ぷかぷか日記

タカサキ日記

  • いい顔がいっぱいー運動会 
     10月4日(日十日市場地区センターでぷかぷか運動会をやりました。ぷかぷかのメンバーさん、地域の人たち、スタッフ、メンバーさんの家族など、総勢100人近い人たちが集まりました。みんないい顔してましたね。いい顔する時間を共有できたこと、それがすごくよかったと思います。「いっしょに生きていく」って、そういうことだと思います。   じゃんけん列車   パン食い競争   追いかけ玉入れ   紙パンリレー   マツケンサンバ   ボール運びリレー     ジェンカ          
  • 自分が楽しむ
     アート屋わんどでやった「おしゃべりな森をつくろう」と「大きなクジラを描こう」ワークショップに講師としてお招きした金子さんとは,30年ほど前、町田養護学校でワークショップをやったときに知り合いました。町田養護学校の教員でした。最初に詩の朗読ワークショップをやり、それがすごくおもしろくて、今度は黒テントの役者も加わって演劇ワークショップをやり、更に生徒達といっしょにオリジナルな芝居に挑戦したりした元気のある教員集団の一人でした。町田養護学校がいちばん輝いていた時代だったように思います。  3年ほど前、ぷかぷかに来た方の息子さんが金子さんが開いている絵の教室に行っている話を聞き、そこからまたおつきあいが再会し、ワークショップの講師に招いたというわけです。  金子さんの教室に来ている人たちの描いた楽しい絵のミュージアム「くすくすミュージアム」 http://www.curious.co.jp/kuskusmuseum/sakuhin/sakuhin.html  金子さんが対談の形で語る絵の世界がすばらしいです。  下に載せたのは、このサイトの中の「きょうのまねきねこ」 http://www.curious.co.jp/kuskusmuseum/manekineko/manekineko.html と題した金子さんのブログから、わんどでやったワークショップの部分をコピーさせてもらったものです。  講師として来ながらも、金子さん自身が楽しんでいることがよくわかります。私自身、演劇ワークショップを企画、進行しながらも、いつも私自身がいちばんわくわくしながら楽しんでいるので、金子さんの気持ちが手に取るようにわかるのです。  何やってもそうですが、自分がまず楽しむこと。しかも思いっきり楽しむこと。それがなければ、みんなを楽しませることなんかできないな、と思うのです。  先日ぷかぷかを見学に来られた人たちは、こんなに楽しく働いている福祉事業所ははじめて見ました、とおっしゃっていましたが、なんだかんだいいながらも、私自身がいろいろ楽しみながらぷかぷかをやっていることが大きいと思います。  10月18日(日)の区民まつりの地産地消ブースの準備をいろいろやっているのですが、この三日間はヨッシー連れて地産地消サポート店の主の似顔絵を描いて回りました。似顔絵を描くことでその場の関係がふわっとやわらかくなり、こういうことがすごく楽しいですね。地産地消ブースはそんな楽しさがわ〜んと渦巻く予定です。  話がそれました。とにかく金子さんがワークショップをどんなふうに楽しんでいたか、読んでみてください。あなたもきっとわくわくすると思います。     Vol.313 わんどのワークショップ  一週間前の蒸し暑い午前、ぷかぷか村のアート屋わんどでワークショップをやった。 ぷかぷか村というのは、vol.303「迷いに迷って、ぷかぷか・わんどに辿り着いた」でも紹介している横浜市緑区霧が丘にあるワーキングスペースで、障がいのある人やない人が一緒にお惣菜を作ったり、パンを焼いたり、カフェをやったり、アート屋さんもあったりする。 気のおけない仲間たちが集まるわんど(水辺の水たまり)みたいなところで、ボクはそこを「ぷかぷか村」と呼ぶことにしたのだ。 アート屋に集ってきたのは、3才の子どもから大人まで20人くらい。 みんなでやったのは、ボクのワークショップの定番「おしゃべりな森をつくろう!」。 これはもう何回か、ここでも紹介しているので、その内容は紹介しない。 紹介したいのは、このワークショップに参加したSさんから送られてきたメール。 ああ、こんな風に心が開かれて来るんだということが書かれている。  