ぷかぷか日記

タカサキ日記

  • 河内晩柑が届きました。
      川野さんの河内晩柑が届きました。見かけは悪いですが、本当においしいです。  見かけのいいミカンは様々な薬を使っているせいです。私は川野さんの見かけの悪いミカンを見るとなんだか安心します。そしておいしそうって思ってしまいます。20年ほど前、始めて川野さんの作った温州ミカンを食べて、そのコクのある味に感動したことがあります。以来、見かけの悪いミカンを見ると、おいしそうって思うようになりました。知り合いの自然食品店では「川野さんのミカン」はブランド品で、「川野さんのミカン」というだけで値段が高いそうです。ぷかぷかの甘夏パンは、その「川野さんのミカン」の皮を使って作っています。安心でおいしいです。  あの人が作っているから安心、あの人が食べるから安全でおいしいものを作ろう、ってお互いが思う関係をしっかり作っていきたいと思っています。   川野さんの甘夏については下記のブログに書いています。 pukapuka-pan.hatenablog.com
  • 5,000人の人が見てくれたら
      プロモーションビデオを作ったプロデューサーに、いつか機会があれば、もう少しメッセージの入った映画を作りたいという相談をしました。5分のプロモーションビデオでは、やはり伝えきれないものがたくさんあります。いままでどちらかといえば社会のお荷物のような扱いをされてきた彼らが,本当は街を豊かにするような存在なんだ、ということをぷかぷかは街の中で彼らの働くお店を運営することで実証してきました。演劇ワークショップの発表会の舞台では、そのことを目に見える形で表現してきました。  そういったメッセージをしっかり入れ込んだ映画を作りたいと思っています。そういうことをプロデューサーに相談したところ、500万円くらいあれば短い映画はできる、ということでした。500万円は大金ですが、仮にYoutubeにアップした「いっしょにいると心ぷかぷか」のプロモーションビデオを5,000人くらいの人が見て、その人たちがクラウドファインディングで1,000円出してくれれば、500万円のお金は集まります。  というわけで、賛同される方は、このプローモーションビデオを、ぜひ拡散してください。よろしくお願いいたします。 www.youtube.com  
  • いっしょにいると心ぷかぷか
     ぷかぷかの「障がいのある人たちとは、いっしょに生きていった方がいいよ」というメッセージが映像になりました。  プロモーションビデオの完成です。タイトルは「いっしょにいると心ぷかぷか」  ほっこりあたたかい気持ちになります。  このプロモーションビデオがあちこち広がっていくと、社会がほっこりあたたかくなります。  ほっこりあたたかい社会は、障がいのある人たちだけでなく、みんなが暮らしやすくなります。  あなたもこの映像を見て「心ぷかぷか」になって下さい。  そして「心ぷかぷか」をあちこち広げてください。 www.youtube.com   製作はpvプロボノ pvprobono.com ぷかぷかのホームページは pukapuka-pan.xsrv.jp
  • あり得ないことがあり得るパン教室
     パン教室は、普通をパンを作ることに集中します。根詰めてやるわけではありませんが、パンを作ること以外のことはやりません。ところがぷかぷかパン教室では、そのあり得ないことが、あり得るのです。  先日のパン教室、ふと気がつくと、調理室のコーナーで「人間知恵の輪」が始まっていました。手を結びあい、それをほどいていくゲームです。それに刺激されてか、別のコーナーでも始まりました。更に別のコーナーでも。  みなさん、パン作りに慣れて、仕事がはかどり、余裕が出てきたことはもちろんあります。それでも、その余裕の中で、お茶を飲んだりは十分考えられますが、「人間知恵の輪」は普通あり得ません。でも、突然誰かが、「人間知恵の輪やろう」といいだし、「あ、おもしろそう、やろうやろう」と後に続く人が出て、瞬く間に調理室の三つのコーナーで「人間知恵の輪」が始まったのでした。  そういえば、以前、パン教室のさなかに「詩の朗読」をやったことがありましたね。長田弘さんの「イタリアの女に教えてもらったこと」という詩です。  こんな一節があります。      パンのみにあらずだなんて    うそよ。    パンをおいしく食べることが文化だわ。    まずはパン、それからわたしはかんがえる。    この一節はパン教室にぴったりだと思いました。こういうことを学ぶことこそパン教室の一番大事なところではないかと思ったりするのです。  突然朗読して下さい、とお願いした参加者のお父さんは、かなり面食らっていましたが、それでもふだん詩を朗読するなんてことはまずないので、すばらしくいい体験をしたようでした。  パンを作る経験をするだけでなく、詩の朗読までやった、となると、すごいお得なパン教室です。    というわけで、ぷかぷかパン教室は、あり得ないことがあり得るパン教室なのです。        
