ぷかぷか日記

何かとんでもない提案をしてくれるといいな

 ぷかぷかの本を出版してくれる雷鳥社の社長からのメール。
 
土日も仕事、移動中の電車、クルマの中でも原稿に目を通す
寝るとき以外、ずっと仕事状態なのですが、なかなか思うように仕事が片付いてくれません。
 
 「寝るとき以外、ずっと仕事状態」も「なかなか思うように仕事が片付いてくれません。」もタカサキとおんなじだと思いました。
 ま、仕事ってそんなもんだし、思うように行かないところが仕事なり人生の面白さ。思うように行かないときこそ、私はくそ〜!とか思いながら、一方でこういうときこそ勝負所と、わくわく元気になります。
 
 その社長
「なにか面白い方向に進めるような提案ができたらいいですね。」
 とメールにあったので、何かとんでもない提案をしてくれるといいなと来週の本についての打ち合わせをとても楽しみにしています。
 
 先日ネット上にアップした企画書は、私がかんがえた月並みな企画書でした。こんな感じです。
 
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◆企画意図
上記の活動を行うNPO法人ぷかぷかは、障がいのある人たちの社会的生き
にくさを少しでも解消することを目的として設立しました。ところが実際に
お店を運営していると、彼らは街の人たちの心を癒やし、元気にしているこ
とに気がつきました。街を耕し、豊かにしているのです。

これは大変な発見でした。彼らはもう何かをやってあげるとか、保護すると
か、支援するとかの対象ではなく、ぷかぷかで働きながらお店を支え、街を
豊かにするという「役割」をしっかり担っていたのです。そんなふうにして
社会に貢献していたのです。そのことが彼らの日々を支え、彼らの笑顔を生
んでいました。

「いつ来ても、ぷかぷかは明るいですね」「ほかの福祉事業所とは空気感が
ちがいますね」と見学者の多くが語っています。それにはこういう理由があ
ったのです。

福祉は昔から「施し」を受けるようなイメージがありますが、彼らを見てい
ると、「施し」を受けるどころか、社会を変えるソーシャルイノベーターと
して活躍しているのです。

区役所でパンの販売をするときはお客さんの行列ができます。世間から「な
んとなく嫌だな」と思われている障がいのある人たちのお店に行列ができる
なんて信じがたいことです。スタッフががんばって行列のできるお店にした
のではなく、彼ら自身がその行列を作ったのです。

ここにはですから「希望」があります。社会を救う「希望」です。この本に
はその「希望」の道筋があります。

 
 
ぷかぷかは「障がいのある人たちのチカラ(魅力)で社会を変える、社会を
豊かにする」という今までにない新しい発想、カタチでの社会変革をやって
います。接客マニュアルを使わず、障がいのある人たちの魅力をそのまま差
し出すことで、「ぷかぷかが好き!」とか「ぷかぷかのファンです」という
お客さんをたくさん作り出しました。そういう人を増やすことで、地域社会
を豊かにしてきました。いろんな人がいるっていいね、という豊かさを地域
の中で作ってきたということです。
これが成功すれば、障がいのある人たちを取り巻く世界だけでなく、社会全
体が大きく変わります。これはまさに、障がいのある人たちによるソーシャ
ルイノベーションです。
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といったことを書いて、三つの出版社が手を上げてくれたのですが、所詮は素人の考えた企画書。百戦錬磨の社長から、あっと驚くような提案が出てきたらおもしろいなと思っています。
 というか、ぷかぷかのことを本にまとめるので、今まで書いたブログなど読み返しているのですが、どう考えても、先日書いた企画書の中に収まりそうになく、どうしたものかと悩んでいるのです。
 
 
 
  こんな感じでまだまだいっぱいあって、もう収拾がつかないといった感じです。企画書に書いたぷかぷかは、この膨大な量の活動のほんの一部だなと思うのです。
 というわけで、経験豊富、百戦錬磨の社長からのとんでもない提案をわくわくしながら待っている、というわけです。
 

みんなでひとつ

今日の給食は早い時間から外販の仕事に出られた方もおり、手が少なめでした。ですが週の後半に入り少し疲れが出てきたメンバーさん達。

お疲れモードできたゆりりんに年長者のユキちゃんは“仕方ないわよね。髪の毛整えますよ”と口ではあえて言いませんが優しく髪を結んであげていました。お天気のせいもあり少し乱れていたゆりりんの髪もすっきり整いました。
みんなで協力しあうぷかぷかです。f:id:pukapuka-pan:20160721162618j:image
そしてお昼休みにはおひさまの台所で働くももちゃん『お花を折って欲しいな〜』とワガママを言うと素早い早さでピンクの花を咲かせてくれました。思わず拍手がでそうになりました。
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そして今日のメニューは火曜日に出来なかった鯖の味噌煮を作りました。
✩セロリのきんぴら
✩青菜の磯香和え
と共に。
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今週はメニューがグルグルとまわっています。
スイマセン!

