ぷかぷか日記

子どもと一緒にどんな人生を作っていこうか、って考える方が…

 先日、ダウン症の子どもの親の会の集まりで、映画の上映とお話をしてきました。そのときの私の話を聞いて、今日ぷかぷかに見学に来た方がいました。

 

 お店を巡る中、霧が丘商店街の遊歩道をぷかぷかさん達が気ままに歩いて各お店を行き来したり、お昼休憩で私たちお客さんといっしょにランチをとっていたりする姿がありました。皆、すごく自然体だし、街に馴染んでいるし、その風景が正直よい意味で驚きでした。ダウン症のある子を産んでまだ2ヶ月ちょっとの私は自分の中にいわゆる障害をもつ人への勝手なイメージ(偏見)がありました。障害者が働く場所や生きる世界は自分のそれとは違っていて、できることも限られていて、しかも閉鎖的で・・・。本当に勝手なイメージでした。よい意味で福祉という感覚はなくて、一つの世界観に包まれたぷかぷかワールド、とても心地よい空間でまた行きたくなりました。こちらからしゃべりかけなくても、しゃべりかけてくれるぷかぷかさんに人見知りの私も気持ちが和みました。

 

 「できることも限られていて、しかも閉鎖的で・・・」とありますが、私自身、教員をやっていた頃、見学に行った福祉施設の多くがそんな雰囲気でした。担任をしていた頃は、すごく明るい楽しい生徒だった人が、卒業して何年かたった作業所では暗い顔をして作業をしていて、ちょっとびっくりしました。作業所の暗い雰囲気が、その元生徒を飲み込んでいるようでした。その気になれば、楽しい雰囲気はいくらでもできるのに、とても残念に思います。

 多分そこを運営している人の働くことのイメージがそういう雰囲気なのだと思います。働く、というのは人生の多くの部分を占めます。働くことがつまらなければ、人生もつまらなくなります。

 ぷかぷかでは毎日帰りの会で

「いい一日でしたか?」

という質問をします。いい一日積み重ねが、いい人生を作っていくと考えるからです。

 「できることも限られていて、しかも閉鎖的で・・・」

といった雰囲気の仕事では、いい人生は作れません。

  ま、しかし、そんなところへの不満をいくら言っても、多分何も変わらないので、自分たちで彼らと生きる楽しい場を作った方がいいですね。

 

 子どもをどこかの福祉事業所に預ける、というのは、子どもの人生をそこに任してしまうことです。昔私が担任していた生徒は、福祉事業所で働き始めてから、そこでの顔を見る限り、人生が暗くなったようでした。あんなにひょうきんで明るかった生徒がどうして?って、いたたまれない気持ちでした。

 それよりも、子どもと一緒にどんな人生を作っていこうか、って考える方がいい人生が生まれる気がします。何よりも、子どもの人生だけでなく、親の人生が楽しくなります。子どもと一緒に、新しい物語を作るのです。わくわくしながら…

 

自分の日々の中で小さなできることを実行する

 7月21日(土) 筑豊にある「虫の家」でぷかぷかの映画の上映会とトークセッションを行います。

 いい映画だったね、いいお話だったね、で終わるのではなく、参加した人みんなが小さな新しい一歩を踏み出せるような、そんな集まりにできれば、と思っています。

  上映会のあと、最近作った「相模原障害者殺傷事件を超える社会を作るための道筋のようなもの」の話をする予定です。ムズカシイ、大きな話ではありません。ぷかぷかで日々やっていることが、相模原障害者殺傷事件を超える社会に、どのようにつながっていくのか、その道筋のようなものを描いたものの話です。

 ぷかぷかは特別なことをやっているわけではありません。ぷかぷかさん達とフラットな関係で、楽しい日々を作りだしているだけです。その気になれば誰にでもできることです。

 優生思想云々の大きな話を持ち出されると、もう何やっていいのかわからなくなりますが、ぷかぷかが日々やっている小さなことは、誰にでもできることです。

 その気になれば誰にでもできることを、あちこちでたくさん積み上げていけば、事件を超える社会を作っていくことは、夢物語ではなく、実現可能なものになります。

 

