ぷかぷかのミッション「健康な命を未来に引き継ぐ」を具現化するために、新しいスタッフを迎え、今日から新しいパンが並び始めました。ディスプレイも変わり、まるで別のお店に入ったようです。
新しいディスプレイを考えたエリさん。。すごく張り切っています。
フォカッチャを焼いたアツコさん
いつ来ても新鮮な雰囲気の、楽しいパン屋に変わります。是非お越しください。
ぷかぷかのミッション「健康な命を未来に引き継ぐ」を具現化するために、新しいスタッフを迎え、今日から新しいパンが並び始めました。ディスプレイも変わり、まるで別のお店に入ったようです。
新しいディスプレイを考えたエリさん。。すごく張り切っています。
フォカッチャを焼いたアツコさん
いつ来ても新鮮な雰囲気の、楽しいパン屋に変わります。是非お越しください。
ホームページの改善提案をしてくれるママボノとの打ち合わせがありました。
ぷかぷかのホームページにある
「健康な命を未来に引き継ぐ」
というミッションを具現化するパンランチを食べながら、打ち合わせをしました。
今日のメニューは
丸パン(里芋と泥ネギの胡麻味噌)
タルティーヌ(サンマの柚子風味)
タルティーヌ(柚子味噌と野菜煮)
豆腐と三浦野菜(スイスチャード、高菜、間引き大根、京人参、明日葉)のキッシュ
田舎パン3種
洋梨のタルト
ホームページの入り口としてはやはり美味しそうなパンの写真がある方がいい、いや絵の方がいい、といろいろ意見が出ました。写真より絵の方が想像力が働くんじゃないか、といった意見もありました。
いや、その前に美味しいパンと障がいのある人の話とどっちが優先なんだ、という話がありました。私としては両方とも大事なのですが、普通の人にとっては美味しいパンが入り口にあった方が入りやすいですね。で、いろいろたどっていくうちに障がいのある人たちの話に自然に入っていくような仕組み。
美味しそうなパンに惹かれて中に入り、いろいろたどっていくと、障がいのある人が働いているお店にたどり着き、ここはちょっとびっくりかもしれません。でも、そのびっくりは、障がいのある人たちのイメージを、多分大きく変えます。
障がいのある人たちなんて、大したことはできない、と多くの人が思っているイメージを、ひっくり返すかもしれません。相模原障害者殺傷事件を支えている社会の意思を、ほんの少し変えるかもしれないと思うのです。
美味しいパンと、心安らぐ楽しいお店。ぷかぷかはみんなで美味しいパンをかついで、社会を柔らかく耕しているのです。そんなメッセージが伝わるようなホームページになるといいなと思っています。
今日は四人の可愛い赤ちゃんが参加しました。参加しました、とあえて書くのは、この赤ちゃんたちのおかげで、ママボノの若いお母さんはぷかぷかのミッションにある
「健康な命を未来に引き継ぐ」
というメッセージの大事さに気づき、ぷかぷかホームページ改善プロジェクトに加わったと言います。赤ちゃんの健康な命が、お母さんたちに気付かせたのだと思います。ですから赤ちゃんたちは、このプロジェクトチームの大事な大事なメンバーなのです。
子どもよ/おまえのその肩に/おとなたちは/きょうからあしたを移しかえる。
この重たさを/この輝きと暗やみを/あまりにちいさいその肩に。
少しずつ/少しずつ。
テレビ神奈川が取材に来ました。12月の障害者週間に紹介するそうです。各お店を丁寧に撮っていました。
カフェではテラちゃんが緊張した面持ちでカメラの前で飲み物の紹介をしました。
パン屋ではゆみさんの仕事ぶりを撮っていました。
おひさまの台所ではキンピラ姫のあやさんがお弁当の紹介をしました。
わんどでは製作中のえりさんの作品を撮っていました。
リエさんはわんどの宣伝をしていました。
ツジさんはチョココロネの宣伝をしました。
お店の前で番組のナビゲーターのお姉さんにみんなで「ありがとうございました」を言いました。ゆうすけさんは嫌だ嫌だと言いながらも、結局最後はいい顔をして登場しました。
お惣菜、工房の人たちも一緒に撮りました。
