ぷかぷか日記

タカサキ日記

  • 一緒に居たいから、なんか好きだから
     ワークショップの参加者募集で、参加を希望する理由を書いていただいたところ、こんな熱い理由が書かれていました。     すごく短く言うと「一緒に居たいから、なんか好きだから」です。 こ、こんな言葉、レンアイみたいですね(爆)コッパズカシイ言葉で、言ったことがないですよ。 でも、これが自分の素直な直球です。      昔から障がいのある人たちとどうやって一緒に生きていくかというところで 「共に生きていこう」とか、「共に生きねばならない」とか、「ノーマライゼイション」とか「インテグレーション」とか、理屈っぽいことをいろいろ言われてきましたが、   「一緒に居たいから、なんか好きだから」   は、いちばん素直で、気持ちにリアリティがあって、ストンと自分の中に落ちます。    ぷかぷかが街の中にできて、何がいちばんよかったか、と聞かれれば、こういう言葉を素直に口にする人を作りだしたことではないかと思います。ぷかぷかは毎日パン屋やカフェやお惣菜屋をやりながら、そして時々ワークショップやパン教室をやりながら、こういう関係を街の中でこつこつ作ってきたのだと思います。    障がいのある人たちと一緒に生きていく、というのは、まさに「一緒に居たいから、なんか好きだから」って思うことだと、ワークショップ参加理由のメール見ながら思いました。   ★ワークショップ参加者、まだ募集中です。参加希望の方、ぜひ熱い理由を書いてください。      
  • 注意するよりも、思わずにんまりして、うれしくなって
    私は職場の中の、こういう風景が好きです。    ポスターを描きながら途中で寝込んでしまったタカノブさんです。こういうこともアリだからこそ、ぷかぷかはゆったりしていられるのだと思います。  私が居眠りしている姿を見つけて 「キミぃ、だめだよ!」 なんて言っていたら、多分今のぷかぷかの雰囲気はありません。  私はこういう風景を見つけたら、注意するよりも、思わずにんまりして、うれしくなって、つい写真を撮ってしまいます。そして自分で撮った写真にホッとしたりします。職場の中にこういう風景があることに、たまらなくホッとするのです。タカノブさん、よくぞこの風景を作ってくれた、と感謝したいくらいです。  Facebookページにアップするのは、見た人に、このホッとする雰囲気を感じて欲しいからです。何かにつけ息苦しい世の中で、こんな写真を見たら、心が癒やされます。人を癒やすポーズ、タカノブさんの頭を傾けたこのポーズは誰にもできるわけではありません。大柄で、丸刈りで、どこかホッとするこのポーズ。ですからタカノブさんは居眠りしながら人を癒やすという、ほかの誰にもできない仕事をやっていることになります。決して仕事をさぼっているわけではないのです。 時折 「いやぁ、この寝っぷりがいいよな」 などとわけのわからないことを私は言ったりするのですが、そういう感じしませんか?  何かぴしっとした方針があってやっているわけではありません。どこまでもタカサキのいい加減な、行き当たりばったりの、思いつきの発想でやっているだけなのです。多分頭の中が手がつけられないくらいゆるゆるなんだと思います。それがこのゆるゆるのぷかぷかを作り、それでいて、なぜかそれなりに収益を上げ、今日はみなさんに給料を払いました。もちろん堂々と居眠りしていたタカノブさんにも。  そんなぷかぷかが、まわりに「ゆるゆる」をまき散らしながら生き延びているこの世界。おもしろいなと思うのです。  
  • ちょっとヘタった人もいましたが…
      弘法山に行ってきました。秦野の駅から歩いて20分くらいのところに登山口。いきなりこんな急な登り道。   ちょっとヘタって、両手をついてしまいました。   ちょっと休憩   また登り   頂上近く、植生が変わります。   景色もよく、とてもいい気持ちで登りました。   またヘタってしまいました。   それでも最後の力を振り絞って頂上まで登りました。    1時間半くらいの登りでしたが、みなさん、よく頑張りました。時々はこうやってみんなで汗かくのもいいですね。何よりも気持ちいいです。こんな気分は仕事場では味わえません。  山登りなんてしんどいからいやだ、と今回はパン教室の半分くらいしか参加しなかったのですが、山登りはしんどいけど、楽しい!っていう体験をどこかでして欲しいと思っています。人生の幅がグンと広がります。   しんどいこととか、面倒くさいことはどうしても敬遠しがちな世の中ですが、ほんとうにおもしろいこととか、あたらしい発見とかは、大概このしんどいことや面倒くさいことのあとにあります。軽いノリで、あるいは面白がりながら、しんどいこと、面倒くさいことに挑戦したいものです。