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下記サイトのダウンロードボタンを押すと、道筋がもっと大きく見えやすくなります。

pukapuka-pan.xsrv.jp

 

 この道筋の話を元にトークセッションをやります。どんな話になるか楽しみにしていて下さい。たくさんの「気づき」があるような、ぷかぷかオリジナルな話をします。映画のタイトルは『Secret of PukaPuka』なので、ぷかぷかのヒミツに迫るお話をします。ぷかぷかにはたくさんのファンがいます。障害のある人たちのファンを作るコツなど、ぷかぷかのヒミツに迫る話をします。これは、もう、絶対に聞かなきゃソン!な話です。

 集まりの最後に、10人ずつぐらいにグループに分かれていただいて、グループごとに「気づきの共有」をやってもらおうと思います。映画とトークセッションを通して気づいたことをみんなで共有します。グループごとに共有したことを発表してもらいます。

 あとはその共有したことを、参加した人それぞれが、自分の日々の中で実行するだけです。自分でできる小さなことの実行です。

 気づきの共有の中に、「障害のある人たちのファンを作るコツ」が入っていて、それをあちこちで実行する人が現れたら、あちこちに障害にある人たちのファンがたくさんできます。これって、なんかすごいことだと思いませんか?

 社会はね、こんなふうにして楽しいことをやりながら変えていけるのです。相模原障害者殺傷事件というとんでもなく重い事件を超える社会を作るためには、あの重さをひっくり返すだけの楽しさこそが必要だと思っています。そんな楽しい集まりにできれば、と思っています。

 

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ぷかぷかのサイトを再構築します。

 昨日、ホームページクリエイターのタナカさん、デザイナーのコウドウをお迎えして、ぷかぷかのホームページを再構築する打ち合わせを行いました。

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サイトを再構築する目的は 

ぷかぷかが信用できる企業体であることを示し信頼関係をつくる土台を提供する


●相互理解>態度変容>行動変容 とつなげていくための客観情報の提供。

 団体概要・沿革・融資/助成実績・協業団体一覧・決算報告など。

 

各サービス利用者に過不足ない情報を提供する

 

●利用者の状況・ぷかぷかへの理解度に応じて情報を整理して届ける。

 

スタッフ(将来のスタッフ含む)のぷかぷかへの理解を深める教材にする

 

オンラインショップ(パン・アート)を開設しお客様を全国に広げる

 

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ページの構成はこんな感じです。

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 トップページがあり、各部門「ベーカリーぷかぷか」「おひさまの台所」「お菓子工房にじいろ」「ぷかぷかさんのお昼ごはん」「アート屋わんど」「ぷかぷか農園」、それにぷかぷか全体を語る「ぷかぷかとは」のページです。

 これから各部門のスタッフがどんどん書き込んでいきます。

 

 トップページはだいたいこんな感じです。まだ仮のデザインです。左上のロゴマークの文字は、これからぷかぷかさんが書きます。各部門のボタンを押すと、部門のページに飛びます。

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たとえばパン屋のページはこんな感じです。おいしいパン屋を探してこのページにたどり着いた人も、ぷかぷかの全体を見ることができます。

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パンについての詳しい書き込み、定番商品の紹介などもあります。

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 ブログのページはサイト内(現在は「はてなブログ」という外部サイトに書いたものにリンクを張っています)に作ります。特にぷかぷか日記は1500本ぐらいアップしているので、カテゴリーごとにわけ、格段に探しやすく、読みやすくなります。検索サイトでブログに来た人も、ぷかぷか全体を見ることができます。

 今の形だと、ぷかぷか日記のアクセス数は31万を超えているのですが、そこからぷかぷかのサイトへの流入がほぼありません。ということはせっかくのブログがぷかぷかの経営に寄与していないことになり、実にもったいない話です。サイト内にブログを設置することで、その問題が解消されます。

