金曜日は鮭の味噌焼きの予定だったのですが、

金曜日は鮭の味噌焼きの予定だったのですが、
7月2日(土) パン教室がありました。
メニューは
パン教室は今回で56回目になります。ですからメンバーさんはみんなすばらしくうまくなり、何も言わなくてもメンバーさんが小さな子ども達にいろいろ教えていました。
ハシムラさんは、女の子にとても丁寧に優しくメロンパンの成形を教えてあげていました。
お母さまもその様子を見守られて、いい感じでした。
橋村さんも「優しく教えてあげられました!」と嬉しそうでした。
恐る恐る、手で粉を混ぜます。
お兄さん達はものすごーく楽しそうでした。
クッキー生地作りのボウルに男性4人が群がっていました。
大きいボウルが小さく見えました。
コンノさんはいつものようにお客さん相手におかしい話を延々していました。
ナガシマさんのこの姿、感動的。
美しい包丁さばき
急遽焼いたスコーンでお茶もできて、満腹のパン教室でした。
ピタパンがすごく美味しかったです。
香ばしくてモッチリした生地と、スパイシーなタンドリーチキンが最高に合って、夏にぴったりだと思いました。
パン教室ではあり得ない雰囲気
ツジさんは絵本の朗読ももやってくれました。ほとんど暗記している感じでした。
そうして、できあがり!
7月1日(金)、職場の研修として『不思議なクニの憲法』の上映をしました。今の社会情勢の中の「日本国憲法」に真っ正面から向き合った映画です。
職場では普通こんな政治的な映画の上映なんてしません。でも、参議院選挙を1週間後に控え、やむにやまれぬ気持ちで上映会をやりました。選挙結果によっては、70年かけて作り上げてきた平和な国、戦争をしない国が、「戦争のできる国」「戦争をする国」に変わってしまうからです。
こんなに大変な結果を生む選挙、こんなに緊張感のある選挙は、私ははじめてです。
政治には興味がない、とか、政治の話はしたくない、関わりたくない、あるいは、選挙なんか行っても、何も変わらない、と選挙に行かなくても、選挙の結果は国民すべてに降りかかります。結果が出てから、驚くような事態になっても、何も文句は言えません。
子どもには選挙権がありません。それでも選挙の結果は子ども達にも降りかかります。戦争をする国になれば、子ども達も戦争に巻き込まれます。こんな理不尽なことはありません。だからこそ、私たちは子ども達に対して責任ある選択をする必要があります。どういう未来を私たちは選ぶのか、子ども達も戦争に巻き込まれる可能性のある未来を選ぶのかどうか、です。
オペラシアターこんにゃく座の作曲家萩京子さんのソング集『HELP!』にこんな歌が入っています。
「はじめのことば」 さねとうあきら
こどもだからといって
戦争は よけてとおらない
泣こうが わめこうが
だれもたすけてくれない戦争
かぼそい手足を つっぱらせ
ありったけの チエと勇気を ふりしぼって
こどもたちだって たたかったのだ
やせこけた ふたつのうででは
とてもささえきれないほどの
平和のおもたさを たしかめた
その日まで…
泣こうが、わめこうが、だれもたすけてくれないのが戦争。たすけようと思っても、だれもたすけられないのが戦争。
そして、結果によっては、その戦争に突き進むことになる今回の選挙。
自民党政調会長の稲田朋美は講演会でこんなことを本気で言っています。
「国民の一人一人、皆さん方一人一人が自分の国は自分で守る。そして自分の国を守るためには血を流す覚悟をしなければならないのです!」
子ども達の顔を見ながらこんなことがいえるのか、と信じがたい思いでいますが、政権与党の政調会長がこんなことをまじめに言っている以上、彼らは選挙に勝てば堂々とこの方向へ日本を引っぱっていくでしょう。
子ども達の未来がかかった選挙。子ども達が戦争に巻き込まれるような時代には絶対にしたくありません。
①
②
③
④綺麗に装着完了!
日本国憲法 前文は朗読するとこんなにすばらしいものなんですね。民進党が発信したものですが、こういうセンスもあったんですね。少し見直しました。
とにかく日本国憲法を作った人たちの思いがまっすぐに伝わってきます。感動するほどにすばらしいです。
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚する
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであ
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓
7月1日(金)午後3時と、午後6時の2回、アート屋わんどで「不思議なクニの憲法」の上映をします。
ぷかぷかのプロモーションビデオのプロデューサーが「ぷかぷか」についてこんなふうに語ってくれました。
大きな考え方として、「ぷかぷか」という団体は、他の就労支援施設では考えられないようなカタチで、物事を解決していますよね。
障がい者の存在価値や障がい者への偏見を、障がい者自身が勝負することで、地域社会の豊さへと変換させているのですよね。
ここには、これからの就労支援や福祉というものへの大きなヒントがあると思うのです。
物事を解決する、というのは、彼らの生きにくさ、社会における疎外を、今までにない新しいカタチで解決しようとしている、ということです。
一般的には「なんとなくいや」と思われている彼らも、よ〜くつきあってみると、人としての魅力に満ちあふれていて、その魅力で勝負するところから「ぷかぷか」は始まりました。
と書くと、なんだかかっこいいのですが、お店を開店する時、接客の仕方が全くわからなかったので、講師を呼んで、接客マニュアルの講習会をやりました。ところがマニュアル通りにやろうとする彼らが、なんだか気持ち悪い気がして(要するに彼らのいいところがちっとも見えなくて、無理してマニュアル通りにやろうとする彼らの姿が気持ち悪かったのです)、こんなことなら、そのままの彼らを出して方がずっといい、と接客マニュアルをやめて、彼らの好きなように接客してもらうことにしたのです。これが思いのほかお客さんに受けたんですね。「なんとなくいや」と思われている彼らが、「ぷかぷかが好き!」というほどのお客さんをたくさん作ってしまったのです。
これは何か「戦略」があったわけではなく、全く想定外の結果でした。
いろんな人がいることが地域の豊かさだとすれば、「ぷかぷかが好き!」という人が増えることは、彼らがいた方がいい、と思う人が地域で増えることであり、それは地域が豊かになっていく、ということになります。
ま、こんなことも、はじめからそう思ってやったことではなく、最初は「彼らの社会的生きにくさを解消する」ことを目的に「ぷかぷか」をはじめたのですが、「ぷかぷかが好き!」というお客さんが増え始めた頃から、これって、地域を豊かにしていることじゃん!て気がついたのです。
こういったこともすべて彼らのおかげなのです。彼らが毎日地域社会をせっせと耕し、少しずつ社会を豊かにしてきたのです。
これが「ぷかぷか流」の、新しいカタチのソーシャルイノベーションです。
新しいカタチのソーシャルイノベーター。こういう人こそが社会を変えるのです。政治家ではないのです。
中華メニューが大好きなメンバーさんが何故か多いぷかぷかです。
障がいがある人と一緒に暮らす社会について掘り下げて考えるためのトピックス集です。