  • 第三期「みんなでワークショップ」が始まります。
     8月から第三期「みんなでワークショップ」が始まります。今期は宮澤賢治の『セロ弾きのゴーシュ』をたたき台に、ぷかぷからしい『セロ弾きのゴーシュ』を創る予定です。  ゴーシュは街の活動写真館でセロをひく係です。けれどもあんまり上手でないので、いつも楽長にしかられています。  「セロが遅れた!」「セロ!糸が合わない」「ほかの楽器と合わない」「君には困るんだがな、表情というものがまるでできてない」  「遅い!」「みんなと合わない」などというのは、ぷかぷかのみんなが社会の中で言われ続けてきた言葉だなと思います。  そこをひっくり返すような作品が作れないものかと思っています。  遅いからみんなと合わせられるように一生懸命練習するとかではなく、「遅くてもいいじゃん」「遅い人がいた方がいい」という、そういう社会のあり方の提案です。  ぷかぷかは、彼らのそのままのペースで仕事をやっています。彼らを社会に合わせるのではなく、彼らに社会を合わせる方がいい、という私たちの生き方の提案です。  彼らがそのままの自分でいられる場所としてぷかぷかは街の中にあります。そしてそのままの彼らの魅力に出会ったお客さんがぷかぷかのファンになり、そのファンが今、どんどん増えています。彼らのファンが増えるということは、街が豊かになる、ということです。  「遅い!」「みんなと合わない」といわれ続けてきた彼らが、街を豊かにしている、ということ。  そういうメッセージが今回の『セロ弾きのゴーシュ』にこめられたらいいな、と今日、ワークショップの進行役、ピアニストと打ち合わせしながら思いました。  ワークショップでは実際にやってみないと、どんな風に話が展開するのか、全くわかりません。多分、私が考えているイメージよりも、もっとダイナミックなひっくり返し方を彼らはやるのではないかと思います。      ワークショップ参加者を募集します。  参加者は会場のスペースから約30名。おおざっぱにはぷかぷかのメンバーさんが約20名、街の人たちが約10名です。  日程は8月20日(土)、9月17日(土)、10月15日(土)、11月19日(土)、12月17日(土)、2017年1月21日(土)、1月28日(土)、1月29日(日) 時間は9時15分〜16時。1月のワークショップは17時頃まで。   最終日1月29日(日)は表現の市場として発表会をやります。プロの舞台監督の創った本物の舞台に立ちます。  会場はみどりアートパークリハーサル室。発表会はみどりアートパークホールです。   参加希望者が多いので、希望の理由を聞いてから参加がOKかどうかを決めさせていただきます。メールに参加希望の理由を書いてぷかぷか宛に送ってください。  pukapuka@ked.biglobe.ne.jp    担当:高崎            
  • ママの視線でぷかぷか改善したい
     ぷかぷかのプロモーションビデオを作ったプロデューサーから「サービスグラント」の話を聞き、昨日説明会に行ってきました。サービスグラントとはプロボノプログラムを通じてNPOなどの団体を支援するNPOです。プロボノとはラテン語でPro Bono Publico 、英語では For Good Publicです。よりよい社会のために活動する、という意味です。昨日の説明会では「仕事で培った経験、スキルを生かした社会貢献活動のこと」とありました。具体的な内容としては「情報発信(ウェブサイト、印刷物)」「ファンドレイジング(営業資料、寄付管理)」「業務改善(業務フロー設計、税務・経理相談)」「事業戦略(事業計画立案、マーケティング基礎調査)」などに関する社会貢献活動です。プロモーションビデオは映像のスキルを持った方たちの社会貢献活動で作ってもらいました。  これがプロボノ活動で作ってもらった作品です。 www.youtube.com    サービスグラントの目指す社会ビジョンは「社会参加先進国へ」とありました。社会課題を前に、互いの立場や違いを尊重しながら、当たり前のように協働できる社会。