ぷかぷか日記

タカサキ日記

  • 2016年 緑区民まつり
    10月16日(日)緑区民まつりが四季の森公園で開かれます。ぷかぷかは今年も区政推進課の地産地消のキャンペーンをおこなうブースとチラシのデザイン、試食品の製造、地場野菜が景品のじゃんけん大会などをおこないます。  ブースのデザインはこんなイメージです。屋根の上を野菜たちが楽しそうに行進しているイメージです。 屋根のベースになるのがこれです。段ボールを貼り合わせて作っています。これをテントの屋根の上に8枚並べ、その上を野菜たちの歩いてもらいます。 野菜たちはこんなふうにして作りました。    野菜たちはそのままでは立つことができないので、段ボールで補強材を作り、屋根の上に立つようにします。  当日はまずテントの屋根の上に、段ボールの屋根を8枚設置します。その屋根の上に補強材をつけた野菜を設置するのですが、テントの屋根の上での作業なので、のるわけにもいかず、かなりの工夫が必要です。設置の時間は朝の2時間。イメージ通りのブースができますかどうか、今年もハラハラドキドキの勝負になりそうです。    今年の地産地消キャンペーンの試食品は地場野菜をふんだんに使ったシュウマイです。野菜は玉ねぎ、ピーマン、人参、さつま芋、お肉は生活クラブで扱っている秋川牧園のはりま鶏を使います。  レシピ製作は十日市場の海陽飯店・鳥海さんです。これはもう、絶対に食べなきゃ損!です。試食品は300個限定です。午前と午後、2回に分けて配布の予定です。 www.kaiyou-family.com    じゃんけん大会はぷかぷかのメンバーさんとじゃんけんして勝ったら地場野菜がもらえるという、信じがたいくらいお得なじゃんけんです。
  • これからも賑やかに楽しくパン教室を続けたいです。
    今回焼いたパンはバターロール、肉まん、久しぶりにあんぱん、秋を意識してゴマかぼちゃパンの4種、さらに井元さん特製リンゴケーキ、キノコ入りスープ でした。   2年生の女の子、躊躇なくガンガン捏ねています。お話を聞いたら、お母様がお家で良く焼かれるとのこと。普段からちゃんと側で見ているのですね。   みんなが元気になる歌をお願い!のリクエストに、辻さんのテンションはマックス。 ゴマかぼちゃパン、こね上がり前に、黒ごまをタップリ生地に混ぜ込みます。   リンゴケーキ、バターと砂糖をしっかり混ぜます。 あんこも炊きます。今回は、パンレシピと一緒に「おひさまの台所直伝 粒あんの炊き方レシピ」もお渡ししました。 ゴマかぼちゃ用にかぼちゃを蒸します 肉まんの具を分けます   スープの野菜を切ります   ショウヘイさん。キノコを「スキ、キライ、スキ、キライ」と言いながらほぐしてくれました。最後は「…大スキ♡」で終わり、私と木下さんは思わず「きゃー‼︎」 www.youtube.com 井元さん特製リンゴケーキの生地をオーブンへ。   分割します。丸め方を渡辺さんがレクチャー   かぼちゃをたっぷり包みます ケーキが焼きあがりました。 待ち遠しい時間です 焼きあがりました   ひとつのテーブルにひしめき合って肉まんの成形 これにあんぱんが追加されて出来上がりです。作業がスムーズすぎて、あんこの炊きあがりが間に合わず、あんぱんは試食中に焼きあがりました。   手作りだからこそ、このビジュアル   焼きたてをはふはふ食べながら「あんぱん、おいしい」とコヤマさん   まるで父と子   コンノさん。大黒様にしか見えません   みんな素敵な笑顔で美味しくいただきました。   磯崎さんが「ぷかぷかのパンは皆さんで賑やかに楽しく焼いているから美味しいのですね」と嬉しい感想を下さいました。これからも賑やかに楽しくパン教室を続けたいです。   ★今回タカサキが風邪でダウンしたため、写真、記事、動画の提供は永瀬、木下でした。いつもと違う感じでよかったなと思います。いろんな人の目でパン教室を語って行けたら、と思っています。
  • 「ちゃんとしなくちゃ」なんてちっとも考えてなくて…