楽しい雰囲気が撮れてよかったです、とディレクターの方がおっしゃってました。放送は12月3日(土)午後6時からです。3チャンネルです。ゆうすけさんは3チャンネンルは嫌だ、なんて言ってましたが、そう言いつつ楽しみにしているようでした。
第3期4回目のワークショプがありました。今年は『セロ弾きのゴーシュ』に取り組んでいますが、最初の練習の場面、ネコ、カッコウ、タヌキ、ネズミの場面が大体出来上がりました。
今回の一番の収穫は、ぷかぷかでつくった「秋コレ・ぷかぷかファッションショー」のために作ったモデルのお姉さんたちとの共演でした。あの素敵なお姉さんたちと一緒にワークショップの発表会の舞台に立てないかとずっと考えていました。
ネズミの場面に「夜風とどろき」という素晴らしい歌が登場します。宮澤賢治が剣舞の素晴らしさに感動して作った詩に林光さんが曲をつけたもので、オペラシアターこんにゃく座の『セロ弾きのゴーシュ』のネズミの登場するシーンでゴーシュが歌います。その朗々とした歌いっぷりに私は惚れ込んでしまいました。あの歌をバックに、ファッションショーのモデルさんと一緒に踊れないかと思ったのです。
この提案が思いの外うまくいった気がします。
出番を待つお姉さんたち。
「夜風とどろき」の歌詞はとても難しいのですが、メロディは病気になったネズミの子どもを元気にするにふさわしいものです。
こんな歌です。日本フィルハーモニーのチェロ奏者江原さんが入るという、実に贅沢な歌の練習でした。
お姉さんたちと一緒に踊りました。
振り付けはもう少し整理したいと思いますが、とりあえずは面白い雰囲気が出ていたと思います。
『セロ弾きのゴーシュ』の舞台にこんなお姉さんたちが登場するなんて前代未聞ですが、ま、これがぷかぷかの舞台です。来年1月29日の発表会、楽しみにしていてください。
面白かったのはこのあとのグループで字を読むのがあまり得意でない「ぷかぷかさん」がネズミのお母さんをやりました。病気になった子どもたちをぞろぞろ連れてゴーシュのところへやってきて、病気の子どもたちのためにセロを弾いてくれるように頼みます。
「どうして俺がセロを弾くと病気が治るんだ」
と聞くゴーシュに「ぷかぷかさん」は一生懸命説明するのですが、たどたどしい説明でなかなか前に進みません。具合の悪い子どもたちは、お腹が痛いの、吐き気がするの、熱があるの、と次々に訴えるのですが、お母さんの説明はどこまでもたどたどしく、なかなか前に進みません。子どもたちはのたうちまわっています。
このシーン、なんともおかしくて、みんな笑ってしまいました。このおかしさは演出で生み出したものではありません。「ぷかぷかさん」がネズミのお母さん役をやることで生まれた、なんともあたたかみのあるおかしさでした。
社会の中ではダメとされる、たどたどしい読み方が、演出で生み出すのは多分難しい「おかしみ」を、ごく自然に生み出し、今日のワークショップの中では特筆すべきほどの価値あるシーンを創り出したのです。
病気の子ども役をやった地域のお父さんは最後の反省会で
「今日は久しぶりに必死になって芝居をやりました」
とおしゃっていましたが、デフパペットシアターひとみのプロの役者さんたちもいつになく楽しそうに、そして必死に演技していました。ヨコハマアートサイトから来たセミプロ級の役者さんもお父さんネズミ役を、涙ぐましいほど一生懸命やっていましたね。そういう風にみんなが必死になるような時間を作り出した「ぷかぷかさん」の活躍ぶりにあらためて拍手を送りたい気持ちです。
ネズミのお母さんの役を普通の人がやって、演出家の指示に従ってたどたどしく読んでも、こんなシーンは絶対に生まれません。「ぷかぷかさん」がいてこそ生まれたシーンなのです。そのことを意味をしっかり考えたいと思うのです。
「ぷかぷかさん」は社会に必要なのです。彼らがいてこそ、こんなにも豊かな時間が生まれるのです。
相模原障害者殺傷事件の容疑者は「障害者はいない方がいい」などと言いましたが、とんでもない話です。障がいのある人たちを社会から排除すれば、社会はどんどん痩せこけていきます。