 

 「ぷかぷかトピックス」として、ぷかぷかのことを更に深く知りたい人のためにサイトも作ります。カテゴリーごとに分けたサイトです。

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「お知らせ」欄には更新情報をこまめに載せ、今、どういう動きがあるかをこまめにお知らせします。

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スマホで見る人が半数以上いるそうなので、スマホ用のサイトです。

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 月壱くらいのペースで打ち合わせしますので、その後の進捗状況をまたお知らせします。

 全体の完成予定は12月末ですが、今の勢いだともう少し早まるかも知れません。楽しみにしていて下さい。

障がいの重い子どもとの日々が楽しい!

 以前、NHKラジオ深夜便で私が言った「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい」という言葉に衝撃を受け、愛知からぷかぷかを訪ねてきた人がいました。カツタさんといいます。私といろいろ話をしたあと、パン屋で体験実習をやり、演劇ワークショップに参加し、ぷかぷかさん達といっしょに舞台に立つという大変な経験をし、大きく変わったその後の人生を話しに来てくれました。

 ラジオ深夜便の言葉に出会う前は、相模原障害者殺傷事件の犯人の言葉に、否定しきれない自分がいた、自分の中にも彼らを別な世界の人として意識の外に追いやろうとしている感覚があった、と言っていました。ぷかぷかさん達との出会いを経て、今は障がいのある子どもと関わる仕事をしています。その変わりように注目したNHKが取材に来ていました。

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pukapuka-pan.hatenablog.com

pukapuka-pan.hatenablog.com

 

 

 今、放課後デイサービスの仕事をしていて、高校生でうんこを漏らしてしまうほど障がいの重い子どもとの日々がすごく楽しい、とカツタさんは言います。障がいの重い子どもの世話はすごく大変です。でも、その子との日々が楽しい!といいます。

 ほんの2年前、

「相模原障害者殺傷事件の犯人の言葉に、否定しきれない自分がいた、自分の中にも彼らを別な世界の人として意識の外に追いやろうとしている感覚が確かにあった」

 と言っていた人が、

「障がいの重い子どもとの日々が楽しい!」

と言うほどに変わったのです。その変わるきっかけを作ったのがぷかぷかさん達です。

 私たちがどんなに言葉を尽くしても、人をこんなふうに変えることはできません。それをぷかぷかさん達は、アーダコーダと理屈っぽいことをひとことも言わず、人をこんなふうに深いところで変えてしまったのです。そういうチカラを彼らは持っているのだと思います。それは相模原障害者殺傷事件を超える社会を作っていくチカラといっていいと思います。

 

 事件の犯人は重い障がいのある人たちと日々おつきあいがあったにもかかわらず、「障害者はいない方がいい」とか「障害者は不幸しか生まない」「障害者は生きている意味がない」などと言い、事件を起こしました。

 毎日、障がいのある人たちとどういうおつきあいをしていたのか、と思います。

 カツタさんは同じように重い障がいを持った人たちとのおつきあいしながら毎日楽しくてしょうがない、といいます。

 この違いは、なんなのでしょう。

 結局福祉の現場で、日々、障がいのある人たちとどういうおつきあいをしているのか、ということだと思います。

 下の写真はぷかぷかでやったワークショップの時の写真です。障がいのある人たちと日々こんな楽しいおつきあいをしていれば、事件は起きなかった、と思うのです。言い換えれば、犯人のいた福祉の現場で、障がいのある人たちとこんな豊かな関係を築いていなかった、ということです。犯人の言葉は、彼がいた福祉の現場の、障がいのある人たちとの関係の貧しさを象徴しています。

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 7月21日(土)放送のNHKスペシャルで、ぷかぷかのことがカツタさんの変わりようを通して少し紹介されます。

www6.nhk.or.jp

 