「・・・・久しぶりのワークショップ参加だったので不安な気持ちも持ち合わせていたのですが、始まってしばらくすると楽しいし、周りの子どもたちの自由な発想に刺激されて、ふわっと解放されていくのを感じました。  初めて会う人ともこういうことが起こるのが一緒に楽しむちからなんだなあと改めて感じました。  みんなが楽しめる仕掛けもちりばめられていて、体験しないと分からないことがいっぱいあるな~と思いました。本当は臆病さを乗り越えて、もっとWS(ワークショップ)にチャレンジできたらいいんだろうなあと感じました。 自分に何が出来るのか悩みはつきませんが、手さぐりしていくしかないですね!では、また!」 ワークショップにはいつも一期一会的なドキドキ感があって、それに包まれるってことからワークショップは始まる。 そんなドキドキ気分は、多分、メールをくれたSさんだけでなく、参加してくれた近所のお母さんや子どもたち、ぷかぷか村で仕事をしている仲間たち、それからボクも同じで、そんな人たちを見ていると、ボクらは水辺に集ってきたザリガニやおたまじゃくし、あめんぼうのような気がしてきた。 で、ぷかぷか村のワークショップのイメージは、おしりを振ったり、腰をくねくね、ハサミをちょっきん、ちょっきん・・・そんな生き物たちの自由なダンスが広がっていくものになった。 Sさんのメールを読むと、それは多分うまくいったのだろう。 /ふわっと解放されていく感じ/一緒に楽しむちから/体験しなと分からないことがいっぱい・・・Sさんの言葉は、ボクのワークショップのキーワードで、ボクは水に向かってジャンプするカエルのように愉快な気分になる。 ああ、わんどっていいね。 いろいろな生き物が集った水たまりは、もう一つの生命のようにプルプル震え、いのちの歌を歌っている。 きっと、それは広大無辺な宇宙の中の小さな青い水たまりのわんどにも繋がっている気がする。         Vol.319 同調したり、邪魔したり    先週の土曜日、横浜のぷかぷか村で2回目のワークショップをやった。今回は「自由なクジラを描こう!」。大きさは180×300cmのちょっとした大作? 事前にアート屋わんどの住人のみなさんに、雑巾を丸めた筆で紙いっぱいにクジラの輪郭を描いてもらい、からだにはマス目をひいてもらっていた。 でも、そのクジラ君、ちょっと線が硬い。自由に海を泳いでいるというよりも、紙の上に貼り付けられたみたい。マス目に描かれた絵模様もきっちり丁寧にマス目に描かれていて、一つひとつは面白いけれど、パッチワークされた旗みたいで、マス目に閉じ込められている。 で、このクジラ君が自由に海原を泳いでもらうようにするのをこの日のワークショップのテーマにした。 集まってきたのは、ぷかぷか村の住人と地域の小さな子どもたち、普段は一緒に何かを作ったり、遊んだりすることはないメンバーだ。 ぷかぷか村の住人はどちらかというと大人しくて自分のスタイル、ペースで淡々と描いていく人たち。一方、子どもたちは3才から5才の子どもで、やりたいことはどんどんやっていく人たち。 この人たちが、クジラ君の上でどんな活動を展開するのか、ぶつかりあって、ちょっとしたバトルでもあったら、クジラ君もエネルギーを得て海に泳ぎだすかもしれない・・・そんな期待を持ってスタート! 今回は隠し味に、ちょっとしたオリジナル筆を使った。例えば、木枝の先に雑巾を括り付けた筆やポンポン筆など・・・簡単には色や線が思い通りには描けないいつわものの筆たちだ。それを使うと、みんな自分の既成イメージで描くのをあきらめ、結果的に今までにない自由な線や色が生まれることが多いのだ。 いざ始まってみると、クジラ君の上には2つの表現スタイルが現われた。一つは、ゆっくりマス目に描いていく丁寧型。もう一つは線から線へ、色から色へ、マス目なんか越えて自由に塗りつぶしていく奔放型。 この2つの表現潮流、どちらが圧したかというと、当然奔放型。3歳の子どもたちの圧勝である。ぷかぷか村の住人の描いた月や星、女の子といった絵の上を一気になぐり描きで塗りつぶし、「お終い!」の合図まで止まることはなかった。躊躇なんてない。 ボクが感心したのはぷかぷか村の住人の態度。もしかしたら、「自分の描いた模様の上には描くな!」って怒るかなと思ったら、泰然自若。みんなに合わせ、自分もなぐり描きのスタイルに変えていったこと。ボクなんかとは器量が違うねと感心。 