『僕とオトウト』上映会やります。
8月31日午後1時半からみどり公会堂で『僕とオトウト』上映会やります。 先日試写会をやりました。 ●想像以上に愛情いっぱいの兄弟だった。けれどキレイゴトでは済まない家族の関係性と兄の苦悩もあった。誰の中にもある障害者を見る偏った価値観が家族の中にもあることが垣間見れた。 家族が抱える問題は家族だけの個人的な問題じゃなくて社会が受け持たないといけない問題だと思う。 「私も、あなたも、そうまくんも、みんなが当たり前に自分らしく生きるためどんな社会を作っていこうか?」とみんなで語り合いたいと思う映画だった。 ●何て仲の良い兄弟でしょう!兄は弟が可愛くて!弟は兄が大好きで!そんな関係がずっと続けば良いのにと思うけれど、そうはいかない家庭の暮らし、そして社会。それにしてもお母さんがすてきです。柔らかい人です。 兄はもうすでに鍛えられてきていると思います。6歳のころから。そしてもう社会に向けて大切なメッセージを発信しています。弟はとてもキュート!!その魅力をもっと多くの人、社会に広げたい。 この映画が私達を優しく鍛えてくれると思います。私たちが何をすべきか、どう在るべきかを考えさせてくれます。 ●親しい人に言えなかったことがあるということは、 その人に、そうした自分のことをわかってほしいと思っているから。 そんな言えないことがある関係の中に、家族というかかわりあいがあって、 それは、障がいのある人でもそれ以外の人においてもかわらない。 そのような思いをいだいた映画でした。 ●自由奔放なオトウト壮真(そうま)くんに振り回されながらも、お兄さんもお母さんも日々心を耕されています。お父さん一人なぜか取り残されている感じがしました。同じ家族であっても、そこでの関係はそれぞれなんだと思いました。 そうま君と一緒にファミリーレストランに行ったとき、そうま君がフォークを投げてしまい、それ以来、お父さんは一緒に出かけることはやめてしまったという話がありました。気持ちはわかりますが、ちょっともったいないですね。そういうトラブルを引き受けてこそ、人は成長するのですから。 障がいのある人との暮らしは、人によってはそういったトラブルの連続です。トラブルは誰だっていやです。できれば避けたい。でも、そうま君に「トラブルは起こすな」といっても無理です。だったらトラブルを起こすそうま君とどうやったらお互い気持ちよく一緒に生きていけるんだろうって考える方が、お互いにとってトクです。そうやって問題としっかり向き合うこと、それが大事です。それが私たちを鍛え、社会を豊かにします。 トラブルを起こしたとき、ただ腹を立てるのではなく、「ったくしょーがねーなー」みたいな感じで、おおらかに笑ってやり過ごす。こういった日々は、私たちの心を柔らかくします。そうま君は、そうやってガチガチになった社会を柔らかく耕しているのではないかと思うのです。 何よりも映画見ていると、そうま君が大好きになります。こういう人、社会にいた方がいいよな、と素直に思えます。 上映会では 映画の監督の講演があります。 講演を聴いた後、みんなでわいわい話し合いましょう。 「いろいろやってくれるそうま君とどうやったらお互い気持ちよく生きていけるんだろう」 みたいなことをみんなで一緒に考えていけたらと思っています。 ●入場料 800円(会場費、上映費、監督講演謝礼に使います) ●問い合わせ takasaki@pukapuka.or.jp www.midori-ph.jp