今日の体感気温は一体何度なのでしょうね。
今日の体感気温は一体何度なのでしょうね。
昨夜、近所の方からこんなメールが来ました。
いつも噛みしめるほどにおいしいパンや、体が喜ぶお惣菜や、心からほっとくつろげる憩いの場所をご提供くださり、ありがとうございます。
たくましいドーベルマンはよく覚えていたので、すぐにFacebookページを探しました。私も犬が大好きなので、近所の方の気持ちが痛いほどわかり、夢中になって探しました。ところがFacebookページは過去にさかのぼるほど、ダウンロードに時間がかかり、2月にアップしたページにたどり着くのに2時間近くかかってしまいました。それでも探し当てたときは「やったぁ!」って感じで、もう夜中の1時過ぎでしたが、すぐにそのサイトのアドレスをメールしました。
で、先ほどお礼のメールが来ました。
「一生の宝物」という言葉がずんときました。たまたま通りがかって撮っただけの写真なのですが、それが誰かにとっては「一生の宝物」になることもあるのですね。
大きな犬を連れて食事をしに来た方がいました。
このぷかぷか日記はタカサキがずっと書いてきました。ぷかぷかのスタッフ全員の合意を取っての文章ではありません。全員の合意を取っていたら、日記ではなく、単なる「お知らせ」になってしまって、おもしろくもなんともありません。どこまでもタカサキの、頼りない、いい加減な、行き当たりばったりで、いつも見る前に飛んでしまう、思いつきばかりの、へろへろ日記だからおもしろいのです。反省をこめてサブタイトルにそう入れました。
「ぷかぷか」は、はじめからこんなふうにしよう、とイメージが決まっていたわけではありません。決まっていたのは、障がいのある人たちと一緒にパン屋をやる、ということだけでした。
そしてこのぷかぷか日記は、その記録から始まりました。もちろん記録を書きながら自分がそのとき思ったこと、発見したことも書き込みます。
その思ったこと、発見したことが、ぷかぷかの物語を作ってきました。その物語が、ただのパン屋、就労支援施設としてのぷかぷかを、なんだかすごくおもしろい場所にしてきました。ただおもしろい、というだけでなく、静かに社会を変えていることにも、日記を書きながら、最近気がつきました。
最初、ぷかぷかは障がいのある人たちの社会的生きにくさを少しでも解消する、ということを法人設立の目的に据えていました。そのために街の中にお店を作り、彼らと街の人たちの出会いの機会を作りました。
ですからあくまで、彼らの社会的生きにくさを解消する、ということがいつも頭にあったのですが、いつの頃からか「ぷかぷかが好き!」という人が増え始め、そのことを日記に書きながら、ひょっとしてぷかぷかは街を豊かにしているんじゃないか、ということに気がついたのです。この「書いていく中で気がついた」ということが重要です。
書くことは自分の頭の中の整理であり、整理する中での新しい発見です。
ぷかぷかは街を豊かにしている、というのはまさにその発見でした。
その「ぷかぷか」は、障がいのある人たちの魅力にあふれかえったお店です。魅力は社会を変えるほどのチカラを持っていることも日記を書きながら気がつきました。
障がいのある人たちのために、と思って始めた「ぷかぷか」が、実は地域社会を豊かにしていた、静かなソーシャルイノベーションを起こしていた、というわけです。
以前からぷかぷかがやってきたこと、創り出してきたことを本にまとめたいと思っていました。漠然とまとめるのではありません。社会の中では、あれができない、これができない、と疎外されてきた彼らが、実は人間的な魅力にあふれていて、その魅力は社会を変えるほどのチカラを持っている、ということ、事実彼らは「ぷかぷか」のまわりの地域社会を豊かにしてきました。それを伝えるような本です。
2ヶ月ほど前にあったCANPANの本を作るセミナーで本のプロデューサーと知り合い、本の企画の立て方を教わりました。
本のタイトル、サブタイトル、企画の意図、背景、本のメインターゲット、サブターゲット、類書、その類書との違い、目次、見本原稿 などを書きました。
プロデューサーと何度もやりとりし、今日、ようやくネット上に企画がアップされました。その頭にはこんなふうに本のことが紹介されています。
障がいのある人たちが働くお店「ぷかぷか」の元気な物語。ただ単に商品を販売するだけでなく、商品と一緒に障がいのある人たちの魅力も手渡しています。その魅力のおかげで「ぷかぷかが好き!」「ぷかぷかのファン!」という人たちがどんどん増え、街がほっこりあたたかく、豊かになっています。コミュニティビジネス、福祉の世界、そして何より地域社会での静かなソーシャルイノベーション。これはその物語。
