ぷかぷか日記

タカサキ日記

  • この思いこそ大事にしたい。
     この憲法前文にこめられた思いこそ大事にしたい。 www.youtube.com
  • この選挙戦は、私たちの中で眠ってた、民主主義を育てる日々でもあったと思う。
    映画「不思議なクニの憲法」に登場した水野スウさんがFacebookにこんなことを書いていました。   しばた未来さんが、11月に参院選の出馬を決意してから7ヶ月余り。この間の、とりわけこのひと月間の未来さんの変化に、私は目をみはります。 候補者としての前に一人の人間として、自らを開き、解放し、よく学び、自分の感じたままの率直な言葉でかたり、私たちを決して十把ひとからげにすることなく、一人一人に誠実にむきあうことを重ねて、未来さんは日を追うごとに、ひとの痛みを知る人に、ひとの弱さに寄り添う人になっていった。そのことで、むしろ強くなり、たくましくなり、器がおおきくなり、めっちゃ男前で、それでいて前よりもっとやわらかい女性になっていった。 そんな未来さんを応援する私たちもまた、彼女に呼応して、私たち自身がどんどん解放されていった気がする。一人一人が、思いがけないほどのちからを発揮しあい、仲間たちのすてきなこと、あらたにいっぱい発見した。それまでまったく知らなかった人たちともいーっぱい出逢えた。 未来さんも私たちも、お互いのいいとこ、それまで自分も気づいてなかった自分のいいとこをひきだしあって、それを選挙全体のちからにかえていった気がする。そういうリスペクトが、候補者と応援団の間を、行ったり来たりしてた。 この選挙戦は、私たちの中で眠ってた、民主主義を育てる日々でもあったと思う。憲法ってなんのためにあるのか。政治は誰のためにあるのか。政治家の本来のしごととは何か。未来さんの選挙で、その問いを実感した人、きっと私だけじゃなかったはず。 明日の投票日、近くの投票所に足を運び、心に一片の迷いもなく、「しばた未来」と誇らしいきもちで書けるしあわせ。未来さん、そしてこの選挙で出逢ったすべてのひとに、ほんとにほんとにありがとう、と言いたいです。    選挙って、こういうことがあるんですね。やり方ひとつで、こんなにも豊かなものを作り出せるということ、すばらしいです。水野さん、ありがとう!    
  • 私が私でいられなく社会
     また憲法のこと、書きます。ごめんなさい。  人が生きていく上で何が一番大事かと考えると  「私が私らしくいられる」  ということだろうと思います。それは憲法にある「表現の自由」「信教の自由」「思想信条の自由」などのおかげです。  「国民一人ひとりが自分らしく生きる権利」 です。  自民党の憲法改正草案は、この基本的人権を  《 国民はこれ(基本的人権)を乱用してはならず、自由及び権利には責任及び義務がともなうことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない 》  と、大幅に制限してきます。「公益及び公の秩序」はとても曖昧な概念で、権力者の意向でなんとでもなります。  第一次安倍内閣の法務大臣を務めた長勢甚遠(ながせじんえん)氏は右派議員の集まる創生「日本」(安倍首相が会長)の講演会で 「国民主権、基本的人権、平和主義、これはマッカーサーが持ち込んだ戦後レジュームそのもの。これをなくさなければ本当の自主憲法ではない」 などと発言したそうで、信じがたい感覚です。 「国民一人ひとりが自分らしく生きる権利」 なんてとんでもない、というわけです。こういい感覚の人たちが自民党の憲法改正草案を作っていることを考えると、なんだかぞっとします。   「私が私でいられなく社会」を想像してみて下さい。        
  • ぷかぷかとおんなじだよ
      オペラシアターこんにゃく座のオペラ『おぐりとてるて』を見てきました。  時は中世、「いつになったら戦は終わるのか、いつになったら暮らしは楽になるのか」という日々の中で、人々は時々やってくる説経節の物語に胸ときめかせ、日々の苦しみをいっとき忘れたと言います。  私自身、今日は『おぐりとてるて』の物語に胸をときめかせ、ほんとうにいい時間を過ごすことができました。オペラはひとときの夢の世界。どんなに辛いことがあっても、この夢の世界に浸ると、人生も捨てたもんじゃないよな、楽しいこともあるよな、と、また明日に向かって生きることができます。  