ぷかぷか日記

神さまが救ってくれたのかも。

 北海道の山中で行方不明になっていた小学校2年生の田野岡大和君が、6日ぶりに保護され、それについて今朝の朝日新聞にこんな投書がありました。

「大和君は昔話に出てくるような神さまに守られていたのかも知れない。たどり着いたところに小屋があり、水があり、眠るときに寒さもしのげた。日本中の祈りが大和君に降り注いだのだろう。」

 きっとそうなのだろうと思います。日本中の祈りが大和君を救った。ほんとうによかったですね。大和君のがんばりに、私たちも救われた気がしています。

 
 Facebookに載せたところ、こんなコメントが来ました。
 
 「 カムイの里だからね。樹木や水や動物たち、すべてに宿るカムイが彼を守ったのかな。」
 
 神さまが救ってくれたことで思い出すことがあります。
 私は30歳の時、初冬の富士山で滑落事故を起こしました。かちんかちんに凍りついた富士山頂上直下の岸壁帯を仲間と登っているとき、若い仲間が滑落。ザイルで結び合ったまま600メートルほど氷の急斜面を滑落(頂上直下から6合目付近まで)。奈落の底に引きずり込まれるような恐怖の中で気を失いました。たまたま6合目付近に貼り出していた尾根に乗り上げていのちは助かりました。両足首開放性脱臼骨折という大けがで、出血がひどく、目撃した山仲間の看護婦は、もうだめだろうと思ったそうです。たまたまその年は雪が少なく、5合目まで救急車が入ったので、助かりました。9ヶ月も入院し、なんとか歩けるまでに回復して今に至っていますが、あの時も、「こいつはもう少しやることがある」と神さまが助けてくれたのだと思っています。
 あの時、神さまが救ってくれなかったら、今の「ぷかぷか」もないわけですから。猛スピードで滑落する私を全力で救ってくれた神さまにあらためて感謝!です。
 

油淋鶏

今日のメニューは最近、中華料理のお店では当然の様にメニューにのっている油淋鶏です。

私の若い頃はこんなメニューなかった様な?気がします。あっても家庭のテーブルには乗らないものでした。昔に比べると昨今の料理数はすごいですよね。✩油淋鶏の他には
✩ジャガイモの炒めもの
✩春雨サラダ
でした。
ジャガイモは皮のまま細切りにしてバターと塩でシンプルに味付けをしました。f:id:pukapuka-pan:20160603155851j:imagef:id:pukapuka-pan:20160603155911j:imagef:id:pukapuka-pan:20160603155858j:image

駐車場ごみ集め

ダイチごみ集め隊長の「これから駐車場のごみ集めに行きます」

ちょっと声が小さいけど、号令がかかり出発!そして作業開始。
f:id:pukapuka-pan:20160603134815j:image
f:id:pukapuka-pan:20160603134829j:image
綺麗になりました。

袋煮

今日のメニューは

✩袋煮
✩小松菜のにんにく和え
✩白菜のあんかけ
でした。
袋煮の中には鶏ひき肉、人参、ゴボウ、椎茸、玉ねぎなど具沢山。袋煮の下には直売所から購入したしぼり染めの様なさぼいキャベツを敷いています。
最近、直売所のお野菜を多く取り入れている為にメニューを変更させていただくことが多くなりました。ですが、地場のお野菜を食べる事はとても大切にしたいと思っていますので、皆さんよろしくお願いします。
f:id:pukapuka-pan:20160602160731j:imagef:id:pukapuka-pan:20160602160743j:image

人は誰でもそのままで生きていていい

 近所の方から素敵な話を伺いました。

 

