ぷかぷか日記

タカサキ日記

  • まだできることがある
     若者たちがこんなに熱い思いで動いています。彼らの力強い言葉に、また背中を押された気がしています。まだできることがある。希望を持とう。 www.youtube.com
  • ぷかぷかが政治のことを発信すると
     「ぷかぷかから政治のことを発信すると、お客さんは引いてしまうんじゃないですか?」  という意見がありました。まぁ、そうかも知れないなという気はします。  でもね、パン屋にお母さんといっしょにやってくる保育園帰りの小さな子ども達を見ていると、今度の選挙結果が心配で心配でしょうがないのです。  いつもの選挙なら、結果がどうあれ、世の中がそれほど変わるわけではないのですが、今回ばかりはちがいます。国民主権、戦争放棄、基本的人権の尊重をうたっている私たちの大切な財産といっていい日本国憲法。それを根本から改正しようという勢力が三分の二を取る勢いがあると報道されているからです。    昨年9月、安倍政権は多くの憲法学者が「違憲の疑いがある」と指摘していた安保法案を暴力団まがいのふるまいで強行採決しました。国民の命に関わる法案を、こんなやり方で通すなんて、と信じがたい思いでテレビを見ていました。あれが国会議員のやることですか?子ども達に対して恥ずかしくないのでしょうか?  あんなことを平気でやる安倍政権は暴走している、とはっきり思いました。  その前には憲法を自分の都合のいいように解釈して、集団的自衛権の容認を閣議決定しました。着実に戦争に向かっていると思いました。  自民党政調会長稲田朋美氏が 「自分の国を守るためには血を流す覚悟をしなければならないのです」 などと信じがたいような発言をしていますが、彼らがどういう世界を目指しているかがよくわかります。憲法をどういう方向に変えようとしているかも。ちなみに稲田氏は次期総理とも見られている方だそうです。ね、こういう人たちの集まりなんですよ、安倍政権というのは。    選挙結果がほんとうに心配です。子ども達の未来がほんとうに心配です。  そして、こんなことを書いてもお客さんが減らないような、そんな社会になるといいなと思っています。                
  • 一生の宝物
     昨夜、近所の方からこんなメールが来ました。   いつも噛みしめるほどにおいしいパンや、体が喜ぶお惣菜や、心からほっとくつろげる憩いの場所をご提供くださり、ありがとうございます。 突然このようなメッセージをお送りするご無礼をどうかお許しください。   近所に住んでおり、よく犬の散歩の行き帰りに、利用させていただいていました。 私の犬はドーベルマンで、恐怖を感じてしまわれる方も多い中、スタッフの皆さんは快く受け入れてくださり、やさしくお声をかけてくださったり、お忙しい中お手間になるにもかかわらず、カフェの外のスペースで食事させてくださったり、本当にありがとうございました。   実は、先日、病気で犬が急死してしまったのですが、ふりかえると、私が犬を撮影することはあっても、ふたり一緒に写った写真がほとんどないのに気付きました。   それで、思い出したのですが、代表の高崎様が、今年の2月頃だったか、カフェの前のテーブルで犬をフセさせて食事している姿を写真に撮ってくださり、そのあとおひさまの台所に伺ったとき、ブログにアップされていますよ、とスタッフの方が教えてくださったのです。 もう撮ることのできない貴重なツーショット、寒かったけれど、スタッフのお姉さんにやさしくしていただいて、ご機嫌だったあの日の犬の姿をどうしても見たいと、こちらのぷかぷか日記を探したのですが、見つけることができませんでした。   お忙しい中ずうずうしいお願いで申し訳ないのですが、もし可能でしたら、写真がアップされているサイトをお教えいただけないでしょうか? すでに記事が削除されているようでしたら、画像が残っていればいただけたら、いただくことはできないでしょうか?      たくましいドーベルマンはよく覚えていたので、すぐにFacebookページを探しました。