ワークショップは「ぷかぷかさん」たちとただ一緒にいればいい、というのではなく、そこから一歩も二歩も先へ行って、新しい価値を一緒に作り出しているのです。新しいものを一緒に生み出す関係を「ぷかぷかさん」たちと作っているのです。
タヌキのシーンでは原作にある「愉快な馬車屋」(江原さん作曲)を江原さんと大ちゃんのコラボでやります。
タヌキのシーンではもう一曲「てぃーちでぃーる」を歌います。太鼓のリズムが難しく、デフパペットシアターひとみの音楽担当やなせさんと、ピアニストのあみちゃんの特訓を受けました。
デフパペのプロの役者が「ぷかぷかさん」相手になんだか困っていました。
ワークショップをやっているリハーサル室の片隅ではアートパーク館長と舞台監督が発表会の舞台設計をやっていました。
私が最近、衛生帽子として被っているとキャップ、手作り品でとてもお気に入りです。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが往年の大作、《大草原の小さな家》の、ローラが被っている帽子のイメージです。なんと呼べば良いのかわからないのでとりあえず、すぐにみんなに覚えて頂ける様に[バブー]と、読んでいます。何となく赤ちゃんのキャップの様なイメージがあるので。このバブー、私がそのままかぶるとすごく怪しいおばさんになってしまいます。なので後ろの方に引っ張り、更につばを外に折り返してサッパリした感じにさせています。
そのバブーを今日はゆりりんが試しにかぶってくれました。すると何と可愛いコト!これが同じ私のバブー?と、いう感じです。
モデルが変わると品物まで素敵な逸品となるのでした。
写真を撮るとき、ゆりりん照れに照れてしまって少し傾いてしまいました。
ところでガラリと話が変わりますが先ほど新聞の記事で見つけました。武蔵野美術大学のゼミがドキュメンタリー映画になったそうです。
【カレーライスを一からつくる】という作品、激しく興味があります!是非観たい!
先日瀬谷区役所であった人権研修会に参加した人たちのアンケートがまとまりました。「ぷかぷかさん」たち三人が人権問題の当事者としてお話ししてくれ、彼らのおかげでぷかぷかのメッセージがしっかり伝わった感じです。彼らがいなかったら多分ここまでは伝わらなかったと思います。そのことの意味をもっともっと私たちは考えた方がいいように思います。
いずれにしても、社会はこういうところから少しずついい方向へ変わっていくのだと思います。彼らには社会を変えていくチカラがあるのだと、あらためて思った研修会でした。
●ぷかぷかの個性豊かなキャラクターに触れ、高﨑さんの彼らへの愛情を感じ癒されました。
「障害のある人」というとマイナスイメージを抱きがちですが木曜日のぷかぷかパンの販売を通して私の職場にもメンバーのファンと思う人がいるくらい身近な存在になっています。今後もよろしくお願いいたします。
●仕事はチームだと言われています。今日の話を聞いて社会のみんながいろいろな個性のある人をチーム力で支え支え合っていけるようになっていけるといいなと思いました。生き生き、誰もが生きられる世の中になるために小さなことから始めようと思いました。
●当事者の方に来ていただいたため、映像も豊富でお話の内容や活動の様子が理解できました。高﨑さんの姿勢に頭が下がる思いがしました。自分の心の中にある小さな差別意識に日頃から気づき思い直す機会としたいと思います。
●ぷかぷかさんのパン屋さんもカフェにも行かせていただきすべて美味しいのですが、食パンこんがりトーストにすると絶品です。三人の方のそれぞれ個性豊かな表現、人前でも堂々としている姿すごいです。私たちははみ出さないようといつも狭い世界で生きているので心が洗われました。暖かい気持ちになりました。
●一人一人がいい一日を過ごしていくという言葉が凄く心に残りました。障害のある方との偏見を少し持っていたのですが話を聞きこの研修に携わったことにより少しでも地域と一緒に共に過ごし生きていける社会になるよう取組み自分もその中に入れるようになりたいと感じました。