●●●

【ツジさんと鶴さんのおはなし】

先日、こどもたちとぷかぷかパン屋さんに行きました。

『あ!今日はツジさんいたよ!』

こどもたちがお店をのぞいて、うれしそうに走っていきました。
こどもたちも私も、ツジさんが外販でいらっしゃらないときは、とてもがっかりするのです。

お店に飛び込んでいったこどもたちはまず、パンを選ぶ前に、ツジさんを囲んでニコニコ。

ツジさんは、いつものように
『マダガスカル   クロアチア  ・・・』
国名を言いながら、てきぱきと働かれていました。

店内には、他にお客様がいらして、
コーヒーを飲んでおられました。

『スペイン  マドリード ・・・』

ツジさんの国名のおしゃべりの中、先ほどのコーヒーのお客様と私は、目が何度もあいます。

その表情から 私がツジさんのおしゃべりに驚いているか、すこし心配されているのかな、と思いました。

そのとき、コーヒーのお客さまが
スタッフの鶴さんに声をかけられました

『(・・・)訓練した方がいいんじゃない?』

全部は聞こえてこなかったので不確かなのですが、

『訓練』

という言葉は、まっすぐ聞こえてきて、
おもいっきり反応してしまい、

思わず、
『訓練してほしくないです!わたしたち、ツジさんが大好きなんです。会いに来ているんです。訓練・・・してほしくない。』

と、口をはさんでいました。

久しぶりに聞いた『訓練』という言葉に、ちょっとカチンときたのです。

そうしたら、
スタッフの鶴さんは、
何も動じずに、こうおっしゃったのです。

『ツジさんにおしゃべりをやめて。と言うのは、ツジさんに息を止めて、ということと、同じことなんです。』

『訓練は無理です。』

『それに、ツジさんの声は、とてもいい声だから、α波というのかしらね、聞いていて、とても気持ちがいいんですよ』

『お客様からクレームもありませんよ』

コーヒーのお客さまが、お話されることに鶴さんは、丁寧に応えています。

そのあと、コーヒーのお客さまは、ツジさんにもお話をされていました。

ツジさんは、『はい!』と元気いっぱいの返事。

『はい!』(そのとおりです!)
(もう、その話は、おわりです!)

そんな風に聞こえました。

コーヒーのお客さまはもう、何も言われませんでした。

そのやりとりの様子を、こどもたちは、じっと見つめ、じっと聞いていました。

レジに行くと、
ツジさんはいつもよりも はりきった感じで
『760円です!』

トレーの上のパンの代金をあっという間に計算して教えてくれました。

そして、ツジさんは
すこし、笑ったお顔で、言われました。

『チキルーム✨』

『はい、魅惑のチキルームですよね。』

ツジさんが歌う魅惑のチキルーム。

大好きです。

ツジさんがぷかぷかマルシェで披露された歌声。

ツジさんの生きている世界は、
『魅惑のチキルーム』みたいに
陽気で楽しくて、
みんながしあわせな世界なんだなあって
感動したことを思い出しました。

胸がいっぱいになりながら、
こどもたちとぷかぷかパン屋さんを出て
空を見上げました。

ぷかぷかのご近所に暮らせていることに
誇りを感じました。

そして、胸がいっぱいになるほどの幸せを感じました。

人は誰でもそのままで生きていてよくて

誰からも「訓練」されることなんて必要なくて

きもちよく生きているその姿は、
みんなの幸せにつながっている

鶴さんの言葉

ツジさん、とっても嬉しかっただろうなあ

コーヒーのお客さまもいいパスをしてくれて、すごいタイミングにお店にいることができて

ほんとうにラッキーだなあって思います

ぷかぷかさん

ここに居てくださることが
私たちの幸せです

ツジさんが歌う
魅惑のチキルームが、いま、わたしの頭の中を流れています。


●●●

 

社会はこうやって、少しずつ少しずつ変わっていくのだろうと思います。

近所の方と、スタッフと、ツジさんの対応がすばらしいですね。

ぷかぷかが街の中にあることで、どんなことが起こるのか、そのことが社会の中でどんな意味を持つのかがよく見えます。

「障がいのある人たちは社会に適合できるように訓練した方がいい」という考えが、社会の中で圧倒的な力を持つひとつの「文化」だとすれば、近所の方とスタッフ、ツジさんの対応から見えてくるのは、「訓練なんかしなくていい」という、もう一つの新しい「文化」だと思います。「文化」といっていいほどの、人の新しい生き方の提案。

「人は誰でもそのままで生きていていい」という文化。

「それぞれがきもちよく生きているその姿は、みんなの幸せにつながっている」という文化。

ぷかぷかは今、それをこの街で創り出しているのだと思います。

f:id:pukapuka-pan:20160602123305p:plain

ぷかぷか農園紹介

  1. ぷかぷかではお店から車で10分程離れたところに畑をお借りして野菜を栽培しています。見た目や収穫量よりも野菜を食べる人の体のことを考え、農薬と化学肥料は使わないようにしています。このところ暑くなってきたので雑草が育つペースが早くなってきました。畑に行くたびに汗だくになりながら草むしりをしています。f:id:pukapuka-pan:20160601183452j:plain

畑には月、水、金の午前中に行きます。その日の午後にはおひさまの台所前に旬の野菜が並びますので、是非のぞいてみてください。

今後この日記では、どんな野菜を植えたかや畑の状況を紹介していければと考えています。よろしくお願いいたします。

 

金曜日と月曜日と火曜日そして今日

4日間もメニューのご紹介がたまってしまいました。遅くなっても皆さんにお伝えしたい気持ちでいっぱいです!