特に今日見た『おぐりとてるて』は2年前に見たときよりもいっそう心にしみました。  餓鬼阿弥となった小栗を人々は引いていきます。  ♪えいさらーえい、えいさらーえい…♪ という歌の力強さ。 www.youtube.com  聞きながらなぜか涙がこぼれました。  目も見えず、口もきけず、耳も聞こえない餓鬼阿弥となった小栗を遠い熊野までどうして人々は引いていくのか。その問いと歌の力強さが重なって、そうか、人は昔からこうやって何もできない人を支え、支えることで人はこの歌にあるような力をもらったのかも、と思いました。  帰りがけ、みどりアートパークの館長とばったり会ったのですが 「やっぱりね、何もできない人をみんなで支えて、みんなは元気をもらうんだよ。ぷかぷかとおんなじだよ」とおっしゃっていました。  ぷかぷかとおんなじだよ、というところがうれしかったですね。    
  • ぷかぷかさん風
     先日「障がいのある人たちに力が起こす 静かなソーシャルイノベーション」 pukapuka-pan.hatenablog.com を書いたところ、こんなコメントがつきました。     私もぷかぷかさんが大好きです。障害者の幸せってなんだろう・・。と考え始めた時に出会ったのがぷかぷかさんです。私のなかでこうあるべきという考えが少しづつ変わってきたのもぷかぷかさんの影響があります。すべての障害、又は障害者がぷかぷかさんのようになれるわけではないとも思います。ただ彼らのようになりたい、なれる、という方は沢山おられるのかもしれません。一つの可能性、選択としてこれからぷかぷかさん風というのは絶対必要だと思います。      「ぷかぷかさん風というのは絶対必要だと思います」  うれしいですね。そんな風に思っていただいて。  ぷかぷかは何かすばらしい理念があってできあがったものではなく、彼らのこと好きだよ、こんな素敵な人たちとはお友達になった方が絶対いいよ、って言ってるうちに、なんとなく「ぷかぷか」ができあがった、という感じです。  ですから、彼らのこと、好きだよ、って思っていれば、ぷかぷかさん風のものはいつか必ずできます。そういう「志」を持つことが大事です。そして日本中のあちこちに「ぷかぷかさん風」のものができれば、それこそ大きなソーシャルイノベーションです。社会は変わりますよ、きっと。  社会の多くの人たちが「なんとなくいやだな」と思っている彼らのことを、「でも、私は好きだよ。ずっと一緒に生きていきたいよ」って言い続けることの意味は、ものすごく大きいし、その思いを形にする、つまり「ぷかぷかさん風」のものを作ることは、ほんとうに社会を変えることになります。この息苦しい社会を救う、といってもいいと思います。
  • 彼の語る言葉には、希望が…
    こんなに感動的な政見放送は聞いたことがありません。政治って、こうあるべきです。彼の語る言葉には、希望がたくさんあります。希望があれば、人は前に進めます。彼は今までにない新しい政治をやってくれそうです。みんなが未来に対し、希望が持てるような政治。 www.youtube.com
  • まだできることがある
     若者たちがこんなに熱い思いで動いています。彼らの力強い言葉に、また背中を押された気がしています。まだできることがある。希望を持とう。 www.youtube.com
  • ぷかぷかが政治のことを発信すると
     「ぷかぷかから政治のことを発信すると、お客さんは引いてしまうんじゃないですか?」  という意見がありました。まぁ、そうかも知れないなという気はします。  でもね、パン屋にお母さんといっしょにやってくる保育園帰りの小さな子ども達を見ていると、今度の選挙結果が心配で心配でしょうがないのです。  いつもの選挙なら、結果がどうあれ、世の中がそれほど変わるわけではないのですが、今回ばかりはちがいます。国民主権、戦争放棄、基本的人権の尊重をうたっている私たちの大切な財産といっていい日本国憲法。それを根本から改正しようという勢力が三分の二を取る勢いがあると報道されているからです。    昨年9月、安倍政権は多くの憲法学者が「違憲の疑いがある」と指摘していた安保法案を暴力団まがいのふるまいで強行採決しました。国民の命に関わる法案を、こんなやり方で通すなんて、と信じがたい思いでテレビを見ていました。あれが国会議員のやることですか?子ども達に対して恥ずかしくないのでしょうか?  