私も犬が大好きなので、近所の方の気持ちが痛いほどわかり、夢中になって探しました。ところがFacebookページは過去にさかのぼるほど、ダウンロードに時間がかかり、2月にアップしたページにたどり着くのに2時間近くかかってしまいました。それでも探し当てたときは「やったぁ!」って感じで、もう夜中の1時過ぎでしたが、すぐにそのサイトのアドレスをメールしました。   で、先ほどお礼のメールが来ました。     お忙しい中、貴重なお時間をいただき、膨大な中からURLや写真をお送りくださり、さっそくにお返事いただいて、本当に本当にありがとうございます。 思いがけず撮影していただいた姿が、一生の宝物になりました。   犬の写真と一緒にFBを遡るように拝見して、当時のメニューや焼きあがったばかりのパン、スタッフの方々の笑顔、大木の雄姿、看板の文字、季節の移り変わり…毎日毎日なんということもなく過ぎてゆく貴重でかけがえのない一瞬一瞬が思い出され、とても温かな気持ちになりました。     「一生の宝物」という言葉がずんときました。たまたま通りがかって撮っただけの写真なのですが、それが誰かにとっては「一生の宝物」になることもあるのですね。    ぷかぷかさんが写真2件を追加しました。 2月3日 · 横浜市 ·  大きな犬を連れて食事をしに来た方がいました。                                      
  • 障がいのある人たちのチカラが起こす  静かなソーシャルイノベーション
     このぷかぷか日記はタカサキがずっと書いてきました。ぷかぷかのスタッフ全員の合意を取っての文章ではありません。全員の合意を取っていたら、日記ではなく、単なる「お知らせ」になってしまって、おもしろくもなんともありません。どこまでもタカサキの、頼りない、いい加減な、行き当たりばったりで、いつも見る前に飛んでしまう、思いつきばかりの、へろへろ日記だからおもしろいのです。反省をこめてサブタイトルにそう入れました。    「ぷかぷか」は、はじめからこんなふうにしよう、とイメージが決まっていたわけではありません。決まっていたのは、障がいのある人たちと一緒にパン屋をやる、ということだけでした。  そしてこのぷかぷか日記は、その記録から始まりました。もちろん記録を書きながら自分がそのとき思ったこと、発見したことも書き込みます。  その思ったこと、発見したことが、ぷかぷかの物語を作ってきました。その物語が、ただのパン屋、就労支援施設としてのぷかぷかを、なんだかすごくおもしろい場所にしてきました。ただおもしろい、というだけでなく、静かに社会を変えていることにも、日記を書きながら、最近気がつきました。    最初、ぷかぷかは障がいのある人たちの社会的生きにくさを少しでも解消する、ということを法人設立の目的に据えていました。そのために街の中にお店を作り、彼らと街の人たちの出会いの機会を作りました。  ですからあくまで、彼らの社会的生きにくさを解消する、ということがいつも頭にあったのですが、いつの頃からか「ぷかぷかが好き!」という人が増え始め、そのことを日記に書きながら、ひょっとしてぷかぷかは街を豊かにしているんじゃないか、ということに気がついたのです。この「書いていく中で気がついた」ということが重要です。  書くことは自分の頭の中の整理であり、整理する中での新しい発見です。  ぷかぷかは街を豊かにしている、というのはまさにその発見でした。  その「ぷかぷか」は、障がいのある人たちの魅力にあふれかえったお店です。魅力は社会を変えるほどのチカラを持っていることも日記を書きながら気がつきました。  障がいのある人たちのために、と思って始めた「ぷかぷか」が、実は地域社会を豊かにしていた、静かなソーシャルイノベーションを起こしていた、というわけです。    以前からぷかぷかがやってきたこと、創り出してきたことを本にまとめたいと思っていました。漠然とまとめるのではありません。