ぷかぷか日記

タカサキ日記

  • 7月1日(月)、桜美林大学で、学生さんとぷかぷかさんが一緒になって絵巻物を完成させます。
     桜美林大学の学生さんが作った詩(ぷかぷかさんとの出会いの物語)を元にぷかぷかさんが絵巻物を作りました。まだ完成ではなく、7月1日(月)の授業で、学生さんと一緒に完成させます。  絵の元になった詩  絵巻物は別の詩を元にしたもう一枚があります。  7月1日(月)はもう一度詩を振り返り、ぷかぷかさんの描いた絵巻物をしっかり見て、更に必要な絵、言葉を描き込みます。  全盲の学生さんも参加しますので、その方へ、どのように伝えるのかが、大きな課題です。ぷかぷかさんがどのような言葉で説明するのか、すごく楽しみにしています。目の見える学生さんが目の見えない学生さんにどのように説明するのか、ものすごくいろんなチカラが問われると思います。  でも、ここでみんなが、目の見えない人にどうやって伝えようかと一生懸命考えることがすごく大事だと思います。そのことが、このワークショップの場を更に豊かにします。  今回は演劇ワークショップ、すごろくワークショップの2回のワークショップで、学生さんとぷかぷかさんがすごくいい出会いをしました。その出会いを元に学生さんたちが、まずそれぞれで詩を書き、その個人の詩を一旦ばらばらにし、みんなの詩として構成し直しました。みんなの詩には、みんなのエネルギーが集まり、一つのチカラを持ちます。 詩を作るところまでの記録 https://www.pukapuka.or.jp/2019/06/27/3134/  みんなの詩を元にぷかぷかさんが絵巻物を作りました。学生さんのエネルギーにぷかぷかさんのエネルギーが加わって、完成した暁にはどんなチカラを発揮するのだろうと、すごく楽しみです。  更に今回は全盲の学生さんがいることで、新しいエネルギーが加わります。  今回の授業に参加した学生さんのうち何名かは8月3日(土)みどりアートパークホールで開かれる相模原障害者殺傷事件をテーマにした上映会に参加し、壇上で、ぷかぷかさんとの出会い、今回の絵巻物作りのワークショップの話をします。  相模原障害者殺傷事件の犯人は「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」といいました。本当にそうか、学生さんたちに聞いてみたいと思います。
  • 全盲の学生さんに、絵巻物をどうやって伝えたらいいんだろう
     桜美林大学で4回の連続授業。1回目は6月10日(月)演劇ワークショップ、2回目は6月17日(月)すごろくワークショップ、3回目は6月24日(月)詩を作るワークショップ、4回目は詩を元にぷかぷかさんの描いた絵巻物のブラッシュアップ。  1回目6月10日(月) 簡単な演劇ワークショップ  台湾、中国からの留学生、全盲の学生さん、学部外からの参加者等、いかにも桜美林大学らしい雰囲気でした。 「まるまるまる」の歌 左から三番目の女性は全盲の方ですが、ちゃんと参加しています。 アクションじゃんけん「サムソンとデライラ」 「笑いの階段」 全盲の学生さんも小さな笑いを隣に送ります。 椅子のシェイプ(形作り) ヨットを作ります。 2回目6月17日(月) すごろくワークショップ グループの中でさいころを転がし、さいころの止まったコマのことをみんなでやります。自分のことを語ったり、アクションをしたり。知らない間にお互いのことがわかってきます。 すごろくワークショップ映像 https://www.youtube.com/watch?v=OtphKt4pSYY&feature=youtu.be 感想(6月10日) ・こんなに深く関わったのは初めてで、みんな素直で、思ったよりたくさん話してくれて、いろいろ知ることができました。ゲームを通して楽しみながら知るのが一番よかった。教科書じゃないのがよかった。 ・一番印象的な答えはハヤちゃんのです。一番の宝物やほしいものに対して、物ではなく、思い出だったことです。とても心があたたまった。 ・ぷかぷかさんのお話は、記憶や感情を含んで、豊かで、知らないことも多かった。特にお弁当と共に歌を送る仕事というのはおもしろいと思った(★歌付き弁当は、弁当を配達し、歌を歌ってくる)。そして歌が上手だった。 ・自分から自己紹介するだけでは伝わらないその人らしさがすごろくを通してたくさん感じられました。また、今日は人の思いやりや優しさを感じました。特に私がぷかぷかさんのオリタさんと腕相撲をしたときに、私に勝たせてくれたときにオリタさんの優しさを感じました。 ・ハヤちゃんの回答がすごくロマンティックで、家族や妹をすごく大切にしているんだなと感じたし、スティッチに会いたいからハワイに行きたいのもすごくかわいいな。リエちゃんも渋滞が好きな理由が「渋滞」。最初はなんだろうと思ったけど、話せば話すうち、新たな一面やおもしろい一面が知れてうれしかったです。ぷかぷかさんとの授業は毎回元気をもらっています! ・ぷかぷかさんはみな夢があります。この授業から彼らに対して新しい認識を持ちました。 ・はじめでぷかぷかさんと交流して、みんなが自分の本音をアピールしていた雰囲気がとても好き。・ ・ぷかぷかさんたちはみんなとてもやさしくておもしろい人たちです。時間が過ぎるのが早く感じました。もう一度会いたいです。 ・みなさんのこと、やさしいと思ってます。それぞれ目標や宝物を持って、とても前向きな感じでした。  3回目6月24日(月)詩を作るワークショップ  谷川俊太郎の詩を朗読。誰かに向かって言葉を届ける、ということを体験。 ぷかぷかさんとの出会いを4〜5行の詩にする。 個人の詩を一行ずつ切り離し、グループの中でシャッフル。はじめに来る言葉、中程に来る言葉、終わりの方に来る言葉、等に分ける。 できあがった詩を発表。全盲の学生さんも一緒に朗読。 感想(6月24日) ・詩を作って思ったことは、自分と同じ気持ちだった人もいれば、全く違う気持ちを持っていた人もいて、同じ経験をしても、人それぞれ違うように感じていたことがわかった。 ・「詩」っていつも言葉にできないことを表現できると思った。ふだんから言葉というかたちで相手に伝える機会が少ないと思うので、人として言葉にして伝えるという時間はあらためて素敵だと感じた。 ・詩の文章は自分が書かなかった言葉を、他の人が書いてくれたりしていて、不思議な感じだった。また詩の言葉をばらばらにして再構成することで、方向性の違う言葉がメリハリになって詩のおもしろみを強くしていたし、詩の朗読は、感覚の再認識につながったよかった。 ・今回4人一組でそれぞれ個人の詩を一つにしました。みんなの意見をもう少し聞いて制作したかったな、と感じます。こういった詩を作ったのは初めてで、言葉だけでは足りない感情。その感情をどう言葉に乗せて伝えるのかすごくむつかしかったです。 ・ふだん、自分の気持ちを言葉にしたり、言葉に感情を乗せたりしたことがないので、とてもむつかしかった。淡々に読むのではなく、音楽のリズムに乗せたり、声のトーンや間をあけることによって、詩はより味わい深いものになって行くことを感じた。自分の当時の気持ちを言葉にすることで、再確認だったり、思い出せてよかったです。次週、ぷかぷかさんたちが絵にしてくれるのを見るのが楽しみです。 ・今日、この授業を受けて、私はこのような授業を一回もやったことがなかったので、とても新鮮な気持ちでした。私たち個々に思ったことや感じたことが、あんなに違うのに、こんなにひとつになるなんて、思ってもみませんでした。読んで、聞いて、みんなの感じたこと、思ったことが伝わって、伝えられて、あんなに素敵な詩ができるとは正直思っていませんでした。これからこの詩がぷかぷかさんたちと一緒にどんどん素敵なものになっていきますように。 ・最初は気持ちをこめて読むことが少しはずかしかったが、クラスのみんなとやっていくうちに、どうやったら相手に伝わるかを考えることに集中していた。 ・ばらばらだった詩を一つにまとめることで、より私達が感じたことをリアルに、具体的に表すことができた。 ・声のトーンや間野あけ方によって、どんな気持ちだったか伝わるということを朗読を通してわかった。