もう梅雨明けですか?という感じの晴れの日ですが、明日からまた雨模様の天気予報です。
もう梅雨明けですか?という感じの晴れの日ですが、明日からまた雨模様の天気予報です。
月に1度の土曜日はお楽しみメニューです。
朝、セノーさんと郵便局に前日の売り上げを入金しに行きました。セノーさんはぷかぷかのはんこを押すスタンプ台を受付のお姉さんに借ります。
手を振り上げ、目を閉じて「あ〜、あ〜、あ〜…おねーさん、あ〜、あ〜…ちょっと待って…、あ〜、あ〜、スタンプ台貸して下さい」と、用件を伝えるのにものすごく時間がかかります。
でも、この間合いの取り方が実に微妙で、なんともいえないおかしさを生みます。受付のお姉さんは、その微妙な間合いがだんだんわかってきて、笑いながらずっとセノーさんの言葉を待っています。スタンプ台を借りることがわかっていても、セノーさんの言葉をずっと待っているのです。この、文句ひとついわずに、ずっと待っているところがすごくいいなと思うのです。
帰りがけは、今日はお姉さんたち全員に手を振り上げて「あ〜、あ〜、あ〜…おねーさん、あ〜、あ〜…ありがとうございました」といい、お姉さんたちみんなが笑いながら「ありがとうございました」なんていってました。
セノーさんは、どちらかといえばあまり仕事をしません。でも、郵便局のこんなあたたかな雰囲気を自然に作ってくれます。私が一人で郵便局に行っても、こんな雰囲気は絶対にできません。
お姉さんたちをほんのひととき、あたたかな気持ちにさせるなんて、誰にでもできることではありません。これはですから、セノーさんの立派な仕事なのです。あたたかな気持ちの中で、セノーさんがいることの意味、ぷかぷかが街の中にあることの意味をしっかり伝えています。セノーさんはこうやって街を耕しているのです。
郵便局に行くたびに、こんなポーズで「あ〜、あ〜、あ〜…おねーさん、あ〜、あ〜……」といいながら、街を耕し、街を、みんなの心を、豊かにしているのです。セノーさんはだから、ああ見えて、実はすばらしい仕事人なのです。社会を変える仕事人、ソーシャルイノベーターなのです。
いろんなことがみんなと同じようにできなくても、こんなすばらしい仕事をやっているのです。そんなふうにみんなが思えるようになれば、社会はもう少し楽になるように思うのです。
カフェおすすめのオリジナルスイーツ。
玉子と牛乳で作ったシンプルだけどクセになるIKUMIさんのプリン。
シフォンケーキはまいまいが心を込めて丁寧に焼き上げています。
味はその日の楽しみで。
ドリンクはコーヒー、紅茶(ホット、アイス)
みかんジュースからのえらんでいただいて500円です。
ティータイムは10:00〜16:00です。
ラストオーダーは15:30です。
お待ちしております。
今日のメニューは
週の真ん中、、、と言いたいところですが、今週は土曜日までです。
昨日、NHKの「あさいち」で「発達障害児」のことを話題にしていました。2歳、3歳になっても言葉が出ないとか、目が合わないとか、いろいろ悩みを抱えている若いお父さんお母さん向けの内容でした。こういうトレーニングをするといいとか、何かできたときは必ずほめてあげるとか、障がいのある子どもを抱えてどうしていいかいろいろ悩んでいるお父さんお母さんにとっては、支えになる情報だったと思います。
ただ、いろいろできなくても、いっしょにいるといいこともいっぱいありますよ、という、発想の違う支えがあっても良かったかなと思いました。できないことをできるようにするという方向での支えではなく、そのままでもいいんだよ、いっしょにいるといいことはいっぱいあるよ、という支え方。子どもへの目線が多分変わります。できないことはだめだ、という思いから解放され、気持ちがものすごく楽になります。子どもといっしょにいることが、もっと楽しくなります。
ぷかぷかは「彼らとはいっしょに生きていった方がいいよ」というメッセージを日々ホームページ、Facebookページなどで発信しています。
ぷかぷかは彼らのできないことをできるようにする、という方向ではなく、そのままの彼らがいい、そのままがいちばん魅力的、と、そのままの魅力で勝負するお店を街の中に作り、結果、地域社会で「ぷかぷかが好き!」とか「ぷかぷかのファンです」という人を増やしてきました。
そのままの彼らが地域を耕し、地域を豊かにしてきたのです。
「はじめは上から目線で彼らのことを見ていましたが、彼らに耕されたおかげで、今は彼らのことを普通に見られる(フェアに見られる)ようになりました」と言うお客さんがいます。お客さんの視線を変えたのは、彼ら自身です。何かができるようになった彼らではなく、そのままの彼らです。
上から目線で見ていた人を、フェアな目線で見られる人に変えるって、すごいことじゃないかって思います。しかもああだこうだと説明したのではなく、彼らのありのままのふるまいが人を変えたってことが。
人が豊かになるって、こんなふうに変わることだと思います。「そのままの彼らが地域を耕し、地域を豊かにしてきた」というのは、そういう人を地域の中で増やしてきたということです。
ありのままの彼らが、社会に貢献しているのです。
ちょっとだけ、朝から気持ちの落ち込んだメンバーさんがいて…
そんなメンバーさんのために
ミズキ君が歌を歌ってくれました…
たとえば君が 傷ついて
くじけそうに なった時は
かならずぼくが そばにいて
ささえてあげるよ その肩を
世界中の 希望のせて
この地球は まわってる
いま未来の 扉を開けるとき
悲しみや 苦しみが
いつの日か 喜びに変わるだろう
アイ ビリーブ イン フューチャー
信じてる
笑顔で、必死に歌っているミズキ君
「気持ちが楽になったよ(^-^)」と応えたメンバーさん
そばで見ていて、ほろほろ…(T_T)っとなりました。
あ~こんなつながり、素敵だな~
工房での仕事がおわり、ちょっとの間寛いでいるでいるダイチさん。
障がいがある人と一緒に暮らす社会について掘り下げて考えるためのトピックス集です。