あんなことを平気でやる安倍政権は暴走している、とはっきり思いました。  その前には憲法を自分の都合のいいように解釈して、集団的自衛権の容認を閣議決定しました。着実に戦争に向かっていると思いました。  自民党政調会長稲田朋美氏が 「自分の国を守るためには血を流す覚悟をしなければならないのです」 などと信じがたいような発言をしていますが、彼らがどういう世界を目指しているかがよくわかります。憲法をどういう方向に変えようとしているかも。ちなみに稲田氏は次期総理とも見られている方だそうです。ね、こういう人たちの集まりなんですよ、安倍政権というのは。    選挙結果がほんとうに心配です。子ども達の未来がほんとうに心配です。  そして、こんなことを書いてもお客さんが減らないような、そんな社会になるといいなと思っています。                
  • 一生の宝物
     昨夜、近所の方からこんなメールが来ました。   いつも噛みしめるほどにおいしいパンや、体が喜ぶお惣菜や、心からほっとくつろげる憩いの場所をご提供くださり、ありがとうございます。 突然このようなメッセージをお送りするご無礼をどうかお許しください。   近所に住んでおり、よく犬の散歩の行き帰りに、利用させていただいていました。 私の犬はドーベルマンで、恐怖を感じてしまわれる方も多い中、スタッフの皆さんは快く受け入れてくださり、やさしくお声をかけてくださったり、お忙しい中お手間になるにもかかわらず、カフェの外のスペースで食事させてくださったり、本当にありがとうございました。   実は、先日、病気で犬が急死してしまったのですが、ふりかえると、私が犬を撮影することはあっても、ふたり一緒に写った写真がほとんどないのに気付きました。   それで、思い出したのですが、代表の高崎様が、今年の2月頃だったか、カフェの前のテーブルで犬をフセさせて食事している姿を写真に撮ってくださり、そのあとおひさまの台所に伺ったとき、ブログにアップされていますよ、とスタッフの方が教えてくださったのです。 もう撮ることのできない貴重なツーショット、寒かったけれど、スタッフのお姉さんにやさしくしていただいて、ご機嫌だったあの日の犬の姿をどうしても見たいと、こちらのぷかぷか日記を探したのですが、見つけることができませんでした。   お忙しい中ずうずうしいお願いで申し訳ないのですが、もし可能でしたら、写真がアップされているサイトをお教えいただけないでしょうか? すでに記事が削除されているようでしたら、画像が残っていればいただけたら、いただくことはできないでしょうか?      たくましいドーベルマンはよく覚えていたので、すぐにFacebookページを探しました。私も犬が大好きなので、近所の方の気持ちが痛いほどわかり、夢中になって探しました。ところがFacebookページは過去にさかのぼるほど、ダウンロードに時間がかかり、2月にアップしたページにたどり着くのに2時間近くかかってしまいました。それでも探し当てたときは「やったぁ!」って感じで、もう夜中の1時過ぎでしたが、すぐにそのサイトのアドレスをメールしました。   で、先ほどお礼のメールが来ました。     お忙しい中、貴重なお時間をいただき、膨大な中からURLや写真をお送りくださり、さっそくにお返事いただいて、本当に本当にありがとうございます。 思いがけず撮影していただいた姿が、一生の宝物になりました。   犬の写真と一緒にFBを遡るように拝見して、当時のメニューや焼きあがったばかりのパン、スタッフの方々の笑顔、大木の雄姿、看板の文字、季節の移り変わり…毎日毎日なんということもなく過ぎてゆく貴重でかけがえのない一瞬一瞬が思い出され、とても温かな気持ちになりました。     「一生の宝物」という言葉がずんときました。たまたま通りがかって撮っただけの写真なのですが、それが誰かにとっては「一生の宝物」になることもあるのですね。    ぷかぷかさんが写真2件を追加しました。 2月3日 · 横浜市 ·  大きな犬を連れて食事をしに来た方がいました。                                      
  • 障がいのある人たちのチカラが起こす  静かなソーシャルイノベーション
