彼らと共に過ごす時間は今や自分にとってなくてはならぬ貴重な時間
昨年の「ラジオ深夜便」で私の話を聞いて愛知県からわざわざぷかぷかを訪ねてきた方がいました。どうして障がいのある人たちといっしょに生きていった方がいいのか、どうしてもわからなくて、そのことを確かめに来たようでした。それがきっかけで演劇ワークショップに毎月参加。最後は舞台に一緒に立ちました。その方からメールが来ました。 ●●● 私事ですが現在農業の勉強をしながら、障がいのある子供たちの放課後デイサービスの事業所でバイトしています。6才から18才までの様々な個性を持った子供達と接しながらぷかぷかで過ごした時間を思い出しつつ、充実した時間を過ごしています。 高崎さんが常々仰っている障がいのある人達といっしょに過ごした方が楽しいということを、もっと頭だけでなく身体を通して理解したい、と思ってこの仕事をすることにしました。 子供によっては自傷行為や他害行為をしてしまう子もいます。どう接したら良いか迷う事もあります。それでもやはり彼らは魅力的な存在です。常識やルールにとらわれない、剥き出しの人間としての魅力があるように思います。彼らといっしょにいることで自分自身、とてつもなく大事なことを教わっているような気がするのです。 彼らを前にする時、肩書きも建前も意味をなしません。「素」の自分自身が問われているように思うのです。彼らと共に過ごす時間は今や自分にとってなくてはならぬ貴重な時間となっています。 今更ながらそのきっかけとなったぷかぷかと出会えた事に感謝しています。 ●●● ラジオ深夜便では「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい」という話をしました。障がいのある人たちとはおつきあいしたこともなく、私のいうことがよくわからなかったそうです。どうして障がいのある人たちといっしょに生きていった方がいいのか、その理由を確かめにぷかぷかまで来た方です。それがきっかけで半年間、ぷかぷかさんと一緒にワークショップをやり、発表会の舞台にいっしょに立ちました。そして今回のメールです。ぷかぷかの種がその人の中でしっかり芽を出したようです。人はこんなふうにして変わっていくんですね。