たかが握手、されど握手。そしてそこから新しい物語を作る。

 8月3日(土)みどりアートパークホールでぷかぷかの映画の上映会を行います。一応テーマは相模原障害者殺傷事件です。上映会とトークセッションのあと、ロビーでぷかぷかさん達との握手会をやります。相模原障害者殺傷事件をテーマにしながら、何で握手会なの?ということですが、ぷかぷかさん達と握手して、

「ああ、なんてやわらかい手なんだ」

とか

「あたたかい手だね」

っていうような、出会いを一人でも多くの人にやって欲しいからです。

 

 2年前、瀬谷であった相模原障害者殺傷事件追悼集会で昔「あおぞら市」で知り合った人が来ていました。

 

 30年ほど前、瀬谷にある生活クラブのお店の駐車所で「あおぞら市」というのがあり、そこに養護学校の生徒たちと地域の人たちで一緒に手打ちうどんのお店を出しました。そのときに手伝いに来ていた人が容疑者の闇の部分が私にもあります、と発言していました。

《 高崎さんに声をかけられて手伝いに行ったものの、障害のある人たちにどう接していいかわからずほんとうに困りました。「ああ、うう」とかしかいえなくて、よだれを垂らしながら歩き回っている人がいて、正直気持ち悪くて、私の方へ来なければいいなと思っていました。ところがお昼になってご飯を食べるとき、たまたまテーブルがその子とお母さんが座っているテーブルしかあいてなくて、ここでやめるのも失礼かと思い、勇気をふるってそこへ座りました。そのとき、そのよだれを垂らしている子どもが私に向かって手を伸ばしてきました。ああ、困った、と思いながらも拒否するわけにもいかず、思い切って、本当に思いきってその子の手を握りました。

 すると、その子の手が柔らかくて、あたたかいんですね。もう、びっくりしました。なんだ、私と同じじゃないかと思いました。この発見は私の中にあった大きなものをひっくり返した気がしました。

 その子のやわらかくて、あたたかい手にふれるまで、その子をモノとしか見てなかったのです。容疑者とおんなじだと思いました。でもその子の手が、その闇から私を救い出してくれた気がしています。》

 

 この方がおっしゃっていた

〈 「ああ、うう」とかしかいえなくて、よだれを垂らしながら歩き回っている人 〉

は私が担任していたケンタローです。私にとってはかわいくてかわいくてしょうがないほどの子どもでしたが、障がいのある人とおつきあいのない人にとっては

〈 正直気持ち悪くて、私の方へ来なければいい 〉

と思ってしまうような存在なんだろうな、と発言を聞きながら思いました。

 障がいのある人たちのグループホーム建設反対を叫ぶ人たちも、多分同じなんだろうと思います。おつきあいがないから、

「彼らは犯罪を犯すんじゃないか」「だからここに来るな」「ここに住むな」

「ここに障害者はいない方がいい」と犯人の発想と同じになってしまうのだと思います。

 おつきあいがないことがここまでの思い込みを生み、その単なる思い込みが、グループホーム建設をつぶすほどのチカラを持ってしまう。とても怖いことであり、悲しいことだと思います。

 ぷかぷかさんとの握手は、この障がいのある人への思い込みを一挙になくす、とても有効な方法だと思います。

〈 正直気持ち悪くて、私の方へ来なければいいなと思っていた 〉

その人の思い込みを一発でひっくり返してしまったのですから。 

 

 ぷかぷかさんと握手する、というのはこういう意味があるのです。相模原障害者殺傷事件を超える社会に向けて一歩前に踏み出すきっかけをぷかぷかさんとの握手は作ってくれます。

 「たかが握手、されど握手」なのです。

 ここから障がいのある人たちとの素敵な物語が始まるかも知れません。一歩前に踏み出せば、あとはあなたが主人公。ここからはあなたが彼らとの新しい物語を作っていくのです。楽しい物語をたくさん作って下さい。その楽しい物語こそが、社会を豊かにします。

 

かけがえのないコミュニティ

 セノーさんのお父さんがセノーさんを主人公にした動画を作りました。Facebook上で、データを入れれば自動的に作ってくれるものですが、それでも、セノーさんのまわりに実際にできているコミュニティを思えば、この動画が伝えているものは本当だと思います。

