ジョイさん体験実習二日目。グッチーさんとりんごのケーキを作るそうです。
グッチーさん、自己紹介で自分はアイドルだと言ってます。こういうやりとりが楽しいですね。
コウキさんも入って綿密な打ち合わせ。
ジョイさん体験実習二日目。グッチーさんとりんごのケーキを作るそうです。
グッチーさん、自己紹介で自分はアイドルだと言ってます。こういうやりとりが楽しいですね。
コウキさんも入って綿密な打ち合わせ。
花岡さんがとてもいいブログを書いています。
11月末から12月にかけて、九州で3日間連続上映会があります。映画はプロモーションビデオカナダ版と第3期演劇ワークショップの記録映画です。それに高崎の話が加わります。
★11月30日(木) 午後1時〜 長崎商工会議所2階ホール
主催:一般社団法人 長崎手をつなぐ育成会
問合せ:095-846-8730
★12月1日(金) 午後6時30分〜 ふくふくプラザ 601会議室(定員 150名)
http:// http://www.fukufukuplaza.jp/info/
主催:福岡おやじたい
問合せ:fukuokaoyajitai@yahoo.co.jp
★12月2日(土) 午後1時30分〜 北九州市立大学ひびきのキャンパス本館1階
N115 講義室
主催:子どもネット北九州
後援:北九州市教育委員会、NPO法人わくわーく、リボンの会
問合せ:子どもネット北九州事務局 080−080−1783−1553
《主催者の思い》
トークセッションでは、
『町を耕す取り組み~我が町北九州でできること~』
『みんなと一緒に生きていく~北九州の町を耕すためには~』
『ぷかぷかの種を北九州でも繋げていくために、我々ができることは?』
『町を耕すぷかぷかの取り組みを見て、私たちができることを考えてみよう』
●●●
いろんな思いがあれば、その分、映画は大きな意味を持ちます。
大事なことは、上映会をきっかけに、とにかく具体的に前に進む何かを見つけることです。わくわくしながら前に進める何かです。それをみんなで見つけましょう。
9月半ばに秋田県の大館でプロモーションビデオ第1弾と第3期演劇ワークショップの記録映画を上映しました。それを見た方が、すごく感動して、どうしてもぷかぷかが見たいと、今日、はるばる北秋田からやってきました。福祉施設の方ですが、「福祉の匂い」が全くしない方で、ただただぷかぷかの魅力に惚れ込んできた、という感じでした。ぷかぷかに来て、Facebookに載っている人を見ると、まるでアイドルに会ったようにそばに寄って、いっしょに写真撮ったりしていました。
北秋田は過疎化が進んでみんな元気をなくしているそうです。そんな北秋田を元気にするために、ぷかぷかの映画を上映したい、とおっしゃってました。ただ上映して、いい映画だったね、で終わるのではなく、新しいことをはじめるきっかけにしたいそうです。ですから上映会をやる前に、自分たちは何を始めたいのか、そのことで地域をどう変えたいのかをある程度明確にし、ぷかぷかの何を取り入れるのかをよく考えたい、ということでした。
漠然と上映会をするのではなく、しっかり戦略を立て、上映会を実のあるものにしたいという思いがびりびりと伝わってきました。わくわくするような、新しい何かがはじまりそうです。
12月2日(土)には北九州市で上映会を予定しているのですが、そこは「地域を耕す」をテーマに上映会のあと主催団体の方とトークセッションをやります。主催者団体は、ぷかぷかのように地域を耕していきたいそうですが、そのためには具体的に何をすればいいのか、何が具体的にできるのか、をぷかぷかの上映会をきっかけに考えたいということでした。
映画の上映をすると、たいていの人は「素晴らしい!」を口にします。でも口にするだけで終わるのはもったいないと思います。映画で感じた「素晴らしさ」を、自分のところで生かすにはどうしたらいいのか、を考えることこそが大事だと思います。そうすれば、新しい何か、地域社会を動かす何かがはじまります。
北秋田では来年の春3月頃を目標に上映計画を煮詰めていくようです。北秋田が元気になるような、そんなわくわくするような計画を楽しみに待ちたいと思っています。
★ぷかぷかの映画を上映したい方、連絡下さい。045-453-8511 高崎まで
ぷかぷかの熱烈なファン二人が「ぷかぷかプレミアム会員」の提案をしてくれました。
