こういう人こそが社会を変えるのです。政治家ではないのです。
中華メニューが大好きなメンバーさんが何故か多いぷかぷかです。


こんにちは。
梅雨まっただ中、いかがお過ごしですか?
6月25日土曜日にものづくり体験「ヘビの壁掛けをつくろう」を開催しました。

本日の講師は、普段はメンバーとスタッフのためのおいしい給食を作ってくださっているムタさん。
料理だけではなくアートにも造詣が深いんです。
そんなムタさんから薄く切った木のかけらをつかった壁掛け作りを教わりました。

全部で24種類の木を番号順に貼り付けていきます。

見比べてみましょう。色や模様の違いに気づけるかな?

先月の「おしゃべりな野菜たち」で大活躍だったナナちゃん。
カフェでお野菜たちとおしゃべりしながらランチするのを楽しみに、この日来てくださいました♪

数字の順番に貼り付けていくという工程がわかりやすくて、メンバーさんも夢中になって制作しています。

器用なヨッシー(でもボンドつけすぎなところからわかるように大雑把なのです)は一番乗りで完成!
名前をつけると「自分の」感がぐっと増すようです。

ミサキちゃんはおねえちゃんのミキちゃんに少しだけ伝ってもらいながら、でも自分で仕上げています。

二人そろって完成!目の色が違うと個性がでますね。
二匹のヘビは男の子の兄弟で、どうやらキャラクター設定やストーリーがあるらしいんです。

キヨちゃんのヘビは元気いっぱいで枠から飛び出しちゃいました!
エミちゃんのヘビはリボンをつけたおしゃまさん♡

おんなじ素材で作っても、表情と名前をつけるとひとつひとつやっぱり違う。
自分だけのお気に入りのヘビができあがりました。

今日のおやつは、おひさまの台所で大人気の「しおくまくん」と同じ塩こうじマドレーヌです。

サワノさんがかわいくラッピングして届けてくれました。

すっかり仲良しになった女の子たち。
おねえさんのミキちゃんが年下の子たちをよく気にかけていて
みんなで楽しめる遊びを呼びかけてくれていました♪
*次回のものづくり体験*
マスキングテープで貼り絵カード作り in ぷかぷか夏のマルシェ
7月23日(土) 受付時間11:30~13:30 ※予約不要
参加費 300円
所要時間は30分程度です。持ち物はいりません。
マスキングテープをさかなの形に切り取って涼しげなカードを作る予定ですが
もちろん何でもオッケー!作りたいものを自由に作って楽しみましょう♪
読んで下さりありがとうございました☆
(ゆっこ)
7月1日(金)15時〜、18時〜の2回、アート屋わんどで「不思議なクニの憲法」を上映します。
この映画は、憲法論議が政治によって進められるのでなく、主権者である
私たち国民の間に広がることを願ってつくられたものです。
国のかたちをきめる憲法に、誰もが当たり前に関心を持ち、正しい知識を得、
そして理解を深めるために、歴史的事実を重んじながら
「意見」よりも日常に根ざした「人びとの声」に耳を傾けます。
怒りや憎しみから出発する議論は広がっていきません。
対立よりも冷静な選択を—。
私たち一人ひとりが個として大切にされる自由な社会を守りたい。
映画にメッセージがあるとすれば、その一点の「希い」のみです。
●立憲主義って何? ●歴史に学ぶ(敗戦から日本国憲法の成立まで) ●Peopleを主役に(国民主権)
●侵されてはならぬもの(基本的人権の尊重) ●封建的家族制度からの解放(男女平等)
●進む憲法の空文化(9条・戦争放棄をめぐって)
●戦後の日米外交史 ●沖縄は憲法を手にしているか ●未来に向けて—18歳選挙権と若者の政治参加
●そしてあなたは何を選ぶのか?(自民党の改憲案・護憲派の主張・護憲的改憲派からの提案)
映画の中で水野スウさんが「私たちが自分らしく生きられること。これがいちばんすばらしい」と話すところがあって、 それも憲法に書いてあるからなんだとあらためてそのありがたさを思いました。
基本的人権の一つに「自由権」があります。「私たち一人ひとりが自分らしく生きる権利」です。ふだんはそんなこと当たり前、と思っているのですが、自民党の憲法改正草案をみると、《国民はこれ(基本的人権)を乱用してはならず、自由及び権利には責任及び義務がともなうことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない》とあって、「私たち一人ひとりが自分らしく生きる」ことすらままならなくなることがわかりました。憲法が変わるって、こういうことなんだと、映画見ながら気がつきました。
朝8時からのNHK「とと姉ちゃん」は戦時中の息苦しい雰囲気を描いています。改憲されるとどういう雰囲気になるか、よくわかります。ぜひ見てください。
今日初めて、スタッフである私が郵便局へ『出金』『入金』手続きを頼まれたので行くことになりました。大抵、いつも郵便局にはセノーさんが同行しています。ですのでセノーさんが頼りです。
「セノーさん、とっても頼りにしてます。教えてくださいね。」
「はい、かしこまりました。」
郵便局へ入り、セノーさんと接する郵便局のお姉さんがニコニコしています。なんだか癒やされているように見えました。
手続きに必要な伝票、必要な枚数にセノーさんは正確にスラスラと数字を書き入れ、ハンコをどんどん押していきます。

