ぷかぷか日記

地域の方がぷかぷかを、セノーさんをどんな風に受け止めていたか

 昨日書いた日記

pukapuka-pan.hatenablog.com

に、時々お惣菜屋に「いかけんちん」を買いにきていた地域の方がこんなコメントをよこしてくれました。

 「いかけんちん」を買いに来ているうちに、なんとなくぷかぷかの雰囲気が気に入り、ウロウロしているセノーさんにも出会ったようです。時々セノーさんの写真や動画を撮り、「こんなすてきなセノーさん見つけました!」と、ぷかぷかに提供してくれました。

 地域の方がぷかぷかを、セノーさんをどんな風に受け止めていたかがよくわかるコメントです。

●●● 

…通用するかしないのか、そこで通用するようになりたいのか、なるべきなのか… そこで通用する事が素晴らしい唯一の事なのか…は各自の選択で構わないかと思います。

けど、この件に関してはムクムクとモワモワと何かが湧いて来ます。上手く言えるか分りませんが…

私たちは、始終「そんな甘いやり方ダメ」「そんな考え社会では通用しない」 そんな言葉を喉元に突きつけられているし、実際生きるのは大変だと思っています。

けど。

世の中の大事な事は、すべて数値化されますか?
科学的に立証出来ますか?
世の中の全ての出来事の根拠をきっちり説明出来ますか?

例えば子供と手をつないだ温もり…漢字やアルファベットを駆使しても、あの言いようもない幸福感は説明しつくすことが出来ません。 
 
セノーさんの良さは、漢字やアルファベット(就労継続Bなんちゅ~言葉ね)で説明がしきれるもんか。逆にされてたまるかって。ね、思ってます。
 
 目に見える形での…数値での「生産」をしていないからと言って「通用しない」とは失礼じゃないかな。
 
だって私は、セノーさんや、ぷかぷかさんの空気に触れ、その流れ方の中で大変に豊かに耕された心地がしているもの。それを目に見える形でビジュアル化、数値化出来ないというだけで。

頑張る事が普通、頑張らない事は悪、世間はその事に何の異議も唱えません。だけどセノーさんみたいに時々立ち止まったり休んだり自分のペースで時を過ごす様子を見て

クスッと笑ったり、自分もちょっと休んでみようかなとか、力を抜いてありのままで居てみたいなとか。今まで世間基準で動いていた自分の時計のネジを我流に調整してみようと思ったり。
 
「…で、あるべき」な縛りから、離れてみる時間を持てたのは、ぷかぷかさんのおかげ。漢字やアルファベットでは説明しきれないけれど大きな事なんだ。生産生産って、生産だけが大切な事なら、世の中カッサカサになっちゃう。生産って目に見える物だけが生産じゃないと思うんだけどな。

●●●

 福祉施設よりもはるかにいい感じでセノーさんを受け止めていますね。この差はどこから生まれてくるのでしょう。福祉施設は、そんなのは通用しないといい、地域の方はセノーさんのおかげで、すごく豊かな世界を見つけることができたといいます。「支援」とかなんとかいってる側が、セノーさんからは何も学ばず、「支援」なんてひとこともいわない人が、セノーさんからすばらしいものを学んでいます。

 地域の人こそ、彼らの一番の味方なんだとあらためて思いました。

 

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郵便局に入金に行って、ベンチで堂々と寝るセノーさん。郵便局のお姉さんたちは、こんなセノーさんの大ファンです。福祉施設で通用しないセノーさんが、地域の人たちには大事にされていることのこのギャップはなんなんでしょう。

 

生産することのむつかしい障がいのある人たちとどう向き合っていくのか

以前、「セノーさんは今日もせっせと」という記事を書きました。

pukapuka-pan.hatenablog.com

 それに対し、福祉事業所で働いている当事者の方から、こんなコメントが寄せられました。(原文のまま)

●●●

 ブログを読んであなたの言いたい事も良くわかりますがぷかぷかて、就労継続Bですよね。私同じく就労継続Bを利用する知的障害者ななのですがうちの施設じゃそんなの通用しませんよ。就労継続Bの施設て、社会に適用するように育成するところではないですか?そんな甘いやり方であるのであれば就労継続Bであるしつようありません。就労継続Bで有りたければ少しやり方変えた方がいいのでは、。 