会費は年1万円。それだけ払ってもらうのであれば、パンやお惣菜は相当値引きしないと悪いなぁ、と思っていたら、プレミアム会員はそんなことではなく、ぷかぷかさんと濃厚なふれあいができることを求めています、といわれてしまいました。たとえばぷかぷか旅行に一緒に行けるとか、仲間のところへタカサキを呼んで、ぷかぷかの話をしっかり聞けるとか、そういう特権をこそ求めています、と。
商品の割引とか、そんなレベルではなく、どこまでもぷかぷかさんたちとおつきあいすること、ぷかぷかの話をしっかり聞くことこそ、プレミアムな価値がある、というわけです。なるほどと思いました。そういうことを求めているお客さんがいることがうれしいですね。1万円払ってでもぷかぷかさんと一緒に旅行に行きたい、なんて、本当にびっくりです。そんな熱烈なファンを作ってしまったぷかぷかさんて、すごい存在なんだとあらためて思いました。
ぷかぷかにそれなりのお金が入り、お客さんもそれなりの価値を手にする。お金はぷかぷかの非収益事業、演劇ワークショップなどの運営に使い、お客さんが手にした価値は、社会に広く伝わっていきます。演劇ワークショップは、更に新しい価値を生み出し、お客さんが手にした価値も、社会に広がることで更に新しいものを生み出します。
たとえばユースケさんのこういうサービスを受けることもプレミアム会員の特権です。こうやって受け取った「幸せ感」こそが、社会を少しずつ変えていきます。
こんな似顔絵入り会員カードもプレミアム会員の特権です。
すばらしいアイデアなので、近々詳細を詰めて発表します。
カナダ報告会がありました。
江原さんがこれからコンサート会場に駆けつけるので1時15分までしかいられないと、トップバッターでダイちゃん、辻さんと「さかなはおよぐ」のアラビア語の部分をやってもらいました。
前日に連絡したら、辻さん、アラビア語のプリントをカナダで捨ててしまったとお母さんが笑いながらおっしゃってて、ちょっと焦りましたが、いろいろこだわりを持ちながらも、終わったらぱっと捨ててしまうあたりが辻さんらしいと思いました。江原さんの持っていたコピーで朗読しました。カナダで朗読してからもう一ヶ月たちますが、つまずくこともなく、すらすら読んでいました。記憶力が半端じゃないですね。
ダイちゃんとのコラボは、こちらも一ヶ月練習が途絶えたことを全く感じさせない演奏ぶりでした。レクイエムという曲で、途中ダイちゃんがフリーでたたくところは久しぶりのせいか、気合いが入っていました。ただただうまいです。
そのあと、pvプロボノの信田さんが徹夜で作ってくれた資料をスライド上映。まずはANCA自閉症フェスティバルの簡単な説明。
いろいろ混乱もあり、運営上の問題は感じましたが、それでも34カ国もの国から人が集まるというのは、やはりこのフェスティバルにそれだけの魅力があるのだろうと思います。レオノーラさんのエネルギッシュな活動にちょっと圧倒されました。
ぷかぷかさんとそのご家族、江原さんとそのご家族、記録映像の吉田さん、pvプロボノ関係者、ぷかぷかスタッフなど、総勢18名で参加。気がつけば、参加団体の中で一番大きかったとか。
9月30日、プロモーションビデオカナダ版を上映しました。
障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい、そうすることで社会は豊かになる、というメッセージは言葉の壁を越えて届いた気がしました。
9月30日の午後、詩の朗読をしました。
この朗読の前に上映したプロモーションビデオの中に演劇ワークショップで「生きる」の詩を朗読するシーンが入っていたので、多分伝わるものは伝わったと思います。
9月30日の夜、パレスチナの絵本「さかなはおよぐ」の朗読と演奏をしました。
これは文句なしにいい舞台でした。レオノーラさんが絶賛していました。
そして、「ぷかぷかさん カナダをゆく」の記録映像をまとめます。
カナダで撮った20分程度の映像を見ました。吉田さんが徹夜で作った映像です。短い映像でしたが、やはり言葉で語るよりもはるかに伝わってくるものがありました。これが映像のチカラだと思います。
撮りためた映像は100時間くらいあるそうです。見るだけで5日くらいかかるわけで、それをまとめることを考えると、私は気が遠くなりそうでした。