●社会の中でいろいろな人が性かついていることが当たり前ありのままを受けれることが大事と思っていてもそれをするのが難しかったりします。それでもありのままを受け入れてもらうことが当たり前のなるように心に留めておきたいと思いました。
当事者の方が参加してくれる研修は貴重です。繰り返し行い、講師とディスカッションできればと思います。
●当事者の方たちのお話を聞く機会はあまりないのでとてもよかったです。皆さん笑顔がとても素敵でした。充実した毎日を過ごされているのだなと思いました。瀬谷区で暮らすすべての障害を持つ方たちがあんな笑顔を見せ生き生きと過ごせる場所を作っていただきたいです。
●お話しいただいた内容にとても共感いたしました。また、多くの気づきにつながるお話で勉強になりました。今後自分で何ができるかなど考えていきたいと思います。本日はありがとうございました。
●とても高﨑理事長さんのお話やDVDなど見て心が温かくなりました。社会がもっと障害のある方を受け入れてぷかぷかのような人たちのことを知ってほしいと思いました。
●「障碍者」という言葉の意味を考えさせられました。多数の人にとっては障害であっても、それを「個性」ととらえると見方が全く違うものになるのかなと思いました。
●毎週木曜日はパンの日と決めていつも楽しみにしています。最初は「買ってあげたほうがいいのかな?」と思い列に並んだことを覚えていますが、今ではすっかりぷかぷかさんのファンになっていることを今日のお話であらためて気づきました。相模原の事件後、関わっている障害のある方から「私も死んだほうがいいかしら」と言われ思わず言葉が詰まってしまったことがずっと心に引っかかっていましたが今日のお話をお聞きしてヒントがもらえました。ありがとうございました。
●いつもパンを売ってくださる方が講師でいらっしゃりうれしかったです。「ぷかぷかさんが迷子になっています」なんて温かい言葉だろうと思いました。ぷかぷかさんが社会にいてくれることで私たちに暖かい気持ちを思い出させてくれると思いました。よい研修をありがとうございました。
●普段パン屋さんのことしか知らなかったぷかぷかの皆さんのことをたくさん知ることができてうれしかったです。彼らの魅力に惚れ込んでしまったという高﨑さんの言葉にすごく納得しました。高﨑さんがこういった活動や行動をしていただいたおかげで、私も魅力を知ることができました。これからもより多くの方に伝わってほしいと思います。
●障害のある人とどのように接するかと考えることがあった。でもそれは個性なんだという言葉が出てきたがなるほど!と自分の中に落ちついた。
●大変参考になった。一緒にいると心ぷかぷか、社会を考える力実感しました。
●ぷかぷかの皆さんいつも一生懸命で大好きです。社会を彼らに会わせましょう。ありのままの自分でいられることは大事です。
●いつもおいしいパンを楽しみにしています。そして心が和んでいます。ぷかぷかの皆さんの活動が自分の地域にもあったらいいのにと思いました。ありがとうございました。
●障害者の方と一緒に生きるということは言葉にすれば簡単なことのようですが、いまいちどういうことなのか想像しにくかったのですが、今日のお話を聞いて少し具体的に分かったような気がします。とても勉強になりました。
●障害のある人たちに社会が合わせるという点がなるほどそうだなと思いました。その人自身がもっている魅力を自由に発揮できる社会でなくてはと思いつつ、社会と「妥協点」を探る「努力」はけしって無駄ではなかったとも思いました。
●今まで一番良い人権研修でした。
●保育園で日々接している障害のあるお子さんたちが、「ぷかぷか」で働け、紹介された皆さんのように尊重され大切にされいきいきと生活できる未来を強く望みます。そのために小さいうちから理解され尊重され自己肯定感をもって成長していかれるよう努めていきたいと思います。もっとぷかぷかの活動が世間に広まりますように!!
●障害のある方を理解するだけでなく、自分自身が日々良い日々を過ごし、また、良い人生を歩んでいくためにどうすべきか考える良い機会となりました。ありがとうございました。
●ぷかぷかパンここの売店で扱っては?