     私の性格的な問題なのか、「ちゃんとしなくちゃ」なんてちっとも考えてなくて、セノーさんと毎日だらだらと歩いています。その歩く姿を見た近所の知人がこんなことをメールに書いていました。   ●●●  ご縁あって、ぷかぷかカフェの真上に住み始めたころのことです。   窓をあけていると、ぷかぷかのみなさんの声がよく聞こえてきます。   ある日。洗濯物を干しながらふと下を見ると、信号待ちをしているセノーさんと高崎さんがいました。   高崎さんは、セノーさんと何か、お話しながら手のひらで、やさしくセノーさんの頬にふれて、セノーさんは嬉しそうに高崎さんに甘えるように寄り添って、そして、お二人で、手をつなぐようにして、にこにこしながら交差点をわたっておられました   高崎さんにとっては、とても日常のことだとおもいます  でも、私にとっては、とっても衝撃だったのです。   なんだかとっても尊くて美しいものをのぞいてしまったような   しばらく胸がどきどきしていたのを鮮明におぼえています。     以前、アルバイトしていた学校でも、実習させてもらった福祉施設でも   『社会に出たときに本人が困るから、手をつながない』とか、   『しっかり歩く』とか、   なんだか、日常が『訓練』みたいで嫌だったのです。   最初は、指導している先生方を心の中で批判していました   でも、セノーさんと高崎さんのなんともいえない、愛おしい空間をのぞいてしまったとき、ああ、わたしの中にも、 『ちゃんとしなくちゃ』 みたいな硬い部分があったのかなあと思ったのです。 ●●●   ただだらだら歩いていただけなのに、こんなことを思う人がいるんですね。目が赤いのなんのと、どうでもいいことをセノーさんとやり合いながら歩く姿が、見る人にとっては「とっても尊くて美しいものをのぞいてしまったような」ことだったなんて、だから世の中面白いですね。こうやっていろんな人がいて、いろんな感じ方で生きているから、そこから豊かなものが生まれてくるのだと、あらためて思いました。     こんな感じで目の検査をしながら歩いています。     
  • そうか、1歳半か、楽しむ時間が倍になるんだ
     4年間、療育センターに通って、発達診断の結果が2歳半と出て、ガッカリしました、というお母さんがいるんだけど、どういう言葉をかければいいかなぁ、とかずま君のお母さんに相談しました。  かずま君は以前紹介しましたが、陶芸教室をやったとき、部屋の中でうつぶせになり、「う〜ん」て力んでいました。 「トイレで力まずに、いつもこうやって部屋でうつぶせで力むんですよ。でもね、いつかトイレでウンチしてくれたら、お赤飯炊いてお祝いしようと思ってます。」 って、お母さんはおっしゃってました。  それから数日後、お母さんから  「でました!今日はお赤飯です!」 というメールが、うれしそうなかずま君の写真と一緒に届きました。  発達診断の話に戻します。  かずま君は3歳の時に発達診断を受け、1歳半と診断されたそうです。  「そうか、1歳半か、楽しむ時間が倍になるんだ」 と、思ったそうです。子どもがいちばんかわいいのは3歳くらいまで。今、1歳半なら、そのかわいい期間が倍になるというわけです。                                こうやって、思いっきり抱っこできる期間が倍になるというわけです。こんな幸せなことはない、と。  トイレでウンチするなんて、ふつうの子どもにとっては当たり前ですが、うちの子にとっては赤飯を炊くほどの出来事です。しかもみんなが喜んでくれます。かずま君がトイレでウンチしました、ってFacebookにアップしたら、ものすごいたくさんの人が「おめでとう!」っていってくれました。みんなでこんなふうに喜びが共有できるって、素敵なことじゃないですか…  発想をちょっと変えるだけで、障がいのある子どもがいることを、こんなにも自然にプラス評価に変えることができるんですね。人生が2倍楽しくなるなんて、こんないいことはありません。私自身、養護学校で障がいのある人たちと出会ったばっかりに、人生が2倍どころか、数倍楽しくなった気がしています。ぷかぷかがなんだか明るく楽しい雰囲気なのは、やはりそこを出発点にしているからだと思います。  かずま君は、かずま君のまわりの大人たちを、「ぷかぷかさん」たちはぷかぷかのまわりの地域社会を豊かにしています。そのことに私たちが気づくとき、障がいのある人たちも私たちも、もっともっと生きやすい社会になっていくのだと思います。
  • 「なんだ、そのままでいいじゃん!」という気づき