まだまだ編集の途中なので公開はできませんが、時々短い「特報」をアップする予定です。楽しみにしていて下さい。
本編の完成は来年4月を予定しています。
テラちゃんのお父さんが、「私は毎日イクミのそばにいて、とても幸せです。社会全般を見れば、経済的に豊かになっても「幸せ」が感じられない社会になっています。そんな中で、彼らの存在とか、彼らと一緒に生きることには、その「幸せ」を感じる社会になっていくヒントがあるような気がします」といったことを話されました。
レオノーラさんがプロモーションビデオの上映を決めたのは、映像の中にこの「幸せ」を感じたからだと思います。上映会のあと「happy」とか「Amazing」という言葉が聞かれたり、涙した人がいたのも、映像で「幸せ」を感じたからだと思うのです。
今回ぷかぷかさんがカナダに行くにあたって、ものすごくたくさんの人たちから応援をいただきました。彼らと一緒に生きることで生み出される「幸せ」をどこかで感じ、それを社会に広げていきたいと思っていらっしゃるのではないかと思います。
pvプロボノの人たち、吉田さん、江原さんの心をわしづかみにしたのも、「そばにいると、なんかいいんだよね」というささやかな「幸せ」ではないかと思うのです。それをうまく映画の中で表現できれば、と思っています。
デフパペットシアターひとみの公演の舞台に立つためのワークショップをやりました。
なんでも希望が叶うという魔法の卵を欲の深い人間が取り合っているうちに卵が割れてしまいます。絶望の中で、ジュジュマンはよろよろと、でも自分の足でしっかり前に向かって歩き始めます。希望は自分が前に歩み出すことでしか作り出せません。
前に向かって歩く。希望に向かって歩く。それが生きるということ。
参加者はジュジュマンと一緒に歩き始めます。それぞれの希望に向かって…
ジュジュマンの、膝を折り、肩を落とす歩き方がみなさん、結構むつかしかったようです。
鏡を見ながら歩き方を覚えます。
久しぶりにまーさんがきました。まーさんは3年前、長野でやっただけあって、いい感じでやっていました。
やなせさんの特訓です。
当日は白い衣装を着て、白いドーランを塗ります。
ジュジュマンが歩き始めるまで、みんなは後ろで倒れています。
そしてみんなで歩き始めます。
11月25日(土)午後2時開演です。
ぷかぷかのアートを企業に売り込むことを考えています。うまくいけば企業の力でぷかぷかのほっこりしたアートが社会に広がっていきます。ホッとする雰囲気が広がり、社会が耕され、豊かになります。おまけに企業がアートを買ってくれれば収益が上がり、そのお金で、非収益事業だけれども、とても大切な事業である演劇ワークショップの運営が楽になります(演劇ワークショップには講師料、会場費、舞台製作費など大変なお金がかかります)。
そんな夢のような計画が、サービスグラントの人たちによって、具体的に前に進んでいます。
先日、サービスグラントの中間報告がありました。ぷかぷかの関係者のヒアリングをまとめたあと、企業のヒアリングをし、それをまとめた中間報告でした。
ヒアリングをした企業からはなかなか厳しいことも言われたようですが、こんなうれしいことを言ってくれた企業もあったようです。
ぷかぷかのアートを売り込める可能性を見た気がしました。
企業のヒアリングを元に作った「営業提案書」がすばらしい仕上がりでした。
「共感」し「応援したい」と思ってもらうための「共感メッセージ」を伝え、「一緒に地域社会を豊かにしたい」という思いを共有するところを入り口にする、という作戦がすばらしいですね。企業に対する営業に、「一緒に地域社会を豊かにしたい」という提案もあったんだ、と目からうろこでした。
ぷかぷかとおつきあいすることが「社員にプラスになりそう」と思わせる作戦もうまいなぁ、と思いました。社員にプラスになる、ということは社員が豊かになる、ということです。そういうことこそ今の企業には必要な気がします。
そしてうまくお店に来てもらい、「理解」「共感」を得る。その先に「交流」「提携」「協働」の相談があるといいます。
《はじめに》と題したページには
地域と共に生きる企業や、店舗のみなさま。
おとなもこどもも、障がいのある人もない人も
みんなが気持ちよく暮らしていける
そんなやさしく豊かな地域社会を
私たち「ぷかぷか」と一緒に作りませんか?