この部分は、どんな風に読めばいいかグループの人と話し合うのが楽しかった。 ・ぷかぷかさんがどんな絵を描いてくれるのかが楽しみになった。 できあがった詩①  わくわくする気持ち     出会う前に話す経験さえなくて  どんな人かな  新しい出会いにワクワク     自分が誤解をよばないか心配だった     いらない心配だった  自分はなんの中心でもない みんな気さくで良い人    会ったときゲームで雰囲気が盛り上がった  今まで知らない世界を教えてくれた     対話は一人では成り立たない 自分にないものを持っている    普通の友達みたいに遊んでいた    また一緒に遊んで欲しいと感じた できあがった詩②           わくわくする気持ち                 知らない人たち     守ってあげなきゃ 助けてあげなきゃ     でも、皆なにも自分達と変わらない 話してみたらとても楽しかった 気づいたらたくさん笑っていた 自然とずっと笑っていた      あたたかい気持ちにしてくれる           包み込まれている感じ 一緒に笑えられた  一緒に共感できた           いろんな表情をみれた 私達はなにも変わらない仲間だと思った お母さんに話すくらい心に残った思い出     もっと話してみたくなった           ぷかぷかさんは場作りのプロ 今はもう共に生きる仲間たち           今、私のほうが助けられている 3回の授業のまとめ  1回目、2回目はぷかぷかさんと出会うワークショップ。いずれも、何かやってあげる関係ではなく、フラットな関係で出会えたことがよかったと思います。  3回目はその出会いをまず一人一人4行ないし5行の詩に書きました。個人の詩の言葉をばらし、シャッフルし、グループの詩としてまとめ、それを朗読しました。  詩を作るワークショップは、ぷかぷかさんとの出会いのふり返りでもあったのですが、みんなの詩としてまとめる作業の中で、みんなで一歩前に踏み出したようなふり返りであったと思います。それはできあがった詩を見てもわかります。  この詩を元に、今ぷかぷかさんたちが絵巻物に取り組んでいます。詩①②とも幅1.2メートル長さ6メートルの大きな絵巻物。  7月1日(月)はこの絵巻物のブラッシュアップを学生さん、ぷかぷかさんが一緒になってやります。  おもしろいのは全盲の学生さんが、この絵巻物をものすごく楽しみにしていて、その方にどのように絵巻物を伝えるかが、大きな課題です。  絵をどんな風に語れば全盲の方に伝わるのか。色、かたち、大きさ、雰囲気など、どこまで言葉で表現できるのか。上の写真のネコの絵は言葉にするとどんな風になるのか。蜂の絵は?  でも、ここでみんながどうやって伝えるかを悩み抜くこと、それが第4回目の授業をものすごく豊かなものにするのではないかと思っています。障がいのある人と一緒に生きることで生まれる豊かさです。
  • やさしい社会がね、ちょっとだけ実現できるように思うのです
     「子どもたちにオペラをプレゼント」の企画に、なんと10万円寄付してくれた方がいました。本当に涙が出そうなくらいうれしいです。ありがとうございました。  世の中にこういう人がいることは、大きな希望です。  子どもたちにオペラをプレゼントする、という夢のような企画に協力を申し出てくれた方は、現在この方も含め41名もいます。集まったお金は474,666円、目標額70万円の約67%です。ほんとうにありがとうございます。   先日の朝日新聞にこんな記事がありました。   こういうやさしい人たちによって、社会のやさしさが支えられているのだと思います。こういう人たちがいるからこそ、社会に希望が持てます。  今回の企画に協力を申し出てくれた人たちも、社会に希望を作り出しています。  「え?子どもたちにオペラをプレゼント?」   「すばらしい!」  「夢があるね」  「よし、協力しよう!」 って思ってくれる人が、もっともっと現れたら、やさしい社会がね、ちょっとだけ実現できるように思うのです。  あと225,334円です。クラウドファンディングのサイトは、残り10日。なんとかがんばって、足りないお金を集めたいと思います。ぜひご協力ください。まわりのお友達にお知らせください。  応援はこちらから motion-gallery.net  ぷかぷかの各店舗には寄付箱が置いてあります。お近くの方はこちらをご利用ください。  チケットがまだたくさんあります。チケットの申し込みはこちらから pukapukaopera.peatix.com お店でも買えます。おしゃれなチケットです。
