注意するよりも、思わずにんまりして、うれしくなって
私は職場の中の、こういう風景が好きです。 ポスターを描きながら途中で寝込んでしまったタカノブさんです。こういうこともアリだからこそ、ぷかぷかはゆったりしていられるのだと思います。 私が居眠りしている姿を見つけて 「キミぃ、だめだよ!」 なんて言っていたら、多分今のぷかぷかの雰囲気はありません。 私はこういう風景を見つけたら、注意するよりも、思わずにんまりして、うれしくなって、つい写真を撮ってしまいます。そして自分で撮った写真にホッとしたりします。職場の中にこういう風景があることに、たまらなくホッとするのです。タカノブさん、よくぞこの風景を作ってくれた、と感謝したいくらいです。 Facebookページにアップするのは、見た人に、このホッとする雰囲気を感じて欲しいからです。何かにつけ息苦しい世の中で、こんな写真を見たら、心が癒やされます。人を癒やすポーズ、タカノブさんの頭を傾けたこのポーズは誰にもできるわけではありません。大柄で、丸刈りで、どこかホッとするこのポーズ。ですからタカノブさんは居眠りしながら人を癒やすという、ほかの誰にもできない仕事をやっていることになります。決して仕事をさぼっているわけではないのです。 時折 「いやぁ、この寝っぷりがいいよな」 などとわけのわからないことを私は言ったりするのですが、そういう感じしませんか? 何かぴしっとした方針があってやっているわけではありません。どこまでもタカサキのいい加減な、行き当たりばったりの、思いつきの発想でやっているだけなのです。多分頭の中が手がつけられないくらいゆるゆるなんだと思います。それがこのゆるゆるのぷかぷかを作り、それでいて、なぜかそれなりに収益を上げ、今日はみなさんに給料を払いました。もちろん堂々と居眠りしていたタカノブさんにも。 そんなぷかぷかが、まわりに「ゆるゆる」をまき散らしながら生き延びているこの世界。おもしろいなと思うのです。