サービスグラントは、日本を、世界を、社会参加先進国にすることを目指して、プロボノの可能性に挑戦しています。とあって、その志がすごいと思いました。  ただ支援先の募集は春に終わっているので、今回は「ママボノ」の説明会に行ってきました。ママボノとは仕事の復帰を目指すママたちが、これまでの仕事の経験やスキルを生かし、グループでNPO支援活動をおこなうそうです。  ぷかぷかは女性客が多いので、ママたちの視線で、ホームページ改善、商品開発、お店の雰囲気作り、マーケティング調査などをやってもらうと、もっといいぷかぷかになるだろうと思い、説明を聞いてきました。  8月7日、エントリーシート締め切り。8月下旬1次審査発表。それに通れば2次審査で面接。ここもパスしてようやく10月下旬から12月中旬にかけてプロボノ活動があります。6人程度のプロボノチームで活動するそうで、すごく楽しみにしています。  ま、審査に通ればの話ですが… www.servicegrant.or.jp        
  • 直感で決めた方がおもしろい結果を生む
     ぷかぷかの本の企画書に出版社三社が手を上げたので、今日、企画書の後押しをしてくれた出版プロデューサーと一緒にその三社を回りました。  最初に訪問したのは、手を上げた三社の中ではいちばん小さな出版社でしたが、社長は思いがものすごく熱い方でした。撮る・書く・作る・演じる人のための出版社で福祉関係の本はまだありません。でも、ぷかぷかの企画書を見て、ああ、もうこれは本にしたい、本にしなきゃだめだ、と思ったそうです。    福祉起業家が興した事業所が街を元気にした、というところがすばらしい。こういう社会貢献の事業所はたいていお金がうまく回っていないのだが、ここはちゃんとお金を回している。これからこういう社会貢献を目的とする事業所を興す人にとってはものすごく勇気づけられる本。こういう本は世の中に出さなきゃだめなんだよ…。    今まで全く手を出さなかった分野の企画にどうして手を上げたんですか?という質問に、分野の問題ではなく、出版を生業とする自分の信念の問題だ、ということのようでした。「こういう本は世の中に出さなきゃだめなんだよ…。」という思いをこめた熱い言葉は胸にずんと響きました。  今まで見本原稿を読んでGOをかけたにもかかわらず、原稿の執筆が途中で止まってしまって、苦い思いで断念したことが何度かあったので、本の企画に対しては慎重に対応しているという話でしたが、ぷかぷかの本の企画に対しては、見本原稿(原稿用紙20枚ほどのボリューム)を読んで、ああ、これは絶対にやりたい、と思ったそうです。  私のつたない原稿を読んで、この道40年の大ベテランの、こういう熱い反応はほんとうにうれしいですね。  写真やメンバーさんの絵をたくさん使いたいというお話でした。写真集をかなり出している出版社なので、ビジュアルなデザインのセンスはすばらしいように思いました。    その次に訪問した出版社は、編集者が職人のような感覚で原稿で伝える世界についてとても丁寧に説明してくれました。きれいな言葉よりも、がさがさした感触が伝わる言葉がいいとか、写真で安易に伝えるよりも、それがイメージできる言葉を丁寧に探した方がいい、とか、もう執筆に伴走しているようなお話でした。この人についていけばまちがいなくいい本ができそうな気がしました。    三つ目に訪問したところは、今までとは桁違いに大きな出版社で、ちゃんとした会議室で打ち合わせしました。かなりベテランの編集者で、この方も安心して任せられる感じがしました。大きな会社なので、社内で企画を通すのに三つくらい会議を通すので、結論が出るまで2週間くらいはかかるということでしたが、大きな会社だけに営業面はいちばんしっかりしている感じでした。    で、三社を回った後、プロデューサーと打ち合わせしました。三社目がいちばん安定している感じがしましたが、いわゆる本を出す「面白み」に欠ける気がしました。二社目の編集者のアドバイスはとても面白いと思いました。本の原稿を書くコツがわかる気がして、この編集者のアドバイスを受けながら原稿書くのは楽しいだろうなという気がしました。  で、一社目と二社目でちょっと迷いました。一社目の社長の熱い思いには、私自身ぷかぷかを熱い思いでやってきたので、ほんとうに「共振」する感じで、社長の言葉を聞いていました。二社目の編集者に任せれば、間違いなくいい本ができると思います。