  • 10年ぶりに高校生になった息子と見に来ましたが、又感動しました。
     オペラは芝居の台詞が歌になります。台詞が歌になるとどうなるか。同じ言葉の表現する世界が、ぐ〜んと広がります。  たとえば 「あ、おいしい」 という言葉。これをどんな風に言うか、が芝居のおもしろいところですが、オペラはこれを歌で表現します。歌で表現すると、びっくりするくらい世界が広がります。  2015年にやった「歌のワークショップ」での映像です。  https://www.youtube.com/watch?v=Magpanlpvx0  この楽しさを子どもたちにプレゼントしたいと思うのです。  この楽しさは大人も味わわなきゃソン!です。ぜひ子どもと一緒に見に来てください。  子ども向けのオペラとはいえ、大人が見ても十分楽しめる内容です。何よりも音楽のクオリティがすばらしく高いです。  2015年の公演を見た方の感想です。 ・すばらしい舞台でした!わらってないて…子どもたちもこわいシーン(?)で大泣きしたわりにでたがらず、最後まで見切ることができました。子どもをつれてオペラをみるなんて、なんてすごいことをしてくださったのか…ありがとうございます!そして本ものは子どもを引き付けることを証明した舞台でした!また是非見たいです! ・10年前、熊谷の「さくらめいと」に当時7歳と14歳の子どもたちと連れて「ロはロボットのロ」を観に行きました。軽い気持ちで観に行ったのですが、なかなかの名作でCDも買って帰り、ずっと車で流してました。ぜひ又、見たいとずっと思っていて待ち続け、やっと今日再び見ることができました。10年ぶりに高校生になった息子と見に来ましたが、又感動しました。待ち続け、遠くまで来たかいがありました。計算されつくしたすばらしい舞台だと思います。お疲れ様でした、ありがとうございました。次の機会が早めにあることを楽しみにしています。 ・とってもおもしろかったし、泣けました。ありがとうございました。 ・笑いもあり、家族で楽しみました。内容もちょっと考えさせられるものもあって、みんなでまた話してみようと思いました。 ・サイコーによかった。見応えがあった。子ども向けのオペラだと思ってさいしょそんなキタイしてなかったが。とてもよかった。 ・やはり、生のプロの歌・演技は迫力がありますね。オペラはテレビでは見たことがありますが、贅沢でもあり、生で見たことはありませんでした。気軽に楽しくオペラを見る機会になり、嬉しく思っています。息子は帰りにテトと握手出来ました。 これからも、大好きなぷかぷかのパンを楽しみにしております。 チケットはこちらから pukapukaopera.peatix.com この企画の応援はこちらから motion-gallery.net
  • プレゼントすることを通して未来を夢見る
    子どもたちにオペラをプレゼントするためのクラウドファンディングの寄付金が、目標額70万円の50%を超えました。集まった寄付金は365,166円。サイトはあと14日しか開いていないので、その間で残り50%、金額にして334,834円を集めないと、とても厳しい状況でオペラを開催することになります。  オペラはひとときの夢の世界です。ひとときの夢の世界を思いっきりあそぶのです。  ですから、子どもたちにオペラをプレゼントする、というのは、オペラというわくわくするようなひとときの夢の世界を子どもたちに思いっきりあそんでもらう、ということです。  