ワークショップを終えてOさんから感想メールが届いた。 「楽しかった、面白かった、描きたい自分に出会えました。線を引く、右手で、左手で、目を閉じて、いろいろやりました。色を塗る、指で、ポンポン筆もたたく、こする、転がす、とにかく色をなすりつけました。気持ちよかったです。枠を出たい、はみ出したいとずっと感じていました。今そんな心理なんだと思います。隣で描いている人の気配を感じて同調したり、ちょっと邪魔したりしながら描くのが面白かった。全て個人的感想です。」 ワークショップの醍醐味がそこには書かれている。 いまクジラ君はどこにいるかというと、アート屋わんどの壁で、ゆうゆうと泳いでいるのである。          
  • 753Cafe
      地産地消協力店、最後の似顔絵描きに行きました。中山の753cafeです。古い民家を改造した、隠れ家のようなカフェでした。住宅街の奥まったところにあって、知ってる人しか来ないようなお店ですが、今日は雨にもかかわらず、ほぼ満席でした。  自家製醤油と味噌を味わう「和御前」と朝取り卵を使ったシフォンケーキがおすすめだそうです。   店主が四人もいるそうで、一人代表で描かせてもらいました。   www.facebook.com
  • 今日も似顔絵描きに行きました
     今日もヨッシー連れて地産地消協力店の主の似顔絵を描きに行きました。  最初に行ったのは十日市場駅近くの海陽飯店。ここは先日ぷかぷかで宴会をやり、オリジナル中華料理のおいしさに感激したお店。  ご主人の絵を描いていたら奥さんもやってきて、奥さんの絵も描くことになりました。 ご夫婦そろっての、いい雰囲気の絵ができあがりました。   ホームページは www.kaiyou-family.com      次に行ったのは中山にあるカレーハウスCoCo壱番屋。おすすめは地元の野菜を使った「横浜カレリタン」だそうです。カレーとナポリタンふうの味付けをした野菜の組み合わせで、中山店のオリジナルカレーです。 Facebookページは www.facebook.com   次に行ったのは中山のマルエツの前にあるイタリアンレストラン「トラットリア・ダ・テレーサ」。地場野菜をたくさん取り入れたメニューが豊富なイタリアンレストラン。おすすめはバジルをふんだんに使ったジェノベーゼです。 ホームページは www.teresa-it.com    おから煮の材料を購入する豆腐屋にも行きました。竹川食品は中山駅のすぐ側にあって、本当においしいお豆腐を作っています。おすすめは「おぼろどうふ」。店主は国産大豆の甘みを味わってください、とおっしゃっていました。  ぷかぷかのお惣菜の豆腐はここで購入しています。          中山の横浜寄りの踏切そばのジローズ・キッチンはカウンターとテーブル一つだけの小さなお店。口コミだけでお客さんが集まっていて、そのあたたかい雰囲気を大事にするために、あえてネットの宣伝はしてないそうです。おすすめは京風だし巻きと京風牛すじ煮込みだそうです。 優しいマスターの雰囲気のよくでた絵になりました。   最後に行ったのは緑区役所そばの交差点にある猫舌亭。おとな酒Bar(さかば)ですが、昼はランチをやっていて鶏の唐揚げランチが好評だそうです。夜は地場野菜を使った手作り料理とおいしいお酒の数々が味わえるそうです。   ホームページは nekojitatei2.blog.fc2.com   似顔絵は人の心をほぐし、人と人をつなげます。今回、それを強く感じました。
  • こんなおじさんの作る料理は絶対においしい
     10月18日(日)の区民まつりの地産地消ブースに「地産地消協力店」の地図を描き、現在9店舗あるお店の主の似顔絵を載せようと思っています。  今日似顔絵を描きに行ったのは「くうかい」「みんなで串」「ドルチェ」の三軒です。  「くうかい」は元魚屋さんがやっている魚がおいしいお店です。霧ヶ丘にあります。   「みんなで串」の店長さんは、こんな派手な格好で、と服装をずいぶん気にしていましたが、似顔絵は優しいお兄さんになっていました。十日市場の駅前です。   「ドルチェ」の主は優しいおじさん。やさしい味の料理を作ってるそうです。緑区役所の前にあります。 こんなおじさんの作る料理は絶対においしいです。
  • お〜い、みんなおいで〜!