一緒に居たいから、なんか好きだから

 ワークショップの参加者募集で、参加を希望する理由を書いていただいたところ、こんな熱い理由が書かれていました。

 

 

すごく短く言うと「一緒に居たいから、なんか好きだから」です。
こ、こんな言葉、レンアイみたいですね(爆)コッパズカシイ言葉で、言ったことがないですよ。
でも、これが自分の素直な直球です。
 
 

 昔から障がいのある人たちとどうやって一緒に生きていくかというところで
「共に生きていこう」とか、「共に生きねばならない」とか、「ノーマライゼイション」とか「インテグレーション」とか、理屈っぽいことをいろいろ言われてきましたが、
 
「一緒に居たいから、なんか好きだから」
 
は、いちばん素直で、気持ちにリアリティがあって、ストンと自分の中に落ちます。
 
 ぷかぷかが街の中にできて、何がいちばんよかったか、と聞かれれば、こういう言葉を素直に口にする人を作りだしたことではないかと思います。ぷかぷかは毎日パン屋やカフェやお惣菜屋をやりながら、そして時々ワークショップやパン教室をやりながら、こういう関係を街の中でこつこつ作ってきたのだと思います。
 
 障がいのある人たちと一緒に生きていく、というのは、まさに「一緒に居たいから、なんか好きだから」って思うことだと、ワークショップ参加理由のメール見ながら思いました。

  ★ワークショップ参加者、まだ募集中です。参加希望の方、ぜひ熱い理由を書いてください。

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ハヤシライス

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昨日ぷかぷかみどりの直売所より購入しました美味しそうなトマト。このトマトを見てピン!ときました。このトマトはハヤシライスになりたがっていると。
その声に従いハヤシライスにさせていただきました。
大きなマッシュルームも入れてコクのある味わいになりました。
ハヤシライスにあわせてセロリやピーマン、ズッキーニなど他にもたくさんの野菜を入れた椎茸で出汁をとったスープもつくりました。
その他に
✩野菜サラダ
✩切り干し大根のナムル
さっぱりと食べれて、だけれど野菜は盛りだくさん。そんなメニューになりました。
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注意するよりも、思わずにんまりして、うれしくなって

私は職場の中の、こういう風景が好きです。

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 ポスターを描きながら途中で寝込んでしまったタカノブさんです。こういうこともアリだからこそ、ぷかぷかはゆったりしていられるのだと思います。

 私が居眠りしている姿を見つけて

「キミぃ、だめだよ!」

なんて言っていたら、多分今のぷかぷかの雰囲気はありません。

 私はこういう風景を見つけたら、注意するよりも、思わずにんまりして、うれしくなって、つい写真を撮ってしまいます。そして自分で撮った写真にホッとしたりします。職場の中にこういう風景があることに、たまらなくホッとするのです。タカノブさん、よくぞこの風景を作ってくれた、と感謝したいくらいです。

 Facebookページにアップするのは、見た人に、このホッとする雰囲気を感じて欲しいからです。何かにつけ息苦しい世の中で、こんな写真を見たら、心が癒やされます。人を癒やすポーズ、タカノブさんの頭を傾けたこのポーズは誰にもできるわけではありません。大柄で、丸刈りで、どこかホッとするこのポーズ。ですからタカノブさんは居眠りしながら人を癒やすという、ほかの誰にもできない仕事をやっていることになります。決して仕事をさぼっているわけではないのです。

時折

「いやぁ、この寝っぷりがいいよな」

などとわけのわからないことを私は言ったりするのですが、そういう感じしませんか?

 何かぴしっとした方針があってやっているわけではありません。どこまでもタカサキのいい加減な、行き当たりばったりの、思いつきの発想でやっているだけなのです。多分頭の中が手がつけられないくらいゆるゆるなんだと思います。それがこのゆるゆるのぷかぷかを作り、それでいて、なぜかそれなりに収益を上げ、今日はみなさんに給料を払いました。もちろん堂々と居眠りしていたタカノブさんにも。

 そんなぷかぷかが、まわりに「ゆるゆる」をまき散らしながら生き延びているこの世界。おもしろいなと思うのです。

 

メニュー変わりました。

今日のメニューは鯖の味噌煮の予定だったのですが、お魚の予定がつかず、急遽水曜日のメニューに変更をしてしまいました。

今日のメニューは
✩豚肉の塩麹
✩煮物
✩青菜のおひたし、でした。
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ですので明日のメニューも変更になります!
お楽しみに!
給食メンバーのチーやんが皆勤賞をいただきました!この笑顔は1ヶ月頑張った笑顔です。
ボーイッシュに髪もカットされたとの事でとてもお似合いです❤︎
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ちょっとヘタった人もいましたが…