でも、どちらがわくわくするかといえば、間違いなく熱い思いの社長のところです。あの熱い思いに任せると、どんな本になるんだろう、というわくわくするような期待。  間違いなくいい本を作ってくれるところよりも、どんな本にしてくれるんだろう、とわくわくしながら期待できるところの方が、自分の性に合っていると思いました。  プロデューサーは  「一晩考えますか?」 といってくれたのですが、  「いや、こういうことは時間をかけて検討するよりも、ぱっと思ったときの直感で決めた方がおもしろい結果を生むことが多いので、あの熱い社長にお願いします」 といいました。   明日プロデューサーから熱い社長に連絡を入れてもらい、正式に決まります。本のできあがりは、原稿のできあがりにもよるのですが、早ければ年明け、遅くても来年3月くらいにはできあがると思います。楽しみにしていてください。四六判220ページくらい、価格は1,500〜1,600円だそうです。 www.raichosha.co.jp            
  • お母さんにハワイ旅行をプレゼントします
     今日の売り上げの入金はぷりんさんがついてきてくれました。  入金処理を待っている間、いろいろお話ししました。 「通帳は自分で管理してますか?」 「いいえ、お母さんです」 「そうすると、おこづかいが必要になったときはお母さんに頼むんですか?」 「いいえ、自分で降ろします」 「小遣い帳はつけてますか?」 「はい、つけてます」 「貯金は貯まりましたか?」 「はい、少し貯まっています」 「貯金が貯まったら、何に使いますか?」 「お母さんにハワイ旅行をプレゼントします」 「え? お母さんにハワイ旅行をプレゼント? すごいじゃん!」   なんとなくお金を貯めるんじゃなくて、こういうはっきりした目標がある貯金の方がいいですね。  夢のままで終わってしまう大きな夢よりも、実現可能な小さな夢を追いかける方が、自分の支えになります。   ハワイ旅行なら今13万円くらいからあります。お母さんと二人分で26万円あれば行けます。26万円なら、少しがんばればたまります。  人生、こういう実現可能な小さな夢を追いかける方がいいですね。   ぷりんさんは25歳。私は25歳の時、貯金を全部はたいてアラスカのマッキンリーに登りました。マッキンリーの頂上に立つまでのわくわくするような日々は、今でも最高の日々だったと思っています。  人生、実現可能な夢を持って、夢が実現するまでのわくわくするような日々を過ごすのがいちばんです。    がんばれ!ぷりんさん
  • 心配していたことが現実になりました。
     選挙結果、心配していたことが現実になりました。    テレビ東京でジャーナリストの池上彰氏によるインタビューに答えた安倍総理は、なんと、選挙で一度も改憲を争点にして語らなかったにも関わらず、憲法を「前文から全てを含めて変えたい」 と"力をこめて語った”そうで、予想していたこととはいえ、怖い世界に具体的に踏み出した感じがします。    国民投票は、確実に行われると見ていいと思います。国民投票には、可決のための投票率の規定がありません。つまり、超のつく低投票率で、有権者の10%か20%しか票を投じなかったとしても、その中で過半数が賛成をすれば、改憲は実現してしまうのです。そして、一度決まってしまえば、覆すことはほとんど不可能です。つまり、後戻りできない、ということです。  今、イギリスが国民投票の結果に大混乱していますが、国民投票による日本の混乱はその比ではありません。日本のいわば屋台骨を根こそぎ変えるというのですから。    安倍政権が改憲発議をし、国民投票で緊急事態条項が成立(多分国民投票においても、緊急事態条項についてきちんとは説明しません。きちんと説明すれば、誰も賛成しないくらい危険なことがわかるからです)、そして緊急事態宣言が発令されてしまえば、もう、次の選挙はないかもしれません。少なくとも、民主制のもとでの自由普通選挙は行われない可能性があります。日本国憲法は停止され、基本的人権は文字通り停止されてしまい、内閣限りで政令が連発されて、国の形が変えられてしまうのです。  信じがたいことですが、これが今後現実に起こりうることです。  これが緊急事態条項です。緊急事態条項の恐ろしさについて、一体どれほどの国民が知っているでしょうか。