これは、お菓子やおもちゃをプレゼントするのとは、全く意味合いが違います。  どう違うのか。それはプレゼントすることを通して未来を夢見ることができるのです。未来を私たちの手で素敵にできるのです。  オペラは、わくわくしたり、ドキドキしたり、大声出して笑ったり、ちょっと怖かったり、時にはほろっとしたり、の連続です。そんな夢のような時間を子どもたちは思いっきりあそびます。  そんな時間を経験した子どもたちは、人生がちょっぴり豊かになります。子どもたちが大人になって、社会を担うようになったとき、きっと今よりも豊かな社会を作ってくれると思うのです。  そうやって今回の企画を通して、みんなで未来を夢見るのです。自分たちの手で、未来をもっと素敵にしようと思うのです。   何もしなくても、10年先、20年先、50年先の未来はやってきます。それはぼんやりした未来です。でも、自分なりの思いを込めていろいろ行動すると、思いのこもった未来がやってきます。  ぷかぷかを例にとって説明するとわかりやすいと思います。  障がいのある人たちと一緒に生きていけば、素敵な未来が実現できる、そう思ってぷかぷかはスタートしました。素敵な未来を夢見ながら、いろんな事やってきました。何やってもうまくいかなくて、心が折れそうなくらい苦しい時期もありました。でも、10年たって、思い描いた素敵な未来が、まだほんの少しですが、やってきたと思っています。  夢見ること、それがあったから、今のぷかぷかがあります。夢見ることがなければ、ぷかぷかはできなかったのです。  子どもたちにオペラをプレゼントすることを通して、みんなで素敵な未来を夢見るのです。未来を私たちの手でもっと素敵にするのです。それが今回のクラウドファンディングです。  あと14日、目標額334,834円です。ぜひご協力ください。まわりのお友達にクラウドファンディングのサイトを紹介してください。SNSで情報を拡散してください。 motion-gallery.net チケットはこちらから pukapukaopera.peatix.com
  • 社会の側こそ問われている
     昨日の神奈川新聞、成田記者のデスクノート、短いですが光っています。  スペースが小さいので、問題の入り口に立ったところで終わってしまっているのが、なんとも残念です。ただいつも成田さんが書いてくれるのを待つのではなく、私たち一人一人がこの入り口に立ち、何をするのかを具体的に考え、実践することが必要なんだと思います。「社会の側こそ問われている」のですから。  ぷかぷかは「引きこもり」といわれている人たちとのつながりはありませんが、障がいのある人たち(主として知的障がいの人たち)とのつながりの中で、様々なことを実践してきました。  たとえばやまゆり園事件で犯人が言った「障害者はいない方がいい」とか「障害者は不幸しか生まない」といった言葉に対して、「それは違う」というだけでなく、「障害者はいた方がいい」「障害者は周りの人たちをほっこり幸せな気持ちにする」事実を作ってきました。そこからたくさんのぷかぷかのファンが生まれました。たくさんのファンが生まれたことは、地域社会がそんな風に変わってきたことを示します。   たとえばこのTシャツとかバッグ。 こんなすてきなものを作り出す人たちとは、やっぱり一緒に生きていった方がトク!なのです。一緒に生きないとソン!です。   障がいのある人たちがぷかぷかで働いていること、そのことに価値がある、ということを日々のFacebookやブログで発信し続けてきました。生産性のない人も社会に必要、ということも。  成田さんのいう「社会の側こそ問われている」の言葉は、まさに私たちが当事者とのつながりの中でどれくらい「新しい価値」といえるものを作り出すのか、を問うているのだと思います。ぷかぷかは、障がいのある人がお店にいることで「ぷかぷからしさ」「ぷかぷかの空気感」を作ってきました。この「ぷかぷからしさ」「ぷかぷかの空気感」こそが、ぷかぷかが作り出した「新しい価値」です。社会の中に圧倒的に多い「障害者はマイナスの価値」に対する「新しい価値」の提案です。 