助成金なしで
昨日障がい者支援センターに行き、助成金のことで話をしてきました。カフェベーカリーぷかぷかは障がい者自立支援法の中の「地域活動支援センター作業所型」に当てはまるので、障がいのある人が10人いて建物があれば年間1200万円の運営費の助成をするということだったのですが、話を詰めていくと、お金を出す以上、勝手なことをしてもらっては困る、いわゆる作業所としての機能を果たしてもらわないと困る、作業所は障がいのある人の居場所でもあり、仕事ができないひとのプログラムはどうするのか、メンバーさんの生活全般のケアはどうするのか、地域の障がい者のニーズを把握した上での事業なのか、ケースワーカー、養護学校進路担当、就労支援センターとの連携はとっているのか、等々、向こうは言いたい放題で、お金を出す立場というのはやはり「権力者」なんだとつくづく感じました。こんなお金をもらって不自由するより、お金なしで苦労しても自由にやった方がいい、と途中で帰ってきました。
ただ障がいのある人の立場に立てば、のんびり毎日を過ごす場所と、しっかり仕事をする場所の選択があってもいいのではないかと思いました。現にぬるま湯のような雰囲気の作業所に通いながらも、やっぱり自分を試したい、しっかり仕事をやってみたいという人が、うちのパン教室に来ています。そういう人がどこかで自分を実現したいと思った時、支援センターの作ってきた作業所ではやはり対応できないのではないかと思います。
企業に就職するのは難しいけれど、それでも自分なりにしっかり仕事をしたい、しっかりお金を稼ぎたい、そのお金で少しでも自立したい、と思っている人たちはたくさんいると思います。働くことはただお金を稼ぐといったことだけではなく、自分を実現することでもあり、人生を活性化させ、充実させます。ぷかぷかはそういうことができる場にしようと思っています。助成金なしの予算書を作ると、数値の上でもかなり厳しいことが見えてきます。でも、そこで勝負していくしかないなと思います。
いろんな方からのアドバイス、お願いします。