 ●●●

 「うちの施設じゃそんなの通用しませんよ」とかいわれ、ま、そうだろうなとは思いました(元々セノーさんは作業所にいたのですが、仕事をしないからと、追い出されるようにしてぷかぷかに来ましたから)。

 でもね、「仕事をしないのは通用しない」というのは、今の社会にあってどういうことなのかをきちんと考えていかないと、社会全体がどんどん窮屈になる気がします。「うちの施設じゃそんなの通用しません」「社会に適用するように育成する」「そんな甘いやり方」といった言葉が行き交う行き交う世界を想像してみて下さい(直接的には当事者の言葉ですが、施設の雰囲気、つまりは施設の考え方をそのまま反映していると思います)。

 

 少し前の記事ですが、朝日新聞「オピニオン&フォーラム」欄の「障害者が狙われて」と題した熊谷晋一郎と最首悟さんの対談にこんな言葉がありました。(相模原障害者殺傷事件を考える対談です)

 《 競争に敗れれば次々に不要とされる社会構造の中で、生産能力が劣る人への手厳しさはどんどんエスカレートしている。障害がない人も、いつ自分が不要な存在になるのか、不安にさらされています。少ない椅子を奪い合う社会では、より不要とされる人に悪意や攻撃が向かいやすいのです。 》

 こういう社会状況の中で、「うちの施設じゃそんなの通用しませんよ」という発想が、どういう意味を持つのか、ということです。障がいのある人たちに一番近いところにいるはずの福祉施設が、こういう発想を持つことを、とても残念に思います。

 「セノーさんのように生産しない人を許すような論理は通用しませんよ」という発想は、相模原障害者殺傷事件の容疑者の発想に容易に結びつく気がします。

 

 障がいのある人たちだけでなく、認知症の方など、生産しない人たち、生産できない人たちはこれからどんどん増えていきます。そういう人たちと私たちはどう向き合っていくのか、どうやっていっしょにこの社会を生きていくのか、社会全体が問われています。これからの社会が、とてつもなく非人間的なものになるのか、それとも人間的なものになるのか、大変な問いを私たちは突きつけられていると思います。障がいのある人たちと日々向き合っている私たちこそが、生産しない人たち、生産できない人たちとどういう関係を作るのか、そこから何を生み出すのか、が厳しく問われています。

 生産することのむつかしい障がいのある人たちと、それでもいっしょに生きていった方がいいね、って思えるような関係を作ることができれば、今の社会にあってはひとつの希望になります。ほうっておくとほとんど働かないセノーさんのあり方を認め、セノーさんが安心していられる居場所をつくったぷかぷかのやり方は、息苦しい世の中にあって、ホッとするような希望を作り出したと思っています。

 ご意見お聞かせ下さい。

 

 

 

  

 

 

  

 

 

 

 

  

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3期演劇ワークショップの記録映画

 第3期演劇ワークショップの記録映画がまとまりました。

「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい」という理由が、この映像を見るとよくわかります。相模原障害者殺傷事件の容疑者は「障害者はいない方がいい」などと言いましたが、私たちは「障がいのある人たちはいた方がいい」「社会には彼らが必要」「彼らとはいっしょに生きていった方がいい」と言い続けます。そうすることで、相模原障害者殺傷事件を超える豊かな社会を少しずつ作っていきたいと考えています。

 記録映画のプロモーションビデオです。

www.youtube.com

 

 映画は今後有料で自主上映していきますので、非公開にしています。自主上映を予定されている方はぷかぷかまでメール下さい。pukapuka@ked.biglobe.ne.jp 担当:高崎

 

子ども達、ほんとうに楽しかったんだと思います。この顔見ればわかります。

3月25日(土)オペラシアターこんにゃく座のオペラ『ロはロボットのロ』の公演をやりました。子ども達にオペラをプレゼントしよう、という企画で、たくさんの子ども達が見に来ました。

 朝、みどりアートパークの搬入口にオペラシアターlこんにゃく座の大型トラックが止まっていました。ひとときの夢の世界を運んできたのです。

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夢の世界を運び込みます。

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夢の装置をセッティングします。

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大道具が設置されます。

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リハーサルが始まります。 

www.youtube.com

 

お客さんがやってきます。

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そして本番ですが、舞台の写真は撮れませんでした。

途中の休憩時間。テトのパンが、あっという間に売り切れました。

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テトのおにぎりやグッズも販売しました。

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休憩の終わりが歌役者さんたちが客席を練り歩いて告げられます。

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何度見てもいい舞台です。伝わってくるエネルギーがすごいです。

子ども達、楽しんでくれたかな?