(詳しく知りたい方は岩波ブックレットの『憲法に緊急事態条項は必要か』をぜひ読んでみて下さい。太郎次郎エディタス社の『あたらしい憲法草案のはなし』は緊急事態条項だけでなく、憲法草案全体についてとてもわかりやすく書かれています) 国民の多くがよく知らない状態のまま、安倍政権は災害を理由に「お試し改憲」とかいって緊急事態条項を提案してきます。    こんな恐ろしいことは、選挙の際、誰も予想していませんでした。なぜ憲法を変えるのか、憲法のどこを変えるのか、について選挙期間中、安倍政権はひとことも語らなかったからです。どうして堂々と論争しないのでしょうか?結局のところ、彼らの掲げる改憲の中身が、論争に絶える内容ではないからです。論争すればするほどぼろが出てきます。安保法案と同じです。で、結局、強行採決になります。  国民の大半が何も知らない、あるいは無関心のまま、この国は一部の政治家の利害関心だけにもとづいて改憲され、国民主権も平和主義も基本的人権もなにもかもを失うという、戦後70年でもっとも大きな変化と危機の時代へ、突入しようとしています。   ほんとうに怖いです。    政治というのは、国民の生活を豊かにするものだとずっと思ってきましたが、安倍政権がやっていることからは、そんなことは全く感じられません。  自民党の政調会長であり、「次期総理』とまでいわれている稲田朋美氏が 「国民の生活が大事なんて政治はですね、私は間違っていると思います」 などとびっくりするようなことをいっていますが、自民党中枢部の人たちの考えを代表するものでしょう。こんな人たちのやる政治で国民の生活はよくなるはずがありません。よくなるどころか 「自分の国を守るためには血を流す覚悟をしなければならないのです」 などというくらいですから、本気で戦争するつもりです。  この動画で描かれている世界は、リアルに思い当たることばかりです。noddin.jp    とにかく、おかしいと思ったことは勇気を出して声を上げましょう。そしてみんなで気がついていく。そのことを地道にやっていくしかありません。  今やマスコミが本当に信用できません。自分で信頼できるメディアを探さないと、何も見えなくなります。 IWJ(Independent Web Journal)は独立系の信頼できる情報源です。 iwj.co.jp 会員になると、毎朝、情報が流れてきます。スポンサーに頼らず、市民の会費とカンパだけで運営しています。だから自由に発信できるのです。ぜひ会員になって支えてあげて下さい。古賀さんのサイトも信頼できます。 twitter.com 古賀さんの有料メルマガもいいです。FB9条の会も信頼できる情報が流れてきます。『戦争のつくりかた』の動画もそこで見つけました。杉浦幹さん、水野スウさん、大山浩司さんたちのFacebookも信頼できます。この時代、自分で信頼できる情報源を探さないと、ほんとうにだまされます。    子ども達の未来がほんとうに心配です。子ども達のために私たちに何ができるか、真剣に考えないと、ほんとうにまずいと思います。     でも、希望はあります。 shiminrengo.com   「ママの会@神奈川」の「参院選をうけての声明」も見てください。    ほんとうに厳しい状況ですが、希望を持って前に進みましょう。希望を捨てたらアウトです。子ども達がいる限り、負けるわけにはいきません。                        
  • 本は、物語たちの中間報告
     先週ぷかぷかの本の企画をネット上にアップしたところ、三社が手を上げてくれましたので、今週編集者と打ち合わせをして、どこの出版社から出すか決める予定です。原稿がまだ全部できあがっていないので、本ができあがるのは早くて年末ぐらいかなと思っています。  目次はだいたいこんな感じです。   第1章 ぷかぷかを立ち上げるまで  ・障がいのある人たちに惚れ込んだ  ・一緒に生きていった方が得! ・一緒に何をする?何から始めればいい? ・申請書類に泣いた。法務局では言われていることの意味がさっぱりわからず。 ・横浜市空き店舗活性化事業にエントリー。プレゼンテーションに遅刻するも、なんと650万円ゲット ・設備費700万円、工事費1,200万円、の見積書にじわっと冷や汗。 ・それでも前へ   第2章 パン屋を始める      ・商売のことを何も知らずに始めたパン屋 ・国産小麦、天然酵母のパンは絶対売れると思ったのに、さっぱり。 ・お金が回らなくなり、ほんまどないしょ ・経営アドバイザーとの出会い。志はすばらしいが、経営は零点。 ・声がうるさいの、目障りだの、いろいろ苦情の電話が入り、半年くらいは針のむしろ   第3章 障がいのある人たちが、ありのままの自分でいられる場所 1.カフェの接客の話 ・接客マニュアルは気持ち悪くて、接客講習会は一日で中止。 ・惚れ込んだ彼らの魅力で勝負 ・なんと「ぷかぷかが好き!」というお客さんがあらわれた。 ・ぷかぷかウィルスに感染したお客さんもあらわれた。   2.見当違いの努力の話 ・社会に合わせることを求められ、そういう努力をしてきたが… ・彼らのそのままがお客さんを集める。 ・彼らを社会に合わせるのではなく、彼らに社会を合わせた方がお互い得   第4章 福祉事業所でも本物の仕事 1.仕事は利用者さんの人生を支える ・本物の仕事は利用者さんの「いい一日」を作る。いい一日の積み重ねが、  いい人生を作る。 ・ぷかぷかに来てから、「まっすぐ前を向いて生きています」 ・単純作業は障害のある人に向いているってほんと?   2.ビジネスで仕事 ・「障がいのある人の作ったものだから買ってあげる」という関係に寄りかからない。「おいしいから買う」という当たり前の関係を作る。 ・売り上げが伸びれば利用者さんのモチベーションが上がる。笑顔が増える。お客さんが癒やされる。 ・ビジネスは福祉事業所を変える。地域も変える。   第5章 ぷかぷかは地域の人にとっても大切な場所 ・「ぷかぷかが好き!」という人がどんどん増えた。 ・利用者さんだけでなく、地域の人にとっても大切な場所に ・地域社会を豊かに   第6章 たくさんのつながりを作る ・パン教室 ・運動会 ・絵のワークショップ ・ぷかぷかマルシェ ・オペラ開催 ・ぷかぷかしんぶん   第7章 新しい文化を創る ・地域の人たちと一緒に芝居を作り、一緒に大きなホールの舞台に立つ ・障がいのある人たちに「あなたが必要」「あなたにいて欲しい」といえる  関係。 ・障がいのある人たちと一緒に作る芝居は新しい文化 ・読売福祉文化賞受賞   第8章 区役所と前向きの新しい関係 ・区民まつり。ひょんなことからブースをデザイン ・そのブースのデザインが大好評 ・ブースに飾った利用者さんの描いた大きな絵地図が区役所のロビーに ・区役所の人権研修会の講師に利用者さん ・区長、副区長の名刺の裏に利用者さんが描いた似顔絵 ・行列ができる区役所でのパン販売    第9章 たくさんのぷかぷか物語 ・まーさんの物語 ・しんごっちの物語 ・涙が出るくらい辛い仕事 ・男気全快 ・麺棒が如意棒に ・笠地蔵が自分の家に来ると思い大晦日の夜に玄関にお米やミソを並べたお兄さんの話 ・マックを食べ過ぎると女の子になるかも知れない話 ・May I Help You? ・歯を磨きながらアルゴリズム体操 ・勘違いで撮った映画 ・あ、ごめん、勝ってしまったわ ・ぷかぷかは障害者差別と闘いません ・「支援する」だなんて気恥ずかしくて  ………      この本全体がぷかぷか物語です。いずれにしても、こうやって書き出してみると、6年間、ほんとうにたくさんの物語を作ってきました。ぷかぷかをやってきてよかったなとしみじみ思います。ぷかぷかをやってなかったら、これらの物語(社会の財産といっていいほどの物語)はゼロですから、あらためてぷかぷかがあることの意味の重さを思います。    物語はまだまだ続きます。というか、ぷかぷかが続く限り、新しい物語が次々に生まれてきます。8月からは新しいワークショップが始まります。10月の区民まつりではすでにブースのデザインを依頼されています。どんな物語が始まるのかすごく楽しみにしています。いや、日々の営みの中でも「今日はどんな物語に出会うかな」ってわくわくしながら毎日カメラを持って歩き回っています。  というわけで、この本は、その物語たちのとりあえずの中間報告といった方がいいかも知れません。   楽しみにしていて下さい。      
  • あらためてみておきたい動画
     今、あらためて見ておきたい動画です。2004年にできた動画ですが、今の社会の状況はこの動画の通りで、怖くなります。それでも私たちはここから私たちの未来を、子ども達の未来を作っていくしかありません。ほんとうに正念場です。 noddin.jp
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