      10月18日(日)に四季の森公園でおこなわれる緑区民まつりの地産地消ブースのデザインをぷかぷかでやることになりました。今までにない画期的なものがいい、といろいろヒントを捜しているときに、たまたま目についたのが、ヨッシーの歯医者に行ったときの絵。    もう、直感的に「あ、これだ!」と思い、これをテントの入り口にしよう、と思いました。大きな口を開けたテントです。  で、アート屋わんどの近藤さんにイメージを話し、絵を描いてもらいました。顔に手を当て、「お〜い、みんなおいで〜!」って感じを出したいと思いました。それが下の絵です。頭にはカボチャが載っています。歯医者の絵がカボチャおじさんになった感じですね。   区民まつりにこんなテントが出現したら、子どもたちは大喜びです。「カボチャおじさんが、お〜いって呼んでるよ」なんて感じで集まってくれるといいなと思っています。  今、顔をパーツにわけ、テントの支柱にテグスで縛り付けられるように、制作中です。  問題はカボチャで、これは段ボールで作ります。当初の予定では直径2メートル、高さ1メートルくらいを考えていたのですが、トラックがないと運べないことがわかり、ぷかぷかで一番大きいステップワゴンの荷室に入るくらいの大きさにすることにしました。それでも、四季の森公園は広いので、駐車場から担いで運ぶのは結構辛いものがあります。区役所に電話したところ、当日の朝だけ準備用の車が入れるかも知れないと聞いたので、それに今期待しています。  更に、これだけ大きなものをテントの屋根の稜線上にどうやって乗せるのか、という問題があります。稜線の角度(31度)でカボチャの下にへこみをつけ、テントのサイドから屋根の稜線上に担ぎ上げ、稜線上をズリズリと真ん中まで移動させる予定ですが、果たしてうまくいきますか。その場になってみないとなんともわからない感じです。このわからなさが、なんか楽しいなと思うのです。  顔のパーツ図面です。  10月18日(日)10時頃から2時頃までやっています。四季の森公園の真ん中あたりの野外ステージの近くです。ぜひ遊びに来て下さい。おひさまの台所で作る地元の豆腐屋さんのおから、地元で採れた野菜を使った「おから煮」がプレゼントでもらえます。地産地消のキャンペーンです。
  • 水餃子リベンジの写真物語
     9月26日(土)ぷかぷか料理教室がありました。先月無残なことになった水餃子のリベンジです。中心になった永瀬さんは水餃子の試作を繰り返し、リベンジへの並々ならぬ思いを感じました。失敗することは、次へのエネルギーを生みます。私は前回の失敗を見て、餃子を皮から作るのは、少し段階を踏まないとむつかしいのではないかと考えていましたが、永瀬さんはあくまで「正面突破」にこだわっていました。そのために「ウー・ウェン」さんや「今泉久美」さんたちのレシピを参考に試作を繰り返していました。  特にポイントになる1個分の生地の量をどのように決めるかで、前回は全体を四等分し、それを十等分し、といったやり方で、とてもアバウトで,それが悲惨な結果を生む一番の要因でした。ほとんどのレシピ本がそのようになっているのですが、誰でもできるように、パン生地の分割のようにきちんと重量を量って分割することにしました。粉と水の量を計算し、仕上がり量から計算すると一個10グラムになるのですが、その量で具材を包むのはかなりむつかしいことがわかり、いろいろ試作の結果、15グラムならメンバーさんにもうまくできそう、ということがわかりました。  料理教室の1週間前にはスタッフに永瀬さん手書きのレシピ(A4版で2ページにびっしり書かれていました)が配られ、本当に気合いが入っていました。そんな熱い思いがメンバーさん達にも伝わって、見事おいしい水餃子ができあがったのでした。       食事のあとデザートのおはぎ作り      大きな靴に混じった小さな靴。この雰囲気が私は好きです。そしてこれこそがぷかぷかのやわらかな雰囲気を作っているのだと思います。