 

公演のあと、歌役者さんたちを子ども達がわっと取り囲みました。

子ども達、ほんとうに楽しかったんだと思います。この顔見ればわかります。

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魔女はやっぱり人気

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全盲の子どもは金貸しマニーが気に入ったようでした。

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この子は前回見て、いっぺんに気に入ってCDを聞いて聞いて聞きまくり、すり減ってしまったので、バックアップ用にまた新しいCDを購入しました、とお母さん。サインまでしてもらっていました。目が見えないのにこんなにもオペラを楽しむなんてすごいと思います。

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大人たちも興奮気味

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ぷかぷかのコンノさんは一人で歌役者さんたちを湧かしていました。

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 毎年、春になるとこんにゃく座が楽しいオペラをかついでやって来る、そんなことがこの緑区で実現できるといいなと思っています。ある年は子ども向けのオペラ、その次の年は大人向けのオペラ、といった具合に。緑区はすごく豊かな街になります。お金をまわす仕組みを本気で作りたいと思っています。

 ひとときの夢の世界を運び続けるこんにゃく座のテーマソング『僕たちのオペラハウス』聞いて下さい。

www.youtube.com

新しい物語が始まります

  ライ麦パンに使うライ麦を作っている栃木の上野さんの似顔絵を描きに画伯を連れて行きました。上野さんの作っているお米やポン菓子のラベルを作るためです。文字をメンバーさんの手描きにして、作った人の似顔絵を入れてやわらかな楽しいラベルにしようと思っています。

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 まずは麦畑に行きました。先週来たときよりも青々としていました。

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 さっそく似顔絵。いつものように迷いのない線でさらさらと描いていきます。

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奥さんの礼子さんの笑顔絵も描きました。上野さんのお米で作ったポン菓子を食べると心が安らぐというので、ポン菓子を持って描くことにしました。

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あっという間にお二人の似顔絵ができました。

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ねこがいたのでついでにねこの似顔絵も。

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 お米もポン菓子も楽しい名前をつけた方がいいと思います、と提案。上野さんが時間をかけて考えることになりました。上野長一さんなので「ちょういち米」とか「心安らぐちょういちのポン菓子」とか。 ラベルができたら、パン屋で上野さんのお米やポン菓子を販売する予定です。楽しみにしていて下さい。

 ぷかぷかの夏の旅行もここにしようかなと思っています。麦の収穫の終わった広い畑でバーベキューをしようと上野さんと相談しました。メンバーさん40人、スタッフ10人、子ども数人の大集団ですが、広い畑で思いっきり楽しみたいと思っています。ただの観光地に行くよりも、はるかに収穫の多い旅行になりそうです。

 パンに上野さんのライ麦を使うことがきっかけで、こんなふうに新しい物語が始まります。食べ物は人と人を繋ぎ、新しい物語を生むのですね。上野さん、ぷかぷかが旅行に行くのをすごく楽しみにしているようです。今日も似顔絵を描いてもらってすごくうれしかったようで、帰りがけ、駅前の文具店で36色の色鉛筆とスケッチブックを画伯にプレゼントしていました。

 そういえば、障がいのある人たちが40人も旅行に来るのですが、大丈夫でしょうか?といった話は全然しませんでしたね。忘れていた、というか…。上野さんも奥さんもなんの不安もなく、すいすい話が進みました。当たり前のように旅行に行き、当たり前のように受け入れてくれる、特別扱いしない、だから『新しい物語』が生まれるのだと思います。

  上野さんの物語とぷかぷかの物語がライ麦パンをきっかけに出会ったのだと思います。

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オペラ『ロはロボットのロ』の公演は 明日!

オペラ『ロはロボットのロ』の公演は いよいよ明日!