社会の中では、あれができない、これができない、と疎外されてきた彼らが、実は人間的な魅力にあふれていて、その魅力は社会を変えるほどのチカラを持っている、ということ、事実彼らは「ぷかぷか」のまわりの地域社会を豊かにしてきました。それを伝えるような本です。  2ヶ月ほど前にあったCANPANの本を作るセミナーで本のプロデューサーと知り合い、本の企画の立て方を教わりました。  本のタイトル、サブタイトル、企画の意図、背景、本のメインターゲット、サブターゲット、類書、その類書との違い、目次、見本原稿 などを書きました。  プロデューサーと何度もやりとりし、今日、ようやくネット上に企画がアップされました。その頭にはこんなふうに本のことが紹介されています。    障がいのある人たちが働くお店「ぷかぷか」の元気な物語。ただ単に商品を販売するだけでなく、商品と一緒に障がいのある人たちの魅力も手渡しています。その魅力のおかげで「ぷかぷかが好き!」「ぷかぷかのファン!」という人たちがどんどん増え、街がほっこりあたたかく、豊かになっています。コミュニティビジネス、福祉の世界、そして何より地域社会での静かなソーシャルイノベーション。これはその物語。    本のタイトルは  『障がいのある人たちのチカラが起こす          静かなソーシャルイノベーション』  です。私は「障がいのある人たちによる静かなソーシャルイノベーション」を提案したのですが、さすがプロですね、ちょっと書き直しただけで、俄然力を感じるタイトルになりました。  すでに2社ほど手を上げているという連絡が入りましたが、肝心な原稿がまだできあがっていないので、これから必死になって書きます。タカサキのやることはいつもこうですね。思いが先走って、あとで必死になって、もうへろへろになってその思いを実現するパターンです。ま、ぷかぷか自体もそうでしたから、あとで必死になるのは、ま、慣れています。  いずれにしても、これからが楽しみです。また進行状況お知らせしますね。   《静かなソーシャルイノベーション》       
  • オペラ『おぐりとてるて』
     7月9日(土)午後2時からみどりアートパークでオペラシアターこんにゃく座のオペラ『おぐりとてるて』が上演されます。中世の農民たちが楽しみにしていた説教節をオペラにしたものです。説経節は村の辻つじで語られ、人々は物語を聞き、涙を流し、日々の苦しみから一時解き放たれた、といいます。現代の閉塞感で、オペラの力は一時私たちを解放してくれます。ぜひご覧ください。 www.youtube.com   ★来年3月25日(土)にはオペラ『ロはロボットのロ』をもう一度やります。詳しくはまた後日アップします。楽しみにしていて下さい。
  • お兄さん達はものすごーく楽しそうでした。
     7月2日(土) パン教室がありました。 メニューは    パン教室は今回で56回目になります。ですからメンバーさんはみんなすばらしくうまくなり、何も言わなくてもメンバーさんが小さな子ども達にいろいろ教えていました。   ハシムラさんは、女の子にとても丁寧に優しくメロンパンの成形を教えてあげていました。お母さまもその様子を見守られて、いい感じでした。橋村さんも「優しく教えてあげられました!」と嬉しそうでした。   恐る恐る、手で粉を混ぜます。お兄さん達はものすごーく楽しそうでした。   クッキー生地作りのボウルに男性4人が群がっていました。大きいボウルが小さく見えました。   コンノさんはいつものようにお客さん相手におかしい話を延々していました。   ナガシマさんのこの姿、感動的。   美しい包丁さばき   急遽焼いたスコーンでお茶もできて、満腹のパン教室でした。   ピタパンがすごく美味しかったです。香ばしくてモッチリした生地と、スパイシーなタンドリーチキンが最高に合って、夏にぴったりだと思いました。   パン教室ではあり得ない雰囲気 www.youtube.com ツジさんは絵本の朗読ももやってくれました。ほとんど暗記している感じでした。 www.youtube.com     そうして、できあがり!        