     先日、障がいのある子どものお母さんたちが見学に来ました。カフェで話をしていたのですが、ツジさんのおかあさんからのメールにあった「見当違いの努力」の話をしているとき、一人のお母さんが涙をぽろぽろとこぼしました。  「見当違いの努力」というのは、ツジさんのお母さんがパン教室に参加した方の感想を読んだことがきっかけで、ぷかぷかでのツジさんの働きぶりをなぞり返して出てきた言葉です。 《 …私に関していえば恥ずかしながら何十年もカツヒロのできないことをできるようにしよう、何とか社会に迷惑をかけないようにしよう、と見当違いの努力をしてきました。率直にいって、それが学校や作業所から求められてきたことだからです。…》  障がいのある人の家族は小さい頃から「できないことをできるようにしよう」「社会に迷惑をかけないようにしよう」の目標を掲げ、一生懸命がんばっています。何十年もがんばってきた目標が、ここへ来て「見当違いの努力」であったと気づいたというわけです。  「なんだ、そのままでいいじゃん!」という気づきです。無理に「できないことをできるようにしよう」「社会に迷惑をかけないようにしよう」と努力しなくても、「そのままで生きていけるじゃん!」という気づきです。  ぷかぷかはツジさんのおしゃべりをやめさせるのではなく、おしゃべりのまま働いてもらっています。おしゃべりを問題にするのではなく、むしろ商売の武器(?)にしています。  ツジさんはとにかくおしゃべりです。仕事中も、世界中の都市の名前、クラシックの作曲家の名前、紅白歌合戦に出た歌手の名前、車の名前、野球選手の名前など、途切れることがありません。先日ぷかぷかの旅行に行き、同じ部屋で寝たのですが、朝6時に目を覚まし、目を開けると同時にアンタナナリボ、リオデジャネイロ…と世界の都市の名前がずらずらっと出てきました。ツジさんにとってのおしゃべりは、呼吸とおんなじだと思いました。  外販先で、たまたま訓練会の先生がいて、外販中もずっとおしゃべりしていたツジさんに 「仕事中おしゃべりしちゃだめでしょ!」 と注意されたことがあります。(そばにいた私も!)  正しい指摘だったとは思うのですが、外販のパンの売上げはツジさんのおしゃべりが支えている割合がものすごく多いのです。外販でパンがよく売れるのは、まずパンのおいしさがあるのですが、それに加えて「ぷかぷかさん」たちの魅力があります。ふたことみこと他愛ない話をするだけですが、それでもパンと一緒に心あたたまるお土産がもらえます。そのため、区役所で販売するときなどはずらっと行列ができるのです。  「ぷかぷかさん」たちの魅力の中心に位置づけられるのが、ツジさんのおしゃべりです。いっけんうるさそうに聞こえるおしゃべりも、よ〜く聞くと、辻さんの博学ぶりがよく伝わってきて、すごく楽しいのです  「仕事中おしゃべりしちゃだめでしょ」は正しい指摘だとは思います。でも、ぷかぷかの外販はツジさんのおしゃべりが支えていることは誰もが認めることであり、どこへ行っても辻さんは大人気です。パン屋のぷかぷからしさを作り出しているのもツジさんのおしゃべりです。ぷかぷかにとって、ツジさんのおしゃべりは、ほかのどこにもない貴重な「宝」のような存在なのです。そしてその「宝」は、障がいのある人たちと社会との関係を根本からひっくり返すほどの問題提起をしているのです。  区役所にはたくさんの福祉事業所が販売に来ています。その中でぷかぷかはいちばんお客さんを集めていると区役所の方から聞きました。障害支援課の係長さんとそのことについて話をしたことがあります。  パンがおいしいことと並んで、利用者さんたちが楽しそうに働いている、ということが大きいのではないか、とその係長さんはおっしゃっていました。「ぷかぷかさん」たちは、みんな楽しそうにおしゃべりし、中にはお客さんと「やぁ!」と楽しそうにハイタッチする人もいます。この自由で楽しい雰囲気がお客さんを呼び込んでいるのではないか、というわけです。  「ぷかぷかさん」たちは、無理に社会に合わせず、ありのままの自分を出して働いています。だからこそ、日々笑顔で働くことができ、その笑顔がお客さんを呼び込みます。  そんな「ぷかぷかさん」たちの活躍のおかげで、ぷかぷかは彼らのありのままで商売ができることを教えてもらいました。無理して社会に合わせなくても、そのままでいいんだよ、ということです。  障がいのある子ども達は、あれがだめ、これが問題、ここが遅れている等々、だめなところばかり指摘され、大人になるまで様々な指導、訓練を受け、その子らしさをどんどんすり減らしていきます。