●ほのぼのとした話をいただきました。よい一日でしたか?このように生きたいです。指導する側を育てることを考えていらっしゃるようでしたら、次回お伺いしたいです。
●いろいろと考えさせられた、考えることができた研修でした。
●メンバーの皆さんが生き生きとのびのびと過ごしている姿が印象的でした。木曜日にパンを買いに行くとほっこりする理由が分かった気がしました。こういう場がもっと増えればいいなと思いました。
●本日は貴重なお話ありがとうございました。触れ合う人たちが互いに心豊かになれる場の存在は今とても貴重だと感じました。よい一日をみんなが体感できる社会をつくるのだと希望がもてました。
●三人の方の質問コーナーではとても心温まり自分も元気をもらいました。社会が彼らに会わせられる世の中になるように私もできることをしていきたいと思いますしぷかぷかのようなお店が増えたら良いなと思いました。
●ありがとうございました。彼らの成長や高﨑さんの思いの変化を来年また来て知りたいです。「よいとまけの歌」聴きたかったです。来年またお願いいたします。必ず来ます。
●気づかされることが多く大変勉強になった。「むっつり大王」に染まることなく楽しそうに仕事をするぷかぷかの皆さんを見習わなければと思います。
●メンバーが出席して話を聞けるなどとても充実した研修でした。
●障害者の支援をする人はとても大変!!というイメージが大きく変わりました。また、皆さんが本当にパンを作っていることが分かり、明日さっそくコロッケパンを買いに行くことにしました。
●とても勉強になりました。ありがとうございました。接することでフィーリングが変わるところまで至っていないのでパン屋さんで接してみたいと思います。
●ぷかぷかで生き生きと働く皆さんの様子、パンを売りに来ているメンバーの皆さんの会話はとても心が和みました。高﨑さんの「彼らに惚れた」という一言が印象に残りました。
●とてもよい研修でした。障害のある人がいたほうが良い。いなくてはできないことがある。支えているのではなく、支えられている。一緒にいると楽しいという単純な発想だけど、何かもやもやしていたことがスッキリしたような気持になりました。
●大変貴重なお話ありがとうございました。支援という言葉よりも得という言葉をお使いになっていたことにとても考えさせられました。同じ目標に立って考えていくことが大事だと思った次第です。
●大変勉強になりました。障害者の皆さんとご一緒することが生活を豊かにするということが良くわかりました。ありがとうございました。
●相模原事件を明るく解決という言葉が印象的だった。どうしたらよいかわからない人も多い中(自分もその一人ですが)信念をもつ人はキーマンとして重要と思います。ありがとうございました。
●ムッツリ大王に感染しない。人前で物おじせず話せる、歌えるぷかぷかの皆さんがうらやましく思います。皆さんのお話、先生のお話を伺い、いい一日になりました。何気なく「パンの日だ」と思って買いに行っていましたが、ほっとする気持ちにしてもらっていたなあと気づかされました。
少し前になりますが、hanaちゃんのお母さんがすばらしいこと書いていました。
口にはしないものの、障がいのある人たちのことを「何となくいやだな」と思っている人は多い。障害者施設を建てようとすると、地元住民から反対運動が起きることさえあります。とても悲しいことですが、これが障がいのある人たちの置かれた状況です。
これは障がいのある人たちに問題があるのではなく、彼らのことを知らないことによって生じる問題です。何となく怖いとか、不気味、といった印象は、彼らのことを知らないことから生まれます。“知らない”ということが、彼らを地域から排除してしまうのです。
彼らの生きにくい社会、異質なものを排除してしまう社会、他人の痛みを想像できない社会は、誰にとっても生きにくい社会です。誰かを排除する意識は、許容できる人間の巾を減らすことにつながります。社会の中で許容できる人間の巾が減ると、お互い、生きることが窮屈になります。これは同じ地域に暮らす人たちにとって、とても不幸なことです。
逆に、彼らが生きやすい社会、社会的弱者が生きやすい社会は、誰にとっても生きやすい社会になります。
そういう社会はどうやったらできるのか。それへ向けてのひとつの提案が「ぷかぷか」を街の中に立ち上げ、街の人たちと障がいのある人たちが出会える場所を作ったことです。お店で彼らといい出会いをした人たちが、ぷかぷかのファンになりました。そういう人たちを増やしていくことで、「ぷかぷか」は地域社会を変えてきました。
社会全体を見る目を持っていないと、障がいのある人たちの生きにくさがどこから来ているのか、どうすればいいのかがよく見えなくなります。
冒頭でふれた地元住民の反対が、実際にグループホームの建設を断念させるという事件が瀬谷区でありました。障害者はこの街に住むな、という主張が通るような社会は、どんどんやせ細っていきます。相模原障害者殺傷事件の背景を見た気がします。