と、短い言葉が並び、相手の懐に飛び込みます。
何かを売り込むのではなく、「一緒に作りませんか?」という提案がいいですね。
ここでぷかぷかの目指す社会的成果を述べます。
ぷかぷかがやってきたこと、やっていること、やろうとしていることを、実にうまくまとめています。
「一緒に出会う場」「一緒に生きる場」「一緒に働く場」「一緒につくる場」とリズムのある言葉で、ぷかぷかが生みだしているものを端的に表現しています。うまいなぁ、と拍手したいくらいです。
この言葉は、障がいのある人たちとどういう関係にあるのかが、いっぺんに見えてきます。そしてそういう関係にあるから、地域社会を豊かにしたり、新しい文化を生み出したりします。それを企業と一緒にやろう!と。
なんかね、ウキウキしながら営業に行けそうです。
次のページでは「地域社会を豊かにする」とはどういうことか、それを次に具体的に語っています。企業に売り込むためには、その具体性が大切なのだと思います。
ヒアリングで拾い上げた言葉から、「豊かにする」ことの意味を具体的に伝えようとしています。ヒアリングがこういうところで生きるとは思ってもみませんでした。アンテナの張り方がちがうんだと思いました。
文化については
ここは、メッセージが今までに比べ、少し弱い気がしました。これはぷかぷか自身の問題で、文化についての発信が 弱いのだと思います。
ぷかぷかが創り出している文化は、要するに障がいのある人たちを排除しない文化です。生産性、効率などが優先される社会にあって、そういった物差しでは測れない新しい価値、文化をぷかぷかは障がいのある人たちと一緒に作り出しています。
障がいのある人たちと一緒に生きていった方がいい、というのは、新しい生き方の提案です。そしてその生き方から生まれるのが、生産性、効率を優先する文化に対する新しい文化だと思います。
その文化は自分が人間であることを思い出させてくれます。私が私らしくいられる文化です。
障がいのある人たちは社会にあわせることを求められていますが、ぷかぷかは社会を彼らに合わせた方が、社会そのものがゆるやかになり、お互いが生きやすくなると考えています。そういう新しい文化に企業が共感してくれるかどうかだと思います。
演劇ワークショップやアートのワークショップでは、彼らとフェアに向き合う関係だからこそ、そこから新しい文化と呼べるものを作り出しています。彼らとは一緒に生きていった方がいい、と新しい生き方を提案する文化です。それは社会を豊かにする文化です。
そんな文化に企業が共感してくれるかどうか、あるいは、そういう文化を企業と一緒に創り出せるかどうか、が問われます。
近所の小学校が何校か集まって発行した「思いやりの心あふれる街づくり」と題した文集にぷかぷかのことを書いた子どもがいました。
●●●
「いらっしゃいませ〜!」
元気な声が通りまで聞こえてきます。
先日、私がパンを買いに行ったお店は、他のお店とはちがうところがあります。それは、知的障がい者がたくさん働いているお店なのです。かわいいお店に入ってみると、他のパン屋と同じように、おいしそうなパンがたくさん並んでいます。
私がパンを選んでレジに持って行くと、うしろから
「860円です」
と、大きな声がしました。暗算が得意な店員さんです。厨房からできたてのパンが運ばれてきたときには、扉の向こうでパンを作っている障がいの者の人たちが見えました。
最初は、障がい者の人が何人もいることに驚いてしまいました。普通のお店なら、店員が仕事中に大きな声を出したり、関係のないおしゃべりをすると怒られそうですが、ここでは他のお客さん達もこの光景が当たり前のようにパンを選んでいます。
店員さんがお客さんと楽しそうに話していたり、働いている一人ひとりが、自分ができる仕事を一生懸命やっている姿、お客さんたちも普通に買い物をしているところを見ると、心があたたかくなりました。店員さんと話しているおばあさんが
「ここでは本当に元気をもらえるのよ」
と、しゃべっていて、本当にその通りだと思いました。
私は今まで「障がいがある」というだけで、「仕事はできるのだろうか」「会話はできるのかな」「私たちのいうことが理解できるのかな」と、イメージだけで障がい者を見てしまい、実際にどんなことができるのか理解せずにいました。ですか、ここで働いている障がい者の生き生きとした姿を見ると、私のイメージは本当にせまいものだったなと反省しました…
●●●
ぷかぷかを始めた当初
「いらっしゃいませ〜!」
という元気な声に、
「うるさい!」
という苦情の電話が入りました。
同じ「いらっしゃいませ〜!」に対する受け止め方のなんという落差。でも、この「落差」で見えるものこそが、ぷかぷかが7年かかって耕し、築いてきた地域の豊かさといっていいものだと思います。
子どもはぷかぷかのことをとてもよく見ています。そしてとても大切なものを感じとっています。子どもの感性ってすごいなぁ、とあらためて思いました。
こんな子どもがステキな未来を作っていくのだろうと思います。ぷかぷかが街にあることで作り出した「希望」を見ることができた気がしました。
毎日新聞で先日紹介した兵庫県立子ども病院のことが報道されました。
抗議文に名を連ねた立岩真也・立命館大大学院教授(社会学)は「この『生まれない運動』の中心は医療でもなんでもなく、障害児の選択的中絶を進めようという運動だった。当該の文章はそのことにまったく触れていない」と批判したうえで、「鈍感と無知を知らせるためにも記念誌はそのままに、説明と釈明を加えることを望む」という。
とありました。社会は何も変わっていないし、そもそも何が問題なのかもわからない、という情けない状況。
相模原障害者殺傷事件の根っこを見た気がしました。
障がいがある人と一緒に暮らす社会について掘り下げて考えるためのトピックス集です。