 

物語の最後

魔女との戦いにエネルギーを使い果たしたテトは、もう起き上がれません。

 ♪  あんた ロボットなんだろ、

   死んだりなんかしないんだろ

   お願い

   立ってよ

   テト〜

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  「死んだりなんかしないんだろ」と精一杯感情を殺して歌うココ、CDを何度聞いても、ここは涙が出てしまいます。

 

 ココはドリトル博士にテトを直してくれるように頼みます。はじめは渋っていた博士もココの熱意に動かされます。

 「何年、いや何十年かかるかも知れん。それでも待てるか」

 「待つよ、テトが帰ってくるのをずっと待ってるよ」

 と言うココのいわば宣言を受けて始まる歌がすばらしくいいです。

 

 ♪ 年月はイーストランドの川に浮かんだ舟のように

  イーストランドの丘に吹く風のように

  ゆっくりと流れていった

  テトはまだ眠りについている

  深い眠りについている

 

  ココはテトを待ち続けている

  テトが眠りから覚めるのを待ち続けている

  エドといっしょに パンを作りながら

  待ち続けている

  待ち続けて 今日もイーストランドに朝が来る

  新しい朝が来る ♪

 

(このシーン、魔女役の相原さんがテトにやっつけられたあと、5分くらいで着替えをし、気持ちを切り替えて歌います。歌役者ってすごいなと思います。明日、しっかり見ていてください。公演のあと、歌役者さんたちと握手会をやります。ぜひ魔女に声をかけてあげてください)

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 すばらしい朝が来ます。

 オペラ『ロはロボットのロ』は、希望に満ちた朝を迎える歌で終わります。

 

 

 ♪ テトのパンは あ

   あいおえおの あ

   晴れた日も 曇った日も 雨の日も

   哀しい時も 苦しい時も 淋しい時も

   やって来る

   朝の あ

   新しい希望と 新しい喜びと

   新しい元気が窓たたく

   朝の あ

   あ あ あ あ

   新しい朝の あ ♪

 

 

 子ども達とそんな元気な朝を迎えたいですね。前に見た方で、子ども達と毎朝この歌を歌っています、とメールをくれた方がいました。ぜひ子ども達といっしょに歌ってみてください。いつもの朝が、きっと輝いて見えます。

 

 

 ●オペラ『ロはロボットのロ』 ぜひおいで下さい。

 3月25日(土) 午後2時開演 みどりアートパークホールです。

 公演会場のみどりアートパークは横浜線長津田駅北口徒歩4分です。

 

 ●チケットまだたくさん売れ残っています。こんなにすばらしい公演、売れ残ると

  もったいないです。前に見た方はぜひぜひ宣伝してください。

  購入はぷかぷかアート屋わんど045-923-0282(近藤)、

  みどりアートパーク045-986-2441(遠藤)へお電話下さい。

 

 ●このオペラは子ども達にプレゼントします。ぜひお金をまわしてください。

  寄付箱はパン屋、カフェに置いてあります。

  郵便振替口座は 口座記号 00260-4  口座番号 97844

       加入者名 NPO法人ぷかぷか

 

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魔女の歌が子どもたちに届くといいな

 魔女の娘ジーンはパンが大好きです。特にテトの作ったパンがいちばんのお気に入り。

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ジーンの歌は豪快です。

♪ パパパパパンパン

 まるで魔法

 パパパパパンパン

 

 ヒバリより高く空を舞う

 マウントフジに はしごをかけて

 自由の女神と インド象をのせて

 青い地球をひとまたぎ

 

 パパパパパンパン 

 まるで魔法

 パパパパパンパン

 

 ロケットより高く空を舞う

 月のウサギを頭にのせて

 土星の輪っかを浮き輪に変えて

 青い銀河をひと泳ぎ

 

 パパパパパンパン

 

 もっともっとパンをちょうだい

 もっともっと

 もっともっともっとパンをちょうだい

 もっともっともっと

 もっともっともっともっとパンをちょうだい

 もっともっともっともっと

 もっともっともっともっともっと ♪

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 ところが魔女はパンが大嫌い、ロボットも大嫌い、ときて話がこじれます。

 

 魔女は一般的には嫌われ者です。ところが魔女の歌をよく聞いていると、ちゃんとスジが通っているのです。

 

  かつてお化けや精霊、妖精やらは人間の仲間だった。この世界には不思議なことがたくさんあり、そこにお化けや精霊、妖精がいた。ところが科学はその不思議な世界を隅に追いやってしまった。私たち魔女もそのせいでこの世界から居場所を失った、というわけです。ロボットは科学の象徴です。だから嫌いだと。