社会の中で生きるには、社会に合わせなきゃだめだといわれながら…  でも、そのままでもいいとなれば、180度、話が違ってきます。気分的にものすごく楽になります。追い詰められていたものから解放されます。人生って、楽しい!って思えるようになります。   「なんだ、そのままでいいじゃん!」という気づきは、生き方を大きく変えます。障がいのある子どもをどう育てていくかで格闘(?)し、悩んでいるたくさんのお父さん、お母さんを、ひょっとしたらちょっとだけ救うかも知れません。障がいのある子どもを育てることが楽しくなります。そこから豊かなものが生まれるようになります。  話を聞きながら涙を流したお母さんも、障がいのあるお子さんを育てながら、ほんとうに苦しい思いをしていたのだろうと思いました。          
  • ぷかぷか秋のマルシェで「チェロと太鼓のコラボ」
     日本フィルハーモニーのチェロ奏者江原さんがダイちゃんの太鼓とコラボしたいとやってきました。近くの公園で蚊に刺されながらのコラボです。  八木節 www.youtube.com  上を向いて歩こう www.youtube.com  愉快な馬車屋(『セロ弾きのゴーシュ』でタヌキが登場するシーンで 出てくる架空の曲を江原さんが作曲したもの) www.youtube.com  すばらしいコラボで、10月22日(土)ぷかぷか秋のマルシェでお披露目できたらいいなと思い、都合を聞いてみました。その日はサントリーホールで2時から日本フィルハーモニーのコンサートがあると聞き、あ、こりゃ無理だと思いました。ところが、11時にコラボをスタートして三曲演奏して車で駅まで送ってくれれば間に合う、と江原さんが言い出し、じゃ、やりましょう!となりました。本当にいい方です。  11時からわんどの前でやります。これはもう、絶対に見なきゃ損!です。日本フィルハーモニーのチェロの演奏をぜひ聴きに来てください。もちろん無料です。  この演奏のあと、「秋コレ・ぷかぷかファッションショー&ハロウィン仮装パレード」がスタートします。こちらはまだ参加者大募集中です。 pukapuka-pan.hatenablog.com      
  • 感受性は大事なのですが…
    爆笑問題の太田が相模原障害者殺傷事件の容疑者の言う「意思疎通できぬ人刺した」に反論しています。 numbers2007.blog123.fc2.com   容疑者が津久井やまゆり園で働いているときに障がいのある人たちといい出会いをしていれば、今回の事件はなかったと思います。そしてそれが彼自身の感受性の問題だけだったのかどうか。    私に障がいのある人たちの魅力を最初に教えてくれたのは、言葉をしゃべらず、いつもゲハハ、ガハハと豪快に笑う子どもでした。そんな子ども達を街に連れ出したとき、街の子ども達がとてもいいおつきあいをしてくれました。子ども達はみんな感受性が優れていたのでしょうか? pukapuka-pan.hatenablog.com  やっぱりね、感受性と合わせて、子ども達みんなの雰囲気だった気がします。子ども達みんなでけんちゃんにかかわろうとしたこと、そのことがとても大事だった気がします。それがこんなにすばらしい出会いを生み出したのだと思います。  容疑者がこんな出会いをしていたら、と思います。         
  • 語るに値する一日を創り出す
     『相模原障害者殺傷事件を超えるために』というタイトルの日記 pukapuka-pan.hatenablog.com   に、ある報道関係者から  《 「問い直すのをやめたとき、黙ってしまったとき、社会は後戻りし、またあの忌まわしい事件が起こるような気がする」という言葉に心から共感します。私たちも、記事の大小に関わらず伝え続けなければと思います。 》 というメールが来ました。そうやって受け止めてくれる人がいたことを、とてもうれしく思いました。  相模原障害者殺傷事件はとても重い事件で、そのことについて何か語ることは、ものすごく勇気のいることであり、とても気の重いことです。  でも、犠牲になった方の苦しみを思うと、私たちが感じる「気が重い」とか「勇気がいる」なんてことは、語るも恥ずかしいくらいです。ですから、どんなに気が重くとも、どんなに勇気がいることであっても、この事件について語り続けようと思うのです。  事件直後、様々な団体が声明を出しました。でも、大概は一回きりです。一回きりの声明では事件を生み出した社会は変わりません。