  • こどもだからといって   戦争は よけてとおらない
     7月1日(金)、職場の研修として『不思議なクニの憲法』の上映をしました。今の社会情勢の中の「日本国憲法」に真っ正面から向き合った映画です。  職場では普通こんな政治的な映画の上映なんてしません。でも、参議院選挙を1週間後に控え、やむにやまれぬ気持ちで上映会をやりました。選挙結果によっては、70年かけて作り上げてきた平和な国、戦争をしない国が、「戦争のできる国」「戦争をする国」に変わってしまうからです。  こんなに大変な結果を生む選挙、こんなに緊張感のある選挙は、私ははじめてです。  政治には興味がない、とか、政治の話はしたくない、関わりたくない、あるいは、選挙なんか行っても、何も変わらない、と選挙に行かなくても、選挙の結果は国民すべてに降りかかります。結果が出てから、驚くような事態になっても、何も文句は言えません。  子どもには選挙権がありません。それでも選挙の結果は子ども達にも降りかかります。戦争をする国になれば、子ども達も戦争に巻き込まれます。こんな理不尽なことはありません。だからこそ、私たちは子ども達に対して責任ある選択をする必要があります。どういう未来を私たちは選ぶのか、子ども達も戦争に巻き込まれる可能性のある未来を選ぶのかどうか、です。    オペラシアターこんにゃく座の作曲家萩京子さんのソング集『HELP!』にこんな歌が入っています。   「はじめのことば」 さねとうあきら     こどもだからといって     戦争は よけてとおらない     泣こうが わめこうが     だれもたすけてくれない戦争     かぼそい手足を つっぱらせ     ありったけの チエと勇気を ふりしぼって     こどもたちだって たたかったのだ     やせこけた ふたつのうででは     とてもささえきれないほどの     平和のおもたさを たしかめた     その日まで…     泣こうが、わめこうが、だれもたすけてくれないのが戦争。たすけようと思っても、だれもたすけられないのが戦争。  そして、結果によっては、その戦争に突き進むことになる今回の選挙。    自民党政調会長の稲田朋美は講演会でこんなことを本気で言っています。  「国民の一人一人、皆さん方一人一人が自分の国は自分で守る。そして自分の国を守るためには血を流す覚悟をしなければならないのです!」  子ども達の顔を見ながらこんなことがいえるのか、と信じがたい思いでいますが、政権与党の政調会長がこんなことをまじめに言っている以上、彼らは選挙に勝てば堂々とこの方向へ日本を引っぱっていくでしょう。    子ども達の未来がかかった選挙。子ども達が戦争に巻き込まれるような時代には絶対にしたくありません。  
  • 日本国憲法 前文
      日本国憲法 前文は朗読するとこんなにすばらしいものなんですね。民進党が発信したものですが、こういうセンスもあったんですね。少し見直しました。 とにかく日本国憲法を作った人たちの思いがまっすぐに伝わってきます。感動するほどにすばらしいです。   www.youtube.com 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。     7月1日(金)午後3時と、午後6時の2回、アート屋わんどで「不思議なクニの憲法」の上映をします。 pukapuka-pan.xsrv.jp
  • 新しいカタチのソーシャルイノベーション
    ぷかぷかのプロモーションビデオのプロデューサーが「ぷかぷか」についてこんなふうに語ってくれました。     大きな考え方として、「ぷかぷか」という団体は、他の就労支援施設では考えられないようなカタチで、物事を解決していますよね。  障がい者の存在価値や障がい者への偏見を、障がい者自身が勝負することで、地域社会の豊さへと変換させているのですよね。  ここには、これからの就労支援や福祉というものへの大きなヒントがあると思うのです。     物事を解決する、というのは、彼らの生きにくさ、社会における疎外を、今までにない新しいカタチで解決しようとしている、ということです。  一般的には「なんとなくいや」と思われている彼らも、よ〜くつきあってみると、人としての魅力に満ちあふれていて、その魅力で勝負するところから「ぷかぷか」は始まりました。  