いよいよ明日本番です
第6回目のワークショップ。リハーサルルームで、歌の稽古と通し稽古をやったあと、衣装を着て実際に舞台でリハーサルをしました。衣装を着て、穴の頭に白いドーランを塗ると、一挙にテンションがアップしました。 わがままな王様はちょっと間抜けな感じ 王様役のコンノさんが書いためくりの文字。なんとも味のある字です。 舞台はみんな初めてなので、舞台監督から舞台の構造などについて説明を聞きました。中程に幕を引くことで、王様のお城の場面になり、幕を開けると冬の森になることなど。 ピアニストのあみちゃん。ピアノ一本で食べてる人だけにすばらしくピアノがうまい。前日、あみちゃんの希望で、かつてジャズピアニストキースジャレットの調律をしたという調律師に調律してもらいました。ピアノは神奈川県に3台しかないというすごいピアノ。歌劇『森は生きている』には林光さん作曲のすばらしい歌がたくさん歌われます。 冬の森のシーン。みんなで凍った木々を表現しました。真ん中でタケちゃんが寝っ転がっていますが、こういうのもアリなぷかぷかの舞台です。タケちゃんはメイクを塗ったことが気に入らなくてパニック状態になり、30分くらいわめいていました。ようやく舞台に上がったのですが、やだ!と寝っ転がってしまいました。ま、そういう形の木もあっていいんじゃないか、とそのまま続行。 お母さんはタケちゃんといっしょに舞台に立てるなんて夢にも思わなかった、ととても喜んでいました。お父さんもいっしょに舞台にたち、タケちゃんの家族は、この舞台で、また一歩前に進んだようでした。 パンがもっと欲しいとわめく王様と王女。 ♪ もっと もっとパンをちょうだい もっと もっと もっともっともっと パンをちょうだい もっともっともっと もっともっともっともっと パンをちょうだい もっともっともっともっと もっともっともっともっともっと と、歌い疲れて家来と娘たちは倒れてしまいました。 この歌はオペラ『ロはロボットのロ』の中にある歌。作曲は萩京子さん。とても楽しい歌です。 冬の森にやってきた娘たち。いかにも寒そう。バックは舞台監督ナルさんの演出。舞台だけ見たときは、何?これ、って感じでナルさんに言ったのですが、役者が立ち、照明が当たると、とたんに雪の光景になるんですね。さすがナルさん、と思いました。 年に一度の12月(つき)の神さまたちのお祭り。『森は生きている』は、この12月(つき)の神さまたちに娘たちが出会ったお話です。 わがままな王様、王女たちを懲らしめる神さまたち。 わがままな王様、王女たちも、もう反省したのだから、いっしょに生きていこうよ、と『森は生きている』をいっしょに歌います。 タケちゃんはすっかり立ち直って、真ん中で歌っていました。 いよいよ明日(24日)本番です。ぜひ見に来てください。みどりアートパークのホール、午後2時開演です。