 子ども達はまだそういった世界とのおつきあいがあります。ぷかぷかができた頃、毎日のようにカフェの前の大きなケヤキの木にはトトロがすんでるお話をした子どもがいました。いつも日の暮れかかる頃来たので、

「もうちょっと暗くなると、トトロが傘を差してケヤキの上を飛ぶんだけどなぁ、あの辺だよ」

って、指さすと、子どもはからだを乗り出してじぃっとケヤキの上を見つめていました。

「そうそう、ねこバスも来るんだよ。すごいスピードでやって来るんだよ。はっぱのきっぷで乗れるみたいだから、はっぱを持ってあそこに立っていたら、ひょっとしたら乗れるかも」

なんて話を目をキラキラさせながら聞いていました。

 そんな子どもがもう4年生。つい先日は剣道着を着たままやって来て、今、稽古の帰りです、なんてちょっと太くなった声で言ってました。トトロの話は覚えているのかな、と思いました。

 

  オペラ「ロはロボットのロ」に登場する魔女は、私たち自身が見失っている不思議な世界を生きているのです。魔女の歌が子どもたちに届くといいな、と思っています。

 魔女の歌、しっかり聞いてください。

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オペラ『ロはロボットのロ』 ぜひおいで下さい。

3月25日(土) 午後2時開演 みどりアートパークホールです。

公演会場のみどりアートパークは横浜線長津田駅北口徒歩4分です。

 

 チケット購入はぷかぷかアート屋わんど045-923-0282(近藤)、みどりアートパーク045-986-2441(遠藤)へお電話下さい。

 

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お金をまわす

 ぷかぷかを始めるとき、大変なお金がかかりました。でも、実績のない事業所は信用がなく、どこからも助成金は出ませんでした。やむなく自分の退職金をはたくことになりました。事業がうまくいくかどうかの確信もないまま、大金を差し出すことは、本当にきつい決断でした。

 でも、あれから7年たった今は、あの時、退職金を銀行にあずけなくてよかった、としみじみ思います。お金が必要だったぷかぷかにまわしたからこそ、今のぷかぷかがあります。おいしいパンのお店「カフェベーカリーぷかぷか」、おいしい食事のお店「ぷかぷかカフェ」、おいしいお弁当、お惣菜のお店「おひさまの台所」、アート作品を作り出す「アート屋わんど」と、にぎやかな、楽しいお店が4軒もできました。現在40人もの障がいのある人たちが楽しく働いています。40人もの障がいのある人たちの働く場ができたことは、すごいことだと思います。

 ぷかぷかはただお店が4軒あるだけではありません。障がいのある人が40人働いているだけではありません。

 そこからたくさんの素敵な物語が生まれたのです。

 物語は街を豊かにしました。

 銀行にあずけていれば、何も生まなかったお金が、ぷかぷかにまわすことで、こんなにも素敵な物語を生み出したのです。

 

ここからぷかぷかの物語が始まりました。

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オーブンを運び込みます。

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地域の子ども達といっしょにパン教室

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地域の人たちといっしょに運動会

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子どもの誕生会でいっしょに撮影

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クローバーまつりでバームクーヘンを焼きました。

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 クローバーまつりで恐竜の門を作りました。

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近所の子どもとお話

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区民まつりで地産地消のブースをデザイン

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地域の人たちと一緒に大きなクジラの絵を描きました。

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マルシェ

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日本フィルハーモニーのチェロ奏者と太鼓のコラボ。相模原障害者殺傷事件で犠牲になった方々へ捧げる「レクエム」を演奏しました。この時はpvプロボノとNHKが取材に来ました。

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秋コレ・ぷかぷかファッションショーのモデルさんたちを地域の人たちと一緒に作りました。

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街をパレード

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演劇ワークショップに参加

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「表現の市場」の舞台にも立ちました。

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アート屋わんどでは『セロ弾きのゴーシュ・ぷかぷか版』の背景画、小道具を作りました。

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 『表現の市場』での舞台   みどりアートパーク

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  おひさまの台所

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街を歩く

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ぷかぷかステークホルダー 

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 これはぷかぷかが生みだした物語のほんの一部です。

  これがお金が必要だったぷかぷかにお金をまわすことで作り出すことができた素敵な物語です。新しい歴史です。これが「お金を必要なところにまわす」ことの意味です。

 日本財団は助成金を出すとき、助成金の金額を超える「新しい価値」をどれだけ作り出せるかで審査するそうです。ぷかぷかは最初にまわしたお金の何倍もの「新しい価値」を作り出したように思うのです。