  • 小さいシェフ達が可愛いくて、いろいろお仕事をお願いしました
     今回は地域の小さな子ども達がたくさん参加してくれました。障がいがあるから助けてあげるとか、配慮する,とかは一切なく、ただただ普通につきあい,一緒にパン教室を楽しんでいました。今日初めて参加した方が、みんな本当に楽しそうにやっていて、私もほんとに楽しかったです、とおっしゃっていましたが、そうやって彼らと一緒に活動することが、楽しかった!って思う人が一人でも増えてくれることが大事だと思っています。     今回は一般参加の方が多く、初めましての方もおられたので、メンバーさんもワクワクしながら楽しくできました。パンの出来も前回の焼き上がりを参考にレシピを見直し、作業も丁寧にしたことでどれも美味しくできました。(永瀬) 小さいシェフ達が可愛いくて、いろいろお仕事をお願いしましたが、真剣な目でしっかりお仕事して下さいました。自分だって役に立ちたい!と一生懸命な気持ちが伝わってきて、感動してしまいました。あなたにお願いします!と全て任せる事は、とても大事なんだなーと思いました。(永瀬)     パンを作るって、楽しい!   ポテトフォカッチャ 今回はポテトフォカッチャを初めて担当しました。生地にジャガイモが入ると、いつもより手にくっついてまとめるのが難しかったです。みんなで手をベタベタにしながら捏ね、時間はかかりましたがおいしくできました。シンプルなパンですが、成形した後はオリーブオイルを塗り、ローズマリーをちぎってのせ、岩塩をふります。家で自炊をしていても、簡単な調理しかできないため、こうした細やかな工程にはいつも頭が下がります。今後も新しいメニューに挑戦できるのが楽しみです。(近藤)   みんなものすごくて慣れてきて、時間的にすごくゆとりが出てきました。そんな中で、気がつくと「人間知恵の輪」が始まっていました。   櫻井君は今年ぷかぷかで実習して、来年からぷかぷかで働きたいと言っています。で、ヤマネお姉さんに弟子入りしたいと申し出たのですが…「あなたね、仕事って厳しいのよ」なんていわれていました。   今日もおいしいもの、いっぱい作りました。
  • お互いのつながりを確かめる大事な手段
    今朝の朝日新聞の「折々のことば」   《 「ねえ、チキンのヘリコプターに乗ったらなあに?」「そんなのに乗ったら、おズボンが油だらけになっちゃうぞ」  人類学者は,調査でアフリカに同行した自閉症の長男と一日に何十回とこの問答を繰り返した。そして不思議なこの質問を、彼にすっとさしのべられ、その腕を捕らえて離さない息子の「手」と同じものと感じた。語らいの中で人は他者とのつながりを確かめる。歌唱と同じくで、意味ではなく身体を通して支え合う。 》    セノーさんが毎日のように私の目をのぞき込み、「目、白いねぇ、どうしてですか?」を延々繰り返すのは、私とのつながりを確かめ、お互い支え合っているんだと、あらためて思いました。  7年前、養護学校でセノーさんを担任しているときに、毎日のようにマックに行って太る一方だったセノーさんに、一緒に給食食べながら 「セノーさん、目が赤いねぇ、これ、ひょっとしてマックに行きすぎて、糖尿病になりかけてるんじゃない?これ、やばいよ、もうマックやめた方がいいよ」 と、思いつきでいったことがきっかけで、今につながっているのですが、それが今はお互いのつながりを確かめる大事な手段になっていることがおもしろいなと思いました。  事務所で毎日このやりとりをしたあと、一緒に郵便局に入金に行くのですが、セノーさんは必ず手を繋いできます。私もぎゅっと握り返し、今、このときのセノーさんとのつながりを確かめています。 https://www.youtube.com/watch?v=odnP4M25kNY&feature=youtu.be    www.youtube.com    セノーさん以外にも、毎日同じことを繰り返しいってくる人が何人もいます。みんなつながりを確かめているんだと思いました。            
  • ぶんぶんマルシェ