『ぷかぷかな物語』は、成田さんの問いに対するぷかぷかの答えであり、ぷかぷかが作り出した「新しい価値」がどういったものかを書いたものです。ぜひ読んでみてください。 shop.pukapuka.or.jp 6月27日のセミナーでも、この「社会の側が問われている」という問いにぷかぷかはどう答えてきたかの話をします。福祉はそういう問いにこそ答えることが、社会の中での存在理由だと思います。 pukapukacanpan.peatix.com セミナーの参加申し込みはpeatixでするようになっていますが、ぷかぷか問い合わせ窓口info@pukapuka.or.jpに「6月27日セミナー申し込み」と書いてメールを送ってもらっても結構です。参加費1,000円は会場でお支払いください。おまけで『pukapukaな時間』がもらえますので、すごくトク!です。ぷかぷかさんといっしょに生きるとこんなにも豊かな時間が生まれる、ということをビジュアルに表現した冊子です。
  • みんなの手で、未来をもっと素敵にできる
     『ぷかぷかな物語』をたくさん買って、お中元代わりに世話になった人や知り合い、近所の小中学校、養護学校などに、自分の感想を添えてプレゼントしまくりたい、という浅川さん。どうしてそこまでするのかいろいろ考えました。  ソーシャルデザインの本に  「自分の手で、未来をもっと素敵にできると思いますか?」 という問いがありましたが、この問いに「YES!」と答える人なんだろうと思います。  つまり『ぷかぷかな物語』をプレゼントしまくることで、 「自分の手で、未来をもっと素敵にしよう」 と思っているのだと思いました。  ぷかぷかは、 「障がいのある人たちと一緒に生きていくことで、未来をもっと素敵にできる」 と思って、いろんな事やってきました。『ぷかぷかな物語』は、それをまとめたものです。未来をもっと素敵にできる具体的な手がかりがいっぱい書いてあります。  浅川さんはそのことに気がついたのではないかと思います。  だからこの本を読んだ人たちが、その手がかりを見つけ、障がいのある人たちと一緒にいろんなこと始めれば、 「みんなの手で、未来をもっと素敵にできる」 と思ったのだと思います。  すばらしい気づきだと思います。『ぷかぷかな物語』が未来を素敵にすることに貢献できるなら、こんなうれしいことはありません。  浅川さんには『ぷかぷかな物語』をプレゼントしまくることで、どんな未来を作ろうとしているのか、そのビジョンを書いてくれるようにお願いしています。思いっきり想像力を働かせて、わくわくするようなビジョンが出てくるといいなと思っています。 6月27日のセミナーでは、「みんなの手で未来を素敵にする」作戦会議になればいいなと思っています。 pukapukacanpan.peatix.com セミナーの参加申し込みはpeatixでするようになっていますが、ぷかぷか問い合わせ窓口info@pukapuka.or.jpに「6月27日セミナー申し込み」と書いてメールを送ってもらっても結構です。参加費1,000円は会場でお支払いください。おまけで『pukapukaな時間』がもらえますので、すごくトク!です。ぷかぷかさんといっしょに生きるとこんなにも豊かな時間が生まれる、ということをビジュアルに表現した冊子です。
  • いじめたり、いじめられたり、といった関係がないことがすごくいい
     知り合いの子どもが時々支援級に遊びに行っているそうです。友達がいて楽しいからです。これって、すごくいいなと思います。子どもの時から支援級の子どもたちとおつきあいがあるって。  面談で  「時々4組(支援級)に遊びに行っているようですが、お母さんはご存じですか?」 と、担任が聞いたそうです。  なんかね、悪いところに出入りしてるようないい方です。4組に遊びに行っていることは、前の担任から引き継がれているそうで、いったいどういう感覚なんだと思います。  4組は、居心地がよくて、楽しくて、いじめたり、いじめられたり、といった関係がないことがすごくいい、と子ども自身が言ってるそうです。