  • 彼らは人を自由にする、ということ。
     昨日いただいたワークショップの感想の中に 《昨年は、しょうがいのある人が主役になるための舞台をサポートする、、、なんて非常におこがましい考えが邪魔をして、どこか自由に身動きできない自分を感じていました。  でも、今回は、わたしの心のままに、自由に楽しく参加できたのです。》  この変わりようが、すごくいいなと思いました。《どこか自由に身動きできない自分》から《自由に楽しく参加できる自分》への変化。たまたまカフェのすぐ上に引っ越してきたこともあって、日々ぷかぷかのメンバーさんとのおつきあいがあったことが大きいと思います。  人が生きる上で、この《自由に動ける》ということはとても大事なことです。その《自由》が彼らとの日々のおつきあいの中で生まれたこと。そのことの意味をもっともっと私たちは考えてもいいような気がします。  私自身、養護学校の教員を30年やって、何がいちばんよかったかというと、彼らとのおつきあいの中で、私自身がいろいろなものから自由になったことでした。何か漠然としているのですが、感想を書かれたサカタさんが《自由になった》ことと、やはり重なっている気がするのです。  彼らは人を自由にする、ということ。そのことを私たちはもっともっと注目していいように思うのです。 今日いただいた感想にもそういったことにつながることが書いてありました。  ●●●   ワークショップ第1回目、とても楽しかったです。自然に溶け込めるのかな?と実はちょっぴり緊張しての参加だったのですが、ぷかぷかさんのみんながあまりに自然体で、話しかけてくれたり、抱きついてくれたりしてあっという間に自分で作っていた垣根が吹き飛んでしまいました。自然体って素晴らしい!!!そして、私ももっともっと自然体でいられるようになりたいなぁと感じた出来事でもありました。「生きる」の詩をみんなで作ってみるワークは、自分で詩を書くことは楽しくできましたが、みんなの詩をカタチにしていくのはなかなか難しく産みの苦しみがあるなぁと感じました。でも、ある程度みんなでウンウンうならないと、想いが伝わる詩はできあがらないのでしょうね。みんなで創り上げる詩、そして劇がどんな感じになっていくのかそして、自分にどんな感情がわきあがるのか、これからの全てが楽しみです。
  • わたしたちは自由だと思い出そう。
        秋雨や八十路の夫とデモに立つ  先日の朝日俳壇に載っていた句です。戦争を体験された方が、やむにやまれぬ気持ちで、冷たい雨の中、デモに立たれたのだと思います。私たちが生きているこの社会が、今、どういう方向に向かおうとしているのか、しっかり見なければ、と思うのです。  NEWS23で映画監督の園子温さんが、日中戦争がはじまったとき、その十年後に日本のあちこちが焼け野原になっていることは誰も想像しなかった。今は戦前だと思った方がいい、とおっしゃっていましたが、妙にリアルなものを感じました。  十年後、日本はどうなっているのか、私たちの時代を見る目、想像力が問われています。安保法案に関する政府の答弁、決議を巡っての国会を見ていると、十年後、どうなっているのか、私はとても不安です。園子温さんの話がリアルに聞こえるのはここに起因します。     以下にリンクしている「マモルくん」の話は、恐ろしくも、希望のあるお話です。特に次の言葉は… 「わたしたちは自由だと思い出そう。 言葉を大切に使い、小さいことをないがしろにせず、知恵を出し合い、エールを送りり、時に叫ぼう。 違和感を無かったことにしたり、怒りを押し殺すのはなく、語りあって、共有していこう。 出来事を冷静に見つめ、でも決して落胆するのではなく、笑い飛ばしもしながら、熱く、のびのびと毎日を送ろう。」 www.lovepiececlub.com            