    「ぶんぶんマルシェ」をやります。下をクリックしてください。 pukapuka-pan.xsrv.jp
  • 憲法記念日です。
     憲法記念日です。憲法について、みんなが、今、真剣に考えていかないと、安倍政権は戦争を始めます。憲法を勝手に解釈して、日本を「戦争のできる国」にしてしまったのですから。 昨日の朝日新聞朝刊一面。「今問われているのは護憲か改憲かではない。そんな議論のはるか手前に前提であるはずの立憲主義、政府は憲法に従って政治をおこなわなくてはならないという「当たり前」が当たり前でなくなっているー」  福祉事業所だから、政治的なことは発言しない、なんて言ってる間に戦争は始まります。戦争は始まってしまったら、福祉事業所だから関係ない、なんて言ってられません。今、おかしいな、と思うことはどんどん言っていかないと、もう後戻りできなくなります。      昨年SHIELDSが戦後70年ということで作った動画メッセージです。短いですが、彼ら若者のすばらしいメッセージが伝わってきます。歴史から何を学び、これからどうしようとしているのか。彼らと一緒に、種を蒔こう。 www.youtube.com   noddinという映像作家グループが作ったアニメです。日本を「戦争のできる国」にするために政府が着々と準備をしていることがリアルに伝わってくるアニメです。 www.youtube.com    上のアニメを作った作家たちのメッセージ。 alternas.jp   神奈川新聞は… www.kanaloco.jp www.kanaloco.jp    朝日新聞は… digital.asahi.com        希望を持って未来に進みたい、まじめにそう思います。でも、そのことがとても困難になってきた気がするのです。そんな中で、とにかく憲法について話をしよう、前文にこめられた思いを想像力しよう…  
  • 40年前、「私たちも街に出たい、バスに乗って出かけたい」と体を張って訴えた人たちがいました。
     今は障がいのある人たちも当たり前のように街に出ていますが、40年ほど前はそうではありませんでした。そんな中で「私たちも街に出たい、バスに乗って出かけたい」と体を張って訴えた人たちがいました。その貴重なドキュメンタリー映像です。 TBSの映像です。テレビがこんな問題をちゃんと取り上げていた頃の映像です。 www.youtube.com     www.youtube.com    こういう人たちの体を張っての訴えがあって、今の社会があることを忘れないようにしたいと,あらためて思いました。  社会はこうやって、みんなの力で変えていけるのですね。彼らの活動に、大きな勇気をもらった気がしています。
  • 年とったからのんびりしよう、なんてのはまだまだ先
     67歳になりました。といって急にジイさんになったわけでもなく、相変わらず意気軒昂です。ぷかぷかを始める前、この業界の大先輩であるおむすび長屋の田中さんは 「60歳で起業するのは、気力、体力の面でリスクが大きすぎる」 と心配してくれました。でも、もう走り始めていたので、そのまま突っ走ってここまで来てしまいました。幸い、未だ気力、体力ともさして衰えた気配もなく、明日に向かって「わくわくする」ことがたくさんあります。   プロモーションビデオ  三日ほど前にコピーライターの方が製作中のプロモーションビデオに言葉を入れてくれ、すばらしい作品になりました。ぷかぷかが言いたいことをわずか5分のプロモーションビデオでとてもうまく表現してくれたように思います。それを見て、これはぷかぷかのホームページ上にアップするだけではもったいないと、このpvを生かす方法をいろいろ考えはじめ、また新しい「わくわく」が始まりました。題して「pv作戦」です。いろいろ作戦を考えるときが、いちばん楽しいですね。こんな使い方したらおもしろいんじゃない、といった元気な提案、お待ちしています。  プロモーションビデオは、これから映像のバックに流れている音楽を作り直すそうで(ぷかぷからしいオリジナルな音楽を考えてるようです)、5月12日に完成予定です。   翌日の5月13日(金)には下記のようなイベントが企画されています。    当初はえらくまじめなチラシだったのですが、なんだかおもしろくないので、私の方で書き直したのがこれです。「なんだかおもしろそう」とか「ウィルスに感染してみたい」と思われた方は、ぜひおいで下さい。pvを作った方も参加します。pvを作った方も実は取材中にウィルスに感染したようで、かなり重症のようです。