  弘法山に行ってきました。秦野の駅から歩いて20分くらいのところに登山口。いきなりこんな急な登り道。

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ちょっとヘタって、両手をついてしまいました。

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ちょっと休憩

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また登り

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頂上近く、植生が変わります。

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景色もよく、とてもいい気持ちで登りました。

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またヘタってしまいました。

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それでも最後の力を振り絞って頂上まで登りました。

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 1時間半くらいの登りでしたが、みなさん、よく頑張りました。時々はこうやってみんなで汗かくのもいいですね。何よりも気持ちいいです。こんな気分は仕事場では味わえません。

 山登りなんてしんどいからいやだ、と今回はパン教室の半分くらいしか参加しなかったのですが、山登りはしんどいけど、楽しい!っていう体験をどこかでして欲しいと思っています。人生の幅がグンと広がります。 

 しんどいこととか、面倒くさいことはどうしても敬遠しがちな世の中ですが、ほんとうにおもしろいこととか、あたらしい発見とかは、大概このしんどいことや面倒くさいことのあとにあります。軽いノリで、あるいは面白がりながら、しんどいこと、面倒くさいことに挑戦したいものです。

第三期「みんなでワークショップ」が始まります。

 8月から第三期「みんなでワークショップ」が始まります。今期は宮澤賢治の『セロ弾きのゴーシュ』をたたき台に、ぷかぷからしい『セロ弾きのゴーシュ』を創る予定です。

 ゴーシュは街の活動写真館でセロをひく係です。けれどもあんまり上手でないので、いつも楽長にしかられています。

 「セロが遅れた!」「セロ!糸が合わない」「ほかの楽器と合わない」「君には困るんだがな、表情というものがまるでできてない」

 「遅い!」「みんなと合わない」などというのは、ぷかぷかのみんなが社会の中で言われ続けてきた言葉だなと思います。

 そこをひっくり返すような作品が作れないものかと思っています。

 遅いからみんなと合わせられるように一生懸命練習するとかではなく、「遅くてもいいじゃん」「遅い人がいた方がいい」という、そういう社会のあり方の提案です。

 ぷかぷかは、彼らのそのままのペースで仕事をやっています。彼らを社会に合わせるのではなく、彼らに社会を合わせる方がいい、という私たちの生き方の提案です。

 彼らがそのままの自分でいられる場所としてぷかぷかは街の中にあります。そしてそのままの彼らの魅力に出会ったお客さんがぷかぷかのファンになり、そのファンが今、どんどん増えています。彼らのファンが増えるということは、街が豊かになる、ということです。

 「遅い!」「みんなと合わない」といわれ続けてきた彼らが、街を豊かにしている、ということ。

 そういうメッセージが今回の『セロ弾きのゴーシュ』にこめられたらいいな、と今日、ワークショップの進行役、ピアニストと打ち合わせしながら思いました。

 ワークショップでは実際にやってみないと、どんな風に話が展開するのか、全くわかりません。多分、私が考えているイメージよりも、もっとダイナミックなひっくり返し方を彼らはやるのではないかと思います。

 

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 ワークショップ参加者を募集します。

 参加者は会場のスペースから約30名。おおざっぱにはぷかぷかのメンバーさんが約20名、街の人たちが約10名です。

 日程は8月20日(土)、9月17日(土)、10月15日(土)、11月19日(土)、12月17日(土)、2017年1月21日(土)、1月28日(土)、1月29日(日) 時間は9時15分〜16時。1月のワークショップは17時頃まで。

  最終日1月29日(日)は表現の市場として発表会をやります。プロの舞台監督の創った本物の舞台に立ちます。

 会場はみどりアートパークリハーサル室。発表会はみどりアートパークホールです。

  参加希望者が多いので、希望の理由を聞いてから参加がOKかどうかを決めさせていただきます。メールに参加希望の理由を書いてぷかぷか宛に送ってください。

 pukapuka@ked.biglobe.ne.jp    担当:高崎

 

 

 

 

 

 

お疲れ様の金曜日

突然降り出してくる雨、お昼時、給食を食べに来られるメンバーさん、濡れてしまった方、濡れずに済んだ方、降っていなくても傘を持ち歩くしっかりさん、と色々でした。

明日からは3連休です。3日とも予定が入っている方もいらっしゃったり、今日の皆さんの顔は疲れているというより明日からのことで笑顔が見えている方の方が多かったかもしれません。ですが、やはり今週のお天気は身体に応えているはずです。楽しいお休みの間も早寝早起きを心がけ、体調を崩さないように気をつけましょう。
今日の給食メニューは少し変更して、
✩キャベツと豚肉の胡麻味噌ソースがけ
✩トマトとキュウリのサラダ
✩かぼちゃとカシューナッツの炒めもの
でした。
今後もお天気の具合などを見ながら食が進みやすいメニューにしていきたいと思います。
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