と書くと、なんだかかっこいいのですが、お店を開店する時、接客の仕方が全くわからなかったので、講師を呼んで、接客マニュアルの講習会をやりました。ところがマニュアル通りにやろうとする彼らが、なんだか気持ち悪い気がして(要するに彼らのいいところがちっとも見えなくて、無理してマニュアル通りにやろうとする彼らの姿が気持ち悪かったのです)、こんなことなら、そのままの彼らを出して方がずっといい、と接客マニュアルをやめて、彼らの好きなように接客してもらうことにしたのです。これが思いのほかお客さんに受けたんですね。「なんとなくいや」と思われている彼らが、「ぷかぷかが好き!」というほどのお客さんをたくさん作ってしまったのです。   これは何か「戦略」があったわけではなく、全く想定外の結果でした。  いろんな人がいることが地域の豊かさだとすれば、「ぷかぷかが好き!」という人が増えることは、彼らがいた方がいい、と思う人が地域で増えることであり、それは地域が豊かになっていく、ということになります。  ま、こんなことも、はじめからそう思ってやったことではなく、最初は「彼らの社会的生きにくさを解消する」ことを目的に「ぷかぷか」をはじめたのですが、「ぷかぷかが好き!」というお客さんが増え始めた頃から、これって、地域を豊かにしていることじゃん!て気がついたのです。  こういったこともすべて彼らのおかげなのです。彼らが毎日地域社会をせっせと耕し、少しずつ社会を豊かにしてきたのです。  これが「ぷかぷか流」の、新しいカタチのソーシャルイノベーションです。   新しいカタチのソーシャルイノベーター。こういう人こそが社会を変えるのです。政治家ではないのです。   www.youtube.com    
  • 私たち一人ひとりが個として大切にされる自由な社会を守りたい。
      7月1日(金)15時〜、18時〜の2回、アート屋わんどで「不思議なクニの憲法」を上映します。   憲法には「私はどう生きるべきか」が書いてある。 この映画は、憲法論議が政治によって進められるのでなく、主権者である 私たち国民の間に広がることを願ってつくられたものです。 国のかたちをきめる憲法に、誰もが当たり前に関心を持ち、正しい知識を得、 そして理解を深めるために、歴史的事実を重んじながら 「意見」よりも日常に根ざした「人びとの声」に耳を傾けます。 怒りや憎しみから出発する議論は広がっていきません。 対立よりも冷静な選択を—。 私たち一人ひとりが個として大切にされる自由な社会を守りたい。 映画にメッセージがあるとすれば、その一点の「希い」のみです。 <映画の内容> ●立憲主義って何? ●歴史に学ぶ(敗戦から日本国憲法の成立まで) ●Peopleを主役に(国民主権) ●侵されてはならぬもの(基本的人権の尊重) ●封建的家族制度からの解放(男女平等)●進む憲法の空文化(9条・戦争放棄をめぐって) ●戦後の日米外交史 ●沖縄は憲法を手にしているか ●未来に向けて—18歳選挙権と若者の政治参加 ●そしてあなたは何を選ぶのか?(自民党の改憲案・護憲派の主張・護憲的改憲派からの提案)        映画の中で水野スウさんが「私たちが自分らしく生きられること。これがいちばんすばらしい」と話すところがあって、 それも憲法に書いてあるからなんだとあらためてそのありがたさを思いました。  基本的人権の一つに「自由権」があります。「私たち一人ひとりが自分らしく生きる権利」です。ふだんはそんなこと当たり前、と思っているのですが、自民党の憲法改正草案をみると、《国民はこれ(基本的人権)を乱用してはならず、自由及び権利には責任及び義務がともなうことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない》とあって、「私たち一人ひとりが自分らしく生きる」ことすらままならなくなることがわかりました。憲法が変わるって、こういうことなんだと、映画見ながら気がつきました。    朝8時からのNHK「とと姉ちゃん」は戦時中の息苦しい雰囲気を描いています。改憲されるとどういう雰囲気になるか、よくわかります。ぜひ見てください。   pukapuka-pan.xsrv.jp    
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