ぷかぷか日記

「処分」よりも「ぷかぷか」で一ヶ月実習を命じた方が…

「ぷかぷかさん」たちのおかげで、腹を立てる、といったことをしばらく忘れていたのですが、久しぶりに腹の立つ出来事を見つけてしまいました。

 雇用促進の役所の信じがたい実態です。丁寧に取材し、とてもよくまとめています。

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 結局のところ、「雇用促進」とかいっても、要するに言葉だけで、障がいのある人への本音が出た、ということでしょう。情けない大人たちの「イジメ」で、やめさせられた女性の傷ついた心を思うと胸が痛みます。たくさんの人が周りにいたのに、一人も彼女をかばう人がいなかった、というのはなんとも寒々しい風景です。

 幹部たちは「厳重注意」の処分を受けたそうですが、そんなことでこの現場が変わるのでしょうか。「厳重注意」の処分を受けて、傷ついた彼女の心に思いをはせた幹部はいたのでしょうか?思いをはせることがなければ、自分たちがやったこと=ひどい対応で彼女をやめさせてしまったことの意味もわからないまま終わってしまいます。

 こんな処分で終わらせるよりも「ぷかぷか」で一ヶ月実習を命ずる方がはるかに意味があります。障がいのある人たちと出会うことは、人を変え、人を救います。

 

チェロと太鼓のコラボ

10月22日(土)秋のぷかぷかマルシェのオープニングで日本フィルハーモニーのチェロ奏者とダイちゃんの太鼓のコラボがあります。今日はその練習がありました。先日公園でやったときよりも、音がすごい迫力でした。

八木節

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上を向いて歩こう

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愉快な馬車屋(『セロ弾きのゴーシュ』)

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10月22日(土)11時、わんど前で開演です。

タカノブさんのバースデー

昨日はタカノブさんのお誕生日メニューでした。

リクエストメニューはカレーとグラタンとサラダです。

葉物の生野菜が得意でないタカノブさん、良くサラダをリクエストしたな〜なんて思っていたのですが、そういえば1年ぐらい前から「食べれません!」「無理です!」と、言ってくるタカノブさんに頑張って食べる事が出来たら【頑張り賞のお味噌汁おかわり少し】という約束をしていたのですが、アレ?振り返ってみるとそれ以来タカノブさんは毎日おかわりしています。•••と、いうことは、毎日苦手な生野菜を食べる事が出来ていたのです。なんて素晴らしい事でしょう。

記念の写真を撮ったのですが、何故かタカノブさんは顔をグイーンと上に上げています。写真を撮っていた時は、「もっと下を向いてください。」なんて言ってしまったのですが、今撮った写真を見返してみるとなんだか1年頑張ったよ!と胸を張っているようにも見えて来ました。やはり自然に任せるとそこから大切なものが見えてくるのかもしれません。

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えだまめくんはなんだかちょっと考え事をしながら…

緑区民まつりの地産地消ブースの屋根にのせる野菜たちが着々とできあがっていました。

 ノボさんとタカノブさんは野菜のまわりの花を作っていました。華やかな屋根になりそうです。

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屋根の上にニンジンさんとカブくんが寝っ転がっていました。カブくんの表情がいいですね。この人たち、本番はちゃんと起き上がる予定です。

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えだまめくんとトマトさんは行進の練習をしていました。トマトさんのこの自信に満ちた歩き方。当日楽しみにしていてください。

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えだまめくんはなんだかちょっと考え事をしながら、そろりそろりと歩いているみたいです。何考えているんでしょうね。

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さぁ、10月16日(日)の区民まつりの日は、個性ある野菜さんたちが屋根の上を楽しく行進します。ぜひ見に来てください。

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2016年 緑区民まつり

10月16日(日)緑区民まつりが四季の森公園で開かれます。ぷかぷかは今年も区政推進課の地産地消のキャンペーンをおこなうブースとチラシのデザイン、試食品の製造、地場野菜が景品のじゃんけん大会などをおこないます。

 ブースのデザインはこんなイメージです。屋根の上を野菜たちが楽しそうに行進しているイメージです。

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屋根のベースになるのがこれです。段ボールを貼り合わせて作っています。これをテントの屋根の上に8枚並べ、その上を野菜たちの歩いてもらいます。

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野菜たちはこんなふうにして作りました。

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 野菜たちはそのままでは立つことができないので、段ボールで補強材を作り、屋根の上に立つようにします。