     このぷかぷか日記はタカサキがずっと書いてきました。ぷかぷかのスタッフ全員の合意を取っての文章ではありません。全員の合意を取っていたら、日記ではなく、単なる「お知らせ」になってしまって、おもしろくもなんともありません。どこまでもタカサキの、頼りない、いい加減な、行き当たりばったりで、いつも見る前に飛んでしまう、思いつきばかりの、へろへろ日記だからおもしろいのです。反省をこめてサブタイトルにそう入れました。    「ぷかぷか」は、はじめからこんなふうにしよう、とイメージが決まっていたわけではありません。決まっていたのは、障がいのある人たちと一緒にパン屋をやる、ということだけでした。  そしてこのぷかぷか日記は、その記録から始まりました。もちろん記録を書きながら自分がそのとき思ったこと、発見したことも書き込みます。  その思ったこと、発見したことが、ぷかぷかの物語を作ってきました。その物語が、ただのパン屋、就労支援施設としてのぷかぷかを、なんだかすごくおもしろい場所にしてきました。ただおもしろい、というだけでなく、静かに社会を変えていることにも、日記を書きながら、最近気がつきました。    最初、ぷかぷかは障がいのある人たちの社会的生きにくさを少しでも解消する、ということを法人設立の目的に据えていました。そのために街の中にお店を作り、彼らと街の人たちの出会いの機会を作りました。  ですからあくまで、彼らの社会的生きにくさを解消する、ということがいつも頭にあったのですが、いつの頃からか「ぷかぷかが好き!」という人が増え始め、そのことを日記に書きながら、ひょっとしてぷかぷかは街を豊かにしているんじゃないか、ということに気がついたのです。この「書いていく中で気がついた」ということが重要です。  書くことは自分の頭の中の整理であり、整理する中での新しい発見です。  ぷかぷかは街を豊かにしている、というのはまさにその発見でした。  その「ぷかぷか」は、障がいのある人たちの魅力にあふれかえったお店です。魅力は社会を変えるほどのチカラを持っていることも日記を書きながら気がつきました。  障がいのある人たちのために、と思って始めた「ぷかぷか」が、実は地域社会を豊かにしていた、静かなソーシャルイノベーションを起こしていた、というわけです。    以前からぷかぷかがやってきたこと、創り出してきたことを本にまとめたいと思っていました。漠然とまとめるのではありません。社会の中では、あれができない、これができない、と疎外されてきた彼らが、実は人間的な魅力にあふれていて、その魅力は社会を変えるほどのチカラを持っている、ということ、事実彼らは「ぷかぷか」のまわりの地域社会を豊かにしてきました。それを伝えるような本です。  2ヶ月ほど前にあったCANPANの本を作るセミナーで本のプロデューサーと知り合い、本の企画の立て方を教わりました。  本のタイトル、サブタイトル、企画の意図、背景、本のメインターゲット、サブターゲット、類書、その類書との違い、目次、見本原稿 などを書きました。  プロデューサーと何度もやりとりし、今日、ようやくネット上に企画がアップされました。その頭にはこんなふうに本のことが紹介されています。    障がいのある人たちが働くお店「ぷかぷか」の元気な物語。ただ単に商品を販売するだけでなく、商品と一緒に障がいのある人たちの魅力も手渡しています。その魅力のおかげで「ぷかぷかが好き!」「ぷかぷかのファン!」という人たちがどんどん増え、街がほっこりあたたかく、豊かになっています。コミュニティビジネス、福祉の世界、そして何より地域社会での静かなソーシャルイノベーション。これはその物語。    本のタイトルは  『障がいのある人たちのチカラが起こす          静かなソーシャルイノベーション』  です。私は「障がいのある人たちによる静かなソーシャルイノベーション」を提案したのですが、さすがプロですね、ちょっと書き直しただけで、俄然力を感じるタイトルになりました。  すでに2社ほど手を上げているという連絡が入りましたが、肝心な原稿がまだできあがっていないので、これから必死になって書きます。タカサキのやることはいつもこうですね。思いが先走って、あとで必死になって、もうへろへろになってその思いを実現するパターンです。ま、ぷかぷか自体もそうでしたから、あとで必死になるのは、ま、慣れています。  いずれにしても、これからが楽しみです。また進行状況お知らせしますね。   《静かなソーシャルイノベーション》       
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