 お金をまわさず、銀行にあずけていれば、多分、何も生まれませんでした。物語を記録したたくさんの写真見ていると、こういったものが一切なかったとすれば、社会の大変な損失と言っていいくらいです。逆に言えば、お金をまわすことで、それくらい社会にとって大切なものを作り出した、ということです。

 

 

 子ども達にオペラをゆめ基金ではお金を必要としています。ぜひお金をまわしてください。

 前回のオペラを見た子ども達は家で毎日のように

 ♪ テトのパンは あ 

と歌っていたそうです。オペラは子ども達の心にそんなものを残してくれました。ゆめ基金にお金をまわすのは、そういったものを作り出すためです。

 

 寄付箱はパン屋、カフェに置いてあります。

 郵便振替口座は 口座記号 00260-4  口座番号 97844

       加入者名 NPO法人ぷかぷか

 

オペラ『ロはロボットのロ』 ぜひおいで下さい。

3月25日(土) 午後2時開演 みどりアートパークホールです。

公演会場のみどりアートパークは横浜線長津田駅北口徒歩4分です。

 

 チケット購入はぷかぷかアート屋わんど045-923-0282(近藤)、みどりアートパーク045-986-2441(遠藤)へお電話下さい。

 

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こいつは悪いやつだけれど、助けなければ、私たちはもっと悪いやつになる

 テトは空は飛べないし、走るのも、跳び箱も苦手な性能の悪いロボットです。完璧さを目指すロボットの中にあっては、できないロボット、弱いロボットです。弱いからこそ、そこには人間味があり、こんなおもしろい物語が生まれるのだと思います。鉄腕アトムではあり得ない物語なのです。

 テトはココというパン屋の娘に恋をします。ココもテトが好きになります。ココが歌います。階段の上でたった一人で歌う「ココのアリア」、すばらしい歌です。

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♪ チョコレートの夜空に

 粉砂糖の星がまたたき始める…

 テト あんたも今頃 眠っているの?

 ロボットは眠るの?

 ロボットは夢見るの?

 寝ても覚めても

 あんたのことを思ってる

 … ロボットは誰かを思ったりするの?

 ……

 

 オペラの終盤、金貸しのマニーがココの家に火をつけます。テトはココを助けに行きます。

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 ドリトル博士には聞こえないココの叫びがテトには聞こえます。

 ココを助けにテトは燃えさかる炎の中に飛び込みます。

 ココを見つけ、助け出そうとするとき、金貸しのマニーもけがをしていて、「助けてくれ!」と頼みます。テトは拒否します。でも、ココは言います。

「助けてあげて、こいつは悪いやつだけれど、助けなければ、私たちはもっと悪いやつになる。」

 重い言葉です。作者鄭義信(チョン・ウイシン)さんのやさしいところです(鄭さんは昔黒テントの役者だった頃、私がやっていたワークショップの進行役できたことがあります。昔からこういうやさしいところのある人でした)。

 燃えさかる炎の中での、いちばんエキサイトする、いちばんのクライマックスの場面です。

 

♪ それはまるで奇跡のようだった

  猛り狂う火の中から

  崩れ落ちんとする家の中から

  ロボットが少女と男を抱え

  ゆっくりと姿を現した

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♪ 街の人たちは水をかけるのも忘れ

 しばらく三人を見つめた

 それから歓声が沸き上がり

 街の人たちは抱き合った

 生きていることの喜びを確かめ合った

 ……

 

 

オペラ『ロはロボットのロ』 ぜひおいで下さい。

3月25日(土) 午後2時開演 みどりアートパークホールです。

公演会場のみどりアートパークは横浜線長津田駅北口徒歩4分です。

 

 チケット購入はぷかぷかアート屋わんど045-923-0282(近藤)、みどりアートパーク045-986-2441(遠藤)へお電話下さい。

 

 子ども達に素敵なオペラをプレゼントしたい方は「子ども達にオペラをゆめ基金」への寄付をお願いします。

 寄付箱はパン屋、カフェに置いてあります。

 郵便振替口座は 口座記号 00260-4  口座番号 97844

       加入者名 NPO法人ぷかぷか

 

 

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