 当日はまずテントの屋根の上に、段ボールの屋根を8枚設置します。その屋根の上に補強材をつけた野菜を設置するのですが、テントの屋根の上での作業なので、のるわけにもいかず、かなりの工夫が必要です。設置の時間は朝の2時間。イメージ通りのブースができますかどうか、今年もハラハラドキドキの勝負になりそうです。

 

 今年の地産地消キャンペーンの試食品は地場野菜をふんだんに使ったシュウマイです。野菜は玉ねぎ、ピーマン、人参、さつま芋、お肉は生活クラブで扱っている秋川牧園のはりま鶏を使います。

 レシピ製作は十日市場の海陽飯店・鳥海さんです。これはもう、絶対に食べなきゃ損!です。試食品は300個限定です。午前と午後、2回に分けて配布の予定です。

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 じゃんけん大会はぷかぷかのメンバーさんとじゃんけんして勝ったら地場野菜がもらえるという、信じがたいくらいお得なじゃんけんです。

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これからも賑やかに楽しくパン教室を続けたいです。

今回焼いたパンはバターロール、肉まん、久しぶりにあんぱん、秋を意識してゴマかぼちゃパンの4種、さらに井元さん特製リンゴケーキ、キノコ入りスープ でした。

 

2年生の女の子、躊躇なくガンガン捏ねています。お話を聞いたら、お母様がお家で良く焼かれるとのこと。普段からちゃんと側で見ているのですね。

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みんなが元気になる歌をお願い!のリクエストに、辻さんのテンションはマックス。

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ゴマかぼちゃパン、こね上がり前に、黒ごまをタップリ生地に混ぜ込みます。

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リンゴケーキ、バターと砂糖をしっかり混ぜます。

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あんこも炊きます。今回は、パンレシピと一緒に「おひさまの台所直伝 粒あんの炊き方レシピ」もお渡ししました。

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ゴマかぼちゃ用にかぼちゃを蒸します

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肉まんの具を分けます

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スープの野菜を切ります

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ショウヘイさん。キノコを「スキ、キライ、スキ、キライ」と言いながらほぐしてくれました。最後は「…大スキ♡」で終わり、私と木下さんは思わず「きゃー‼︎」

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井元さん特製リンゴケーキの生地をオーブンへ。

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分割します。丸め方を渡辺さんがレクチャー

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かぼちゃをたっぷり包みます

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ケーキが焼きあがりました。

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待ち遠しい時間です

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焼きあがりました

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ひとつのテーブルにひしめき合って肉まんの成形

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これにあんぱんが追加されて出来上がりです。
作業がスムーズすぎて、あんこの炊きあがりが間に合わず、あんぱんは試食中に焼きあがりました。

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手作りだからこそ、このビジュアル

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焼きたてをはふはふ食べながら「あんぱん、おいしい」とコヤマさん

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まるで父と子

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コンノさん。大黒様にしか見えません

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みんな素敵な笑顔で美味しくいただきました。

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磯崎さんが「ぷかぷかのパンは皆さんで賑やかに楽しく焼いているから美味しいのですね」と嬉しい感想を下さいました。
これからも賑やかに楽しくパン教室を続けたいです。

 

★今回タカサキが風邪でダウンしたため、写真、記事、動画の提供は永瀬、木下でした。いつもと違う感じでよかったなと思います。いろんな人の目でパン教室を語って行けたら、と思っています。

「ちゃんとしなくちゃ」なんてちっとも考えてなくて…

 私の性格的な問題なのか、「ちゃんとしなくちゃ」なんてちっとも考えてなくて、セノーさんと毎日だらだらと歩いています。その歩く姿を見た近所の知人がこんなことをメールに書いていました。
 
●●●
 ご縁あって、ぷかぷかカフェの真上に住み始めたころのことです。
  窓をあけていると、ぷかぷかのみなさんの声がよく聞こえてきます。
  ある日。洗濯物を干しながらふと下を見ると、信号待ちをしているセノーさんと高崎さんがいました。
  高崎さんは、セノーさんと何か、お話しながら手のひらで、やさしくセノーさんの頬にふれて、セノーさんは嬉しそうに高崎さんに甘えるように寄り添って、そして、お二人で、手をつなぐようにして、にこにこしながら交差点をわたっておられました
  高崎さんにとっては、とても日常のことだとおもいます
 でも、私にとっては、とっても衝撃だったのです。
  なんだかとっても尊くて美しいものをのぞいてしまったような
  しばらく胸がどきどきしていたのを鮮明におぼえています。
 