本のタイトルは
『障がいのある人たちのチカラが起こす
静かなソーシャルイノベーション』
です。私は「障がいのある人たちによる静かなソーシャルイノベーション」を提案したのですが、さすがプロですね、ちょっと書き直しただけで、俄然力を感じるタイトルになりました。
すでに2社ほど手を上げているという連絡が入りましたが、肝心な原稿がまだできあがっていないので、これから必死になって書きます。タカサキのやることはいつもこうですね。思いが先走って、あとで必死になって、もうへろへろになってその思いを実現するパターンです。ま、ぷかぷか自体もそうでしたから、あとで必死になるのは、ま、慣れています。
いずれにしても、これからが楽しみです。また進行状況お知らせしますね。
《静かなソーシャルイノベーション》
6月26日(日)に長津田のリバティハウスで行われた、ひだまりハンドメイドバザールに出店してきました。
地域のハンドメイド作家さんが集まるイベントで、手作りの雑貨、お菓子、ワークショップのお店が並びました。
日差しがまぶしいくらいのいいお天気です。
今回お店番をしてくれたのは、塚ちゃんとノボさんです。
この日は慣れない場所での現地集合でしたが、事前にしっかり道を覚えて来てくれました。そんなしっかり者のお二人です。
パン屋さんからはパンとラスクとクッキー、おひさまの台所からは黒糖わらび餅を販売しました。
パンを試食し、おいしい!と買ってくださる方、平日のパンの外販でぷかぷかを知り、声をかけてくださる方もいらっしゃいました。
黒糖わらび餅は初の試みで、お客様は珍しさに釘付けになっていました。
こちらは わんどのグッズです。
5回目の参加となるこの日は、前回もグッズを買って覚えていてくださる方がいたり、初めての方に作品の緻密さをほめていただくこともありました。
たくさんお店が並ぶ中、わんどのグッズに足を止めて見ていただけるのは嬉しいものです。
実は今回、売れゆきがゆっくりだったため、歩き売りに出かけたこともありました。
ただ大勢に向けて宣伝するだけでなく、お客様一人ひとりに声をかけ、商品の良いところを伝えることで買ってもらえる。そのことを実感しました。
緊張ぎみのメンバーさんも頑張って宣伝しました。(私も緊張しました。写真が少ないのはきっとそのせいです…。)
次回は今回よりももう少し売り上げをのばせるよう頑張ります!
(kon)
7月9日(土)午後2時からみどりアートパークでオペラシアターこんにゃく座のオペラ『おぐりとてるて』が上演されます。中世の農民たちが楽しみにしていた説教節をオペラにしたものです。説経節は村の辻つじで語られ、人々は物語を聞き、涙を流し、日々の苦しみから一時解き放たれた、といいます。現代の閉塞感で、オペラの力は一時私たちを解放してくれます。ぜひご覧ください。
★来年3月25日(土)にはオペラ『ロはロボットのロ』をもう一度やります。詳しくはまた後日アップします。楽しみにしていて下さい。
今日はヒカリさんのお誕生日です。
金曜日は鮭の味噌焼きの予定だったのですが、
7月2日(土) パン教室がありました。
メニューは
パン教室は今回で56回目になります。ですからメンバーさんはみんなすばらしくうまくなり、何も言わなくてもメンバーさんが小さな子ども達にいろいろ教えていました。
ハシムラさんは、女の子にとても丁寧に優しくメロンパンの成形を教えてあげていました。
お母さまもその様子を見守られて、いい感じでした。
橋村さんも「優しく教えてあげられました!」と嬉しそうでした。
恐る恐る、手で粉を混ぜます。
お兄さん達はものすごーく楽しそうでした。
クッキー生地作りのボウルに男性4人が群がっていました。
大きいボウルが小さく見えました。
コンノさんはいつものようにお客さん相手におかしい話を延々していました。
ナガシマさんのこの姿、感動的。
美しい包丁さばき
急遽焼いたスコーンでお茶もできて、満腹のパン教室でした。
ピタパンがすごく美味しかったです。
香ばしくてモッチリした生地と、スパイシーなタンドリーチキンが最高に合って、夏にぴったりだと思いました。
パン教室ではあり得ない雰囲気
ツジさんは絵本の朗読ももやってくれました。ほとんど暗記している感じでした。
そうして、できあがり!
障がいがある人と一緒に暮らす社会について掘り下げて考えるためのトピックス集です。