「あなたたちを守ります」といった声明がありましたが、社会というものを相手にしたとき、そんな言葉では守り切れません。  ではどうすればいいのか。日々《それはちがう》《障害者は生きている意味がある》ということを言い続けていく、事実を作り続けていくことだと思います。自分のまわりの地域社会を、ほんの少しでいい、変えていくことだと思います。   むつかしい話ではなく、《今日、カナちゃんとこんな楽しいことやったよ》とか《けんちゃんとこんな一日を過ごしてとてもよかったよ》といった障がいのある人たちと過ごすかけがえのない日々の出来事を語っていくことです。   《障がいのある人たちと過ごすかけがえのない日々の出来事》を語ることは、そのまま《障がいのある人たちは生きている意味がある》ことを語ることになります。  彼らと一緒に過ごすいい一日、語るに値する一日を創り出すこと。それが今私たちに求められているように思います。    ぷかぷかでは帰りの会でみなさんに「いい一日でしたか?」という質問をします。いい一日を創ることが、いい人生をおくる出発点だと考えるからです。私も「彼らといい一日を過ごしましたか?」と毎日自分に問うていきたいと思っています。彼らと一緒にいい人生をおくる出発点になるからです。《障がいのある人たちは生きている意味がある》のは、まさにこの、彼らと一緒におくる人生があるからです。
  • 女の蜘蛛に糸を投げたのかも
       木曜日の朝、庭の隅に新しく貼った蜘蛛の巣を見つけました。巣の真ん中でじっとしている蜘蛛を見ながらいろいろ思うところがあって「ぷかぷかしんぶん」の冒頭の原稿を書きました。     朝、庭の隅に蜘蛛が巣を張っていました。蜘蛛は巣の真ん中でじぃっと何かを待っています。宮澤賢治の『洞熊学校を卒業した三人』に登場する赤い手の長い蜘蛛は下を通りかかった女の蜘蛛に糸を投げ、その糸を登ってきた女の蜘蛛と夫婦になります。子どもがたくさんでき、蜘蛛の巣は大変にぎやかになりました。  朝、庭で見つけた蜘蛛も下を通りかかる女の蜘蛛をじぃっと待っているのかも…。そう思うと、小さな蜘蛛が無性にいとおしくなりました。    で、金曜日の朝、蜘蛛にあいさつに行きました。なんと女の蜘蛛がそばにいるではありませんか。    上にいるのが女の蜘蛛です。  木曜から金曜日にかけて、下を通りかかった女の蜘蛛に糸を投げ、女の蜘蛛はその糸を伝って登ってきたのだろうと思いました。小さな蜘蛛のくせになかなかやるなぁ、と感心しました。子どもができたら蜘蛛の巣がにぎやかになるだろうなと、ちょっと楽しみにしていました。    で、今日、土曜日の朝、どうしてるかな、と蜘蛛の巣を見に行って撮った写真がこれです。    女の蜘蛛がいなくなっていました。わずか一日で別れてしまったのでしょうか。ケンカをしたのかどうかわかりませんが、蜘蛛の世界にもそういうことがあるのか、と妙に安心(?)したりしました。             
  • 《秋コレ・ぷかぷかファッションショー&ハロウィン仮装パレード》参加者募集!
     10月22日(土)ぷかぷか秋のマルシェのオープニングで 《秋コレ・ぷかぷかファッションショー&ハロウィン仮装パレード》 をやります。先日のワークショップで作ったこんなすてきなお姉さんを先頭に、みんなで練り歩きます。  地域の方たちも一緒にパレードしましょう。この素敵なお姉さんたちに負けないファッションをしてもいいし、ハロウィンの仮装をしてもかまいません。  この日のために作った特製の緋毛氈の上をしずしずとパレードします。アート屋わんどの前からカフェまでパレードします。カフェに着いて 「トリック・オア・トリート!」 というと、パッケージしたかわいいクッキーがもらえます。 写真投稿キャンペーンもやります。これはパレードの写真を撮って、自分のFacebookやツイッターに投稿してもらいます。投稿した、と写真を見せてもらえば、写真のクッキーを差し上げます。写真をぷかぷかにも送ってください。写真コンテストをやりましょう。  パレード参加申込はパン屋、カフェ、おひさまの台所で受け付けています。事務所でも電話受付します。453−8511 メールでもかまいません。pukapuka@ked.biglobe.ne.jp  
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