重症でないと、こんなすばらしいpvはできないと思います。感染するとぷかぷかがどんなふうに見えるか、がpvを見るとよくわかります。  pvのタイトルは「いっしょにいると心ぷかぷか」。そのタイトルがそのまま心にじんわりしみこんでくるような作品です。  あちこちでこういう企画をやってもらえたら、と思っています。5月12日(木),ホームページ上にアップしますので、楽しみにしていて下さい。  できたてのpv見たあと、これならこんな企画をやったら、ぜったいにおもしろい!という提案をぜひやって下さい。   ソーシャルビジネス支援プログラム  三菱UFJリサーチ&コンサルティングという会社が募集していた「ソーシャルビジネス支援プログラム」に応募しました。このプログラムのおもしろいところは、資金支援と同時に、「人的支援」もやってくれることです。 《 選考の結果採択された団体に対して、「資金支援」とともに「人的支援(プロボノ活動)」を行うことが、本プログラムの特徴です。研究員、コンサルタントらが本業で培った知見やスキルを活かしながら、様々な社会問題の解決を目指して協働を図ります。当社の役職員で構成されたプロボノチームが伴走者となり、ソーシャルビジネスに取り組む事業者の皆さまの経営課題の解決や事業の高度化を支援します。》  アート作品をビジネスとしてもっと社会に広げていきたいと考え、このプログラムにエントリーしました。もちろん採択されないと話にならないのですが、選考の基準として 《 社会に変化を生みだし潮流を変えるような革新性・創造性のある事業が主な対象となります。 》  とあったので、「絶対に勝つ!」という気持ちで申請書書きました。福祉事業所で「勝つ」とか「負ける」といったことがあるのか、といった意見もあるかも知れませんが、「資金支援」も「人的支援」も「施し」ではなく、あくまで「勝ちとる」ものです。こんなところで「うちは福祉ですから…」なんていっても、何の意味もありません。時代に置いて行かれるだけです。  ぷかぷかを始める前、福祉事業所をはじめると、なんとなく車がもらえるものと思っていました。要するに福祉にはどこからか「施し」があるものと思っていたのです。車がもらえるかも、と密かに期待しながら参加した日本財団の助成金のセミナーでは 「助成金は、社会と人に対する投資です。」 「投資額以上の新しい価値を生み出さないところには、助成金は出しません」 と、びしっといわれ、もう「目から鱗」でした。  福祉事業所も新しい価値を生み出していかないと、この時代、生き残っていけない、というわけです。倒産するという意味ではありません。「新しい価値を生み出す」というところをいつも大事にしていかないと、活気ある事業所、地域社会を豊かにする事業所として存続できない、という意味です。  ぷかぷかは何を生み出しているのか、それは社会にとってどんな意味があるのか、それによって社会はどのように変わっていくのか、といったことをいつも検討するようになりました。助成金の申請書は、そういうことを見る目を鍛えてくれたように思います。  「絶対に勝つ!」という自信は、ぷかぷかにしかないオリジナリティのある価値を書き切ったかどうか、です。申請書にもいろいろあって、そういったことが自由に書けるところと、どうにもうまく書けないところがあります。それは助成金を出すところが申請事業所の何を見たいか、何を求めるか、によります。  三菱UFJリサーチ&コンサルティングのホームページを見ると、企業理念のページに  《 私たちは、明るい未来を拓くため、 人と社会に対する信頼を基盤として、理想と実現性を踏まえた先駆的な知的価値を創造します。》  《 真のプロフェッショナル集団として、高い志と情熱をもって、未来を先取る価値創造に果敢に挑戦します。 》  といったことが書いてあり、それを反映した申請書でした。申請書は4ページでしたが、10ページまで広げていい、とあって、これはそれくらい自由に書いていい、ということであって、こんなに書きやすい、書いてて楽しい申請書は初めてでした。  5月中旬書類選考結果発表。 これに通れば  6月2日 プレゼンテーション  6月中旬 支援団体発表。  6月30日 賞金授与式/プロボノキックオフ会 (プロボノ活動開始)   審査に通れば、また新しい物語が始まります。 というわけで、年とったからのんびりしよう,なんてのはまだまだ先になりそうです。                
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