子どもなりにふつうのクラスと支援級の違いがしっかりわかっています。  先日ブログで紹介した宮原さんは、 「私にとって4組は、どこよりも自然体でいられる場所、楽しくて、やさしくて、居心地のいい場所だったんですね。」 とおっしゃってましたが、知り合いの子どもも同じ気持ちなのだと思います。  ぷかぷかにやってくるたくさんのファンの人たちも、ぷかぷかは、 「どこよりも自然体でいられて、楽しくて、やさしくて、居心地のいい場所」 なんだと思います。  社会の片隅に追いやられた障がいのある子どもたち、障がいのある人たちが、息苦しい社会から私たちを救うような場所を作っている、ということ。そこにこそ、社会の希望があるような気がします。彼らがその希望を作り出していること。そのことに私たちは気づかねば、と思うのです。   福祉が単なる福祉の場にとどまらず、こうやって社会の希望を作り出していること。  6月27日のセミナーは、こんな話もします。 pukapukacanpan.peatix.com セミナーの参加申し込みはpeatixでするようになっていますが、ぷかぷか問い合わせ窓口info@pukapuka.or.jpに「6月27日セミナー申し込み」と書いてメールを送ってもらっても結構です。参加費1,000円は会場でお支払いください。おまけで『pukapukaな時間』がもらえますので、すごくトク!です。ぷかぷかさんといっしょに生きるとこんなにも豊かな時間が生まれる、ということをビジュアルに表現した冊子です。  
  • 『ぷかぷかな物語』に私の感想を添えてプレゼントしまくろうと思いついてしまいました
     先日『ぷかぷかな物語』の感想を書いてくれた浅川さんのその後です。  少ない収入で『ぷかぷかな物語』を何冊も買い込み、自分の感想を添えて知り合い、お世話になった人たちにプレゼントしまくろう、というのです。地域の小中学校や養護学校にも、読んでください、と置いてくるそうです。  なんだか涙が出るくらいうれしいです。そうしてまで配りたい本なのだと思います。 ameblo.jp
  • 一緒に楽しくわいわいやっているうちに本が一冊できちゃいました
    アマゾンのカスタマーレビューにあった文章がすばらしいので紹介します。 ●●● 「多様性を認めよう」という言葉にはどこか「居てもいいですよ」的なニュアンスがあるが、著者は「一緒に生きていったほうがトク」と言いきる。本からはそのことが生き生きとした日常を描いた文章でほとばしってくる。「トム・ソーヤーの壁塗り」という例えがあるが、嫌いややっている時はだれも手を出さないが、楽しそうにやっているとみんなが「僕にもやらせて」と寄って来る。物事には多様な側面があり、別の側面から光をあてると価値が逆転する例だが、この本にはそんなことが書かれていると思った。机上の論理ではなく、実践者のものがたりとして。 ●●●  〈「居てもいいですよ」的なニュアンス 〉というのは実にうまいいい方だと思いました。障がいのある人に「居てもいいですよ」というのは、そこにいる人と積極的に何かやるわけではありません。  せっかく相手が居るのに、もったいない話だと思います。  「一緒に生きていった方がトク」というのは「いっしょに何かやった方がトク」という意味であって、障がいのある人たちといろんなこといっしょにやって作り出したものが『ぷかぷかな物語』です。  一緒にいろいろやってると、本が一冊できるほどの価値あるものを作り出すことができるのです。  彼らと一緒に楽しくわいわいやっているうちに本が一冊できちゃったのですから、すごいトクした気分。ぜひみなさんもやってみてください。あちこちでぷかぷかな物語ができたら、すごくおもしろいと思います。何よりも社会が変わります。 『ぷかぷかな物語』の購入はこちらから https://shop.pukapuka.or.jp/items/19207891?from=widget
  • 最近の日記
    カテゴリ
    タグ
    月別アーカイブ