「 はい、できました。」
郵便局で手続きを終えた後、
「お次は銀行に行って記帳します。」
と教えてくれ、記帳しに行きました。
初めてでしたが、滞りなく手続きをこなせたのもセノーさんのおかげです。
セノーさん、ありがとうございました。
ぷかぷかのプロモーションビデオのプロデューサーといっしょに日本財団まで行き、「映像のチカラ」について話をしてきました。NPOの活動に共感してもらう上で、映像のチカラはとても大きい、といった話をプロデューサーにしてもらいました。
話の資料にあった「社会的インパクト評価」という言葉は、初めて聞いたのですが、とても新鮮に響きました。
《今後の日本では、社会課題に取り組むNPO法人をどのように評価していくかが課題となります。その評価基準が社会的インパクト評価と呼ばれているもので、映像が果たす役割が今まで以上に大きくなっていくと思います。
社会的インパクト評価とは、短期、長期の変化を含め、事業の活動の結果として生じた社会的・環境的な変化、便益、学び、その他効果を定量的・定性的に把握し、事業や活動について価値判断を与えることです。
社会的インパクト評価をおこなう目的は、大きく二つ「事業や活動の利害関係者に対する説明責任を果たすこと」及び「事業や活動における学び、改善に活用すること」があげられます。》
社会的・環境的な変化を定量的・定性的に把握するというのは結構むつかしい気がしますが、それでもそういったことを機会あるごとに評価していくことは利害関係者への説明責任でもあり、それは事業の改善に活用できると思います。
たまたまですが、地域活動支援事業の申請に昨年の活動報告書を書いたのですが、ある意味「社会的インパクト評価」だったのかなと思いました。
①パン屋、カフェ、お惣菜屋、アートスタジオの売上合計は約3,800万円。前年に比べ、約800万円の増加。おいしいもの、いいものを作り、お客さんが増えたことが大きい。
②お客さんが増えると、利用者さんのモチベーションが上がり、笑顔が増える。事業所全体が明るくなる。ぷかぷかに見学に来た多くの方が「ぷかぷかは明るいですね」といわれるが、お客さんが増えたことの効果は大きい。
③「人に喜ばれること」「人の役に立つこと」は仕事の喜びにつながる。お客さんが増えることは、そのまま仕事の喜び、日々の充実につながったと思う。
④ぷかぷかの利用者さんと地域の子ども達、大人たちがいっしょに大きなクジラの絵を描くワークショップを「アート屋わんど」でおこなった。横3.6m縦2mの大きな紙にわずか1時間でダイナミックなクジラの絵を描いた。みんなのエネルギーがワンワンと渦巻くようなクジラの絵ができあがった。利用者さんが地域の子ども、大人と一緒にひとつの作品を作るという試みだったが、予想をはるかに超えるダイナミックなエネルギーがその作品からは生まれたように思う。単なる「交流」といったものをはるかに超えたものがそこにはあったように思う。
⑤地域の人たちと協力して子ども達にオペラをプレゼントした。オペラはひとときの夢の世界。その夢の世界を子ども達にプレゼントし、子ども達の世界を、そして地域の未来を豊かにしていこう、という企画。オペラの公演前には歌役者を呼んで、ぷかぷかの利用者さんと地域の子ども達が一緒にオペラの中の歌を歌う「歌のワークショップ」をやったりした。地域の大人たち、子ども達と、新しい関係がずいぶんと広がった。
⑥緑区民まつりで地産地消ブースのデザイン、チラシのデザインを引き受け、50張りくらいあるテントの中でダントツのデザイン、と好評だった。またテントの横に貼り出した地産地消サポート店の大きな絵地図(横3.6m縦2m)も大好評で、後日緑区役所のロビーに飾られることになり、区長が出席して除幕式までやった。2015年2月に活動をはじめた「アート屋わんど」が大活躍した。
⑦緑区の区長、副区長が利用者さんの描いた似顔絵を名刺に使った。ほっこりあたたかい気持ちになる似顔絵の入った名刺は、相手との関係を解きほぐし、何よりもこういうところで障がいのある人たちの働きが評価されることに大きな意味がある。
⑧緑区役所の人権研修会に利用者さんに登場してもらった。利用者さんはただ会場の質問に答えただけだったが、それでも出席した方たちの心に響くものがあったようで、人権研修会でこんなにアンケートが集まったのははじめてです、といわれた。人権問題の当事者に登場してもらったことの意味がアンケートにはよく現れている。
⑨9月から翌年2月まで月一回地域の人たちといっしょに演劇ワークショップをやった。新しい関係、クリエイティブな関係を作り、あたらしい文化を生む活動として定着してきた。
「表現の市場」のチラシ制作は「アート屋わんど」。みどりアートパークの館長さん、演劇デザインギルドの代表が絶賛するくらいのできばえだった。
⑩演劇ワークショップの試みが新しい文化を生み出していると評価され、読売福祉文化賞を受賞。
⑪パン教室は昨年度11回やった。地域の子ども達、大人たちとたくさんの関係を作り上げることができた。
⑫7月から季節ごとにマルシェをはじめた。たくさんのお客さんを集め、地域との関係がまた広がったように思う。
ま、それにしても、こうやって並べると、よくやったなという気がしました。
肌寒い日でしたね。皆さん、体調を崩したりしていませんか?


障がいがある人と一緒に暮らす社会について掘り下げて考えるためのトピックス集です。