神奈川新聞がこの事件をよくまとめています。長いですが、ぜひ読んでみてください。
社会全体を見る目は、私たち自身の生きかたをも問います。そして自分を豊かにします。
運動会、今年は去年以上にメンバーさんたちは本当に元気でした。随所に彼らのあふれるようなパワーを感じました。仕事の場面ではなかなか見えないパワーです。
「アブラハムには七人の子」を歌いながら、曲が止まったときに玉入れをする競技は、かなり疲れる競技でしたが、みんながんばっていましたね。
美人画製作コンテストは司会をやっていたため、写真がほとんど撮れなかったのですが、予想以上のできでしたね。やっぱりこうやって「どうなっちゃうかわからない」というドキドキ感のある絵というのは文句なしにおもしろいと思いました。
なんともいえない楽しい絵ができあがりました。
美人画のモデルは、いつも子どもと一緒にクリームパンを買いに来ているオーヤさん、着物姿が渋いアラキさん(この人、男ですが、「女もすなるモデルといふものを、男もしてみむとて、するなり」と土佐日記風に考え、たわけでもなく、ま、勢いでやっていただきました)、ぷかぷか美人スタッフのシモムー、ぷかぷか美人メンバーのリエさんでした。
みなさん、ほとんどモデルを見ないで描いていましたが、モデルあっての美人画コンテスト。来年はぜひしっかり見て描いてください。そうすればもっとすばらしい美人画が描けると思います。
今回とても面白かったので、来年は更に工夫を凝らしてバージョンアップした美人画製作コンテストをやりたいと思っています。
マツケンサンバ踊りながらの仮装パレード。ファッションモデルのお姉さんたちもがんばっていました。
パン食い競争はいつもエキサイトしますね。
そして最後のエビカニクス体操。イクミさんのエキサイトぶりがすばらしかったですね。
昨日、ママボノのキックオフミーティングが日本財団でありました。ママボノについては先日ママたち6人が全員赤ちゃん連れてぷかぷかにやってきた話を書きました。
昨日はプロジェクトチームが六つ集まり、みんな赤ちゃん抱えてきているので、大変な賑わいでした。赤ちゃんの泣き声聞きながらの打ち合わせは、話が何度も中断したりしましたが、心がなごむいい雰囲気でした。
ぷかぷかチーム、昨日はWEBサイトの改善提案の確認をしました。
ホームページを見る人が何をどういう順番で見ていくのか、ホームページを見るターゲットはどこにあるのか、から始まって、改善項目「カテゴリの整理」「トップページのデザイン」「更新ソフト」「ドメインの変更」「キャッチコピーなどの言葉の表現」「外部サイトの活用」、サイトの大分類などを確認しました。
打ち合わせの2時間があっという間に過ぎるくらい、密度の濃い話し合いができました。ママボノの人たちの熱意をすごく感じた2時間でした。12月7日に成果発表です。
ぷかぷかもこの機会に事業の見直し(特にパン部門)をやっていきたいと思っています。ミッションであげている
「健康な命を未来に引き継ぐ」
という言葉を具現化していこうというわけです。そのためにはどうしたらいいのか、大きな試練だと思っています。
ぷかぷかのパンフレットの1ページ目にはこんな絵があります。
みんなでパンをかついでいます。この絵はアート部門のスタッフが、いわば「採用試験」の際に描いた絵ですが、私はいっぺんに気に入りました。
ぷかぷかはパン屋から始まりました。現在は様々な事業をおこなっていますが、やはり中心はパンです。パン屋から始まった事業が、ただ単にパンを作って販売することに終わらず、みんなが暮らしやすい豊かな社会を作っていくことに貢献しています。
社会の豊かさを少しずつ生み出していることを日記に書いて発信していますが、ぷかぷかは事業を展開する中で、そういったものをたくさん生み出しています。
みんなでパンをかついで、そういう社会を作っていこうよ、って言っているのです。ただ単にパンが売れればいい、っていうのではなく、ぷかぷかの活動を通して、社会を少しでもよくしていきたいと思っているのです。
石垣りんさんの詩に「空をかついで」というのがあります。私の大好きな詩です。
肩は/首の付け根から/なだらかにのびて。
肩は/地平線のように/つながって。
人はみんなで/空をかついで/きのうからきょうへと。
子どもよ/おまえのその肩に/おとなたちは/きょうからあしたを移しかえる。
この重たさを/この輝きと暗やみを/あまりにちいさいその肩に。
少しずつ/少しずつ。
相模原障害者殺傷事件が起こるような社会は病んでいます。そうではない、いろんな人が、ありのままで暮らせる豊かな社会、未来に希望の持てる社会をみんなで作り、子どもたちに引き継ぎたいと思っています。みんなでパンをかついで、それを実現しようというわけです。
ホームページで、そういった物語が伝えることができれば、と思っています。
障がいがある人と一緒に暮らす社会について掘り下げて考えるためのトピックス集です。