  以前、アルバイトしていた学校でも、実習させてもらった福祉施設でも
  『社会に出たときに本人が困るから、手をつながない』とか、
  『しっかり歩く』とか、
  なんだか、日常が『訓練』みたいで嫌だったのです。
  最初は、指導している先生方を心の中で批判していました
  でも、セノーさんと高崎さんのなんともいえない、愛おしい空間をのぞいてしまったとき、ああ、わたしの中にも、
『ちゃんとしなくちゃ』
みたいな硬い部分があったのかなあと思ったのです。
●●●
 
ただだらだら歩いていただけなのに、こんなことを思う人がいるんですね。目が赤いのなんのと、どうでもいいことをセノーさんとやり合いながら歩く姿が、見る人にとっては「とっても尊くて美しいものをのぞいてしまったような」ことだったなんて、だから世の中面白いですね。こうやっていろんな人がいて、いろんな感じ方で生きているから、そこから豊かなものが生まれてくるのだと、あらためて思いました。
 
  こんな感じで目の検査をしながら歩いています。

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「セノーさんがまだ外にいるよ」

クスッと笑顔でのこんな報告を一日に何度も聞きます。事務所への運搬の仕事を依頼してから少なくとも10分以上は過ぎている気が…ということが一日のうちに度々あります。

でも誰も非難したりしません。

動かないで止まっているセノーさんを見て誰もが「クスッと笑顔で報告する」この現象は、逆に私達に癒しを与えてくれている証拠。

そうです、セノーさんの存在って、心のサプリメントなのです。

そう気がつくと、セノーさんは言葉に表せないくらい立派過ぎる仕事をされているのだと思います。

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そうか、1歳半か、楽しむ時間が倍になるんだ

 4年間、療育センターに通って、発達診断の結果が2歳半と出て、ガッカリしました、というお母さんがいるんだけど、どういう言葉をかければいいかなぁ、とかずま君のお母さんに相談しました。

 かずま君は以前紹介しましたが、陶芸教室をやったとき、部屋の中でうつぶせになり、「う〜ん」て力んでいました。

「トイレで力まずに、いつもこうやって部屋でうつぶせで力むんですよ。でもね、いつかトイレでウンチしてくれたら、お赤飯炊いてお祝いしようと思ってます。」

って、お母さんはおっしゃってました。

 それから数日後、お母さんから

 「でました!今日はお赤飯です!」

というメールが、うれしそうなかずま君の写真と一緒に届きました。

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 発達診断の話に戻します。

 かずま君は3歳の時に発達診断を受け、1歳半と診断されたそうです。

 「そうか、1歳半か、楽しむ時間が倍になるんだ」

と、思ったそうです。子どもがいちばんかわいいのは3歳くらいまで。今、1歳半なら、そのかわいい期間が倍になるというわけです。

                             

 こうやって、思いっきり抱っこできる期間が倍になるというわけです。こんな幸せなことはない、と。

 トイレでウンチするなんて、ふつうの子どもにとっては当たり前ですが、うちの子にとっては赤飯を炊くほどの出来事です。しかもみんなが喜んでくれます。かずま君がトイレでウンチしました、ってFacebookにアップしたら、ものすごいたくさんの人が「おめでとう!」っていってくれました。みんなでこんなふうに喜びが共有できるって、素敵なことじゃないですか…

 

 発想をちょっと変えるだけで、障がいのある子どもがいることを、こんなにも自然にプラス評価に変えることができるんですね。人生が2倍楽しくなるなんて、こんないいことはありません。私自身、養護学校で障がいのある人たちと出会ったばっかりに、人生が2倍どころか、数倍楽しくなった気がしています。ぷかぷかがなんだか明るく楽しい雰囲気なのは、やはりそこを出発点にしているからだと思います。

 

 かずま君は、かずま君のまわりの大人たちを、「ぷかぷかさん」たちはぷかぷかのまわりの地域社会を豊かにしています。そのことに私たちが気づくとき、障がいのある人たちも私たちも、もっともっと生きやすい社会になっていくのだと思います。

ヒカリさんの今日から始まる工房作業

絵や刺繍が得意なヒカリさんは、今年4月からアート系だけの作業をしていました。でも、今日から遂に週一回午前中のみ工房で作業することになり、いよいよ初日を迎えました。さぁ、ラスクペースト塗り(シナモンシュガー)に初挑戦!手先が器用な方なのでとっても綺麗に仕上がりました♪( ´▽`)  でもヒカリさんはとっても疲れたそうです٩( ᐛ )و    

 

とてもお疲れモードの中、ピースをしてくれたヒカリさん。

 

大丈夫、気楽に気楽に!

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