 

www.youtube.com

 

 セノーさんが地域社会で作ってきたコミュニティ。ほっこりあたたかなコミュニティ。こんなコミュニティこそ大事にしたいと思うのです。

 

相模原障害者殺傷事件を超えるための社会を作る道筋みたいなもの

 ぷかぷかがやっていることが、相模原障害者殺傷事件を超える社会を作ることに、どのようにつながっていくのかを考えてみました。

 下記サイトの〈ダウンロードボタン〉を押して下さい。下に貼り付けた図よりもはるかに鮮明に見えます。

pukapuka-pan.xsrv.jp

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 ぷかぷかがやっている様々な取り組みは何を生み出しているのか。「相模原障害者殺傷事件を超える社会を作る」それは言い換えれば、「障がいのある人たちを排除しない社会」「障がいのある人もない人もお互い気持ちよく暮らせる社会」を作ることになるのですが、それにどのようにつながっていくのかの、いわば〈道筋〉みたいなものを示すことができたと思います。

 まだまだ言葉が足りない部分がたくさんあります。これからもっと書き加えるものも出てきます。

 それでもとりあえず今の時点での全体像みたいなものが見えてくると思います。ご意見などいただけるとうれしいです。

ぷかぷか上映会

  8月4日(土)みどりアートパークホールで行う「ぷかぷか上映会」のチラシができました。下記サイトにある〈ダウンロードボタン〉を押してください。下に貼り付けたチラシよりも、大きくて鮮明なチラシが出てきます。

 

pukapuka-pan.xsrv.jp

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 相模原事件を超える社会がどうやったらできるかを、映画を見たあと、ぷかぷかさん達を交えた楽しい雰囲気の中で考えたいと思います。

 事件後「共生社会を目指そう」とか「共に生きる社会を目指そう」なんて言葉が飛び交いましたが、そんな言葉を口にするだけでは、社会は何も変わりません。大事なことは具体的な提案です。

 「テラちゃんとFacebook友だちになろう」とか「セノーさんと一緒に寝っ転がってみよう」とか「ツジさんと一緒にカラオケに行って歌おう」とか、そんな小さな具体的な楽しい提案です。いずれも、その気になればすぐにできる提案です。Facebookのアカウント持っている方はスマホを持ってきて、テラちゃんに渡してください。すぐにFacebook友だちになれます。

 そんなふうに彼らと具体的につながっていくこと、そのことこそが大事だと思います。そしてそのつながりの心地よさを友だちに伝えてください。「友だちになるといいよ」って。そうやって彼らの友だちが広がっていけば、社会はきっと変わります。

 

 ぷかぷかを取材に来て、テラちゃんのはげしい濃厚な接客にあい、一発でぷかぷかのファンになってしまったNHK記者、朝日新聞記者にゲストで来てもらいます。テラちゃんに心奪われてしまったことと相模原障害者殺傷事件がどう関係するのか、といったこともムズカシイこと抜きにちょっと語ってもらおうかなと思っています。「ムズカシイこと抜き」ですから、みなさん、安心して聞いて下さい。

 プロモーションビデオカナダ版、及び第四期演劇ワークショップの記録映画の制作をしていただいたpvプロボノの信田さんにも登場してもらい、ぷかぷかさんと一緒にカナダまで行ったお話、演劇ワークショップを記録したお話を伺います。

 映画「はたらく」の監督齋藤さんにも登場してもらいます。プロモーションビデオカナダ版を見たとき、「これ、いいところばかり集めたんじゃないですか」と質問し、直後にぷかぷかにごはんを食べに来て、「ああ、そのまんまの映画ですね」と言った方です。以来ぷかぷかのファンになりました。第五期演劇ワークショップの記録映画制作を依頼しています。

 スペシャルゲストのセノーさん、ツジさん、テラちゃんにも話しに加わってもらいます。話がうまくまとまるか、全く保証できないのですが…。

 

