ワークショップ
24日、あざみ野アートフォーラムで仮面のワークショップをやった。3時間弱の短いワークショップだったが、ワークショップの持つ「力」をあらためて感じた。参加者はハンディのある人もいれて十数名。デフパペットシアターの元代表の庄崎さんと組んでファシリテーターをやったのだが、言葉をいっさい使わずに参加者を動かしてしまう力には、正直すごいなぁ、と思った。 ワークショップの前にエントランスホールで、言葉を使わない独り芝居をやったのだが、これがすごかった。海外も含めて2000回もの舞台を踏んだ実力を見た気がした。
ワークショップは段ボールでお面を作ったのだが、大人はどんな仮面でもいいというと作りにくいので、「森は生きている」に出てくる12月(つき)の神様をテーマに作ることにした。ずいぶん楽しいお面ができ上がり、大きな布を体にまとって発表。壁一面の大きな鏡があったので、自分の変身ぶりをしっかり体験できた。ここでのテンションの盛り上がりが、短いお芝居を3本も作り、エントランスホールまでのパレードを生んだ。
一ヶ月ほど前の打ち合わせの時、エントランスホールのきれいさに驚き、ここを仮面を付けて、鳴り物を鳴らしながら歩いたりすると、ただそれだけで楽しいだろうなと思った。それが実際にできるかどうかは、ワークショップの場のテンションの盛り上がりにかかっていたのだが、仮面を作るだけで、場のテンションが勝手に盛り上がり、なんの苦労もなく、エントランスホールをパレードできた。下手するとひんしゅくを買って二度と使わせてもらえないんじゃないかと心配したが、反応はすごくよく、また使わせてもらえそうだ。うまく企画すれば減免でただで使えるかもしれない。
来年からは学校で芝居ができなくなるので、このアートフォーラムでやろうかなと考えている。社会起業家支援プログラムの申請書(どのような社会的問題を、どのような方法で解決しようとしているのか、といった結構手ごわい申請書だったが、苦労した分面白かった)にはそのワークショップの企画もきっかり入れておいた。うまくすれば700万円もの助成金がもらえる。