本気で共生社会を作ろうとしている人たちに役に立つ情報こそ県は発信すべき
神奈川県が今年も『共生社会実現フォーラム』をやるそうです。 www.pref.kanagawa.jp こんなことやって、何が実現するのか、と思います。 去年の共生社会実現フォーラムには、パネルディスカッションのパネラーとして参加、ぷかぷかさんたちのパフォーマンス(歌)もやりました。パネラーの発言時間は6分と制限され、何か話が深まる、といったことははじめから考えていないような集まりでした。 www.pukapuka.or.jp 費用対効果の観点から去年はどういう評価をし、今年は何を作り出そうとしているのか、を県のホームページから質問してみようと思います。質問するだけでは、多分何も出てこないので、新しい提案もしてみようと思います。こういう「共生社会を作るためにやってますよ」というアリバイ作りのようなイベントに多額のお金を使うのではなく、ヨコハマアートサイト(アートを通して社会を豊かにしようと活動しているグループに助成金を出している)のように、共生社会に向けて様々な活動をしているグループに助成金を出すようにしたらどうか、という提案です。 申請書にはこんなことを書きます。 1、共生社会という観点から、今の社会のどんなことが問題なのか。現状の分析。 2.その問題を解決するために、何をするのか。問題に対しての新しい提案。 3,その提案は社会にどのような波及効果があるか、どんなことが期待できるか。 4,そのための予算 といったことを書き、公平性が担保できる第三機関に審査を依頼し、上位30チームを決める。1年間の活動の報告会はオープンにし、活動成果はネット上でいつでも見られるようにします。 という風にすれば、共生社会を作りたいと考えているグループにとってはとても役に立つ情報に触れることができます。県が考えている「共生社会実現フォーラム」の企画には、本気で共生社会を作ろうとしている人たちに役に立つ情報がほとんどありません。税金の無駄使いです。だったらヨコハマアートサイトのようなことをやってもいいのではないかという提案です。