 上智大新聞学科の石井さんの映像のタイトルは「ぷかぷかさんのいる町」です。タイトル聞いただけで、「ああ、楽しくて、ホッとする雰囲気があって、心安らぐ町なんだろうな」と思います。事件を超える社会が、この町にはあるような気がします。来週ぷかぷかで試写会やりますので、また報告しますね。

 

 ぷかぷか上映会スペシャルイベントとして上映後、会場にいるぷかぷかさん達にロビーに並んでもらい、ぷかぷかさん達との握手会をやります。ぜひお友達になってください。サインももらえます。似顔絵師がいれば似顔絵も描いてもらえます。

 

 

「あなたにいて欲しい」と思える絵が、今、銀座の画廊に

 ぷかぷかの元スタッフのお母さん(画家)が運営しているNPO法人コミュニティアートで絵を描いている作家さんの紹介です。

www.youtube.com

 こういう人の絵は社会に潤いをもたらします。こんな絵を描く人はやっぱり社会にいた方がいいと思うのです。

「あなたにいて欲しい」

「あなたが必要」

って、自然に思います。そう思えるような関係を、もっともっと社会に広げていきたいと思うのです。

 

 銀座の画廊Art Mallに並べたミヨッシーの絵を使ったTシャツが完売し、追加注文が来ました。

 これが完売

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 これが追加で送るシャツ

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しっぽが背中に

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ぜひお出かけ下さい。こういう場所でみるミヨッシーの絵は、またいつもとちがった価値を生み出しているように思うのです。

www.artmall.tokyo

グループホームに入ってくれてありがとう!

 ぷかぷかができて3年目の運動会に参加した地域の方が感想に

 「霧ヶ丘に来てくれてありがとう!」

って、書いていました。

pukapuka-pan.hatenablog.com

 これはうれしかったですね。ぷかぷかのことをそんなふうに受け止めてくれる人が現れたことが。

 障がいのある人はなんとなくいや、近寄りたくない、という人が多い世の中にあって、

「霧ヶ丘に来てくれてありがとう!」

と受け止めてくれる人が現れたことは、すばらしいことだと思います。

 「ぷかぷかさんが好き!」というファンの方たちも、言葉の表現はちがっていても、同じように思っている人たちだと思います。 

 こういう人たちを作りだしたのは、やはりぷかぷかさん達のチカラです。

 

 そんなぷかぷかさん達が何人かグループホームの見学に行きました。

 建設に際し、地元で反対運動が起こったところです。反対の理由は障がいのある人たちは犯罪を犯すんじゃないか、といった「偏見」です。障がいのある人たちとおつきあいしたことがないところで生じる「偏見」です。それはですから間違っています。でも、間違っています、と指摘したくらいでは「偏見」はなくなりません。

 それをなくすにはどうしたらいいか。それは障がいのある人とおつきあいしてみることです。おつきあいすれば

「な〜んだ、思ってたイメージと全然違うじゃん」

て、すぐになくなります。「偏見」なんて、そんなものです。

 ですから、ぷかぷかさん達がグループホームに入れば、そこからいろんなおつきあいが生まれます。そして、いつかきっとそのおつきあいの中から

「グループホームに入ってくれてありがとう!」

っていう声が出てくると思うのです。

 おつきあいは、グループホームに閉じこもっていてはできません。積極的に外に出て行かなければ、地域の人たちとのおつきあいは生まれません。

 ぷかぷかに対し

 「霧ヶ丘に来てくれてありがとう!」

っていう言葉が出てきたのは、地域に出て行き、いい関係が生まれる活動をこつこつと続けてきたからです。

 

 グループホームという存在が、地域を耕し、地域を豊かにするような存在になればステキなことです。

「グループホームに入ってくれてありがとう!」

という言葉が出てくるのは、決して夢物語ではありません。ぷかぷかさん達には、そういう言葉を引っ張り出す魅力、チカラを持っているのですから。

 

  

 

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