金曜日はロールキャベツでした。
デミグラス仕上げでベーコンと共に煮込みました。
f:id:pukapuka-pan:20160601163546j:image
月曜日はジャーマンポテトでした。ぷかぷか農場のジャガイモが半分くらい入っています。
f:id:pukapuka-pan:20160601163714j:image
火曜日は焼き魚でした。鯖の塩焼きの上にたっぷりの大根の荒おろしをかけました。
f:id:pukapuka-pan:20160601163829j:image
そして今日、水曜日は鶏の照り焼きと切り干し大根、そしてさつまいものレモン煮でした。f:id:pukapuka-pan:20160601163941j:imagef:id:pukapuka-pan:20160601163958j:imagef:id:pukapuka-pan:20160601163952j:image

あざみ野アートワゴン

5月の思い出、まだまだあります!

5月5日(木)こどもの日は、アートフォーラムあざみ野で行われた「あざみ野アートワゴン」に出店してきました。

作家さんや福祉事業所を採り上げ、定期的に開催される特設ショップで、今回初めてわんどに声をかけていただき、実現しました。

 

こちらが物販コーナー。

おしゃれなワゴンにお店を構え、アートグッズやパン、ラスクを販売しました。

f:id:pukapuka-pan:20160505103855j:plain

実はこの日のためにプライスカードを新調しています。

f:id:pukapuka-pan:20160505104139j:plain

 

 

お隣にはヨッシー画伯による似顔絵コーナー。

f:id:pukapuka-pan:20160505115545j:plain

何十枚と似顔絵を描き続けてきたヨッシーは、より特徴をつかみ、じっくり描き込むようになってきています。

f:id:pukapuka-pan:20160505120457j:plain

f:id:pukapuka-pan:20160505123424j:plain

 

 

パラソルの下では、ワークショップ「UVレジンのバッジ作り」を行いました。

f:id:pukapuka-pan:20160505114005j:plain

ikumiさんの元気な接客。ヒカリさんのテキパキとしたプラ板の焼き作業。Erinaさんの丁寧なラッピング。メンバーさんが自分の役割を持って頑張ってくれました。

 

f:id:pukapuka-pan:20160505122435j:plain

参加してくれた子どもたち。

プラ板に思い思いの絵を描き、自分だけのバッジ作りを楽しんでいました。

 

 

わんどの常連さんはもちろん、チラシを見て来てくださった方、通りがけに寄ってくださった新しいお客さんにも出会いました。ありがとうございました!

またひとつ、新しい場所でわんどの種をまくことができました。

 

(kon)

 

彼らの絵には、人を楽しい気持ちにさせるチカラがある。

 ぶんぶんマルシェがありました。ぷかぷかで作った横断幕が、あんばいよく収まっていました。

f:id:pukapuka-pan:20160531000509p:plain

 こういう雰囲気の中でこそ生きる横断幕だと思いました。「ぶん!ぶん!」という勢いをどうやって出そうかといろいろ悩みましたが、なんとかいい雰囲気が出せたと思っています。

 

 横断幕を描く中で、楽しいミドリンがたくさんできました。

f:id:pukapuka-pan:20160531004105p:plain

 絵を見ながら、ミドリンて本当はこうやってすごく楽しいキャラクターなんだと思いました。区役所の職員の名刺にはプロの方が描かれたミドリンが印刷してあるのですが、正直言ってあまりおもしろくないですね。絵はうまいのですが、「あ、楽しい!」って感じではないのです。

 アマチュアで、障がいのある人の描いたミドリンの方がはるかに楽しいと思います。見る人を楽しい気持ちにさせる、彼らの絵にはそんなチカラがあります。彼らはそうやって、社会を楽しくしているのだと思います。だとすれば、彼らは社会にとって、とても大切な存在になります。

f:id:pukapuka-pan:20160526112409p:plain

f:id:pukapuka-pan:20160526112516p:plain

f:id:pukapuka-pan:20160526112447p:plain

こんな絵を描く人は、社会の宝だと思います。

   

 「ぶんぶんマルシェ」は初回だっただけに、マルシェを目指してきたお客さんは、ほとんどいないようでした。下の写真のような雰囲気で、いるのはほとんどスタッフだけでした。

f:id:pukapuka-pan:20160531000943p:plain

 

 お昼休みに区役所の職員が出てきたりして、そこそこ売れたようでしたが、やはり「ぶんぶんマルシェ」を目指してくるようなお客さんをしっかり作っていかないと、これから先、だめだろうなという気がします。商品の魅力、雰囲気の魅力をどうやってこれから創り出すのか、というところですね。

最近の日記
カテゴリ
タグ
月別アーカイブ