  • またまたすばらしい感想が…
    またまたすばらしい感想が届きました。 ●●● 【胸の奥の芯に、火が灯るような時間でした】ぷかぷか第二期ワークショップの初日前半に、参加させていただきました。初めは、随分、わたし、変わっちゃったんだなあ、、とぼんやり考えていました。1年前、まだ鎌倉に住んでいた頃、ワークショップに参加させていただきながらも、舞台発表の日に都合がつかなくなってしまい、途中で無念のリタイヤ…でも、今は、ぷかぷかさんのご近所に越してきて、毎日、ぷかぷかメンバーのみなさんの息吹を感じながら生活しています。窓をあけていれば、ツジさんの声が聞こえてくるし、階段をおりていけば、セノーさんが佇んでいるし、カフェの前を歩けば、イクミさんが親しく声をかけてくれる、、、随分変わったんだなあ、、とぼんやり考えていました。昨年、参加させていただいたときも高崎さんが何度も「しょうがいのある人と生きるって楽しいよ。このワークショップは共に創るんだよ」と教えてくれていましたが、わたしは、「共に創る」ということをまるでわかっていなかったんだなあと思います。昨年は、今までの仕事の経験も手伝ってか、ワークショップは、しょうがいのある人が主役になるための舞台をサポートする、、、なんて非常におこがましい考えが邪魔をして、どこか自由に身動きできない自分を感じていました。でも、今回は、わたしの心のままに、自由に楽しく参加できたのです。メンバーさんを特別視して、黒子になろうとすることもなくただ、「地域の一人」として「共に創るメンバー」として参加できました。朗読がとても好きであることも谷川俊太郎さんのファンであることもそして、この「生きる」という詩が今のこの世界にぴったりであることもわたしの心に火をつけてくれました。一行一行の言葉に、胸がいっぱいになっていました。A.A.ミルンの歌も宮沢賢治の歌も最高でした!とってもとっても楽しかった!高崎さんが、舞台を創る人の目になって輝いていました。ぷかぷかメンバーさんや、地域のみなさんが語る詩の声がとってもよかった!語った後にすごく嬉しそうな表情がみられて幸せだった!何より、いっしょに参加した2人の息子がみなさんと「共に創る」ことを心から楽しんでいたのが涙がでるほどしあわせでした。土日は夫婦ともどもさまざまな仕事があり、全日程参加は難しいのですが、今度こそ、リタイアせずにみなさんと『生きる』を『共に創りたい』と思います。帰宅後、嬉しくて興奮さめやらずに、茅ヶ崎に住んでいる友人(ぷかぷかさんの大ファンで、映画もみに来てくれました)に、「生きる」の詩をシェアしたんです。そうしたら、「その場で、わたしも朗読したよ。」「わたしも、読みたくなって朗読したよ。」と、言ってくれたのです。ワークショップに参加していない方にももう、高崎さんのワークショップへの想いが広がっていますね。「共に創る」はどこまでも広がっていくのですね。これからがますます、楽しみです。長男も、またぜひ参加したい!と楽しみにしています。地域に住む親子メンバーをどうぞよろしくお願いいたします。   ●●●    ワークショップの前半の参加だけで、これだけの感想が上がってくるほどに、ワークショップの場というのは人を深いところで揺さぶるものがあるんだなぁ、とあらためて思いました。ピアノの音を入れながらの詩の朗読は、進行役をやりながらも言葉が心にしみて、ちょっとじーんときてしまったのですが、詩を読んだ人は私以上に心を揺さぶられたのだと思います。自分の発する言葉が生のピアノの音に支えられて、今まで体験したことのない、不思議な力を持つ言葉に変わるわけですから。こういう揺さぶりが少しずつ少しずつ蓄積されて、最後、みんなを舞台にあげてしまうんだろうと思います。今後が本当に楽しみです。
  • 最近の日記
    カテゴリ
    タグ
    月別アーカイブ